JP2002001452A - 傾斜穴穿設装置 - Google Patents

傾斜穴穿設装置

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JP2002001452A
JP2002001452A JP2000189509A JP2000189509A JP2002001452A JP 2002001452 A JP2002001452 A JP 2002001452A JP 2000189509 A JP2000189509 A JP 2000189509A JP 2000189509 A JP2000189509 A JP 2000189509A JP 2002001452 A JP2002001452 A JP 2002001452A
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Hiroaki Hirata
浩昭 平田
Sadanori Takahashi
貞範 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイの打抜き穴とパンチとのクリアランス量
を定量的に把握することにより、型合せ時の調整作業を
容易する。 【解決手段】 ダイ14にはパンチ21に向けて開口す
る検出エア通路22を打抜き穴15に開口して設け、こ
の検出エア通路22には供給する空気の圧力によってク
リアランス量を検出する空気マイクロメータ23を接続
する構成としている。従って、空気マイクロメータ23
は、その表示部23Aにクリアランス量を目盛表示する
ことができるから、ダイ14とパンチ21とのクリアラ
ンス量を定量的に把握することができ、ダイ14、パン
チ21等の組付け作業から、生産を開始するまでの時
間、作業工数を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば燃料噴射弁
のノズルプレートに形成された噴射孔等の傾斜穴を穿設
するのに用いて好適な傾斜穴穿設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、板材に穴を穿設するには、打抜
き穴を有するダイと、該ダイの打抜き穴に挿通、離脱す
るパンチとからなる穿設装置を用いている。また、前記
ダイは例えばプレス機の下型に取付けられ、パンチはプ
レス機の上型に取付けられる。そして、穿設装置は、ダ
イとパンチとの間に板材を配置し、上型を昇降させるこ
とにより、ダイとパンチによって板材に穴を穿設する。
【0003】一方、板材に穿設された穴には、その使用
条件に応じて種々の穴があり、例えば、エンジンの燃料
噴射弁に用いられるノズルプレートには、燃料の噴霧パ
ターンを良好にするために、燃料を噴射する穴を傾けて
形成している。
【0004】そこで、板材に傾斜穴を穿設する傾斜穴穿
設装置としては、例えば特開平8−10870号公報等
によって知られている。この従来技術による傾斜穴穿設
装置は、穿設対象となる板材が配置される面に打抜き穴
が所定の傾き角度をもって形成されたダイと、該ダイの
打抜き穴と同じ傾き角度をもって設けられ、打抜き穴に
挿通、離脱するパンチとを備えている。そして、傾斜穴
穿設装置は、ダイの打抜き穴よりもパンチが僅かに小径
に形成され、該打抜き穴とパンチとの間には所定のクリ
アランス量が設けられている。
【0005】従来技術による傾斜穴穿設装置は、ダイと
パンチとを微妙に移動することにより、両者間のクリア
ランス量を調整している。そして、ダイ上に板材を配置
し、この状態でパンチをダイの打抜き穴に向けて移動
し、該打抜き穴に挿入することにより、板材に傾斜穴を
穿設することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による傾斜穴穿設装置は、型合せ時のクリアラン
スの調整作業が難しく、その調整作業に時間を要してい
る。特に、燃料噴射弁の燃料噴射穴の穴径は非常に小さ
く、そのクリアランス量は数μmとなる。しかし、クリ
アランス量を定量的に把握するのは難しく、作業者の熟
練と感覚を頼りに調整作業を行なっているのが実状であ
る。
【0007】このため、ダイ、パンチを組付ける場合に
は、板材に所望の傾斜穴が穿設されるまでに、多くの不
良品が作られることになり、生産の立ち上がりに時間を
要するという問題がある。
【0008】本発明は、上述した従来技術による問題に
鑑みなされたもので、本発明の目的は、ダイの打抜き穴
とパンチとのクリアランス量を定量的に把握することに
より、型合せ時の調整作業を容易に行なうことができる
ようにした傾斜穴穿設装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する傾斜穴穿設装置は、
穿設対象となる板材が配置される面に打抜き穴が所定の
傾き角度をもって形成されたダイと、該ダイの打抜き穴
と同じ傾き角度をもって設けられ、打抜き穴に挿通、離
脱することにより前記板材に傾斜穴を穿設するパンチ
と、該パンチに向けて検出エアを供給し、前記ダイの打
抜き穴とパンチとの間のクリアランス量を測定する空気
マイクロメータとによって構成してなる。
【0010】このように構成したことにより、ダイの打
抜き穴にパンチを挿入し、空気マイクロメータから検出
エアをパンチに向け供給すると、該空気マイクロメータ
は、ダイの打抜き穴とパンチとの間のクリアランス量を
検出し、数値として表示する。これにより、作業者は、
この表示を基にクリアランス量を調整することができ
る。
【0011】そして、クリアランス量を調整したダイと
パンチを用い、該ダイ上に板材を配置し、ダイの打抜き
穴にパンチを挿入することにより、板材に所望の傾斜穴
を穿設することができる。
【0012】請求項2の発明によると、ダイには、打抜
き穴にほぼ直交するように該打抜き穴の内面に開口し、
空気マイクロメータに接続された検出エア通路を設けた
ことにある。これにより、検出エア通路を利用してダイ
の外部から空気マイクロメータを接続することができ
る。
【0013】請求項3の発明によると、検出エア通路
は、パンチが打抜き穴に最も深く挿入された下死点位置
で、該パンチの先端側外周面に対面する位置に開口した
ことにある。
【0014】このように構成したことにより、空気マイ
クロメータは、パンチが下死点まで達したときにのみク
リアランス量を検出するから、例えばパンチが損傷して
下死点まで達しなかったことを容易に知ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
傾斜穴穿設装置を燃料噴射弁のノズルプレートに噴射孔
を穿設するのに用いた場合を例に挙げ、図1ないし図6
に従って説明する。
【0016】まず、傾斜穴穿設装置の説明を行なうに際
して、板材および傾斜穴を備えた燃料噴射弁の構造につ
いて図1および図2を用いて説明する。
【0017】1は燃料噴射弁で、該燃料噴射弁1は、コ
ネクタ2、フィルタ3を有し、先端側にはバルブボディ
4が設けられている。そして、バルブボディ4内には燃
料を供給、停止するニードル弁5が設けられ、先端部に
はノズルプレート6が固着されている。ここで、ノズル
プレート6の中央部には、図2に示す如く、4個の噴射
孔6A,6A,…が穿設されている。そして、噴射孔6
Aは、帯状に形成された長尺な板材7(図3中に図示)
に所定の傾き角度θだけ傾斜するように穿設され、ノズ
ルプレート6は、この板材7を各噴射孔6Aの周囲で円
形状に打抜くことにより形成されている。
【0018】次に、ノズルプレート6(板材7)に噴射
孔6Aを穿設する傾斜穴穿設装置を図3ないし図5に従
って説明する。
【0019】11は傾斜穴穿設装置で、該傾斜穴穿設装
置11は、後述するダイ14、パンチ21、検出エア通
路22、空気マイクロメータ23等によって構成されて
いる。
【0020】12は傾斜穴穿設装置11が取付けられる
プレス機の下型、13は該下型12の上方に配設された
上型で、該上型13は下型12に対して上下方向に移動
可能に設けられている。
【0021】14は下型12上にボルト(図示せず)を
介して位置調整可能に固定されたダイで、該ダイ14に
は、中央左側寄りに位置して円形状の打抜き穴15が形
成されている。ここで、打抜き穴15は、その軸線O1
−O1 が板材7が配置されるダイ14の上面14Aに対
し、ノズルプレート6の噴射孔6Aと同様の傾き角度θ
で傾斜している。また、打抜き穴15の下側は、板材7
を打抜いたときの打抜きかすが落ちるかす落し部15A
となっている。
【0022】16,16は上端側が上型13に固着さ
れ、下端側が下向きに伸長した複数本のガイドロッド
(2本のみ図示)、17は上型13に該各ガイドロッド
16を介して上下方向に移動可能に垂下された板押えブ
ロックを示し、該板押えブロック17には、打抜きロッ
ド20をガイドする段付状のガイド穴18が形成され、
該ガイド穴18は、打抜き穴15と同様に傾き角度度θ
をもって傾斜すると共に、図4、図5に示すように、板
押えブロック17が板材7に当接した状態で、その軸線
O2 −O2 が打抜き穴15の軸線O1 −O1 と同軸とな
るように配置されている。また、各ガイドロッド16の
外周にはコイルばね19が設けられ、該各コイルばね1
9は、板押えブロック17を下向きに付勢している。
【0023】20は上型13と板押えブロック17とに
亘って設けられた打抜きロッドで、該打抜きロッド20
の基端側は、ブラケット20Aを介して上型13内に設
けられたカム機構(図示せず)に接続され、先端側はガ
イド穴18内に摺動可能に挿嵌されている。また、打抜
きロッド20の先端部には後述のパンチ21が取付けら
れている。
【0024】ここで、前記カム機構は、板押えブロック
17が上型13に接近、離間すると、ガイド穴18に沿
って打抜きロッド20が斜めに移動するから、該打抜き
ロッド20の基端側と上型13とを接続しつつ、上型1
3に対して打抜きロッド20が左右方向に移動するのを
許すための機構である。
【0025】21は打抜きロッド20の先端部には取付
けられたパンチ21で、該パンチ21は、ダイ14の打
抜き穴15に対応して円柱状に形成されている。ここ
で、パンチ21は、その外径寸法が打抜き穴15の内径
寸法よりも僅かに小さく、例えば半径で数μmだけ小さ
く設定されている。そして、パンチ21は、ダイ14の
打抜き穴15に挿通、離脱することにより、板材7に噴
射孔6Aを穿設するものである。
【0026】22はダイ14に設けられた検出エア通路
で、該検出エア通路22は、一端側が後述する空気マイ
クロメータ23のエア管路24に接続され、他端側が打
抜き穴15(軸線O1 −O1 )にほぼ直交するように該
打抜き穴15の内面に開口している。また、検出エア通
路22は、パンチ21が打抜き穴15に最も深く挿入さ
れた下死点位置(図5に示す位置)で、パンチ21の先
端側外周面に対面する位置に開口している。
【0027】23は検出エア通路22の一端側にエア管
路24を介して接続された空気マイクロメータで、該空
気マイクロメータ23は、エア管路24、検出エア通路
22を介して被測定物となるパンチ21に向け検出エア
を供給することにより、パンチ21の外周面と打抜き穴
15の内周面との隙間、即ちクリアランス量によって変
化する検出エアの流出量を圧力(背圧)として測定し、
測定した圧力をクリアランス量として表示部23Aに目
盛表示するものである。
【0028】本実施の形態による傾斜穴穿設装置11は
上述の如き構成を有するもので、次に、傾斜穴穿設装置
11の型合せ作業について図6に示す動作説明図を用い
て説明する。
【0029】まず、作業者は、パンチ21に対しダイ1
4の位置を調整し、パンチ21が打抜き穴15に挿通す
るようにする。次に、ダイ14の上面14Aに板材7を
配置し、上型13を上昇させ、パンチ21を最も上方に
位置する上死点位置(図3に示す位置)に配置する(ス
テップ1)。
【0030】次に、上型13を下降させると、図4に示
すように、板押えブロック17が板材7に当接し、該板
材7を押える。続いて、パンチ21がガイド穴18に沿
って下向きに移動し、板材7に接触して噴射孔6Aの打
抜きを開始する(ステップ2)。そして、パンチ21が
板材7を貫通すると打抜きが終了するが(ステップ
3)、パンチ21は、打抜きかすをかす落し部15Aに
排出するために、さらに下向きに移動する。
【0031】ここで、空気マイクロメータ23は、パン
チ21が板材7を貫通したら検出エア通路22から検出
エアを供給する(ステップ4)。これにより、空気マイ
クロメータ23は、パンチ21と打抜き穴15(ダイ1
4)との間のクリアランス量を検出し(ステップ5)、
その数値を表示部23Aに表示する(第1の検出項
目)。
【0032】また、パンチ21は、その先端部がかす落
し部15Aに達し、この位置が下死点位置(図5に示す
位置)となる(ステップ6)。このときには、クリアラ
ンス量の検出の有無により、パンチ21が検出エア通路
22の開口に達してから下死点位置に達するまでの時間
を測定しており、この検出時間の長さでパンチ21の下
死点位置を検出する(ステップ7、第2の検出項目)。
なお、検出エア通路22は、パンチ21の下死点位置近
傍でクリアランス量を検出するように配設されているか
ら、空気マイクロメータ23がクリアランス量を検出し
たか、否かの判断からも、パンチ21が下死点位置に達
したか、否かを知ることができる。
【0033】そして、下死点位置に達したパンチ21
は、上型13の上昇によって、上死点位置まで戻される
(ステップ8)。
【0034】次に、作業者は、空気マイクロメータ23
の検出結果に基づいて、第1の検出項目と第2の検出項
目の値がそれぞれ適正の範囲にあるか、否かを判定する
(ステップ9)。この判定で、両方の検出項目、即ち、
クリアランス量とパンチ21が下死点位置の両方の値が
適正の範囲から外れている場合には、パンチ21が破損
したと判断されるから、ダイ14、パンチ21等を取外
し、これらを全て分解しオーバホールする(ステップ1
0)。
【0035】一方、ステップ9の判定で、第1の検出項
目と第2の検出項目のうち、いずれか一方が不良である
と判定されたときには、続いて、第1の検出項目、即ち
クリアランス量が適正な範囲内である、否かを判定する
(ステップ11)。次に、クリアランス量が適正な範囲
内である場合には、パンチ21が破損していないか目視
等によって確認する(ステップ12)。そして、パンチ
21が破損していると判定された場合には(ステップ1
3)、ステップ10に移ってオーバホールを行なう。
【0036】また、ステップ13で、パンチ21が破損
していないことが確認されたら、パンチ21の下死点位
置がずれているだけであるから、クリアランス量の測定
時間からパンチ21の下死点位置の調整寸法を算出し、
この算出結果に基づいてパンチ21の下死点位置を調整
する(ステップ14)。そして、パンチ21の下死点位
置の調整が完了したら、正常になったのであるから、プ
レス機を再度稼動し、打抜き動作を行なう。
【0037】一方、ステップ11の判定で、第1の検出
項目の値が適正な範囲から外れていると判定された場合
には、空気マイクロメータ23の表示部23Aに目盛表
示された数値から、ダイ14の移動方向と移動寸法を算
出し、この算出結果に基づいてパンチ21とダイ14の
位置を調整する(ステップ15)。そして、ダイ14の
位置調整が完了したら、正常になったのであるから、プ
レス機を再度稼動し、打抜き動作を行なう。
【0038】さらに、前述したステップ9の判定で、第
1の検出項目と第2の検出項目との両方が良好であると
判定された場合、板材7には、所望の噴射孔6Aが穿設
されたことになるから、型合せ作業が終了する。
【0039】これにより、傾斜穴穿設装置11は、板材
7の位置を順次ずらしつつ、ダイ14とパンチ15とに
よって、板材7に良好な形状となった噴射孔6Aを穿設
することができる。
【0040】以上のように、本実施の形態によれば、ダ
イ14の打抜き穴15とパンチ21との間のクリアラン
ス量を空気マイクロメータ23によって検出し、この空
気マイクロメータ23の表示部23Aにクリアランス量
を目盛表示する構成としているから、ダイ14とパンチ
21とのクリアランス量を定量的に把握することができ
る。これにより、作業者が熟練者でない場合でも、ダイ
14の位置調整を少ない作業回数で正確に行なうことが
でき、燃料の噴霧パターンが良好な所望の噴射孔6Aを
形成することができる。この結果、ダイ14、パンチ2
1等の組付け作業から、生産を開始するまでの時間、作
業工数を削減することができ、生産性を向上することが
できる。また、ダイ14とパンチ21を組付ける度に、
所望の噴射孔6Aを再現することができる。
【0041】また、空気マイクロメータ23は、空気に
よってクリアランス量を検出しているから、接触式の検
出装置のようにパンチ21を傷付けたり、光電式の検出
装置のように油等に影響されることなく、安定してクリ
アランス量を検出することができる。
【0042】また、ダイ14の打抜き穴15に空気を供
給しているから、この空気によって打抜きかすをかす落
し部15Aに落すことができ、かすの詰まりによるパン
チ21の損傷を防止して、信頼性を向上することができ
る。
【0043】一方、ダイ14には、打抜き穴15に開口
する検出エア通路22を設けているから、この検出エア
通路22を利用してダイ14の外部から空気マイクロメ
ータ23のエア管路24を容易に接続することができ
る。
【0044】さらに、検出エア通路22は、パンチ21
の下死点位置近傍に開口させているから、空気マイクロ
メータ23がクリアランス量を検出したか、否かを容易
に判断することができ、パンチ21が下死点位置に達し
ていないこと明確に知ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、穿設対象となる板材が配置される面に打抜き穴が
所定の傾き角度をもって形成されたダイと、該ダイの打
抜き穴と同じ傾き角度をもって設けられ、打抜き穴に挿
通、離脱することにより前記板材に傾斜穴を穿設するパ
ンチと、該パンチに向けて検出エアを供給し、前記ダイ
の打抜き穴とパンチとの間のクリアランス量を測定する
空気マイクロメータとによって構成している。従って、
ダイの打抜き穴にパンチを挿入し、空気マイクロメータ
から検出エアをパンチに向け供給することにより、該空
気マイクロメータは、ダイの打抜き穴とパンチとの間の
クリアランス量を検出し、数値として表示することがで
きる。
【0046】この結果、作業者は、この表示を基にクリ
アランス量を調整することができるから、ダイ、パンチ
等の組付け作業から、生産を開始するまでの時間、作業
工数を削減することができ、生産性を向上することがで
きる。また、ダイとパンチを組付ける度に、所望の傾斜
穴を再現することができる。
【0047】請求項2の発明によれば、ダイには、打抜
き穴にほぼ直交するように該打抜き穴の内面に開口し、
空気マイクロメータに接続された検出エア通路を設けて
いるので、検出エア通路を利用してダイの外部から空気
マイクロメータを接続することができる。
【0048】請求項3の発明によれば、検出エア通路
は、パンチが打抜き穴に最も深く挿入された下死点位置
で、該パンチの先端側外周面に対面する位置に開口して
いるので、空気マイクロメータは、パンチが下死点まで
達したときにのみクリアランス量を検出することができ
る。これにより、作業者は、例えばパンチが損傷して下
死点まで達しなかったことを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による傾斜穴穿設装置の穿
設対象となるノズルプレートを備えた燃料噴射弁を示す
一部破断の外観図である。
【図2】図1中のノズルプレートの要部を拡大して示す
要部拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態による傾斜穴穿設装置を示
す縦断面図である。
【図4】板押えブロックを板材に当接させた状態の傾斜
穴穿設装置を示す要部拡大断面図である。
【図5】パンチを下死点位置まで移動し板材に噴射孔を
穿設した状態の傾斜穴穿設装置を示す要部拡大断面図で
ある。
【図6】型合せ作業の手順を示す動作説明図である。
【符号の説明】
6 ノズルプレート 6A 噴射孔(傾斜穴) 7 板材 11 傾斜穴穿設装置 14 ダイ 15 打抜き穴 21 パンチ 22 検出エア通路 23 空気マイクロメータ 23A 表示部
フロントページの続き Fターム(参考) 2F066 AA25 CC07 CC31 DD11 DD13 FF09 HH02 HH13 JJ11 KK03 LL07 4E048 LA01 LA10 LA16 LA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穿設対象となる板材が配置される面に打
    抜き穴が所定の傾き角度をもって形成されたダイと、該
    ダイの打抜き穴と同じ傾き角度をもって設けられ、打抜
    き穴に挿通、離脱することにより前記板材に傾斜穴を穿
    設するパンチと、該パンチに向けて検出エアを供給し、
    前記ダイの打抜き穴とパンチとの間のクリアランス量を
    測定する空気マイクロメータとによって構成してなる傾
    斜穴穿設装置。
  2. 【請求項2】 前記ダイには、前記打抜き穴にほぼ直交
    するように該打抜き穴の内面に開口し、前記空気マイク
    ロメータに接続された検出エア通路を設けてなる請求項
    1に記載の傾斜穴穿設装置。
  3. 【請求項3】 前記検出エア通路は、前記パンチが打抜
    き穴に最も深く挿入された下死点位置で、該パンチの先
    端側外周面に対面する位置に開口してなる請求項2に記
    載の傾斜穴穿設装置。
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