JPH0557227U - 雨避け簡易建物 - Google Patents

雨避け簡易建物

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JPH0557227U
JPH0557227U JP11290491U JP11290491U JPH0557227U JP H0557227 U JPH0557227 U JP H0557227U JP 11290491 U JP11290491 U JP 11290491U JP 11290491 U JP11290491 U JP 11290491U JP H0557227 U JPH0557227 U JP H0557227U
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JP
Japan
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gutter
roof
opening
vertical gutter
pillar
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Pending
Application number
JP11290491U
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English (en)
Inventor
武 辻
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐輪場やバス停、或いは雨避け通路として使
用される簡易建物を提供する。 【構成】 適宜間隔を存して立設した支柱体1は上下支
柱部1a、1bを連結することにより形成されてあり、これ
らの支柱体1から前方に向けて延設した梁部材3上に桁
部材6を介して多数の帯板状パネル9を互いに係合させ
た状態で並設することにより屋根10が形成され、さら
に、この屋根10の後端に沿って樋部材11を配設すると共
に、該樋部材11に上端を連結、連通させた竪樋15の背面
部を適宜幅開口16させ、この開口部16を通じて竪樋15を
前記支柱体1に釘着した構造を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は駐輪場やバス停、或いは雨避け通路等として使用に適した雨避け簡易 建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の簡易建物の構造としては、地上に所定間隔を存して長尺の 支柱を立設すると共にこれらの支柱の上端から前方に向かって梁材を延設し、該 梁材間に屋根部材を架設して屋根を形成する一方、この屋根の後端に沿って樋部 材を配設すると共に上端を該樋部材に連結、連通させた竪樋を支柱に沿って垂設 してなるものが広く知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造では、支柱が長尺で且つその重量も大きいため に運搬や施工時における取扱性に困難をきたし、又、この支柱に沿って垂設され る竪樋は断面円形の管体によって形成されているために、詰まり等が生じた時に 修復に著しい手間を要するものである。
【0004】 さらに、該支柱に対する取付けは、帯金具を竪樋の適所に被嵌してその両端部 を支柱に固定させた構造としているために、帯金具が外部に露出して美観を損す る上に、悪戯などによって取り外される場合が生じてあらたな帯金具により補修 が必要となる等の問題点がある。本考案はこのような問題点を全面的に解消し得 る雨避け簡易建物の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の雨避け簡易建物は、上下支柱部を連結具 により一体化してなる支柱体を所定間隔毎に立設すると共に各支柱体の上端に前 方に向けて梁部材を連結、延設し、両端間の梁部材上に、上端に屋根パネル取付 用凹部と凸部とを連続形成してなる複数本の桁部材を架設状態に並列、固着し、 前後方向に対向する桁部材の凹部と凸部とに該凹部及び凸部に嵌合可能な断面形 状に形成された帯板状パネルを順次嵌着して屋根を形成し、この屋根の後端に樋 部材を配設すると共に前記支柱体に沿って背面側に適宜幅の開口部を有する竪樋 を垂設し、この竪樋の上端を前記樋部材に連結、連通させると共に該竪樋の前記 開口部を通じて該竪樋を支柱体に釘着、固定してなる構造を有している。
【0006】
【作用】
支柱体は上下支柱部を連結具によって一体化してなるものであるから、施工前 には2分割された状態であるので取扱性がよく、連結することにより簡単に1本 の支柱体とすることができる。さらに、支柱体の上端から前方に延設している梁 部材間に架設した複数本の並列桁部材にはその長さ方向に連続した屋根パネル取 付用凹部と凸部とを形成しているので、前後方向に対向するこれらの凹部間およ び凸部間に帯板状パネルを順次、挿嵌することによって美麗な屋根が能率的に構 成し得る。
【0007】 又、上端を屋根の後端に沿って配設した樋部材に連結、連通させている竪樋は その背面側に適宜幅の開口部を設けているので、該開口部を通じて竪樋を支柱体 に簡単且つ強固に釘着でき、その釘着による取付部は竪樋内であるから、外部に 露出することがなく、体裁がよい。その上、樋が詰まった場合にはその開口部を 通じて容易に修復することができる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面について説明すると、1は表面に化粧塗装を施し ている鋼管等の金属製管体からなる支柱体で、施工前には上下支柱部1a、1bに2 分割されてあり、連結2することによって一定長さに直状支柱体1に形成されて いる。上下支柱部1a、1bの連結は、図3に示すように、下支柱部1b内に鞘管2aを 溶接やボルトなどで固定しておき、施工現場にて上支柱部1aの下端部を鞘管2aに 挿入し、ボルト等の固定具2bにて固定して連結する。このように支柱体1を上下 に分割することで、2m以上の大きさを有する簡易建物でも運搬が可能となり、 また、運搬等の取扱性も良くなる。この支柱体1は、横方向に所望間隔毎に少な くとも2本(図においては3本)立設されている。
【0009】 3は各支柱体1の上端にその後端を溶接によって一体的に固着してなる適宜長 さの梁部材で、支柱体1と同一材料より形成されてあり、支柱体1の上端から前 方に向かって延設している。この梁部材3は図2に示すように直状体であっても よく、又、上向きに湾曲した形状であってもよく、また、前端のみを下方に湾曲 させた形状であってもよい。なお、支柱体1と梁部材3との連結部は補強リブ20 を溶接することによって補強している。4は各梁部材3の前後端部とその中間部 との所定位置に固着した鋼板片よりなる突片で、上向き半円弧状に切欠、形成し ている下端面を梁部材3の上周部に密接させて溶接により固定してあり、中央部 には取付孔5を穿設してある。なお、最前端側の突片4はその下端を半円形状に 形成することなく、梁部材3の開口前端面を閉止し得る形状に形成して該梁部材 3の開口前端面に溶接により固着してある。
【0010】 6は両側端の梁部材3、3間に架設状態に配設しているアルミ成形品よりなる 桁部材で、図4、図6、図7に示すように断面U字状の上部桁材6aと、該上部桁 材6aよりも高さが大なる断面直方形状の下部桁材6bとからなり、該下部桁材6bの 上端面に上部桁材6aの下端面をビス止めにより一体に固着してなるものである。 この桁部材6はその下部桁材6aを前記各梁部材3に突設している横方向に対向し た突片4、4・・・に取付孔5を通じてボルト止めで固着してあり、従って、前 後方向に延設した梁部材3上に直交する方向に複数本の桁部材6、6・・が前後 方向に一定間隔毎に並設されているものである。
【0011】 さらに、上部桁材6aの上部には同一形状を有する凹部7と凸部8、例えば、図 1、図7に示すように、両端が半円弧状に湾曲した凹部7と凸部8とが長さ方向 に連続形成されてあり、前後に対向する桁材6の凹部7、7・・と、凸部8、8 ・・とに該凹部7及び凸部8と略同一断面に形成されたポリカーボネート樹脂等 の可撓性を有する透光性合成樹脂製、或いはアルミニウム製の帯板状パネル9を 順次挿嵌して屋根10を構成してなる。この帯板状パネル9は梁部材3と略同一長 さを有し、又、その取付構造は凹部7に対しては該帯板状パネル9の両側端半円 状屈曲部9a、9aを上向きにして嵌合させ、凸部8に対しては該両側端の半円状屈 曲部9a、9aを下向きにして嵌合し、且つ上向きと下向きの屈曲部9a、9aの側端縁 を互いに係合させた状態にしてある。なお、桁材6は上下桁材6a、6bを一体成形 した構造であってもよい。
【0012】 11は最後側に配設している桁材6の裏面に沿って、該桁材6に螺子止めにより 一体に固着しているアルミ成形品よりなる樋部材で、その前面に図4に示すよう に、上記屋根10を構成した並列帯板状パネル9の後端部を挿入させている開口部 12を全長に亘って設けてあり、さらに、前記支柱体1の背面側上方に位置する底 面部に通水孔13を穿設し、該通水孔13に蛇腹短管14の上端開口部を連結、連通さ せていると共にこの蛇腹短管14の下端にアルミ成形品からなる竪樋15の上端開口 部を被嵌状態にして連結してある。樋部材11は後樋本体11a と樋カバー11b とよ りなっており、樋カバー11b を並列帯板状パネル9の施工後に軒樋本体11a に嵌 着することで施工を容易にしている。
【0013】 この竪樋15は、図5に示すように、背面に適宜幅の開口部16を全長に亘って形 成している円筒形状の竪樋本体15a と、この竪樋本体15a の両側に一体に形成さ れた先端に向かって互いに拡開している一定幅のスカート片15b 、15b と、これ らのスカート片15b 、15b の先端に内方に向かって前記支柱体1の外周面と同一 湾曲度で湾曲している当接片15c とからなり、該当接片15c と竪樋本体15a の前 面とを支柱体1の背面側外周に当接させ、開口部16を通じて竪樋本体15a の前部 を支柱体1に釘着17することにより、竪樋15を樋部材11から垂下状態で固定して ある。なお、開口部16を図5に一点鎖線で示すようなπ字状の閉鎖材16a で覆う こともできる。
【0014】 18は屋根10の前端面に取付けているアルミ成形品よりなるカバーで、断面C字 状で屋根10の両側端間の長さを有しており、図6に示すように、その開口部を屋 根10の前端部に被嵌して、屋根10の開口端を閉止したパッキン19を固定している と共に、その下面をL字状固定部材20を介して最前端の桁部材6に釘着、固定し てある。なお、各桁部材6及び樋部材11の両開口は、該桁部材6の断面形状と略 同一形状を有するカバー片21によって閉止してある。
【0015】 このように構成したので、雨天の際には屋根10を構成する並列帯板状パネル9 において、桁材6の凹部7に嵌着している帯板状パネル9内に雨水が流入し、該 パネル9内を樋部材11に向かって流動してこの樋部材11から竪樋15を通じて地上 に排出されるものである。又、帯板状パネル9を着色透明や半透明の合成樹脂材 料によって形成しておくことにより、雨天にも拘わらず建物内を明るく保持し得 ると共に外観が美麗となる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案の雨避け簡易建物にによれば、支柱体は上下支柱部を連結 具によって一体化してなるものであるから、施工前には2分割された状態である ので運搬その他の取扱性がよく、連結することにより簡単に1本の支柱体とする ことができて施工能率の向上を図ることができる。
【0017】 さらに、支柱体の上端から前方に延設している梁部材間に架設した複数本の並 列桁部材にはその長さ方向に連続して屋根パネル取付用凹部と凸部とを形成して いるので、前後方向に対向するこれらの凹部間および凸部間に同一断面形状の帯 板状パネルを順次、挿嵌することによって美麗な屋根を能率的良く施工し得ると 共に、凸部に嵌合した帯板状パネルから凹部に嵌合した帯板状パネル上に雨水を 円滑に流入させ、該凹部の帯板状パネルを通じて屋根の後端に配設した樋部材に 確実に流出させることができる。
【0018】 又、樋部材の後端に沿って配設した樋部材に連結、連通させている竪樋は、そ の背面側に適宜幅の開口部を設けているので、該開口部を通じて竪樋を支柱体に 簡単且つ強固に釘着することができ、その釘着による取付部は竪樋内であるから 外部に露出することがなく、体裁がよいと共に悪戯等によって取り外される虞れ なく、その上、樋が詰まった場合にはその開口部を通じて容易に修復することが できて長期の使用に供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠いた簡略斜視図、
【図2】その簡略側面図、
【図3】上下支柱部の連結状態を示す拡大縦断面図、
【図4】屋根後部の拡大縦断側面図、
【図5】竪樋取付部の横断面図、
【図6】屋根前端部の拡大縦断側面図、
【図7】帯板状パネルによって形成された屋根の一部縦
断正面図。
【符号の説明】
1 支柱体 1a 上支柱部 1b 下支柱部 2 連結部 3 梁部材 6 桁部材 9 帯板状パネル 10 屋根 11 樋部材 14 蛇腹短管 15 竪樋 16 開口部 17 釘着

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下支柱部を連結具により一体化してな
    る支柱体を所定間隔毎に立設すると共に各支柱体の上端
    に前方に向けて梁部材を連結、延設し、両端間の梁部材
    上に、上端に屋根パネル取付用凹部と凸部とを連続形成
    してなる複数本の桁部材を架設状態に並列、固着し、前
    後方向に対向する桁部材の凹部と凸部とに該凹部及び凸
    部に嵌合可能な断面形状に形成された帯板状パネルを順
    次嵌着して屋根を形成し、この屋根の後端に樋部材を配
    設すると共に前記支柱体に沿って背面側に適宜幅の開口
    部を有する竪樋を垂設し、この竪樋の上端を前記樋部材
    に連結、連通させると共に該竪樋の前記開口部を通じて
    該竪樋を支柱体に釘着、固定してなる雨避け簡易建物。
JP11290491U 1991-12-28 1991-12-28 雨避け簡易建物 Pending JPH0557227U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016164361A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 有限会社フジカ 歩道設置型防災シェルター

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0253404B2 (ja) * 1981-12-23 1990-11-16 Yonezawa Kagaku Kogyo Kk
JP3089819B2 (ja) * 1992-05-11 2000-09-18 日本板硝子株式会社 光アクティブマトリックス

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