JP5334726B2 - 簡易屋根構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車置場、カーポート、バス停留所、渡り廊下、地下道の入口、公園等の休憩所などに用いられる組立式の簡易屋根構造物に関するものである。
従来、カーポート、バス停、シェルターなど簡易屋根構造物の屋根材取付け構造については、例えば特許文献1に開示されているように、支柱の上部が曲折されて水平方向にやや傾斜をつけた梁材に架設固定される母屋材、あるいは支柱の上部に水平方向にやや傾斜をつけて連結された梁材の上に架設固定される母屋材、のいずれかの方式の母屋材の上に折板屋根材が載置されて固定される構造が一般的であり、この母屋材の端部が前記支柱の上部が曲折されて水平方向にやや傾斜を伴い張り出した部分(あるいは、支柱の上部に連結された梁材の部分)において連続して架設される母屋材の継ぎ目部分は、ボルトや溶接により支柱の上部の梁材に固定された接続片に対し母屋材端部がボルト・ナットで固定されている。さらに、母屋材に対して折板屋根材は、その端部の折り曲げ溝どおしが重ね合わせられて面的に接続されており、折板屋根材の母屋材への固定手段は一般に折板屋根材の端部の折り曲げ形状に適応した取付金具が、母屋材上に固定されて、それらに折板屋根材の曲げ形状が嵌着・載置固定されて屋根材の固定がなされている。
特開平9−125613号公報
しかしながら、かかる従来の簡易屋根構造物の屋根材取付け構造においては、まず支柱上部が曲折されて張り出された梁材の部分や、支柱上部に連結された梁材の部分にボルトや溶接により固定された接続片を現場で取り付ける際に高所作業で不安定なために煩雑になり易く、これに母屋材の端部をボルト・ナットで固定する場合にも支柱上部や梁材が円形状の場合には特に母屋材が確実にボルト・ナットによる固定が済むまでしっかり支えておかなければならないという作業性の悪さがあった。また、ボルト・ナットを用いることから、屋根材に孔をあけざるを得ないため、孔の周りから腐食が発生してしまっていた。さらには、高所作業工程が多いうえ、取付金具の加工孔と屋根材に加工された孔との正確な位置に合わせが必要という煩雑な作業を伴い、加えて多数のボルト・ナットを締め付ける作業があるため、多くの作業時間を要してしまい、全体として作業性が悪く雑な仕上げになり易いという欠点をもったものであった。
本発明は、前記の如き課題を解消し、ボルト・ナットやビス等の多数の屋根材固定部材を用いることなく組み立てることができる簡易屋根構造物を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち本発明に係る簡易屋根構造物は、地表に立設された複数の支柱と、この支柱の上端に取り付られた主梁と、この主梁に取着された母屋と、この母屋間に架け渡された屋根材と、この屋根材の正面側端部を覆う正面側カバー材を備えた簡易屋根構造物であって、正面側カバー材は母屋の正面部に取り付けられるカバー部と該カバー部の上部より背面側に延びる延設部とを備え、該延設部と母屋の上面部との間に屋根材の正面側端部が配置されるとともに、主梁の後端に配置されている母屋の上面部と該母屋に取り付けられた横樋から延設された横樋延設部との間に前記屋根材の背面側端部が配置されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る簡易屋根構造物は、前記正面側カバー材のカバー部により、屋根材の正面側端面と母屋の正面部とが覆われていることを特徴とするものである。
本発明によれば、簡易屋根構造物を、正面側カバー材が母屋の正面部に取り付けられるカバー部と該カバー部の上部より背面側に延びる延設部とを備え、該延設部と母屋の上面部との間に屋根材の正面側端部が配置されるとともに、主梁の後端に配置されている母屋の上面部と該母屋に取り付けられた横樋から延設された横樋延設部との間に前記屋根材の背面側端部が配置されているため、多数のボルト・ナットやビス等を、直接屋根材に螺入して固定する必要がないため、簡易屋根構造物を組み立てる時間を大幅に短縮できると共に、ボルト孔やビス孔を屋根材に穿設する必要がないため、孔部端面から発生しやすい屋根材の腐食を防止することができる。
また、本発明によれば、簡易屋根構造物は、正面側カバー材のカバー部により、屋根材の正面側端面と母屋の正面部とを覆うようになされているため、正面から屋根材の正面側端面及び屋根材と母屋との繋ぎ目が見えず、すっきりとした美観を得ることができる。
本発明に係る簡易屋根構造物の実施の一形態を示す、(a)は正面図、(b)は一部切欠の平面図、(c)は右側面図である。 本発明に係る簡易屋根構造物を構成する屋根材の部分斜視図である。 図1(c)に示す簡易屋根構造物の、(a)は正面側端部の要部拡大図、(b)は背面側端部の要部拡大図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
Pは簡易屋根構造物であって、1は下部が地中に埋設されて、左右方向に適宜間隔をおいて地表に立設された3本の支柱、2は各々の支柱1の上端に後述する保持具6を介して前後方向に取け付けられた主梁、3は3本の主梁2の前端、後端及び中央に左右方向に架け渡して取り付けられた3本の母屋、4は3本の母屋3間に架け渡された屋根材であり、5は母屋3の正面部31と複数の屋根材4の正面側端部41とを覆う正面側カバー材である。
支柱1は円形の鋼管を適宜長さに切断して作製され、その上端部11には、後述する保持具6を介して主梁2を取付けるためのボルト孔が側面12を貫通して穿設され、側壁12の適宜箇所に縦樋7を取り付けるための取付具71が取付られている。支柱1の材質は前記した鋼管に限るものではなく、アルミ合金押出型材等であってもよいが、強度的に安定でコストの安い鋼管が好適に用いられる。
主梁2は円形の鋼管を適宜長さに切断して作製され、主梁2の基端部21を保持すると共に支柱1の上端部11をも保持する保持具6を介して支柱1上端に取り付けるためのボルト孔が側壁22を貫通して穿設されている。そして、主梁2の先端部23上面と基端部21上面と中央部24上面とには、それぞれ母屋3を取着するためのL字型受け金具K1が取り付けられている。尚、主梁2の材質は前記した鋼管に限るものではなく、アルミ合金押出型材などでもよいが、強度的に安定でコストの安い鋼管が好適に用いられる。
母屋3は矩形の鋼管を適宜長さに切断して作製され、その相対する一対の正面部31と背面部32には横方向に通孔が穿設され、その通孔とL字型受け金具K1とにボルトを挿通して締着され、主梁2の上下方向に穿設された取付孔とL字型受け具K1とに別のボルトを挿通して締着され、母屋3と主梁2とが固定されている。勿論、母屋3の材質は前記した鋼管に限るものではなく、アルミ合金押出型材などでもよいが、強度的に安定でコストの安い鋼管を用いるのが好ましい。
母屋3、3間に架け渡された屋根材4は、短辺の両端に大きな突条42を2個長辺方向に形成し、また短辺の中央に等間隔に小さな突条42を2個長辺方向に形成した屋根材本体43を、隣接する屋根材本体43の端部に形成した大きな突条42同士を重ね合せて、複数の屋根材本体43から形成されている。これは平板金属板に比べ強度を向上させることができると共に、屋根材4を順次その端部に形成した大きな突条42同士を重ね合わせて施工できるので、簡易屋根構造物の幅違いに対応し易い構造となされている。
そして、正面カバー材5は、母屋3の正面部31に取り付けられるカバー部51と該カバー部51の上部より背面側に延びる延設部52とを備え、該延設部52と母屋3の上面部33との間に屋根材4の正面側端部41が挿入・保持されて、簡易屋根構造物Pは形成されている。この簡易屋根構造物Pにおいては、多数のボルト・ナットやビス等を、直接屋根材本体43に螺入して固定する必要がないため、簡易屋根構造物Pを組み立てる時間を大幅に短縮できると共に、ボルト孔やビス孔を屋根材本体43に穿設する必要がないため、孔部端面から発生しやすい屋根材本体43の腐食を防止することができ、簡易屋根構造物Pを長期に亘り使用することができ、好ましい。
更に、前記正面カバー材5のカバー部51により、屋根材4の正面側端面44と母屋3の正面部31とが覆われており、正面から屋根材3の正面側端面44及び屋根材4と母屋3との繋ぎ目が見えず、簡易屋根構造物Pの美観を向上させるようになされている。
また、主梁2の基端部21側の屋根材4の端部には、屋根材4から滴り落ちる雨水を受ける横樋8が基端部21側の母屋3に取り付けられている。横樋8は雨水を排水するための溝状の導水部81と導水部81の上端から延設された横樋延設部82を備えており、主梁2の後端に配置されている母屋3の上面部33に載置されている屋根材4の背面側端部45を上方から横樋延設部82が覆うようになされている。
保持具6は、主梁2を受ける部分と支柱1に当接する部分を供えた左右勝手違いの2個の板材からなり、その2個の板材をもって支柱1と主梁2とを左右から挟み、保持具6の側面をボルト・ナットで挟着することにより、支柱1の上端部11に主梁2の基端部21を固定している。従って、保持具6の内面は、それぞれ支柱1と主梁2の外形である円柱形に当接するように半円形状に形成されると共に、側面視で逆L字型に形成されている。また、保持具6の強度を向上させるため、保持具6の支柱1を保持する部分から主梁2を保持する部分にわたり、平担状の補強板部61が、支柱1及び主梁2とを左右から挟んだ際に、補強板部61が当接するように一体的に設けられている。
当該簡易屋根構造物Pの組み立て方について説明する。
まず、3本の支柱1を立設させ、それぞれに主梁2を保持具6を用いて固定して、次いで母屋3を3本の主梁2の前端、後端及び中央に左右方向に架け渡して取り付け、後端の母屋3に横樋8を取り付ける。その後、屋根材4を1枚母屋3の端部に配置し横樋延設部82に覆われる位置まで押し込み、次の屋根材4の端部の突条42を上記屋根材41の端部の突条42に重ね合わせて、横樋延設部82に覆われる位置まで押し込む作業を繰り返し行い、屋根材4を全て取付ける。その後、屋根材4の正面側端部41を覆い隠すように正面カバー材5を主梁2の前端の母屋3に取り付けて、簡易屋根構造物Pの組み立てが完了する。
本形態において、屋根材本体43は前後方向に平坦に形成されているが、これに限定されるものではなく、屋根材本体43を前後方向に円弧状に湾曲させ、それと略同じ曲率で主梁2を湾曲させて形成し、簡易屋根構造物Pを構成しても良い。かようにすれば、前後方向に湾曲しているため、屋根材4の強度を向上させることができる。
本発明によれば、正面側カバー材が母屋の正面部に取り付けられるカバー部と該カバー部の上部より背面側に延びる延設部とを備え、該延設部と母屋の上面部との間に屋根材の正面側端部が挿入されて保持されるようになされているため、多数のボルト・ナットやビス等を、直接屋根材に螺入して固定する必要がないため、簡易屋根構造物を組み立てる時間を大幅に短縮できると共に、ボルト孔やビス孔を屋根材に穿設する必要がないため、孔部端面から発生しやすい屋根材の腐食を防止することができる簡易屋根構造物として好適に利用できる。
1 支柱
11 上端部
12 側面
2 主梁
21 基端部
22 側壁
23 先端部
24 中央部
3 母屋
31 正面部
32 背面部
33 上面部
4 屋根材
41 正面側端部
42 突条
43 屋根材本体
44 正面側端面
45 背面側端部
5 正面側カバー材
51 カバー部
52 延設部
6 保持具
61 補強板部
7 縦樋
71 取付具
8 横樋
81 導水部
82 横樋延設部
P 簡易屋根構造物

Claims (2)

  1. 地表に立設された複数の支柱と、この支柱の上端に取り付られた主梁と、この主梁に取着された母屋と、この母屋間に架け渡された屋根材と、この屋根材の正面側端部を覆う正面側カバー材を備えた簡易屋根構造物であって、正面側カバー材は母屋の正面部に取り付けられるカバー部と該カバー部の上部より背面側に延びる延設部とを備え、該延設部と母屋の上面部との間に屋根材の正面側端部が配置されるとともに、主梁の後端に配置されている母屋の上面部と該母屋に取り付けられた横樋から延設された横樋延設部との間に前記屋根材の背面側端部が配置されていることを特徴とする簡易屋根構造物。
  2. 前記正面側カバー材のカバー部により、屋根材の正面側端面と母屋の正面部とが覆われていることを特徴とする請求項1に記載の簡易屋根構造物。
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