JPH05571Y2 - - Google Patents

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JPH05571Y2
JPH05571Y2 JP11287187U JP11287187U JPH05571Y2 JP H05571 Y2 JPH05571 Y2 JP H05571Y2 JP 11287187 U JP11287187 U JP 11287187U JP 11287187 U JP11287187 U JP 11287187U JP H05571 Y2 JPH05571 Y2 JP H05571Y2
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cylindrical portion
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small
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば二本のパイプ材を伸縮自在に
保持する機能と、その伸長時又は収縮時にそれら
のパイプ材同士を相互に固定する機能を有する伸
縮式棒状物の継手に関する。
〔従来の技術〕 第10図に示した従来の継手は、径大な筒部5
1に径小な筒部52が一体に設けられた合成樹脂
製の継手本体5と、ソケツト6とを備える。上記
径小な筒部52はその先端部外面が先細テーパ面
53に構成され、かつ、第11図に示すように上
記先細テーパ面53を有する部分の周方向の複数
個所にスリツト状の割溝54が形成されていると
共に、径小な筒部52の基端部に外ねじ55が設
けられている。また、ソケツト6には内ねじ61
とテーパ面62が設けられている。
このような継手において、ソケツト6の内ねじ
61を継手本体5の径小な筒部52の外ねじ55
にねじ込み、ソケツト6を締め付けていくと、ソ
ケツト6のテーパ面62が上記先細テーパ面53
に徐々に押し付けられて径小な筒部52の先端部
がその復元力に抗して次第に縮径される。その逆
にソケツト6を緩めていくと、ソケツト6のテー
パ面62が上記先細テーパ面53から徐々に離反
されて径小な筒部52の先端部がその復元力によ
つて次第に拡径する。従つて、第10図のように
継手本体5の径大な筒部51をパイプ材100の
端部に装着し、このパイプ材100に対して抜き
差しされる別のパイプ材110を上記径小な筒部
52に貫挿しておくと、ソケツト6を緩めた状態
では上記二つのパイプ材100,110を抜き差
しすることによつて伸縮させることが可能とな
り、ソケツト6を締め付けた状態では上記別のパ
イプ材110が径小な筒部52の先端部でつかま
れてパイプ材100に固定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の継手によると、二つのパイプ材100,
110を固定するときにはソケツト6を締め付け
る方向に数回転させる必要があり、双方のパイプ
材100,110の固定を解除して伸縮自在にす
るときにはソケツト6を緩める方向に数回転させ
る必要があるため、長さ調節に手間がかかるとい
う問題があつた。
このような問題を無くするためには、径小な筒
部52の外ねじ55及びソケツト6の内ねじ61
のねじピツチを大きくし、ソケツト6がその回転
により移動する距離を長くしておくとよいが、そ
うするとパイプ材100,110を固定するとき
に大きな締付力が必要になつて確実に固定するこ
とが難しくなるばかりか、外ねじ55及び内ねじ
61のねじ山が潰れやすくなるため、このような
対策を採ることは現実的でない。
本考案は以上の問題を解決するもので、ソケツ
トを高々一回転させるだけで二つのパイプ材を確
実に固定したりその固定を解除したりすることが
可能な継手を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するため、本考案の継手は、
パイプ材の端部に装着される径大な筒部に上記パ
イプ材に対して抜き差しされる棒体が貫挿される
径小な筒部が一体に設けられ、上記径小な筒部に
その筒壁の一部をコ字状に欠除することによつて
形成された周方向に延びる舌片が具備されている
と共に、この舌片の外面が舌片の基端部から遠ざ
かつた個所ほど上記径小な筒部の中心から遠ざか
る滑らかな湾曲面に構成され、上記舌片の両側に
凹入状の段付部が設けられてなる合成樹脂製の継
手本体と、上記径小な筒部に外嵌合される筒状部
の内面に、上記径小な筒部の軸心方向で上記段付
部に係合される突起が設けられ、この突起の頂面
と上記筒状部の中心との相互間距離が、上記舌片
の先端部外面と上記径小な筒部の中心との相互間
距離よりも短く、かつ、上記舌片の基端部外面と
上記径小な筒部の中心との相互間距離よりも長く
設定されているソケツトとを備えているものであ
る。
〔作用〕 継手本体の径小な筒部にソケツトの筒状部を外
嵌合させることによつてその筒状部に設けられて
いる突起を上記径小な筒部の段付部に係合させる
と、ソケツトが継手本体に対して抜け止めされ
る。そして、ソケツトを回転させることにより上
記突起を径小な筒部の舌片の基端部側から先端部
側へ移動させると、上記突起の頂面が上記舌片の
外面に徐々に押し付けられて舌片がその復元力に
抗して次第に内方へ撓んでいく。そのため、径小
な筒部に例えばパイプ材が貫挿されていると、そ
のパイプ材が上記径小な筒部と舌片とによつて挟
み付けられる。ソケツトを反対方向に回転させる
ことにより上記突起を上記舌片の先端部側から基
端部側へ移動させると、上記突起の頂面が上記舌
片の外面から徐々に離反していき、舌片がその復
元力によつて次第に外方へ復帰する。そのため、
上記径小な筒部と舌片とによる上記パイプ材に対
する挟み付け状態が解かれる。
〔実施例〕
第1〜4図は継手本体1を示している。継手本
体1は同心状の径大な筒部11と径小な筒部12
とを一体に有する合成樹脂成形品よりなり、外面
がテーパ面に構成された径小な筒部12の一端部
12aが径大な筒部11の内方へ突き出してい
る。径大な筒部11はその内面の等角度おきの複
数個所に軸線に沿うリブ状の突条13を有すると
共に、その外面にローレツト加工による多数の縦
溝14が設けられている。径小な筒部12にはそ
の筒壁の一部を第4図のようにコ字状に欠除する
ことにより形成された周方向に延びる舌片15が
設けられている。図示例ではこの舌片15が180
度変位した筒壁の二個所に対称に設けられてい
る。この舌片15を設ける個所は一個所でであつ
ても三個所以上の複数個所であつてもよいが、複
数個所に設ける場合には舌片15が延びる方向を
同一にする必要がある。第3図に示すように、上
記舌片15の外面は舌片15の基端部15aから
遠ざかつた個所ほど径小な筒部12の中心01
ら遠ざかる滑らかな湾曲面16に構成されてい
る。図示例ではこの構成にするために、舌片15
の外面側を欠除することによつてその厚みが基端
部15aから遠ざかるほど漸次厚くなるようにし
ている。また、舌片15の両側には凹入状の段付
部17,17が設けられている。そして、上記舌
片15の基端部15aの上部においては、第1
図、第3図及び第4図に示すように上記径小な筒
部12の他端部12bに一定幅の平坦部18が形
成され、この平坦部18と上記段付部との間に傾
斜したガイド面19が形成されている。上記平坦
面18は径小な筒部12の外面の他の部分よりも
内方へ凹入している。
第5図及び第6図はソケツト2を示している。
ソケツト2はローレツト加工により形成された多
数の縦溝21を有する円筒状の筒状部22と先窄
まり形状の筒状部23とを一体に有する合成樹脂
成形品により構成されており、円筒状の筒状部2
2の内面の180度変位した二個所に出幅寸法が同
一の縦長の突起24が設けられている。突起24
の数は上記舌片15の数と同数である。この突起
24の頂面と上記筒状部22の中心02との相互
間距離lは、上記舌片15の先端部外面と上記径
小な筒部12の中心01との相互間距離l2よりも
短く、かつ、上記舌片15の基端部分外面と上記
径小な筒部12の中心01との相互間距離l1より
も長く設定されている(第3図参照)。また、二
つの突起24,24の頂面間の相互間隔は第2図
に示した二つの平坦部18,18の相互間隔より
も長くなつている。
第7図は継手の使用状態を示している。同図に
示すように継手本体1はその径大な筒部11をそ
の内径寸法とほぼ同一の外径寸法を有するパイプ
材100の端部に圧入状に外嵌合することによつ
てパイプ材100の端部に装着されている。この
ような圧入形式にすると、第4図に示したリブ状
の突起13がパイプ材100に強く押圧されて押
し潰されるため、継手本体1がパイプ材100に
強固に装着される。なお、パイプ材100と径大
な筒部11とを接着剤により接合しておいてもよ
い。また、径小な筒部12には別のパイプ材11
0が貫挿されている。このパイプ材110は中実
のロツドであつてもよく、要するにパイプ材10
0に対して抜き差しできる棒体であれば何でもよ
い。ソケツト2は継手本体1の径小な筒部12に
嵌め込まれ、その突起24,24が径小な筒部1
2の上下の段付部17,17の相互間に嵌まり込
んでその筒部12の軸心方向でこれらの段付部1
7,17に係合している。ソケツト2を上記径小
な筒部12に嵌め込むときは、突起24,24を
径小な筒部12の平坦部18,18に対して位置
合わせし、この状態からソケツト2を押し込む。
このようにすると、突起24,24がガイド面1
9,19上をスライドするのに伴つて径小な筒部
12がその復元力に抗して変形し、突起24,2
4がガイド面19,19に乗り越えて上記段付部
17,17の間に嵌まり込んだときに上記径小な
筒部12が元の状態に復元し、上述のように突起
24,24が段付部17,17に係合する。
次に作用を説明する。
第7図及び第8図に示すように、ソケツト2の
突起24を舌片15の基端部15aに位置させた
状態では、舌片15の頂面が突起24の外面に押
し付けられない。そのため、パイプ材110は径
小な筒部12に対して自由にスライドできる。二
本のパイプ材100,110により構成される棒
状体の長さ調節は、この状態でパイプ材110を
抜き差しすることにより行う。一方、ソケツト2
を第9図に矢印Xで示す方向へ回転させることに
よつて上記突起24を舌片15の基端部15a側
から先端部15b側へ移動させると、上記突起2
4の頂面が上記舌片15の外面に徐々に押し付け
られて舌片15がその復元力に抗して次第に内方
へ撓んでいき、パイプ材110が上記径小な筒部
12と舌片15とによつて挟み付けられ、二つの
パイプ材100,110が固定される。このとき
の突起24の移動距離は最大で舌片15の長さと
同等であるから、ソケツト2の回転角度は180度
より小さくなり、図示例では90度前後になる。ソ
ケツト2を反対方向に回転させることにより上記
突起24を上記舌片15の先端部15b側から基
端部15a側へ移動させて第8図の状態にする
と、上記突起24の頂面が上記舌片15の外面か
ら徐々に離反していき、舌片15がその復元力に
よつて次第に外方へ復帰する。そのため、上記径
小な筒部12と舌片15とによる上記パイプ材1
10に対する挟み付け状態が解かれ、パイプ材1
10を自由に抜き差しできるようになる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の継手は、継手本体の径小
な筒部に具備された舌片の外面が舌片の基端部か
ら遠ざかつた個所ほど上記径小な筒部の中心から
遠ざかる滑らかな湾曲面に構成され、しかも、ソ
ケツトの筒状部の内面に設けられた突起の頂面と
上記筒状部の中心との相互間距離が、上記舌片の
先端部の外面と上記径小な筒部の中心との相互間
距離よりも短く、かつ、上記舌片の基端部の外面
と上記径小な筒部の中心との相互間距離よりも長
く設定されているので、ソケツトを高々一回転さ
せるだけで上記径小な筒部に貫挿された棒体をパ
イプ材に確実に固定したりその固定を解除したり
することが可能である。従つて、パイプ材に棒体
を抜き差しして長さ調節を行うときに、従来のよ
うにソケツトを数回転させる必要がなくなり、そ
れだけ調節時の手間が省け、長さ調節を迅速かつ
確実に行えるようになる。
しかも、上記突起は上記径小な筒部の段付部に
この筒部の軸心方向で係合されるため、継手本体
からソケツトが抜け落ちるといつた事態を生じる
心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は継手本体の正面図、第2図は動平面
図、第3図は第1図のA−A線に沿う断面図、第
4図は第1図のB−B線に沿う断面図、第5図は
ソケツトの縦断正面図、第6図は第5図のC−C
線に沿う断面図、第7図は本考案の実施例による
継手の使用状態を示す縦断側面図、第8図は第7
図のD−D線に沿う断面図、第9図はソケツトを
回転させて舌片を撓ませた状態の断面図、第10
図は従来の継手の使用状態を示す縦断側面図、第
11図は従来の継手の継手本体を示す平面図であ
る。 1……継手本体、2……ソケツト、11……径
大な筒部、12……径小な筒部、15……舌片、
15a……舌片の基端部、15b……舌片の先端
部、16……湾曲面(舌片の外面)、17……段
付部、22……筒状部、24……突起、100…
…パイプ材、110……パイプ材(棒体)、01
…径小な筒部の中心、02……筒状部の中心、l
……突起の頂面と筒状部の中心との相互間距離、
l1……舌片の基端部外面と径小な筒部の中心との
相互間距離、l2……舌片の先端部外面と径小な筒
部の中心との相互間距離。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パイプ材の端部に装着される径大な筒部に上記
    パイプ材に対して抜き差しされる棒体が貫挿され
    る径小な筒部が一体に設けられ、上記径小な筒部
    にその筒壁の一部をコ字状に欠除することによつ
    て形成された周方向に延びる舌片が具備されてい
    ると共に、この舌片の外面が舌片の基端部から遠
    ざかつた個所ほど上記径小な筒部の中心から遠ざ
    かる滑らかな湾曲面に構成され、上記舌片の両側
    に凹入状の段付部が設けられてなる合成樹脂製の
    継手本体と、 上記径小な筒部に外嵌合される筒状部の内面
    に、上記径小な筒部の軸心方向で上記段付部に係
    合される突起が設けられ、この突起の頂面と上記
    筒状部の中心との相互間距離が、上記舌片の先端
    部外面と上記径小な筒部の中心との相互間距離よ
    りも短く、かつ、上記舌片の基端部外面と上記径
    小な筒部の中心との相互間距離よりも長く設定さ
    れているソケツトとを備えてなる伸縮式棒状物の
    継手。
JP11287187U 1987-07-23 1987-07-23 Expired - Lifetime JPH05571Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6418609U JPS6418609U (ja) 1989-01-30
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