JPH0557119A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JPH0557119A
JPH0557119A JP3217093A JP21709391A JPH0557119A JP H0557119 A JPH0557119 A JP H0557119A JP 3217093 A JP3217093 A JP 3217093A JP 21709391 A JP21709391 A JP 21709391A JP H0557119 A JPH0557119 A JP H0557119A
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roll
dust collecting
roll filter
cassette
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Nobuo Suzuki
信雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間分の集塵フィルタを収納できる薄型の
空気清浄機を提供する。 【構成】 本体1を前後に仕切るロールフィルタカセッ
ト9は、両側にロールフィルタ収納室9aおよびロール
フィルタ巻取室9bを有し、両室9a,9b間にはロールフ
ィルタ収納室9aから引き出された集塵フィルタを空気
通過可能に張設した凹部を有する。脱臭抗菌フィルタ1
6はロールフィルタカセット9の下流側の凹部に収納さ
れる。前面グリル2は本体1に取り付けられて、その裏
面のプレフィルタ14,イオン化部15およびロールフ
ィルタカセット9,脱臭抗菌フィルタ16を互いに近接
して収納する。こうして、薄型の空気清浄機を提供す
る。また、集塵フィルタのみから成るロールフィルタを
ロールフィルタカセット9に収納して、長期間分の集塵
フィルタを収納可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気清浄機の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気清浄機として、集塵フィルタ
と脱臭フィルタとを積層一体化して平板状のフィルタ部
を形成し、このフィルタ部によって集塵/脱臭を行うも
のがある。また、別体の平板状の集塵フィルタと平板状
の脱臭フィルタとを積層し、この積層された両フィルタ
によって集塵/脱臭を行うものがある。ところが、上記
いずれの空気清浄機においても平板状の集塵フィルタに
よって集塵している。したがって、上記集塵フィルタは
すぐ交換時機に至ってしまい、集塵フィルタを頻繁に交
換しなければならない。
【0003】そこで、集塵フィルタと脱臭フィルタとを
張り合わせたフィルタをロール状にして搭載した空気清
浄機が提案されている。この空気清浄機は、上記集塵フ
ィルタに対するごみの付着量が所定量になるとユーザに
集塵フィルタの巻き取り時機を表示する表示部を有して
いる。そして、ユーザは、上記表示部に集塵フィルタの
巻き取り時機が到来したことが表示されると、巻取部に
設けられたハンドル等によって巻取軸を回転させて上記
フィルタを所定長だけ巻き取り、集塵フィルタおよび脱
臭フィルタの新しい部分を引き出すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記集
塵フィルタと脱臭フィルタとを張り合わせたフィルタを
搭載した空気清浄機においては次のような問題がある。
すなわち、上記脱臭フィルタは、脱臭効果を上げるため
にはある程度の容積を必要とするので集塵フィルタより
厚く形成される。したがって、ロール状に巻かれた上記
フィルタの略2/3は脱臭フィルタであり、空気清浄機
本来の目的である空気清浄に寄与する集塵フィルタを長
期間分収納できず、本末転倒であるという問題がある。
【0005】また、上述のように、容積の大きな脱臭フ
ィルタを集塵フィルタと張り合わせてロール状にして搭
載しているので、上記両フィルタのロール径が大きくな
り、空気清浄機が大型化するという問題もある。さら
に、ユーザが手動によって上記集塵フィルタを巻き上げ
ねばならず面倒である。
【0006】そこで、この発明の目的は、長期間分の集
塵フィルタを収納できると共に、容易に集塵フィルタを
巻き上げることができる薄型の空気清浄機を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の空気清浄機は、図2に例示す
るように、前方に開口部を有すると共にファン10の回
転によって上記開口部から取り込まれた空気を吹出口か
ら吹き出す本体1と、上記本体1の前面に取り付けられ
て本体1の開口部を覆うと共に吸込口5を形成する前面
グリル2と、一側にはロール状に巻かれた集塵フィルタ
から成るロールフィルタを収納するロールフィルタ収納
室9aを有する一方他側には上記ロールフィルタ収納室
9aから引き出された集塵フィルタを巻き取るロールフ
ィルタ巻取室9bを有すると共に、上記ロールフィルタ
収納室9aとロールフィルタ巻取室9bとの間には上記ロ
ールフィルタ収納室9aから引き出された集塵フィルタ
を空気通過可能に張設して形成される凹部を有して、上
記本体1内を前後に仕切るように設置されるロールフィ
ルタカセット9と、上記ロールフィルタカセット9にお
ける上記凹部に張設された上記集塵フィルタに近接して
並設された脱臭フィルタ16を備えたことを特徴として
いる。
【0008】また、請求項2に係る発明の空気清浄機
は、請求項1に係る発明の空気清浄機において、上記脱
臭フィルタ16は、上記ロールフィルタカセット9にお
ける下流側の上記凹部に設置されたことを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項3に係る発明の空気清浄機
は、図2及び図4に例示するように、請求項1あるいは
請求項2に係る発明の空気清浄機において、上記前面グ
リル2の裏面に平板状に形成された補助機能部14,2
6,15を積層して、この前面グリル2を上記本体1の
前面に取り付けた際に上記補助機能部14・26・15,
脱臭フィルタ16およびロールフィルタカセット9が互
いに近接して収納されるように成したことを特徴として
いる。
【0010】また、請求項4に係る発明の空気清浄機
は、図1,図2および図4に例示するように、請求項3
に係る発明の空気清浄機において、上記補助機能部1
4,26,15はプレフィルタ14,26であって、上記
前面グリル2の上面に設けられたプレフィルタ取出口2
4から上下方向に着脱されることを特徴としている。
【0011】また、請求項5に係る発明の空気清浄機
は、請求項4に係る発明の空気清浄機において、上記プ
レフィルタ26は、一側部に設けられたヒンジ27によ
って開閉可能に構成されて、空気通過可能な両側面26
a,26bの間にフィルタ材30を挟み込んで形成された
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項6に係る発明の空気清浄機
は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに係る発明の
空気清浄機において、上記ロールフィルタカセット9の
ロールフィルタ収納室9aに収納された集塵フィルタ
を、上記本体1に設置した電動機17a,17bによって
引き出すように成したことを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明では、ファン10が回転さ
れると、前面グリル2によって形成された吸込口から本
体1内に吸い込まれた空気は、本体1を前後に仕切るよ
うに設置されたロールフィルタカセット9におけるロー
ルフィルタ収納室9aとロールフィルタ巻取室9bとの間
の凹部に空気通過可能に張設された集塵フィルタと、上
記集塵フィルタに近接して並設された脱臭フィルタ16
とを通過して集塵/脱臭され、上記本体1の吹出口から
吹き出される。その際に、上記ロールフィルタカセット
9のロールフィルタ収納室9aには、上記集塵フィルタ
のみをロール状に巻いたロールフィルタが収納されるの
で、上記ロールフィルタカセット9には長期間分の集塵
フィルタが収納される。
【0014】また、上記脱臭フィルタ16は、上記ロー
ルフィルタカセット9におけるロールフィルタ収納室9
aとロールフィルタ巻取室9bとの間の凹部に、上記集塵
フィルタと近接して並設される。したがって、空気清浄
機の厚みが増さないように上記ロールフィルタカセット
9の凹部に設置された脱臭フィルタ16によって、吸い
込まれた室内空気の脱臭が行われる。
【0015】請求項2に係る発明では、上記脱臭フィル
タ16は上記ロールフィルタカセット9における下流側
の上記凹部に設置される。したがって、ごみは上記脱臭
フィルタ16に付着することなく確実に集塵フィルタに
付着される。
【0016】請求項3に係る発明では、裏面に平板状に
形成された補助機能部14,26,15が積層された上記
前面グリル2を上記本体1の前面に取り付けた際に、上
記補助機能部14・26・15,脱臭フィルタ16および
ロールフィルタカセット9が互いに近接して収納され
る。したがって、空気清浄機の厚みが増さないように上
記前面グリル2に積層された補助機能部14,26,15
によって、吸い込まれた室内空気に種々の補助処理が行
われる。
【0017】請求項4に係る発明では、上記補助機能部
14,26,15であるプレフィルタ14,26は、上記
前面グリル2の上部に設けられたプレフィルタ取出口2
4から上下方向に着脱される。したがって、上記前面グ
リル2を上記本体1から取り外すことなく、容易に一動
作で上記プレフィルタ14,26が着脱される。
【0018】請求項5に係る発明では、上記プレフィル
タ26は一側部に設けられたヒンジ27によって開閉可
能に構成され、さらに、空気通過可能な両側面26a,2
6bの間にフィルタ材30が挟み込まれて形成される。
したがって、種々のフィルタ材30に容易に交換可能と
なる。
【0019】請求項6に係る発明では、上記ロールフィ
ルタカセット9におけるロールフィルタ収納室9aに収
納された集塵フィルタが、上記本体1に設置された電動
機17a,17bによって容易に引き出される。
【0020】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1は本実施例における空気清浄機の斜視図
である。この空気清浄機は、台部3上に載置されて前方
が開口した本体1と、この本体1開口部を覆う前面グリ
ル2とによって概略構成される。上記本体1の上面には
吹出口4を有しており、前面グリル2の吸込口5から吸
い込まれた室内空気を、内部に収納された集塵フィルタ
および脱臭フィルタを通過させて集塵/脱臭を行った
後、上記吹出口4から再度室内に吹き出すようになって
いる。
【0021】図2は上記空気清浄機の横断面図である。
上記本体1は壁6によって前室7と後室8に仕切られて
いる。前方が開放された上記前室7は、集塵フィルタを
ロール状に巻いたロールフィルタを収納したロールフィ
ルタカセット9を格納する室である。また、上記後室8
は上記集塵フィルタを通過した空気を上記吹出口4(図
1参照)から吹き出すためのファンを格納する室であ
る。
【0022】上記壁6の中央には円形の穴11が設けら
れ、この穴11の周囲3方から穴11の中心に向かって
延在するファンモータ支持部材12によって、ファンモ
ータ13が穴11の中心に支持される。そして、このフ
ァンモータ13の回転軸にはファン10が取り付けられ
ている。こうして、上記ファンモータ13によってファ
ン10が回転されると、上記後室8内の空気が吹出口4
から吹き出され、負圧になった後室8内に前室7の空気
が上記壁6に設けられた穴11を通過して吸引されるの
である。
【0023】上記壁6は、その両側端部において後室8
側に向かって半円筒状に湾曲した湾曲部6a,6bを有し
ている。この2つの湾曲部6a,6bの一方には、上記ロ
ールフィルタカセット9における上記ロールフィルタを
収納する円筒形のロールフィルタ収納室9aが格納され
る。また、他方には上記ロールフィルタ収納室9aから
引き出された集塵フィルタを巻き取る円筒形のロールフ
ィルタ巻取室9bが格納される。
【0024】上記ロールフィルタカセット9におけるロ
ールフィルタ収納室9aとロールフィルタ巻取室9bとを
連通する箇所にはロールフィルタ収納室9aから引き出
された集塵フィルタが張設され、上記両室9a,9bの最
後面に対して凹部を形成している。そして、後に図3に
示すように、上記凹部全体に渡って前面と後面とを連通
させる開口部9c,9c,…が設けられており、前面グリル
2の吸込口5から吸い込まれた室内空気が上記凹部に張
設された集塵フィルタを通過可能にしている。
【0025】上記ロールフィルタカセット9の下流側に
おけるロールフィルタ収納室9aとロールフィルタ巻取
室9bとの間の凹部の両側部には、内側に向かって突出
したガイド部材23a,23bを設ける。そして、上記ロ
ールフィルタカセット9の凹部には、このガイド部材2
3a,23bに案内されて平板状の脱臭抗菌フィルタ16
を上下方向にスライドさせて着脱自在に収納するのであ
る。
【0026】上記前面グリル2は、両端部に後方に突出
して設けられたフック21,21を上記本体1の壁6に
設けられた係合部に係合させて本体1に取り付けられ
る。この前面グリル2における吸込口5の背後には、上
面に設けられたプレフィルタ取出口24(図1参照)を介
してプレフィルタ14が上下方向に着脱自在に取り付け
られる。また、前面グリル2におけるプレフィルタ14
の背後には、イオン化部15がプレフィルタ14に積層
された状態で着脱自在に取り付けられる。すなわち、プ
レフィルタ14およびイオン化部15によって上記補助
機能部を構成するのである。
【0027】このように、空気清浄機本来の目的のため
に使用される集塵フィルタと、補助的な目的のために使
用される脱臭抗菌フィルタとを分離することによって、
集塵フィルタのみをロール状に巻くことが可能となる。
したがって、長期間分(本実施例においては従来の略4
倍である7年分)の集塵フィルタを、ロールフィルタカ
セット9の外径を特別大きくすることなくロールフィル
タカセット9内に収納できるのである。また、大きな容
積を必要とする脱臭抗菌フィルタ16は、上述のように
ロールフィルタカセット9の凹部に着脱自在に収納する
ことによって、大きな容積を確保しつつ空気清浄機全体
の厚みが必要以上に厚くならないようにしている。
【0028】上記構成の空気清浄機においては、以下に
述べるようにしてロールフィルタカセット9および脱臭
抗菌フィルタ16を収納する。図3は各フィルタの本体
1への装着手順を示す図である。図3において、まず、
前面グリル2の上面に設けられたプレフィルタ取出口2
4にプレフィルタ14を挿入して、前面グリル2の内壁
にプレフィルタ14を取り付け、更に前面フィルタ2に
おけるプレフィルタ14の背後には、イオン化部15を
積層して取り付ける。次に、上記ロールフィルタカセッ
ト9のロールフィルタ収納室9aおよびロールフィルタ
巻取室9bを、本体1の壁6における湾曲部6a,6b内に
収納して固定し、さらに、本体1に収納されたロールフ
ィルタカセット9の上記凹部に、この凹部の両側部に設
けられたガイド部材23a,23bによって案内されて脱
臭抗菌フィルタ16を上方から挿入して収納する。こう
して、上記ガイド部材23a,23bと上記凹部の表面と
によって挟み込んで、脱臭坑菌フィルタ16をロールフ
ィルタカセット9に対して固定するのである。
【0029】その際に、上記ロールフィルタカセット9
のロールフィルタ収納室9aおよびロールフィルタ巻取
部9b内の巻取軸の上端に設けられたギヤ18aおよびギ
ヤ18bを、本体1の湾曲部6a,6b上部に設けられた巻
取モータ17a,17bの回転軸に設けられたギヤ(図示せ
ず)に噛合させる。こうして、巻取モータ17bを駆動す
ることによってロールフィルタ巻取室9b側の巻取軸を
回転して、ごみが吸着された集塵フィルタをロールフィ
ルタ巻取室9b内に巻き取るのである。
【0030】そうした後、上記プレフィルタ14および
イオン化部15が裏面に取り付けられた前面グリル2
を、上述のようにフック21,21を本体1の係合部に
係合させて本体1に取り付ける。そうすると、前面グリ
ル2,プレフィルタ14,イオン化部15,ロールフィル
タカセット9および脱臭抗菌フィルタ16が互いに近接
して収納されるのである。このように、プレフィルタ1
4,イオン化部15,脱臭抗菌フィルタ16およびロール
フィルタカセット9の凹部を互いに近接して積層するこ
とによって、空気清浄機を薄型に形成するのである。
【0031】また、上記脱臭坑菌フィルタ16を着脱す
る際には、前面グリル2を取り外すことによってロール
フィルタカセット9の上面を露出させ、取っ手25を持
って脱臭坑菌フィルタ16を下方に挿入し、あるいは、
上方に引き抜くだけでよい。したがって、上記脱臭坑菌
フィルタ16を着脱する際にロールフィルタカセット9
を取り外す必要がなく、脱臭坑菌フィルタ16の着脱の
操作性がよい。
【0032】こうして、薄型に形成された空気清浄機に
おけるファン10がファンモータ13によって回転され
ると、図3において矢印(A)で示すように室内空気が吸
込口5,プレフィルタ14,イオン化部15,集塵フィル
タおよび脱臭抗菌フィルタ16を介して本体1の後室8
に吸い込まれる。その際に、集塵フィルタによって室内
空気中のごみや埃が除去される。そして、ごみや埃が除
去されて奇麗になった空気は、矢印(B)で示すように吹
出口4から室内に吹き出されるのである。
【0033】その際に、例えば投光器と受光器から成る
目詰まりセンサ(図示せず)を上記集塵フィルタの前後に
設置して、受光器からの信号に基づいて集塵フィルタの
目詰まりの度合を制御板22(図2参照)に設けられたマ
イコンによって検知する。そして、集塵フィルタの目詰
まりの度合に基づいて集塵フィルタ交換時機が到来した
と上記マイコンが判断した場合には、上記巻取モータ1
7bを所定時間駆動させてロールフィルタカセット9の
ロールフィルタ巻取室9b内の巻取軸を回転して、集塵
フィルタを所定量だけ巻き取るのである。
【0034】このように、本実施例においては、集塵フ
ィルタと脱臭フィルタとを分離し、空気清浄機本来の目
的に使用される集塵フィルタのみをロール状に巻いてロ
ールフィルタを形成する。そして、両端部にロールフィ
ルタ収納室9aおよびロールフィルタ巻取部9bを有する
ロールフィルタカセット9に上記ロールフィルタを収納
する。こうして、上記脱臭フィルタよりも容積が小さい
集塵フィルタのみでロールフィルタを形成してロールフ
ィルタカセット9内に収納することによって、長期間分
の集塵フィルタを空気清浄機内に格納可能となるのであ
る。
【0035】その際に、上記目詰まりセンサからの信号
に基づくマイコンの制御によって本体1側の巻取モータ
17bを駆動し、ロールフィルタカセット9におけるロ
ールフィルタ巻取部9b内の巻取軸の上端に設けられた
ギヤ18bを回転することによって集塵フィルタを所定
量だけ巻き取るようにしている。したがって、集塵量が
一定値に達するとロール状に巻かれた集塵フィルタを自
動的に引き出すことができる。
【0036】また、上記集塵フィルタよりも大きな容積
を必要とする脱臭抗菌フィルタ16は、集塵フィルタと
は別に上記ロールフィルタカセット9の下流側における
凹部に着脱可能に収納するようにしている。したがっ
て、ロールフィルタカセット9の厚みを増加させること
なく脱臭抗菌フィルタを収納できる。さらに、上記プレ
フィルタ14やイオン化部15を前面グリル2の裏面に
近接して積層するので、上記脱臭抗菌フィルタ16をロ
ールフィルタカセット9の凹部内に収納することと相俟
って、空気清浄機を薄型に形成できるのである。
【0037】上記実施例においては、目詰まりセンサか
らの信号に基づいて、制御板22のマイコンの制御によ
って集塵フィルタの交換時期を検知して新たな集塵フィ
ルタを引き出すようにしている。しかしながら、この発
明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば
上記制御板22にタイマを設け、このタイマが予めセッ
トされた時間(集塵フィルタ使用期間)が経過したと上記
マイコンが判断すると、上記巻取モータ17bを駆動し
てロールフィルタ収納室9aから新たな集塵フィルタを
引き出すようにしてもよい。
【0038】さらに、他の実施例として、ゆっくり連続
的にあるいは微小時間に微小距離だけ巻取モータ17a,
17bを駆動して、集塵フィルタをゆっくり連続的にあ
るいは大略連続的に引き出し巻き取りを行うのである。
こうして、集塵フィルタは、上記ロールフィルタカセッ
ト9のロールフィルタ収納室9aから引き出されてから
その引き出された集塵フィルタがごみで一杯になるまで
の時間にロールフィルタ巻取室9bに巻き取られるよう
にしてもよい。あるいは、上記本体1に設けられた2つ
の巻取モータ17a,17bを交互に駆動して、ロールフ
ィルタカセット9内の集塵フィルタを所定の速度で繰り
返し往復させる。そして、所定時間が経過すると目詰ま
りセンサを動作させて集塵フィルタの目詰まりの度合を
検出し、集塵フィルタが目詰まり状態であることを検知
した場合にはロールフィルタカセット9そのものを交換
するようにしてもよい。
【0039】上記脱臭坑菌フィルタ16は、常時ロール
フィルタカセット9の凹部に装着してして使用する必要
はない。すなわち、上記プレフィルタ14を薄物の脱臭
フィルタによって構成し、脱臭坑菌フィルタ16を厚物
の脱臭坑菌フィルタによって構成する。そして、通常は
薄物のプレフィルタ14のみによって脱臭を実施し、大
きな脱臭効果を必要とする際には上記厚物の脱臭坑菌フ
ィルタ16を装着して両フィルタによって脱臭効果を上
げるようにしてもよい。
【0040】上述のように、脱臭坑菌フィルタ16を集
塵フィルタと分離して設けることによって、長時間分の
集塵フィルタを空気清浄機内に格納できるようになる。
したがって、集塵済みの集塵フィルタが長時間ロールフ
ィルタ巻取室9b内に格納されることになる。そこで、
集塵フィルタをロール状に巻いたロールフィルタを収納
するロールフィルタカセット9を坑菌剤を練り込んだ樹
脂で形成すれば、集塵済みのロールフィルタに対する坑
菌処理を実施できる。
【0041】他の実施例においては、図4に示すよう
に、上記プレフィルタを一側部両端に設けたヒンジ2
7,27によって開閉自在に構成する。そして、一側面
26aおよび他側面26bに設けた開口部にはポリプロピ
レン・ネット28,28を張設してプレフィルタ26内を
空気が容易に通過可能にしている。こうすることによっ
て、プレフィルタ26内のフィルタ材30を種々の目的
に合わせたフィルタ材30に交換でき、補助機能の拡大
化を図ることができる。尚、取っ手29は、プレフィル
タ26を上記前面グリル2に対して着脱する際に用い
る。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の空気清浄機は、ロールフィルタ収納室とロール
フィルタ巻取室との間に集塵フィルタが空気通過可能に
張設されて形成された凹部を有するロールフィルタカセ
ットを本体内を前後に仕切るように設置したので、上記
ロールフィルタカセットに収納される上記ロールフィル
タは上記集塵フィルタのみによって形成される。したが
って、上記ロールフィルタカセットには長期間分の集塵
フィルタを収納可能となる。また、上記ロールフィルタ
カセットにおける上記凹部に張設された上記集塵フィル
タに近接して脱臭フィルタを並設したので、上記ロール
フィルタカセットの厚みを増すことなく脱臭フィルタを
設置でき、脱臭機能を有する薄型の空気清浄機を提供で
きる。
【0043】また、請求項2に係る発明の空気清浄機
は、上記脱臭フィルタをロールフィルタカセットにおけ
る下流側の凹部に設けているので、ごみは脱臭フィルタ
に付着することなく確実にロールフィルタに付着する。
したがって、請求項1の効果に加えて集塵効率および脱
臭効果を高めることができる。
【0044】また、請求項3に係る空気清浄機は、裏面
に平板状の補助機能部を積層した前面グリルを上記本体
の前面に取り付けることによって、上記補助機能部,脱
臭フィルタおよびロールフィルタカセットを互いに近接
して収納するように成したので、請求項1あるいは請求
項2の効果に加えて、脱臭機能や種々の補助機能を有す
る薄型の空気清浄機を提供できる。
【0045】また、請求項4に係る空気清浄機は、上記
補助機能部であるプレフィルタを上記前面グリルの上面
に設けられたプレフィルタ取出口から上下方向に着脱す
るので、上記前面グリルを本体から取り外すことなくプ
レフィルタを着脱できる。したがって、上記プレフィル
タを容易に交換可能である。
【0046】また、請求項5に係る空気清浄機は、上記
プレフィルタを、一側部に設けられたヒンジによって開
閉可能にして空気通過可能な両側面の間にフィルタ材を
挟み込んで形成したので、上記フィルタ材を目的に応じ
た種々のフィルタ材に交換して補助機能の拡大化を図る
ことができる。
【0047】また、請求項6に係る空気清浄機は、上記
ロールフィルタカセットのロールフィルタ収納室に収納
された集塵フィルタを上記本体に設置した電動機によっ
て引き出すようにしたので、上記集塵フィルタの引き出
しを容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気清浄機における一実施例の斜視
図である。
【図2】図1に示す空気清浄機の横断面図である。
【図3】図1に示す空気清浄機における各フィルタの装
着手順の説明図である。
【図4】他の実施例におけるプレフィルタの構造を示す
図である。
【符号の説明】
1…本体、 2…前面グリ
ル、4…吹出口、 5…吸込口、6…壁、
7…前室、8…後室、 9…
ロールフィルタカセット、10…ファン、
13…ファンモータ、14,26…プレフィ
ルタ、 15…イオン化部、16…脱臭抗菌
フィルタ、 17a,17b…巻取モータ、1
8a,18b…ギヤ、 23a,23b…ガ
イド部材、24…プレフィルタ取出口、 26
a…一側面、26b…他側面、 2
7…ヒンジ、30…フィルタ材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に開口部を有すると共に、ファン
    (10)の回転によって上記開口部から取り込まれた空気
    を吹出口から吹き出す本体(1)と、 上記本体(1)の前面に取り付けられて上記本体(1)の開
    口部を覆うと共に、吸込口(5)を形成する前面グリル
    (2)と、 一側にはロール状に巻かれた集塵フィルタから成るロー
    ルフィルタを収納するロールフィルタ収納室(9a)を有
    する一方他側には上記ロールフィルタ収納室(9a)から
    引き出された集塵フィルタを巻き取るロールフィルタ巻
    取室(9b)を有すると共に、上記ロールフィルタ収納室
    (9a)とロールフィルタ巻取室(9b)との間には上記ロー
    ルフィルタ収納室(9a)から引き出された集塵フィルタ
    を空気通過可能に張設して形成される凹部を有して、上
    記本体(1)内を前後に仕切るように設置されるロールフ
    ィルタカセット(9)と、 上記ロールフィルタカセット(9)における上記凹部に張
    設された上記集塵フィルタに近接して並設された脱臭フ
    ィルタ(16)を備えたことを特徴とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気清浄機において、 上記脱臭フィルタ(16)は、上記ロールフィルタカセッ
    ト(9)における下流側の上記凹部に設置されたことを特
    徴とする空気清浄機。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の空気
    清浄機において、 上記前面グリル(2)の裏面に平板状に形成された補助機
    能部(14,26,15)を積層し、この前面グリル(2)を
    上記本体(1)の前面に取り付けた際に上記補助機能部
    (14,26,15),脱臭フィルタ(16)及びロールフィ
    ルタカセット(9)が互いに近接して収納されるように成
    したことを特徴とする空気清浄機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の空気清浄機において、 上記補助機能部(14,26,15)はプレフィルタ(14,
    26)であって、上記前面グリル(2)の上面に設けられ
    たプレフィルタ取出口(24)から上下方向に着脱される
    ことを特徴とする空気清浄機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の空気清浄機において、 上記プレフィルタ(26)は、一側部に設けられたヒンジ
    (27)によって開閉可能に構成されて、空気通過可能な
    両側面(26a,26b)の間にフィルタ材(30)を挟み込
    んで形成されたことを特徴とする空気清浄機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに
    記載の空気清浄機において、 上記ロールフィルタカセット(9)におけるロールフィル
    タ収納室(9a)に収納された集塵フィルタを、上記本体
    (1)に設置した電動機(17a,17b)によって引き出す
    ように成したことを特徴とする空気清浄機。
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