JP2666619B2 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2666619B2
JP2666619B2 JP3217093A JP21709391A JP2666619B2 JP 2666619 B2 JP2666619 B2 JP 2666619B2 JP 3217093 A JP3217093 A JP 3217093A JP 21709391 A JP21709391 A JP 21709391A JP 2666619 B2 JP2666619 B2 JP 2666619B2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気清浄機の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気清浄機として、集塵フィルタ
と脱臭フィルタとを積層一体化して平板状のフィルタ部
を形成し、このフィルタ部によって集塵/脱臭を行うも
のがある。また、別体の平板状の集塵フィルタと平板状
の脱臭フィルタとを積層し、この積層された両フィルタ
によって集塵/脱臭を行うものがある。ところが、上記
いずれの空気清浄機においても平板状の集塵フィルタに
よって集塵している。したがって、上記集塵フィルタは
すぐ交換時機に至ってしまい、集塵フィルタを頻繁に交
換しなければならない。
【0003】そこで、集塵フィルタと脱臭フィルタとを
張り合わせたフィルタをロール状にして搭載した空気清
浄機が提案されている。この空気清浄機は、上記集塵フ
ィルタに対するごみの付着量が所定量になるとユーザに
集塵フィルタの巻き取り時機を表示する表示部を有して
いる。そして、ユーザは、上記表示部に集塵フィルタの
巻き取り時機が到来したことが表示されると、巻取部に
設けられたハンドル等によって巻取軸を回転させて上記
フィルタを所定長だけ巻き取り、集塵フィルタおよび脱
臭フィルタの新しい部分を引き出すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記集
塵フィルタと脱臭フィルタとを張り合わせたフィルタを
搭載した空気清浄機においては次のような問題がある。
すなわち、上記脱臭フィルタは、脱臭効果を上げるため
にはある程度の容積を必要とするので集塵フィルタより
厚く形成される。したがって、ロール状に巻かれた上記
フィルタの略2/3は脱臭フィルタであり、空気清浄機
本来の目的である空気清浄に寄与する集塵フィルタを長
期間分収納できず、本末転倒であるという問題がある。
【0005】また、上述のように、容積の大きな脱臭フ
ィルタを集塵フィルタと張り合わせてロール状にして搭
載しているので、上記両フィルタのロール径が大きくな
り、空気清浄機が大型化するという問題もある。さら
に、ユーザが手動によって上記集塵フィルタを巻き上げ
ねばならず面倒であり、集塵フィルタに付着した塵埃が
作業者に付着して不衛生的である。
【0006】そこで、この発明の目的は、長期間分の集
塵フィルタを交換時に作業者に触れないように収納でき
ると共に、容易に集塵フィルタを巻き上げることができ
る薄型の空気清浄機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の空気清浄機は、使用前のロー
ルフィルタを収納する収納室と,この収納室のロールフ
ィルタを巻き取って格納する巻取室と,上記両室を連通
し,上記両室の間に張設したロールフィルタを保持する
と共に空気の流通を許容する開口部を有する連通室とを
有するロールフィルタカセットと、上記ロールフィルタ
カセットの連通室に取り付けられる脱臭フィルタと、上
記脱臭フィルタが取り付けられたロールフィルタカセッ
トが密に嵌まり込む室を有する本体を備えたことを特徴
としている。
【0008】また、請求項2に係る発明の空気清浄機
は、請求項1に係る発明の空気清浄機において、上記ロ
ールフィルタカセットは、抗菌剤が練り込まれた樹脂で
形成されていることを特徴としている。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】請求項1に係る発明では、汚れたロールフィル
タを交換する場合には、ロールフィルタカセットが空気
清浄機本体から取り出される。その場合に、上記ロール
フィルタカセット内のロールフィルタは、収納室,巻取
室および連通室内に収納されており、外部に露出しては
いない。したがって、ロールフィルタカセットを空気清
浄機本体から取り出す際に、作業者は集塵済みのフィル
タに触れることがなく、衛生的にロールフィルタカセッ
トの交換作業が行われる。
【0014】
【0015】請求項2に係る発明では、上記ロールフィ
ルタカセットは抗菌剤が練り込まれた樹脂で形成されて
いる。したがって、使用済みのロールフィルタに対して
自動的に坑菌処理が施され、集塵済みのロールフィルタ
を長時間格納室内に衛生的に格納できる。つまり、ロー
ルフィルタカセットの交換周期が長い場合であっても不
衛生的にはならない。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1は本実施例における空気清浄機の斜視図
である。この空気清浄機は、台部3上に載置されて前方
が開口した本体1と、この本体1開口部を覆う前面グリ
ル2とによって概略構成される。上記本体1の上面には
吹出口4を有しており、前面グリル2の吸込口5から吸
い込まれた室内空気を、内部に収納された集塵フィルタ
および脱臭フィルタを通過させて集塵/脱臭を行った
後、上記吹出口4から再度室内に吹き出すようになって
いる。
【0021】図2は上記空気清浄機の横断面図である。
上記本体1は壁6によって前室7と後室8に仕切られて
いる。前方が開放された上記前室7は、集塵フィルタを
ロール状に巻いたロールフィルタを収納したロールフィ
ルタカセット9を格納する室である。また、上記後室8
は上記集塵フィルタを通過した空気を上記吹出口4(図
1参照)から吹き出すためのファンを格納する室であ
る。
【0022】上記壁6の中央には円形の穴11が設けら
れ、この穴11の周囲3方から穴11の中心に向かって
延在するファンモータ支持部材12によって、ファンモ
ータ13が穴11の中心に支持される。そして、このフ
ァンモータ13の回転軸にはファン10が取り付けられ
ている。こうして、上記ファンモータ13によってファ
ン10が回転されると、上記後室8内の空気が吹出口4
から吹き出され、負圧になった後室8内に前室7の空気
が上記壁6に設けられた穴11を通過して吸引されるの
である。
【0023】上記壁6は、その両側端部において後室8
側に向かって半円筒状に湾曲した湾曲部6a,6bを有し
ている。この2つの湾曲部6a,6bの一方には、上記ロ
ールフィルタカセット9における上記ロールフィルタを
収納する円筒形のロールフィルタ収納室9aが格納され
る。また、他方には上記ロールフィルタ収納室9aから
引き出された集塵フィルタを巻き取る円筒形のロールフ
ィルタ巻取室9bが格納される。
【0024】上記ロールフィルタカセット9におけるロ
ールフィルタ収納室9aとロールフィルタ巻取室9bとを
連通する連通室内にはロールフィルタ収納室9aから引
き出された集塵フィルタが張設され、上記連通室によっ
て両室9a,9bの最後面に対して凹部を形成している。
そして、後に図3に示すように、上記連通室全体に渡っ
て前面と後面とを連通させる開口部9c,9c,…が設けら
れており、前面グリル2の吸込口5から吸い込まれた室
内空気が上記連通室内に張設された集塵フィルタを通過
可能にしている。このように、上記ロールフィルタカセ
ット9で集塵フィルタを露出しないように収納すること
によって、ロールフィルタカセット9を交換する場合に
集塵後の集塵フィルタが作業者の手に直接触れることが
なく、衛生的なのである。
【0025】上記ロールフィルタカセット9の下流側に
おけるロールフィルタ収納室9aとロールフィルタ巻取
室9bとの間の凹部の両側部には、内側に向かって突出
したガイド部材23a,23bを設ける。そして、上記ロ
ールフィルタカセット9の凹部には、このガイド部材2
3a,23bに案内されて平板状の脱臭抗菌フィルタ16
を上下方向にスライドさせて着脱自在に収納するのであ
る。
【0026】上記前面グリル2は、両端部に後方に突出
して設けられたフック21,21を上記本体1の壁6に
設けられた係合部に係合させて本体1に取り付けられ
る。この前面グリル2における吸込口5の背後には、上
面に設けられたプレフィルタ取出口24(図1参照)を介
してプレフィルタ14が上下方向に着脱自在に取り付け
られる。また、前面グリル2におけるプレフィルタ14
の背後には、イオン化部15がプレフィルタ14に積層
された状態で着脱自在に取り付けられる。すなわち、プ
レフィルタ14およびイオン化部15によって上記補助
機能部を構成するのである。
【0027】このように、空気清浄機本来の目的のため
に使用される集塵フィルタと、補助的な目的のために使
用される脱臭抗菌フィルタとを分離することによって、
集塵フィルタのみをロール状に巻くことが可能となる。
したがって、長期間分(本実施例においては従来の略4
倍である7年分)の集塵フィルタを、ロールフィルタカ
セット9の外径を特別大きくすることなくロールフィル
タカセット9内に収納できるのである。また、大きな容
積を必要とする脱臭抗菌フィルタ16は、上述のように
ロールフィルタカセット9の凹部に着脱自在に収納する
ことによって、大きな容積を確保しつつ空気清浄機全体
の厚みが必要以上に厚くならないようにしている。
【0028】上記構成の空気清浄機においては、以下に
述べるようにしてロールフィルタカセット9および脱臭
抗菌フィルタ16を収納する。図3は各フィルタの本体
1への装着手順を示す図である。図3において、まず、
前面グリル2の上面に設けられたプレフィルタ取出口2
4にプレフィルタ14を挿入して、前面グリル2の内壁
にプレフィルタ14を取り付け、更に前面フィルタ2に
おけるプレフィルタ14の背後には、イオン化部15を
積層して取り付ける。次に、上記ロールフィルタカセッ
ト9のロールフィルタ収納室9aおよびロールフィルタ
巻取室9bを、本体1の壁6における湾曲部6a,6b内に
収納して固定し、さらに、本体1に収納されたロールフ
ィルタカセット9の上記凹部に、この凹部の両側部に設
けられたガイド部材23a,23bによって案内されて脱
臭抗菌フィルタ16を上方から挿入して収納する。こう
して、上記ガイド部材23a,23bと上記凹部の表面と
によって挟み込んで、脱臭坑菌フィルタ16をロールフ
ィルタカセット9に対して固定するのである。
【0029】その際に、上記ロールフィルタカセット9
のロールフィルタ収納室9aおよびロールフィルタ巻取
部9b内の巻取軸の上端に設けられたギヤ18aおよびギ
ヤ18bを、本体1の湾曲部6a,6b上部に設けられた巻
取モータ17a,17bの回転軸に設けられたギヤ(図示せ
ず)に噛合させる。こうして、巻取モータ17bを駆動す
ることによってロールフィルタ巻取室9b側の巻取軸を
回転して、ごみが吸着された集塵フィルタをロールフィ
ルタ巻取室9b内に巻き取るのである。
【0030】そうした後、上記プレフィルタ14および
イオン化部15が裏面に取り付けられた前面グリル2
を、上述のようにフック21,21を本体1の係合部に
係合させて本体1に取り付ける。そうすると、前面グリ
ル2,プレフィルタ14,イオン化部15,ロールフィル
タカセット9および脱臭抗菌フィルタ16が互いに近接
して収納されるのである。このように、プレフィルタ1
4,イオン化部15,脱臭抗菌フィルタ16およびロール
フィルタカセット9の凹部を互いに近接して積層するこ
とによって、空気清浄機を薄型に形成するのである。
【0031】また、上記脱臭坑菌フィルタ16を着脱す
る際には、前面グリル2を取り外すことによってロール
フィルタカセット9の上面を露出させ、取っ手25を持
って脱臭坑菌フィルタ16を下方に挿入し、あるいは、
上方に引き抜くだけでよい。したがって、上記脱臭坑菌
フィルタ16を着脱する際にロールフィルタカセット9
を取り外す必要がなく、脱臭坑菌フィルタ16の着脱の
操作性がよい。
【0032】こうして、薄型に形成された空気清浄機に
おけるファン10がファンモータ13によって回転され
ると、図3において矢印(A)で示すように室内空気が吸
込口5,プレフィルタ14,イオン化部15,集塵フィル
タおよび脱臭抗菌フィルタ16を介して本体1の後室8
に吸い込まれる。その際に、集塵フィルタによって室内
空気中のごみや埃が除去される。そして、ごみや埃が除
去されて奇麗になった空気は、矢印(B)で示すように吹
出口4から室内に吹き出されるのである。
【0033】その際に、例えば投光器と受光器から成る
目詰まりセンサ(図示せず)を上記集塵フィルタの前後に
設置して、受光器からの信号に基づいて集塵フィルタの
目詰まりの度合を制御板22(図2参照)に設けられたマ
イコンによって検知する。そして、集塵フィルタの目詰
まりの度合に基づいて集塵フィルタ交換時機が到来した
と上記マイコンが判断した場合には、上記巻取モータ1
7bを所定時間駆動させてロールフィルタカセット9の
ロールフィルタ巻取室9b内の巻取軸を回転して、集塵
フィルタを所定量だけ巻き取るのである。
【0034】このように、本実施例においては、集塵フ
ィルタと脱臭フィルタとを分離し、空気清浄機本来の目
的に使用される集塵フィルタのみをロール状に巻いてロ
ールフィルタを形成する。そして、両端部にロールフィ
ルタ収納室9aおよびロールフィルタ巻取部9bを有し、
連通室によって上記両室9a,9bを連通しているロール
フィルタカセット9に上記ロールフィルタを収納する。
こうして、上記脱臭フィルタよりも容積が小さい集塵フ
ィルタのみでロールフィルタを形成してロールフィルタ
カセット9内に収納することによって、長期間分の集塵
フィルタを空気清浄機内に格納可能となるのである。ま
た、上記集塵フィルタをロールフィルタカセット9内に
収納して露出しないようにしたので、ロールフィルタカ
セット9を交換する場合に、作業者は上記集塵フィルタ
に触れることがなく、衛生的な空気清浄機を提供できる
のである。
【0035】その際に、上記目詰まりセンサからの信号
に基づくマイコンの制御によって本体1側の巻取モータ
17bを駆動し、ロールフィルタカセット9におけるロ
ールフィルタ巻取部9b内の巻取軸の上端に設けられた
ギヤ18bを回転することによって集塵フィルタを所定
量だけ巻き取るようにしている。したがって、集塵量が
一定値に達するとロール状に巻かれた集塵フィルタを自
動的に引き出すことができる。
【0036】また、上記集塵フィルタよりも大きな容積
を必要とする脱臭抗菌フィルタ16は、集塵フィルタと
は別に上記ロールフィルタカセット9の下流側における
凹部に着脱可能に収納するようにしている。したがっ
て、ロールフィルタカセット9の厚みを増加させること
なく脱臭抗菌フィルタを収納できる。さらに、上記プレ
フィルタ14やイオン化部15を前面グリル2の裏面に
近接して積層するので、上記脱臭抗菌フィルタ16をロ
ールフィルタカセット9の凹部内に収納することと相俟
って、空気清浄機を薄型に形成できるのである。
【0037】上記実施例においては、目詰まりセンサか
らの信号に基づいて、制御板22のマイコンの制御によ
って集塵フィルタの交換時期を検知して新たな集塵フィ
ルタを引き出すようにしている。しかしながら、この発
明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば
上記制御板22にタイマを設け、このタイマが予めセッ
トされた時間(集塵フィルタ使用期間)が経過したと上記
マイコンが判断すると、上記巻取モータ17bを駆動し
てロールフィルタ収納室9aから新たな集塵フィルタを
引き出すようにしてもよい。
【0038】さらに、他の実施例として、ゆっくり連続
的にあるいは微小時間に微小距離だけ巻取モータ17a,
17bを駆動して、集塵フィルタをゆっくり連続的にあ
るいは大略連続的に引き出し巻き取りを行うのである。
こうして、集塵フィルタは、上記ロールフィルタカセッ
ト9のロールフィルタ収納室9aから引き出されてから
その引き出された集塵フィルタがごみで一杯になるまで
の時間にロールフィルタ巻取室9bに巻き取られるよう
にしてもよい。あるいは、上記本体1に設けられた2つ
の巻取モータ17a,17bを交互に駆動して、ロールフ
ィルタカセット9内の集塵フィルタを所定の速度で繰り
返し往復させる。そして、所定時間が経過すると目詰ま
りセンサを動作させて集塵フィルタの目詰まりの度合を
検出し、集塵フィルタが目詰まり状態であることを検知
した場合にはロールフィルタカセット9そのものを交換
するようにしてもよい。
【0039】上記脱臭坑菌フィルタ16は、常時ロール
フィルタカセット9の凹部に装着してして使用する必要
はない。すなわち、上記プレフィルタ14を薄物の脱臭
フィルタによって構成し、脱臭坑菌フィルタ16を厚物
の脱臭坑菌フィルタによって構成する。そして、通常は
薄物のプレフィルタ14のみによって脱臭を実施し、大
きな脱臭効果を必要とする際には上記厚物の脱臭坑菌フ
ィルタ16を装着して両フィルタによって脱臭効果を上
げるようにしてもよい。
【0040】上述のように、脱臭坑菌フィルタ16を集
塵フィルタと分離して設けることによって、長時間分の
集塵フィルタを空気清浄機内に格納できるようになる。
したがって、集塵済みの集塵フィルタが長時間ロールフ
ィルタ巻取室9b内に格納されることになる。そこで、
集塵フィルタをロール状に巻いたロールフィルタを収納
するロールフィルタカセット9を坑菌剤を練り込んだ樹
脂で形成すれば、集塵済みのロールフィルタに対する坑
菌処理を実施できる。
【0041】他の実施例においては、図4に示すよう
に、上記プレフィルタを一側部両端に設けたヒンジ2
7,27によって開閉自在に構成する。そして、一側面
26aおよび他側面26bに設けた開口部にはポリプロピ
レン・ネット28,28を張設してプレフィルタ26内を
空気が容易に通過可能にしている。こうすることによっ
て、プレフィルタ26内のフィルタ材30を種々の目的
に合わせたフィルタ材30に交換でき、補助機能の拡大
化を図ることができる。尚、取っ手29は、プレフィル
タ26を上記前面グリル2に対して着脱する際に用い
る。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の空気清浄機は、ロールフィルタを収納する収納
室と、巻き取られたロールフィルタを格納する巻取室
と、上記両室を連通すると共に上記両室の間に張設され
たロールフィルタを保持する連通室で構成されたロール
フィルタカセットを有し、このロールフィルタカセット
は本体の室内に密に嵌まり込むようになっているので、
上記ロールフィルタは上記ロールフィルタカセット内に
露出しないように格納される。したがって、上記ロール
フィルタカセットを交換する場合に、作業者は集塵済み
のロールフィルタに触れることがなく、また、ロールフ
ィルタに付着した塵等が本体内に落下することなく、衛
生的にロールフィルタカセットの交換作業を行うことが
できる。
【0043】また、請求項2に係る発明の空気清浄機の
ロールフィルタカセットは、抗菌剤が練り込まれた樹脂
で形成されているので、使用済みのロールフィルタに対
して自動的に坑菌処理を施すことができる。したがっ
て、集塵済みのロールフィルタを長時間巻取室内に衛生
的に収納できる。すなわち、この発明によれば、上記ロ
ールフィルタカセットの交換周期を長くしても、衛生的
な空気清浄機を提供できる。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の空気清浄機における一実施例の斜視
図である。
【図2】図1に示す空気清浄機の横断面図である。
【図3】図1に示す空気清浄機における各フィルタの装
着手順の説明図である。
【図4】他の実施例におけるプレフィルタの構造を示す
図である。
【符号の説明】
1…本体、 2…前面グリ
ル、4…吹出口、 5…吸込口、6…壁、
7…前室、8…後室、 9…
ロールフィルタカセット、10…ファン、
13…ファンモータ、14,26…プレフィ
ルタ、 15…イオン化部、16…脱臭抗菌
フィルタ、 17a,17b…巻取モータ、1
8a,18b…ギヤ、 23a,23b…ガ
イド部材、24…プレフィルタ取出口、 26
a…一側面、26b…他側面、 2
7…ヒンジ、30…フィルタ材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用前のロールフィルタを収納する収納
    室(9a)と、この収納室(9a)のロールフィルタを巻き取
    って格納する巻取室(9b)と、上記両室(9a,9b)を連通
    し、上記両室(9a,9b)の間に張設したロールフィルタ
    を保持すると共に空気の流通を許容する開口部(9c)を
    有する連通室とを有するロールフィルタカセット(9)
    と、 上記ロールフィルタカセット(9)の連通室に取り付けら
    れる脱臭フィルタ(16)と、 上記脱臭フィルタ(16)が取り付けられたロールフィル
    タカセット(9)が密に嵌まり込む室(7)を有する本体
    (1)を備えたことを特徴とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気清浄機において、 上記ロールフィルタカセット(9)は、抗菌剤が練り込ま
    れた樹脂で形成されていることを特徴とする空気清浄
    機。
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