JPS63178864A - 抗菌フイルタユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気清浄機や脱臭機などに使用する抗菌性を有
する抗菌フィルタユニットに関するものである。

従来の技術 近年、病院的感染や空気調和機によるアレルギー性喘息
等に見られるように、空気の微生物汚染２へ一ノ の問題が社会的に顕在化している。

空気清浄機や脱臭機のフィルタユニットは、一般に臭い
を脱臭する活性炭等を脱臭剤として使用した脱臭部と、
空気中の粉塵や粉塵に付着した菌等を捕集する集塵部と
から成っており、脱臭部と集塵部とをフィルタ状に成形
したフィルタユニットとなっている。

集塵部には捕集された菌があシ、脱臭部には集塵部で捕
集しきれず通過した菌が付着している場合も多くあり、
全般的にフィルタユニットは微生物で汚染されることが
多い。

発明が解決しようとする問題点 前記従来のフィルタユニットを空気清浄機または脱臭機
に使用した場合において、いったんフィルタユニットに
付着した微生物は、フィルタユニットに付着した粉塵お
よび活性炭等に吸着した水分を栄養源として繁殖し、新
たな問題を引き起こす可能性がある。たとえば、かび（
真菌）の胞子が付着し、それが繁殖した場合多数の胞子
を形成するため、その胞子が飛散したときには、新たな
３ベ−７ 空気の汚染源となり得る可能性があるという問題点を有
していた。

機関は、このような問題点に鑑み、フィルタユニットに
付着した微生物の繁殖をより確実に、容易に防止しアフ
ターサービスの良いフィルタユニットの提供を目的とす
るものである。

問題点を解決するだめの手段 この問題点を解決するために本発明のフィルタユニット
は、空気の吸込面は全面開口で空気の吹出面は網状の無
数の穴を有し、抗菌剤を練込んだ合成樹脂製のフィルタ
枠と、前記フィルタ枠の内部に前記吹出面側から順に設
けた抗菌剤を固定あるいは練込んだスポンジ状合成樹脂
と、脱臭剤と、導電性を有した網と、エレクトレットフ
ィルタとからなり、前記脱臭剤と前記エレクトレ、ット
クィックとで固定・成形したものである。

作　　用 上記構成によって空気清浄機または脱臭機に取付は使用
したとき、フィルタユニットに付着した微生物は、フィ
ルタ枠とスポンジ状合成樹脂とに練込みあるいは固定さ
れた抗菌剤により、微生物の繁殖を確実に容易に防止す
ることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図に基づいて説明する
。

図において、抗菌フィルタユニットの本体１は、抗菌剤
を練込んだ合成樹脂製のフィルタ枠２の内部に空気の吹
出面側よシ順に、昇華性あるいは非昇華性の抗菌剤を固
定あるいは練込んだ通気性を有したスポンジ状合成樹脂
３と、活性炭等の脱臭剤４と、導電性を有した金属製等
の網５とエレクトレットフィルタ６とを設けている。

フィルタ枠２の空気の吸込面７は全面開口となっておシ
、吹出面８は網状に無数の穴を有している。スポンジ状
合成樹脂３は、脱臭剤４が吹出面８からこぼれ落ちない
ために配置されている。そして、脱臭剤４を網５とエレ
クトレットフィルタ６とで押え込み、脱臭剤４を接着な
どで固定・成形している。上記の如く形成した抗菌フィ
ルタユニットを電気集塵部と組合せて使用する場合の一
５ベーン 例を次に述べる。抗菌フィルタユニットの本体１の上流
側に平行極板９と放電線１ｏとを配置し、直流高圧電源
１１のプラス側と放電線１ｏを接続し、マイナス側を平
行極板９とフィルタユニットの網５を接続している。

以上のように電気集塵部と組合せて構成した抗菌フィル
タユニットを空気清浄機あるいは脱臭機に組込み、図示
していないが送風機等により粉塵や悪臭を多く含んだ空
気を送風し空気流１２を発生させると、平行極板９と放
電線１０との間には、直流高圧電源１１により印加され
た高電圧のためコロナ放電が生じ、その間を通過する粉
塵はプラスに帯電される。帯電された粉塵はエレクトレ
ットフィルタ６に捕集される。エレクトレットフィルタ
６は単体でも集塵効果があるが、粉塵を帯電させた方が
集塵性能が良い。その後、悪臭が脱臭剤４に脱臭され、
清浄空気流１３として得られる。

しかし、一般的に空気流１２には、かなりの微生物をも
含んでおり、したがって、フィルタユニットにはこの微
生物が捕集あるいは付着し、長期６′・−／゛ 間にわたって使用すると粉塵や脱臭剤５に付着した水分
等を栄養源として微生物が繁殖する可能性がある。

スポンジ状合成樹脂３に、昇華性抗菌剤を固定した場合
、昇華性抗菌剤が昇華し気体分子となった抗菌成分が微
生物に対して抗菌作用をもたらす。

そして送風機が運転して送風機が運転して空気流がある
場合は、空気清浄機等のフィルタユニットの吹出側ケー
シング等に付着した微生物に対して抗菌作用をもたらす
。また送風機の運転を停止して空気流がない場合に、エ
レクトレットフィルタ６や脱臭剤４等に付着した微生物
に対して、昇華した抗菌成分が抗菌作用をもたらす。

また、一般的に合成樹脂に抗菌剤を練込む場合には、非
昇華性のものしか使用できない。したがって、フィルタ
枠２やスポンジ状合成樹脂３に抗菌剤を練込む場合は非
昇華性抗菌剤しか使用することができない。そのため上
記昇華性抗菌剤の抗菌作用は得られない。しかし、フィ
ルタ枠２やスポンジ状合成樹脂３に接触している部分に
は、抗７１＋−７ 菌作用があシ、エレクトレットフィルタ６や脱臭剤５で
繁殖した微生物を最終的にフィルタユニットの外側に出
ることがない。

したがって、このフィルタユニットを使用すれば、微生
物の繁殖による二次汚染の問題は解決される。

また、抗菌フィルタユニットは、長期間（半年程度）使
用すると、集塵性能および、脱臭性能が低下し寿命とな
り、交換する必要がある。前記に示すような構成にする
ことにより交換が容易に行うことができる。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本発明によれば
、抗菌剤をフィルタ枠とスポンジ状合成樹脂に練込みあ
るいは固定することによシ、抗菌フィルタユニットに付
着した微生物の繁殖をより確実に容易に防止することが
でき、集塵性能および脱臭性能が低下し、交換する場合
容易に抗菌フィルタユニットのみを交換できるという実
用上大きな効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例によるフィルタユニットの断面図
である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・フィルタ枠、３・
・・・スポンジ状合成樹脂、４・・・・・脱臭剤、５・
・・・・網、６・・・・・・エレクトレットフィルタ、
７・・・・・・吸込面、８・・・・吹出面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空気の吸込面は全面開口で空気の吹出面は網状の無数の
   穴を有し、抗菌剤を練込んだ合成樹脂のフィルタ枠と、
   前記フィルタ枠の内部に前記吹出面側から順に設けた抗
   菌剤を固定あるいは練込んだスポンジ状合成樹脂と、脱
   臭剤と、導電性を有した網と、エレクトレットフィルタ
   とからなり、前記脱臭剤を前記網と前記エレクトレット
   フィルタとで固定・成形した抗菌フィルタユニット。