JPH0556908B2 - - Google Patents

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JPH0556908B2
JPH0556908B2 JP14790989A JP14790989A JPH0556908B2 JP H0556908 B2 JPH0556908 B2 JP H0556908B2 JP 14790989 A JP14790989 A JP 14790989A JP 14790989 A JP14790989 A JP 14790989A JP H0556908 B2 JPH0556908 B2 JP H0556908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
denture base
denture
manufacturing
divided
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14790989A
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English (en)
Other versions
JPH0312151A (ja
Inventor
Koki Kani
Tadashi Fukumoto
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0312151A publication Critical patent/JPH0312151A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、義歯の製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、義歯は、第3図に示すように、義歯床1
に人工歯2をレジン3を介して固定したものから
なつている。
上記義歯床1は、例えば、上蓋用の場合、口蓋
と密着するように、精密加工が要求される。義歯
床1の製造法として、スプリングバツクによる精
度の低下の問題を有するプレス成形にかえ、特公
昭56−20867号公報に開示されている、衝撃液圧
を利用した製法が注目を集めている。
この方法は、第4図に示すように、水槽4の底
部に設けられた義歯床1の型5の上に、チタン等
からなる薄肉金属板6をのせ、その上に、樹脂製
フイルム7をのせ、そして、水槽4の上方部か
ら、樹脂製弾丸8を水槽4内にうち込み、このと
きに生じた衝撃液圧によつて、金属板6を成形す
るものである。
この方法によれば、プレス成形法の場合のよう
にスプリングバツクによる精度低下の問題が少な
く、鋳造法による場合の精度と同等あるいはそれ
以上の精度が、複雑な工程を要することなく得ら
れる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した衝撃液圧法によつて、
精密に義歯床1を製造しても、レジン3を義歯床
1に固定する際、レジンの重合収縮および高温に
加熱されたレジン3が冷えるときの熱収縮によ
り、義歯床1に変形が生じる。
従つて、この発明の目的は、レジン3の重合収
縮および冷却時の熱収縮によつて、義歯床1に変
形が生じない義歯の製造方法を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] この発明は、予め成形された義歯床に、重合収
縮等の化学反応により硬化するレジンを介して人
工歯を固定するに際して、前記レジンの硬化前あ
るいは硬化後、前記レジンを複数ブロツクに分割
して、前記レジンの重合収縮および冷却による熱
収縮によつて生じた前記義歯床の歪を取り除き、
次いで、前記レジンの分割部分を一体化すること
に特徴を有するものである。
次に、この発明の、義歯の製造方法の一実施態
様を図面を参照しながら説明する。
第1図は、この発明の、義歯の製造方法の一実
施態様を示す斜視図である。
先ず、例えば、第4図に示すような衝撃液圧成
形装置によつて義歯床1を成形する。次いで、こ
のようにして成形した義歯床1にレジン3を介し
て人工歯2を固定するが、レジン3は、重合時に
収縮すると共に冷却により熱収縮するので、これ
によつて義歯床1に変形が生じるのを軽減するた
めに、第1図に示すように、レジン3を複数個の
ブロツクに分割する。
このように、レジン3を複数個のブロツク3A
に分割することによつて、レジン3の重合による
収縮および冷却による熱収縮によつて生じる義歯
床1の歪が取り除かれる。
義歯床1の歪を取り除いた後、レジン3の分割
の際に形成した溝内に、レジン3と同質の結合材
9を充填して、レジン3の分割部分を一体化す
る。
[実施例] 厚さ0.4mm、縦幅100mm、横100mmの純Ti板を、
第4図に示す衝撃液圧成形装置によつて全部床義
歯未形状に成形し、次いで、周縁部を切断し、研
磨することによつてTi製全部床義歯床を調製し
た。次いで、常法に従つて、人工歯をレジンを介
して義歯床に固定した。この後、レジンを6ブロ
ツクに分割して、レジンの重合収縮および冷却に
よる熱収縮によつて義歯床に生じた歪を取り除い
た。次に、レジン3の分割の際に形成した溝内
に、レジンと同質の結合材を充填して、レジンの
分割部分を一体化した。そして、義歯床1と義歯
床の型10との最大間隔()(第2図参照)を
測定したところ、最大50μmであつた。一方、レ
ジンを分解せずに義歯を製造した場合の義歯床と
義歯床の型10との最大間隔は320μmであつた。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、レジ
ンの硬化前あるいは硬化後、レジンを複数ブロツ
クに分割することによつて、レジンの重合収縮お
よび冷却によつて生じる義歯床の歪を取り除くこ
とができるので、義歯床をより精度高く製造でき
るという有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の、義歯の製造方法の一実
施態様を示す斜視図、第2図は、義歯床と型との
間の間隔を示す説明図、第3図は、義歯の断面
図、第4図は、義歯床の製造装置の断面図であ
る。図面において、 1……義歯床、2……人工歯、3……レジン、
4……水槽、5……型、6……金属板、7……フ
イルム、8……弾丸、9……結合材、10……
型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予め成形された義歯床に、重合収縮等の化学
    反応により硬化するレジンを介して人工歯を固定
    するに際して、前記レジンの硬化前あるいは硬化
    後、前記レジンを複数ブロツクに分割して、前記
    レジンの重合収縮および冷却による熱収縮によつ
    て生じた前記義歯床の歪を取り除き、次いで、前
    記レジンの分割部分を一体化することを特徴とす
    る、義歯の製造方法。
JP1147909A 1989-06-10 1989-06-10 義歯の製造方法 Granted JPH0312151A (ja)

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JP5270205B2 (ja) * 2008-03-24 2013-08-21 株式会社Dnpファインケミカル インクジェット記録用油性緑色インク組成物およびインクジェット記録用油性インクセット
KR101657432B1 (ko) * 2016-02-01 2016-09-13 남두석 절결홈이 형성된 의치 일체용 잇몸을 이용한 틀니 제조방법

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