JPH0556902A - 掃除用シート及びその製造方法 - Google Patents

掃除用シート及びその製造方法

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JPH0556902A
JPH0556902A JP22184491A JP22184491A JPH0556902A JP H0556902 A JPH0556902 A JP H0556902A JP 22184491 A JP22184491 A JP 22184491A JP 22184491 A JP22184491 A JP 22184491A JP H0556902 A JPH0556902 A JP H0556902A
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sheet
heat
cleaning
shrinkable
fibers
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信也 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の強度を有し、且つダスト捕集性にすぐ
れた掃除用シート及びその製造方法の提供。 【構成】 本発明の掃除用シート10は、網状シート1
1と繊維集合体14とが繊維の絡合により一体化された
第1シート12と、該第1シート12を熱収縮性シート
の第2シート15に部分的に接合されて一体化的に形成
された掃除用シートであって、上記第1シート12に
は、その表面に比較的小さな多数の第1凹凸部14A、
14Bが形成されており、且つ上記第2シート15に対
して上記第1シート12全体が比較的大きな第2凹凸部
10A、10Bを形成していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートの表面に凹凸部
が形成されている掃除用シート、特に、業務用或いは家
庭用の掃除用シートとして用いられる掃除用シート及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、掃除用シートには、織布、不織
布等を用いた湿式、或いは乾式の掃除用拭布である雑
巾、化学雑巾等の単純なシート状のもの、またはモップ
に代表される糸状のものを束ねた形のもの等があり、そ
れらは、目的に応じて、家庭、事務所、店舗、ビル、工
場などで広く用いられている。
【0003】これらのうちシート状のものにあっては、
エンボス加工等により凹凸部を付与し、嵩高性を向上さ
せることが公知であり、例えば、紙若しくは不織布をエ
ンボスロールで挟み込むことにより凹凸加工したものが
知られている。しかし、かかる従来の掃除用シートにあ
っては、水状物の存在下では凹凸部を長時間維持できな
かったり、該シートに引っ張り応力が作用すると凹凸部
の維持が困難になるという問題があった。
【0004】これらの問題を解決するために、特開昭6
4−61546号公報には、不織布に弾力性を持った糸
でステッチングを施すことにより、ギャザーをつけて凹
凸部を付与する技術が開示されている。また、特開昭6
1−215754号公報及び特開平2−160962号
公報には、不織布を構成する非熱収縮性繊維と潜在熱捲
縮発現性繊維を部分的に接合し、加熱することにより凹
凸部を発現させる技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した前者
の技術では、シートに形成された凹凸部の保持が可能で
あるが、シートを構成する不織布そのものには嵩高性が
与えられていないため、繊維の自由度が小さく、ダスト
類を充分に絡め取ることができず、ダストの捕集が充分
できないという問題点がある。
【0006】また、後者の技術では、シートを構成する
非熱収縮性繊維部分は嵩高な凹凸形状を発現するもの
の、その発現する凹凸形状が小さく、比較的大きなダス
トを捕集することができないという問題点がある。更
に、後者の技術では、潜在熱捲縮発現性繊維で構成され
る部分に非熱収縮性繊維が強く絡合され、繊維の自由度
が小さいため、上述した前者の技術と同様に、比較的大
きなダストの捕集が充分にできないという問題点があ
る。一方、嵩高で繊維の自由度が大きいシートは、一般
に、構成繊維の絡合が少なく、これによって掃除用シー
トの強度が著しく低下するという問題がある。
【0007】従って、本発明の目的は、所定の強度を有
し、且つダスト捕集性にすぐれた掃除用シート及びその
製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、網状シートと
繊維集合体とが繊維の絡合により一体化された第1シー
トと、該第1シートを熱収縮性の第2シートに部分的に
接合して一体的に構成された掃除用シートであって、上
記第1シートには、その表面に比較的小さな多数の第1
凹凸部が形成されており、且つ上記第2シートに対して
上記第1シート全体が比較的大きな第2凹凸部を形成し
ていることを特徴とする掃除用シートを提供することに
より、上記目的を達成したものである。
【0009】また、本発明は、上記掃除用シートを、好
適に製造する方法として、熱収縮性の網状シートの片面
若しくは両面に繊維ウエブを積層した後、網状シートと
繊維ウエブを絡合一体化することにより第1シートを形
成し、該第1シートを加熱して網状シートを収縮させる
ことにより、上記第1シートの表面に比較的小さな第1
凹凸部を形成し、上記第1シートを熱収縮性の第2シー
トに部分的に接合して一体化した後、上記第1及び第2
シートを加熱し、第2シートを収縮させることにより、
第2シートに対して第1シート全体が比較的大きな第2
凹凸部を形成することを特徴とする掃除用シートの製造
方法を併せて提供するものである。
【0010】更に、本発明は、上記掃除用シートを、好
適に製造する方法として、熱収縮性の網状シートの片面
若しくは両面に繊維ウエブを積層した後、網状シートと
繊維ウエブを絡合一体化することにより第1シートを形
成し、該第1シートを熱収縮性の第2シートに部分的に
接合して一体化し、次に、上記第1シート及び第2シー
トを一体化した状態で加熱し、上記網状シートと第2シ
ートとを収縮させることにより第1凹凸部と第2凹凸部
を同時に形成することを特徴とする掃除用シートの製造
方法をも提供するものである。
【0011】尚、本発明に記載の「繊維集合体」とは構
成繊維の絡合したものを表し、「繊維ウエブ」とは構成
繊維が絡合処理を受ける前のものをさす。
【0012】
【作用】本発明の掃除用シートによれば、掃除用シート
全体に形成された大きな第2凹凸部により比較的大きな
ダストを捕集でき、繊維集合体に形成された比較的小さ
な第1凹凸部により比較的小さなダストを捕集できると
ともに、全体としても自由度の高い繊維の絡み効果によ
り、或いは構成繊維間の空隙にトラップすることにより
種々のダストを捕集できる。更に、毛髪のような剛直か
つ比較的長いものも第1シートの構成繊維の自由度が大
きいため、繊維との絡みで捕集できる。
【0013】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明の実施例
を詳細に説明する。図1は本発明の実施例による掃除用
シートの斜視図、図2は図1に示す掃除用シートをII
ーII線に沿って切断した状態を示す断面図、図3は図
2に示す掃除用シートを拡大して示す断面図、図4は網
状シートとして用いられるネットの平面図、図5は図4
に示す掃除用シートを製造する際に好適に用いられる製
造装置の概略構成図、図6は網状シートとして用いられ
る繊維集合体の平面図、図7は網状シートとして用いら
れる有孔フィルムの平面図である。
【0014】本実施例の掃除用シート10は、図1〜図
4に示す如く、網状シート11と繊維集合体14とが繊
維の絡合により一体化された第1シート12と、該第1
シート12を熱収縮性シートの第2シート15に部分的
に接合されて一体化的に形成された掃除用シートであっ
て、上記第1シート12には、その表面に比較的小さな
多数の第1凹凸部14A、14Bが形成されており、且
つ上記第2シート15に対して上記第1シート12全体
が比較的大きな第2凹凸部10A、10Bを形成してい
ることを特徴とする。
【0015】第1シート12は、網状シート11の片面
若しくは両面に、繊維の絡合で構成された不織布状の繊
維集合体14をその構成繊維間の絡合と共に該網状シー
ト11に対しても絡合状態で一体化して構成され、該第
1シート12には、網状シート11の収縮により比較的
小さな凹凸である第1凹凸部14A、14Bが形成され
ている。このように、繊維の絡合で形成した不織布は、
繊維を融着のみ或いは接着のみで形成した不織布よりも
構成繊維の自由度が大きくなり、ダスト類と該繊維との
絡まり保持性が非常に高くなるので、ダスト捕集性に優
れている。
【0016】更に、第1シート12は、熱収縮性の第2
シート15の片面若しくは両面(本実施例では片面)に
部分的に接合されており、熱収縮性の第2シート15の
収縮により掃除用シート全体として第1凹凸部14A、
14Bよりも更に大きな凹凸の第2凹凸部10A、10
Bが第2シート15に形成されている。即ち、掃除用シ
ート10には、比較的大きな第2凹凸部10A、10B
と比較的小さな第1凹凸部14A、14Bとが形成され
ている。
【0017】上記網状シート11としての熱収縮性ネッ
ト11aは、図4に示す如く全体として格子状に形成さ
れている。繊維集合体14を構成する繊維の種類は、ポ
リエステル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系、アク
リル系等の熱可塑性繊維、或いはそれらの複合化繊維、
アセテート等の半合成繊維、キュプラ、レーヨン等の再
生繊維、或いは綿(コットン)等の天然繊維のいずれで
もよい。また、それらの混綿でもよい。坪量、繊度、繊
維長、断面形状、絡合度、強度は、加工性、コスト等を
総合的に勘案して使用目的にあわせて決定される。特
に、坪量は所定の大きさに収縮させる前のものが15〜
150g/m2 となることが適当である。坪量が15g
/m2 より小さいと必要十分な絡合度、強度が得られに
くく、掃除用シートとして用いた場合、毛羽抜けするお
それがあり、150g/m2 より大きいと、コストの面
で不利となるからである。
【0018】繊維集合体14の繊度も絡合に影響する
が、0.5〜6.0デニールが適当である。0.5デニ
ールより細いとウエブ形成性が非常に悪くなり、6.0
デニールより太いと絡合しにくいと共に、ダスト類の保
持性が悪くなるからである。不織布状の繊維集合体14
には、その表面物性を向上させダスト類を吸着する界面
活性剤、油剤或いは低タック性粘着剤、或いは掃除され
る面に光沢を付与する油剤等、要求機能に応じて適宜付
与してもよい。
【0019】網状シート11としては、熱収縮性のもの
が用いられるのが好ましく、網状シートとしてネット1
1aを用いる場合、ポリオレフィン系;例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン等、ポリエステル
系;例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等、及びビニル系、ビニリデン系;例
えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミ
ド系;例えば、ナイロン6、ナイロン66等、或いはそ
れらの変性物、混合物等の熱可塑性ポリマーで構成され
たネット11aを必要な凹凸形状に応じて1軸または2
軸方向に収縮するもの、若しくは上述のポリマーで熱収
縮するフィラメントを経糸若しくは緯糸の少なくとも一
方に用いて、製織または編成したネットが好適で、必要
とする第1凹凸部14A、14Bにより適宜決定する。
【0020】網状シート11としてのネット11aは、
格子の大きさ、線径等は、収縮力、収縮率による凹凸部
の形状、度合及び不織布状の繊維集合体との部分的な絡
合性等を考慮して決定する必要がある。具体的には、線
径は、好ましくは500〜20μ、更に好ましくは20
0〜100μ、また格子はその形状を限定しないが、そ
の開孔面積が4〜900mm2 、更に好ましくは10〜2
00mm2 である。ネット11aの格子、即ち、開孔面積
が大きいと、4mm2 より大きいと、ネット11aを挟ん
で両面に存在する繊維集合体の繊維同士がネット11a
の孔を挟んで繊維同士が強く絡合をするため、ネット1
1aの孔部分に凸部を形成しやすい。一方、格子が小さ
かったり、線径が大きい場合には、ネット線上に存在す
る表面の繊維同士及び裏面繊維同士の絡合が多くなるた
め上記の場合とは逆にネット11aの孔部分に凹部を形
成し易い。
【0021】熱収縮性の第2シート15としては、ポリ
オレフィン系;例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン等、ポリエステル系;例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等、
及びビニル系、ビニリデン系;例えば、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド系;例えば、ナイ
ロン6、ナイロン66等、或いはそれらの変性物、或い
は混合物等のフィルムシートが好適で、必要な第2凹凸
部10A、10Bの形状に応じて、一軸または二軸方向
に収縮するものを適宜選定する。
【0022】該第2シート15の厚さは、収縮力、収縮
率による凹凸部の形状、度合及び不織布状の繊維集合体
との部分的な接合加工性等を考慮して決定する必要があ
るが、10〜40μm程度のものが妥当である。また、
該第2シート15の樹脂は、接合する不織布状の繊維集
合体14との接合性を勘案して適宜選定すればよい。次
に、図5を参照して本発明にかかる掃除用シートの製造
法の好ましい実施態様について説明する。
【0023】一軸または二軸方向に熱収縮する網状シー
ト11の片面または両面に繊維ウエブを積層した後、水
流により網状シート11の片面側にある繊維ウエブの繊
維と他面側にある繊維ウエブの繊維、及び繊維ウエブの
繊維と網状糸を絡合一体化させるのと同時に、各繊維ウ
エブを絡合による不織布状の繊維集合体14にする。そ
の後、得られた繊維集合体14は、乾燥と同時または乾
燥工程とは別に熱収縮性の網状シート11を熱収縮させ
ることにより、不織布状の繊維集合体14の部分が全体
として第1凹凸部14A、14Bを付与し、第1シート
12を形成する。
【0024】更に、上記の繊維集合体14に一軸または
二軸方向に熱収縮する熱収縮性の第2シート15を接合
する。接合方法として接着剤を第2シート15及び不織
布の少なくとも一方にパターン塗布する方法や加熱・加
圧する方法等がある。接着剤で接合する際には、熱収縮
性の第2シート15が熱収縮する時に剥がれない十分な
接着力を有する接着剤を使用する必要があると同時に、
安定な加工のためには不織布状の繊維集合体14の非接
合面側に接着剤がにじみ出さないことが必要である。加
熱・加圧する方法では、第2シート15と不織布状の繊
維集合体14で相互に融着、或いはアンカー効果で接合
するような素材を選定することが必要である。接合パタ
ーンは、エンボスロールで設定が可能である。具体的に
は、ヒートエンボス方式と超音波エンボス方式がある
が、加工速度、素材によって適宜選定すればよい。いず
れかの接合で接合後、第1シート12と第2シート15
を一体化したものに適度な温度・時間で処理する。それ
らの条件は、熱収縮性の第2シート15によって異なる
が、必要とする第2凹凸部10A、10Bを得るための
収縮率になるように設定すればよい。ただし、第2シー
ト15は、網状シート11が収縮する温度より低い温度
域で収縮をコントロールできることが望ましい。エンボ
スのパターンは連続の線でも良いし、不連続のドットパ
ターンでも良い。ただし、一つの囲まれたパターン形状
の大きさは網状シート11により繊維集合体14に与え
られた第1凹凸部14A、14Bよりも大きいことが必
要である。また、平行線若しくはそれに近い形状のもの
は互いの間隔が第1凹凸部14A、14Bより大きいこ
とが必要である。この際のエンボスパターンを構成する
ライン、或いはドットの幅は0.1〜5mmが好ましい。
これより細いと、接合力が弱くなるし、太い場合には掃
除用シートとしての有効面積が減少することになる。
【0025】不織布状の繊維集合体14に比較的小さい
第1凹凸部14A、14Bを付与するための熱処理と、
更に、比較的大きな第2凹凸部10A、10Bを付与す
るための熱処理を一度にするためには、双方の第2凹凸
部10A、10B形状が処理温度において目的の大きさ
になるように各々の収縮率を予め調整する必要がある。
この際、目的の大きさの第2凹凸部10A、10B形状
を得るためには、不織布状の繊維集合体14が収縮する
分を差し引いておく必要がある。
【0026】連続的な接合シート状態では、流れ方向に
収縮させる際には、熱処理部の入口側と出口側の速度差
が重要なポイントになる。即ち、収縮応力よりも引っ張
り力が大きい場合は、収縮率は前後の速度比に近いもの
となる。次に、本発明の掃除用シートの製造方法の一実
施態様を図5に示す。繊維ウェブを作るカード機21A
及び21Bのそれぞれから連続的に繊維ウェブが、繰り
出しロール22を介して繰り出される。
【0027】一方、カード機21A及び21Bの間に
は、網状シート11のロール23が配置され、その繰り
出しロール25により網状シート11が繰り出される。
そして、網状シート11の両面に上記繰り出しロール2
2にて、繊維ウェブが重ね合わされ、ウォーターニード
リング装置26へ搬送される。ここで、ジェット水流に
より繊維ウェブの繊維を網状シート11と絡合させると
共に網状シート11の両面にある繊維ウェブ14同士を
絡合一体化させ、繊維集合体14を作成する。
【0028】その後、繊維集合体14は、ニップロール
27を通って、乾燥及び収縮させるための加熱装置28
に搬入されて熱処理される。この熱処理により、第1シ
ート12に第1凹凸部14A、14Bを形成する。そし
て、第1凹凸部14A、14Bを付与された第1シート
12は、ニップロール29を通って、ロールから供給さ
れる熱収縮性の第2シート15と共にニップロール30
により重ね合わされる。その後、超音波エンボスユニッ
ト31A及び31Bにより第1シート12と熱収縮性の
第2シート15が部分的に接合される。
【0029】接合された第1シート12及び第2シート
15は、ニップロール32を通って加熱装置33に搬入
され、熱処理を施され第2凹凸部10A、10Bが付与
される。加熱処理後に、ニップロール34を通り、ワイ
ンダー35で、掃除用シート10を巻き取りロール36
にて巻き取る。この際、ロール36に巻き取らず所定の
長さにカットし、必要に応じて折り込んで包装しても良
い。
【0030】尚、熱処理装置28は、必ずしも必要とす
るものでなく、加熱装置33のみにより加熱するもので
あってもよい。次に、具体的実施品に基づいて、本発明
の掃除用シートについて説明する。 実施品1 ポリエステル繊維1.5デニール、51mmを常法のカー
ドで坪量10g/m2 のウエブを形成し、そのウエブを
5層(坪量50g/m2 )にラッピング(図示せず)
し、ポリプロピレンの2軸収縮するネット(開孔面積:
100mm2 /線径:0.2mm/形状:正方形)を中間層
に該ウエブを上下層に積層した後、ウォーターニードリ
ングで絡合させた。その際、ウォーターニードリングの
水圧は40kg/cm2 、ノズルピッチは1.6mm、速度5
m/min で行った。その後、100℃で充分乾燥し、1
40℃の熱風により60秒間熱処理することによりネッ
ト11aを収縮させ、収縮率約10%の第1凹凸部14
A、14Bを有する第1シート12を作成した。この第
1シート12に熱収縮性の第2シート15として、ポリ
プロピレン製の二軸収縮シート(厚さ:15μ)を重ね
合わせ、超音波エンボスで一辺が30mm、30°のひし
形パターンで接合一体化し、100℃で30秒熱処理を
して収縮率が約10%の掃除用シート10を得た。
【0031】比較品 ポリエステル繊維1.5デニール、51mmを常法のカー
ドで坪量10g/m2 のウエブを形成し、そのウエブを
10層(坪量100g/m2 )にラッピング(図示せ
ず)した後、ウォーターニードリングで絡合させた。そ
の際、ウォーターニードリングの水圧は40kg/cm2
ノズルピッチは1.6mm、速度5m/minで行った。そ
の後、100℃で充分乾燥し掃除用シートを得た。
【0032】尚、熱収縮率は以下の式より計算した。 熱収縮率(%)=((XーY)/X)×100 上記式において、Xは熱収縮前の一辺の長さであり、Y
は熱収縮後の一辺の長さである。上記実施品と比較品と
を用いて掃除をし、それぞれの捕集性の結果を下記表1
に示す。
【0033】
【表1】 ◎;良好 ○:普通 △;やや劣る ×;劣る 上記表1より明かなように、本実施品によれば、比較品
に比較して、綿ほこりは無論のこと、パンくずのような
比較的大きなごみも捕捉し、かつ毛髪のように剛直で長
いものも捕捉でき、従来の掃除用シート(比較品)には
ない広い範囲のダスト類を掃除することができる。
【0034】実施品2 ポリエステル繊維1.5デニール、51mmを常法のカー
ドで坪量10g/m2 のウエブを形成し、そのウエブを
5層(坪量50g/m2 )にラッピング(図示せず)
し、更にレーヨン繊維1.5デニール、50mmを常法の
カードで坪量10g/m2 のウエブを形成し、そのウエ
ブを5層(坪量50g/m2 )にラッピング(図示せ
ず)し、それぞれポリプロピレンの2軸収縮するネット
(開孔面積:100mm2 /線径:0.2mm/形状:正方
形)を中間層に該ウエブを上下層に積層した後、ウォー
ターニードリングで絡合させた。その際、ウォーターニ
ードリングの水圧は40kg/cm2 、ノズルピッチは1.
6mm、速度5m/min で行った。その後、100℃で充
分乾燥し、ポリエステル繊維で構成される面に湿潤剤と
して親水化油剤をスプレー塗工した。次に、140℃の
熱風により60秒間熱処理ることによりネット11aを
収縮させ、収縮率約10%の第1凹凸部14A、14B
を有する第1シート12にした。この第1シート14の
レーヨンで構成される面と第2シートとしてポリプロピ
レン製の二軸収縮シート(厚さ:15μ)とを重ね合わ
せ、超音波エンボスで一辺が30mm、30°のひし形パ
ターンで接合一体化し、100℃で30秒熱処理をして
収縮率が約10%の掃除用シート10を得た。
【0035】実施品2によれば、実施品1よりも極めて
良好な吸水性を付与することができ、ダスト類の捕集性
を低下させることなく吸水性を与えることが可能であ
る。本発明は、上述した実施例に限定されることなく本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例
えば、網状シート11として、図6に示すような、繊維
集合体からなる網状シート11bを用いることもでき、
かかる繊維集合体からなる網状シート11bとしてはエ
チレン、プロピレン、ブテン等のモノオレフィン重合体
及び共重合体、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体等、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のエステル系重合体及び共重合体、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル共重合体、ナ
イロン6、ナイロン66等のポリアミド系重合体及び共
重合体、アクリロニトリル系重合体及び共重合体、或い
はこれらの混合物からなる熱収縮性の繊維、若しくは加
熱されることによって捲縮が発現する潜在熱捲縮発現性
繊維、また、これらの混合物から構成されそれらの繊維
が互いに絡合状態で一体化されている。この繊維集合体
からなる網状シート11bは高速液流体、或いは気体流
により潜在熱捲縮発現性繊維から成る繊維ウエブの構成
繊維を網状の形態に配列させ、網状の開孔を有する網状
シート11bを得る。或いは潜在熱捲縮発現性繊維が互
いに絡合することにより構成されたシート状物を打ち抜
きにより開孔部18を付与することにより得られる。
【0036】更に、網状シートとして、図7に示すよう
な開孔を有する有孔フィルム11cを用いてもよい、か
かる有孔フィルム11cは、上記ポリマーで構成され一
軸または二軸に収縮するフィルムを打ち抜き等により開
孔を付与したものが使用できる。また、潜在熱捲縮発現
性繊維を用いた繊維集合体11b及び開孔を有する熱収
縮性の有孔フィルム11cは、図6及び図7に示す如く
開孔部18により全体として開孔を付与されている。
【0037】網状シート11として、上述した潜在熱捲
縮発現性繊維の繊維集合体11b及び有孔フィルム11
cを用いる場合、開孔が最も接近している所の間隔は、
好ましは2〜20mm、更に好ましくは4〜10mmであ
る。また、開孔形状は特に限定しないが、その開孔面積
が10〜2000mm2 、更に好ましくは50〜500mm
2 である。
【0038】
【発明の効果】本発明の掃除用シートは、所定の強度を
有し、且つダスト捕集性にすぐれる。また、従来のダス
ト吸着力を油剤にたよる掃除用シートと比較して本発明
による掃除用シートは塗布する油剤量を少なくすること
が可能である。従って、清掃面に油剤が移行して清掃面
に変質や変色をきたしたり、油剤の手への移行等の問題
も最小限に抑えることができる。
【0039】更に、本発明の掃除用シートの製造方法に
よれば、上記掃除用シートを好適に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による掃除用シートの斜視図で
ある。
【図2】図1に示す掃除用シートをIIーII線に沿っ
て切断して状態を示す断面図である。
【図3】図2に示す掃除用シートを拡大して示す断面図
である。
【図4】網状シートとして用いられるネットの平面図で
ある。
【図5】図4に示す掃除用シートを製造する際に好適に
用いられる製造装置の概略構成図である。
【図6】網状シートとして用いられる繊維集合体の平面
図である。
【図7】網状シートとして用いられる有孔フィルムの平
面図である。
【符号の説明】
10 掃除用シート 10A 第2凸部 10B 第2凹部 11 網状シート 12 第1シート 14 繊維集合体 14A 第1凸部 14B 第1凹部 15 第2シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網状シートと繊維集合体とが繊維の絡合
    により一体化された第1シートと、該第1シートを熱収
    縮性の第2シートに部分的に接合して一体的に構成され
    た掃除用シートであって、 上記第1シートには、その表面に比較的小さな多数の第
    1凹凸部が形成されており、且つ上記第2シートに対し
    て上記第1シート全体が比較的大きな第2凹凸部を形成
    していることを特徴とする掃除用シート。
  2. 【請求項2】 熱収縮性の網状シートの片面若しくは両
    面に繊維ウエブを積層した後、網状シートと繊維ウエブ
    を絡合一体化することにより第1シートを形成し、 該第1シートを加熱して網状シートを収縮させることに
    より、上記第1シートの表面に比較的小さな第1凹凸部
    を形成し、 上記第1シートを熱収縮性の第2シートに部分的に接合
    して一体化した後、上記第1及び第2シートを加熱し、
    第2シートを収縮させることにより、第2シートに対し
    て第1シート全体が比較的大きな第2凹凸部を形成する
    ことを特徴とする掃除用シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 熱収縮性の網状シートの片面若しくは両
    面に繊維ウエブを積層した後、網状シートと繊維ウエブ
    を絡合一体化することにより第1シートを形成し、 該第1シートを熱収縮性の第2シートに部分的に接合し
    て一体化し、 次に、上記第1シート及び第2シートを一体化した状態
    で加熱し、上記網状シートと第2シートとを収縮させる
    ことにより第1凹凸部と第2凹凸部を同時に形成するこ
    とを特徴とする掃除用シートの製造方法。
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