JPH0556739A - 雑草除去殺菌装置 - Google Patents

雑草除去殺菌装置

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JPH0556739A
JPH0556739A JP22273591A JP22273591A JPH0556739A JP H0556739 A JPH0556739 A JP H0556739A JP 22273591 A JP22273591 A JP 22273591A JP 22273591 A JP22273591 A JP 22273591A JP H0556739 A JPH0556739 A JP H0556739A
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weeds
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voltage electrode
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Akira Mizuno
彰 水野
Masaaki Nakazawa
正明 中沢
Hitoshi Ejima
均 江島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火花放電により田畑や芝生から雑草を除去す
るとともにその土壌の殺菌を行なう。 【構成】 高電圧発生装置31とこの高電圧発生装置3
1に接続された高電圧電極19とを走行車両5に取付
け、前記高電圧発生装置31をアース線32を介して土
壌にアースし、前記高電圧電極19と土壌との間にパル
ス状高電圧又は直流高電圧又は交流高電圧を印加して雑
草を火花放電により除去するとともに雑草の根の付近の
土壌を高電界強度域とすることによって土壌の殺菌を行
なう雑草除去殺菌装置において、前記高電圧電極19を
上下方向位置調節自在に設け、前記高電圧電極19を覆
う絶縁体20,21を設けるとともに前記アース線32
を導電性部材により形成した前記走行車両5の車輪4に
接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田畑や芝生から雑草を
除去するとともにその土壌を殺菌する雑草除去殺菌装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芝生等から雑草を除去するために
は芝生に除草剤を散布することが一般的であり、また、
土壌の殺菌のためには殺菌剤を散布することが一般的で
ある。
【0003】しかし、除草剤や殺菌剤等の農薬の散布
は、環境汚染を招くとともに人体に対して悪影響を及ぼ
す危険性があり、好ましいものとはいえない。農薬を使
用せずに雑草を除去するためには、雑草を1本ずつ抜き
取ればよいが、これには多大な時間と労力とを必要とす
るという欠点がある。
【0004】そこで、近年では特開平3−83534号
公報に開示されたように、高電圧電極と土壌との間にパ
ルス状高電圧又は直流高電圧を印加し、火花放電により
雑草を枯らして除去するとともに火花放電が行なわれた
雑草の根の付近の土壌を高電界強度域とすることによっ
てその土壌の殺菌を行なうようにした雑草除去殺菌装置
が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−8
3534号公報に開示された雑草除去殺菌装置のうち高
電圧電極を台車に搭載したものにおいては、雑草の背丈
や芝生の芝の背丈の条件が異なることによって、雑草に
対する火花放電が十分に行なえなかったり、あるいは、
芝に対して火花放電を行なってしまうという欠点があ
る。
【0006】また、作業効率を向上させるために高電圧
電極の幅を広くした場合には、高電圧電極が背丈の高い
雑草と低い雑草とに同時に対向したような場合には、背
丈の高い雑草に対してのみ火花放電が行なわれてしま
い、作業地域内の全ての雑草に対してまんべんなく火花
放電することができなくなる。
【0007】また、ゴルフ場のように作業面積が広いと
ころでは、作業効率を向上させるために台車を大型化す
ることも考えられるが、台車を大きくした場合には、高
電圧電極の地面への対向状態が作業地域の傾斜や凹凸に
よって変化してしまい、全ての雑草に対して確実に火花
放電をすることができなくなる。一方、台車を手押しに
よって走行させる場合には、台車は小型であることが便
利である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、高電圧発生装置とこの高電圧発生装置に接続された
高電圧電極とを走行車両に取付け、前記高電圧発生装置
をアース線を介して土壌にアースし、前記高電圧電極と
土壌との間にパルス状高電圧又は直流高電圧又は交流高
電圧を印加して雑草を火花放電により除去するとともに
雑草の根の付近の土壌を高電界強度域とすることによっ
て土壌の殺菌を行なう雑草除去殺菌装置において、前記
高電圧電極を上下方向位置調節自在に設け、前記高電圧
電極を覆う絶縁体を設けるとともに前記アース線を導電
性部材により形成した前記走行車両の車輪に接続した。
【0009】請求項2記載の発明では、高電圧発生装置
とこの高電圧発生装置に接続された高電圧電極とを走行
車両に取付け、前記高電圧発生装置をアース線を介して
土壌にアースし、前記高電圧電極と土壌との間にパルス
状高電圧又は直流高電圧又は交流高電圧を印加して雑草
を火花放電により除去するとともに雑草の根の付近の土
壌を高電界強度域とすることによって土壌の殺菌を行な
う雑草除去殺菌装置において、前記走行車両の進行方向
に対して略直交するとともに地面に対して略平行な軸心
回りに回転駆動される絶縁性部材の回転体を設け、前記
回転体の外周部に前記高電圧電極を螺旋状に設けた。
【0010】請求項3記載の発明では、高電圧発生装置
とこの高電圧発生装置に接続された高電圧電極とを走行
車両に取付け、前記高電圧発生装置をアース線を介して
土壌にアースし、前記高電圧電極と土壌との間にパルス
状高電圧又は直流高電圧又は交流高電圧を印加して雑草
を火花放電により除去するとともに雑草の根の付近の土
壌を高電界強度域とすることによって土壌の殺菌を行な
う雑草除去殺菌装置において、複数の前記走行車両同志
を第一連結部材により着脱自在に連結するとともにこれ
らの走行車両を第二連結部材により牽引車両に着脱自在
に連結した。
【0011】請求項4記載の発明では、高電圧発生装置
とこの高電圧発生装置に接続された高電圧電極とを走行
車両に取付け、前記高電圧発生装置をアース線を介して
土壌にアースし、前記高電圧電極と土壌との間にパルス
状高電圧又は直流高電圧又は交流高電圧を印加して雑草
を火花放電により除去するとともに雑草の根の付近の土
壌を高電界強度域とすることによって土壌の殺菌を行な
う雑草除去殺菌装置において、前記高電圧電極を上下方
向位置調節自在に設けるとともに前記高電圧電極を予め
設定した高さ位置へ自動的に昇降させる昇降制御手段を
設けた。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、芝の背丈や雑草の背
丈に応じて高電圧電極を上下方向へ位置調節することに
より、高電圧電極が芝に近づき過ぎて芝へ火花放電する
ことが防止されるとともに、高電圧電極が雑草から離れ
過ぎて雑草への火花放電が行なえなくなるということが
防止される。また、高電圧電極を絶縁体によって覆うと
ともにアース線を導電性部材により形成した走行車両の
車輪へ接続することにより、高電圧電極が作業者に触れ
ることが防止されるとともにアースが常時確実に行なわ
れるため、安全性が高くなる。
【0013】請求項2記載の発明では、回転体の回転に
伴って地面に対向した部分の高電圧電極から火花放電が
行なわれることとなり、高電圧電極の幅を広くした場合
でも、高電圧電極が対向する作業地域内の雑草の全てに
まんべんなく火花放電が行なわれる。
【0014】請求項3記載の発明では、複数の走行車両
を第一連結部材によって連結するとともにそれらの走行
車両を第二連結部材によって牽引車両に連結することに
より、一行程における作業幅が広くなるために作業効率
が向上し、しかも、作業地域の傾斜や凹凸に応じて各走
行車両ごとに姿勢を変化させつつ走行するため、高電圧
電極の地面への対向状態が略一定に維持され、高電圧電
極が雑草から離れ過ぎて火花放電が行なわれなくなると
いうことがなく、作業精度が向上する。一方、作業地域
の面積が狭い場合には、一つの走行車両を手押しするこ
とにより作業を行なえる。
【0015】請求項4記載の発明では、昇降制御手段に
よって高電圧電極を予め設定した高さ位置へ自動的に昇
降させることにより、高電圧電極が芝に近づき過ぎて芝
に対して火花放電することや、雑草から離れ過ぎて雑草
に対する火花放電が行なわれなくなるということが確実
に防止される。
【0016】
【実施例】請求項1又は4記載の発明の第一の実施例を
図1乃至図3に基づいて説明する。左右一対の側板1と
これらの側板1の上端部同志を連結した上面板2とから
なる略コの字形のフレーム3と、前記側板1の下端部内
周面に取付けられた4個の車輪4とを有する走行車両5
が設けられている。前記上面板2の前後にはそれぞれ前
後方向へ突出した突部6が設けられており、これらの突
部6には上下方向へ貫通したピン穴7が形成されてい
る。さらに、前記上面板2の後部には後方へ延出した左
右一対のハンドル8が固定されており、これらのハンド
ル8の後端部には絶縁性部材により形成されたカバー9
が取付けられ、一方のハンドル8には後述する交流発電
機をオン,オフさせる二個のスイッチ10,11が取付
けられている。なお、一方のスイッチ10は主スイッチ
であり、他方のスイッチ11は手で握ることによりオン
になるとともに手を放すことによりオフとなる安全スイ
ッチである。また、前記車輪4は導電性部材により形成
されるとともにこれらの車輪4の外周部には同じく導電
性部材に形成された多数の突起12が設けられている。
【0017】前記上面板2の上面には絶縁性部材により
形成したロッド13を有する一対のシリンダ14が前後
方向に配列して取付けられており、これらのロッド13
は前記上面板2を貫通して下方へ延出されている。前記
ロッド13の下端部には絶縁板15がナット16により
締付固定されており、この絶縁板15の上面には高電圧
パルス発生回路17が取付けられ、絶縁板15の下面に
は絶縁物18でカバーされた高電圧電極19が先端部を
下向きにして取付けられている。また、前記フレーム3
の内周面には前記高電圧電極19を覆う絶縁体20,2
1が貼付けられている。なお、前記高電圧パルス発生回
路17は、後述するトランスに接続されたダイオード2
2、ダイオード22に対して抵抗23を介して並列に接
続されたコンデンサ24、コンデンサ24に対して充電
端子25と回転端子26とを介して並列に接続されたコ
ンデンサ27、コンデンサ27に対して並列に接続され
た放電端子28とにより構成されている。
【0018】さらに、前記上面板2の上面には交流発電
機29とトランス30とが取付けられており、これらの
交流発電機29とトランス30及び前記高電圧パルス発
生回路17により高電圧発生装置31が構成され、この
高電圧発生装置31に前記高電圧電極19が接続されて
いる。また、前記高電圧発生装置31のアース線32が
一つの前記車輪4に接続されている。なお、前記交流発
電機29及び前記トランス30は絶縁部材により形成し
たカバー33により覆われている。
【0019】つぎに、前記走行車両5には前記高電圧電
極19の高さ位置を検出する高さセンサ(図示せず)が
設けられており、さらに、この高さセンサからの検出結
果と予め設定した前記高電圧電極19の高さ位置とを比
較するとともに前記高電圧電極19を予め設定した高さ
位置へ昇降させる電気信号を前記シリンダ14へ出力す
る昇降制御手段(図示せず)が設けられている。
【0020】このような構成において、まず、高電圧電
極19から火花放電が行なわれるメカニズムについて説
明する。スイッチ10,11をオンさせると、交流発電
機22からの交流電圧がトランス30において高圧化さ
れ、高圧化された高電圧が高電圧パルス発生回路17の
ダイオード22で直流に整流され、抵抗23を介して接
続されたコンデンサ24に充電される。コンデンサ24
に充電された電圧が所定電圧に達すると、充電端子25
と回転端子26とのギャップが短絡してコンデンサ27
に充電され、コンデンサ27に充電された電圧が所定電
圧に達すると回転端子26が放電端子28に対向する位
置へ回転する。そして、この状態が高電圧電極19から
火花放電をすることが可能になった状態であり、走行車
両5を芝生の上を走行させている際に芝よりも背丈の高
い雑草34が高電圧電極19に対向してその間隔が所定
寸法以下になると、コンデンサ27に充電された高電圧
がパルス状高電圧として高電圧電極19と土壌との間に
印加されるとともに高電圧電極19の先端部と土壌との
間に雑草34を介して火花放電が生じる。なお、この火
花放電による高電圧電極19と雑草34との間の電界強
度は、例えば、10KV/cm以上となるように設定さ
れており、この火花放電によって雑草34は葉や茎及び
根の細胞が破壊されて枯れ、芝生から除去される。ま
た、この火花放電により、土壌中に放電電流が拡散され
るため、雑草34の根の付近が高電界強度域となって土
壌の殺菌が同時に行なわれる。
【0021】つぎに、走行車両5を手押しにより走行さ
せている際において、高さセンサが高電圧電極19の高
さ位置を検出しており、この高さセンサからの検出結果
と予め設定した高電圧電極19の高さ位置とが昇降制御
手段において比較され、その比較結果に基づいて高電圧
電極19を設定した高さ位置へ昇降させるための電気信
号が昇降制御手段からシリンダ14へ出力される。そし
て、この電気信号によりシリンダ14が伸縮され、絶縁
板15とともに高電圧電極19が昇降される。従って、
予め設定する高電圧電極19の高さ位置を芝生の芝の背
丈に応じて設定しておくことにより、高電圧電極19が
芝に近づき過ぎて芝に対して火花放電を行なって芝を枯
らしてしまうということが防止される。また、高電圧電
極19が地面から離れ過ぎて雑草34に対する火花放電
が行なわれなくなるということが防止される。しかも、
この高電圧電極19の上下方向への位置調節が昇降制御
手段によって自動的に行なわれるため、高電圧電極19
の高さ調節を正確に行なえるとともに作業者が高電圧電
極19の高さ位置を確認しつつ作業を行なう必要がなく
なり、作業者の労力が軽減される。
【0022】また、高電圧電極19がフレーム3の内周
面に貼付けた絶縁体20,21によって覆われているた
め、作業者が誤って高電圧電極19に触れるという事故
の発生が防止され、安全性が向上する。さらに、高電圧
発生装置31のアース線32が導電性部材により形成さ
れた車輪4に接続されているため、アースが常時確実に
行なわれることとなり、安全性がより一層向上する。
【0023】なお、本実施例においては、高電圧電極1
9の上下方向への位置調節を昇降制御手段によって自動
的に行なうものを例に挙げて説明したが、シリンダ14
を手動操作により伸縮させることによって高電圧電極1
9を上下方向へ位置調節するものであってもよい。
【0024】ついで、請求項1又は4記載の発明の第二
の実施例を図4に基づいて説明する。なお、図1乃至図
3において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、
説明も省略する(以下、同様)。本実施例は、高電圧パ
ルス発生回路17に代えて一つのコンデンサ35のみか
らなる高電圧パルス発生回路36を用いたものである。
スイッチ10,11をオンさせることにより交流発電機
22からの交流電圧がトランス30において高圧化さ
れ、高圧化された高電圧がコンデンサ35に印加される
とともにコンデンサ35に充電される。そして、コンデ
ンサ35に充電された電圧が所定電圧に達することによ
って高電圧電極19から火花放電が可能な状態となり、
芝よりも背丈の高い雑草34が高電圧電極19に対向し
てその間隔が所定寸法以下になったときに、コンデンサ
35に充電された高電圧がパルス状高電圧として高電圧
電極19と土壌との間に印加されるとともに高電圧電極
19の先端部と土壌との間に雑草34を介して火花放電
が生じる。
【0025】ついで、請求項2記載の発明の一実施例を
図5及び図6に基づいて説明する。絶縁性部材により円
柱状に形成された回転体37が設けられており、この回
転体37は、その軸心を走行車両5の進行方向に対して
略直交させるとともに地面に対して略平行に対向させる
状態で絶縁板15の下面側に軸心回りに回転自在に取付
けられている。そして、前記回転体37の外周部には高
電圧電極38が螺旋状に設けられ、この高電圧電極38
が高電圧発生装置31に接続されている。なお、前記回
転体37の一端にはこの回転体37を回転させるモータ
39が連結されており、また、上面板2と前記絶縁板1
5との間にはこの絶縁板15を下方向きに付勢するスプ
リング40が介装されている。
【0026】このような構成において、図3において説
明したようにコンデンサ27に所定電圧が充電された状
態で回転体37が回転し、回転体37の回転に伴って地
面に対向する位置に移動した高電圧電極38が雑草34
に対向した際に、高電圧電極38と土壌との間に雑草3
4を介して火花放電が生じる。従って、回転体37の回
転に伴って地面に対向した部分の高電圧電極38から火
花放電が行なわれるため、高電圧電極38の幅を広くし
た場合でも、高電圧電極38が対向する芝生内の雑草3
4の全てにまんべんなく火花放電が行なわれる。
【0027】なお、本実施例においては、モータ39に
よって回転体37を回転駆動するものを例に挙げて説明
したが、車輪4の回転力を利用して回転体37を回転駆
動させるようにしてもよい。
【0028】ついで、請求項3記載の発明の一実施例を
図7及び図8に基づいて説明する。第一連結部材である
ブラケット41が設けられており、このブラケット41
を走行車両5の突部6上に載置するとともにこのブラケ
ット41に形成されたピン穴42と突部6のピン穴7と
にピン43を差し込むことによって複数の走行車両5が
図7に示すように左右方向及び前後方向に配列して連結
されている。また、第二連結部材であるブラケット44
が設けられており、このブラケット44の一端が前記突
部6に前記ピン43によって前記ブラケット41ととも
に連結されており、ブラケット41の他端が牽引車両で
あるトラクタ(図示せず)に連結されている。
【0029】このような構成において、複数の走行車両
5をブラケット41によって連結し、さらに、これらの
走行車両5をブラケット44によってトラクタに連結し
て牽引することにより、一行程における作業幅が著しく
広くなり、作業効率が向上する。しかも、作業地域の傾
斜や凹凸に応じて各走行車両5が姿勢を変化させつつ走
行するため、各走行車両5に取付けた高電圧電極が地面
から大きく離反したり地面に近づき過ぎるということが
防止され、作業精度が向上する。一方、作業地域の面積
が狭い場合には、一つの走行車両5のみを手押しするこ
とにより作業を行なう。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明のように、高電圧電
極を上下方向位置調節自在としたことにより、作業地域
内の芝の背丈や除去しようとする雑草の背丈に応じて高
電圧電極を上下動させることができ、これによって、除
去しようとする雑草に対する火花放電を確実に行なうこ
とができるとともに芝に対して火花放電を行なって芝を
枯らしてしまうということを防止することができ、さら
に、高電圧電極を絶縁体で覆うとともに高電圧発生装置
のアース線を導電性部材により形成した車輪に接続した
ことにより、作業者が高電圧電極に触れることや作業中
にアースが外れてしまうということを防止できるために
作業の安全性を高めることができ、また、請求項2記載
の発明のように、走行車両の進行方向に対して略直交す
るとともに地面に対して略平行な軸心回りに回転する絶
縁性部材の回転体の外周部に高電圧電極を螺旋状に設け
たことにより、火花放電は回転体の回転に伴って地面に
対向した部分の高電圧電極から行なわれることとなるた
め、高電圧電極の幅を広くした場合でも、高電圧電極が
対向する作業地域内の雑草の全てにまんべんなく火花放
電を行なうことができ、従って、作業効率と作業精度と
を向上させることができ、また、請求項3記載の発明の
ように、複数の走行車両を第一連結部材によって連結す
るとともにそれらの走行車両を第二連結部材によって牽
引車両に連結したことにより、一行程における作業幅を
大幅に広げて作業効率を向上させることができ、しか
も、作業地域の傾斜や凹凸に応じて各走行車両ごとに姿
勢を変化させつつ走行するために高電圧電極が地面に近
づき過ぎたり離れ過ぎたりすることを防止して作業精度
を向上させることができ、一方、作業地域の面積が狭い
場合には一つの走行車両を手押しして作業を行なえるた
めに作業条件に応じた汎用性を高めることができ、ま
た、請求項4記載の発明のように、高電圧電極を予め設
定した高さ位置へ自動的に昇降させる昇降制御手段を設
けたことにより、高電圧電極が芝に近づき過ぎて芝に対
して火花放電することや雑草から離れ過ぎて雑草に対す
る火花放電が行なわれなくなるということを確実に防止
することができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1又は4記載の発明の第一の実施例を示
す縦断側面図である。
【図2】その水平断面図である。
【図3】高電圧発生装置を示す回路図である。
【図4】請求項1又は4記載の発明の第二の実施例にお
ける高電圧発生装置を示す回路図である。
【図5】請求項2記載の発明の一実施例を示す縦断側面
図である。
【図6】その水平断面図である。
【図7】請求項3記載の発明の一実施例を示す平面図で
ある。
【図8】その側面図である。
【符号の説明】 4 車輪 5 走行車両 19 高電圧電極 20,21 絶縁体 31 高電圧発生装置 32 アース線 37 回転体 38 高電圧電極 41 第一連結部材 44 第二連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 正明 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内 (72)発明者 江島 均 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧発生装置とこの高電圧発生装置に
    接続された高電圧電極とを走行車両に取付け、前記高電
    圧発生装置をアース線を介して土壌にアースし、前記高
    電圧電極と土壌との間にパルス状高電圧又は直流高電圧
    又は交流高電圧を印加して雑草を火花放電により除去す
    るとともに雑草の根の付近の土壌を高電界強度域とする
    ことによって土壌の殺菌を行なう雑草除去殺菌装置にお
    いて、前記高電圧電極を上下方向位置調節自在に設け、
    前記高電圧電極を覆う絶縁体を設けるとともに前記アー
    ス線を導電性部材により形成した前記走行車両の車輪に
    接続したことを特徴とする雑草除去殺菌装置。
  2. 【請求項2】 高電圧発生装置とこの高電圧発生装置に
    接続された高電圧電極とを走行車両に取付け、前記高電
    圧発生装置をアース線を介して土壌にアースし、前記高
    電圧電極と土壌との間にパルス状高電圧又は直流高電圧
    又は交流高電圧を印加して雑草を火花放電により除去す
    るとともに雑草の根の付近の土壌を高電界強度域とする
    ことによって土壌の殺菌を行なう雑草除去殺菌装置にお
    いて、前記走行車両の進行方向に対して略直交するとと
    もに地面に対して略平行な軸心回りに回転駆動される絶
    縁性部材の回転体を設け、前記回転体の外周部に前記高
    電圧電極を螺旋状に設けたことを特徴とする雑草除去殺
    菌装置。
  3. 【請求項3】 高電圧発生装置とこの高電圧発生装置に
    接続された高電圧電極とを走行車両に取付け、前記高電
    圧発生装置をアース線を介して土壌にアースし、前記高
    電圧電極と土壌との間にパルス状高電圧又は直流高電圧
    又は交流高電圧を印加して雑草を火花放電により除去す
    るとともに雑草の根の付近の土壌を高電界強度域とする
    ことによって土壌の殺菌を行なう雑草除去殺菌装置にお
    いて、複数の前記走行車両同志を第一連結部材により着
    脱自在に連結するとともにこれらの走行車両を第二連結
    部材により牽引車両に着脱自在に連結したことを特徴と
    する雑草除去殺菌装置。
  4. 【請求項4】 高電圧発生装置とこの高電圧発生装置に
    接続された高電圧電極とを走行車両に取付け、前記高電
    圧発生装置をアース線を介して土壌にアースし、前記高
    電圧電極と土壌との間にパルス状高電圧又は直流高電圧
    又は交流高電圧を印加して雑草を火花放電により除去す
    るとともに雑草の根の付近の土壌を高電界強度域とする
    ことによって土壌の殺菌を行なう雑草除去殺菌装置にお
    いて、前記高電圧電極を上下方向位置調節自在に設ける
    とともに前記高電圧電極を予め設定した高さ位置へ自動
    的に昇降させる昇降制御手段を設けたことを特徴とする
    雑草除去殺菌装置。
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