JPH0556717B2 - - Google Patents

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JPH0556717B2
JPH0556717B2 JP61060590A JP6059086A JPH0556717B2 JP H0556717 B2 JPH0556717 B2 JP H0556717B2 JP 61060590 A JP61060590 A JP 61060590A JP 6059086 A JP6059086 A JP 6059086A JP H0556717 B2 JPH0556717 B2 JP H0556717B2
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JP
Japan
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mark
signal
circuit
area
image
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JP61060590A
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JPS62219766A (ja
Inventor
Taiji Nagaoka
Yoshinori Nishizawa
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH0556717B2 publication Critical patent/JPH0556717B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、原稿上の指定された領域についてそ
れ以外の領域と異なつた画像処理を行うことので
きる画像処理装置に関する。
「従来の技術」 原稿上の一部の領域について、その再現の際に
画情報を消去したり、その部分のみをトリミング
したり、あるいは記録色を他の色に変換する等の
処理が行われることがある。このような画像処理
を行うために、その処理領域を指定する必要があ
る。
処理領域を指定する方法としては、CRTを用
いた方法が従来から一般的に使用されている。こ
の方法では、原稿をCCD等の光電変換素子で読
み取り、CRTに表示させる。そして、カーソル
やライトペン、あるいはマウス等を用いてCRT
上で処理領域の指定を行わせる。
この他、デイジタイザを用いて処理領域を指定
する方法も存在する。この方法では、まずデイジ
タイザ上に原稿を重ね、領域を指定して座標入力
させる。次に原稿を複写機等の画像処理機構のプ
ラテン上に移しかえ、前記した座標によつて指定
された領域について所望の画像処理が行われる。
「発明が解決しようとする問題点」 ところが、前者のCRTを用いる画像処理装置
では、CRT等の表示装置を備える必要があるの
で、装置全体の価格が上昇する。また、一度画像
を読み取つて表示させる作業と、カーソル等を動
かして領域の指定を行う作業とを要求されるの
で、煩雑であり操作性に欠けるという問題があつ
た。
また、後者のデイジタイザを用いた装置では、
デイジタイザ上では原稿を表向きに配置し、複写
機等ではプラテンに裏返して配置するので、原稿
の配置を誤るおそれがあつた。また原稿を移しか
えるので、これに伴つて位置誤差が発生するとい
う問題もあつた。
これに対して原稿に赤色や黒色の筆記具で閉ル
ープ状にマーキングを行い、これを検出してその
囲まれた部分について特別の画像処理を行うこと
も提案されている(特開昭57−185767号公報)。
ところがこの提案による画像処理装置では、原稿
をその後フアクシミリで電送したり複写したりす
ると、マークの記された部分の画情報が欠落して
しまうという問題もあつた。
そこで本発明の目的は、原稿上の画情報が良好
に保存でき、しかも簡易に領域指定を行うことの
できる画像処理装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明では、原稿上、あるいは原稿に重ね合わ
されたシート上に記された螢光材料からなるマー
クを励起させるための第1の螢光ランプと、画像
の読み取りを行うための第2の螢光ランプと、1
つの光学系と、前記した第1の螢光ランプによつ
て読み取られた信号からマークを検出するマーク
検出手段と、このマーク検出手段の検出結果によ
つて所望の画像処理を行う画像処理手段とを有す
る画像処理装置において、第1の螢光ランプと第
2の螢光ランプとを1ラスタごとに交互に点滅し
てこれら2つの螢光ランプによる読み取りを前記
した1つの光学系により行うようにしたものであ
る。
ここで、螢光材料からなるマークの軌跡は閉ル
ープを形成していてもよい。この場合、領域判別
手段はこの閉ループで示された領域を画像処理の
対象となる所定の領域として判別することにな
る。螢光材料からなるマークは、このような閉ル
ープを形成したものに限らない。例えばこのマー
クがある4辺形で示される領域の左上と左下の2
点、および右上と右下の2点のそれぞれを個別に
指定する2種類の鉤括弧の対により構成されてお
り、領域判別手段がこれら鉤括弧を基にして4辺
形で示される領域を画像処理の対象となる所定の
領域と判別することも可能である。
螢光材料からなるマークは、その色が通常の照
明のもとで比較的淡い色であれば、原稿上のある
領域を塗り潰した状態となつていてもよい。この
場合には、領域判別手段がこの塗り潰された領域
を画像処理の対象となる所定の領域と判別するこ
とになる。
マーク識別手段は、螢光体を励起させる励起手
段と、この励起手段によつて発光した螢光材料を
検出する螢光材料検出手段とを有することが通常
となる。しかしながら、螢光材料からなるマーク
それ自体が例えばシアン色を呈している場合に
は、螢光材料検出手段の代わりにシアン色を判別
する手段を用いてマークの検出を行つてもよい。
「実施例」 以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
「第1の実施例」 第1図は、本発明の第1の実施例における画像
処理装置の概要を表わしたものである。この装置
のプラテンガラス1の下方には、このプラテンガ
ラス1に載置される原稿(図示せず)上の画情報
を走査して光電変換するためのスキヤナ2が配置
されている。スキヤナ2は、図示しない駆動機構
により矢印3方向(副走査方向)に往復動するよ
うになつている。
スキヤナ2内におけるプラテンガラス1と対向
する位置には、矢印3方向と直角の方向(主走査
方向)に2本の螢光ランプ4,5が配置されてい
る。このうち一方の螢光ランプ4は螢光体を励起
用させるための光源であり、原稿上に螢光材料を
用いて記したマークを読み取る際に用いられる。
他方の螢光ランプ5は通常の光源であり、原稿に
記された通常の画情報の読み取りを行う際に用い
られる。
螢光ランプ4あるいは5によつて照射された原
稿からの反射光は、第1のミラー6および第2の
ミラー7によつて反射され、その光路を変更され
てレンズ8に入射される。レンズ8を通過した光
は、収束し、例えばCCDからなるイメージセン
サ9上に光学像が結ばれる。
イメージセンサ9によつてライン単位で光電変
換され出力されるシリアルなアナログ画信号11
は、A/D変換器12によつてA/D変換され、
64段階(6ビツト)の階調表現の行われた画信号
13として出力される。この画信号13は、イメ
ージセンサ9を構成する各素子のばらつきや、螢
光ランプ5の照度のむら等によつて主走査方向に
不均一な特性を示すので、これを補正しておく必
要がある。シエーデイング補正回路14はこのた
めの回路である。
シエーデイングの補正された画信号15は、螢
光体によるマークを検出する場合には第1の2値
化回路16によつて2値化され、通常の画情報の
読み取りを行う場合には第2の2値化回路17に
よつて2値化される。第1の2値化回路16によ
つて2値化された画信号18は、マーク領域検出
部19に入力され、ここでマークによつて表わさ
れた処理領域すなわち特別の画像処理を行う領域
が判別される。このマーク領域検出部19の検出
結果として出力される領域判別信号21は、画像
処理を行うための消去・抽出回路22に入力され
る。
一方、第2の2値化回路17によつて2値化さ
れた画信号23はラインバツフア24に一時的に
格納され、領域判別信号21と時間的整合をとつ
た後、消去・抽出回路22に供給される。消去・
抽出回路22には画像の処理内容を指示するため
の処理内容指示信号25も入力されるようになつ
ており、ラインバツフア24の出力としての画信
号26の所望の部分について特別の画像処理が行
われることになる。消去・抽出回路22から出力
される処理後の画信号27は、例えば図示しない
記録部に供給され、画像の記録が行われることに
なる。
第2図は本実施例の画像処理装置に処理領域を
指定するために、原稿30上(原稿30に重ね合
わされた透明なオーバレイ上でも可。)に記され
るマークを表わしたものである。本実施例では、
第3図に示すような閉ループ31による領域指定
を行わず、代わつて第2図に示すような鉤括弧3
2を用いて領域指定を行う。この実施例で用いら
れる鉤括弧は、右側が開いた括弧(以下、スター
トマークという。)32Sと、左側が開いた括弧
(以下、エンドマークという。)32Eの2種類の
鉤括弧を組で用いる。第2図ではこれらが2組用
いられ、これにより2つの領域33−1,33−
2が指定されることになる。
第4図および第5図は、本実施例で用いられる
2つの螢光ランプ4および5の特性を表わしたも
のである。螢光体を励起させるための螢光ランプ
4と画像の読み取りを行うために用いられる螢光
ランプ5では、放出される光の波長成分が異なる
ことがわかる。
このような2種類の螢光ライン4,5を用い
て、例えば第6図に示すような原稿部分を読み取
るものとする。ここで文字“A,B”は原稿上に
黒インク等で記された画情報であり、これらの両
側には、スタートマーク32Sと、エンドマーク
32Eとが螢光材料によつて記されている。これ
らの螢光材料としては、例えばZnS:Mnを用い
ればよい。
ところで画情報の読み取りを行う際、2種類の
螢光ランプ4,5は、第7図に示すように1ラス
タごとに交互に点灯する。従つて、螢光情報(ス
タートマーク32Sとエンドマーク32E)を画
情報“A,B”と誤認させないためにも、画情報
の読み取りを行うための螢光ランプ5は残光の短
いものを使用する必要がある。またこの実施例で
は螢光材料として非常に光学的濃度の薄い螢光体
を使用しており、螢光ランプ5の点灯による画情
報の読み取りの際には、螢光情報がほとんど読み
取られないように配慮されている。
第8図は第6図に示す矢印35の位置で螢光ラ
ンプ5によつて画像の読み取りが行われた場合に
おけるアナログ画信号11を表わしたものであ
り、第9図は螢光ランプ4によつて画像の読み取
りが行われた場合におけるアナログ画信号11を
表わしたものである。第8図では、画情報“A,
B”の読み取り個所で信号レベルに強い変化がみ
られる。このとき螢光材料はほとんど光の吸収を
行わず、スタートマーク32Sとエンドマーク3
2Eの読み取りは行われない。一方、第9図では
スタートマーク32Sおよびエンドマーク32E
の個所で発光が生じ、この部分で信号レベルに強
い変化がみられることがわかる。
そこでは、まずスタートマーク32Sおよびエ
ンドマーク32Eの検出によつて処理領域がどの
ように認識されるかについて説明を行う。これら
のマーク32S,32Eの検出作業が行われると
き、原稿は螢光ランプ4で照射されることはもち
ろんである。
第10図はマーク領域検出部を具体的に表わし
たものである。第1図に示した第1の2値化回路
16によつて2値化された画信号18は、データ
圧縮回路37に供給される。データ圧縮回路37
では、主走査および副走査両方向について画信号
18を間引く。スタートマーク32Sおよびエン
ドマーク32Eについてはその概略の形状を認識
すればよいからであり、また、これによつてメモ
リの容量を少なくしたりすることができ、マーク
領域検出部19の構成を簡略化することができ
る。本実施例のデータ圧縮回路37では、1ビツ
トずつ入力される画信号18を2ビツト分ずつ論
理和をとりながら、主走査方向および副走査方向
に2ビツトに1ビツトずつ間引く。論理和をとる
こととしたのは、間引かれる画信号の情報を活か
し、これによつて処理領域の認識精度の劣化を最
小限に止めるためである。
データ圧縮回路37から出力された画信号38
は、ランレングスカウンタ39と横線検出回路4
1の双方に供給される。ここで、ランレンズグカ
ウンタ39は、副走査方向に連続するマーク領域
すなわちスタートマーク32Sエンドマーク32
Eの縦線の部分の存在する領域をそれぞれ検出し
たり、非マーク領域すなわち上記したマーク32
S,32Eの終了の検出を行うために用いられ
る。これに対して、横線検出回路41は、主走査
方向に連続するマーク領域すなわちスタートマー
ク32S、エンドマーク32Eにおける縦線の部
分の存在する領域をそれぞれ検出する。いずれの
検出が主走査方向に対して、また副走査方向に対
して先行するかどうかによつて、スタートマーク
32Sとエンドマーク32Eの種別等が判別され
ることになる。
まず、ランレングスカウンタ39についてその
動作を説明する。第11図は、本実施例で用いら
れるランレングスカウンタを具体的に表わしたも
のである。同図に示した排他的論理和回路43の
一方の入力端子には、データ圧縮回路37(第1
0図)から圧縮後の画信号38が入力される。こ
の画信号38は、マークの検出部分(マーク領
域)でH(ハイ)レベルとなり、非検出部分(非
マーク領域)でL(ロー)レベルとなるような2
値の信号である。排他的論理和回路43から出力
される排他的論理和信号44は、加算器45の一
方の入力となる他、D・フリツプフロツプ回路4
6のクリア入力となる。
ところでこのD・フリツプフロツプ回路46は
実際には同様の5個のフリツプフロツプ回路が並
列に接続されたものである。その出力端子から合
計5ビツトのデータD0〜D5が出力される。こ
のうち1ビツトのデータD0は前ラインの画信号
がマーク領域を読み取つた信号か非マーク領域を
読み取つた信号かを表わした情報である。ただし
このデータD0では、マーク領域を読み取つた信
号はLレベルであり、非マーク領域を読み取つた
信号はHレベルとなつていて、画信号38とその
論理が反転されている。
他の4ビツトのデータD1〜D5は、連続して
読み取られたマーク領域あるいは非マーク領域の
長さをカウントした計数値である。このデータD
1〜D5は4ビツト構成であるため1〜16までの
計数値を出力することができる。
データD1〜D5は、前記した加算器45の他
方の入力となる。この結果、排他的論理和信号4
4との間で加算が行われ、マークあるいは非マー
ク領域が連続している場合には、排他的論理和信
号44がHレベルとなり、データD1〜D5の内
容が更に1だけ加算されることになる。この加算
値を表わした加算結果信号49は、ロジツク回路
51の出力信号52と共にゲート回路53に供給
される。ここでロジツク回路51の出力信号52
は、データD0と排他的論理和信号44とから加
算結果信号49の加算結果がマーク領域に関する
ものなのか、非マーク領域に関するものなのかを
判別した信号である。マーク領域であれば、出力
信号52はLレベルとなり、非マーク領域であれ
ばHレベルとなる。
ゲート回路53の出力信号52,53は、ライ
ンメモリ54に順次書き込まれる。ラインメモリ
54は、圧縮後の1ライン分の画信号それぞれに
ついて出力信号52(1ビツト)と加算結果信号
49(4ビツト)を合計5ビツトの信号として書
き込むメモリ素子である。書き込まれたデータ
は、画信号38と対応する主走査位置のものが順
に読み出され、前記した5ビツトのデータD0〜
D5としてD・フリツプフロツプ回路46に出力
されることになる。
さて、このようにしてランレングスカウンタ3
9から得られた5ビツトのデータD0〜D5のう
ち、マーク領域あるいは非マーク領域を表わした
データD0は、スタート・エンドマーク検出回路
56の入力となる。またマークあるいは非マーク
の副走査方向の長さを表わした4ビツトのデータ
D1〜D5は、コンパレータ57に入力される。
コンパレータ57は、データD1〜D5の内容を
所定の縦線基準値58と比較し、マークあるいは
非マークが副走査方向に所定の長さ以上連続して
いるとき、Hレベルのマーク・非マーク検出有効
信号59を出力する。これは、ノイズによつてマ
ークあるいは非マークが誤つて検出されることを
防止するためである。縦線基準値58としては、
例えば12画素に相当する値が用いられる。マー
ク・非マーク検出有効信号59は、スタート・エ
ンドマーク検出回路56に入力される。
一方、横線検出回路41では、横方向すなわち
主走査方向におけるマークの検出を行う。横線検
出回路41は、例えばシフトレジスタと論理積回
路によつて構成することができる。シフトレジス
タは画信号38を順次シフトさせ、論理積回路は
このパラレルな出力の論理積をとる。このように
して、例えば8画素分だけマークが主走査方向に
連続すると、これがノイズ成分の除去された横線
として検出される。
横線検出回路41の出力信号61はラインバツ
フア62に入力される。ラインバツフア62で
は、先に説明したランンレングスカウンタ39の
処理による画信号の遅延分と一致するように出力
信号61の遅延を行う。
これを第12図の読み取り領域を例として説明
する。この第12図には、スタートマーク32S
の上部が示されている。横線検出回路41は図示
のラインNで横線の存在を検出し、ランレングス
カウンタ39はこのラインNよりも所定のライン
数だけ離れたライン(N+11)で初めて縦線の検
出を行う。この縦線の検出結果と併せて、スター
ト・エンドマーク検出回路56がマークの検出を
行うことができるので、このときまで出力信号の
遅延を行う必要がある。
ラインバツフア62の出力は、オア回路63に
よつて論理和を取とれた後、論理和出力信号64
として他のランレングスカウンタ65に入力さ
れ、主走査方向に続く画素の数の計数が行われ
る。オア回路63は、縦線と横線の検知に数ライ
ン程度の誤差が生じたときに、これを吸収するた
めに用いられる。
第13図は、主走査方向についての画素を計数
するためのランレングスカウンタの配線状態を表
わしたものである。ランレングスカウンタ65の
イネーブル端子Eとクリア端子CLには、論理和
出力信号64が入力される。またクロツク信号入
力端子CKには、論理和出力信号64の入力に同
期してクロツク信号66が入力される。従つて、
論理和出力信号64がマークの検出を行つてHレ
ベルの状態になつていれば、ランレングスカウン
タ65はその連続した画素の個数を計数し、4ビ
ツトの横線計数値信号67として出力する。横線
計数値信号67は、そのままスタート・エンドマ
ーク検出回路56に供給される他、コンパレータ
68に供給されて、所定の横線基準値69と比較
される。横線基準値58としては、例えば16画素
に相当する値が用いられる。コンパレータ68の
比較結果71は、スタート・エンドマーク検出回
路56に供給される。
第14図は、スタート・エンドマーク検出回路
を具体化したものである。前記した4種類の信号
D0,59,67,71はスタート・エンドマー
ク検出回路56のROM(リード・オンリ・メモ
リ)73にアドレス情報として供給される。この
ROM73は、スタートマーク32Sとエンドマ
ーク32Eの判別を行う素子であるが、その判別
結果をスタートマーク判別出力端子Sとエンドマ
ーク出力端子Eから画素単位で出力する。これら
の判別結果信号75S,75Eはゲート回路76
を介してラインメモリ77に供給され、1ライン
分のデータとして記憶されるようになつている。
このラインメモリ77から読み出される1ライ
ン前の判別結果信号75S′,75E′はゲート回路
76を介してD・フリツプフロツプ回路79に供
給される。このD・フリツプフロツプ回路79の
出力と、判別の対象となつている画素の1画素前
の画素についての判別結果信号75S,75E
は、共にROM73にアドレス情報としてフイー
ドバツクされる。すなわち、ROM73はこれら
の信号D0,59,67,71,75S,75
E,75S′,75E′をアドレス情報として、原稿
上にマークが存在するかどうか、またマークが存
在する場合には、これがスタートマーク32Sで
あるか、あるいはエンドマーク32Eであるかど
うかを判別することになる。ここで、スタートマ
ーク32Sとエンドマーク32Eは、主走査方向
における横線の開始位置からある距離だけ主走査
方向に進んだ点において縦線が左右どちらの側に
存在するかを識別することによつて判断すること
ができる。
ところで第15図aは、スタートマーク32S
とエンドマーク32Eが同一副走査位置に2組以
上存在する場合を表わしたものである。このよう
な場合、例えば最初のスタートマーク32Sの横
線部分81が検出されたとき、これと組になつた
最初のエンドマーク32Eの横線部分82も検出
されることになる。つまり、スタートマーク32
Sの検出される画素をSとし、エンドマーク32
Eの検出される画素をEとすると、同図bに示す
ように画素は(S,E)……(S,E)といつた
対となつた変化を行い、画素Sから次の画素Eま
でがそれぞれ画像処理の領域を特定することにな
る。
ところで、スタートマーク32Sもエンドマー
ク32Eも原稿上に手書きされることが通常なの
で、実際には第16図aに示したように、組とな
つたスタートマーク32Sとエンドマーク32E
の横線部分の副走査位置が一致しない場合が多
い。このような場合には、この第16図の例に示
すように最初のスタートマーク32Sの横線部分
81が検出された時点でこれと対になつたエンド
マーク32Eの横線部分82が検出されず、次の
対のスタートマーク32Sの横線部分83が検出
されるような事態が発生する。この例の場合に
は、同図bに示すように1組目の画素Sが判別さ
れてから画素Eが検出されるのは2組目の処理領
域となつてしまい、それぞれの処理領域が特定さ
れないという不都合が発生する。
第14図に示したスタート・エンドマーク検出
回路56には、以上説明した不都合を発生させな
いための回路が設けられている。このうちフリツ
プフロツプ回路85では、スタートマーク32S
についての判別結果信号75Sをそのリセツト端
子Rに入力すると共に、エンドマーク32Eにつ
いての判別結果信号75Eをそのリセツト端子S
に入力する。従つて、フリツプフロツプ回路85
の出力端子Qからは、画素Sと画素Eの対となつ
た組み合わせが存在した時点でHレベルの出力信
号86が現われる。すなわち、第15図に示した
ようにスタートマーク32S、エンドマーク32
Eの順にマークが検出された場合には、次のスタ
ートマーク32Sの検出の段階で出力信号がHレ
ベルとなる。これに対して、第16図に示したよ
うにエンドマーク32Eの検出なしにスタートマ
ーク32Sが連続して検出された場合には、出力
信号86はLレベルのままとなる。
出力信号86はシフトレジスタ87に供給され
る。シフトレジスタ87のクロツク入力端子CK
には判別結果信号75Sが供給されるようになつ
ている。従つて、スタートマーク32Sが検出さ
れるたびに出力信号86が1ビツトずつシフトレ
ジスタ87に入力されることになる。カウンタ8
8は、シフトレジスタ87に入力された1ライン
当たりの出力信号のビツト数をカウントする。
以上のようにして出力信号86が1ライン分シ
フトレジスタ87にセツトされたら、この時点で
ラインメモリ77にも1ライン分の判別結果信号
75S,75Eがセツトされることになる。ライ
ンメモリ77にセツトされたこれらの信号が読み
出されるとき、これと同期してマルチプレクサ8
9はスタートマーク32Sの有効、無効を表わし
たスタートマーク判別結果信号91を出力する。
すなわち、第16図に示した最初のスタートマー
ク32Sは、これと対になつたエンドマーク32
Eの検出が同一ラスタ上で行われるまで無効とさ
れ、この間、スタートマーク判別結果信号91は
Lレベルの状態を保持する。これに対して、スタ
ートマーク32Sとエンドマーク32Eが対とな
つて検出されると、スタートマーク判別結果信号
91はHレベルの状態となる。
スタートマーク判別結果信号91は、2入力ア
ンド回路92の一方の入力となり、ラインメモリ
77から読み出される1ライン遅れの判別結果信
号75S′が他方の入力となる。従つて、エンドマ
ーク32Eが対となつていないスタートマーク3
2Sに関する判別結果信号76S′は、アンド回路
92によつてその通過が阻止されることになる。
アンド回路92から出力された判別結果信号7
5S″は、他の判別結果信号75E′と共にフリツプ
フロツプ回路93に供給される。この結果、フリ
ツプフロツプ回路93の出力端子Qからは、スタ
ートマーク32Sとエンドマーク32Eによつて
囲まれた領域部分についてHレベルとなる領域判
別信号21が出力されることになる。
所定の画像処理を行う領域の内外を示す領域判
別信号21は、第10図に示したように各1ビツ
トの信号としてラインメモリ96に供給され、蓄
えられる。この蓄えられた領域判別信号21は、
所定のタイミングで読み出され、第1図に示した
消去・抽出回路22に入力されることになる。
以上説明した第1の実施例では、スタートマー
クおよびエンドマークが螢光材料でマーキイング
されるので、原稿に直接マークをつけても原稿上
の画情報を劣化させるおそれがない。またスター
トマーク等を鉤括弧で構成したので、物差し等を
用いずに矩形の処理領域を設定することが容易に
できる。
もちろん、画像処理を行うための領域の設定
は、鉤括弧以外の手段によつても行うことができ
る。例えば処理領域と非処理領域の境界に閉ルー
プ状のマークを描き、これを認識させてその内外
で異なつた画像処理を行わせるようにすることも
可能である。また、実施例では原稿にマークを直
接つけることとして説明したが、透明なオーバー
レイを用意し、これにマークを記してもよい。
「第2の実施例」 第17図は、本発明の第2の実施例における画
像処理装置の概要を表わしたものである。この装
置のプラテンガラス101の下方には、このプラ
テンガラス101に載置される原稿(図示せず)
上の画情報を走査して光電変換するためのスキヤ
ナ102が配置されている。スキヤナ102は、
図示しない駆動機構により矢印103方向(副走
査方向)に往復動するようになつている。
スキヤナ102内におけるプラテンガラス10
1と対向する位置には、矢印103方向と直角の
方向(主走査方向)に2本の螢光ランプ104,
105が配置されている。このうち一方の螢光ラ
ンプ104は残光の長い赤い螢光体が封入されて
おり、他方の螢光体105には残光の短い青い螢
光体が封入されている。
この第2の実施例では、原稿にシアン色を呈す
る螢光材料でマークを記入しておき、これをこの
2種類の螢光ランプ104,105を用いて識別
し、画像処理の対象となる領域を特定するもので
ある。このようにシアン色でマーキングを行う
と、マークそれ自体が邪魔にならないばかりでな
く、赤色のアンダーライン等によつて間違つて領
域が認識されるおそれもない。もちろん、シアン
色であれば螢光材料を含まないものでも領域判別
のマークとして使用することができる。
さて、2種類の螢光ランプ104,105は、
共に高速でオン・オフされる。これにより、オン
時には赤色と青色の加色混合された光で原稿が照
明され、オフ時には赤色の光で原稿が照明され
る。このように放射分光特性を交互に変化させた
状態で、スキヤナ102が副走査され、同一ライ
ンについて特性の異なつた2度の画像読み取りが
行われる。
螢光ランプ104,105によつて照射された
原稿からの反射光は、第1のミラー106および
第2のミラー107によつて反射され、その光路
を変更されてレンズ108に入射される。レンズ
108を通過した光は、収束し、例えばCCDか
らなるイメージセンサ109上に光学像が結ばれ
る。
イメージセンサ109によつてライン単位で光
電変換され出力されるシリアルなアナログ画信号
111は、A/D変換器112によつてA/D変
換され、64段階(6ビツト)の階調表現の行われ
た画信号113として出力される。この画信号1
13は、イメージセンサ109を構成する各素子
のばらつきや、螢光ランプ104,105の照度
のむら等によつて主走査方向に不均一な特性を示
すので、これを補正しておく必要がある。シエー
デイング補正回路114はこのための回路であ
る。
シエーデングの補正された画信号115は、ラ
インバツフア116と色分離回路117に供給さ
れる。ラインバツフア116は同一ラインに2度
の読み取りを行うとき、最初の読み取りによつて
得られた画信号を一時的に蓄えておく一種の遅延
回路である。ラインバツフア116の出力118
は2度目の読み取りによる画信号115と同期を
とつて色分離回路117に供給される。
色分離回路117には、図示しない操作パネル
から記録色選択信号119が供給される。この記
録色選択信号119は、()原稿上の画情報を
白、黒、赤の3色として読み取つて赤、黒の2色
で記録する2色記録モードと、()画情報から
シアン色を分離して領域の指定に行い、1色で記
録を行う1色記録モードと択一的に選択させるた
めの信号である。
記録色選択信号19で2色記録モードが選択さ
れた場合には、色分離回路117で分離された画
信号120−1が直ちに記録部(図示せず)に供
給され、この実施例の場合には赤、黒2色で記録
が行われることになる。記録部としては、赤、黒
2色のインクドナーフイルム(熱転写記録媒体)
を備えた熱転写プリンタが好適である。
一方、記録色選択信号119によつて1色記録
モードが指定された場合には、原稿にシアン色の
マーキングを行つていることを条件として、この
部分の画像処理を異ならせることができる。この
とき、色分離回路117はシアン色をそれ以外の
色と分離し、前者の画信号121をマーク領域検
出部122に供給する。マーク領域検出部122
はマーキングの領域を検出し、検出結果としての
領域判別信号123を色変換・消去・抽出回路1
24に供給する。
またシアン色以外の色、すなわち画像として読
み取られる色についての画信号120−2は、ラ
インバツフア125に一時的に格納され、領域判
別信号123と時間的整合をとつて読み出され、
画信号126として色変換・消去・抽出回路12
4に供給される。色変換・消去・抽出回路124
には画像の処理内容を指示するための処理内容指
示信号127も入力されるようになつており、画
信号126の所望の部分について特別の画像処理
が行われることになる。色変換・消去・抽出回路
124から出力される処理後の画信号128は、
前記した記録部に供給され、記録が行われること
になる。
このとき、処理内容指示信号127が色変換を
指示していれば、例えばマークで指定された処理
領域について赤色の記録が行われ、他の部分につ
いては黒色の記録が行われる。また、処理内容指
示信号127が消去の指示を行つていれば、処理
領域あるいは非処理領域の画像が消去され、抽出
の指示が行われていれば、処理領域の画情報の抽
出が行われる。抽出した画情報は、他の指示内容
に従つて、移動、処理画像の登録等の必要な情報
処理が行われることになる。
第18図は本実施例の画像処理装置に処理領域
を指定するために、原稿130上(原稿130に
重ね合わされた透明なオーバレイ上でも可。)に
記されるマークを表わしたものである。本実施例
では、鉤括弧132を用いて領域指定を行う。こ
の実施例で用いられている鉤括弧は、右側が開い
た括弧(スタートマーク)132Sと、左側が開
いた括弧(エンドマーク)132Eの2種類の鉤
括弧を組で用いる。第18図ではこれらが2組用
いられ、これにより第19図に示すように2つの
領域133−1,133−2が指定されることに
なる。
第20図はマーク領域検出部を具体的に表わし
たものである。第17図に示した色分離回路11
7から出力される画信号121はデータ圧縮回路
137に供給される。データ圧縮回路137で
は、主走査および副走査両方向について画信号1
21を間引く。シアン色で表わされたスタートマ
ーク132Sおよびエンドマーク132Eについ
てはその概略の形状を認識すればよいからであ
る。また、これによつてメモリの容量を少なくし
たりすることができ、マーク領域検出部122の
構成を簡略化することができる。
本実施例のデータ圧縮回路137では、1ビツ
トずつ入力される画信号121を2ビツト分ずつ
論理和をとりながら、主走査方向および副走査方
向に2ビツトに1ビツトずつ間引く。論理和をと
ることとしたのは、間引かれる画信号の情報を活
かし、これによつて処理領域の認識精度の劣化を
最小限に止めるためである。
データ圧縮回路137から出力された画信号1
38は、ランレングスカウンタ139と横線検出
回路141の双方に供給される。ここで、ランレ
ングスカウンタ139は、副走査方向に連続する
マーク領域すなわちスタートマーク132S、エ
ンドマーク132Eの縦線の部分の存在する領域
をそれぞれ検出したり、非マーク領域すなわち上
記したマーク132S,132Eの終了の検出を
行うために用いられる。これに対して、横線検出
回路141は、主走査方向に連続するマーク領域
すなわちスタートマーク132S、エンドマーク
132Eにおける縦線の部分の存在する領域をそ
れぞれ検出する。いずれの検出が主走査方向に対
して、また副走査方向に対して先行するかどうか
によつてスタートマーク132Sとエンドマーク
132Eの種別等が判別されることになる。
まず、ランレングスカウンタ139についてそ
の動作を説明する。第21図は、本実施例で用い
られるランレングスカウンタを具体的に表わした
ものである。同図に示した排他的論理和回路14
3の一方の入力端子には、データ圧縮回路137
(第20図)から圧縮後の画信号138が入力さ
れる。この画信号138は、マークの検出部分
(マーク領域)でH(ハイ)レベルとなり、非検出
部分(非マーク領域)でL(ロー)レベルとなる
ような2値の信号である。排他的論理和回路14
3から出力される排他的論理和信号144は、加
算器145の一方の入力となる他、D・フリツプ
フロツプ回路146のクリア入力となる。
ところでこのD・フリツプフロツプ回路146
は実際には同様の5個のフリツプフロツプ回路が
並列に接続されるものであり、その出力端子から
合計5ビツトのデータD0〜D5が出力される。
このうち1ビツトのデータD0は前ラインの画信
号がマーク領域を読み取つた信号か非マーク領域
を読み取つた信号かを表わした情報である。ただ
しこのデータD0では、マーク領域を読み取つた
信号はLレベルであり、非マーク領域を読み取つ
た信号はHレベルとなつていて、画信号138と
その論理が反転されている。
他の4ビツトのデータD1〜D5は、連続して
読み取られたマーク領域あるいは非マーク領域の
長さをカウントした計数値である。このデータD
1〜D5は4ビツト構成であるため1〜16までの
計数値を出力することができる。
データD1〜D5は、前記した加算器145の
他方の入力となる。この結果、排他的論理和信号
144との間で加算が行われ、マークあるいは非
マーク領域が連続している場合には、排他的論理
和回路144がHレベルとなり、データD1〜D
5の内容が更に1だけ加算されることになる。こ
の加算値を表わした加算結果信号149は、ロジ
ツク回路151の出力信号152と共にゲート回
路153に供給される。ここでロジツク回路15
1の出力信号152は、データD0と排他的論理
和信号144とから加算結果信号149の加算結
果がマーク領域に関するものなのか、非マーク領
域に関するものなのかを判別した信号である。マ
ーク領域であれば、出力信号152はLレベルと
なり、非マーク領域であればHレベルとなる。
ゲート回路153の出力信号52,53は、ラ
インメモリ154に順次書き込まれる。ラインメ
モリ154は、圧縮後の1ライン分の画信号それ
ぞれについて出力信号152(1ビツト)と加算
結果信号149(4ビツト)を合計5ビツトの信
号として書き込むメモリ素子である。書き込まれ
たデータは、画信号138と対応する主走査位置
のものが順に読み出され、前記した5ビツトのデ
ータD0〜D5としてD・フリツプフロツプ回路
146に出力されることになる。
さて、このようにしてランレングスカウンタ1
39から得られた5ビツトのデータD0〜D5の
うち、マーク領域あるいは非マーク領域を表わし
たデータD0は、スタート・エンドマーク検出回
路156の入力となる。またマークあるいは非マ
ークの副走査方向の長さを表わした4ビツトのデ
ータD1〜D5は、コンパレータ157に入力さ
れる。コンパレータ157は、データD1〜D5
の内容を所定の縦線基準値158と比較し、マー
クあるいは非マークが副走査方向に所定の長さ以
上連続しているとき、Hレベルのマーク・非マー
ク検出有効信号159を出力する。これは、ノイ
ズによつてマークあるいは非マークが誤つて検出
されることを防止するためである。縦線基準値1
58としては、例えば12画素に相当する値が用い
られる。マーク・非マーク検出有効信号159
は、スタート・エンドマーク検出回路156に入
力される。
一方、横線検出回路141では、横方向すなわ
ち主走査方向におけるマークの検出を行う。横線
検出回路141は、例えばシフトレジスタと論理
積回路によつて構成することができる。シフトレ
ジスタは画信号138を順次シフトさせ、論理積
回路はこのパラレルな出力の論理積をとる。この
ようにして、例えば8画素分だけマークが主走査
方向に連続すると、これがノイズ成分の除去され
た横線として検出される。
横線検出回路141の出力信号61はラインバ
ツフア162に入力される。ラインバツフア16
2では、先に説明したランレングスカウンタ13
9の処理による画信号の遅延分と一致するように
出力信号161の遅延を行う。
これを第22図の読み取り領域を例として説明
する。この第22図には、スタートマーク132
Sの上部が示されている。横線検出回路141は
図示のラインNで横線の存在を検出し、ランレン
グスカウンタ139はこのラインNよりも所定の
ライン数だけ離れたライン(N+11)で初めて縦
線の検出を行う。この縦線の検出結果と併せて、
スタート・エンドマーク検出回路156がマーク
の検出を行うことができるので、このときまで出
力信号の遅延を行う必要がある。
ラインバツフア162の出力は、オア回路16
3によつて論理和をとられた後、論理和出力信号
164として他のランレングスカウンタ165に
入力され、主走査方向に続く画素の数の計数が行
われる。オア回路63は、縦線と横線の検知に数
ライン程度の誤差が生じたときに、これを吸収す
るために用いられる。
第23図は、主走査方向についての画素を計数
するためのランレングスカウンタの配線状態を表
わしたものである。ランレングスカウンタ165
のイネーブル端子Eとクリア端子CLには、論理
和出力信号164が入力される。またクロツク信
号入力端子CKには、論理和出力信号164の入
力に同期してクロツク信号166が入力される。
従つて、論理和出力信号164がマークの検出を
行つてHレベルの状態になつていれば、ランレン
グスカウンタ165はその連続した画素の個数を
計数し、4ビツトの横線計数値信号167として
出力する。
横線計数値信号167は、そのままスタート・
エンドマーク検出回路156に供給される他、コ
ンパレータ168に供給されて、所定の横線基準
値169と比較される。横線基準値169として
は、例えば16画素に相当する値が用いられる。コ
ンパレータ168の比較結果171は、スター
ト・エンドマーク検出回路156に供給される。
第24図は、スタート・エンドマーク検出回路
を具体化したものである。前記した4種類の信号
D0,59,67,71はスタート・エンドマー
ク検出回路156のROM(リード・オンリ・メ
モリ)173にアドレス情報として供給される。
このROM137は、スタートマーク132Sと
エンドマーク132Eの判別を行う素子である
が、その判別結果をスタートマーク判別出力端子
Sとエンドマーク出力端子Eから画素単位で出力
する。これらの判別結果信号175S,175E
はゲート回路176を介してラインメモリ177
に供給され、1ライン分のデータとして記憶され
るようになつている。
このラインメモリ177から読み出される1ラ
イン前の判別結果信号175S′,175E′はゲー
ト回路176を介してD・フリツプフロツプ回路
179に供給される。このD・フリツプフロツプ
回路179の出力と、判別の対象となつている画
素の1画素前の画素についての判別結果信号17
5S,175Eは、共にROM173にアドレス
情報としてフイードバツクされる。すなわち、
ROM173はこれらの信号D0,159,16
7,171,175S,175E,175S′,1
75E′をアドレス情報として、原稿上にマークが
存在するかどうか、またマークが存在する場合に
は、これがスタートマーク132Sであるか、あ
るいはエンドマーク132Eであるかどうかを判
別することになる。ここで、スタートマーク13
2Sとエンドマーク132Eは、主走査方向にお
ける横線の開始位置からある距離だけ主走査方向
に進んだ点において縦線が左右どちらの側に存在
するかを識別することによつて判断することがで
きる。
ところで第25図aは、原稿上あるいはオーバ
ーレイ上にシアン色で描かれたスタートマーク1
32Sとエンドマーク132Eが、同一副走査位
置に2組以上存在する場合を表わしたものであ
る。このような場合、例えば最初のスタートマー
ク132Sの横線部分181が検出されたとき、
これと対になつた最初のエンドマーク132Eの
横線部分182も検出されることになる。つま
り、スタートマーク132Sの検出される画素を
Sとし、エンドマーク132Eの検出される画素
をEとすると、同図bに示すように画素は(S,
E)……(S,E)といつた対となつた変化を行
い、画素Sから次の画素Eまでがそれぞれが画像
処理の領域を特定することになる。
ところが、スタートマーク132Sもエンドマ
ーク132Eも原稿上に手書きされることが通常
なので、実際には第26図aに示したように、対
となつたスタートマーク132Sとエンドマーク
132Eの横線部分の副走査位置が一致しない場
合が多い。このような場合には、この第26図の
例に示すように最初のスタートマーク132Sの
横線部分181が検出された時点でこれと対にな
つたエンドマーク132Eの横線部分182が検
出されず、次の対のスタートマーク132Sの横
線部分183が検出されるような事態が発生す
る。この例の場合には、同図bに示すように1組
目の画素Sが判別されてから画素Eが検出される
のは2組目の処理領域となつてしまい、それぞれ
の処理領域が特定されないという不都合が発生す
る。
第24図に示したスタート・エンドマーク検出
回路156には、以上説明した不都合を発生させ
ないための回路が設けられている。このうちフリ
ツプフロツプ回路185では、スタートマーク1
32Sについての判別結果信号175Sをそのリ
セツト端子Rに入力すると共に、エンドマーク1
32Eについての判別結果信号175Eをそのリ
セツト端子Sに入力する。従つて、フリツプフロ
ツプ回路185の出力端子Qからは、画素Sと画
素Eの対となつた組み合わせが存在した時点でH
レベルの出力信号186が現われる。すなわち、
第25図に示したようにスタートマーク132
S、エンドマーク132Eの順にマークが検出さ
れた場合には、次のスタートマーク132Eの検
出の段階で出力信号がHレベルとなる。これに対
して、第16図に示したようにエンドマーク13
2Eの検出なしにスタートマーク132Sが連続
して検出された場合には、出力信号186はLレ
ベルのままとなる。
出力信号186はシフトレジスタ187に供給
される。シフトレジスタ187のクロツク入力端
子CKには判別結果信号175Sが供給されるよ
うになつている。従つて、スタートマーク132
Sが検出されるたびに出力信号186が1ビツト
ずつシフトレジスタ187に入力されることにな
る。カウンタ188は、シフトレジスタ187に
入力された1ライン当たりの出力信号のビツト数
をカウントする。
以上のようにして出力信号186が1ライン分
シフトレジスタ187にセツトされたら、この時
点でラインメモリ177にも1ライン分の判別結
果信号175S,175Eがセツトされることに
なる。ラインメモリ177にセツトされたこれら
の信号が読み出されるとき、これに同期してマル
チプレクサ189はスタートマーク132Sの有
効、無効を表わしたスタートマーク判別結果信号
191を出力する。すなわち、第26図に示した
最初のスタートマーク132Sは、これと対にな
つたエンドマーク132Eの検出が同一ラスタ上
で行われるまで無効とされ、この間、スタートマ
ーク判別結果信号191はLレベルの状態を保持
する。これに対して、スタートマーク132Sと
エンドマーク132Eが対となつて検出される
と、スタートマーク判別結果信号191はHレベ
ルの状態となる。
スタートマーク判別結果信号191は、2入力
アンド回路192の一方の入力となり、ラインメ
モリ177から読み出される1ライン遅れの判別
結果信号175S′が他方の入力となる。従つて、
エンドマーク132Eが対となつていないスター
トマーク132Sに関する判別結果信号176
S′は、アンド回路192によつてその通過が阻止
されることになる。
アンド回路192から出力された判別結果信号
175S″は、他の判別結果信号175E′と共にフ
リツプフロツプ回路193に供給される。この結
果、フリツプフロツプ回路139の出力端子Qか
らは、スタートマーク132Sとエンドマーク1
32Eによつて囲まれた領域部分についてHレベ
ルとなる領域判別信号123が出力されることに
なる。
所定の画像処理を行う領域の内外を示す領域判
別信号123は、第20図に示したように各1ビ
ツトの信号としてラインメモリ196に供給さ
れ、蓄えられる。この蓄えられた領域判別信号1
23は、所定のタイミングで読み出され、第17
図に示した色変換・消去・抽出回路124に入力
されることになる。
以上説明した第2の実施例では、シアン色の螢
光材料を用いたので、螢光材料を含まないマーク
に対しても領域の判別を行うことができる。また
スタートマーク等を鉤括弧で構成したので、物差
し等を用いずに矩形の処理領域を設定することが
容易にできる。
もちろん、画像処理を行うための領域の設定
は、鉤括弧以外の手段によつても行うことができ
る。例えば処理領域と非処理領域の境界に閉ルー
プ状のマークを描き、これを認識させてその内外
で異なつた画像処理を行わせるようにすることも
可能である。
「第3の実施例」 第27図は、本発明の第3の実施例における画
像処理装置の概要を表わしたものである。この装
置のプラテンガラス201の下方には、このプラ
テンガラス201に載置される原稿(図示せず)
上の画情報を走査して光電変換するためのスキヤ
ナ202が配置されている。スキヤナ202は、
図示しない駆動機構により矢印203方向(副走
査方向)に往復動するようになつている。
スキヤナ202内におけるプラテンガラス20
1に対向する位置には、矢印203方向と直角の
方向(主走査方向)に2本の螢光ランプ204,
205が配置されている。このうち一方の螢光ラ
ンプ204は残光の長い赤い螢光体が封入されて
おり、他方の螢光体105には残光の短い青い螢
光体が封入されている。
この第3の実施例では、原稿にシアン色を呈す
るマークを記入しておき、これをこの2種類の螢
光ランプ204,205を用いて識別し、画像処
理の対象となる領域を特定する。このようにシア
ン色でマーキングを行うと、マークそれ自体が邪
魔にならないばかりでなく、赤色のアンダーライ
ン等によつて間違つて領域が認識されるおそれも
ない。もちろん、シアン色であれば螢光材料を含
まないものでも領域判別のマークとして使用する
ことができる。
さて、2種類の螢光ランプ204,205は、
共に高速でオン・オフされる。これにより、オン
時には赤色と青色の加色混合された光で原稿が照
明され、オフ時には赤色の光で原稿が照射され
る。このように放射分光特性を交互に変化させた
状態で、スキヤナ202が副走査され、同一ライ
ンについて特定の異なつた2度の画像読み取りが
行われる。
螢光ランプ204,205によつて照射された
原稿からの反射光は、第1のミラー206および
第2のミラー207によつて反射され、その光路
を変更されてレンズ208に入射される。レンズ
208を通過した光は、収束し、例えばCCDか
らなるイメージセンサ209上に光学像が結ばれ
る。
イメージセンサ209によつてライン単位で光
電変換され出力されるシリアルなアナログ画信号
211は、A/D変換器212によつてA/D変
換され、64段階(6ビツト)の階調表現の行われ
た画信号213として出力される。この画信号2
13は、イメージセンサ209を構成する各素子
のばらつきや、螢光ランプ204,205の照度
のむら等によつて主走査方向に不均一な特性を示
すので、これを補正しておく必要がある。シエー
デイング補正回路214はこのための回路であ
る。
シエーデイングの補正された画信号215は、
ラインメモリ219と色分離回路217に供給さ
れる。ラインメモリ216は同一ラインに2度の
読み取りを行うとき、最初の読み取りによつて得
られた画信号を一時的に蓄えておく一種の遅延回
路である。ラインメモリ216の出力218は2
度目の読み取りによる画信号215と同期をとつ
て色分離回路217に供給される。
色分離回路218は、画情報のうちシアン色を
分離する。例えば、第28図に示すような折れ線
グラフがあるものとし、そのうちの特定の折れ線
221を他の折れ線222と異なつた色で記録し
ようとするものとする。この場合、本発明の第3
の実施例では、特定しようとする折れ線221を
含む領域213をシアン色の螢光材料からなる筆
記具で塗り潰す。これにより、例えば他の折れ線
222が黒で記録されるとき、特定の折れ線22
1が赤色で記録され、グラフの特定部分も強調等
が可能となる。
色分離回路217はシアン色をそれ以外の色と
分離し、前者の信号としてのマーク判別信号22
5をノイズ除去回路226に供給する。ノイズ除
去回路226では、シアン色のマークであると判
別されたマーク判別信号部分のうち、空間的に孤
立した信号をノイズとして除去する。これは、先
の第1および第2の実施例と異なり、本実施例で
はシアン色として特定された部分に対して直接所
定の画像処理を行つてしまうからである。
第29図はノイズ除去回路の具体例を表わした
ものである。ノイズ除去回路226は、マーク判
別信号225を1画素分記憶するD・フリツプフ
ロツプ回路227Aを備えている。D・フリツプ
フロツプ回路227Aに蓄えられたマーク判別信
号は次の画素が入力されるタイミングでD・フリ
ツプフロツプ回路227Bに供給されると共に、
第1のラインメモリ228に供給され、ここで1
ライン分遅延される。第1のラインメモリ228
から読み出されるマーク判別信号は3つのD・フ
リツプフロツプ回路227C〜227Eによつて
順に1画素ずつシフトされる他、D・フリツプフ
ロツプ回路227Cの出力は第2のラインメモリ
229に供給され、更に1ライン分だけ遅延され
る。第2のラインメモリ229から読み出される
マーク判別信号は、2つのD・フリツプフロツプ
回路227F,227Gによつて1画素ずつシフ
トされる。
ROM(リード・オンリ・メモリ)231は、
これらD・フリツプフロツプ回路227A〜22
7Gおよびラインメモリ228,229によつて
得られた3ライン分の画素群情報を入力する。そ
して、これらをアドレス情報としてノイズの有無
を判別する。ノイズが存在した場合にはシアン色
の検出が無効とされる。ノイズ除去回路226か
ら得られるノイズ除去後のマーク判別信号232
は、領域判別回路233に供給される。
領域判別回路233は、シアン色に塗られた領
域をみかけ上の色にかかわらず正しく判別させる
ための回路である。第30図および第31図を用
いて、この回路の存在理由を説明する。第30図
は原稿上に描かれた英文字のパターン“A〜U”
を表わしたものである。このうち、英文字のパタ
ーン“I〜L”について特別の画像処理を行うも
のとすると、図示のようにこれらを含む領域につ
いてマーキングを行うことになる。
第31図は英文字Iのパターンとその近傍を表
わしたものである。同図でパターン235は、黒
色で描かれた英文字Iのパターンである。マーキ
ング236はこのパターン235とその周辺に対
して行われている。ところが、パターン235上
に塗られたマークは黒色となり、色分離回路21
7でシアン色を検出することができない。すなわ
ち、ノイズ除去回路226から得られたマーク判
別信号232をそのまま用いて画像処理を行う
と、肝心な画情報部分で色変換等の処理を行うこ
とができなくなる。そこで、領域判別回路233
では、パターン235等の部分に対してもシアン
色が存在するものとして、処理領域を現実の要請
に一致させる。
第32図は、領域判別回路233の一例を表わ
したものである。領域判別回路233は、オア回
路238と、その出力を入力するD・フリツプフ
ロツプ回路239、およびこのD・フリツプフロ
ツプ回路239から出力される領域判別信号24
1と画信号242との論理積をとるアンド回路2
43とによつて構成されている。ここで画信号2
42は、色分離回路217から得られた画信号
(シアン色以外の画情報)245をラインメモリ
246に一時的に蓄え、タイミングの調整を行つ
た信号である。
この画信号242は、黒色の画情報部分でHレ
ベルとなつた2値信号であり、アンド回路243
の出力信号248はマーク判別信号232とオア
回路238で論理和が取られるようになつてい
る。すなわち、パターン235の検出前にシアン
色のマーキング236が検出されると、D・フリ
ツプフロツプ回路239がセツトされ、領域判別
信号241がHレベルとなる。シアン色のマーキ
ング236が存在している間、領域判別信号24
1はHレベルを保持する。シアン色に隣接するパ
ターン235が読み取られると、アンド回路の出
力信号248がHレベルに変化する。これにより
領域判別信号241は、パターン235の読み取
り領域でもHレベルを保持することになる。
このようにして得られた領域判別信号241
と、ラインメモリ246から読み出された画信号
249とは色変換・消去・抽出回路251に入力
される。色変換・消去・抽出回路251には、図
示しない操作パネルの指示により、同じく図示し
ないCPU(中央処理装置)から画像処理指示信号
252が供給されるようになつている。この画像
処理指示信号252の内容によつて、シアン色で
指定された領域の画情報が色変換、消去、あるい
は抽出されることになる。色変換・消去・抽出回
路251から出力される画信号253は、図示し
ない2色プリンタに供給され、画像の記録が行わ
れる。
この第3の実施例ではシアン色の領域に対して
所望の画像処理を行うこととしたが、螢光の塗布
された領域に対して特定の画像処理を行うように
してもよい。この場合には、第1の実施例で用い
た波長特性の螢光ランプを使用すればよい(第4
図および第5図参照)。この場合には、第27図
に示した色分離回路217が不要となり、代わつ
て、2値化回路が必要となる。この変形例では、
螢光の検出を行うこととなるので、第32図で説
明したような領域判別回路も不要となる。
以上説明した第3の実施例およびその変形例で
は、処理領域をマークで塗り潰すので、複雑な形
状でも容易に特定することができる。
「発明の効果」 このように本発明によれば、螢光材料を用いて
領域の特定を行うので、マークの色にかかわりな
く画像処理の領域を特定することができる。ま
た、本発明では各種のフイルタのように画像とマ
ークを分離して識別するための高価な部品を必要
とせず、装置を安価に製造することができる。更
に、1つの光学系を用いて2種類の光源による読
み取りを行つているので、光源ごとに独立した光
学系を用いる場合と異なり、光学的な位置ずれに
よる誤差が発生しないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第16図は本発明の第1の実施例を説
明するためのもので、このうち第1図は画像処理
装置の概略構成図、第2図はマークの記された原
稿の平面図、第3図は従来行われた閉ループのマ
ーキングを示す平面図、第4図は螢光体の励起に
用いられる螢光ランプの特性図、第5図は画情報
の読み取りに用いられる螢光ランプの特性図、第
6図は原稿の一部についてその読み取りの様子を
示した平面図、第7図は2種類の螢光ランプの点
灯タイミングを示すタイミング図、第8図は通常
の光源を用いた場合のアナログ画信号の波形図、
第9図は螢光発光用の光源を用いた場合のアナロ
グ画信号の波形図、第10図はマーク領域検出部
のブロツク図、第11図はランレングスカウンタ
のブロツク図、第12図は読み取り領域の一部を
示す拡大平面図、第13図は他のランレングスカ
ウンタの配線図、第14図はスタート・エンドマ
ーク検出回路のブロツク図、第15図はマークが
主走査方向に正確に記された場合の読み取り状態
を示す説明図、第16図はマークが副走査方向に
ずれて記された場合の読み取り状態を示す説明
図、第17図〜第26図は本発明の第2の実施例
を説明するためのもので、このうち第17図は画
像処理装置の概略構成図、第18図はマークの記
された原稿の平面図、第19図はこのマークによ
つて指定された原稿上の処理領域を示す平面図、
第20図はマーク領域検出部のブロツク図、第2
1図はランレングスカウンタのブロツク図、第2
2図は読み取り領域の一部を示す拡大平面図、第
23図は他のランレングスカウンタの配線図、第
24図はスタート・エンドマーク検出回路のブロ
ツク図、第25図はマークが主走査方向に正確に
記された場合の読み取り状態を示す説明図、第2
6図はマークが副走査方向にずれて記された場合
の読み取り状態を示す説明図、第27図〜第32
図は本発明の第3の実施例を説明するためのもの
で、このうち第27図は画像処理装置の概略構成
図、第28図はこの実施例の画像処理装置におけ
るマーキングの様子を示す説明図、第29図はノ
イズ除去回路のブロツク図、第30図は原稿上の
画情報とそのマーキングの状態を示す平面図、第
31図は第30図に示した部分の一部拡大図、第
32図は領域判別回路の回路図である。 4,5,104,105,204,205……
螢光ランプ、9,109,209……イメージセ
ンサ、19,122……マーク領域検出部、22
……消去・抽出回路、27,128,253……
画信号、30,130……原稿、32S,132
S……スタートマーク、32E,132E……エ
ンドマーク、33……領域(指定領域)117,
217……色分離回路、124,251……色変
換・消去・抽出回路、233……領域判別回路、
235……パターン、236……マーキング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原稿上、あるいは原稿に重ね合わされたシー
    ト上に記された螢光材料からなるマークを励起さ
    せるための第1の螢光ランプと、 画像の読み取りを行うための第2の螢光ランプ
    と、 1つの光学系と、 前記第1の螢光ランプによつて読み取られた信
    号からマークを検出するマーク検出手段と、 このマーク検出手段の検出結果によつて所望の
    画像処理を行う画像処理手段とを有し、 前記第1の螢光ランプと第2の螢光ランプとを
    1ラスタごとに交互に点滅して前記2つの螢光ラ
    ンプによる読み取りを前記1つの光学系により行
    うことを特徴とする画像処理装置。
JP61060590A 1986-03-20 1986-03-20 画像処理装置 Granted JPS62219766A (ja)

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JP2830918B2 (ja) * 1989-02-23 1998-12-02 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置
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