JPH0556656A - 基準クロツクを利用したデイジタル・デツドタイム回路 - Google Patents
基準クロツクを利用したデイジタル・デツドタイム回路Info
- Publication number
- JPH0556656A JPH0556656A JP3238821A JP23882191A JPH0556656A JP H0556656 A JPH0556656 A JP H0556656A JP 3238821 A JP3238821 A JP 3238821A JP 23882191 A JP23882191 A JP 23882191A JP H0556656 A JPH0556656 A JP H0556656A
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- JP
- Japan
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- pwm pulse
- counter
- signal
- pulse signal
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 デッドタイムのばらつきがなく、信頼性に富
んだ基準クロックを利用したディジタル・デッドタイム
回路であって、部品点数を削減できる。 【構成】 PWMパルス信号と極性反転した前記PWM
パルス信号とを基準クロックによってそれぞれ分周する
カウンタ1,カウンタ2、および前記カウンタ1とカウ
ンタ2の出力信号をセット入力とし、前記PWMパルス
信号と極性反転したPWMパルス信号とをリセット入力
とするフリップ・フロップ3とフリップ・フロップ4と
によって構成した。
んだ基準クロックを利用したディジタル・デッドタイム
回路であって、部品点数を削減できる。 【構成】 PWMパルス信号と極性反転した前記PWM
パルス信号とを基準クロックによってそれぞれ分周する
カウンタ1,カウンタ2、および前記カウンタ1とカウ
ンタ2の出力信号をセット入力とし、前記PWMパルス
信号と極性反転したPWMパルス信号とをリセット入力
とするフリップ・フロップ3とフリップ・フロップ4と
によって構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体スイッチング
素子の制御信号におけるデッドタイムを形成する回路に
関するものであり、ディジタル・ICによって構成した
ディジタル・デッドタイム回路である。
素子の制御信号におけるデッドタイムを形成する回路に
関するものであり、ディジタル・ICによって構成した
ディジタル・デッドタイム回路である。
【0002】
【従来の技術】UPSやCVCF等における半導体スイ
ッチング素子によって構成したインバータには、半導体
スイッチング素子を制御するゲート信号相互間にデッド
タイムを設ける必要があり、このデッドタイムは抵抗と
コンデンサに基づく時定数によって形成していた。
ッチング素子によって構成したインバータには、半導体
スイッチング素子を制御するゲート信号相互間にデッド
タイムを設ける必要があり、このデッドタイムは抵抗と
コンデンサに基づく時定数によって形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】抵抗とコンデンサの時
定数によって作られるデッドタイムは、抵抗とコンデン
サの特性のばらつきによって大きく変化するばかりでな
く、部品の経年劣化による影響も受け易かった。また、
抵抗とコンデンサの取り付けには大きなスペースを必要
とし、デッドタイムが異なるとそれに対応した1対の抵
抗とコンデンサが要求されるので、部品点数が多くなる
欠点があった。この発明は、上述した従来方式の抵抗と
コンデンサによるデッドタイム回路の欠点を除去するた
めになされたものであって、基準クロックを利用したデ
ィジタル・ICによって構成したディジタル・デッドタ
イム回路を提案するものである。
定数によって作られるデッドタイムは、抵抗とコンデン
サの特性のばらつきによって大きく変化するばかりでな
く、部品の経年劣化による影響も受け易かった。また、
抵抗とコンデンサの取り付けには大きなスペースを必要
とし、デッドタイムが異なるとそれに対応した1対の抵
抗とコンデンサが要求されるので、部品点数が多くなる
欠点があった。この発明は、上述した従来方式の抵抗と
コンデンサによるデッドタイム回路の欠点を除去するた
めになされたものであって、基準クロックを利用したデ
ィジタル・ICによって構成したディジタル・デッドタ
イム回路を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、この発明による基準クロックを利用したディジ
タル・デッドタイム回路は、PWMパルス信号を基準ク
ロックによって分周するカウンタ2の出力信号をセット
入力とし、前記PWMパルス信号をリセット入力とする
フリップ・フロップ4から出力されるPWMパルス信号
と、極性を反転させた前記PWMパルス信号を前記基準
クロックによって分周するカウンタ1の出力信号をセッ
ト入力とし、前記極性を反転させたPWMパルス信号を
リセット入力とするフリップ・フロップ3から出力され
るPWMパルス信号と、によって送出タイミングの異な
る2つのPWMパルス信号を構成し、それぞれの信号の
立下りと立上りの時間差(デッドタイム)を形成した。
ために、この発明による基準クロックを利用したディジ
タル・デッドタイム回路は、PWMパルス信号を基準ク
ロックによって分周するカウンタ2の出力信号をセット
入力とし、前記PWMパルス信号をリセット入力とする
フリップ・フロップ4から出力されるPWMパルス信号
と、極性を反転させた前記PWMパルス信号を前記基準
クロックによって分周するカウンタ1の出力信号をセッ
ト入力とし、前記極性を反転させたPWMパルス信号を
リセット入力とするフリップ・フロップ3から出力され
るPWMパルス信号と、によって送出タイミングの異な
る2つのPWMパルス信号を構成し、それぞれの信号の
立下りと立上りの時間差(デッドタイム)を形成した。
【0005】
【作用】PWMパルス信号はカウンタ2にはそのまま、
カウンタ1にはインバータを介して入力されるので、カ
ウンタ1とカウンタ2の出力信号は180°位相が異な
るものとなる。フリップ・フロップから出力される信号
は、セット入力によって出力パルスの立上りを規制され
ると共にリセット入力によって出力パルスの立下りを規
制されるので、フリップ・フロップ3とフリップ・フロ
ップ4の出力である2つのPWMパルスは送出タイミン
グが180°ずれており、かつ、それぞれの信号の立下
りと立上りにはタイムラグが生ずる。このタイムラグを
2つのPWMパルス信号のデッドタイムとして使用する
ことができる。
カウンタ1にはインバータを介して入力されるので、カ
ウンタ1とカウンタ2の出力信号は180°位相が異な
るものとなる。フリップ・フロップから出力される信号
は、セット入力によって出力パルスの立上りを規制され
ると共にリセット入力によって出力パルスの立下りを規
制されるので、フリップ・フロップ3とフリップ・フロ
ップ4の出力である2つのPWMパルスは送出タイミン
グが180°ずれており、かつ、それぞれの信号の立下
りと立上りにはタイムラグが生ずる。このタイムラグを
2つのPWMパルス信号のデッドタイムとして使用する
ことができる。
【0006】
【実施例】以下この発明に係る実施例を図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
【0007】図1はこの発明の実施例を示す基準クロッ
クを利用したディジタル・デッドタイム回路の構成を示
すブロック回路図である。図1において、基準クロック
はカウンタ1とカウンタ2の端子数1に入力され、PW
Mパルス信号は前記カウンタ2とフリップ・フロップ4
のそれぞれのリセット端子Rに入力される。
クを利用したディジタル・デッドタイム回路の構成を示
すブロック回路図である。図1において、基準クロック
はカウンタ1とカウンタ2の端子数1に入力され、PW
Mパルス信号は前記カウンタ2とフリップ・フロップ4
のそれぞれのリセット端子Rに入力される。
【0008】
【数1】
【0009】また、インバータ5を介して前記PWMパ
ルス信号は前記カウンタ1およびフリップ・フロップ3
のそれぞれのリセット端子Rに入力される。前記カウン
タ1とカウンタ2において分周された出力信号はフリッ
プ・フロップ3とフリップ・フロップ4のそれぞれのセ
ット端子Sに入力される。
ルス信号は前記カウンタ1およびフリップ・フロップ3
のそれぞれのリセット端子Rに入力される。前記カウン
タ1とカウンタ2において分周された出力信号はフリッ
プ・フロップ3とフリップ・フロップ4のそれぞれのセ
ット端子Sに入力される。
【0010】次に、上述したディジタル・デッドタイム
回路の動作を図2を参照しながら説明する。図2は、図
1に示したa,b,c,d,eおよびf点における信号
波形を示す波形図である。a点におけるPWMパルス信
号(Q)はインバータ5の出力側のb点では位相が18
0°異なった信号数2となる。
回路の動作を図2を参照しながら説明する。図2は、図
1に示したa,b,c,d,eおよびf点における信号
波形を示す波形図である。a点におけるPWMパルス信
号(Q)はインバータ5の出力側のb点では位相が18
0°異なった信号数2となる。
【0011】
【数2】
【0012】この2つのPWMパルス信号は基準クロッ
クによってカウンタ1とカウンタ2において分周され、
その出力信号はa点の信号波形はd点の信号波形に、b
点の信号波形はc点の信号波形となる。フリップ・フロ
ップ3と、フリップ・フロップ4はそれぞれのセット端
子Sにc点とd点の信号波形を入力し、また、それぞれ
のリセット端子Rにはb点とa点の信号波形を入力す
る。従って、前記フリップ・フロップ3の出力信号は、
その立上りをc点の信号波形によって規制され、その立
下りはb点の信号波形によって規制され、e点の信号波
形となる。同様にして、前記フリップ・フロップ4の出
力信号は、その信号の立上りと立下りをd点の信号波形
とa点の信号波形によって規制されたf点の信号波形と
なる。図2から明らかなように、上述した2つの出力信
号は位相差が180°あるばかりでなく、それぞれの信
号波形の立上りと立下りにタイムラグが生じている。従
って、e点とf点で示す信号波形をPWMパルス信号と
するとデッドタイムを備えた制御信号となり、また、基
準クロック周波数またはカウンタによる分周を変えるこ
とによりデッドタイムを適宜変更できる。
クによってカウンタ1とカウンタ2において分周され、
その出力信号はa点の信号波形はd点の信号波形に、b
点の信号波形はc点の信号波形となる。フリップ・フロ
ップ3と、フリップ・フロップ4はそれぞれのセット端
子Sにc点とd点の信号波形を入力し、また、それぞれ
のリセット端子Rにはb点とa点の信号波形を入力す
る。従って、前記フリップ・フロップ3の出力信号は、
その立上りをc点の信号波形によって規制され、その立
下りはb点の信号波形によって規制され、e点の信号波
形となる。同様にして、前記フリップ・フロップ4の出
力信号は、その信号の立上りと立下りをd点の信号波形
とa点の信号波形によって規制されたf点の信号波形と
なる。図2から明らかなように、上述した2つの出力信
号は位相差が180°あるばかりでなく、それぞれの信
号波形の立上りと立下りにタイムラグが生じている。従
って、e点とf点で示す信号波形をPWMパルス信号と
するとデッドタイムを備えた制御信号となり、また、基
準クロック周波数またはカウンタによる分周を変えるこ
とによりデッドタイムを適宜変更できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による基
準クロックを利用したディジタル・デッドタイム回路
は、PWMパルス信号およびこのPWMパルス信号を反
転させた信号を基準クロックによって分周するカウンタ
2とカウンタ1、および前記カウンタ出力をそれぞれセ
ット入力とし前記PWMパルス信号と極性反転させたP
WMパルス信号をリセット入力とするフリップ・フロッ
プ4とフリップ・フロップ3によって構成した。従っ
て、前記2つのフリップ・フロップの出力信号は位相が
180°異なり、それぞれの信号の立上りと立下りにタ
イムラグが形成されたものとなるので、このタイムラグ
をPWMパルス信号のデッドタイムとして使用できる。
上述したようにこの発明によるディジタル・デッドタイ
ム回路はディジタル・ICによって構成できるのでデッ
ドタイムのばらつきがなく、基準クロック周波数または
カウンタ分周を変えることにより自由にデッドタイムを
形成できる利点もある。また、回路構成部品点数を削減
できるでので、信頼性に優れた小型で実装スペースの小
さいディジタル・デッドタイム回路を実現できる。
準クロックを利用したディジタル・デッドタイム回路
は、PWMパルス信号およびこのPWMパルス信号を反
転させた信号を基準クロックによって分周するカウンタ
2とカウンタ1、および前記カウンタ出力をそれぞれセ
ット入力とし前記PWMパルス信号と極性反転させたP
WMパルス信号をリセット入力とするフリップ・フロッ
プ4とフリップ・フロップ3によって構成した。従っ
て、前記2つのフリップ・フロップの出力信号は位相が
180°異なり、それぞれの信号の立上りと立下りにタ
イムラグが形成されたものとなるので、このタイムラグ
をPWMパルス信号のデッドタイムとして使用できる。
上述したようにこの発明によるディジタル・デッドタイ
ム回路はディジタル・ICによって構成できるのでデッ
ドタイムのばらつきがなく、基準クロック周波数または
カウンタ分周を変えることにより自由にデッドタイムを
形成できる利点もある。また、回路構成部品点数を削減
できるでので、信頼性に優れた小型で実装スペースの小
さいディジタル・デッドタイム回路を実現できる。
【図1】この発明による実施例を示す基準クロックを使
用したディジタル・デッドタイム回路のブロック回路
図。
用したディジタル・デッドタイム回路のブロック回路
図。
【図2】図1に示す回路の各点における信号波形を示す
波形図。
波形図。
1,2 カウンタ 3,4 フリップ・フロップ 5 インバータ
Claims (1)
- 【請求項1】 PWMパルス信号を基準クロックによっ
て分周するカウンタ(2)の出力信号をセット入力と
し、前記PWMパルス信号をリセット入力とするフリッ
プ・フロップ(4)から出力されるPWMパルス信号
と、 極性を反転させた前記PWMパルス信号を前記基準クロ
ックによって分周するカウンタ(1)の出力信号をセッ
ト入力とし、前記極性を反転させたPWMパルス信号を
リセット入力とするフリップ・フロップ(3)から出力
されるPWMパルス信号と、 によって送出タイミングの異なる2つのPWMパルス信
号を構成し、それぞれの信号の立下りと立上りの時間差
(ディジタル・デッドタイム)を形成したことを特徴と
する基準クロックを利用したディジタル・デッドタイム
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3238821A JPH0556656A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 基準クロツクを利用したデイジタル・デツドタイム回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3238821A JPH0556656A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 基準クロツクを利用したデイジタル・デツドタイム回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556656A true JPH0556656A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=17035782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3238821A Pending JPH0556656A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 基準クロツクを利用したデイジタル・デツドタイム回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0556656A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5994973A (en) * | 1997-04-28 | 1999-11-30 | Nec Corporation | PWM driver |
KR100438925B1 (ko) * | 1999-02-03 | 2004-07-03 | 현대중공업 주식회사 | 3 레벨 스위칭 펄스폭 변조(pwm)발생 장치 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP3238821A patent/JPH0556656A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5994973A (en) * | 1997-04-28 | 1999-11-30 | Nec Corporation | PWM driver |
KR100438925B1 (ko) * | 1999-02-03 | 2004-07-03 | 현대중공업 주식회사 | 3 레벨 스위칭 펄스폭 변조(pwm)발생 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000704 |