JPH0556025A - 伝送路符号処理方式 - Google Patents

伝送路符号処理方式

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JPH0556025A
JPH0556025A JP3213901A JP21390191A JPH0556025A JP H0556025 A JPH0556025 A JP H0556025A JP 3213901 A JP3213901 A JP 3213901A JP 21390191 A JP21390191 A JP 21390191A JP H0556025 A JPH0556025 A JP H0556025A
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JP
Japan
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clock
signal
parallel
transmission
integer
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JP3213901A
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Inventor
Nobuhiro Fujimoto
暢宏 藤本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 伝送路符号処理方式に関し、回路構成の簡素
化による回路規模の縮小および低消費電力化を図る。 【構成】 送信側では、入力信号のクロックを分周器2
2で整数mで分周した分周クロックを用い、上記入力信
号を直並列変換回路21で整数mビットの並列信号に変
換し、このmビットの並列信号をm+1以上である整数
nビットの並列信号に変換し、上記分周クロックを逓倍
回路25で整数n倍に逓倍した伝送路クロックとして出
力し、これを用いて、上記並列信号を並直列変換回路2
4により直列変換して伝送路符号化信号として出力す
る。受信側では、伝送路クロックを分整数nで分周した
分周クロックを用い、伝送路符号化信号を整数nビット
の並列信号に変換し、上記分周クロックを整数m倍に逓
倍し、元の入力信号クロックとする。これを用いて、整
数nビットの並列信号を、整数mビットの並列信号に変
換し、これを直列変換して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ内あるい
は伝送処理装置内のボードおよび装置間の信号伝送にお
ける伝送路符号処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータはプロセッサの高速
化に伴い、年々処理速度が高速化してきており、上記ボ
ードあるいは装置間の信号インタフェース速度が高速化
し、またその伝送距離も装置配置の柔軟性の観点から長
距離化する傾向にある。
【0003】一方、伝送処理装置についても、従来の音
声に対し、1000倍以上の帯域を必要とする画像サービス
を主体とする広帯域ISDNの実現に向けて、様々な技
術検討が行われ、装置内のボードおよび装置間の信号イ
ンタフェース速度が年々高速化し、またその伝送距離も
長距離化する傾向にある。
【0004】このような状況から、多数の高速信号を劣
化なく、長距離伝送が可能なインタフェースを実現する
必要がある。従来、コンピュータ内のボード間あるいは
装置間の伝送には、電気のペアケーブルや同軸ケーブル
が用いられている。しかし、ペアケーブルや同軸ケーブ
ルでは、伝送できるビットレートや距離に限界があると
ともに、並列伝送時に特有のスキュー(チャネル間の相
対遅延バラツキ)についても特性上の問題があり、ま
た、大きさ、太さ重量についても問題がある。従って、
ペアケーブルや同軸ケーブルでは、帯域、損失特性から
伝送ビットレートは数10Mb/sec程度であり、また伝送距
離は10m 程度が限界であった。この限界を打破するため
に、光ケーブルを利用した光伝送が検討されている。光
伝送の技術の1つとして、入力データを符号化し、多重
化せずにそのまま光レベルで並列伝送する場合の伝送路
符号について述べられたものがあるが、この技術では、
伝送路符号についてのみの検討であり、光並列リンクと
しての全体構成の簡素化や低消費電力化などについての
技術には何ら触れていない。今後、伝送路符号処理部な
どの構成の簡素化やそれによる低消費電力化は、光並列
伝送方式だけでなく、一般的な伝送方式に共通の課題で
ある。
【0005】そこで先ず、入力データが1つである従来
の伝送路符号処理方式の構成を例にとって説明する。図
13は、従来の伝送路符号変換回路の送信部の構成を示
すもので、1は速度変換部、2は位相比較部、3は電圧
制御発振器、4は分周器、5はオア回路、6は符号変換
処理部である。上記位相比較部2、電圧制御発振器3、
分周器4、オア回路5はいわゆるPLLループ(位相同
期ループ)を構成している。
【0006】このような構成において、各部の機能を図
15のタイムチャートを参照しながら説明する。上記速
度変換部1は、図15(a) に示すような入力データ(こ
こでは入力データ数が7ビットの場合を示している)を
取り込み、エラスティクバッファ(図示せず)を用いて
特定周期で空ビットを設けていく(図15(f) )。
【0007】すなわち、7ビットの入力データ(図15
(a) )に対応する入力クロック(図15(b) )を位相を
少しずつずらして、7個のクロック数に対して8個のク
ロック数の伝送路クロック(図15(c) )を電圧制御発
振器3にて作り、これを分周器4にて空ビットを挿入す
るに必要な周期で分周を行い(図15(d) )、この分周
クロックにより上記伝送路クロックの立ち上がりを消去
した、いわゆる歯抜けになった伝送路クロック(図15
(e) )をオア回路5から出力する。これら一連の動作は
PLLループにおける動作である。
【0008】そして、上記オア回路5からの出力(図1
5(e) )により速度変換部1からは図15(f) のような
7ビットの入力データに対して8ビットのデータ(8ビ
ット目は空ビット)が出力される。
【0009】符号変換処理部6は分周クロック(図15
(d) )を用いて、所定周期、例えばmB1C符号であれ
ば、mビット(Bit)に1回補符号(Complement) を挿入
する処理を行う。つまり、この場合、入力データ数が7
ビットであるので、図15(g) に示すように7ビットに
1回、補符号として「7」を挿入する処理を行う。この
ようにして補符号を挿入されたデータは、伝送路符号化
データとして出力される。
【0010】上記補符号として、例えば「7」を挿入し
たが、この補符号を挿入するのは以下の理由による。す
なわち、例えば光伝送において、入力データとして、例
えば図15(a) で示すような「1」〜「7」までを1つ
の区切りとするデータが入力されるような場合、「1」
〜「7」の7ビットのデータが全て“0”または“1”
というデータが光伝送の変換回路に入力されると、誤動
作を生じやすくなる。これを防ぐため、mビットに1回
補符号、この場合は7ビットに1回補符号として「7」
を挿入している。これにより、「1」〜「7」の7ビッ
トのデータが全て“0”であっても、補符号「7」で反
転することにより、“1”となり、また「1」〜「7」
の7ビットのデータが全て“1”であっても、補符号
「7」で反転して“0”となるため、オール“0”、オ
ール“1”というようなデータによる誤動作を防止する
ことができる。
【0011】次に従来の伝送路符号処理方式の受信部に
ついて説明する。図14はその構成を示すもので、7は
伝送路符号復号処理部、8は分周器、9はオア回路、1
0は速度変換処理部、11は位相比較部、12は電圧制
御発振器であり、上記分周器8、オア回路9、位相比較
部11、電圧制御発振器12で、いわゆるPLLループ
が構成されている。
【0012】このような構成において、その受信動作を
図15のタイムチャートを参照しながら説明する。伝送
符号復号処理部7は、上記した送信部から送られてきた
図15(g) に示すような伝送符号化データを、分周器8
からの分周クロック(図15(i) を用い、挿入された補
符号を取り除いて図15(j) のごとく空ビットを作る処
理を行う。このようにして空ビットが作られたデータは
速度変換部10でエラスティクバッファを用いて空ビッ
トが除去され、図15(l) のようなデータとして出力さ
れる。
【0013】なお、分周器8は補符号を除去するための
周期を持つ図15(i) のような分周クロックを発生する
ものである。また、オア回路9は上記分周クロックによ
り送信側からの伝送路クロック(図15(h) )の立ち上
がりを消去した、いわゆる歯抜けになった図15(k) の
ような伝送路クロックを発生する。また、位相比較部1
1は、オア回路9により歯抜けにされた伝送路クロック
(図15(k) )と、電圧制御発振器12で発生したクロ
ックとの位相を比較し、電圧制御発振器12に対して、
その比較結果を送出する。そして電圧制御発振器12は
その比較結果に比例した元の入力クロック(図15(b)
)と同じクロックを発生する(図15(m) )。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
伝送路符号変換回路では、送信側においては、入力デー
タを、エラスティクバッファを用いて特定周期で空ビッ
トを作り、この空ビットに補符号を挿入して、伝送路符
号化データとして送出し、一方、受信側では送信側から
送られてきた伝送路符号化データから、補符号を取り除
いて空ビットを作り、エラスティクバッファを用いてこ
の空ビットを除去するという処理を行っている。
【0015】しかしながら、上記した従来の伝送路符号
変換回路では、エラスティクバッファを用いたり、PL
Lループを構成したりする必要があり、回路がきわめて
複雑なものとなるという問題があった。
【0016】本発明は、簡単な構成にて伝送路符号処理
を確実にしかも容易に行え、かつ低消費電力化をも図れ
る伝送路符号処理方式を実現することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1、図2はこの発明の
原理説明図であり、図1は送信部の構成、図2は受信部
の構成を示す図である。ここでは、mB1C符号を伝送
路符号とした場合について説明する。
【0018】図1において21は入力データを分離して
並列データとするとともに復号化する手段としての直並
列変換回路(以下、S/P変換回路という)、22は並
列データに対してクロックを発生する分周器であり、こ
こでは、mビットへのパラレル化であるから、入力デー
タのクロックをfc としたとき、fc /mのクロックを
発生する。23は否定回路でNOT回路が用いられる。
24はデータを多重化および符号化する手段としての並
直列変換回路(以下、P/S変換回路という)である。
ここで、このP/S変換回路24の入力としては、m+
1ビット以上の整数nビットの並列データが入力され
る。ここでは、前記したようにmB1C符号の場合であ
るから、上記S/P変換回路21からのmビットの並列
データと、このmビットの並列データのうち、例えばm
ビット目のデータを上記NOT回路23で反転した
「m」を補符号として入力している。このP/S変換回
路24は上記データmビット+補符号(m)の合計m+
1ビットの並列データを直列に変換し、このとき同時に
伝送路符号変換も完了する。25はクロック逓倍回路で
あり、fc /mのクロックのm+1倍、つまり、(m+
1)fc /mの伝送路クロックを発生する。
【0019】また、図2において、26はデータを分離
および復号化する手段としてのS/P変換回路、27は
同期回路であり、この同期回路は多重化データ中の新た
に挿入された(付加された)補符号を検出することによ
り、多重化データ中におけるmチャネルデータの多重化
系列を知り、その情報を分周器28に送る。分周器28
は、伝送路クロックを1/(m+1)分周し、fc /m
のクロックを発生する。このとき、その位相は多重化デ
ータに対して、一意に決まる。29はデータを多重化お
よび符号化する手段としてのP/S変換回路、30は逓
倍回路であり、この逓倍回路30は上記分周器28の分
周クロックfc /mをm逓倍することで元のクロックf
c を生成する。
【0020】
【作用】上記のような構成において、次にその動作を図
3(a) 〜(i) のタイムチャートを参照しながら説明す
る。
【0021】図3(a) に示すようなmビットのデータ数
の直列入力データは、S/P変換手段21で、図3(b)
のようにデータ1、データ2、・・・データmというよ
うに並列変換される。また、入力クロックfc は分周器
22にて1/m分周されたf c /mとなる(図3(d)
)。
【0022】上記並列変換されたデータ1〜データm
は、P/S変換手段24に入力されるが、このとき、m
ビット目のデータは否定回路23を通して、反転され、
m+1ビット目のデータm(図3(c) )として、つまり
補符号mとしてP/S変換手段24に入力される。そし
て、上記分周器22で1/m分周された分周クロック
は、逓倍回路25にて(m+1)逓倍され、(m+1)
c /mの伝送路クロックとなる(図3(e) )。
【0023】このようにしてP/S変換回路24から
は、図3(f) に示すようなmビット+補符号mの合計m
+1ビットの直列データが伝送路符号化データとして送
出される。
【0024】一方、受信部では、上記送信部からの補符
号mを含むm+1ビットの伝送路符号化データを入力す
ると、その直列データをS/P変換手段26で並列変換
し、データ1、データ2,・・・データmを得る(図3
(h) )。
【0025】また、分周器28では、伝送路クロック
(m+1)fc /mを1/(m+1)分周して、fc
mの分周クロックを出力する(図3(g) )。この分周ク
ロックは逓倍回路30にてm逓倍され、結局伝送路クロ
ックは元のクロック周波数fc とされてP/S変換手段
29に送出されるとともに、出力クロックとして送出さ
れる。
【0026】これにより、P/S変換回路29は、逓倍
回路30からのクロックfc を用い、m+1ビット目の
補符号部分のデータを除去して、元のmビットの直列デ
ータを出力データとして出力する(図3(i) )。
【0027】このように、本発明では図13、図14、
図15を用いて説明した従来の伝送路符号処理方式に比
べ、使用するクロックが互いに整数の関係にあるため、
分周および逓倍を行うことで、クロックを容易に得るこ
とができ、PLLループのような複雑な構成を用いる必
要がない。また、このようなクロック関係であるため、
符号変換時にシリアルに並んだデータに空ビットを設け
るために必須要件であったエラスティクバッファを不要
とし、回路構成の簡単な直並列変換回路および並直列変
換回路を組み合わせた構成を採用することが可能とな
り、全体として回路構成を簡略化することができる。。
【0028】また、入力データを並列に直し、再多重す
る際に、同時に符号変換を行うので、特別な符号変換処
理部が不要となる。特にmB1C、mB1F(Fはフレ
ーム)、mB1P(Pはパリティ)などのmビットに対
し1ビットを付加するタイプの伝送路符号を採用する場
合には非常に都合のよいものとなる。さらに、付加する
ビットが2ビット以上でも、上記したようなクロックの
条件を守ればこれを適用できる。
【0029】
【実施例】以下、実施例を説明する。まず、第1の実施
例として、入力データがすでに並列である場合の例を説
明する。この場合は、前記本発明の原理で説明したS/
P変換回路1から出力された並列データ1〜mが入力デ
ータとなる。従って、その送信部の構成は図4、受信部
の構成は図5のようになる。ただし、この実施例では光
ファイバ伝送の場合を示している。図4、図5において
図1と同一部分には同一符号を付し、それぞれの機能な
どについての重複する説明は省略する。
【0030】この場合は上記したように入力データとし
ては並列のデータ1,データ2,・・・データmが入っ
てくるため、送信部では否定回路23、P/S変換回路
24、逓倍回路25およびこの場合、光伝送であるので
電気信号を光信号に変換するための電気光変換回路31
により構成され、また受信部では同期回路27、分周器
28、S/P変換回路29および光信号を電気信号に変
換するための光電気変換回路32で構成されている。そ
して、これら送信部の電気光変換回路31と受信部の光
電気変換回路32との間は光ファイバ33で接続されて
いる。
【0031】このような構成において、その動作を図6
(a) 〜(j)のタイムチャートを参照しながら説明する。
送信部のP/S変換回路24には、図6(a) のようなm
ビットのデータ1,データ2,・・・データmが入力さ
れるとともに、これらのデータのうち、データmを否定
回路23で反転したデータm(図6(b) )が入力され
る。従って、このP/S変換回路24には、データ1,
データ2,・・・データmと補符号としてのデータmの
合計m+1ビットのデータが入力される。一方、図6
(c) に示すようなクロックは逓倍回路25でm+1逓倍
され、図6(d) のような伝送路クロックとして出力さ
れ、このm+1逓倍された伝送路クロックにより、P/
S変換回路24からは、図6(e) に示すようにデータ
1,データ2,・・・データm、補符号mを多重化した
直列データが出力される。この直列データは電気光変換
回路31にて光信号に変換されたのち、光ファイバ33
を介して受信部に送られる。
【0032】受信部では、送信部から送られてきた多重
化された光信号を、まず光電気変換回路32で電気信号
に変換し、図6(f) のような多重化された直列データを
得る。一方、m+1逓倍された伝送路クロックも光電気
変換回路32にて電気信号に変換されて図6(g) の如く
出力され、分周器28に入力される。分周器28ではク
ロックを1/(m+1)分周することにより、入力デー
タ1〜入力データmに対応した元のクロックを得る(図
6(h) )。
【0033】これにより、S/P変換回路26ではその
クロックを用いて、図6(f) のような直列信号を図6
(i) のように補符号mを除去したデータ1,データ2,
・・・データmの元の並列データとして出力する。この
実施例では、並列データを出力するところまでが受信部
として必要とする回路となる。
【0034】このように、入力データがすでに並列デー
タというのは、コンピュータ内のボード間や装置間伝送
を行う場合の信号形態として多く用いられ、この種の伝
送路符号処理手段としてきわめて簡単な構成で実現する
ことができる。
【0035】次に第2の実施例について説明する。上記
第1の実施例では伝送路としての光ファイバが1本の場
合について説明したが、この第2の実施例では光ファイ
バがn本(nは正の整数)の場合について説明する(い
わゆる光レベルでの並列伝送)。この場合、送信側は図
5のように構成される。すなわち、図4(a) におけるN
OT回路23、P/S変換回路24、電気光変換回路3
1、光ファイバ33をNOT回路231 〜23n 、P/
S変換回路241 〜24n 、電気光変換回路311 〜3
n 、光ファイバ331 〜33n というようにそれぞれ
n個ずつ並列に設け、図4(a) の送信部をn個並列に設
けた構成となっている。そして、逓倍回路25は共用と
している。
【0036】一方、このような送信側に対する受信側は
図8、図9のように構成される。図8の構成は、光ファ
イバ331 〜33n に対応して光電気変換回路321
32n を設け、またこれに対応して同期回路271 〜2
n 、分周器281 〜28n 、S/P変換回路291
29n を設けている。すなわち、光ファイバ33が1本
の場合(図5)の受信部の構成をn個並列に並べたもの
であるが、この場合、最終的なデータ出力として同一の
クロックに同期したデータが必要となるため、各S/P
変換回路291 〜29n の出力側にラッチ回路34を設
けた構成となっている。
【0037】このような構成の送信側と受信側による伝
送路符号処理動作も、それぞれの送信部および受信部の
動作は同じで、それがn個並列に行われるものであり、
上記第1の実施例とほぼ同様に実施できる。
【0038】また、図9に示す受信部の構成は、図8に
示した受信部の構成と比べて、分周器28と同期回路2
7を共用している点が異なっている。この同期回路27
は前記したように、多重化データの中の補符号を見出す
ことにより、他のデータの相対位置をを検出して、その
検出結果を分周器28に送る働きを行うものである。こ
こでは、光ファイバ33nを通って送られてきたデータ
を光電気変換回路32nで電気信号に変換したデータの
同期検出結果および抽出クロックを用いて、他の光ファ
イバ331 〜33n-1 からのデータの同期およびS/P
変換を行うようにしている。従って、この場合は図8に
示したようなラッチ回路34は不要となる。
【0039】次に第3の実施例について説明する。上記
第2の実施例までの説明は、多重化データのフレーム同
期を、受信部に設けた同期回路で実現するようにしてい
たが、光レベルでのパラレル伝送を考えたとき、フレー
ム信号そのものを光ファイバで伝送する方法が考えられ
る。この場合の送信側の構成を図10に受信側の構成を
図11に示す。
【0040】この第3の実施例では、送信側において、
フレーム情報そのものを光ファイバを通して送り、これ
により受信側ではフレームの同期をとるための同期回路
を不要としたものである。送信側は図10で示すよう
に、図7に示した第2の実施例と同様n個の送信部、つ
まり、n個のNOT回路231 〜23n 、n個のP/S
変換回路241 〜24n 、n個の電気光変換回路311
〜31n 、共用の逓倍回路25を有し、この実施例では
フレーム情報を光信号に変換する電気光変換回路35を
設けるとともに、光信号に変換されたフレーム情報を受
信側に送るための光ファイバ36を設けている。
【0041】また受信側は、n個の光電気変換回路32
1 〜32n 、n個のS/P変換回路291 〜29n およ
び上記送信側からのフレーム情報を電気信号に変換する
光電気変換回路37から構成されている。
【0042】このようにフレーム情報そのものを送信側
から送ることにより、受信側ではフレームの同期をとる
ための同期回路が不要となり、回路構成の簡略化が図れ
るとともに、フレーム同期のために必要であったフレー
ム同期復帰時間をゼロとすることができる。
【0043】なお、本発明は伝送符号としてmB1C
(mビットに1回補符号)だけでなく、mB1F(mビ
ットに1回のフレーム信号)あるいは1〜mまでの信号
のパリティ信号Pを挿入するmB1P符号でも良く、要
はmビットに1ビットの何らかの符号を付加する型の伝
送符号であれば本発明を適用できるものである。また、
mビットに1ビットではなく、mビットにnビット(n
は2以上の正の整数)を挿入する場合でも、多重化クロ
ック周波数が、入力データクロックのm+n倍であれ
ば、本発明を適用できる。
【0044】さらに、入力データのクロックより、整数
倍の伝送路クロックを得る逓倍回路を、より一層の安定
化のため、いわゆるPLLループ(位相同期ループ)に
置き換えることにより、入力クロックの周波数および位
相に追従した伝送路クロックを得ることができる。この
逓倍回路構成を図12に示す。図12において、41は
位相比較回路、42は電圧制御発振器、43は1/(m
+1)分周器であり、ここでは伝送路符号としてmビッ
ト毎に1ビットの付加ビットを挿入する場合の構成を示
している。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、伝送路符号処理を簡単
な回路構成による小規模の回路にて実現でき、低消費電
力化が図れ、かつ確実な伝送路符号処理を可能とし、こ
れにより、コンピュータ内のボードおよび装置間あるい
は伝送装置内のボードおよび装置間におけるデータ伝送
の符号処理、特に光並列伝送用の符号処理に適用するこ
とにより優れた効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図で送信部の構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の原理説明図で受信部の構成を示す図で
ある。
【図3】本発明の原理を説明するためのタイムチャート
で、同図(a) 〜(f) は送信部(g) 〜(i) は受信部の動作
を示すタイムチャートである。
【図4】第1の実施例の送信部の構成を示す図である。
【図5】第1の実施例の受信部の構成を示す図である。
【図6】第1の実施例の動作を示すタイムチャートであ
り、同図(a) 〜(e) は送信部、同図(f) 〜(i) は受信部
の動作を示すタイムチャートである。
【図7】第2の実施例の送信側の構成図である。
【図8】第2の実施例の受信側の構成図である。
【図9】第2の実施例の受信側の他の構成例を示す図で
ある。
【図10】第3の実施例の送信側の構成図である。
【図11】第3の実施例の受信側の構成図である。
【図12】伝送路クロックを生成する逓倍回路として位
相同期ループ(PLLループ)を用いた例を示す図であ
る。
【図13】従来の伝送路符号処理手段を示す送信部の構
成図である。
【図14】従来の伝送路符号処理手段を示す受信部の構
成図である。
【図15】従来の動作を示すタイムチャートで、同図
(a) 〜(g) は送信部、同図(h) 〜(m) は受信部の動作を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
21,26 S/P変換回路 22,28 分周器 23 NOT回路 24,29 P/S変換回路 25,30 逓倍回路 27 同期回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部において入力信号を伝送路符号に
    変換し、伝送路符号化データとして出力し、受信部に
    て、この伝送路符号化データを元の信号に復号化して出
    力する伝送路符号処理方式において、 送信部では、入力信号のクロックを分周器(22)にて
    整数mで分周した分周クロックを用い、上記入力信号を
    直並列変換回路(21)にて整数mビットの並列信号に
    変換したのち、このmビットの並列信号をm+1以上で
    ある整数nビットの並列信号に変換し、上記分周クロッ
    クを逓倍回路(25)にて上記整数n倍に逓倍した伝送
    路クロックとして出力し、この伝送路クロックを用い
    て、上記並列信号を並直列変換回路(24)により直列
    変換して伝送路符号化信号として出力し、 受信部では、上記送信部からの伝送路クロックを、分周
    器(28)にて上記整数nで分周した分周クロックを用
    い、直並列変換回路(26)により上記伝送路符号化信
    号を上記整数nビットの並列信号に並列変換し、上記分
    周器(28)からの分周クロックを逓倍回路(30)に
    て整数m倍に逓倍し、元の入力信号クロックとして、こ
    のクロックを用いて上記整数nビットの並列信号を、整
    数mビットの並列信号に変換するとともに、このmビッ
    トの並列信号を並直列変換回路(29)にて直列に変換
    して出力することを特徴とする伝送路符号処理方式。
  2. 【請求項2】 整数mビットの並列信号を送信部にて多
    重化および符号化して出力し、受信部では送信部からの
    信号を分離および復号化して出力する場合において、 送信部では、mビットの並列信号をm+1以上の整数n
    ビットに変換して、並直列変換回路(24)に入力し、
    上記入力信号のクロックを逓倍回路(25)にて上記整
    数n逓倍して伝送路クロックを生成し、この伝送路クロ
    ックを用いて、上記並直列変換回路(24)で多重化お
    よび符号化を行って出力し、 受信部では、上記送信部からの多重化および符号化され
    た信号の同期を同期回路(27)でとるとともに、送信
    部からの伝送路クロックを分周器(28)にて上記整数
    nで分周し、この分周クロックを用いて上記多重化およ
    び符号化された信号を、直並列変換回路(29)にて分
    離および復号化することを特徴とする請求項1記載の伝
    送路符号処理方式。
  3. 【請求項3】 送信側に複数の送信部、受信側には送信
    側の各送信部に対応する複数の受信部があって、それぞ
    れの送信部では整数mビットの並列信号を多重化および
    符号化して出力し、これら出力を対応する伝送路を介し
    て対応する受信部に送出し、それぞれの受信部では対応
    する送信部からの信号を分離および復号化して出力する
    場合において、 各送信部では、mビットの並列信号をm+1以上の整数
    nビットに変換して並直列変換回路(241 〜24n
    に入力し、上記入力信号のクロックを各送信部に共用の
    逓倍回路(25)にて整数n逓倍して伝送路クロックを
    生成し、この伝送路クロックを用いて、各送信部におけ
    る並直列変換回路(241 〜24n )にて入力信号の多
    重化および符号化を行って対応する伝送路により伝送
    し、 各受信部においては、対応する伝送路を介して送信され
    てくる対応する送信部からの信号の同期をそれぞれの同
    期回路(271 〜27n )でとるとともに、対応する送
    信側からの伝送路クロックをそれぞれの分周器(281
    〜28n )にて、上記整数nで分周し、この分周クロッ
    クを用いて送信側からの多重化および符号化された信号
    をそれぞれの直並列変換回路(291 〜29n )で分離
    および復号化したのち、これら各直並列変換回路(29
    1 〜29n )の出力を同一のクロックによる同期をとる
    ためにラッチ回路(34)にてラッチすることを特徴と
    する請求項1記載の伝送路符号処理方式。
  4. 【請求項4】 上記それぞれの受信部における同期手段
    として、いずれか1つの送信部からの多重化信号の同期
    を1つの同期回路(27)でとり、この同期回路(2
    7)の同期情報を各々の受信部における直並列変換回路
    (291 〜29 n )にて共用するようにしたことを特徴
    とする請求項3記載の伝送路符号処理方式。
  5. 【請求項5】 上記送信側から、フレーム信号をフレー
    ム信号伝送用の伝送路を介して送り、受信側では上記フ
    レーム信号を受けると、そのフレーム信号を各受信部の
    直並列変換回路(291 〜29n )に与え、このフレー
    ム信号を用いて、多重化および符号化された入力信号を
    分離および復号化することを特徴とする請求項3記載の
    伝送路符号処理方式。
  6. 【請求項6】 上記送信側において、入力信号のクロッ
    クを整数n逓倍して伝送路クロックを生成する手段とし
    て、位相同期ループで構成された発振器を用いることを
    特徴とする請求項1乃至5記載の伝送路符号処理方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003037646A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Fujikura Ltd メディアコンバータの情報伝達方法
US6735710B1 (en) 1999-09-09 2004-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Clock extraction device
US10291443B2 (en) 2017-03-01 2019-05-14 Fanuc Corporation Serial communications unit and communication method for serial communications unit

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