JPH0555910A - デイジタル型位相同期回路 - Google Patents
デイジタル型位相同期回路Info
- Publication number
- JPH0555910A JPH0555910A JP3211151A JP21115191A JPH0555910A JP H0555910 A JPH0555910 A JP H0555910A JP 3211151 A JP3211151 A JP 3211151A JP 21115191 A JP21115191 A JP 21115191A JP H0555910 A JPH0555910 A JP H0555910A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase comparator
- voltage
- circuit
- level
- phase
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- Pending
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 位相比較器と差動演算器への供給電源電圧が
同一電圧に制限されても位相同期回路の正常動作を可能
にすることを目的とする。 【構成】 ディジタル型位相同期回路において、位相比
較器2の出力側と差動演算器5の入力側との間に、ダイ
オード11、12の順方向特性を利用して出力パルス電
圧のレベルをシフトするレベルシフト回路7を備えたこ
とを特徴とする。
同一電圧に制限されても位相同期回路の正常動作を可能
にすることを目的とする。 【構成】 ディジタル型位相同期回路において、位相比
較器2の出力側と差動演算器5の入力側との間に、ダイ
オード11、12の順方向特性を利用して出力パルス電
圧のレベルをシフトするレベルシフト回路7を備えたこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用電源電圧が限定さ
れたディジタル型位相同期回路に関する。
れたディジタル型位相同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のディジタル型位相同期回路
の構成を示す。基準信号源となる水晶発振器1、位相誤
差信号をパルス電圧として出力する位相比較器2、分周
器3、電圧制御発振器(以下、VCOという)4、パル
ス電圧を制御電圧に変換する差動演算器5およびループ
フィルタ6でこの位相同期回路が構成され、差動演算器
5への供給電源電圧14は位相比較器2への供給電源電
圧13より2V以上高めに設定される。
の構成を示す。基準信号源となる水晶発振器1、位相誤
差信号をパルス電圧として出力する位相比較器2、分周
器3、電圧制御発振器(以下、VCOという)4、パル
ス電圧を制御電圧に変換する差動演算器5およびループ
フィルタ6でこの位相同期回路が構成され、差動演算器
5への供給電源電圧14は位相比較器2への供給電源電
圧13より2V以上高めに設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例で
は、使用電源電圧が限定された場合、特に位相比較器と
差動演算器への供給電源電圧が共通の場合に、位相比較
器から出力される位相誤差信号パルス電圧が差動演算器
の許容同相入力電圧範囲を越えてしまい、位相同期回路
が正常動作しない欠点があった。
は、使用電源電圧が限定された場合、特に位相比較器と
差動演算器への供給電源電圧が共通の場合に、位相比較
器から出力される位相誤差信号パルス電圧が差動演算器
の許容同相入力電圧範囲を越えてしまい、位相同期回路
が正常動作しない欠点があった。
【0004】本発明は、このような欠点を除去するもの
で、位相比較器と差動演算器への供給電源電圧が同一電
圧に制限されても位相同期回路の正常動作を可能にする
手段をもつディジタル型位相同期回路を提供することを
目的とする。
で、位相比較器と差動演算器への供給電源電圧が同一電
圧に制限されても位相同期回路の正常動作を可能にする
手段をもつディジタル型位相同期回路を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、出力端子に接
続された電圧制御発振器と、この電圧制御発振器の分周
出力と基準信号源から供給される基準信号との位相差に
応じた誤差信号をパルス電圧信号として出力する位相比
較器と、このディジタル型位相比較器と上記電圧制御発
振器との間の経路に挿入され、このディジタル型位相比
較器に従属接続された差動演算器およびループフィルタ
とを備えたディジタル型位相同期回路において、上記位
相比較器と上記差動演算器とに共通レベルの動作電圧を
印加する共通電源と、上記位相比較器と上記差動演算器
との間の経路に挿入され、上記パルス電圧信号のレベル
をシフトするレベルシフト回路を備えたことを特徴とす
る。
続された電圧制御発振器と、この電圧制御発振器の分周
出力と基準信号源から供給される基準信号との位相差に
応じた誤差信号をパルス電圧信号として出力する位相比
較器と、このディジタル型位相比較器と上記電圧制御発
振器との間の経路に挿入され、このディジタル型位相比
較器に従属接続された差動演算器およびループフィルタ
とを備えたディジタル型位相同期回路において、上記位
相比較器と上記差動演算器とに共通レベルの動作電圧を
印加する共通電源と、上記位相比較器と上記差動演算器
との間の経路に挿入され、上記パルス電圧信号のレベル
をシフトするレベルシフト回路を備えたことを特徴とす
る。
【0006】ここで、上記レベルシフト回路は上記経路
を構成する二つの線路に順方向に挿入された二つのダイ
オードを含むことが好ましい。
を構成する二つの線路に順方向に挿入された二つのダイ
オードを含むことが好ましい。
【0007】
【作用】位相比較器と差動演算器とに共通の動作電圧を
印加した場合に、ダイオードの順方向を利用して位相比
較器の出力パルス電圧を差動演算器の許容同相入力電圧
範囲内に収める。
印加した場合に、ダイオードの順方向を利用して位相比
較器の出力パルス電圧を差動演算器の許容同相入力電圧
範囲内に収める。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1はこの実施例のブロック図である。この実施
例は、基準信号となる水晶発振器1、水晶発振器1によ
る基準信号とVCO4の位相差とに応じた誤差信号をパ
ルス電圧として出力する位相比較器2、VCO4の周波
数を位相比較周波数まで分周する分周器3、電圧制御信
号により発振周波数を可変できるVCO4、位相誤差信
号を制御電圧へ変換する差動演算器5、ループフィルタ
6および位相比較器2と差動演算器5との間に挿入され
たレベルシフト回路7を備える。図2は実際に位相比較
器出力パルス電圧のレベルシフト回路としてダイオード
11および12を使用した回路図である。
する。図1はこの実施例のブロック図である。この実施
例は、基準信号となる水晶発振器1、水晶発振器1によ
る基準信号とVCO4の位相差とに応じた誤差信号をパ
ルス電圧として出力する位相比較器2、VCO4の周波
数を位相比較周波数まで分周する分周器3、電圧制御信
号により発振周波数を可変できるVCO4、位相誤差信
号を制御電圧へ変換する差動演算器5、ループフィルタ
6および位相比較器2と差動演算器5との間に挿入され
たレベルシフト回路7を備える。図2は実際に位相比較
器出力パルス電圧のレベルシフト回路としてダイオード
11および12を使用した回路図である。
【0009】この実施例は、図1に示すように、出力端
子に接続された電圧制御発振器4と、この電圧制御発振
器4の分周出力と基準信号源である水晶発振器1から供
給される基準信号との位相差に応じた誤差信号をパルス
電圧信号として出力する位相比較器2と、このディジタ
ル型位相比較器2と電圧制御発振器4との間の経路に挿
入され、このディジタル型位相比較器2に従属接続され
た差動演算器5およびループフィルタ6とを備え、さら
に、本発明の特徴とする手段として、位相比較器2と差
動演算器5とに共通レベルの動作電圧を印加する共通電
源である電源13と、位相比較器2と差動演算器5との
間の経路に挿入され、上記パルス電圧信号のレベルをシ
フトするレベルシフト回路7を備える。ここで、レベル
シフト回路7は上記経路を構成する二つの線路に順方向
に挿入された二つのダイオード11および12を含む。
子に接続された電圧制御発振器4と、この電圧制御発振
器4の分周出力と基準信号源である水晶発振器1から供
給される基準信号との位相差に応じた誤差信号をパルス
電圧信号として出力する位相比較器2と、このディジタ
ル型位相比較器2と電圧制御発振器4との間の経路に挿
入され、このディジタル型位相比較器2に従属接続され
た差動演算器5およびループフィルタ6とを備え、さら
に、本発明の特徴とする手段として、位相比較器2と差
動演算器5とに共通レベルの動作電圧を印加する共通電
源である電源13と、位相比較器2と差動演算器5との
間の経路に挿入され、上記パルス電圧信号のレベルをシ
フトするレベルシフト回路7を備える。ここで、レベル
シフト回路7は上記経路を構成する二つの線路に順方向
に挿入された二つのダイオード11および12を含む。
【0010】次に、この実施例の動作を説明する。差動
演算器5の許容同相入力電圧範囲内に位相比較器2の出
力パルス電圧を設定できるので、位相比較器2と差動演
算器5の使用電源電圧を共通の電源13で供給してい
る。すなわち、ダイオード1個の挿入により約0.6V
の順方向電圧に相当するパルス電圧をドロップさせるこ
とができ従来の位相比較器2の電源電圧より差動演算器
5の電源電圧を数V高めにする必要あった電源が同一電
源でも動作が正常に行われる。
演算器5の許容同相入力電圧範囲内に位相比較器2の出
力パルス電圧を設定できるので、位相比較器2と差動演
算器5の使用電源電圧を共通の電源13で供給してい
る。すなわち、ダイオード1個の挿入により約0.6V
の順方向電圧に相当するパルス電圧をドロップさせるこ
とができ従来の位相比較器2の電源電圧より差動演算器
5の電源電圧を数V高めにする必要あった電源が同一電
源でも動作が正常に行われる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、レベル
シフト回路を設けたので、使用電源電圧が限定され特に
位相比較器と差動演算器への供給電源電圧とが共通の場
合でも、位相比較器から出力される位相誤差信号パルス
電圧が差動演算器の許容同相入力電圧範囲を越えること
がなく、位相同期回路を正常に動作させる効果がある。
シフト回路を設けたので、使用電源電圧が限定され特に
位相比較器と差動演算器への供給電源電圧とが共通の場
合でも、位相比較器から出力される位相誤差信号パルス
電圧が差動演算器の許容同相入力電圧範囲を越えること
がなく、位相同期回路を正常に動作させる効果がある。
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック構成図。
【図2】図1に含まれるレベルシフト回路の構成を示す
接続図。
接続図。
【図3】従来例の構成を示すブロック構成図。
1 水晶発振器 2 位相比較器 3 分周器 4 電圧制御発振器 5 差動演算器 6 ループフィルタ 7 レベルシフト回路 10 共通電源 11、12 ダイオード 13、14 電源
Claims (2)
- 【請求項1】 出力端子に接続された電圧制御発振器
と、 この電圧制御発振器の分周出力と基準信号源から供給さ
れる基準信号との位相差に応じた誤差信号をパルス電圧
信号として出力する位相比較器と、 このディジタル型位相比較器と上記電圧制御発振器との
間の経路に挿入され、 このディジタル型位相比較器に従属接続された差動演算
器およびループフィルタとを備えたディジタル型位相同
期回路において、 上記位相比較器と上記差動演算器とに共通レベルの動作
電圧を印加する共通電源と、 上記位相比較器と上記差動演算器との間の経路に挿入さ
れ、上記パルス電圧信号のレベルをシフトするレベルシ
フト回路を備えたことを特徴とするディジタル型位相同
期回路。 - 【請求項2】 上記レベルシフト回路は上記経路を構成
する二つの線路に順方向に挿入された二つのダイオード
を含む請求項1記載のディジタル型位相同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211151A JPH0555910A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | デイジタル型位相同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211151A JPH0555910A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | デイジタル型位相同期回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555910A true JPH0555910A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16601231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3211151A Pending JPH0555910A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | デイジタル型位相同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0555910A (ja) |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP3211151A patent/JPH0555910A/ja active Pending
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