JPH055575Y2 - - Google Patents

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JPH055575Y2
JPH055575Y2 JP17814384U JP17814384U JPH055575Y2 JP H055575 Y2 JPH055575 Y2 JP H055575Y2 JP 17814384 U JP17814384 U JP 17814384U JP 17814384 U JP17814384 U JP 17814384U JP H055575 Y2 JPH055575 Y2 JP H055575Y2
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【考案の詳細な説明】 <技術分野> 本考案は、静電複写機におけるクリーニング装
置、更に詳しくは、感光体の表面から残留トナー
粒子を除去し回収するための、静電複写機におけ
るクリーニング装置に関する。<従来技術> 周知の如く、トナー像転写型静電複写機におい
ては、感光体上に静電潜像が形成され、次いでこ
の静電潜像がトナー像に現像され、しかる後に感
光体上のトナー像が普通の紙等の転写部材に転写
される。そして更に、次の複写工程のために多
面、トナー像の転写の後に感光体の表面から残留
トナー粒子が除去され回収される。
感光体の表面から残留トナー粒子を除去し回収
するためのクリーニング装置としては、例えば実
開昭54−154749号公報、特開昭56−57076号公報
及び米国特許第4218126号明細書に開示されてい
る如く、感光体の表面に作用してその表面から残
留トナー粒子を除去するための除去手段と、この
除去手段によつて感光体の表面から除去されたト
ナー粒子を受容し、且つ受容したトナー粒子を排
出開口を通して排出する受容器と、受容したトナ
ー粒子を排出開口に導く回転式トナー粒子排出機
構とを備えたものが提案され実用に供されてい
る。この回転式トナー粒子排出機構は、例えば受
容器に回転自在に装着された回転軸と、この回転
軸に形成された螺旋羽根でよい移動部材を含んで
いる。
一方、静電複写機においては、クリーニング装
置の点検、修理等を容易にするために、このクリ
ーニング装置を装着位置と引出し位置の間を移動
自在に装着された支持枠体に設けたものも提案さ
れ実用に供されている。
しかして、上述した形態のクリーニング装置を
上述した支持枠体を備えた静電複写機に適用する
には、上記支持枠体が装着位置にあるときには上
記回転軸が駆動源に所要の通りに駆動連結される
が、上記支持枠体が引出し位置にせしめられると
上記駆動状態が解除されるように構成する必要が
ある。
そこで、本出願人は上述した要望を満足させる
ために改良されたクリーニング装置を提案した。
かかる改良されたクリーニング装置は昭和59年11
月12日に提出した特許出願(名称;静電複写機に
おけるクリーニング装置)の明細書及び図面に開
示されており、回転式トナー粒子排出機構の回転
軸が係脱自在な駆動連結手段を介して伝動要素に
駆動連結され、該駆動連結手段が伝動要素と一体
に回動される駆動部と、回転軸に設けられ駆動部
に係脱自在である被駆動部を有し、上記被駆動部
は受容器が装着された支持枠体が装着位置にある
ときには駆動部に駆動係合され、上記支持枠体を
引出し位置にせしめると駆動部から離脱せしめら
れるように構成されている。
しかし、上述したクリーニング装置において
は、駆動部を構成する駆動部材が伝動要素が装着
されている軸部材に軸方向に移動自在に装着され
ているが、支持枠体を装着位置にせしめる際に駆
動力を伝達するための突起部と係合部が当接した
場合には、駆動部材に偏心荷重が作用することに
起因してこの駆動部材が軸部材の軸線方向に容易
に移動されない傾向にあり、それ故に、駆動部材
が被駆動部材に対して相対的に所要の通り後退さ
れない事態が発生し易く、かかる場合にあつては
駆動連結手段等が破損するおそれがある。
<考案の目的> 本考案は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、支持枠体を前後方向に移動さ
せることによつて回転軸の駆動連結又は駆動解除
を不都合なく所要の通り確実に行うことができ
る、改良されたクリーニング装置を提供すること
である。
<考案の要約> 本考案によれば、感光体の表面から残留トナー
粒子を除去し回収するための、静電複写機におけ
るクリーニング装置であつて、 該感光体の表面に作用してその表面から残留ト
ナー粒子を除去するための除去手段と、 該除去手段によつて除去されたトナー粒子を受
容し、且つ一端部にはトナー粒子を排出するため
の排出開口が形成されている受容器と、 該受容器の回動自在に装着された回転軸と、該
受容器内のトナー粒子を該一端部に向けて移動せ
しめて該排出開口に導くための、該回転軸に形成
された移動部材を含む回転式トナー粒子排出機構
と、を具備するところのクリーニング装置におい
て; 該受容器は装着位置と引出し位置との間を前後
方向に移動自在に装着された支持枠体に設けら
れ、 該回転軸は係脱自在な駆動連結手段を介して所
定方向に回動される伝動要素に駆動連結され、 該駆動連結手段は該伝動要素と一体に回動され
る駆動部と、該回転軸と一体に回動し該駆動部に
係脱自在である被駆動部を有し、 該駆動部と該被駆動部のいずれか一方が他方に
対して相対的に旋回移動しながら後退し得るよう
に構成されている、ことを特徴とするクリーニン
グ装置が提供される。
<考案の好適具体例> 以下、添付図面を参照して、本考案に従つて構
成されたクリーニング装置の一具体例について説
明する。
クリーニング装置の主要部を示す第1図におい
て、図示のクリーニング装置はクリーニング枠体
2を具備している。クリーニング枠体2は前壁4
及び後壁6、並びに底壁、後側壁、及び上壁(い
ずれも図示せず)を有する略箱体状であり、その
前側面が開放されている。かかるクリーニング枠
体2は開放された前側面が周表面に感光体を有す
る回転ドラム(図示せず)に対向するように配設
され、その下部は後の説明から理解される如くト
ナー粒子を受容する受容器を規定している。
上述したクリーニング枠体2は支持枠体8に接
着され、支持枠体8は静電複写機の複写機ハウジ
ング(図示せず)内に前後方向(第1図において
左右方向)に間隔を置いて配設された垂直前基板
(図示せず)及び垂直後基板10に前後方向に移
動自在に装着されている。支持枠体8は前後方向
に間隔を置いて配設された前支持壁12及び後支
持壁14を有し、前支持壁12及び後支持壁14
間に上記クリーニング枠体2が装着されている。
即ち、具体例においては、クリーニング枠体2の
前壁4にはその前面上端部に間隔を置いて一対の
支持部材16(第1図において片方のみ示す)が
設けられ、かかる支持部材16が支持枠体8の前
支持壁12の後面に取付けられている。また、ク
リーニング枠体2の後壁6にはその後面に間隔を
置いて一対の支持部材18が設けられ、かかる支
持部材18が支持枠体8の後支持壁14の前面に
取付けられている。具体例においては、図示して
いないが、この支持枠体8には、クリーニング装
置のほかに、周表面に感光体が配設された回転ド
ラム及び感光体表面に形成された静電潜像をトナ
ー像に現像する現像装置が装着されている。かく
の通りの支持枠体8は、第1図から理解される如
く、装着位置(第1図に二点鎖線で示す位置)か
ら第1図に実線で示す位置を経て引出し位置まで
前後方向に移動自在であり、上記装着位置におい
てはクリーニング装置等が複写機ハウジング(図
示せず)内の所要位置にせしめられ、かくして複
写工程の遂行が可能になり、他方上記引出し位置
にせしめるとクリーニング装置等が垂直前基板
(図示せず)の前方に位置し、かくしてクリーニ
ング装置及び回転ドラム等の下方が完全に開放さ
れこの部分に詰つた複写紙を容易に取除くことが
できると共に、回転ドラム及びクリーニング装置
等の点検、修理等が容易になる。
第1図と共に第2図を参照して、上記クリーニ
ング装置について更に説明すると、クリーニング
枠体2の上部には、感光体表面から残留トナー粒
子を除去するための除去手段20が配設されてい
る。図示の除去手段20は、回転ドラムの感光体
の表面に作用するクリーニングブレード22と、
このクリーニングブレード22を支持する支持手
段24を含み、支持手段24がクリーニング枠体
2に前後方向に移動自在に装着されている。即
ち、具体例においては、支持手段24の前端面に
支持ピン26が植設され、支持ピン26がクリー
ニング枠体2の前壁4に形成されている孔に旋回
自在に且つ前後方向に移動自在に装着され、また
支持手段24の後端面に支持ピン28が植設さ
れ、支持ピン28がクリーニング枠体2の後壁6
に形成されている孔に旋回自在に且つ前後方向に
移動自在に装着されている。片方の支持ピン26
は前壁4を貫通して前方に突出している。また、
他方の支持ピン28は後壁6を貫通して後方に突
出し、その突出後端が半球状にせしめられてい
る。更に、前壁4の後面と支持手段24の前端面
との間には、支持手段24、従つて除去手段20
を前後方向後方に弾性的に偏倚せしめるコイルば
ね30が支持ピン26を被嵌して介在されてい
る。また、上記クリーニングブレード22は、柔
軟な材料から形成され感光体の幅方向、即ち前後
方向に延びるブレードから構成されている。
具体例においては、除去手段20に関連してク
リーニング作動機構(図示せず)が付設されてい
る。クリーニング作動機構は支持手段24に作用
してクリーニングブレード22を作用状態と非作
用状態とに選択的にせしめる作用をする。上記作
用状態においては、クリーニングブレード22の
自由端縁が回転ドラム上の感光体表面に押圧さ
れ、転写後に感光体表面に残留する残留トナー粒
子がその表面から除去される。そして、クリーニ
ングブレード22の作用によつて感光体表面から
除去されたトナー粒子は、下方に落下せしめられ
てクリーニング枠体2の下部によつて規定されて
いる受容器に受容される。他方、上記非作用状態
においては、クリーニングブレード22の自由端
縁が感光体の表面から離隔し、感光体に作用する
ことはない。
また、クリーニング枠体2の下部、従つて受容
器の前端には、支持枠体8の前壁12を越えて前
方に突出している略円筒形状の突出管部32が設
けられ、この突出管部32の前方突出端の下面に
は開口(図示せず)が形成されていて受容器の排
出開口を規定している。そして、突出管部32を
含む受容器に関連して、更に、回転式トナー粒子
排出機構34が設けられている。図示の回転式ト
ナー粒子排出機構34は前後方向(第1図におい
て左右方向、第2図において左上方から右下方に
向う方向)に受容器を貫通して延びる回転軸36
を含んでいる。回転軸36の前端部は受容器の突
出管部32の前壁に回転自在に支持され、その後
端部は受容器の後壁6に回転自在に支持され、そ
の後端は上記後壁6を貫通して後方に幾分突出し
ている。この回転軸36の主部、即ち受容器内に
存在する部分には、後述する如くして回転軸36
が矢印38(第2図)で示す方向に回転せしめら
れると受容器内に受容されたトナー粒子を一端
部、即ち前方に向けて移動せしめて上記排出開口
(図示せず)に導くための移動部材40鍔部形成
されている。この移動部材40は、回転軸36の
周表面を所定方向に螺旋状に延びる螺旋羽根から
形成することができる。
図示のクリーニング装置は、上記回転軸36の
回転に関連して上記除去手段20を前後方向に移
動せしめるための作動機構を備えている。図示の
作動機構42は揺動部材44を含んでおり、揺動
部材44がクリーニング枠体2の後壁6の後面に
設けられた支持突部46に揺動自在に装着されて
いる。揺動部材44の一端側には所定方向に延び
ている細長い長孔48が形成され、その他端側に
はカム部が設けられている。具体例においては、
揺動部材44の他端部において、その一側端(第
2図において右上方に位置する側端)の幅W1
その他側端(第2図において左下方に位置する側
端)の幅W2より大きく(W1>W2)、上記一側端
から上記他側端に向けてその前面が傾斜せしめら
れており、従つて揺動部材44の他端部前面がカ
ム部のカム作用面50として作用する。
他方、回転軸36の後壁6を貫通して後方に突
出している後端には円板状の部材52が固定さ
れ、かかる部材52の後面には後方に突出してい
る突出部54が偏心して設けられている。かかる
突出部54は、第2図に示す如く、揺動部材44
に形成されている長孔48内に移動自在に受入れ
られている。また、揺動部材44の他端部に設け
られたカム作用面50には除去手段20に設けら
れた支持ピン28の突出後端がコイルばね30の
作用によつて当接せしめられている(第1図参
照)。かく構成されているので、第2図から理解
される如く上記回転軸36が矢印38で示す方向
に回転されるとこれと一体に突出部54が揺動部
材44の長孔48内を移動しながら回動され、か
くして、揺動部材44は突出部54の作用によつ
て矢印56及び58で示す方向に揺動される。揺
動部材44が矢印56で示す方向に揺動される間
においては、揺動部材44のカム作用面50がそ
の他側端側から一側端側に向つて支持ピン28の
後端に作用するようになり、従つて支持手段2
4、即ち除去手段20はコイルばね30の力に抗
して前後方向前方(第1図において左方)に移動
せしめられる。また、揺動部材44が矢印58で
示す方向に揺動される間においては、揺動部材4
4のカム作用面50がその一側端側から他側端側
に向つて支持ピン28の後端に作用するようにな
り、従つて支持手段24、即ち除去手段20はコ
イルばね30の作用によつて前後方向後方(第1
図において右方)に移動せしめられる。
上述したクリーニング装置の回転軸36は、駆
動連結手段60(第1図)を介して矢印38(第
2図)で示す方向に回転されるように構成されて
いる。主として第1図及び第3を参照して駆動連
結手段60の駆動側の構成について説明すると、
垂直後基板10には円筒状の軸部材62が軸受部
材64を介して回転自在に装着されている。軸部
材62の軸受部材64が装着されている部位の両
側には係止部材66が装着されており、従つてこ
の軸部材62は前後方向に移動することはない。
軸部材62の後端側は垂直後基板10から後方に
突出しており、この突出した後端には歯車から構
成された伝動要素68が固定されている。この伝
動要素68は歯車、チエーン等の伝動機構(図示
せず)を介して電動モータの如き駆動源(図示せ
ず)に駆動連結されており、矢印70(第3図)
で示す所定方向に回動される。軸部材62の前端
側は垂直後基板10から前方に突出しており、こ
の突出した前端部には駆動連結手段60の駆動部
が設けられている。図示の駆動部は円板状の駆動
部材72から構成され、かかる駆動部材72が軸
部材62の先端部にその軸線方向に移動自在に且
つその軸線方向に旋回自在に装着されている。更
に詳細に説明すると、主として第3図を参照し
て、具体例においては、軸部材62の先端部には
略円筒状の筒状部74と、この筒状部74の後端
から後方に延びる略円錐状のテーパ部76が設け
られている。このテーパ部76は、後方に向つて
その断面が漸次小さくなるように形成されてい
る。また、筒状部74及びテーパ部76の周面の
一部(具体例では対向する2個所)には、実質上
平坦な係合面78(第3図において片方のみ示
す)が形成され、係合面78は筒状部74の先端
からテーパ部76の後端まで延びている。他方、
駆動部材72の前後方向前部には上記筒状部74
の断面形状に対応した筒状孔80が形成され、そ
の前後方向後部には筒状孔80に連通し且つ後方
に向つてその径が漸次大きくなつているテーパ状
孔82が形成されている(第4−A図及び第4−
B図を参照されたい)。そして、この駆動部材7
2は、その筒状孔80が軸部材62の筒状部74
の後端部に位置すると共にそのテーパ状孔82が
軸部材62のテーパ部76に位置するように軸部
材62の先端部に所要の通り装着される。従つ
て、第4−A図と第4−B図を参照することによ
つて容易に理解される如く、駆動部材72はその
軸線方向に前後方向に移動自在に且つその軸線方
向に旋回自在に移動自在であるが、軸部材62と
一体に回動される。この軸部材62の駆動部材7
2が装着された部位の前側(即ち、軸部材62の
筒状部74の先端部)には係止部材84が装着さ
れている(第1図、第4−A図及び第4−B図)。
また、駆動部材72の後端には受部86が設けら
れ、かかる受部86と軸部材62に装着された片
方の係止部材66(軸受部材64の前側に位置す
る係止部材66)の間には、円錐状のコイルばね
88(弾性部材を構成する)が軸部材62を被嵌
して介在されている(第1図、第4−A図及び第
4−B図)。このコイルばね88は駆動部材72
を前後方向前方に弾性的に偏倚せしめるように作
用し、従つて駆動部材72は通常その前面が係止
部材84に当接する作用位置に保持される(この
作用位置は第4−A図に示す位置であつて、かか
る位置においては、駆動部材72の筒状孔80が
軸部材62の筒状部74の後端部に位置し、駆動
部材72のテーパ状孔82が軸部材62のテーパ
部76に位置する)。
上述した駆動部材72の前面には、更に、円板
状の部材52に設けられた突出部54(突出部5
4の先端部は、第1図、第2図、第4−A図及び
第4−B図に示す如く、揺動部材44の長孔48
を貫通して更に後方に突出している)に当接して
係合し得る係合部90が設けられ、かかる係合部
90には、その係合を確実にするために、係合凹
所92が形成されている。
かくの通り構成されているので、上記支持枠体
8を上記装着位置(第1図にその一部を二点鎖線
で示す位置)にせしめると、円板状の部材52の
後面に設けられた突出部54の先端部と駆動部材
72の前面に設けられた係合部90とが係合可能
になり、伝動要素68と一体に回動される駆動部
材72の回動により上記係合部90の係合凹所9
2と上記突出部54とが所要の通り当接して駆動
係合される。他方、上記支持枠体8を上記装着位
置から第1図に実線で示す位置を経て上記引出し
位置にせしめると、円板状の部材52の突出部5
4が駆動部材72の係合部90から離脱され、か
くして上記駆動係合が解除される。尚、具体例で
は、上述した記載から容易に理解される如く、回
転軸36の後端に設けられた円板状の部材52が
駆動連結手段60の被駆動側の被駆動部としても
作用する。
上述したクリーニング装置においては、駆動連
結手段60を除くその他の構成については、本出
願人が昭和59年11月12日付けで提出した特許出願
(名称;静電複写機におけるクリーニング装置)
の明細書及び図面に開示されているものと実質上
同一である。
次いで、主として第1図、第4−A図及び第4
−B図を参照して、上述した通りの構成を有する
クリーニング装置の作用効果について説明する。
クリーニング装置が装着されている支持枠体8
を前後方向後方に移動させて上記装着位置(第1
図に一部を二点鎖線で示す位置)にせしめると、
第1図及び第4−A図から理解される如く、回転
軸36の後端に設けられた突出部54の先端部と
上記作用位置にある駆動部材72に設けられた係
合部90とが係合可能な状態になる。そして、か
かる状態において伝動要素68が矢印70(第3
図)で示す方向に回動されると、伝動要素68と
一体に回動される駆動部材72の回動により上記
係合部90が上記突出部54に当接し、両者は第
4−A図に示す如く駆動係合し、かくして回転軸
36は駆動連結手段60を介して伝動要素68に
駆動連結され、矢印38(第2図)で示す方向に
回転される。尚、上述した如くして支持枠体8を
上記装着位置にせしめる際に円板状の部材52の
突出部54の端面が駆動部材72の係合部90の
端面に当接した場合には、支持枠体8の後方への
移動に伴つて突出部54が係合部90に当接して
これに作用する。このとき、駆動部材72が軸部
材62にその軸線方向に移動自在に且つその軸線
方向に旋回自在である故に、駆動部材72は第4
−B図に示す如くコイルばね88の力に抗して若
干後方に移動しながらその軸線方向に旋回され
(即ち、軸部材62の軸線方向に垂直な軸線、言
い換えると第4−B図の状態にあつては第4−B
図において紙面に垂直な軸線)、かくして駆動部
材72は部材52に対して相対的に旋回移動しな
がら後退せしめられ、支持枠体8を上記装着位置
にせしめると第4−B図に示す状態になる。そし
て、かかる状態において伝動要素68が矢印70
(第3)で示す方向に回動されると、まず上記突
出部54と上記係合部90の当接状態が解除さ
れ、駆動部材72はコイルばね88の作用によつ
て若干前方に移動しながら上記旋回方向とは反対
方向に旋回され、第4−A図に示す作用位置に保
持される。しかる後、伝動要素68の回動によつ
て更に駆動部材72が回動されると、上述した如
くして突出部54と係合部90が駆動係合され、
回転軸36は矢印38で示す方向に回転される。
以上の通りであるので、支持枠体8を装着位置に
せしめる際に突出部54と係合部90が衝突した
場合にも、伝動要素68の回動により回転軸36
に設けられた突出部54と駆動部材72に設けら
れた係合部90が所要の通りにして確実に駆動係
合される。
駆動連結手段60が連結状態となつて伝動要素
68の矢印70(第3図)で示す方向の回動によ
つて回転軸36が矢印38(第2図)で示す方向
に回転されると、上記突出部54が揺動部材44
の長孔48内を往復動し、揺動部材44は矢印5
6及び58で示す方向に揺動される。揺動部材4
4が矢印56で示す方向に揺動される間において
は、上述した如く除去手段20、従つてクリーニ
ングブレード22がコイルばね30の力に抗して
前後方向前方に移動され、他方、揺動部材44が
矢印58で示す方向に揺動される間においては、
上述した如く除去手段20、従つてクリーニング
ブレード22がコイルばね30の作用によつて前
後方向後方に移動される。かくして、クリーニン
グブレード22は回転軸36の矢印38(第2
図)で示す方向の回転によつて前後方向、即ち感
光体の軸線方向に所要の通り往復動され、感光体
の幅方向におけるクリーニング効果が均一化され
る。
他方、支持枠体8を上記引出し位置にせしめる
ために上記装着位置から前後方向前方に移動せし
めると、円板状の部材52の突出部54の先端部
が駆動部材72の係合部90から離脱され、駆動
連結手段60は解除状態になる。
以上記載した通りであるので、支持枠体8を前
後方向後方に移動させて装着位置にせしめると伝
動要素68と回転軸36とが駆動連結手段60を
介して駆動係合され、また支持枠体8を装着位置
から前後方向前方に移動せしめると、伝動要素6
8と回転軸36との連結状態が解除される。
以上、本考案に従つて構成されたクリーニング
装置の具体例について説明したが、本考案はかか
る具体例に限定されるものではなく、本考案の範
囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能
である。
例えば、図示の具体例においては、駆動部を構
成する駆動部材72が円板状の部材52に対して
相対的に旋回しながら後退し得るように構成して
いるが、これとは反対に、被駆動部を構成する円
板状の部材52が駆動部材72に対して相対的に
旋回しながら後退し得るように構成することもで
きる。
また、例えば図示の具体例においては、円板状
の部材52に突出部54を偏心して設け、駆動部
材72に係合部90を設けているが、揺動部材4
4を介して除去手段20を往復動せしめない場合
には、上述したとは反対に、駆動部材72に突出
部を偏心して設けると共に円板状の部材52に係
合部を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成されたクリーニ
ング装置の主要部を示す断面図。第2図は、第1
図のクリーニング装置の後部を背面から見たとこ
ろを示す斜視図。第3図は、第1図のクリーニン
グ装置の駆動連結手段の駆動側を分解して示す分
解斜視図。第4−A図及び第4−B図は、夫々、
駆動連結手段が駆動係合された状態、及び駆動側
の係合部と被駆動側の突出部が衝突した状態を示
す部分拡大断面図。 2……クリーニング枠体、8……支持枠体、2
0……除去手段、22……クリーニングブレー
ド、34……トナー粒子排出機構、36……回転
軸、40……移動部材、52……円板状の部材、
54……突出部、60……駆動連結手段、68…
…伝動要素、72……駆動部材、90……係合
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 感光体の表面から残留トナー粒子を除去し回
    収するための、静電複写機におけるクリーニン
    グ装置であつて、 該感光体の表面に作用してその表面から残留
    トナー粒子を除去するための除去手段と、 該除去手段によつて除去されたトナー粒子を
    受容し、且つ一端部にはトナー粒子を排出する
    ための排出開口が形成されている受容器と、 該受容器に回動自在に装着された回転軸と、
    該受容器内のトナー粒子を該一端部に向けて移
    動せしめて該排出開口に導くための、該回転軸
    に形成された移動部材を含む回転式トナー粒子
    排出機構と、を具備するところのクリーニング
    装置において; 該受容器は装着位置と引出し位置との間を前
    後方向に移動自在に装着された支持枠体に設け
    られ、 該回転軸は係脱自在な駆動連結手段を介して
    所定方向に回動される伝動要素に駆動連結さ
    れ、 該駆動連結手段は該伝動要素と一体に回動さ
    れる駆動部と、該回転軸と一体に回動し該駆動
    部に係脱自在である被駆動部を有し、 該駆動部とを該被駆動部のいずれか一方が他
    方に対して相対的に旋回移動しながら後退し得
    るように構成されている、ことを特徴とするク
    リーニング装置。 2 該駆動部は該伝動要素と一体に回動される駆
    動部材から構成され、他方、該被駆動部は該受
    容器の後壁を貫通して前後方向後方に突出して
    いるところの該回転軸の後端部に装着された被
    駆動部材から構成され、該駆動部材の前面又は
    該被駆動部材の後面のいずれか一方には突出部
    が偏心して設けられ、他方には該突出部に当接
    して係合し得る係合部が設けられており、該支
    持枠体を該装着位置にせしめると該突出部と該
    係合部が係合可能になり、該支持枠体を該引出
    し位置にせしめると該突出部と該係合部の係合
    が解除される、実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のクリーニング装置。 3 該駆動部材は、該伝動要素が装着された軸部
    材に前後方向に移動自在に且つ該軸部材の軸線
    方向に旋回自在に装着され、該被駆動部材は該
    回転軸の後端部に固定されており、更に、該駆
    動連結手段は該駆動部材を該被駆動部材の方向
    に弾性的に偏倚せしめる弾性部材を含んでい
    る、実用新案登録請求の範囲第2項記載のクリ
    ーニング装置。 4 該軸部材の先端部には、略円筒状の筒状部と
    該筒状部の後端から後方に延び後方に向つてそ
    の断面が漸次小さくなつている略円錐状のテー
    パ部が設けられ、該筒状部及び該テーパ部の周
    面の一部には実質上平坦な係合面が形成され、
    他方、該駆動部材の前部には該筒状部の断面形
    状に対応した筒状孔が形成され、その後部には
    該筒状孔に連通し且つ後方に向つてその径が漸
    次大きくなつているテーパ状孔が形成されてい
    る、実用新案登録請求の範囲第3項記載のクリ
    ーニング装置。
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