JPH0555324U - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0555324U JP107295U JP10729591U JPH0555324U JP H0555324 U JPH0555324 U JP H0555324U JP 107295 U JP107295 U JP 107295U JP 10729591 U JP10729591 U JP 10729591U JP H0555324 U JPH0555324 U JP H0555324U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案はテープカセットのリールと係合して磁
気テープの供給及び巻取りを行うリール台を有する磁気
記録再生装置に関し、製造効率の向上及び部品管理の容
易化を図ることを目的とする。 【構成】磁気記録再生装置配設されるリール装置9を、
リールシャフト20が挿通されることにより回転可能に
軸承されるリール台21と、リールキャップ23に挿通
状態で取り付けられて上記リールシャフト20の軸方向
に変位可能とされたリールクロウ25と、このリールク
ロウ25を上方に弾性付勢するクロウスプリング24と
を有する構成とし、かつ、リールキャップ23に形成さ
れた係合アーム23aと、リールクロウ25に形成され
た係合段部25aとを係合させ、クロウスプリング24
により弾性付勢されるリールクロウ25の移動を所定位
置で規制する構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁気記録再生装置に係り、特にテープカセットのリールと係合して磁 気テープの供給及び巻取りを行うリール台を有する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にデジタルオーディオテープレコーダ等の磁気記録再生装置には、テープ カセットに設けられたリールと係合し、これを回動させることにより磁気テープ の走行を行わせる一対のリール装置が設けられている。
【0003】 図4は、従来のリール装置30を示す断面図である。同図において、32はリ ールシャフト,33はリール台,34はリールクロウ,35はクロウスプリング ,36はリールキャップを示している。
【0004】 リールシャフト32は、磁気記録再生装置のシャーシに立設されており、リー ル台33はこのリールシャフト32に回転自在に軸承されている。また、リール 台33の中央部分に形成された支柱部33aには、クロウスプリング35,リー ルクロウ34が挿通されており、このクロウスプリング35,リールクロウ34 が挿通された状態で、支柱部33aの上部にはリールキャップ36が圧入装着さ れる。
【0005】 リールクロウ34はこの装着状態でクロウスプリング35により上方向に弾性 付勢される構成となるが、その上動はリールキャップ36と当接することにより 所定位置で規制される構成となっている。よってリールクロウ34は、この所定 位置を上限位置としてクロウスプリング35の弾性変形により上下に移動可能な 状態となる。
【0006】 また、リールシャフト32の上端部に形成された段差部32aには、リールキ ャップ36がリールシャフト32から抜け出すのを防止するスリットワッシャ3 7が嵌着されている。
【0007】 前記したように、上記構成のリール装置30はテープカセットに設けられたリ ールと係合し、これを回動させることにより磁気テープの走行を行わせる機能を 奏するものである。このテープ走行時において、リール装置30を何の規制もな く自由に回転できる構成とした場合には、磁気テープのテープカセットからの飛 び出しが発生するおそれがある。このため、一般にテープ走行時においてはリー ル装置30に所定の制動力を印加し、この制動力により磁気テープの飛び出しを 防止する構成となっている。従って従来では、リール台33に所定の制動力を印 加する手段としてリール装置30とは別個にソフトブレーキ機構を設け、このソ フトブレーキ機構に設けられたブレーキパッド38をリール台33に押圧するこ とにより制動を行う構成とされていた。
【0008】 しかるに上記従来の構成では、リール装置30に所定の制動力を印加するため に、リール装置30とは別個にソフトブレーキ機構を設ける必要があり、部品点 数が増し製品コストが上昇すると共に組立作業が複雑化してしまうという問題点 があった。また、リール装置30の近傍にソフトブレーキ機構を設けることによ り、このリール装置30が取り付けられる磁気記録再生装置が大型化してしまう という問題点がある。
【0009】 そこで、上記問題点を解決できるリール装置として、図5に示されるようなリ ール装置40が考えられる。同図に示されるリール装置40は、シャーシに垂立 されたリールシャフト41にリール台42を回転可能に軸承し、このリール台4 2上に配設されたリールキャップ48にリールシャフト41の軸方向に変位可能 な構成でリールクロウ43を取り付けると共に、このリールクロウ43を上記リ ール台42に対して離間する方向に弾性付勢するクロウスプリング44を設け、 リールシャフト41の先端部に取り付けられたワッシャ45にクロウスプリング 44により弾性付勢されるリールクロウ43が当接するように構成したものであ る。
【0010】 尚、46はクラッチ部材,47aはフェルト材,47bはクラッチスプリング ,47cは中間板であり、これらの各部材は滑りクラッチ機構を構成し、リール 装置40に所定値以上の力が印加された場合にリール装置40の損傷を防止する ために設けられている。
【0011】 上記のリール装置40では、クロウスプリング44に弾性付勢されたリールク ロウ43が直接ワッシャ45に当接する構成となるため、リールクロウ43とワ ッシャ45との間に摩擦力が発生し、この摩擦力はリール装置40の回転を制動 する力として作用する。よって、リール装置40によれば、従来必要とされてい たソフトブレーキ機構を不要とすることができる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
上記のリール装置40では、その組立方法として、リール台42にクラッチ部 材46,リールキャップ48,クロウスプリング44等を配設した上で、リール クロウ43をクロウスプリング44を下方を押圧しつつリールキャップ48に装 着し、ワッシャ45をリールシャフト41に嵌着する方法が取られていた。
【0013】 このため、ワッシャ45をリールシャフト41に嵌着するまでは、リールクロ ウ43をクロウスプリング44の弾性力に抗して下方を押圧し続ける必要があり 、組立作業が面倒であるという問題点があった。
【0014】 また、上記リール装置40の組立は、リール装置40が配設される磁気記録再 生装置の製造ラインにおいて行う必要があり、磁気記録再生装置の製造工程がリ ール装置40により複雑化し、磁気記録再生装置の製造効率の悪化すると共に部 品管理が面倒となるという問題点があった。磁気記録再生装置の製造効率を向上 させるためには、予めリール装置40を別のラインにおいて組み立てておき、こ の組立状態のリール装置40を一つの部品として磁気記録再生装置に組み込む構 成とすることが望ましい。
【0015】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、製造効率の向上及び部品管理 の容易化を図り得る磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案では、 装着状態にあるテープカセットのリールと係合し、このリールを回動させるこ とにより磁気テープの走行を行わせるリール装置を具備する磁気記録再生装置に おいて、 上記リール装置を、 垂立した支柱部を有しており、この支柱部に形成された挿通孔にシャーシに垂 立されたリールシャフトが挿通されることにより、リールシャフトに回転可能に 軸承されるリール台と、 このリール台上に設けられた支柱部に挿通状態で取り付けられ、上記リールシ ャフトの軸方向に変位可能とされたリールクロウと、 このリールクロウをリール台に対して離間する方向に弾性付勢するクロウスプ リングとを有する構成とし、 かつ、上記支柱部の先端部に第1の係合部を形成すると共に、上記リールクロ ウに第1の係合部と係合する第2の係合部を形成し、上記第1の係合部と第2の 係合部が係合することにより、クロウスプリングにより弾性付勢されるリールク ロウの移動を所定位置で規制する構成としたことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】
上記構成とすることにより、第1の係合部と第2の係合部が係合することによ り、クロウスプリングにより弾性付勢されるリールクロウの移動を所定位置で規 制でき、この状態でリール台,リールクロウ,クロウスプリング等を一体化する ことができ、よってリール装置を一つの独立した部品として取り扱うことが可能 となる。
【0018】
【実施例】
次に本発明の実施例について図面と共に説明する。図3は本考案の一実施例で ある磁気記録再生装置1(以下、単に装置という)の全体図である。同図に示す 装置1は、ロータリタイプのデジタルオーディオテープレコーダであり、シャー シ2上にカセット装着脱機構3、リール駆動機構4、回転シリンダ5、テープロ ーディング機構6等が配設されている。これらの機構・装置は全てシャーシ2の 上部よりシャーシ2に組付けることができる構成とされており、組立て工程の簡 易化が図られている。先ず、装置1を構成する各機構・装置の概略構成について 説明する。
【0019】 カセット装着脱機構3は、テープカセット(図示せず)を装置1内の所定記録 再生処理位置に装着するためのものであり、本実施例では所謂カンガルーポケッ トタイプのカセット装着脱機構を用いている。
【0020】 リール駆動機構4は、本考案の特徴となる供給側リール装置9及び巻取り側リ ール装置10を回転駆動するための機構であり、またその駆動源はキャプスタン モータ11とされている。各リール装置9,10は、装置1のモード(例えば記 録・再生モード、早送り・巻き戻しモード、サーチモード等)によりその回転速 度,回転方向等が制御される構成となっている。このためリール駆動機構4内に は種々の歯車,プーリ、アイドラ等(図に現れず)がコンパクトに配設されてい る。これらのリール駆動機構4を構成する各部品は、強度の高い樹脂等により構 成されており、よって多数の部品により構成されている機構であるにも拘わらず 薄型化が図られている。
【0021】 回転シリンダ5は硬質樹脂により形成されたドラムベース7に取りつけられて いる。この回転シリンダ5は、その直径が20mmとされており、磁気テープはこ の回転シリンダ5に対して 135°巻付けられる構成とされている。直径20mmと された回転シリンダ5は、これを駆動するモータの直径とほぼ同径であり、よっ てモータの上部にこれと同軸的に回転シリンダ5を配設することにより、他の径 の回転シリンダと比べてコンパクトな構造とすることができる。
【0022】 テープローディング機構6は、テープカセットより磁気テープを引き出し上記 の回転シリンダ5に所定角度(本実施例では 135°)にわたり巻き付けるための 機構である。このテープローディング機構6は、所謂Mローディングを採用して おり、図示しないリンク機構により一対のローディングベース12,13をドラ ムベース7に形成されたガイド溝14,15に沿って移動させ、これに伴い磁気 テープをローディング或いはアンローディングする構成とされている。この一対 のローディングベース12,13上には、ローディングポスト16,17及び傾 斜ポール18,19が立設されている。
【0023】 続いて本考案の特徴となる供給側リール装置9及び巻取り側リール装置10の 構造について図1及び図2を用いて以下詳述する。尚、供給側リール装置9及び 巻取り側リール装置10は同一構成であるため、供給側リール装置9についての み各図に示し説明するものとする。
【0024】 同図において、20はシャーシ2に植設されたリールシャフトであり、リール 装置9はこのリールシャフト20に取り付けられる。リール装置9は、大略する と、リール台21,クラッチ部材22,リールキャップ23,クロウスプリング 24,リールクロウ25,各種ワッシャ26〜28等により構成されている。
【0025】 リール台21は円盤状の部材であり、その中央部には上方に延出する支柱部2 1aが形成されると共に、挿通孔21bが形成されている。リール台21は、挿 通孔21bにリールシャフト20が挿通させることによりリールシャフト20に 取り付けられる。この際、リールシャフト20の下部に形成されたテーブル部2 0aとリール台21との間には樹脂製ワッシャ26が介装される。
【0026】 このリール台21の上部には、フェルト材29を介してクラッチ部材22が装 着される。このクラッチ部材22も円盤形状を有し、その外周部には前記したリ ール駆動機構4と噛合するギヤ部22aが形成されてる。リール装置9は、この ギヤ部22aに伝達される駆動力により回動を行う構成とされている。
【0027】 クラッチ部材22の上部には、クラッチスプリング29b,中間板29cを介 してリールキャップ23が装着される。このリールキャップ23は、前記したリ ール台21に形成された支柱部21aに圧入されることにより固定される。また リールキャップ23の上部には、上方に延出した係合アーム23aが形成される と共に、その下部には鍔部23bが形成されている。この係合アーム23aは等 間隔に所定角度離間して配設されると共に、その上端部には外側に突出した爪部 23cが形成されている。
【0028】 上記構成のリールキャップ23がリールシャフト20に装着されると、リール シャフト20上にはクロウスプリング24が装着され、その後にリールクロウ2 5が装着されるが、リールクロウ25の装着前の状態を図2に示す。
【0029】 リールクロウ25は、その外周部にテープカセットのリールハブと係合するリ ブ25c(図3に示されるように、120°間隔で3箇所に形成されている)を 形成すると共に、中央にはリールシャフト20に上下動自在な構成で挿入させれ る挿入孔25bが形成されている。更に、リールクロウ25の内部所定位置には 、係合段部25aが形成されている。この係合段部25aは、前記した係合アー ム23aの配設位置と対応するよう形成位置が選定されている。
【0030】 リールクロウ25を装着するには、係合段部25aと係合アーム23aとを位 置合わせした上で、図2に示す状態よりリールクロウ25を下動させてリールキ ャップ23に装着する。この装着は、係合アーム23aの先端部に形成されてい る爪部23cが係合段部25aと係合することにより完了し、リールクロウ25 はリールキャップ23と一体化する。この装着の完了は、爪部23cが係合段部 25aと係合する際のクリック感で確認することができる。
【0031】 上記のように、係合アーム23aの爪部23cと係合段部25aとが係合し、 リールクロウ25とリールキャップ23が一体化することにより、各ワッシャ2 6〜27(これについては後述する)を除くリール装置9を一つの組立体として 取り扱うことが可能となる。
【0032】 従って、上記した説明ではリールシャフト20にリール装置9を構成する各部 材を装着する組立方法を説明したが、リール装置9を装置1の組立ラインと別の ラインで組み立てて、装置1の組立ラインでは組上がった状態のリール装置9を リールシャフト20に装着する組立方法を取ることができる。これにより、装置 1の組立ラインの簡単化を図ることができ、装置1の製造効率を向上させること ができる。また、部品管理においては組上がった状態のリール装置9を管理すれ ば良いことになり、従来の如くリール装置9を構成する各構成部品の部品管理は 不要となるため、部品管理の簡単化も実現することができる。
【0033】 上記のように、リールクロウ25がリールキャップ23に装着された状態で、 図1に示すようにクロウスプリング24は、リールクロウ25の下端部とリール キャップ23に形成された鍔部23bとの間に介装された状態となり、有する弾 性力によりリールクロウ25を上動付勢する。しかるに、係合アーム23aの先 端部に形成されている爪部23cが、リールクロウ25に形成されている係合段 部25aと係合することにより、クロウスプリング24によるリールクロウ25 の上動は規制されている。
【0034】 続いて、リールシャフト20の上端部に形成されている小径部20bに樹脂製 ワッシャ27,スリットワッシャ28を取り付けて図1に示すリール台9が形成 される。この各ワッシャ27,28はリールクロウ25がリールシャフト20か ら離脱しないよう、リールクロウ25と当接するよう構成されている。また、小 径部20bの形成位置は、リールクロウ25が樹脂製ワッシャ27と当接した状 態で、図1に示されるように係合アーム23aの爪部23cとリールクロウ25 に形成されている係合段部25aが所定寸法(図中、矢印Lで示す)だけ離間す るよう選定されている。
【0035】 前記したように、クロウスプリング24はリールクロウ25の下端部とリール キャップ23に形成された鍔部23bとの間に介装されており、リールクロウ2 5を上動付勢している。また組み立てられた状態において、係合アーム23aの 爪部23cとリールクロウ25の係合段部25aは離間した状態となってる。従 って、クロウスプリング24の弾性付勢力は、リール台21が樹脂製ワッシャ2 6を介してテーブル部20aを下方に押圧する力として、またリールクロウ25 がリールシャフト20に配設されている各ワッシャ27,28を上方に押圧する 力として作用する。
【0036】 クロウスプリング24の弾性付勢力による上記各押圧力により、リール台21 と樹脂製ワッシャ26との間、及びリールクロウ25と樹脂製ワッシャ27との 間には摩擦力が発生し、この摩擦力はリール装置9の回転を制動する力として作 用する。これにより、従来必要とされていたソフトブレーキ機構を不要とするこ とができ、部品点数の削減を図ることができ、合わせて組立作業の簡単化を図る ことができる。また、従来必要とされていたリールキャップ36(図4参照)に 相当する部材が不要となるため、これによっても部品点数の削減を図ることがで きる。
【0037】 一方、上記のようにクロウスプリング24の弾性付勢力により、リール台21 が樹脂製ワッシャ26に押圧され、かつリールクロウ25が樹脂製ワッシャ27 に押圧されることにより、リール台21と樹脂製ワッシャ26間及びリールクロ ウ25と樹脂製ワッシャ27との間に間隙が発生することはなくなり、スラスト ガタツキの発生を防止することができる。このため、磁気テープの巻きむらや段 巻きの発生を防止することができる。
【0038】 尚、前記したクラッチ部材22,フェルト材29a,クラッチスプリング29 b,及び中間板29cはリール装置9の滑りクラッチ機構を構成するものである 。このクラッチ機構は、例えばリール台21,リールキャップ23,リールクロ ウ25が固定された状態でクラッチ部材22が回転駆動された場合のように、リ ール台21とクラッチ部材22との間に所定値以上の力が作用した場合に、フェ ルト材29aの介在によりによりリール台21とクラッチ部材22との間に滑り を発生させることにより、リール装置9の損傷を防止するものである。
【0039】 また、上記の所定値以上の力が作用していない場合には、クラッチスプリング 29bによる押圧力によりクラッチ部材22はフェルト材29aを介してリール 台21に押圧されるため、クラッチ部材22とリール台21は滑ることなく同一 回転速度で回動する。
【0040】 一方、上記した実施例では、装置1としてDAT用の磁気記録再生装置を示し たが、本考案はDAT以外の磁気記録再生装置についても適用しうることは勿論 である。
【0041】
【考案の効果】
上述の如く本考案によれば、第1の係合部と第2の係合部が係合することによ り、クロウスプリングにより弾性付勢されるリールクロウの移動を所定位置で規 制でき、この状態でリール台,リールクロウ,クロウスプリング等を一体化する ことができ、よってリール装置を一つの独立した部品として取り扱うことが可能 となる。
【0042】 従って、リール装置を磁気記録再生装置の組立ラインと別のラインで組み立て て、磁気記録再生装置の組立ラインでは組上がった状態のリール装置をリールシ ャフトに装着する組立方法を取ることができる。これにより、磁気記録再生装置 の組立ラインの簡単化を図ることができ、製造効率の向上を図ることができる。 また、部品管理においては組上がった状態のリール装置を管理すれば良いことに なり、従来の如くリール装置を構成する各構成部品の部品管理は不要となるため 、部品管理の簡単化も実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である磁気記録再生装置に設
けられるリール装置を拡大して示す組立断面図である。
【図2】本考案の一実施例である磁気記録再生装置に設
けられるリール装置を拡大して示す分解図である。
【図3】本考案の一実施例である磁気記録再生装置の平
面図である。
【図4】従来の磁気記録再生装置に設けられるリール装
置を拡大して示す図である。
【図5】図4に示されるリール装置の問題点を解決した
リール装置を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 装置 2 シャーシ 5 回転シリンダ 6 テープローディング機構 7 ドラムベース 12,13 ローディングベース 14,15 ガイド溝 16,17 ローディングポスト 18,19 傾斜ポール 20 リールシャフト 20a テーブル部 21 リール台 21a 支柱部 21b,25b 挿通孔 22 クラッチ部材 22a ギヤ部 23 リールキャップ 23a 係合アーム 23b 鍔部 23c 爪部 24 クロウスプリング 25 リールクロウ 25a 係合段部 25c リブ 26,27 樹脂製ワッシャ 28 スリットワッシャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着状態にあるテープカセットのリール
    と係合し、該リールを回動させることにより磁気テープ
    の走行を行わせるリール装置を具備する磁気記録再生装
    置において、 該リール装置を、 垂立した支柱部を有しており、該支柱部に形成された挿
    通孔にシャーシに垂立されたリールシャフトが挿通され
    ることにより、該リールシャフトに回転可能に軸承され
    るリール台と、 該リール台上に設けられた該支柱部に挿通状態で取り付
    けられ、該リールシャフトの軸方向に変位可能とされた
    リールクロウと、 該リールクロウを該リール台に対して離間する方向に弾
    性付勢するクロウスプリングとを有する構成とし、 かつ、該支柱部の先端部に第1の係合部を形成すると共
    に、該リールクロウに該第1の係合部と係合する第2の
    係合部を形成し、上記第1の係合部と第2の係合部が係
    合することにより、該クロウスプリングにより弾性付勢
    される該リールクロウの移動を所定位置で規制する構成
    としたことを特徴とする磁気記録再生装置。
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