JPH0555316A - プローブカード - Google Patents

プローブカード

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JPH0555316A
JPH0555316A JP3217740A JP21774091A JPH0555316A JP H0555316 A JPH0555316 A JP H0555316A JP 3217740 A JP3217740 A JP 3217740A JP 21774091 A JP21774091 A JP 21774091A JP H0555316 A JPH0555316 A JP H0555316A
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JP
Japan
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contact
probe
metal plate
probe card
connecting metal
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JP3217740A
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English (en)
Inventor
Teruo Isobe
輝雄 磯部
Nobuhiro Nishiwaki
伸宏 西脇
Tadao Iso
忠男 磯
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体集積回路装置の電気的特性を安定、か
つ、良好に検査および評価可能とする。 【構成】 半導体集積回路装置の電気的特性を検査する
際に用いるプローブカード1を構成する配線基板3に配
置された複数のコンタクトプローブ2のうち、GND用
のコンタクトプローブ2gの一群を、接続用金属板4に
よって互いに電気的に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プローブカードに関
し、特に、半導体集積回路装置の電気的特性検査に用い
るプローブカードに適用して有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の電気的特性検査に
用いる従来のプローブカードの部分断面図を図11に示
す。
【0003】プローブカード50を構成する配線基板5
1には、複数のコンタクトプローブ52が個々単独に配
置されている。コンタクトプローブ52は、筒状体53
と、接触棒54と、コイルばね55とを有している。
【0004】筒状体53は、良導電性の金属からなり、
配線基板51に穿孔されたスルーホール56に挿入さ
れ、スルーホール56内に形成された導体部57と電気
的に接続された状態で固定されている。
【0005】導体部57は、配線基板51に形成された
配線(図示せず)を通じて検査装置(図示せず)の測定
回路部と電気的に接続されている。
【0006】接触棒54は、良導電性の金属からなり、
その大半が筒状体53の内部に収容されている。接触棒
54の一端は、コイルばね55に付勢された状態で筒状
体53の外部に突出されており、検査時に被測定物の被
測定端子と接触される。
【0007】接触棒54の他端は、若干曲げられ、筒状
体53の内面と接触されており、主としてこれにより接
触棒54と筒状体53との導通が取られている。
【0008】なお、コンタクトプローブについては、例
えば特願平3−28140号に記載があり、被測定物で
ある半導体集積回路装置のリードピンを、筒状体の内部
に設けられた接触体と接触させるべく、筒状体の端部に
リードピンの挿入をガイドするガイド部を設けたコンタ
クトプローブについて説明されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コンタクト
プローブが個々単独で配線基板に配置されている上記従
来の技術においては、以下の問題があることを本発明者
は見い出した。
【0010】すなわち、従来は、コンタクトプローブが
単独で配線基板に配置されているので、個々のコンタク
トプローブにおける筒状体のリアクタンス成分が大き
く、検査に際して筒状体に流れる電流の変化等に起因し
てノイズが発生し、そのノイズによって被測定物が誤動
作する結果、被測定物の電気的特性を安定、かつ、良好
に検査および評価することができないという問題あっ
た。
【0011】このような問題は、特に、半導体集積回路
装置の動作速度の向上、実装密度の向上および寸法の縮
小等に伴い顕著になりつつある。これは、半導体集積回
路装置の動作速度の向上に伴いコンタクトプローブに流
れる電流の変化が急激になるからであり、半導体集積回
路装置の実装密度の向上や寸法の縮小に伴いコンタクト
プローブの径も細くしなければならないからである。
【0012】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的は、被測定物の電気的特性を安定、か
つ、良好に検査および評価することのできる技術を提供
することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0015】すなわち、請求項1記載の発明は、配線基
板に配置された複数のコンタクトプローブのうち、所定
のコンタクトプローブの一群を接続用導体によって電気
的に接続したプローブカードとするものである。
【0016】請求項2記載の発明は、前記接続用導体に
孔または溝を形成したプローブカードとするものであ
る。
【0017】請求項3記載の発明は、前記接続用導体の
表面に所定の金属メッキを施したプローブカードとする
ものである。
【0018】
【作用】上記した請求項1記載の発明によれば、所定の
コンタクトプローブの体積が増大したことと等価となる
ので、所定のコンタクトプローブのリアクタンス成分を
低減することができ、被測定物の電気的特性検査に際
し、所定のコンタクトプローブにおけるノイズの発生を
抑制することが可能となる。
【0019】上記した請求項2記載の発明によれば、接
続用導体の表面積が増大するので、高周波電流の流れる
領域を増やすことが可能となる。
【0020】上記した請求項3記載の発明によれば、接
続用導体とコンタクトプローブとの接触抵抗を低減する
ことができるので、所定のコンタクトプローブのリアク
タンス成分をさらに低減することが可能となる。
【0021】
【実施例1】図1は本発明の一実施例であるプローブカ
ードの要部断面図、図2は図1のプローブカードの側面
図、図3は検査時におけるプローブカードおよび被測定
物の側面図、図4は接続用導体の要部斜視図、図5〜図
7は図4の接続用導体の製造工程中における斜視図、図
8は図1のプローブカードの組立工程中における要部断
面図である。
【0022】以下、本実施例1のプローブカードを図1
〜図4によって説明する。
【0023】図2に示すように、本実施例1のプローブ
カード1は、複数のコンタクトプローブ2と、配線基板
3と、接続用金属板(接続用導体)4とを有している。
【0024】コンタクトプローブ2は、後述する被測定
物の被測定端子との導通を取るための探針であり、その
寸法は、被測定物の種類等により異なるので、一概には
言えないが、全長が、例えば2.0cm〜2.5cm程度、直径
が、例えば1.5mm〜2.0mm程度である。
【0025】コンタクトプローブ2のうちのコンタクト
プローブ2vは、被測定物の電源電圧端子との導通を取
るための探針である。また、コンタクトプローブ2s
は、被測定物の信号端子との導通を取るための探針であ
る。さらに、コンタクトプローブ2gは、被測定物のG
ND端子との導通を取るための探針である。
【0026】各コンタクトプローブ2は、図1に示すよ
うに、筒状体5と、接触棒6と、コイルばね7とを有し
ている。
【0027】筒状体5は、例えばCu等のような良導電
性の金属からなり、その表面には、例えばNi−Auメ
ッキ等のような金属メッキが施されている。
【0028】接触棒6は、例えばCu等のような良導電
性の金属からなり、その表面には、例えばNi−Auメ
ッキ等のような金属メッキが施されている。
【0029】接触棒6の大半は筒状体5の内部に収容さ
れているが、その一端はコイルばね7に付勢されて筒状
体5から突出されている。
【0030】接触棒6の突出端は、被測定物の電気的特
性検査に際し、図3に示すように、実装基板8上に実装
された被測定物である半導体集積回路装置9の被測定端
子10に接触される。図示はしないが、半導体集積回路
装置9は、ECL回路やBiC−MOS回路等のような
高速動作を行う半導体集積回路が形成された半導体チッ
プを有している。
【0031】接触棒6の他端は、図1に示すように、若
干曲げられ、筒状体5の内面に接触されており、主にこ
れによって接触棒6と筒状体5との導通が取られてい
る。
【0032】このようなコンタクトプローブ2のうち、
コンタクトプローブ2v,2sは、接続用金属板4に穿
孔された貫通孔11aおよび配線基板3に穿孔されたス
ルーホール12に挿入され、スルーホール12内の内壁
面に形成された導体部13と電気的に接続された状態で
固定されている。
【0033】ただし、コンタクトプローブ2v,2s
と、接続用金属板4とは、貫通孔11a内に設けられた
中空状の絶縁スペーサ14によって絶縁されている。
【0034】絶縁スペーサ14は、例えばフッ素樹脂等
のような高周波特性の良好な絶縁材料からなり、その厚
さは、コンタクトプローブ2とのインピーダンス整合が
取られる程度の厚さに設定されている。
【0035】一方、コンタクトプローブ2gは、接続用
金属板4に穿孔された貫通孔11bおよび配線基板3の
スルーホール12に挿入され、接続用金属板4およびス
ルーホール12内の導体部13と電気的に接続された状
態で固定されている。
【0036】すなわち、本実施例1においては、配線基
板3に配置されたコンタクトプローブ2のうち、例えば
GND用のコンタクトプローブ2gの一群が、接続用金
属板4によって互いに電気的に接続されている。
【0037】これにより、本実施例1においては、GN
D用のコンタクトプローブ2gの体積が増大したことと
等価となるので、コンタクトプローブ2gのリアクタン
ス成分を低減することが可能になっている。
【0038】したがって、本実施例1においては、半導
体集積回路装置9の電気的特性検査の際に、コンタクト
プローブ2gで発生するノイズを抑制することができ、
そのノイズに起因する半導体集積回路装置9の誤動作を
抑制することが可能となっている。
【0039】なお、各コンタクトプローブ2は、配線基
板3に形成された導体部13および配線(図示せず)を
通じて検査装置(図示せず)の測定回路部と電気的に接
続されている。
【0040】接続用金属板4は、例えばCu等のような
良導電性の金属からなり、その表面(貫通孔11a,1
1bの内面も含む)には、例えばNi−Auメッキ等の
ような金属メッキが施されている。
【0041】接続用金属板4の表面に金属メッキが施さ
れているのは、主として次の理由からである。第一は、
接続用金属板4の酸化や腐食等を抑制することが可能と
なるからである。第二は、コンタクトプローブ2gとの
接触抵抗を低減することができ、高周波特性を良好にす
ることが可能となるからである。
【0042】接続用金属板4の寸法は、被測定物の種類
等で異なるので、一概には言えないが、平面寸法が、例
えば2cm×2cm程度、厚さが、例えば1cm程度である。
【0043】また、本実施例1においては、図4に示す
ように、接続用金属板4にその上下面を貫通する複数の
貫通孔15が穿孔されている。貫通孔15の直径は、例
えば0.8mm程度である。
【0044】貫通孔15は、表皮効果を考慮して形成さ
れた孔であり、これにより、接続用金属板4の表面積が
増大するので、高周波電流の流れる領域を増やすことが
可能となっている。すなわち、接続用金属板4のリアク
タンス成分を低減することが可能となっている。なお、
本実施例1において、貫通孔15には、何も挿入されな
い。
【0045】さらに、本実施例1においては、接続用金
属板4の側面に、接続用金属板4の厚さ方向に延在する
複数の切り欠き溝16が形成されている。
【0046】切り欠き溝16は、表皮効果を考慮して形
成された溝であり、これにより、接続用金属板4の表面
積が増大するので、上記の貫通孔15と同様に、接続用
金属板4のリアクタンス成分を低減する効果がある。
【0047】次に、このようなプローブカード1の製造
方法の一例を図5〜図8により説明する。
【0048】まず、図示はしないが、例えば厚さ1cm程
度のCuからなる金属板を用意し、その所定平面位置に
その上下面を貫通する複数の貫通孔を穿孔する。これに
より、金属板に図4に示した貫通孔11a,11b,1
5を形成する。
【0049】続いて、その金属板から図5に示すような
接続用金属板4を切り出した後、図6に示すように、接
続用金属板4の側面に、切り欠き溝16を形成する。
【0050】その後、接続用金属板4の表面を清浄化し
た後、接続用導体板4に対して、例えばNiメッキおよ
びAuメッキを順に施す。
【0051】次いで、接続用金属板4を洗浄した後、図
7に示すように、接続用金属板4に穿孔された貫通孔1
1a内に、外周面に接着剤等の塗布された中空状の絶縁
スペーサ14を挿入する。
【0052】続いて、図8に示すように、配線基板3
と、接続用金属板4との位置合せを行い、双方を重ね合
わせた後、貫通孔11a,11b内にコンタクトプロー
ブ2を挿入する。
【0053】その後、半田等によりコンタクトプローブ
2と導体部12とを接合し、コンタクトプローブ2gに
おいては接続用金属板4とも接合固定して図1に示した
プローブカード1を製造する。
【0054】このように本実施例1によれば、以下の効
果を得ることが可能となる。
【0055】(1).プローブカード1を構成する配線基板
3に配置されたGND用のコンタクトプローブ2gの一
群を接続用金属板4によって互いに電気的に接続したこ
とにより、GND用のコンタクトプローブ2gの体積が
増大したことと等価となるので、コンタクトプローブ2
gのリアクタンス成分を低減することが可能となる。
【0056】このため、半導体集積回路装置9の電気的
特性検査の際に、コンタクトプローブ2gで発生するノ
イズを抑制することができるので、そのノイズに起因す
る半導体集積回路装置9の誤動作を抑制することがで
き、半導体集積回路装置9の電気的特性検査を安定、か
つ、良好に検査および評価することが可能となる。
【0057】(2).接続用金属板4に貫通孔15および切
り欠き溝16を形成したことにより、接続用金属板4の
表面積が増大するので、接続用金属板4のリアクタンス
成分を低減することが可能となる。このため、GND用
のコンタクトプローブ2gのリアクタンス成分をさらに
低減することが可能となる。
【0058】(3).接続用金属板4の表面に金属メッキを
施したことにより、接続用金属板4とコンタクトプロー
ブ2gとの接触抵抗を低減することができるので、GN
D用のコンタクトプローブ2gのリアクタンス成分をさ
らに低減することが可能となる。
【0059】
【実施例2】図9は本発明の他の実施例であるプローブ
カードの接続用導体の要部斜視図である。
【0060】以下、本実施例2のプローブカードを図9
および前記実施例1で用いた図1〜図4により説明す
る。
【0061】本実施例2のプローブカードにおいては、
図9に示すように、接続用金属板4に、例えば電源電圧
用のコンタクトプローブ2v(図1、図2参照)の一群
を互いに電気的に接続する接続用金属体(接続用導体)
4aが設けられている。
【0062】これにより、本実施例2においては、GN
D用のコンタクトプローブ2g(図1、図2参照)のリ
アクタンス成分のみならず、電源電圧用のコンタクトプ
ローブ2vのリアクタンス成分も低減することができ、
半導体集積回路装置9(図3参照)の電気的特性検査に
際してコンタクトプローブ2g,2v双方のノイズ発生
を抑制することが可能となっている。
【0063】接続用金属体4aには、その上下面を貫通
する貫通孔11c,15が穿孔されている。貫通孔11
cは、電源電圧用のコンタクトプローブ2vが挿入され
る孔である。また、貫通孔15は、前記実施例1と同
様、表皮効果を考慮して形成された孔であり、これによ
り、接続用金属体4aの表面積が増大するので、接続用
金属体4aのリアクタンス成分を低減することが可能と
なっている。
【0064】接続用金属体4aは、例えばCu等のよう
な良導電性の金属からなり、その表面(貫通孔11c,
15の内面も含む)には、例えばNi−Auメッキ等の
ような金属メッキが施されている。これにより、接続用
金属体4aと電源電圧用のコンタクトプローブ2vとの
接触抵抗を低減することが可能となっている。
【0065】接続用金属体4aと、接続用金属板4と
は、接続用金属体4aの周囲に形成された絶縁体17に
よって絶縁されている。絶縁体17は、例えば前記実施
例1の絶縁スペーサ14(図1、図4参照)と同一の絶
縁材料からなる。
【0066】このように本実施例2によれば、前記実施
例1で得られた効果の他に、以下の効果を得ることが可
能となる。
【0067】すなわち、GND用のコンタクトプローブ
2gの一群を電気的に接続する接続用金属板4に、電源
電圧用のコンタクトプローブ2vの一群を電気的に接続
する接続用金属体4aを設けたことにより、GND用の
コンタクトプローブ2gのリアクタンス成分のみなら
ず、電源電圧用のコンタクトプローブ2vのリアクタン
ス成分も低減することが可能となる。
【0068】この結果、半導体集積回路装置9の電気的
特性検査の際に、コンタクトプローブ2g,2vの双方
で発生するノイズを抑制することができるので、半導体
集積回路装置9の電気的特性検査をさらに安定、かつ、
良好に検査および評価することが可能となる。
【0069】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0070】例えば前記実施例1においては、信号用お
よび電源電圧用のコンタクトプローブと接続用金属板と
を絶縁するために両部材の間に絶縁スペーサを介在させ
た構造について説明したが、これに限定されるものでは
なく、例えばコンタクトプローブと接続用金属板との間
に両部材が接触しない程度の隙間を設ける構造としても
良いし、両部材の間に絶縁性の液体を注入し固めた構造
としても良い。
【0071】これらの場合、接続用金属板の製造に際し
て、コンタクトプローブを挿入する貫通孔内に絶縁スペ
ーサを挿入する工程が必要なくなるので、接続用金属板
の製造工程を低減することが可能となる。
【0072】また、前記実施例1においては、GND用
のコンタクトプローブの一群を接続用金属板によって互
いに電気的に接続した場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、例えば図10に示すように、
GND用のコンタクトプローブ2gの一群を接続用金属
片(接続用導体)4bによって互いに電気的に接続して
も良い。そして、この場合も、前記実施例1で説明した
ように、接続用金属片4bの表面に、コンタクトプロー
ブ2の延在方向に平行に延在する溝(図示せず)を設け
ても良い。
【0073】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるパッケ
ージングされた半導体集積回路装置の電気的特性検査に
用いるプローブカードに適用した場合について説明した
が、これに限定されず種々適用可能であり、例えば半導
体ウエハ上の半導体チップの電気的特性検査に用いる他
のプローブカードに適用することも可能である。
【0074】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0075】(1).すなわち、請求項1記載の発明によれ
ば、所定のコンタクトプローブの体積が増大したことと
等価となるので、所定のコンタクトプローブのリアクタ
ンス成分を低減することができ、被測定物の電気的特性
検査の際に、所定のコンタクトプローブにおけるノイズ
の発生を抑制することが可能となる。
【0076】このため、被測定物の電気的特性検査の際
に、ノイズに起因する被測定物の誤動作を抑制すること
ができるので、被測定物の電気的特性を安定、かつ、良
好に検査および評価することが可能となる。
【0077】(2).請求項2記載の発明によれば、接続用
導体の表面積が増大するので、高周波電流の流れる領域
を増やすことが可能となる。すなわち、接続用導体のリ
アクタンス成分を低減することができるので、所定のコ
ンタクトプローブのリアクタンス成分をさらに低減する
ことが可能となる。
【0078】(3).請求項3記載の発明によれば、接続用
導体とコンタクトプローブとの接触抵抗を低減すること
ができるので、所定のコンタクトプローブのリアクタン
ス成分をさらに低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプローブカードの要部
断面図である。
【図2】図1のプローブカードの側面図である。
【図3】検査時におけるプローブカードおよび被測定物
の側面図である。
【図4】接続用導体の要部斜視図である。
【図5】図4の接続用導体の製造工程中における斜視図
である。
【図6】図5に続く図4の接続用導体の製造工程中にお
ける斜視図である。
【図7】図6に続く図4の接続用導体の製造工程中にお
ける斜視図である。
【図8】図1のプローブカードの組立工程中における要
部断面図である。
【図9】本発明の他の実施例であるプローブカードにお
ける接続用導体の要部斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例であるプローブカードの
要部斜視図である。
【図11】従来のプローブカードの部分断面図である。
【符号の説明】
1 プローブカード 2 コンタクトプローブ 2v コンタクトプローブ 2g コンタクトプローブ 2s コンタクトプローブ 3 配線基板 4 接続用金属板(接続用導体) 4a 接続用金属体(接続用導体) 4b 接続用金属片(接続用導体) 5 筒状体 6 接触棒 7 コイルばね 8 実装基板 9 半導体集積回路装置 10 被測定端子 11a 貫通孔 11b 貫通孔 12 スルーホール 13 導体部 14 絶縁スペーサ 15 貫通孔(孔) 16 切り欠き溝(溝) 17 絶縁体 50 プローブカード 51 配線基板 52 コンタクトプローブ 53 筒状体 54 接触棒 55 コイルばね 56 スルーホール 57 導体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西脇 伸宏 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ユータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 磯 忠男 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ユータエンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板に配置された複数のコンタクト
    プローブのうち、所定のコンタクトプローブの一群を接
    続用導体によって電気的に接続したことを特徴とするプ
    ローブカード。
  2. 【請求項2】 前記接続用導体に孔または溝を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のプローブカード。
  3. 【請求項3】 前記接続用導体の表面に所定の金属メッ
    キを施したことを特徴とする請求項1または2記載のプ
    ローブカード。
  4. 【請求項4】 前記所定のコンタクトプローブが電源系
    のコンタクトプローブであることを特徴とする請求項
    1、2または3記載のプローブカード。
JP3217740A 1991-08-29 1991-08-29 プローブカード Pending JPH0555316A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010091436A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Citizen Tohoku Kk コンタクトプローブ。
JP2015038442A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 本田技研工業株式会社 電流供給装置及び半導体素子製造方法
JP2020514691A (ja) * 2016-12-16 2020-05-21 テクノプローべ ソシエタ ペル アチオニ 改善された周波数特性を有する試験ヘッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010091436A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Citizen Tohoku Kk コンタクトプローブ。
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