JPH05552U - 自動車のスピーカー取付構造 - Google Patents

自動車のスピーカー取付構造

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JPH05552U
JPH05552U JP047167U JP4716791U JPH05552U JP H05552 U JPH05552 U JP H05552U JP 047167 U JP047167 U JP 047167U JP 4716791 U JP4716791 U JP 4716791U JP H05552 U JPH05552 U JP H05552U
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speaker
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俊幸 栗原
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 自動車のリヤトレーに形成した凹部にスピー
カー装置の下部を嵌合させて固定する際に、特別のシー
ル部材を用いずにスピーカー装置と車体パネル間をシー
ルする。 [構成] 車体パネル6にクッション材9、基材10、
および表皮材11を順次積層してなるリヤトレーに凹部
12を形成し、その凹部12にスピーカー装置Sのスピ
ーカーボックス4を嵌合させ、ボルト8とナット7で前
記車体パネル6に固定する。表皮材11には複数のスリ
ット112 が放射状に形成され、このスリット112
作用で表皮材11は前記凹部12の内面に倣うように下
方に変形し、スピーカーボックス4の下面と車体パネル
6の上面間に挟まれて固定される。表皮材11はシール
部材として機能し、音漏れと振動の伝達を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体パネルの上面に表皮材を積層してなる自動車のリヤトレーに凹 部を形成し、スピーカー装置の下部を前記凹部に嵌合させた状態で車体パネルに 固定する自動車のスピーカー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のリヤトレーは車両用音響設備のスピーカー装置を取り付ける場所とし て利用されるが、そのリヤトレーとウインドウガラスとの間の空間は一般に狭小 であるため、スピーカー装置とウインドウガラスとの干渉を避けるためには、前 記スピーカー装置の下部をリヤトレーに形成した凹部に埋め込んで上方への突出 量を可及的に小さくすることが望ましい。このように、スピーカー装置の下部を リヤトレーに形成した凹部に嵌合させて車体パネルに固定するものとして、例え ば、特公昭63−30837号公報に記載されたものが公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、スピーカー装置をリヤトレーの凹部に嵌合させて固定する際に車体 パネルとの間のシールが充分に行われないと、スピーカー装置の下方から車室内 に音が漏れたり、スピーカー装置の振動が車体パネルに直接伝達される等の不都 合が発生する。このために上記公報に記載のものは、スピーカー装置と車体パネ ル間に環状にシール部材を介在させて音漏れの防止と振動の遮断を図っている。
【0004】 しかしながら、上述のようにシール部材を用いると部品点数が増えて組付工数 および製造コストが増加するだけでなく、シール部材の厚さ分だけスピーカー装 置の取付け位置が高くなり、リヤトレーの上部空間が狭められる問題がある。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、取付け位置を低く保ったまま且 つ特別のシール部材を用いることなくリヤトレーにスピーカー装置を取り付ける ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、車体パネルの上面に表皮材を積層して なる自動車のリヤトレーに凹部を形成し、スピーカー装置の下部を前記凹部に嵌 合させた状態で車体パネルに固定する自動車のスピーカー取付構造において、表 皮材に複数のスリットを放射状に形成することにより該表皮材を前記凹部の内面 に倣わせ、スピーカー装置と車体パネルとの間に前記表皮材を挟圧した状態で該 スピーカー装置を車体パネルに固定することを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1〜図4は本考案の一実施例を示すもので、図1は自動車の全体斜視図、図 2は図1の2−2線断面図、図3はスピーカー装置の取付部の分解図、図4は図 3の4−4線矢視図である。
【0009】 図1に示すように自動車Vの車室後部にはリヤシートRの上縁、ウインドウガ ラスWの下縁、および左右のリヤピラーPの下端により囲まれたリヤトレーTが 設けられ、そのリヤトレーTには左右一対のスピーカー装置Sが装着される。
【0010】 図2および図3に示すように、スピーカー装置Sは円盤状の音響振動板1とそ の下部に固定された加振器2よりなるスピーカー本体3を備える。環状の取付部 41 とその上端から半径方向外側に延びるフランジ部42 よりなる合成樹脂製の スピーカーボックス4の中央開口には、前記スピーカー本体3の加振器2が嵌合 した状態で保持されるとともに、音響振動板1の上面は前記フランジ部42 の外 周に固定された浅い皿状のスピーカーグリル5により覆われる。スピーカーボッ クス4の取付部41 の下面には後述の車体パネル6のボルト穴61 を貫通してナ ット7に螺合する3本のボルト8が埋め込まれる。
【0011】 リヤトレーTは鋼板製の車体パネル6の上面にクッション材9、基材10、お よび表皮材11の3種類のシートを順次積層した4重構造を備える。車体パネル 6には加振器2の下端が遊嵌する円形の開口62 が形成され、その上部に積層さ れるクッション材9と基材10にはスピーカーボックス4が遊嵌する円形の開口 91 ,101 がそれぞれ形成される。そして、前記基材10の開口101 、クッ ション材9の開口91 、および車体パネル6の段部63 により、リヤトレーTの 上面にスピーカーボックス4が嵌合する凹部12が形成される。
【0012】 図3および図4から明らかなように、表皮材11は表面に繊維質の毛足を有す る植毛シートより構成される。表皮材11には前記車体パネル6の開口62 に重 なる位置に略円形の穴111 を備え、その穴111 の周囲には10本のスリット 112 と3本の切欠き113 が放射状に形成される。3本の切欠き113 の位置 はスピーカーボックス4の取付部41 の下面から下向きに突出する3本のボルト 8の位置に対応している。なお、前記ボルト8が円周方向に不等間隔に配置され ているのは、スピーカー装置Sの取付角度を一定に保つためである。
【0013】 而して、上記スピーカー装置Sを自動車VのリヤトレーTの凹部12に装着す るには、スピーカーボックス4の下面に埋め込んだ3本のボルト8を表皮材11 の3個の切欠き113 を介して車体パネル6のボルト穴61 を貫通させ、下方か らナット7で締め付ければ良い。このとき、前記表皮材11は放射状に形成した 複数のスリット112 の作用で下向きに彎曲して凹部12の内面に容易に追随し 、その穴111 の周縁部が車体パネル6の開口62 の周囲とスピーカーボックス 4の取付部41 の下面との間に挟まれて固定される。これと同時に、スピーカー ボックス4のフランジ部42 の下面は表皮材11のスリット112 の外周よりも 外側部分を上方から押圧し、クッション材9と基材10を車体パネル6との間に 挟圧固定する。
【0014】 上述のように、スピーカー装置Sのスピーカーボックス4は、その取付部41 の下面とフランジ部42 の下面とが表皮材11の上面に当接し、柔軟な植毛シー トよりなる表皮材11の弾性によってシール機能が発揮される。その結果、特別 のシール材を用いることなく、スピーカー装置Sから下方に漏れる音が車室内に 回り込むことを防止し、併せてスピーカー装置SからリヤトレーTへの振動の伝 達を防止することができる。しかも、表皮材11は通常のシール部材に比べてそ の厚さが薄いため、前記表皮材11を介在させたことによりスピーカー装置Sの 取付位置が極端に高くなることはなく、ウインドウガラスWとの干渉を回避する ことができる。
【0015】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく、種々の 小設計変更を行うことが可能である。
【0016】 例えば、表皮材11の材質は実施例の植毛シートに限定されず、不織布や合成 樹脂シート等の適宜の材質を選択することができる。また、表皮材11のスリッ ト112 の本数や形状は適宜変更可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案の特徴によれば、車体パネルの上面に積層される表皮材に 複数のスリットを放射状に形成し、その表皮材をリヤトレーの凹部に倣わせるこ とによりスピーカー装置と車体パネルとの間に介在させているので、特別のシー ル部材を設けることなく前記表皮材をスピーカー装置と車体パネル間のシール部 材として利用し、スピーカー装置の下部からの音漏れやスピーカー装置から車体 パネルへの振動の伝達を効果的に防止することができる。しかも、表皮材は厚さ が薄いためにスピーカー装置の取付位置が高くなることがなく、そのスピーカー 装置の上部空間を充分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の全体斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】スピーカー装置の取付部の分解図
【図4】図3の4−4線矢視図
【符号の説明】
6・・・・車体パネル 11・・・表皮材 112 ・・スリット 12・・・凹部 S・・・・スピーカー装置 T・・・・リヤトレー

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車体パネル(6)の上面に表皮材(1
    1)を積層してなる自動車のリヤトレー(T)に凹部
    (12)を形成し、スピーカー装置(S)の下部を前記
    凹部(12)に嵌合させた状態で車体パネル(6)に固
    定する自動車のスピーカー取付構造において、表皮材
    (11)に複数のスリット(112 )を放射状に形成す
    ることにより該表皮材(11)を前記凹部(12)の内
    面に倣わせ、スピーカー装置(S)と車体パネル(6)
    との間に前記表皮材(11)を挟圧した状態で該スピー
    カー装置(S)を車体パネル(6)に固定することを特
    徴とする、自動車のスピーカー取付構造。
JP1991047167U 1991-06-21 1991-06-21 自動車のスピーカー取付構造 Expired - Lifetime JP2566673Y2 (ja)

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JPH05552U true JPH05552U (ja) 1993-01-08
JP2566673Y2 JP2566673Y2 (ja) 1998-03-30

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JP2011244104A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Toyota Boshoku Corp 車載用スピーカ装置
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