JPH0555283B2 - - Google Patents

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JPH0555283B2
JPH0555283B2 JP62011170A JP1117087A JPH0555283B2 JP H0555283 B2 JPH0555283 B2 JP H0555283B2 JP 62011170 A JP62011170 A JP 62011170A JP 1117087 A JP1117087 A JP 1117087A JP H0555283 B2 JPH0555283 B2 JP H0555283B2
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JP
Japan
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slurry
film
cellular concrete
lightweight cellular
paint
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JP62011170A
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Hideo Kabetani
Takeyuki Tanaka
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Misawa Homes Co Ltd
NOF Corp
Misawa Ceramics Corp
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
NOF Corp
Misawa Ceramics Corp
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は軽量気泡コンクリートの製造方法に関
し、特に軽量気泡コンクリート表面上への皮膜層
の形成方法の改良に関する。 〔従来の技術〕 軽量気泡コンクリートは、型枠に軽量気泡コン
クリートとすべきスラリーを注入し、スラリーが
凝固した後、これを型枠から取り出し、オートク
レーブ養生して製造される。一般に軽量気泡コン
クリートには、水が軽量気泡コンクリート中へ侵
入するのを防ぐ目的で表面に皮膜層が形成され
る。 この軽量気泡コンクリート表面に皮膜層を形成
する方法として、従来、次の1),2)が知られ
ている。 1 軽量気泡コンクリート表面に常温硬化型の塗
料、例えば、エポキシ樹脂塗料、ウレタン樹脂
塗料や常温乾燥型の塗料、例えば、ラツカー塗
料、エマルジヨン塗料等を塗装する。 2 特開昭53−127521号公報に記載されているよ
うに、熱可塑性フイルムまたは熱可塑性樹脂を
予め型枠に被覆しておき、その後にスラリーを
注入し、スラリーが凝固した後、この凝固した
スラリーをオートクレーブ中で養生する。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、1)の問題点としては気泡や穴が多い
軽量気泡コンクリートの表面に前記塗料を塗装す
るため、塗装塗膜が均一になりにくく、また、皮
膜に穴ができる場合が多くなり完全な連続皮膜を
形成することが難しいため、透水性、付着性に安
定した性能が得にくい。 一方、2)の軽量気泡コンクリートパネルの製
造方法においては、高温、高圧で養生するため、
ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂
フイルムは溶融して含浸吸着し、防水皮膜層を形
成するため、付着性が劣るという問題点がある。
また、熱可塑性樹脂は高温、高圧下では溶融、含
浸するが、連続皮膜が形成されにくいという問題
点もある。 本発明は、軽量気泡コンクリートの製造方法に
関し、特に軽量気泡コンクリート表面に皮膜層を
形成するにあたり、表面外観性に優れ、透水性を
著しく低減させるとともに付着性を向上させるこ
とを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 従来、気泡や穴の多い軽量気泡コンクリート表
面に防水のため常温硬化型の塗料や常温乾燥型の
塗料を塗装しているが、塗料の表面張力によつて
成膜しない部分や均一な皮膜とならない部分がで
きる。そのため、透水性、付着性の部分的なムラ
となる。透水性を低減し、付着性を安定にするた
めには均一な皮膜で軽量気泡コンクリート表面を
覆うことが必要である。そのためには、軽量気泡
コンクリートとなるべきスラリーの凝固体に連続
した熱硬化性樹脂皮膜を付着させることにより問
題点を解決することを見出し、本発明を完成し
た。 すなわち、本発明は、型枠の内部に熱硬化性樹
脂を塗装して、軽量気泡コンクリートのスラリー
を注入し、スラリーが凝固した後、型枠から熱硬
化性樹脂皮膜とともに凝固したスラリーを取り出
し、この取り出された凝固スラリーをオートクレ
ーブ養生し、このオートクレーブ養生において前
記凝固スラリーとともに前記熱硬化性樹脂皮膜を
硬化させることを特徴とする軽量気泡コンクリー
トの製造方法である。 本発明で使用する熱硬化性樹脂としては、主剤
として、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリルメ
ラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ
樹脂、フエノール樹脂、ポリエステル樹脂、エポ
キシエステル樹脂等、これらの硬化剤として、例
えば、アルキル化メラミン樹脂、イソシアネート
化合物、アミン化合物、酸無水物、ポリアミド化
合物等が用いられ、これらの組み合わせやこれら
を水溶性化した水溶性の熱硬化性樹脂等が挙げら
れる。 本発明で使用される前述の熱硬化性樹脂は、通
常の熱硬化性塗料に用いられる二酸化チタン、カ
ーボンブラツク、酸化鉄、黄鉛等の無機顔料;シ
アニンブルー、シアニングリーン等の有機顔料;
アルミニウム粉、銅粉等の金属粉末;硫酸バリウ
ム、タルク、マイカ等の体質顔料;顔料分散剤、
レベリング剤、沈降防止剤、消泡剤等の添加剤お
よび溶剤等を加えて熱硬化性塗料とすることがで
きる。 熱硬化性樹脂あるいは熱硬化性塗料を、シンナ
ーにより塗装粘度(フオードカツプ#4で室温中
5〜30秒)に希釈してスプレー塗装、ハケ塗り、
流し塗り等の塗装方法により、鉄製、プラスチツ
ク製等の第1図の型枠1に硬化皮膜の膜厚が10〜
1000μmになるよう塗装する。室温で5〜60分放
置して、第1図の熱硬化性樹脂皮膜2が形成され
た後、軽量気泡コンクリートを製造する際に使用
されるセメント、珪石粉末、水、添加剤、気泡剤
等からなる第1図のスラリー3を注入して室温に
て20〜60分放置して固化成型させる。これを脱型
した後、160℃〜200℃のオートクレーブ中で4〜
16時間養生を行つて軽量気泡コンクリートが製造
される。このオートクレーブ中の熱によつて熱硬
化性樹脂皮膜が硬化して連結皮膜となるため軽量
気泡コンクリート表面に均一な連続皮膜層が形成
される。 ここにおいて、塗着粘度が5秒未満では薄すぎ
て十分な皮膜を形成できず、一方、30秒を越える
と塗装が極めて困難となる。また、硬化皮膜の膜
厚が10μm未満では十分な防水を得られず、かつ、
表面への凹凸模様の形成が困難となり、一方、
1000μmを越えると脱型が困難になる。さらに、
オートクレーブの温度および時間は、160℃,4
時間未満では皮膜の形成およびコンクリートの養
生が行えず、一方、200℃,16時間以上では皮膜
が破壊され、透水性を損つたり、コンクリート強
度の低下を招来したりする。 〔作用〕 型枠1の内部に予め熱硬化性樹脂を塗装して三
次元構造の橋かけ構造を有する熱硬化性樹脂皮膜
2を形成する。スラリー3を注入後脱型して高
温、高圧下で養生する際に皮膜が熱硬化し、発泡
部の中に食い込む。この現象によつて軽量気泡コ
ンクリートに強力に付着する。従来用いられてい
る熱可塑性樹脂は三次元構造がないので、熱溶融
して軽量気泡コンクリートに入り過ぎるため皮膜
の厚さにムラができるが、本発明に用いられる熱
硬化性樹脂は三次元構造を有するため、軽量気泡
コンクリートに一部食い込み、表面に均一な連続
皮膜を形成するので透水性が著しく改良された軽
量気泡コンクリートを得ることができる。 〔実施例〕 以下、実施例、比較例により本発明を詳細に説
明する。 実施例 1; ポリプロピレン製の第1図の型枠1の内側に、
熱硬化性アクリルメラミン樹脂塗料(ベルコート
No.1000白:日本油脂(株)製)を所定シンナー(ベル
コートNo.1000シンナー:日本油脂(株)製)を用いて
フオードカツプ#4で20秒(25℃)に希釈し、ス
プレー塗装して室温に30分放置後、型枠1の内側
の底面部と側面部に50μmの第1図の熱硬化性樹
脂皮膜2を形成した。次いでその中に下記組成の
第1図のスラリー3を注入し、室温にて30分放置
した。スラリーが凝固してから、底面と側面に樹
脂皮膜2が付着したスラリー3を脱型し、高温
(180℃)、高圧(10気圧)下で8時間養生して、
軽量気泡コンクリートを作成し性能試験を行つ
た。性能試験結果を表−1に示す。 ポルトランドセメント 50重量部 珪石粉末 50重量部 アルミナセメント 5重量部 水 50重量部 合成高分子多価金属塩 1重量部 (パフオームEPM−1:花王石鹸(株)製) 実施例 2; 熱硬化性ポリウレタン樹脂塗料(ウレタンNo.
1000白:日本油脂(株)製)を所定シンナー(ウレタ
ンシンナー:日本油脂(株)製)を用いてフオードカ
ツプ#4で20秒(25℃)に希釈し、スプレー塗装
により実施例1と同様に乾燥膜厚50μmの熱硬化
製樹脂皮膜を形成し、実施例1と同様のスラリー
を注入して軽量気泡コンクリートを作成し性能試
験を行つた。性能試験結果を表−1に示す。 実施例 3; 熱硬化性水性アクリルメラミン樹脂塗料(アク
アNo.7100白:日本油脂(株)製)を水にて実施例1と
同様にフオードカツプ#4で20秒(25℃)に希釈
し、実施例1と同様に軽量気泡コンクリートを作
成し、性能試験を行つた。性能試験結果を表−1
に示す。 実施例 4; 熱硬化性エポキシ樹脂塗料(エビコNo.1500白:
日本油脂(株)製)を用いてフオードカツプ#4で20
秒(25℃)に希釈し、実施例1と同様に軽量気泡
コンクリートを作成し、性能試験を行つた。性能
試験結果を表−1に示す。 比較例 1: ポリプロピレン製の第1図の型枠1上に実施例
1と同様の第1図のスラリー3を注入し、室温に
30分放置した。スラリーが凝固してから脱型し、
高温(180℃)、高圧(10気圧)下で8時間養生し
た。次いで表面に常温硬化型のエポキシ樹脂塗料
(エビコシーラー白:日本油脂(株)製)を所定シン
ナー(エビコシンナー:日本油脂(株)製)を用いて
フオードカツプ#4で20秒(25℃)に希釈して流
し塗りし、20℃で24時間放置乾燥して、硬化皮膜
厚50μmを有する軽量気泡コンクリートを作成し、
性能試験を行つた。性能試験結果を表−1に示
す。 比較例 2; 型枠に熱可塑性アクリル樹脂塗料(アクライト
No.500白:日本油脂(株)製)を用いてフオードカツ
プ#4で20秒(25℃)に調整し、スプレー塗装
し、20℃で24時間放置して、50μmの熱可塑性樹
脂皮膜を形成した。次いで、実施例1と同様のス
ラリーを注入し、室温にて30分放置した。スラリ
ー3を凝固してから脱型し、室温(180℃)、高圧
(10気圧)下で8時間養生して軽量気泡コンクリ
ートを作成し、性能試験を行つた。性能試験結果
を表−1に示す。 比較例 3; 型枠中に熱可塑性樹脂のポリエチレンフイルム
(厚さ0.3mm)を被覆し、その上に実施例1と同様
のスラリーを注入し、実施例1と同様にして軽量
気泡コンクリートを作成し、性能試験を行つた。
性能試験結果を表−1に示す。 前記実施例、比較例の性能試験結果は、下記表
−1の通りである。
〔発明の効果〕
本発明の熱硬化性樹脂を型枠に塗装し、その上
にスラリーを注入し、凝固後、型枠から熱硬化樹
脂性皮膜ごと脱型した後、この凝固スラリーをオ
ートクレーブにて養生することによつて、表面
外観性の優れた軽量気泡コンクリートが得られ、
また、透水しない、熱硬化性樹脂皮膜の付着性
の良い軽量気泡コンクリートが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の軽量気泡コンクリートになる
スラリーを注入したときの断面図である。 1……型枠、2……熱硬化性樹脂皮膜、3……
スラリー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 型枠の内部に熱硬化性樹脂を塗装して、軽量
    気泡コンクリートのスラリーを注入し、スラリー
    が凝固した後、型枠から熱硬化性樹脂皮膜ととも
    に凝固したスラリーを取り出し、この取り出され
    た凝固スラリーをオートクレーブ養生し、このオ
    ートクレーブ養生において前記凝固スラリーを硬
    化させるとともに、前記熱硬化性樹脂皮膜を高圧
    で凝固スラリーに強力に付着させ、高温で硬化さ
    せることを特徴とする軽量気泡コンクリートの製
    造方法。
JP1117087A 1987-01-20 1987-01-20 軽量気泡コンクリ−トの製造方法 Granted JPS63178004A (ja)

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JPS63178004A JPS63178004A (ja) 1988-07-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03183673A (ja) * 1989-12-11 1991-08-09 Misawa Homes Co Ltd 軽量気泡コンクリート成形品及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617618U (ja) * 1979-07-19 1981-02-16
JPS5822119A (ja) * 1981-08-03 1983-02-09 株式会社ライム 化粧コンクリ−ト材の成形方法

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