JPH055512A - 焼却炉の燃焼制御装置 - Google Patents

焼却炉の燃焼制御装置

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JPH055512A
JPH055512A JP15653391A JP15653391A JPH055512A JP H055512 A JPH055512 A JP H055512A JP 15653391 A JP15653391 A JP 15653391A JP 15653391 A JP15653391 A JP 15653391A JP H055512 A JPH055512 A JP H055512A
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Yoshiaki Takahata
義明 高畠
Fuminori Imamura
文典 今村
Koichi Onyuda
浩一 鬼生田
Yoshiro Inoue
芳郎 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼帯での被燃焼物の攪拌作用と搬送作用と
を同一のストーカを用いて各別に実現する。 【構成】 設定ストロークで往復作動して被燃焼物を押
し出し搬送する搬送部材Sと、前記搬送部材Sの下方か
ら燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給手段19と、前
記搬送部材S上の被燃焼物の燃焼状態を検出する燃焼状
態検出手段15と、前記燃焼状態検出手段15により検
出された燃焼状態に基づき被燃焼物が適正燃焼状態とな
るように前記搬送部材Sの作動を制御する搬送制御手段
18bとを備えた焼却炉の燃焼制御装置であって、前記
搬送制御手段18bを、前記燃焼状態検出手段により検
出された燃焼状態に基づき前記搬送部材Sの設定ストロ
ークを可変に設定作動させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設定ストロークで往復
作動して被燃焼物を押し出し搬送する搬送部材と、前記
搬送部材の下方から燃焼用空気を供給する燃焼用空気供
給手段と、前記搬送部材上の被燃焼物の燃焼状態を検出
する燃焼状態検出手段と、前記燃焼状態検出手段により
検出された燃焼状態に基づき被燃焼物が適正燃焼状態と
なるように前記搬送部材の作動を制御する搬送制御手段
とを備えた焼却炉の燃焼制御装置に関し、例えば都市ゴ
ミ用の焼却炉の燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送制御手段は、前記燃焼状態検
出手段により検出された燃焼状態に基づき、一定の最大
ストロークのもとで前記搬送部材の作動速度を可変に駆
動制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
例えば前記燃焼状態検出手段により検出された燃焼状態
がゴミ過多により燃えにくくなっている場合、燃焼を促
進するために、前記搬送部材上の被燃焼物と下方の燃焼
用空気供給手段から送られる燃焼用空気との攪拌を活発
にする一方、完全に燃焼するまで被燃焼物の搬送を抑え
る必要があるが、前記搬送部材の作動速度を低下させて
も未燃ゴミが未燃のままで下流に搬送されてしまうとい
う欠点があった。本発明の目的は上述した従来欠点を解
消する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明による焼却炉の燃焼制御装置の特徴構成は、搬送
制御手段を、前記燃焼状態検出手段により検出された燃
焼状態に基づき前記搬送部材の設定ストロークを可変に
設定作動させるように構成してあることにある。
【0005】
【作用】駆動制御手段は、前記燃焼状態検出手段により
検出された燃焼状態に基づき、前記搬送部材上における
被焼却物の搬送作用を強化すべきか、或いは被焼却物の
搬送作用を抑えながらも燃焼空気を混入するための攪拌
作用を維持すべきかを判断して、前記搬送部材のストロ
ークを可変に制御する。つまり、前記搬送部材のストロ
ークを大とすると搬送作用が強くなり、前記搬送部材の
ストロークを少とすると搬送作用が殆ど消失して攪拌作
用のみ残る点に着目して、前者の場合には被燃焼物に対
する搬送力を前記搬送部材のストロークを大に、後者の
場合には前記搬送部材のストロークを小に設定する。例
えば、前記燃焼状態検出手段により検出された燃焼状態
がゴミ過多により燃えにくくなっている場合には、前記
搬送部材のストロークを小に設定して搬送力を低下させ
ながらも攪拌作用を維持するのである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、従来の焼却路の機械的
構成を何ら変更することなく、搬送部材上における被焼
却物の搬送作用を低下させて、燃焼用空気の混入のため
の攪拌作用を維持することができるので、ゴミ過多によ
り燃えにくくなっている場合であっても効果的な対応を
行うことが可能になった。
【0007】
【実施例】以下に実施例を説明する。都市ゴミ用の焼却
炉は、図1に示すように、ゴミを焼却する燃焼室2にゴ
ミを収容するホッパ3と燃焼済の灰を集める灰ピット4
等を設けて構成してある。前記ホッパ3の下部には、投
入用の油圧シリンダ(図示せず)による往復駆動で前記
燃焼室2にゴミを押し出し投入するプッシャ5を設けて
ある。前記燃焼室2は、前記プッシャ5により投入され
たゴミを乾燥させ着火点近傍温度まで加熱する乾燥帯6
と、乾燥ゴミを燃焼させる燃焼帯7と、その燃焼帯7で
燃焼したゴミを灰化する後燃焼帯8とを上方から下方に
段階的に配置して構成してあり、それぞれの底部に搬送
用の油圧シリンダC1,C2,C3で斜め上下方向に摺
動させてゴミを攪拌しながら前記灰ピット4方向へ搬送
する搬送部材Sとしてのストーカ手段2a,2b,2c
を設けてある。前記後燃焼帯8で灰化したゴミは灰押し
出し装置10に落下し、灰出しコンベア11により前記
灰ピット4に搬送集積される。前記燃焼室2下部には、
送風機16と、その送風機16により送られた加熱空気
を乾燥・燃焼用の空気として前記燃焼室2に供給する供
給路17と、前記乾燥帯6、燃焼帯7、後燃焼帯8に向
けて各別に供給量を調節するダンパとからなる燃焼用空
気供給手段19を設けてある。前記燃焼室2で発生した
燃焼ガスは、排熱ボイラ12によって発電機13のエネ
ルギィとして利用すべく熱エネルギィが蒸気の形で取り
出され場外に供給され、電気集塵機等からなる排ガス処
理設備14によりばいじんや有害ガスを除去して排気さ
れる。前記焼却炉には、後述の燃焼制御装置18で用い
られる燃焼状態をモニタするための燃焼状態検出手段1
5としての温度センサやガスセンサ等を設けてある。
【0008】前記ストーカ手段2a,2b,2cは、図
2に示すように、固定フレーム20と可動フレーム21
に、それぞれ複数の火格子22を搬送方向に仰角約20
°で交互に配設して構成してあり、前記油圧シリンダC
1,C2,C3で各可動フレーム21を往復駆動するこ
とで、前記可動フレーム21に配設された火格子20を
前記固定フレーム20に配設された火格子22に対して
斜め上方に摺動させて、火格子22の先端部分の被焼却
物を押し上げ攪拌しながら前記灰ピット4方向へ搬送す
る。前記可動フレーム21には、前記固定フレーム20
に対する相対位置を検出するポテンショメータ(図示せ
ず)を設けてあり、前記可動フレーム21に配設された
火格子20の前記固定フレーム20に配設された火格子
20に対する摺動位置即ちストローク、及び摺動速度を
検出する搬送状態検出手段を構成してある。前記焼却炉
には、前記燃焼状態検出手段15により検出された燃焼
状態に基づき被燃焼物が適正燃焼状態となるように、前
記プッシャ5による被燃焼物たるゴミの投入速度を制御
する投入制御手段18aと、前記搬送部材Sの作動を制
御する搬送制御手段18b、前記搬送部材Sの下方から
の燃焼用空気の供給量をダンパ開度の変更により制御す
る空気供給制御手段18c等を備えた燃焼制御装置18
を設けてある。前記搬送制御手段18bは、前記燃焼状
態検出手段15により検出された燃焼状態に基づき前記
搬送部材の設定ストロークを可変に設定作動させるもの
で、燃焼状態が、前記燃焼帯7でのゴミ量が大で充分な
燃焼温度に達していないゴミ過多状態では、最大ストロ
ークの約半分のストロークに設定して前記ポテンショメ
ータで検出されるストロークをモニターしながら往復作
動させ、前記燃焼帯7でのゴミ量が過不足なく充分な燃
焼温度を維持している適正状態では、最大ストロークに
設定して前記ポテンショメータで検出されるストローク
をモニターしながら往復作動させる。
【0009】以下に別実施例を説明する。先の実施例で
は、前記搬送制御手段18bを、前記燃焼帯7でのゴミ
量が大で充分な燃焼温度に達していないゴミ過多状態で
は、最大ストロークの約半分のストロークに設定するも
のを説明したが、設定値はこれに限定するものではなく
任意であり、最大ストロークの20%に設定してもよい
し、燃焼状態の悪化の程度に応じて可変に設定してもよ
い。先の実施例では、前記搬送制御手段18bによるス
トロークの可変設定を、乾燥帯6、燃焼帯7、後燃焼帯
8の全てに同様に行っているが、ストロークは各燃焼帯
毎に可変に設定してもよい。先の実施例では、前記搬送
制御手段18bによる搬送速度の制御について、前記火
格子20に対する摺動速度に言及していないが、前記ポ
テンショメータにより得られる摺動速度に基づき可変に
制御することも合わせて採用してもよい。例えば、ゴミ
過多状態では最大ストロークの約半分のストロークに設
定しながらその程度が重ければ摺動速度を大に、程度が
軽ければ摺動速度を小に設定することできめ細かい制御
ができる。ストロークの可変と摺動速度の可変を組み合
わせてもよい。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼却炉の構成図
【図2】搬送部材の斜視図
【符号の説明】
15 燃焼状態検出手段 18b 搬送制御手段 19 燃焼用空気供給手段 S 搬送部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 芳郎 東京都中央区日本橋室町3丁目3番2号 株式会社クボタ東京本社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 設定ストロークで往復作動して被燃焼物
    を押し出し搬送する搬送部材(S)と、前記搬送部材
    (S)の下方から燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給
    手段(19)と、前記搬送部材(S)上の被燃焼物の燃
    焼状態を検出する燃焼状態検出手段(15)と、前記燃
    焼状態検出手段(15)により検出された燃焼状態に基
    づき被燃焼物が適正燃焼状態となるように前記搬送部材
    (S)の作動を制御する搬送制御手段(18b)とを備
    えた焼却炉の燃焼制御装置であって、前記搬送制御手段
    (18b)を、前記燃焼状態検出手段により検出された
    燃焼状態に基づき前記搬送部材(S)の設定ストローク
    を可変に設定作動させるように構成してある焼却炉の燃
    焼制御装置。 【請求項2】 設定ストロークで往復作動して被燃焼物
    を押し出し搬送する搬送部材(S)と、前記搬送部材
    (S)の下方から燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給
    手段(19)とを備えた焼却炉の燃焼制御装置であっ
    て、前記設定ストロークを可変に調節自在とする焼却炉
    の燃焼制御装置。
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