JPH055500A - 自動車用ウオータポンプ - Google Patents
自動車用ウオータポンプInfo
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- JPH055500A JPH055500A JP3203126A JP20312691A JPH055500A JP H055500 A JPH055500 A JP H055500A JP 3203126 A JP3203126 A JP 3203126A JP 20312691 A JP20312691 A JP 20312691A JP H055500 A JPH055500 A JP H055500A
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- JP
- Japan
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- main body
- bearing
- synthetic resin
- water pump
- automobile
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/04—Shafts or bearings, or assemblies thereof
- F04D29/046—Bearings
- F04D29/047—Bearings hydrostatic; hydrodynamic
- F04D29/0473—Bearings hydrostatic; hydrodynamic for radial pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/02—Selection of particular materials
- F04D29/026—Selection of particular materials especially adapted for liquid pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/04—Shafts or bearings, or assemblies thereof
- F04D29/046—Bearings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸受けをはめ込む際に合成樹脂製の本体が破
損しない。振動などにより軸受けが本体から抜けない。 【構成】 合成樹脂製の自動車用ウォータポンプの本体
1の軸受けを挿入する部分2に筒部4を一体成形して装
着する。筒部4に軸受け3をはめ込む。筒部4を軸受け
3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有す
る材料より形成する。筒部4によって軸受け3のはめ込
み時の応力が本体1に作用するのを低減する。
損しない。振動などにより軸受けが本体から抜けない。 【構成】 合成樹脂製の自動車用ウォータポンプの本体
1の軸受けを挿入する部分2に筒部4を一体成形して装
着する。筒部4に軸受け3をはめ込む。筒部4を軸受け
3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有す
る材料より形成する。筒部4によって軸受け3のはめ込
み時の応力が本体1に作用するのを低減する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のラジエターの
冷却水を循環させるために用いるウォータポンプに関す
るものである。
冷却水を循環させるために用いるウォータポンプに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のウォータポンプにあっては
軸受け以外の本体部分を鋳造あるいは合成樹脂の射出成
形により形成し、中央部の軸受けを挿入する部分に軸受
けを焼ばめ、あるいは圧入することにより構成してい
た。図8乃至図10には従来例の自動車用ウォータポン
プの本体1の構造を概略的に示してある。本体1は合成
樹脂により形成してあり、本体1の略中央部の軸受けを
挿入する部分2には軸受け3が焼きばめにより嵌め込ん
である。図中10は軸である。
軸受け以外の本体部分を鋳造あるいは合成樹脂の射出成
形により形成し、中央部の軸受けを挿入する部分に軸受
けを焼ばめ、あるいは圧入することにより構成してい
た。図8乃至図10には従来例の自動車用ウォータポン
プの本体1の構造を概略的に示してある。本体1は合成
樹脂により形成してあり、本体1の略中央部の軸受けを
挿入する部分2には軸受け3が焼きばめにより嵌め込ん
である。図中10は軸である。
【0003】また、従来のウォータポンプにあっては軸
受け以外の本体部分を鋳造あるいは合成樹脂の射出成形
により形成するに当たり、本体1をエンジンに取付ける
ために、本体1下部に取付け用の鍔部13を鋳造あるい
は合成樹脂で形成していた。そして、この鍔部13から
六角ボルト等の取付け用ボルトを挿入してエンジン側に
設けたねじ孔に螺合して取付けていた。図8、図9には
従来例の自動車用ウォータポンプのボルト締め用の鍔部
の構造を概略的に示してあり、本体1の下部のボルト締
め用の鍔部13にはボルト14を設けてある。
受け以外の本体部分を鋳造あるいは合成樹脂の射出成形
により形成するに当たり、本体1をエンジンに取付ける
ために、本体1下部に取付け用の鍔部13を鋳造あるい
は合成樹脂で形成していた。そして、この鍔部13から
六角ボルト等の取付け用ボルトを挿入してエンジン側に
設けたねじ孔に螺合して取付けていた。図8、図9には
従来例の自動車用ウォータポンプのボルト締め用の鍔部
の構造を概略的に示してあり、本体1の下部のボルト締
め用の鍔部13にはボルト14を設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例において軽量化を目指した合成樹脂製の本体1に軸受
け3を焼きばめすると、焼きばめ時あるいは使用時に合
成樹脂製の本体1の軸受け3を保持している部分から亀
裂が生じて破損してしまうという可能性があり、ここ
で、焼ばめ代を小さく取り、破損が生じない程度の焼き
ばめを行うと振動などにより軸受け3が合成樹脂製の本
体1から抜けてしまうという問題がある。
例において軽量化を目指した合成樹脂製の本体1に軸受
け3を焼きばめすると、焼きばめ時あるいは使用時に合
成樹脂製の本体1の軸受け3を保持している部分から亀
裂が生じて破損してしまうという可能性があり、ここ
で、焼ばめ代を小さく取り、破損が生じない程度の焼き
ばめを行うと振動などにより軸受け3が合成樹脂製の本
体1から抜けてしまうという問題がある。
【0005】また、軽量化を目指した合成樹脂製の本体
1のボルト締め用の鍔部13のボルト孔14に、取付け
用のボルトを挿入して締め付け荷重を与えると、締め付
け時、あるいは使用時に合成樹脂製の本体1の歪みや変
形あるいは振動により取付け用のボルトが外れる可能性
があり、逆にこれを防ぐために大きな締め付け荷重を与
えると、合成樹脂による締め付け部が破損したり、ある
いは過度の変形を本体1に与えるという問題がある。
1のボルト締め用の鍔部13のボルト孔14に、取付け
用のボルトを挿入して締め付け荷重を与えると、締め付
け時、あるいは使用時に合成樹脂製の本体1の歪みや変
形あるいは振動により取付け用のボルトが外れる可能性
があり、逆にこれを防ぐために大きな締め付け荷重を与
えると、合成樹脂による締め付け部が破損したり、ある
いは過度の変形を本体1に与えるという問題がある。
【0006】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、合成樹
脂製の本体に軸受けが安定して固定され、また合成樹脂
製の本体が破損する恐れがなく、更に、振動などにより
軸受けが抜けることがないようにすることを第1の目的
とし、併せて、合成樹脂製の本体がエンジンに安定して
固定され、また合成樹脂製の本体が破損する恐れがな
く、更に、振動などにより本体がエンジンから外れるこ
とがない自動車用ウォータポンプを提供するにある。
明したものであって、その目的とするところは、合成樹
脂製の本体に軸受けが安定して固定され、また合成樹脂
製の本体が破損する恐れがなく、更に、振動などにより
軸受けが抜けることがないようにすることを第1の目的
とし、併せて、合成樹脂製の本体がエンジンに安定して
固定され、また合成樹脂製の本体が破損する恐れがな
く、更に、振動などにより本体がエンジンから外れるこ
とがない自動車用ウォータポンプを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の自動車用ウォータポンプは、合成樹脂を主な
材料とする自動車用ウォータポンプの本体1の軸受けを
挿入する部分2に軸受け3と本体1を構成する合成樹脂
との中間の弾性率を有する材料よりなる円筒形の筒部4
を一体成形により装着して自動車用ウォータポンプの軸
受け部の構造を構成したものである。
に本発明の自動車用ウォータポンプは、合成樹脂を主な
材料とする自動車用ウォータポンプの本体1の軸受けを
挿入する部分2に軸受け3と本体1を構成する合成樹脂
との中間の弾性率を有する材料よりなる円筒形の筒部4
を一体成形により装着して自動車用ウォータポンプの軸
受け部の構造を構成したものである。
【0008】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分2に軸
受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を
有する材料よりなる円筒形で且つ一部に鍔部5を設けた
筒部4を一体成形により装着して自動車用ウォータポン
プの軸受け部の構造を構成してもよい。更に、また、合
成樹脂を主な材料とする自動車用ウォータポンプの本体
1の軸受けを挿入する部分2に軸受け3と本体1を構成
する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料よりなる外
周部に軸方向に沿った凸部6を有する円筒形の筒部4を
一体成形により装着して自動車用ウォータポンプの軸受
け部の構造を構成してもよい。
ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分2に軸
受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を
有する材料よりなる円筒形で且つ一部に鍔部5を設けた
筒部4を一体成形により装着して自動車用ウォータポン
プの軸受け部の構造を構成してもよい。更に、また、合
成樹脂を主な材料とする自動車用ウォータポンプの本体
1の軸受けを挿入する部分2に軸受け3と本体1を構成
する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料よりなる外
周部に軸方向に沿った凸部6を有する円筒形の筒部4を
一体成形により装着して自動車用ウォータポンプの軸受
け部の構造を構成してもよい。
【0009】更に、また、合成樹脂を主な材料とする自
動車用ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分
2に、軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の
弾性率を有する材料よりなる円筒形の筒部4に予め軸受
け3を焼きばめした複合体7を挿入し、接着剤及び筒部
4の端部に設けた鍔部5により固定して自動車用ウォー
タポンプの軸受け部の構造を構成してもよい。
動車用ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分
2に、軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の
弾性率を有する材料よりなる円筒形の筒部4に予め軸受
け3を焼きばめした複合体7を挿入し、接着剤及び筒部
4の端部に設けた鍔部5により固定して自動車用ウォー
タポンプの軸受け部の構造を構成してもよい。
【0010】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分2に軸
受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を
有する材料よりなる外部にねじ部11を設けた円筒状の
筒部4をねじ込み方式で着脱可能に装着した構成として
自動車用ウォータポンプの軸受け部の構造を構成しても
よい。
ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分2に軸
受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を
有する材料よりなる外部にねじ部11を設けた円筒状の
筒部4をねじ込み方式で着脱可能に装着した構成として
自動車用ウォータポンプの軸受け部の構造を構成しても
よい。
【0011】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体1を、ボルト12を用いてエンジ
ンに取付けるために設けたボルト締め用の鍔部13のボ
ルト孔14の周囲に、本体1を構成する合成樹脂よりも
大きな弾性率を有する材料からなる一部に鍔15を設け
た円筒形の筒部16を一体成形乃至はめ込みにより装着
して自動車用ウォータポンプのエンジン取付け部を構成
してもよい。
ウォータポンプの本体1を、ボルト12を用いてエンジ
ンに取付けるために設けたボルト締め用の鍔部13のボ
ルト孔14の周囲に、本体1を構成する合成樹脂よりも
大きな弾性率を有する材料からなる一部に鍔15を設け
た円筒形の筒部16を一体成形乃至はめ込みにより装着
して自動車用ウォータポンプのエンジン取付け部を構成
してもよい。
【0012】
【作用】合成樹脂を主な材料とする自動車用ウォータポ
ンプの本体1の軸受けを挿入する部分2に軸受け3と本
体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料
よりなる円筒形の筒部4を一体成形により装着すること
で、本体1に軸受け3を取付けるに当たり、本体1の軸
受けを挿入する部分2に装着した筒部4に軸受け3を焼
きばめして合成樹脂製の本体1に軸受け3が取付けられ
るのである。この場合、合成樹脂製の本体1と軸受け3
との中間の弾性率を有する筒部4が介装された状態とな
るため、合成樹脂製の本体1に直接焼きばめする方法に
比べてより大きな軸受け3の保持力を有することにな
る。また、軸受け3を焼きばめすることにより生じる応
力のうちの多くをこの中間の弾性率を有する筒部4によ
り吸収し、合成樹脂製の本体1には応力を及ぼさないこ
とで合成樹脂製の本体1の破損を防ぐことができるもの
である。
ンプの本体1の軸受けを挿入する部分2に軸受け3と本
体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料
よりなる円筒形の筒部4を一体成形により装着すること
で、本体1に軸受け3を取付けるに当たり、本体1の軸
受けを挿入する部分2に装着した筒部4に軸受け3を焼
きばめして合成樹脂製の本体1に軸受け3が取付けられ
るのである。この場合、合成樹脂製の本体1と軸受け3
との中間の弾性率を有する筒部4が介装された状態とな
るため、合成樹脂製の本体1に直接焼きばめする方法に
比べてより大きな軸受け3の保持力を有することにな
る。また、軸受け3を焼きばめすることにより生じる応
力のうちの多くをこの中間の弾性率を有する筒部4によ
り吸収し、合成樹脂製の本体1には応力を及ぼさないこ
とで合成樹脂製の本体1の破損を防ぐことができるもの
である。
【0013】また、円筒形の筒部4の一部に鍔部5を設
けることで、鍔部5が合成樹脂製の本体1内に食い込む
ように一体化して筒部4が本体1に確実に一体化されて
抜け止めがなされることになる。また、円筒状の筒部4
の外周部に軸方向に沿った凸部6を設けることで、合成
樹脂製の本体1との接触面積を増して筒部4が合成樹脂
製の本体1から抜け落ちにくくすることができる。
けることで、鍔部5が合成樹脂製の本体1内に食い込む
ように一体化して筒部4が本体1に確実に一体化されて
抜け止めがなされることになる。また、円筒状の筒部4
の外周部に軸方向に沿った凸部6を設けることで、合成
樹脂製の本体1との接触面積を増して筒部4が合成樹脂
製の本体1から抜け落ちにくくすることができる。
【0014】更に、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分2に、
軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率
を有する材料よりなる円筒形の筒部4に予め軸受け3を
焼きばめした複合体7を挿入して固定することで、軸受
け3の焼ばめによって生じる応力を合成樹脂製の本体1
に及ぼすことがないようにして合成樹脂製の本体1が破
損しないようにしている。また、軸受け3を予め筒部4
に焼きばめしておくことでより大きな軸受け3の保持力
を得ることができ、筒部4の端部に鍔部5を設けること
で、軸受け3と筒部4からなる複合体7を合成樹脂製の
本体1の軸受けを挿入する部分2に挿入する際、鍔部5
が軸受けを挿入する部分2の端部に当たって位置決めさ
れて軸受け3が正確な位置に固定されるものである。
ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分2に、
軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率
を有する材料よりなる円筒形の筒部4に予め軸受け3を
焼きばめした複合体7を挿入して固定することで、軸受
け3の焼ばめによって生じる応力を合成樹脂製の本体1
に及ぼすことがないようにして合成樹脂製の本体1が破
損しないようにしている。また、軸受け3を予め筒部4
に焼きばめしておくことでより大きな軸受け3の保持力
を得ることができ、筒部4の端部に鍔部5を設けること
で、軸受け3と筒部4からなる複合体7を合成樹脂製の
本体1の軸受けを挿入する部分2に挿入する際、鍔部5
が軸受けを挿入する部分2の端部に当たって位置決めさ
れて軸受け3が正確な位置に固定されるものである。
【0015】更に、また、合成樹脂を主な材料とする自
動車用ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分
2に軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾
性率を有する材料よりなる外部にねじ部11を設けた円
筒状の筒部4をねじ込み方式で着脱可能に装着すること
で、軸受け3を焼きばめした後に焼きばめ代の変更等が
生じた際に、本体1を破壊することなく筒部4のみを交
換することが可能となるものである。また、本体1の軸
受け3を挿入する部分2のめねじ部のねじ径を焼ばめに
よる筒部4の膨張分だけ小さくとることにより軸受け3
の焼きばめによって生じる応力を合成樹脂製の本体1に
及ぼすことがないようにすることができる。
動車用ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分
2に軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾
性率を有する材料よりなる外部にねじ部11を設けた円
筒状の筒部4をねじ込み方式で着脱可能に装着すること
で、軸受け3を焼きばめした後に焼きばめ代の変更等が
生じた際に、本体1を破壊することなく筒部4のみを交
換することが可能となるものである。また、本体1の軸
受け3を挿入する部分2のめねじ部のねじ径を焼ばめに
よる筒部4の膨張分だけ小さくとることにより軸受け3
の焼きばめによって生じる応力を合成樹脂製の本体1に
及ぼすことがないようにすることができる。
【0016】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体1を、ボルト12を用いてエンジ
ン20に取付けるために設けたボルト締め用の鍔部13
のボルト孔14の周囲に、本体1を構成する合成樹脂よ
りも大きな弾性率を有する材料からなる一部に鍔15を
設けた円筒形の筒部16を一体成形乃至はめ込みにより
装着することで、本体1をエンジン20に取付けるに当
たり、取付け用のボルト12の締め付け荷重をこの筒部
16を介してボルト締め用の鍔部13に与えることにな
り、合成樹脂からなる本体1のボルト締め用の鍔部13
に直接ボルトを締め付ける方法に比べて取付け用のボル
ト12の締め付けにより生じる応力のうち多くをこの筒
部16に吸収させることができ、合成樹脂からなる本体
1に応力を及ぼさないことにより、本体1に過度な変形
や破損を及ぼさないようにできる。
ウォータポンプの本体1を、ボルト12を用いてエンジ
ン20に取付けるために設けたボルト締め用の鍔部13
のボルト孔14の周囲に、本体1を構成する合成樹脂よ
りも大きな弾性率を有する材料からなる一部に鍔15を
設けた円筒形の筒部16を一体成形乃至はめ込みにより
装着することで、本体1をエンジン20に取付けるに当
たり、取付け用のボルト12の締め付け荷重をこの筒部
16を介してボルト締め用の鍔部13に与えることにな
り、合成樹脂からなる本体1のボルト締め用の鍔部13
に直接ボルトを締め付ける方法に比べて取付け用のボル
ト12の締め付けにより生じる応力のうち多くをこの筒
部16に吸収させることができ、合成樹脂からなる本体
1に応力を及ぼさないことにより、本体1に過度な変形
や破損を及ぼさないようにできる。
【0017】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1に本発明の一実施例が示してある。自
動車用ウォータポンプの本体1はフェノールのような熱
硬化性合成樹脂等の合成樹脂により構成してある。そし
て、本体1の中央部の軸受けを挿入する部分2に軸受け
3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有す
る材料よりなる円筒形の筒部4を一体成形により装着し
てある。ここで、本体1はフェノールのような熱硬化性
合成樹脂等の合成樹脂製であり、軸受け3はベアリング
とよばれるもので、例えばSUS系のような鋼材製であ
り、軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾
性率を有する材料よりなる円筒形の筒部4はアルミニュ
ーム合金製である。円筒形の筒部4を軸受けを挿入する
部分2に一体に装着するには、本体1を合成樹脂で射出
成形するに当たり、金型内にアルミニューム合金製の円
筒形の筒部4をセットし、この状態で金型に合成樹脂を
射出成形し、形成される合成樹脂製の本体1の軸受けを
挿入する部分2に筒部4をインサートして一体化するも
のである。このように軸受けを挿入する部分2に筒部4
をインサート成形した本体1に軸受け3を取付けるには
筒部4に軸受け3を焼きばめすることにより取付けるの
である。このような構成とすることで、軸受け3を焼き
ばめ等により本体1に圧入した際に、軸受け3と本体1
を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料より
なる円筒形の筒部4により直接合成樹脂製の本体1に圧
入する場合に比べ、より大きな軸受け3の保持力が得ら
れることになる。また、この時、合成樹脂製の本体1及
び軸受け3に生じる応力のうちの多くをこの中間弾性率
を有する筒部4に与えることにより、合成樹脂製の本体
1が破損しないようにできるものである。ところで、本
発明において、焼きばめ代及び円筒形の筒部4の肉厚等
を数値シュミレーションを用いて決定しておくことで、
軸受け3を必要な範囲の保持力で固定し、なおかつ合成
樹脂部に破損が生じないように設計するものである。な
お、図中10は軸受け3に軸支される軸である。
て詳述する。図1に本発明の一実施例が示してある。自
動車用ウォータポンプの本体1はフェノールのような熱
硬化性合成樹脂等の合成樹脂により構成してある。そし
て、本体1の中央部の軸受けを挿入する部分2に軸受け
3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有す
る材料よりなる円筒形の筒部4を一体成形により装着し
てある。ここで、本体1はフェノールのような熱硬化性
合成樹脂等の合成樹脂製であり、軸受け3はベアリング
とよばれるもので、例えばSUS系のような鋼材製であ
り、軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾
性率を有する材料よりなる円筒形の筒部4はアルミニュ
ーム合金製である。円筒形の筒部4を軸受けを挿入する
部分2に一体に装着するには、本体1を合成樹脂で射出
成形するに当たり、金型内にアルミニューム合金製の円
筒形の筒部4をセットし、この状態で金型に合成樹脂を
射出成形し、形成される合成樹脂製の本体1の軸受けを
挿入する部分2に筒部4をインサートして一体化するも
のである。このように軸受けを挿入する部分2に筒部4
をインサート成形した本体1に軸受け3を取付けるには
筒部4に軸受け3を焼きばめすることにより取付けるの
である。このような構成とすることで、軸受け3を焼き
ばめ等により本体1に圧入した際に、軸受け3と本体1
を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料より
なる円筒形の筒部4により直接合成樹脂製の本体1に圧
入する場合に比べ、より大きな軸受け3の保持力が得ら
れることになる。また、この時、合成樹脂製の本体1及
び軸受け3に生じる応力のうちの多くをこの中間弾性率
を有する筒部4に与えることにより、合成樹脂製の本体
1が破損しないようにできるものである。ところで、本
発明において、焼きばめ代及び円筒形の筒部4の肉厚等
を数値シュミレーションを用いて決定しておくことで、
軸受け3を必要な範囲の保持力で固定し、なおかつ合成
樹脂部に破損が生じないように設計するものである。な
お、図中10は軸受け3に軸支される軸である。
【0018】図2には本発明の他の実施例が示してあ
る。この実施例においては、合成樹脂を主な材料とする
自動車用ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部
分2に軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の
弾性率を有する材料よりなる円筒形で且つ一部に鍔部5
を設けた筒部4を一体成形により装着したものであり、
円筒形の筒部4を軸受けを挿入する部分2に一体に装着
するには、本体1を合成樹脂で射出成形するに当たり、
金型内に両端部に鍔部5を有するアルミニューム合金製
の円筒形の筒部4をセットし、この状態で金型に合成樹
脂を射出成形し、形成される合成樹脂製の本体1の軸受
けを挿入する部分2に筒部4をインサートして一体化す
るものであり、鍔部5が合成樹脂製の本体1に食い込ん
だ状態で一体化されることになって、合成樹脂製の本体
1から筒部が抜け落ちることがないものである。
る。この実施例においては、合成樹脂を主な材料とする
自動車用ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部
分2に軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の
弾性率を有する材料よりなる円筒形で且つ一部に鍔部5
を設けた筒部4を一体成形により装着したものであり、
円筒形の筒部4を軸受けを挿入する部分2に一体に装着
するには、本体1を合成樹脂で射出成形するに当たり、
金型内に両端部に鍔部5を有するアルミニューム合金製
の円筒形の筒部4をセットし、この状態で金型に合成樹
脂を射出成形し、形成される合成樹脂製の本体1の軸受
けを挿入する部分2に筒部4をインサートして一体化す
るものであり、鍔部5が合成樹脂製の本体1に食い込ん
だ状態で一体化されることになって、合成樹脂製の本体
1から筒部が抜け落ちることがないものである。
【0019】図3には更に本発明の他の実施例が示して
ある。この実施例においては、円筒状の筒部4の外周部
に軸方向に沿った角形の凸部6が複数個設けてある。す
なわち、筒部4はスプライン形状をしている。この外周
部に軸方向に沿った凸部6を設けた筒部4を軸受けを挿
入する部分2に一体に装着するには、本体1を合成樹脂
で射出成形するに当たり、金型内に両端部に鍔部5を有
するアルミニューム合金製の円筒形の筒部4をセット
し、この状態で金型に合成樹脂を射出成形し、形成され
る合成樹脂製の本体1の軸受けを挿入する部分2に筒部
4をインサートして一体化するものであり、軸方向に沿
った凸部6が合成樹脂製の本体1に埋入された状態で一
体化されることになって、合成樹脂製の本体1から筒部
4が外れることがないものである。
ある。この実施例においては、円筒状の筒部4の外周部
に軸方向に沿った角形の凸部6が複数個設けてある。す
なわち、筒部4はスプライン形状をしている。この外周
部に軸方向に沿った凸部6を設けた筒部4を軸受けを挿
入する部分2に一体に装着するには、本体1を合成樹脂
で射出成形するに当たり、金型内に両端部に鍔部5を有
するアルミニューム合金製の円筒形の筒部4をセット
し、この状態で金型に合成樹脂を射出成形し、形成され
る合成樹脂製の本体1の軸受けを挿入する部分2に筒部
4をインサートして一体化するものであり、軸方向に沿
った凸部6が合成樹脂製の本体1に埋入された状態で一
体化されることになって、合成樹脂製の本体1から筒部
4が外れることがないものである。
【0020】図4には本発明の更に他の実施例が示して
ある。この実施例では、合成樹脂を主な材料とする自動
車用ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分2
に、軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾
性率を有する材料よりなる円筒形の筒部4に予め軸受け
3を焼きばめした複合体7を挿入し接着剤により固定し
てある。ここで、筒部4の一端部に鍔部5を設けてあ
り、筒部4に予め軸受け3を焼きばめした複合体7を合
成樹脂よりなる本体1の軸受けを挿入する部分2に一端
開口からはめ込んだ際に鍔部5が軸受けを挿入する部分
2の開口端部に押し当てられて位置決めを行うことがで
きるようになっている。この実施例においては、筒部4
に予め軸受け3を焼きばめした複合体7を無理なく合成
樹脂製の本体1の軸受けを挿入する部分2に挿入できる
ように、あらかじめ複合体7の外形を数値シュミレーシ
ョンによって求めておき、この外形に合わせて合成樹脂
製の本体1の軸受けを挿入する部分2を形成するもので
ある。図4に示す実施例は筒部4の存在により、合成樹
脂製の本体1に直接軸受け3を挿入する従来例に比べ、
より大きな軸受け3の保持力を得ることができる。ま
た、合成樹脂製の本体1に軸受け3の挿入による過度の
応力が発生しないため、合成樹脂製の本体1が破損する
ことがないものである。
ある。この実施例では、合成樹脂を主な材料とする自動
車用ウォータポンプの本体1の軸受けを挿入する部分2
に、軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間の弾
性率を有する材料よりなる円筒形の筒部4に予め軸受け
3を焼きばめした複合体7を挿入し接着剤により固定し
てある。ここで、筒部4の一端部に鍔部5を設けてあ
り、筒部4に予め軸受け3を焼きばめした複合体7を合
成樹脂よりなる本体1の軸受けを挿入する部分2に一端
開口からはめ込んだ際に鍔部5が軸受けを挿入する部分
2の開口端部に押し当てられて位置決めを行うことがで
きるようになっている。この実施例においては、筒部4
に予め軸受け3を焼きばめした複合体7を無理なく合成
樹脂製の本体1の軸受けを挿入する部分2に挿入できる
ように、あらかじめ複合体7の外形を数値シュミレーシ
ョンによって求めておき、この外形に合わせて合成樹脂
製の本体1の軸受けを挿入する部分2を形成するもので
ある。図4に示す実施例は筒部4の存在により、合成樹
脂製の本体1に直接軸受け3を挿入する従来例に比べ、
より大きな軸受け3の保持力を得ることができる。ま
た、合成樹脂製の本体1に軸受け3の挿入による過度の
応力が発生しないため、合成樹脂製の本体1が破損する
ことがないものである。
【0021】図5には本発明の更に他の実施例が示して
ある。この実施例では本体1の中央部の軸受けを挿入す
る部分2に軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中
間の弾性率を有する材料よりなる外面にねじ部11を設
けた円筒状の筒部4をねじ込むことにより装着してあ
る。この軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間
の弾性率を有する材料よりなる外面にねじ部11を設け
た円筒状の筒部4はアルミニューム合金製である。そし
て、上記円筒状の筒部4を軸受けを挿入する部分2に装
着するには、軸受けを挿入する部分2にめねじ部17を
持つ合成樹脂製の本体1に円筒状の筒部4の外面のねじ
部11をねじ込んで一体化するものである。このように
軸受けを挿入する部分2に筒部4をねじ込み式で装着し
た本体1に軸受け3を取付けるには筒部4に軸受け3を
焼きばめすることにより取付けるものである。なお、筒
部4の外面に形成するねじ部11は軸受け3に軸支され
る軸10の回転方向と逆のねじが切ってある。
ある。この実施例では本体1の中央部の軸受けを挿入す
る部分2に軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中
間の弾性率を有する材料よりなる外面にねじ部11を設
けた円筒状の筒部4をねじ込むことにより装着してあ
る。この軸受け3と本体1を構成する合成樹脂との中間
の弾性率を有する材料よりなる外面にねじ部11を設け
た円筒状の筒部4はアルミニューム合金製である。そし
て、上記円筒状の筒部4を軸受けを挿入する部分2に装
着するには、軸受けを挿入する部分2にめねじ部17を
持つ合成樹脂製の本体1に円筒状の筒部4の外面のねじ
部11をねじ込んで一体化するものである。このように
軸受けを挿入する部分2に筒部4をねじ込み式で装着し
た本体1に軸受け3を取付けるには筒部4に軸受け3を
焼きばめすることにより取付けるものである。なお、筒
部4の外面に形成するねじ部11は軸受け3に軸支され
る軸10の回転方向と逆のねじが切ってある。
【0022】図6には本発明の自動車用ウォータポンプ
の本体1をボルト12を用いてエンジン20に取付ける
部分の構造が示してある。自動車用ウォータポンプの本
体1は前述のように、フェノールのような熱硬化性合成
樹脂等の合成樹脂により構成してある。そして、本体1
の取付け用のボルト12を用いてエンジン20に取付け
るために設けたボルト締め付け用の鍔部13のボルト孔
14の周囲に、本体1を構成する合成樹脂よりも大きな
弾性率を有する例えばアルミニューム合金等の材料から
なる円周方向に円筒状の凸部18を有する円筒状の筒部
16を一体成形により装着してある。この円筒状の筒部
16を本体1のエンジン取付け部である鍔部13に一体
に装着するには、本体1を合成樹脂で射出成形するに当
たり、金型内にこの筒部16をセットし、この状態で金
型に合成樹脂を射出成形し、形成される合成樹脂の本体
1のボルト締め付け用の鍔部13に筒部16をインサー
トして一体化するものである。ここで、筒部16に設け
た円筒形の凸部18は合成樹脂の本体1内にインサート
した筒部16が本体1から抜け落ちることがないために
設けたものである。また、この凸部18は本体1をエン
ジン20に固定するためのボルト12の締め付け力を本
体1に与える役目をしている。このような構成にするこ
とで、本体1をエンジン20に取付ける際に、取付け用
のボルト12の締め付け荷重をこの筒部16を介して本
体1に与えることになり、合成樹脂からなる本体1のボ
ルト締め用の鍔部13に直接ボルト12を締め付ける方
法に比べ、取付け用のボルト12の締め付けにより生じ
る応力のうちの多くをこの筒部12に吸収させることが
でき、合成樹脂からなる本体1に応力を及ぼさないこと
により、本体1の過度な変形や破損を防ぐことができる
ものである。ところで、本発明において筒部16の寸法
及び本体1のボルト締め付け用の鍔部13の肉厚等を数
値シュミレーションを用いて決定しておくことで、ポン
プ内水流に対するシール部19となる本体1の下面のエ
ンジン20に対する接触圧力を必要な範囲に設定できる
ので必要なシール特性を満たす設計を行うことが可能に
なるものである。
の本体1をボルト12を用いてエンジン20に取付ける
部分の構造が示してある。自動車用ウォータポンプの本
体1は前述のように、フェノールのような熱硬化性合成
樹脂等の合成樹脂により構成してある。そして、本体1
の取付け用のボルト12を用いてエンジン20に取付け
るために設けたボルト締め付け用の鍔部13のボルト孔
14の周囲に、本体1を構成する合成樹脂よりも大きな
弾性率を有する例えばアルミニューム合金等の材料から
なる円周方向に円筒状の凸部18を有する円筒状の筒部
16を一体成形により装着してある。この円筒状の筒部
16を本体1のエンジン取付け部である鍔部13に一体
に装着するには、本体1を合成樹脂で射出成形するに当
たり、金型内にこの筒部16をセットし、この状態で金
型に合成樹脂を射出成形し、形成される合成樹脂の本体
1のボルト締め付け用の鍔部13に筒部16をインサー
トして一体化するものである。ここで、筒部16に設け
た円筒形の凸部18は合成樹脂の本体1内にインサート
した筒部16が本体1から抜け落ちることがないために
設けたものである。また、この凸部18は本体1をエン
ジン20に固定するためのボルト12の締め付け力を本
体1に与える役目をしている。このような構成にするこ
とで、本体1をエンジン20に取付ける際に、取付け用
のボルト12の締め付け荷重をこの筒部16を介して本
体1に与えることになり、合成樹脂からなる本体1のボ
ルト締め用の鍔部13に直接ボルト12を締め付ける方
法に比べ、取付け用のボルト12の締め付けにより生じ
る応力のうちの多くをこの筒部12に吸収させることが
でき、合成樹脂からなる本体1に応力を及ぼさないこと
により、本体1の過度な変形や破損を防ぐことができる
ものである。ところで、本発明において筒部16の寸法
及び本体1のボルト締め付け用の鍔部13の肉厚等を数
値シュミレーションを用いて決定しておくことで、ポン
プ内水流に対するシール部19となる本体1の下面のエ
ンジン20に対する接触圧力を必要な範囲に設定できる
ので必要なシール特性を満たす設計を行うことが可能に
なるものである。
【0023】図7には自動車用ウォータポンプの本体1
をボルト12を用いてエンジン20に取付ける部分の構
造の他の実施例が示してある。自動車用ウォータポンプ
の本体1は前述のように、フェノールのような熱硬化性
合成樹脂等の合成樹脂により構成してある。そして、本
体1の取付け用のボルト12を用いてエンジン20に取
付けるために設けたボルト締め付け用の鍔部13のボル
ト孔14の周囲に、本体1を構成する合成樹脂よりも大
きな弾性率を有する例えばアルミニューム合金等の材料
からなるボルト座面接触部に鍔21を設けた円筒状の筒
部16を構造的にはめ込む方法により装着してある。こ
の筒部16を本体1のエンジン取付け部である鍔部13
に一体に装着するには、合成樹脂からなる本体1をあら
かじめ射出成形により形成し、本体1のボルト締め付け
用の鍔部13に筒部16を単にはめ込むことで着脱可能
とするのである。このように構造的に筒部16をはめ込
む方法を採用することで、本体1のボルト締め付け部の
設計変更時等に筒部16を本体1を破壊することなく自
由に取り替えることができるものである。また、ボルト
座面接触部に鍔21を設けることで、取付け用のボルト
12が直接合成樹脂製の本体1に接触することなく、接
触面を大きくとった鍔21を介して荷重を本体1に与え
ることになり、合成樹脂製の本体1の破損防止やエンジ
ン20に対する安定した固定に効果がある。更に、この
筒部16を本体1に装着するに当たり、接着剤を用いて
固定することにより、筒部16が容易に本体1から抜け
落ちない構成としてもかまわないものである。
をボルト12を用いてエンジン20に取付ける部分の構
造の他の実施例が示してある。自動車用ウォータポンプ
の本体1は前述のように、フェノールのような熱硬化性
合成樹脂等の合成樹脂により構成してある。そして、本
体1の取付け用のボルト12を用いてエンジン20に取
付けるために設けたボルト締め付け用の鍔部13のボル
ト孔14の周囲に、本体1を構成する合成樹脂よりも大
きな弾性率を有する例えばアルミニューム合金等の材料
からなるボルト座面接触部に鍔21を設けた円筒状の筒
部16を構造的にはめ込む方法により装着してある。こ
の筒部16を本体1のエンジン取付け部である鍔部13
に一体に装着するには、合成樹脂からなる本体1をあら
かじめ射出成形により形成し、本体1のボルト締め付け
用の鍔部13に筒部16を単にはめ込むことで着脱可能
とするのである。このように構造的に筒部16をはめ込
む方法を採用することで、本体1のボルト締め付け部の
設計変更時等に筒部16を本体1を破壊することなく自
由に取り替えることができるものである。また、ボルト
座面接触部に鍔21を設けることで、取付け用のボルト
12が直接合成樹脂製の本体1に接触することなく、接
触面を大きくとった鍔21を介して荷重を本体1に与え
ることになり、合成樹脂製の本体1の破損防止やエンジ
ン20に対する安定した固定に効果がある。更に、この
筒部16を本体1に装着するに当たり、接着剤を用いて
固定することにより、筒部16が容易に本体1から抜け
落ちない構成としてもかまわないものである。
【0024】
【発明の効果】本発明にあっては、叙述のように、合成
樹脂を主な材料とする自動車用ウォータポンプの本体の
軸受けを挿入する部分に軸受けと本体を構成する合成樹
脂との中間の弾性率を有する材料よりなる円筒形の筒部
を一体成形により装着してあるので、従来の合成樹脂製
の本体の軸受けを挿入する部分に直接軸受けを挿入して
いたものに比べて、より大きな軸受けの保持力を得るこ
とができ、また、軸受けの挿入によって生じる応力のう
ち多くをこの中間弾性率を有する筒部に負担させること
ができ、この結果、合成樹脂により形成した本体に発生
する応力を低減し、合成樹脂製の本体の破損を防止する
ことができるものである。
樹脂を主な材料とする自動車用ウォータポンプの本体の
軸受けを挿入する部分に軸受けと本体を構成する合成樹
脂との中間の弾性率を有する材料よりなる円筒形の筒部
を一体成形により装着してあるので、従来の合成樹脂製
の本体の軸受けを挿入する部分に直接軸受けを挿入して
いたものに比べて、より大きな軸受けの保持力を得るこ
とができ、また、軸受けの挿入によって生じる応力のう
ち多くをこの中間弾性率を有する筒部に負担させること
ができ、この結果、合成樹脂により形成した本体に発生
する応力を低減し、合成樹脂製の本体の破損を防止する
ことができるものである。
【0025】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受け
と本体を構成する樹脂との中間の弾性率を有する材料よ
りなる円筒形で且つ一部に鍔部を設けた筒部を一体成形
により装着したものにおいては、従来の合成樹脂製の本
体の軸受けを挿入する部分に直接軸受けを挿入していた
ものに比べて、より大きな軸受けの保持力を得ることが
でき、また、軸受けの挿入によって生じる応力のうち多
くをこの中間弾性率を有する筒部に負担させることがで
き、この結果、合成樹脂により形成した本体に発生する
応力を低減し、合成樹脂製の本体の破損を防止すること
ができ、更にこれに加えて、筒部に鍔部を設けたこと
で、鍔部が合成樹脂製の本体内に食い込むように一体化
して筒部が本体に確実に一体化されて抜け止めがなされ
るものである。
ウォータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受け
と本体を構成する樹脂との中間の弾性率を有する材料よ
りなる円筒形で且つ一部に鍔部を設けた筒部を一体成形
により装着したものにおいては、従来の合成樹脂製の本
体の軸受けを挿入する部分に直接軸受けを挿入していた
ものに比べて、より大きな軸受けの保持力を得ることが
でき、また、軸受けの挿入によって生じる応力のうち多
くをこの中間弾性率を有する筒部に負担させることがで
き、この結果、合成樹脂により形成した本体に発生する
応力を低減し、合成樹脂製の本体の破損を防止すること
ができ、更にこれに加えて、筒部に鍔部を設けたこと
で、鍔部が合成樹脂製の本体内に食い込むように一体化
して筒部が本体に確実に一体化されて抜け止めがなされ
るものである。
【0026】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受け
と本体を構成する樹脂との中間の弾性率を有する材料よ
りなる外周部に軸方向に沿った凸部を有する円筒形の筒
部を一体成形により装着したものにおいては、従来の合
成樹脂製の本体の軸受けを挿入する部分に直接軸受けを
挿入していたものに比べて、より大きな軸受けの保持力
を得ることができ、また、軸受けの挿入によって生じる
応力のうち多くをこの中間弾性率を有する筒部に負担さ
せることができ、この結果、合成樹脂により形成した本
体に発生する応力を低減し、合成樹脂製の本体の破損を
防止することができ、更にこれに加えて、円筒状の筒部
の外周部に軸方向に沿った凸部を設けることで、合成樹
脂製の本体との接触面積を増して筒部が合成樹脂製の本
体から抜け落ちにくくすることができるものである。
ウォータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受け
と本体を構成する樹脂との中間の弾性率を有する材料よ
りなる外周部に軸方向に沿った凸部を有する円筒形の筒
部を一体成形により装着したものにおいては、従来の合
成樹脂製の本体の軸受けを挿入する部分に直接軸受けを
挿入していたものに比べて、より大きな軸受けの保持力
を得ることができ、また、軸受けの挿入によって生じる
応力のうち多くをこの中間弾性率を有する筒部に負担さ
せることができ、この結果、合成樹脂により形成した本
体に発生する応力を低減し、合成樹脂製の本体の破損を
防止することができ、更にこれに加えて、円筒状の筒部
の外周部に軸方向に沿った凸部を設けることで、合成樹
脂製の本体との接触面積を増して筒部が合成樹脂製の本
体から抜け落ちにくくすることができるものである。
【0027】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に、軸受
けと本体を構成する樹脂との中間の弾性率を有する材料
よりなる円筒形の筒部に予め軸受けを焼きばめした複合
体を挿入し、接着剤及び筒部の端部に設けた鍔部により
固定したものにおいては、従来の合成樹脂製の本体の軸
受けを挿入する部分に直接軸受けを挿入していたものに
比べて、より大きな軸受けの保持力を得ることができ、
また、軸受けの挿入によって生じる応力のうち多くをこ
の中間弾性率を有する筒部に負担させることができ、こ
の結果、合成樹脂により形成した本体に発生する応力を
低減し、合成樹脂製の本体の破損を防止することがで
き、更にこれに加えて、鍔部を複合体を合成樹脂製の本
体の軸受けを挿入する部分に挿入する際のストッパとす
ることができて、意図した位置に複合体を装着し、ま
た、挿入方向に複合体が抜けるのを防止することができ
るものである。
ウォータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に、軸受
けと本体を構成する樹脂との中間の弾性率を有する材料
よりなる円筒形の筒部に予め軸受けを焼きばめした複合
体を挿入し、接着剤及び筒部の端部に設けた鍔部により
固定したものにおいては、従来の合成樹脂製の本体の軸
受けを挿入する部分に直接軸受けを挿入していたものに
比べて、より大きな軸受けの保持力を得ることができ、
また、軸受けの挿入によって生じる応力のうち多くをこ
の中間弾性率を有する筒部に負担させることができ、こ
の結果、合成樹脂により形成した本体に発生する応力を
低減し、合成樹脂製の本体の破損を防止することがで
き、更にこれに加えて、鍔部を複合体を合成樹脂製の本
体の軸受けを挿入する部分に挿入する際のストッパとす
ることができて、意図した位置に複合体を装着し、ま
た、挿入方向に複合体が抜けるのを防止することができ
るものである。
【0028】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受け
と本体を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材
料よりなる外部にねじ部を設けた円筒状の筒部をねじ込
み方式で着脱可能に装着したものにおいては、従来の合
成樹脂製の本体の軸受けを挿入する部分に直接軸受けを
挿入していたものに比べて、より大きな軸受けの保持力
を得ることができ、また、軸受けの挿入によって生じる
応力のうち多くをこの中間弾性率を有する筒部に負担さ
せることができ、この結果、合成樹脂により形成した本
体に発生する応力を低減し、合成樹脂製の本体の破損を
防止することができるものである。また円筒状の筒部を
ねじ込む方式で本体に着脱可能とすることで、軸受けを
焼きばめした後に焼きばめ代の変更等が生じた際にも本
体を破損することなく筒部のみを交換することが可能と
なるものである。
ウォータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受け
と本体を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材
料よりなる外部にねじ部を設けた円筒状の筒部をねじ込
み方式で着脱可能に装着したものにおいては、従来の合
成樹脂製の本体の軸受けを挿入する部分に直接軸受けを
挿入していたものに比べて、より大きな軸受けの保持力
を得ることができ、また、軸受けの挿入によって生じる
応力のうち多くをこの中間弾性率を有する筒部に負担さ
せることができ、この結果、合成樹脂により形成した本
体に発生する応力を低減し、合成樹脂製の本体の破損を
防止することができるものである。また円筒状の筒部を
ねじ込む方式で本体に着脱可能とすることで、軸受けを
焼きばめした後に焼きばめ代の変更等が生じた際にも本
体を破損することなく筒部のみを交換することが可能と
なるものである。
【0029】また、合成樹脂を主な材料とする自動車用
ウォータポンプの本体を、ボルトを用いてエンジンに取
付けるために設けたボルト締め用の鍔部のボルト孔の周
囲に、本体を構成する合成樹脂よりも大きな弾性率を有
する材料からなる一部に鍔を設けた円筒形の筒部を一体
成形乃至はめ込みにより装着して成るものにおいては、
本体をエンジンに取付けるに当たり、ボルトの締め付け
荷重をこの筒部を介して本体に与えることになり、合成
樹脂からなる本体のボルト締め用の鍔部を直接ボルトで
締め付ける方法に比べてボルトの締め付けにより生じる
応力のうちの多くをこの筒部に吸収させることができ、
合成樹脂からなる本体に応力を及ぼさないことにより、
結果としてより大きな締め付け荷重を与えることが可能
となり、本体が振動等によりエンジンから外れることが
ない等安定して固定がなされ、尚かつ本体の過度な変形
や破損を防止することができるものである。
ウォータポンプの本体を、ボルトを用いてエンジンに取
付けるために設けたボルト締め用の鍔部のボルト孔の周
囲に、本体を構成する合成樹脂よりも大きな弾性率を有
する材料からなる一部に鍔を設けた円筒形の筒部を一体
成形乃至はめ込みにより装着して成るものにおいては、
本体をエンジンに取付けるに当たり、ボルトの締め付け
荷重をこの筒部を介して本体に与えることになり、合成
樹脂からなる本体のボルト締め用の鍔部を直接ボルトで
締め付ける方法に比べてボルトの締め付けにより生じる
応力のうちの多くをこの筒部に吸収させることができ、
合成樹脂からなる本体に応力を及ぼさないことにより、
結果としてより大きな締め付け荷重を与えることが可能
となり、本体が振動等によりエンジンから外れることが
ない等安定して固定がなされ、尚かつ本体の過度な変形
や破損を防止することができるものである。
【図1】本発明において自動車用ウォータポンプの軸受
け部の構造を示す一実施例の断面図である。
け部の構造を示す一実施例の断面図である。
【図2】同上の他の実施例の断面図である。
【図3】同上の更に他の実施例を示し、(a)は正面図
であり、(b)は断面図である。
であり、(b)は断面図である。
【図4】同上の更に他の実施例を示す断面図である。
【図5】同上の更に他の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明において自動車用ウォータポンプのエン
ジン取付け部を示す断面図である。
ジン取付け部を示す断面図である。
【図7】同上の他の実施例を示す断面図である。
【図8】従来例の平面図である。
【図9】従来例の一部破断した斜視図である。
【図10】従来例の断面図である。
1 本体 2 軸受けを挿入する部分 3 軸受け 4 筒部 5 鍔部 6 凸部 7 複合体 11 ねじ部 12 ボルト 13 鍔部 14 ボルト孔 15 鍔 16 筒部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】また、従来のウォータポンプにあっては軸
受け以外の本体部分を鋳造あるいは合成樹脂の射出成形
により形成するに当たり、本体1をエンジンに取付ける
ために、本体1下部に取付け用の鍔部13を鋳造あるい
は合成樹脂で形成していた。そして、この鍔部13から
六角ボルト等の取付け用ボルトを挿入してエンジン側に
設けたねじ孔に螺合して取付けていた。図8、図9には
従来例の自動車用ウォータポンプのボルト締め用の鍔部
の構造を概略的に示してあり、本体1の下部のボルト締
め用の鍔部13にはボルト孔14を設けてある。
受け以外の本体部分を鋳造あるいは合成樹脂の射出成形
により形成するに当たり、本体1をエンジンに取付ける
ために、本体1下部に取付け用の鍔部13を鋳造あるい
は合成樹脂で形成していた。そして、この鍔部13から
六角ボルト等の取付け用ボルトを挿入してエンジン側に
設けたねじ孔に螺合して取付けていた。図8、図9には
従来例の自動車用ウォータポンプのボルト締め用の鍔部
の構造を概略的に示してあり、本体1の下部のボルト締
め用の鍔部13にはボルト孔14を設けてある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 合成樹脂を主な材料とする自動車用ウォ
ータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受けと本
体を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料よ
りなる円筒形の筒部を一体成形により装着して成ること
を特徴とする自動車用ウォータポンプ。 【請求項2】 合成樹脂を主な材料とする自動車用ウォ
ータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受けと本
体を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料よ
りなる円筒形で且つ一部に鍔部を設けた筒部を一体成形
により装着して成ることを特徴とする自動車用ウォータ
ポンプ。 【請求項3】 合成樹脂を主な材料とする自動車用ウォ
ータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受けと本
体を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料よ
りなる外周部に軸方向に沿った凸部を有する円筒形の筒
部を一体成形により装着して成ることを特徴とする自動
車用ウォータポンプ。 【請求項4】 合成樹脂を主な材料とする自動車用ウォ
ータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に、軸受けと
本体を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料
よりなる円筒形の筒部に予め軸受けを焼きばめした複合
体を挿入し、接着剤及び筒部の端部に設けた鍔部により
固定して成ることを特徴とする自動車用ウォータポン
プ。 【請求項5】 合成樹脂を主な材料とする自動車用ウォ
ータポンプの本体の軸受けを挿入する部分に軸受けと本
体を構成する合成樹脂との中間の弾性率を有する材料よ
りなる外部にねじ部を設けた円筒状の筒部をねじ込み方
式で着脱可能に装着して成ることを特徴とする自動車用
ウォータポンプ。 【請求項6】合成樹脂を主な材料とする自動車用ウォー
タポンプの本体を、ボルトを用いてエンジンに取付ける
ために設けたボルト締め用の鍔部のボルト孔の周囲に、
本体を構成する合成樹脂よりも大きな弾性率を有する材
料からなる一部に鍔を設けた円筒形の筒部を一体成形乃
至はめ込みにより装着して成ることを特徴とする自動車
用ウォータポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3203126A JPH055500A (ja) | 1991-04-24 | 1991-08-14 | 自動車用ウオータポンプ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9378891 | 1991-04-24 | ||
JP3-93788 | 1991-04-24 | ||
JP3203126A JPH055500A (ja) | 1991-04-24 | 1991-08-14 | 自動車用ウオータポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055500A true JPH055500A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=26435081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3203126A Withdrawn JPH055500A (ja) | 1991-04-24 | 1991-08-14 | 自動車用ウオータポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8051562B2 (en) | 2007-01-23 | 2011-11-08 | Denso Corporation | Method and apparatus for manufacturing fuel pump |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP3203126A patent/JPH055500A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8051562B2 (en) | 2007-01-23 | 2011-11-08 | Denso Corporation | Method and apparatus for manufacturing fuel pump |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |