JPH0619777Y2 - オイルパンのドレン構造 - Google Patents

オイルパンのドレン構造

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JPH0619777Y2
JPH0619777Y2 JP1987190675U JP19067587U JPH0619777Y2 JP H0619777 Y2 JPH0619777 Y2 JP H0619777Y2 JP 1987190675 U JP1987190675 U JP 1987190675U JP 19067587 U JP19067587 U JP 19067587U JP H0619777 Y2 JPH0619777 Y2 JP H0619777Y2
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Japan
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bottom plate
drain pipe
nut
oil pan
drain
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JP1987190675U
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JPH0195510U (ja
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三哉 八木
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はオイルパンのドレン構造に係り、特にドレンブ
ラグの挿脱によりオイルを抜き取るドレン構造に関す
る。
[従来の技術] 一般に、内燃機関等に備えられるオイルパンには、その
底部からオイルを抜き取るためのドレンが設けられる。
特に、オイルパンが振動や騒音を押える複合鋼板(制振
鋼板)で形成されている場合は、肉薄な底板に設けるた
めの工夫が必要である。
第4図に示すように、従来この種のドレン構造は、オイ
ルパンの底板1に貫通孔2を形成し、これに挿脱される
ドレンプラグ3と、ドレンプラグ3を貫通孔に沿って螺
合させるドレン管4とを設けている。このドレン管4
は、底板1の内壁5に重ね合わされる鍔部6を有し、こ
の鍔部6と底板1とがプロジェクション溶接されて、貫
通孔2に添設されていた。
一方、本考案者は、溶接によらずにドレン管4を設ける
構造を提案している(「オイルパン」、実開昭61−1079
10号公報)。
第5図に示すように、このドレン構造は、ドレン管7を
貫通孔2に挿嵌させて、ドレンプラグ3と底板1との間
に介設し、その挿入端にナット8を螺合させて締付けて
いる。このように構成することで、溶接箇所への集中応
力に起因する亀裂の発生がなくなり、オイルパンの耐久
性向上が計れることとなった。
[考案が解決しようとする問題点] ところで上記提案においては、ドレン管7に回転規制部
材9を設けてある。これは主に、ドレン管がナット締め
されていることで、制振鋼板に形成された中間樹脂層1
0が変形して生ずる弛みを防止するためのものである。
この回転規制部材9は、軸回りの回転移動を阻むべく、
貫通孔2を区画する底板1の周縁部11に周方向で係止
される楕円形状等に成形されるか、あるいは軸方向に圧
入させて止着させるテーパ形状になされていた。
このため、ドレン管7の形状は複雑にならざるを得ず、
従来よりも部品コストが高くなってしまうという問題が
あった。
そこで、本考案は、上記事情に鑑み、部品形状が複雑と
ならないナット締結によるドレン構造を提供すべく創案
されたものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、制振鋼板製のオイルパンの底板に形成された
貫通孔に、ドレンプラグを挿抜自在に螺合させるドレン
管を挿入すると共に、ドレン管の挿入部分に螺合して締
め付けるためのナットを底板内壁側に設け、ドレン管に
ナットと略同径の鍔部を底板外壁に重ね合わされるよう
に形成して底板外方から溶接し、ナットの座面に、この
溶接箇所に相当する底板内壁の位置から軸方向に適宜離
間するための段部を形成し、ドレン管とナットとの間隙
および段部が有する間隙に接着剤を充填させたものであ
る。
[作用] 上記構成によって、ドレン管は、ドレンプラクグと螺合
しながらその内方に進退させて、実質的に貫通孔に挿脱
させる。ナットと鍔部とは、このドレン管を底板に締結
させる。そして鍔部を底板に溶接することで、ドレン管
の弛みを防止する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
第1図は、本考案に係るオイルパンのドレン構造の一実
施例を示したものであり、制振鋼板性のオイルパンの底
板1に形成された貫通孔2に、ドレン管21が装着され
て成る。
ドレン管21は、ドレンプラグ3を、貫通孔に沿って挿
脱自在に螺合させるように形成されたネジ部22と、底
板1の外壁23に重ね合わされる鍔部24とを有してい
る。オイルパンの内方に挿入されたネジ部22の外周に
は、鍔部24と同程度の外径寸法を有するナット25が
設けられており、このナット25との螺合によって、鍔
部24とで底板1を挟むように締結されている。そして
鍔部24は、貫通孔2から適宜径方向外方に隔てられた
位置26において、底板1の外壁23にプロジェクショ
ン溶接されている。
ナット25は、底板1の内壁27に着座される座面28
に、ネジ部22に臨む端部に沿って段部29を形成させ
ており、プロジェクション溶接の際に生ずる圧痕に影響
されないように、溶接箇所26の上方に相当する内壁2
7から離間されている。
そして、ネジ部22の外周に沿っては、接着剤30が設
けられており、ネジ部22とナット25との間隙、ネジ
部22と貫通孔2を区画する底板1の周縁端部31との
間に生ずる間隙、および段部29によるナット25と内
壁27との空隙を充填するようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。
ドレン管21は、ドレンプラグ3と螺合しながら、その
内方に進入あるいは後退させて、実質的に貫通孔2へ挿
入あるいは離脱させることで、オイルパンの内容物をそ
の底部から排出させる。ナット25は、このドレン管2
1を底板1の貫通孔2位置に締結させる。鍔部24は、
底板1の外壁23に溶接されることで、ナット締めに対
する耐久力をドレン管21に付与する。
これらの構成部品のうち、ドレン管21を製造するとき
は、第2図に示すように、鍔部24の所定の位置26に
プロジェクション溶接用の突起32を形成しておく。ま
たナット25は、第3図に示すように半割りにして、突
起32と対応する位置に、段差Sが1mm程度の段部29
を形成する。
これら部品の組立ては、まずドレンプラグ21のネジ部
22をオイルパンの外側から貫通孔2に挿入して、底板
1の外壁23と鍔部24とをプロジェクション溶接す
る。そしナット25によりオイルパンの内側からドレン
プラグ21を締め込む。この際、エポキシ系等の接着剤
30をネジ部22の外周および段部29に塗り込む。
このように、ドレン管21をナット25により締結し、
しかも底板1と溶接するようにしたので、弛みを防止す
るための部材を設ける必要がなくなり、部品構造が簡単
になる。また、溶接される部分は、ナット25とで挟ま
れるように位置されているので、曲げ応力等による亀裂
が発生するおそれがない。
さらに、接着剤30をネジ部22に設けたので、ドレン
管21の鍔部24にOリング等のオイル漏れ防止のため
の部材を備える必要がなくなる。この接着剤30は、ナ
ット25の廻り止めとしても作用する。そしてナット2
5は、溶接される鍔部24とともにドレン管21を止着
させることになるので、単独で挿着させる構成よりも締
付力を必要とせず、座金や重厚な構造が不要になるの
で、軽量化、コスト低減が計れる。
なお、段部29は、貫通孔2と同心円状に切欠かれた構
造として図示したが、溶接箇所に個別に対応させた島状
に形成してもよい。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、弛みがない強固なナット
締結構造の簡略化が達成されると共に、溶接の圧痕がナ
ット締結に悪影響を与えるのを防止できるという優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオイルパンのドレン構造の一実施
例を示した側断面図、第2図はその一部を示した斜視
図、第3図は他の部分を示した斜視図、第4図は従来の
オイルパンのドレン構造を示した側断面図、第5図は他
の従来例を示した側断面図である。 図中、1は底板、2は貫通孔、3はドレンプラグ、21
はドレン管、22はドレン管の挿入部分たるネジ部、2
3は外壁、24は鍔部、25はナット、26は溶接箇所
たる貫通孔から適宜径方向外方に隔てられた位置、27
は内壁、28は座面、29は段部、30は接着剤であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】制振鋼板製のオイルパンの底板に形成され
    た貫通孔に、ドレンプラグを挿抜自在に螺合させるドレ
    ン管を挿入すると共に、該ドレン管の挿入部分に螺合し
    て締め付けるためのナットを底板内壁側に設け、上記ド
    レン管にナットと略同径の鍔部を底板外壁に重ね合わせ
    るように形成して底板外方から溶接し、上記ナットの座
    面に、この溶接箇所に相当する底板内壁の位置から軸方
    向に適宜離間するための段部を形成し、上記ドレン管と
    ナットとの間隙および段部が有する間隙に接着剤を充填
    させたことを特徴とするオイルパンのドレン構造。
JP1987190675U 1987-12-17 1987-12-17 オイルパンのドレン構造 Expired - Lifetime JPH0619777Y2 (ja)

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JPH0195510U JPH0195510U (ja) 1989-06-23
JPH0619777Y2 true JPH0619777Y2 (ja) 1994-05-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783547B1 (ko) * 2006-12-14 2007-12-07 현대자동차주식회사 오일팬용 드레인 플러그

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092749U (ja) * 1983-11-30 1985-06-25 いすゞ自動車株式会社 オイルパン構造
JPS60159851U (ja) * 1984-03-31 1985-10-24 いすゞ自動車株式会社 オイルパン構造
JPH0413368Y2 (ja) * 1985-02-05 1992-03-27

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KR100783547B1 (ko) * 2006-12-14 2007-12-07 현대자동차주식회사 오일팬용 드레인 플러그

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