JPH0554803U - プラスチックファスナー - Google Patents

プラスチックファスナー

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Publication number
JPH0554803U
JPH0554803U JP10774891U JP10774891U JPH0554803U JP H0554803 U JPH0554803 U JP H0554803U JP 10774891 U JP10774891 U JP 10774891U JP 10774891 U JP10774891 U JP 10774891U JP H0554803 U JPH0554803 U JP H0554803U
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JP
Japan
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component
fastener
mounting hole
legs
connecting arm
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Withdrawn
Application number
JP10774891U
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English (en)
Inventor
憲男 大森
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抜止め脚部の抜止め荷重を低下させずに、挿
入荷重を小さくすることができるファスナーを提供する
こと。 【構成】 取付け孔を具備する第一部品に第二部品を取
付けるに際して、使用するプラスチックファスナー。部
品一体化部7と、ファスナー本体部9と、ファスナー本
体部9と部品一体化部7を連結する連結アーム部11と
からなる。ファスナー本体部9は、連結アーム部11の
先端部に一対の抜止め脚部21、23を具備し、抜止め
脚部21、23の一方は、連結アーム部11の先端連結
部にヒンジ結合されると共に、抜止め脚部23を回動さ
せる回動レバー15を具備する。回動レバー15の先端
部にロック爪部17を具備すると共に、部品一体化部7
の裏面にロック爪部17に対応する爪受け部18を具備
する。抜止め脚部21、23の先端間に通常の力で解除
されるスナップ止め対22、24を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、取付け孔を具備する第一部品に、第二部品を取付ける際に、第二部 品に一体化して使用するプラスチックファスナー(以下、単に「ファスナー」と 称する。)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のファスナーとして、例えば、下記のような構成のものがある(実開平2 −24117号公報等参照)。
【0003】 「部品保持用のクリップ本体から、ボデー側の取り付け孔への係入用の脚部を 突出させ、この脚部を支柱部とのその両側に設けられる対の羽根部とによりS字 状の横断面形状を呈するように形成したクリップ。」
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記タイプのファスナーの場合、第一部品(ボディ板金)と第二部品(部品) との間に一定所定以上の保持力を確保する必要があり、すなわち、抜止め脚部( 係入用脚部)の抜止め荷重を一定以上とするために、抜止め脚部と取付け孔周縁 と係止量を大きく採る傾向にある。このため、抜止め脚部の取付け孔への挿入荷 重が大きくなる傾向にある。したがって、第二部品の第一部品への取付け作業性 が良好でなかった。
【0005】 なお、この抜止め脚部の挿入荷重を低減させるためには、抜止め脚部と取付け 孔周縁との係止量を小さくする必要があるが、抜止め脚部の抜止め荷重が低下し て第二部品と第二部品との間に一定の保持力を確保しがたい。
【0006】 本考案の目的は、上記にかんがみて、抜止め脚部の抜止め荷重を低下させずに 、挿入荷重を小さくすることができるファスナーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を、下記構成により解決するものである。
【0008】 次に、上記手段の各構成について詳細な説明をおこなう。
【0009】 取付け孔を具備する第一部品に、第二部品を取付ける際に、第二部品に一体化 して使用するプラスチックファスナーであって、 部品一体化部と、ファスナー本体部と、ファスナー本体部と部品一体化部を連 結する連結アーム部とからなり、 ファスナー本体部は、連結アーム部の先端連結部から取付け孔への挿入方向に 対面して突出する一対の抜止め脚部を具備し、 抜止め脚部の少なくとも一方は、連結アーム部の先端連結部にヒンジ結合され ると共に、取付け孔の周縁の挿入側面と当接して、抜止め脚部を開方向に回動さ せる回動レバーを具備し、 回動レバーの先端部にロック爪部を具備すると共に、部品一体化部の裏面に該 ロック爪部に対応する爪受け部を具備し、 抜止め脚部は、その先端間に回動レバーの回動時の外力で、脚部閉状態を解除 できるスナップ止め対を具備する、ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で、位 置関係を示す上下は、第一部品及び第二部品の表面を上側にした場合を、基準と して説明する。
【0011】 A.実施例1(図1〜4) (1) このファスナーは、取付け孔1を具備する第一部品(例えば車体板金)3 に、第二部品5を取付ける際に、第二部品5に一体化して使用する。例えば、第 一部品3を、車体板金とした場合、第二部品5はガーニッシュ、モール、バンパ 、ラジエータグリル、等の自動車の内外装品(プラスチック成形品)が適用可能 となる。
【0012】 (2) そして、このファスナーは、部品一体化部7と、ファスナー本体部9と、 ファスナー本体部9と部品一体化部7を連結する連結アーム部11とからなる。
【0013】 本実施例では、部品一体化部7は、第二部品5であるプラスチック成形品と一 体成形したものであるが、別体ものでも良い。すなわち、第二部品の裏面に形成 した保持溝に、板状に成形した部品一体化部を、挿入して、部品一体化部7を第 二部品と一体化しても良い。
【0014】 また、連結アーム部11は、部品一体化部7の裏面からL字形に伸び、その先 端水平部は、前後方向を長手方向とする矩形係止板部13とされている。この矩 形係止板部13の上面には、後述の回動アーム15の先端のロック爪17を逃が すための逃がし溝19が形成されている。
【0015】 なお、このファスナーは、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアセタール等の 合成樹脂材料を用いて、射出成形により、第二部品と一体成形または別体成形す る。
【0016】 (3) ファスナー本体部9は、連結アーム部11の先端部から下方へ対面して突 出する一対の抜止め脚部21、23を具備し、一方の脚部23は、連結アーム部 11の先端部にヒンジ結合されると共に、取付け孔1の周縁の挿入側前面と当接 して、抜止め脚部23を開方向に回動させる回動レバー15を具備する。
【0017】 図例では、抜止め脚部21、23は、一方が矩形係止板部13の略真下に突出 する固定脚21と、係止板部13の先端にヒンジ結合される可動脚23とからな る。そして、固定脚21及び可動脚23は、その外側に、それぞれ逆止肩部21 a、23aを具備する。
【0018】 また、抜止め脚部21、23の先端間に回動レバー15の回動時の外力で、脚 部閉状態を解除できるスナップ止め対22、24を具備する。すなわち、固定脚 21の先端には、嵌合凸部22が形成され、他方、可動脚23の先端には弾性を 有する湾曲受け部24が形成されている。
【0019】 さらに、可動脚23は、取付け孔1の周縁の挿入側前面と当接して、該可動脚 (抜止め脚部)23を開方向に回動させる回動レバー15を具備する。すなわち 、回動レバー15は、可動脚23のヒンジ結合部近傍から略コ字形状に側方へ突 出して形成される。すなわち、回動レバー15は、第1屈曲部15aと第2屈曲 部15bとを備えている。
【0020】 そして、この回動レバー15の先端部には、ロック爪部17を具備する。これ に対応して、部品一体化部7の裏面に爪受け部18が形成されている。
【0021】 (4) なお、第二部品5の裏面には、第二部品5の第一部品3への保持安定性の 見地から、スペーサリブ26が適宜位置に形成されている。
【0022】 他方、第一部品3に形成される取付け孔1の形状は、矩形で、その幅は、逆止 肩部21a、23aが,抜止め脚部21、23閉時挿通可能、かつ、抜止め脚部 21、23開時挿通不可な大きさとし、また、その長さは、上記係止板部13の 長さより短いものとする。
【0023】 (4) 次に、本実施例の使用態様を説明する。
【0024】 まず、第二部品5を第一部品3に取り付ける場合について、説明をする。スナ ップ止め対である固定脚21の嵌合凸部22が可動脚23の湾曲受け部24に嵌 合することにより、抜止め脚部21、23の閉じ状態が維持されている。
【0025】 次に、抜止め脚部21、23を、取付け孔1に挿通する。すると、抜止め脚部 21、23の双方の逆止肩部21a,23aが取付け孔1を通過する直前に、回 動レバー15の第1屈曲部15aが、第一部品3の取付け孔1周縁前面側に当接 する。さらに、ファスナーを第二部品5を介して挿入方向に力を加えると、抜止 め脚部21、23先端のスナップ止め対22、24が解除される。すると、抜止 め脚部21、23が完全に開く前に、双方の逆止肩部21a、23aが取付け孔 1を通過する。
【0026】 そして、逆止肩部21a、23aに、取付け孔1周縁裏面が係止すると同時に 、回動レバー15のロック爪部17が、部品一体化部裏面の爪受け部18と係合 する。
【0027】 このため、最早、通常に作用するファスナーの軸方向の外力で、即ち、第二部 品5に直交する方向の力では、回動レバー15のロック爪部17と爪受け部18 との係合が解除されることはない。したがって、第一部品3と第二部品5との間 に、強固な保持力を確保できる。
【0028】 第二部品5を、第一部品3から取り外す場合は、図3に示すごとく、可動脚2 3側を持ち上げる用にひねれば、回動レバー15の先端ロック爪部17の爪受け 部18との係合が解除される。すると、抜止め脚部21、23は、可動脚部23 が閉じ方向に移動可能となり、取付け孔1から、抜止め脚部21、23を、極め て小さい荷重で抜き出すことができる。
【0029】 B.実施例2(図5〜7) 実施例1において、固定脚部も可動脚部21Aとし、抜止め脚部を一対の可動 脚部21A、23Aからなる構成とした以外は、実施例1と基本的に同じであり 、同一部分については、同一図符号を付してそれらの説明の全部または一部を省 略する。
【0030】 連結アーム部11Aを部品一体化部7の裏面から真下に突出するリブ状とし、 連結アーム部11Aの下端両側後に、可動脚部21A、23Aが位置を後にずら してヒンジ結合されている。そして、可動脚部21A、23Aの先端部の接合部 位には、スナップ止め対である嵌合凸部22A及び湾曲受け部24Aが形成され ている。さらに、回動レバー15A、15Bも各可動脚部21A、23Aに対応 して一対、やはり、前後に位置をずらして形成されている。
【0031】 本実施例の使用態様も、上記実施例1と同様である。
【0032】
【考案の作用・効果】
本考案のファスナーは、上記のような構成により、下記のような作用効果を奏 する。
【0033】 一対の抜止め脚部21、23を回動レバー15の作用で、抜止め脚部21、2 3を取付け孔に挿入完了直に、閉から開とすることができ、ファスナーの挿入荷 重は、抜止め脚部21、23先端のスナップ止め22、24対を解除するだけの 大きさですむ。しかも、回動レバー15のロック爪17が、部品一体化部7の裏 面に形成された爪受け部18に係合して、抜止め脚部21、23が開き状態が維 持され、大きな抜止め力を確保できる。
【0034】 従って、本考案のファスナーは、抜止め脚部の抜止め荷重を低下させずに、挿 入荷重を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すファスナーの垂直断面
図、
【図2】図1のII-II 線断面図、
【図3】図1のファスナーの車体板金への取付け態様断
面図、
【図4】図1のファスナーを車体板金から取り外す場合
の説明用断面図、
【図5】本考案の他の実施例を示すファスナーの斜視
図、
【図6】図5のファスナーの垂直断面図、
【図7】図5のファスナーの車体板金への取付け態様断
面図。
【符号の説明】
1 取付け孔 3 第一部品(車体板金) 5 第二部品(プラスチック成形品) 7 部品一体化部 9 ファスナー本体部 11、11A 連結アーム部 13 矩形係止板部 15 回動レバー 17 ロック爪部 18 爪受け部 21 抜止め脚部(固定脚) 22 嵌合凸部(スナップ止め対の一方) 23 抜止め脚部(可動脚) 24 湾曲受け部(スナップ止め対の他方)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け孔を具備する第一部品に、第二部
    品を取付けるに際して、第二部品に一体化して使用する
    プラスチックファスナーであって、 部品一体化部と、ファスナー本体部と、該ファスナー本
    体部と前記部品一体化部を連結する連結アーム部とから
    なり、 前記ファスナー本体部は、前記連結アーム部の先端連結
    部から前記取付け孔への挿入方向に対面して突出する一
    対の抜止め脚部を具備し、 該抜止め脚部の少なくとも一方は、前記連結アーム部の
    先端連結部にヒンジ結合されると共に、前記取付け孔の
    周縁の挿入側前面と当接して、該抜止め脚部を開方向に
    回動させる回動レバーを具備し、 前記回動レバーの先端部にロック爪部を具備すると共
    に、前記部品一体化部の裏面に該ロック爪部に対応する
    爪受け部を具備し、 前記抜止め脚部は、その先端間に前記回動レバーの回動
    時の外力で、脚部閉状態を解除できるスナップ止め対を
    具備する、 ことを特徴とするプラスチックファスナー。
JP10774891U 1991-12-27 1991-12-27 プラスチックファスナー Withdrawn JPH0554803U (ja)

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JP10774891U JPH0554803U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 プラスチックファスナー

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JP10774891U JPH0554803U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 プラスチックファスナー

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JP10774891U Withdrawn JPH0554803U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 プラスチックファスナー

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JP (1) JPH0554803U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112407A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Daiwa Kasei Kogyo Kk クリップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404