JPH0554802U - 油圧シリンダのチェックボール制御ロッド - Google Patents

油圧シリンダのチェックボール制御ロッド

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JPH0554802U
JPH0554802U JP10774391U JP10774391U JPH0554802U JP H0554802 U JPH0554802 U JP H0554802U JP 10774391 U JP10774391 U JP 10774391U JP 10774391 U JP10774391 U JP 10774391U JP H0554802 U JPH0554802 U JP H0554802U
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JP
Japan
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hydraulic cylinder
check ball
control rod
ball control
sliding portion
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JP10774391U
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尚司 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】円滑に摺動することができ、シール性の向上を
図ることができる油圧シリンダのチェックボール制御ロ
ッドを提供する。 【構成】油圧シリンダに内蔵されたチェックボールを強
制的に移動させることにより伸縮ロッドの伸縮を制御す
るチェックボール制御ロッドにおいて、前記チェックボ
ール制御ロッド43は、その摺動部43aが同径のスト
レート形状に形成されるとともに、摺動部43a表面に
メッキが施され、また、上記チェックボール制御ロッド
43の摺動部43aが配置された油圧シリンダ本体11
側には該摺動部43aが摺接するカラー110とシール
111とが設けられてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧シリンダに内蔵されたチェックボールを移動制御するチェック ボール制御ロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のチェックボール制御ロッドとしては、図3に示すように、チェ ックボール制御ロッドaの摺動部bの途中部に凹部b1が形成された溝形のもの が使用されており、この凹部b1にOリングを組み込むことでシールしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のチェックボール制御ロッドaの摺動部bの構造では 、その表面にメッキを施す場合、凹凸状であるため困難であり、また、メッキを 施したとしても摺動部bの角部b2にメッキバリが発生し易い。このため摺動部 bの角部b2がかじられ易く、このため磨耗粉を発生させ易くこの磨耗粉がチェ ックボール制御ロッドaの円滑な摺動を妨げるとともに、シール性の低下を招く という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の油圧シリンダのチェックボール制御ロッドは、油圧シリンダ内に摺動 自在に設けられ、該油圧シリンダに内蔵されたチェックボールを強制的に移動さ せて油圧供給経路を変えることにより伸縮ロッドの伸縮を制御するチェックボー ル制御ロッドにおいて、前記チェックボール制御ロッドは、その摺動部が同径の ストレート形状に形成されるとともに、摺動部表面にメッキが施され、また、上 記チェックボール制御ロッドの摺動部が配置された油圧シリンダ本体側には該摺 動部が摺接するカラーとシールとが設けられたものである。
【0005】
【作用】 チェックボール制御ロッドの摺動部をストレート形状に形成したことで、メッ キが施し易く、また、摺動部に凹凸部がないためメッキを施した際にバリが生じ ることなくきれいに仕上げることができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
【0007】 図1は油圧シリンダの構成を示している。
【0008】 この油圧シリンダは、2本の第1,第2油圧シリンダ10,20のロッド12 ,22が互いに逆方向に伸縮するように本体11,21が固設されたものである 。
【0009】 第1油圧シリンダ10は、前記本体11と、ロッド12と、該ロッド12の基 端部に設けられたピストン部12aとから構成されている。
【0010】 ロッド12には中心部とその外周部に通路13,14が形成されており、これ ら通路13,14には図示しない油圧ポンプ、切換弁等を備えた油圧供給手段に よりロッド12の先端部から圧油が供給される。
【0011】 前記通路13は、該通路13内に摺動自在に嵌挿された嵌挿部材15内、本体 11の基端部に形成された通路16a,16b,16cを経てピストン室17に 連通されている。また、通路14は連通部18を経てロッド室19に連通されて いる。
【0012】 前記通路16a,16b,16cには、第1チェック弁30と第2チェック弁 40とが配置されている。
【0013】 チェック弁30は、図1及び図2に示すように、弁本体31と、該弁本体31 の一端に設けられ第1油圧シリンダ10に形成された弁座101と圧接するチェ ックボール32とから構成されている。このチェック弁30は、スプリング35 によりチェックボール32が弁座101に圧接するように付勢されている。
【0014】 また、弁本体31の他端部は前記嵌挿部材15に挿入係止されており、ロッド 12が略最大に伸長した際にピストン部12aが嵌挿部材15を伸長方向(図2 に示す矢符P方向)に引っ張ることで、チェックボール32を弁座101からス プリング35の付勢力に抗して離脱するようになされ、これにより通路16aと 第2油圧シリンダ20のピストン室25に連通された通路102とが連通する。
【0015】 上記弁本体31とチェックボール32とは、溶接により直接接合されている。 具体的には、弁本体31とチェックボール32とを圧着溶接することによりこれ ら両者を直接接合しており、また弁本体31とチェックボール32とをプロジェ クション溶接することにより直接接合している。
【0016】 前記第2チェック弁40は、チェックボール41がスプリング42の付勢力に より弁座103に圧接されるもので、第2油圧シリンダ20の縮退時には該第2 油圧シリンダ20のロッド端に設けられた押圧部材50によりチェックボール制 御ロッド(以下、単にロッドという。)43を矢符P方向に強制的に摺動させる ことでチェックボール41をスプリング42の付勢力に抗して弁座103から離 脱させるように構成されている。
【0017】 ロッド43は、その摺動部43aが同径のストレート形状に形成されており、 このストレート形状の摺動部43aの表面にメッキが施されている。
【0018】 また、上記ロッド43の摺動部43aが配置された本体11側にはカラー11 0とペンタシール111とが設けられており、これらカラー110及びペンタシ ール111の内周面を上記摺動部43aの表面が摺接する。
【0019】 前記第2油圧シリンダ20は、上述したように、本体21と、ロッド22と、 該ロッド22の基端部に設けられたピストン部23とから構成されており、ピス トン室25が第1油圧シリンダ10の通路102に図示しないパイプにより連通 されるとともに、ロッド室26が第1油圧シリンダの通路14に図示しないパイ プにより連通されている。
【0020】 次に、上述した第1,第2油圧シリンダ10,20の動作について簡単に説明 する。
【0021】 まず、図1に示すような第1,第2油圧シリンダ10,20を縮退させた状態 において、第1油圧シリンダ10の通路13に圧油を供給すると、この圧油は通 路13、通路16a,16b,16cを経て第1油圧シリンダ10のピストン室 17に供給され、第1油圧シリンダ10のロッド12を伸長させる。そして、ロ ッド12が略最大まで伸長すると、ピストン部12aが嵌挿部材15を伸長方向 に引っ張ることで、第1チェック弁30が開放され、圧油は通路102を経て第 2油圧シリンダ20のピストン室25に供給され、第2油圧シリンダ20のロッ ド22が伸長する。この第2油圧シリンダ20の伸長時において第2チェック弁 40は通路16cを閉塞し、これにより第1油圧シリンダ10の伸長状態を保持 している。
【0022】 また、縮退時は第1油圧シリンダ10の通路14に圧油を供給することで、こ の圧油が図示しないパイプを介して第2油圧シリンダ20のロッド室26に供給 され、これにより第2油圧シリンダ20が縮退する。この時、第2油圧シリンダ 20のピストン室25側の油は、パイプ、第1油圧シリンダ10の通路102、 開放さた第1チェック弁30、通路16a、通路13を経てオイルリザーバ(図 示省略)に戻される。
【0023】 そして、第2油圧シリンダ20が縮退を終了する段階で、この第2油圧シリン ダ20のロッド端に設けられた押圧部材50が第1油圧シリンダ10のロッド4 3と当接し、このロッド43を強制的に矢符P方向に摺動させ、このロッド43 の摺動により第2チェック弁40を開放する。この第2チェック弁40の開放に より第1油圧シリンダ10のピストン室17側の油が、第1油圧シリンダ10の 通路14への圧油の供給に伴って、通路16c、16b、16a、通路13を経 てオイルリザーバへ戻され、これにより第1油圧シリンダ10が縮退する。つま り、第1チェック弁30、第2チェック弁40の作用によって第2油圧シリンダ 20から順次縮退する。
【0024】 そして、この油圧シリンダは、例えば、基端ブーム、中間ブーム、先端ブーム からなる3段式の多段ブームの伸縮用アクチュエータとして適用される。
【0025】 詳しくは、第1油圧シリンダ10のロッド端が図示しない基端ブームに固設さ れ、第1油圧シリンダ10及び第2油圧シリンダ20の本体11,21が図示し ない中間ブームに固設され、さらに第2油圧シリンダ20のロッド端が図示しな い先端ブームに固設される。これにより、伸長時には中間ブーム、先端ブームの 順で順次伸長し、逆に縮退時には先端ブーム、中間ブームの順で順次縮退する。
【0026】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、チェックボール制御ロッドの摺動部をス トレート形状に形成したことで、メッキが施し易く、また、摺動部に凹凸部がな いためメッキを施した際にバリが生じることなくきれいに仕上げることができ、 チェックボール制御ロッドを円滑に摺動させることができるとともに、シール性 の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る油圧シリンダのチェックボール制
御ロッドを示す断面図である。
【図2】本考案に係る油圧シリンダのチェックボール制
御ロッドを示す拡大の断面図である。
【図3】従来のチェックボール制御ロッドを示す側面図
である
【符号の説明】
11 第1油圧シリンダの本体 41 チェックボール 43 チェックボール制御ロッド 43a 摺動部 110 カラー 111 ペンタシール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダ内に摺動自在に設けられ、
    該油圧シリンダに内蔵されたチェックボールを強制的に
    移動させて油圧供給経路を変えることにより伸縮ロッド
    の伸縮を制御するチェックボール制御ロッドにおいて、 前記チェックボール制御ロッドは、その摺動部が同径の
    ストレート形状に形成されるとともに、摺動部表面にメ
    ッキが施され、また、上記チェックボール制御ロッドの
    摺動部が配置された油圧シリンダ本体側には該摺動部が
    摺接するカラーとシールとが設けられたことを特徴とす
    る油圧シリンダのチェックボール制御ロッド。
JP1991107743U 1991-12-27 1991-12-27 油圧シリンダのチェックボール制御ロッド Expired - Lifetime JP2534918Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5351152A (en) * 1976-10-20 1978-05-10 Toyoda Automatic Loom Works Method of producing multiistaged hydraulic cylinder
JPS60196409A (ja) * 1984-03-16 1985-10-04 Tokyu Car Corp 多段伸縮ブ−ムの伸縮装置
JPS6255745A (ja) * 1985-09-03 1987-03-11 Nec Corp 記憶装置のデータ保全装置

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JP2534918Y2 (ja) 1997-05-07

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