JPH0143524Y2 - - Google Patents

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JPH0143524Y2
JPH0143524Y2 JP12958084U JP12958084U JPH0143524Y2 JP H0143524 Y2 JPH0143524 Y2 JP H0143524Y2 JP 12958084 U JP12958084 U JP 12958084U JP 12958084 U JP12958084 U JP 12958084U JP H0143524 Y2 JPH0143524 Y2 JP H0143524Y2
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cylinder
movable cylinder
pressure
piston
stroke
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JP12958084U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は3箇所以上のストローク位置で位置決
めを行うことが可能な流体圧シリンダ装置を関
し、例えば組立てラインにおける種々のワークに
対する位置決めに利用される。
3箇所のストローク位置で位置決めを行う流体
圧シリンダ装置として、第3図及び第4図に示す
ものが従来から存在する。第3図のものは、スト
ロークの異なる2個のシリンダ31,32をタン
デム形に配置して長ストロークのピストン32a
を短ストロークのピストン31aで中間位置に押
し出すようにしたものである。この装置では、全
有効ストロークが長ストローク(St2+St3)に一
致し、短ストロークSt1は有効ストロークに寄与
しないため装置の長さLが増大してしまう。すな
わち、この形式のものでは、各シリンダのストロ
ークSt1、St2+St3、2個のピストンの厚み、3
個のシリンダカバーの厚み、少なくともこれらの
和以上の寸法長さとなる。
第4図のものは、2個のシリンダ33,34を
そのピストンロツド33a,34aを逆方向にし
てタンデム形に接続したもので、全有効ストロー
クは各シリンダのストロークの和(St1+St2)と
なつて全てのストロークが有効に作用するが、装
置の長さは、各シリンダのストロークSt1、St2、
2個のピストンの厚み、3個のシリンダカバーの
厚み、少なくともこれらの和以上のものとなる。
また、この形式のものは、シリンダの本体(シリ
ンダチユーブ)が移動するので、各ポートへ配管
A,B,C,Dを固定配管とすることができな
い。
本考案は、3箇所又はそれ以上の箇所のストロ
ーク位置で位置決めを行うものであつて、従来の
そのような装置よりも長さが短くてすむ装置を提
供しようとするものである。
以下、本考案を実施例により図面を参照しなが
ら説明する。
第1図において、1は2段形複動油圧シリンダ
であつて、この2段形複動油圧シリンダ1は、基
本シリンダ2内に第1ピストン3を基端部側に有
した第1可動シリンダを、第1可動シリンダ4内
に第2ピストン5を基端部側に有した第2可動シ
リンダ6を、それぞれ嵌装し、第1可動シリンダ
4及び第2可動シリンダ6の各往動側油室7,8
及び各復動側油室9,10を、流通路11又は送
通管12及び流通孔13によつてそれぞれ相互に
連通させてなるものである。2aは取付用のブラ
ケツトである。なお、このような多段形複動油圧
シリンダのさらに具体的な例は、本出願人が先に
開示した特開昭59−80513号に記載のものを参照
することができる。
2段形複動油圧シリンダ1の基本リンダ2に
は、往動側油室7,8に通するポート14、復動
側油室9,10に通ずるポート15が設けられて
おり、ポート14は切換弁16を介して圧力P1
の第1油圧源17又は圧力Oの油タンク18に、
ポート15は切換弁19を介して圧力P2の第2
油圧源20又は油タンク18に、それぞれ選択的
に接続されるようになつている。各切換弁16,
19と各油圧源17,20との間には、チエツク
弁21,23及びしぼり弁22,24が、また、
各切換弁16,19と油タンク18との間にはし
ぼり弁25,26が、それぞれ介在接続されてい
る。
第1油圧源17の圧力P1は第2油圧源20の
圧力P2よりも低く設定されており、これらの圧
力P1,P2が各ポート14,15に同時に加えら
れた場合に第1可動シリンダ4は往動し、第2可
動シリンダ6は復動して第1図に示す状態で安定
するようになつている。すなわち、圧力P1,P2
は次の条件を充分に満たしている。
P1×S1A>P2×S1B …(1) P1×S2A<P2×S2B …(2) ここで、S1A,S1Bは第1ピストン3の、S2A,
S2Bは第2ピストン5の、それぞれ往動側有効面
積又は復動側有効面積である。(1)式及び(2)式よ
り、次式が得られる。
S1B/S1A<P1/P2<S2B/S2A …(3) (3)式の条件を満たすことは、第1可動シリンダ4
の外径を比較的大きくし、第2可動シリンダ6の
外径を比較的小さくし、圧力P2を圧力P1の2倍
程度とすることで可能である。
次に切換弁16,19の作動と第1及び第2可
動シリンダ4,6との関係を説明する。
第1図に示すストローク位置をZ2、最も収縮
したストローク位置をZ1、最も伸長したストロ
ーク位置をZ3とすると、切換弁16をオンして
ポート14を油タンク18に接続することによつ
て第1可動シリンダ4は復動してZ1位置となる
が、このZ1位置の状態から切換弁16,19を
第2図のように切換えていくことにより、2段形
複動油圧シリンンダ1はZ1→Z2→Z3→Z2→Z1の
各ストローク位置へ順次伸縮して位置決めをする
こととなる。つまり、まず第1可動シリンダ4が
往動を始め、これがストローク位置Z1からZ2へ
移動する際にZ2に達する若干手前の時刻t1で切換
弁19をオフとすることにより、ポート15から
排出される油はしぼり弁24により絞られて第1
可動シリンダ4は減速移動することになる。この
状態では、Z2位置に達した後その位置を保持す
ることとなるが、ここで再び切換弁19をオンと
することにより、次に第2可動シリンダ6が往動
を始めてやがてZ3位置に達する。ここで切換弁
19をオフとし切換弁16をオンとすることによ
つて、第2可動シリンダ6は復動を始めるが、こ
の途中の時刻t4で切換弁16をオフとすることに
より、ポート14から排出される油はしぼり弁2
2により絞られて第2可動シリンダは減速移動し
やがてZ2位置に達する。切換弁16を再びオン
とすることにより、第1可動シリンダ4も復動し
てZ1位置に戻る。往動時又は復動時における第
1可動シリンダ4と第2可動シリンダ6との作動
順序は、しぼり弁25,26によつて適当な背圧
を与えることによつて確保されている。
上述の実施例によると、3箇所のストローク位
置で位置決めを2段形複動油圧シリンダ1が1個
のみで行えるので、装置の長さすなわち最も収縮
したときの長さを短くすることができる。第3図
及び第4図の従来例と同一の有効ストロークを得
るのに必要な装置の長さは、第1可動シリンダ4
のストロークSt1、2個のピストン3,5の厚み、
2個のシリンダカバーの厚み、これらの和に若干
寸法を加えたものとなり、有効ストロークを長く
必要とするほど従来のものに比して短くできる効
果が大となることが理解できる。チエツク弁2
1,23、及びしぼり弁22,24による流量調
整回路を有しているため、中間ストローク位置
Z2付近での減速作動が可能であり、衝撃のない
中間停止が行えるとともにこれらのしぼり弁2
2,24を調整することによつて速度制御も可能
である。しぼり弁25,26によつて第1可動シ
リンダ4及び第2可動シリンダ6の作動順序を確
保しているから、中間位置Z2に至るまでの動作
を無駄のないものとすることができる。ポート1
4,15を基本シリンダ2に設けたから固定配管
とすることができる。
上述の実施例において、切換弁16,19はこ
れを単一個の切換弁を使用することも可能であ
る。送通管12に代えて接続のための可撓性ホー
スを外部に設けてもよい。ポート15を第2可動
シリンダ6の先端に設けてもよい。このような2
段形複動油圧シリンダ1を2個以上又は単なる油
圧シリンダをも含めてタンデム形に連結し、所要
の油圧回路を構成することによつてさらに多位置
の位置決めを行うことができる。上述の実施例で
は油圧で作動する場合について説明したが、若干
の設計的変更によつて空気圧で作動することも可
能である。
以上のように本考案によると、3箇所又はそれ
以上の箇所のストローク位置で位置決めを行うこ
とができ、そのような装置の長さを従来のものよ
りも短くすることができる。しかも、有効ストロ
ークが長く必要であるほどその効果は著しい。ま
た、適当な付加回路を設けることによつて、容易
に中間位置での減速移動や速度調整を行うことが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の一実施例を示す図、第
2図は第1図に示す装置の作動状態を説明するた
めの図、第3図及び第4図は従来の装置を示す図
である。 1……2段形複動油圧シリンダ(多段形複動流
体圧シリンダ)、2……基本シリンダ、3……第
1ピストン、4……第1可動シリンダ、5……第
2ピストン、6……第2可動シリンダ、7,8…
…往動側油室(往動側流体室)、9,10……復
動側油室(復動側流体室)、16,19……切換
弁、17……第1油圧源(第1流体圧源)、18
……油タンク(排出口)、20……第2油圧源
(第2流体圧源)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基本シリンダ内に第1ピストンを基端部側に有
    した第1可動シリンダを、第1可動シリンダ内に
    第2ピストンを基端部側に有した第2可動シリン
    ダを、それぞれ嵌装し、第1可動シリンダ及び第
    2可動シリンダの各往動側流体室及び各復動側流
    体室をそれぞれ相互に連通させてなる多段形複動
    流体圧シリンダを有しており、前記往動側流体室
    は圧力P1の第1流体圧源又は圧力Oの排出口に、
    前記復動側流体室は圧力P2の第2流体圧源又は
    圧力Oの排出口に、1個又は複数個の切換弁を介
    してそれぞれ選択的に接続可能になつており、前
    記第1ピストン又は第2ピストンのそれぞれの往
    動側有効面積をS1A又はS2A、往動側有効面積を
    S1B又はS2Bとしたときに前記圧力P1及びP2は、 S1B/S1A<P1/P2<S2B/S2A なる関係を有するように設定されてなる流体圧シ
    リンダ装置。
JP12958084U 1984-08-27 1984-08-27 流体圧シリンダ装置 Granted JPS6144002U (ja)

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JP12958084U JPS6144002U (ja) 1984-08-27 1984-08-27 流体圧シリンダ装置

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JPS6144002U JPS6144002U (ja) 1986-03-24
JPH0143524Y2 true JPH0143524Y2 (ja) 1989-12-18

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FI125918B (fi) * 2008-10-10 2016-04-15 Norrhydro Oy Paineväliainejärjestelmä kuorman ohjaukseen, kääntölaite kuorman kiertoliikkeen ohjaukseen ja epäkeskopyörityslaite kuorman pyörityksen ohjaukseen
EP3365560B1 (en) 2015-10-19 2021-07-21 Norrhydro OY A hydraulic system and method for controlling a hydraulic system

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JPS6144002U (ja) 1986-03-24

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