JPH0554724B2 - - Google Patents

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JPH0554724B2
JPH0554724B2 JP8930086A JP8930086A JPH0554724B2 JP H0554724 B2 JPH0554724 B2 JP H0554724B2 JP 8930086 A JP8930086 A JP 8930086A JP 8930086 A JP8930086 A JP 8930086A JP H0554724 B2 JPH0554724 B2 JP H0554724B2
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JP
Japan
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current
transistor
voltage
transistors
differential
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JP8930086A
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Kazutoshi Sasaki
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、直流電圧によつて利得を制御するこ
とができる利得可変形増幅器に関する。
背景技術 典型的な先行技術の等価回路は、第4図に示さ
れている。振幅変調受信機などにおいて高周波ま
たは中間周波増幅を行なうために、この利得可変
形増幅器が用いられる。信号電圧viは、入力端子
1からトランジスタQ3に与えられて信号電流Ii
に変換される。この信号電流Iiは、入力端子2,
3に与えられる直流電圧によつて制御される差動
トランジスタQ1,Q2に分流される。トランジ
スタQ2には直列抵抗Rcが接続され、このトラ
ンジスタQ2のコレクタは出力端子4となつてい
る。第4図において参照符re1,re2は、トラン
ジスタQ1,Q2の等価エミツタ抵抗であり、
vn1,vn2はそれぞれトランジスタQ1,Q2
の雑音電圧を等価的に示す。
端子2,3とトランジスタQ1,Q2のベース
に与えられる電圧Vcを制御することによつて、
電流Iiを分流し、抵抗Rcに流れる出力電流Ioを減
衰させ、利得を変化している。
このような先行技術では、トランジスタQ1,
Q2の雑音電圧vn1,vn2によつてS/N比が
劣化するという問題がある。すなわち、差動トラ
ンジスタQ1,Q2全体として発生する雑音電圧
vnは vn=√12+22 ……(1) となり、このときの出力雑音電圧Vonは第1a式で
示されるとおりである。
Von=Rc/re1+re2・vn ……(1a) このS/N比の劣化は、雑音電圧vnに対する
利得が高いためである。
この問題を解決するための他の先行技術は、第
5図に示されている。この先行技術では、前述の
出力雑音電圧Vonを下げるためにトランジスタQ
1,Q2のエミツタに抵抗Rをそれぞれ挿入して
いる。第5図では、第4図の先行技術に対応する
部分には同一の参照符を付す。この先行技術によ
れば、出力端子4における出力雑音電圧Von1は、
第2式で示されるとおりとなる。但し、vnは、
第1式で示されるとおりである。
Von1=Rc/2R+er1+re2・vn ……(2) これによつて雑音電圧vnに対する利得を低下
して、出力雑音電圧Von1を低下し、S/N比を
改善することができる。
発明が解決すべき問題点 このような第5図に示された先行技術では、抵
抗Rを差動トランジスタQ1,Q2のエミツタに
挿入することによつて、歪みが増加するという新
たな問題が生じる。この歪は、トランジスタQ3
に流れる電流Iiに対する抵抗Rcを流れる出力電流
Io、つまり端子2,3に与えられる電圧Vcによ
るオフセツト電流Icが電流Iiによつてどのように
変化するかを考えればよい。
ここで電圧Vcにより差動トランジスタQ1,
Q2に流れる電流比をJとすると、電流比Jは第
3式で示される。
J=Ii1/Ii ……(3) ∴Ii1=J・Ii ……(4) Ii2=(1−J)・Ii ……(5) また電流Icは第6式で表わされる。
Ic=Vc/2R+re1+re2 ……(6) re1=K1/Ii1 ……(7) re2=K2/Ii2 ……(8) Ii1+Ii2=Ii ……(9) K1、K2はトランジスタQ1,Q2によつて決
まる定数であり、通常は25℃において約26mVで
ある。参照符Ii1,Ii2は差動トランジスタQ1,
Q2に流れる電流である。したがつて第10式が成
立する。
Ic/Ii=Vc/(2R+re1+re2)・Ii =Vc/(2R+K1/Ii1+K2/Ii2)・Ii =Vc/2R+Ii+K1/J+K2/1−J ……(10) この第10式によれば、抵抗Rを挿入することに
よつて電流Icは電流Iiによつて影響を受け、換言
すると、歪みを生じることになる。
本発明の目的は、S/N比を改善し、しかも歪
みの発生を抑制するようにした利得可変形増幅器
を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、信号電圧を電流に変換するトランジ
スタと、その信号電流を直流電圧によつて制御さ
れる差動トランジスタにより分流制御して利得を
可変する増幅器において、前記差動トランジスタ
の各エミツタにそのトランジスタの等価エミツタ
抵抗と同じ順方向電流に応じて変化する順方向抵
抗を持つダイオードを挿入した事を特徴とする利
得可変形増幅器である。
作 用 本発明に従えば、各差動トランジスタのエミツ
タに直列にダイオードを挿入し、このダイオード
は差動トランジスタの等価エミツタ抵抗と同じ順
方向電流に応じて変化する順方向抵抗を有してい
る。これによつて出力雑音電圧に対する利得を低
下してS/N比を向上することが可能になる。ま
た歪みの発生を抑制することが可能となる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の電気回路図であ
る。入力端子7には増幅されるべき交流信号が与
えられる。この入力端子7の信号電圧は、トラン
ジスタQ6によつて電流に変換される。トランジ
スタQ6には直列に抵抗REが接続される。トラ
ンジスタQ6による信号電流Iiは、入力端子8,
9に与えられる直流電圧Vcによつて制御される
差動トランジスタQ4,Q5によつて分流制御さ
れる。差動トランジスタQ4,Q5のうちの1つ
のトランジスタQ5には直列に抵抗Rcが接続さ
れる。このトランジスタQ5と抵抗Rcとの接続
点は、出力端子10となつている。差動トランジ
スタQ4,Q5の特性は近似している。差動トラ
ンジスタQ4,Q5には、直列にダイオードD
1,D2が順方向に接続される。
第2図は第1図に示された実施例の等価回路図
である。参照符re4,re5は、トランジスタQ
4,Q5の等価エミツタ抵抗をそれぞれ示す。参
照符re6,re7は、ダイオードD1,D2の順方
向電流に応じて変化する順方向抵抗を示す。参照
符vn1,vn2は、それぞれトランジスタQ4,
Q5の雑音電圧を示す。
差動トランジスタQ4,Q5全体として発生す
る雑音電圧vnは、第1式のとおりとなり、この
とき出力端子10における出力雑音電圧Von2は
第11式で示されるとおりである。
Von2=Rc/re4+re5+re6+re7・vn ……(11) この第11式から出力雑音電圧Von2は、前述の
先行技術に関連して述べた第1式に比べてre6,
re7により雑音電圧vn1,vn2に対する利得が
小さくなる。このようにして出力雑音電圧を低下
してS/N比を向上することができる。
差動トランジスタQ4,Q5の等価エミツタ抵
抗re4,re5は次のとおりとなる。
re4=K4/Ii4 ……(12) re5=K5/Ii5 ……(13) K4、K5は、トランジスタQ4,Q5によつて
定まる定数であり、前述のように25℃において通
常約26mVである。
ダイオードD1,D2の順方向電流に応じて変
化する順方向抵抗re6,re7は、次のように表わ
される。
re6=K6/Ii4 ……(14) re7=K7/Ii5 ……(15) ここでK6、K7は、ダイオードD1,D2によ
つて定まる値であり、トランジスタの場合と同じ
値である。
入力端子8,9に与えられる電圧Vcによるオ
フセツト電流Icは次のようになる。
Ic=Vc/re4+re5+re6+re7 =Vc/K4/Ii4+K5/Ii5+K6/Ii4+K7/Ii5……(16) ここでトランジスタQ4,Q5に流れる電流比
を前述の先行技術で述べた第3式、第4式および
第5式と同様におくと、電流Iiに対する電流Icは
次のとおりである。
Ic/Ii=Vc/K4+K6/J+K5+K7/1−J ……(17) この第17式から、電流Icは電流Iiによつて影響
を受けず、したがつて歪みを生じないことがわか
る。このようにして歪みの発生を抑制することが
可能となる。
本発明に従う利得可変形増幅器は、第3図にお
ける受信機において用いることができる。この受
信機ではアンテナ12からの高周波信号が高周波
増幅回路13において増幅され、高周波増幅自動
利得制御回路14を介して混合回路15に与えら
れる。混合回路15には、局部発信回路16から
の局部発信信号が与えられる。こうして得られる
中間周波信号は、中間周波増幅自動利得制御回路
17において増幅され、このようにしてスーパー
へテロダイン方式で受信が行なわれる。回路17
からの出力は、検波回路18によつて検波され、
増幅回路19によつて増幅され、スピーカ20に
よつて音響化される。検波回路18からの出力
は、ローパスフイルタ21に与えられて音響信号
が遮断され、受信電界強度に対応した直流電圧が
ライン22に導出される。このライン22からの
電圧は、自動利得制御増幅回路23において増幅
され、ライン24を介して回路14,17に与え
られる。第1図および第2図に示された実施例
は、この回路14,17において使用され、入力
端子8,9にはライン24からの直流電圧が与え
られ、これによつて自動利得制御が達成される。
本発明は、受信機の自動利得制御のために用い
られるだけでなく、その他の用途において広範囲
に実施することができる。
効 果 以上のように本発明によれば、差動トランジス
タのエミツタに、そのトランジスタの等価エミツ
タ抵抗と同じ順方向電流に応じて変化する順方向
抵抗を有するダイオードを挿入したので、S/N
比を改善し、しかも歪みの発生を抑制することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電気回路図、第2
図は第1図に示された実施例の等価回路図、第3
図は本発明に従う利得可変形増幅器が関連して実
施される受信機のブロツク図、第4図は先行技術
の等価回路図、第5図は他の先行技術の等価回路
図である。 7,8,9……入力端子、10……出力端子、
Q4,Q5……差動トランジスタ、Q6……トラ
ンジスタ、D1,D2……ダイオード、RE,Rc
……抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 信号電圧を電流に変換するトランジスタと、
    その信号電流を直流電圧によつて制御される差動
    トランジスタにより分流制御して利得を可変する
    増幅器において、前記差動トランジスタの各エミ
    ツタにそのトランジスタの等価エミツタ抵抗と同
    じ順方向電流に応じて変化する順方向抵抗を持つ
    ダイオードを挿入したことを特徴とする利得可変
    形増幅器。
JP8930086A 1986-04-17 1986-04-17 利得可変形増幅器 Granted JPS62258509A (ja)

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JP8930086A JPS62258509A (ja) 1986-04-17 1986-04-17 利得可変形増幅器

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JP8930086A JPS62258509A (ja) 1986-04-17 1986-04-17 利得可変形増幅器

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JPS62258509A JPS62258509A (ja) 1987-11-11
JPH0554724B2 true JPH0554724B2 (ja) 1993-08-13

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JPS62258509A (ja) 1987-11-11

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