JPH0554635U - 杭打装置 - Google Patents
杭打装置Info
- Publication number
- JPH0554635U JPH0554635U JP10389091U JP10389091U JPH0554635U JP H0554635 U JPH0554635 U JP H0554635U JP 10389091 U JP10389091 U JP 10389091U JP 10389091 U JP10389091 U JP 10389091U JP H0554635 U JPH0554635 U JP H0554635U
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- Japan
- Prior art keywords
- auger
- pile driving
- driving device
- leader
- earth auger
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- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アースオーガを取り替える際にこのアースオ
ーガと共に取り替える必要のない、汎用性のある絞込装
置を備えた杭打装置を提供する。 【構成】 本考案の杭打装置40は、杭打装置本体42
に支持され地面に対して立設されたリーダ44と、リー
ダ44に懸架されリーダ44に上下動自在に案内され
る、回転力を生成するアースオーガ50と、上端がアー
スオーガ50の出力軸56と同軸に出力軸50に取り外
し自在に取り付けられ、下端に取り付けられる杭70に
アースオーガ50の回転力を伝えるオーガロッド58
と、オーガロッド58を回転自在に保持しリーダ44に
上下動自在に案内される絞込装置60と、絞込装置60
を下方に牽引する牽引装置とを備えている。
ーガと共に取り替える必要のない、汎用性のある絞込装
置を備えた杭打装置を提供する。 【構成】 本考案の杭打装置40は、杭打装置本体42
に支持され地面に対して立設されたリーダ44と、リー
ダ44に懸架されリーダ44に上下動自在に案内され
る、回転力を生成するアースオーガ50と、上端がアー
スオーガ50の出力軸56と同軸に出力軸50に取り外
し自在に取り付けられ、下端に取り付けられる杭70に
アースオーガ50の回転力を伝えるオーガロッド58
と、オーガロッド58を回転自在に保持しリーダ44に
上下動自在に案内される絞込装置60と、絞込装置60
を下方に牽引する牽引装置とを備えている。
Description
【0001】
本考案は、土木、建築工事において使用される杭打装置に関する。
【0002】
土木、建築工事においては、鋼管杭を埋設するために、鋼管杭を回転させると 共に鋼管杭の上端部に貫入方向の荷重を与えて、この鋼管杭を地盤中へ貫入する 作業が行われている。 鋼管杭を埋設するための杭打装置には、図5から図7に示す杭打装置が知られ ている。図5は杭打装置を示す説明図、図6は図5のI −I 線に沿った部分拡大 断 面図、図7は図5のA方向から見た部分拡大側面図である。
【0003】 杭打装置10は、杭打装置本体12に支持されて地面に対してほぼ垂直に設け られたリーダ14を備えている。リーダ14には、杭打装置本体12に取り付け られたシーブ16a、リーダ14の上部に取り付けられたシーブ16b,16c 、アースオーガ20の上面に取り付けられたシーブ16dに掛けられたワイヤ1 8によって、アースオーガ20が吊されている。アースオーガ20には、リーダ 14の長手方向に沿ってリーダ14に設けられたリーダガイド22を挟持するア ーム24a、24b、24cが設けられており、このアースオーガ20は、リー ダガイド22とアーム24a、24b、24cを介して、リーダ14に沿って上 下方向に案内される。上方向への移動は、杭打装置本体12に備えられたウイン チ(図示せず)がワイヤ18を巻き上げることにより行われる。
【0004】 アースオーガ20の下面部には、このアースオーガ20に専用の絞込装置26 が取り付けられている。この絞込装置26は、アースオーガ20に一体的に取り 付けられており、アースオーガ20の形状に合わせて個別に製作されている。絞 込装置26の下面部には、4つのシーブ28a、28b、28c、28dが取り 付けられている。アースオーガ20の下方向への移動は、上方向へ引き上げるた めのワイヤ18を緩めるとともにシーブ28a〜28dに掛けられたワイヤ30 を、シーブ28eを介して杭打装置本体12のウインチ(図示せず)で引っ張る ことにより行われる。
【0005】 アースオーガ20の出力軸32には、オーガロッド34が取り付けられており 、このオーガロッド34は絞込装置26とアースオーガ20と共に上下動する。 オーガロッド34の先端部36には、鋼管杭(図示せず)がオーガロッド34と 同軸に取り付けられる。 杭打装置10を使用して鋼管杭を埋設する際には、オーガロッド34の先端部 36に鋼管杭を同軸に取り付けて、アースオーガ20が生成した回転力をオーガ ロッド34に伝えて鋼管杭を回転させると共に、ウインチによってワイヤ30を 引っ張ることにより絞込装置26が下方に牽引され、これによりオーガロッド3 4を介して鋼管杭に貫入方向の荷重が加えられる。
【0006】 上述のように、鋼管杭をアースオーガ20によって回転させると共に、絞込装 置26を介して鋼管杭に貫入方向への荷重を加えることにより、鋼管杭の地盤中 への貫入性が良好となる。
【0007】
ところで、鋼管杭の径や長さに応じてアースオーガ20の出力を変える(例え ば、30KW〜90KW×2)ため、出力に合った異なる形状のアースオーガが 杭打装置に取り付けられる。また、アースオーガの形状は、製造元や機種によっ ても異なる。一方、図5から図7に示す従来の杭打装置10においては、絞込装 置26は、アースオーガ20の形状に合わせるために、各アースオーガ20毎の 専用となっている。従って、各アースオーガの形状に応じた種々の形状の絞込装 置が用意されている。
【0008】 従来は上記のようにアースオーガの形状に応じた形状の絞込装置を製造してい たため、多くの絞込装置が製作されて費用がかかり、この結果、施工費用が増加 していた。また、絞込装置の製作期間によっては工事の作業効率が低下する場合 もあった。 本考案の目的は、上記問題点に鑑み、汎用性のある絞込装置を備えた杭打装置 を提供することにある。
【0009】
上記目的を達成するために、本考案の杭打装置は、杭打装置本体に支持され地 面に対して立設されたリーダと、該リーダに懸架され該リーダに上下動自在に案 内される、回転力を生成するアースオーガと、上端が該アースオーガの出力軸と 同軸に該出力軸に取り外し自在に取り付けられ、下端に取り付けられる杭に該ア ースオーガの回転力を伝えるオーガロッドと、該オーガロッドを回転自在に保持 し前記リーダに上下動自在に案内される絞込装置と、該絞込装置を下方に牽引す る牽引装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
上記のようにアースオーガ自体はその製造元や機種によってその形状が異なる が、オーガロッドはアースオーガが異なっても共通に使用される場合がほとんど である。本考案はこの点に想到することにより完成されたものである。 本考案の杭打装置によってオーガロッドの下端に取り付けられた杭を埋設する 際、リーダに懸架されたアースオーガが生成した回転力がオーガロッドに伝えら れてオーガロッドの下端に取り付けられた杭に伝えられるため、この杭は回転す る。また、絞込装置は、オーガロッドを回転自在に保持してリーダに沿って上下 動自在に案内されるため、牽引装置によってリーダに沿って下方に牽引されると 、この下方への牽引力がオーガロッドに伝えられて杭に下方への荷重が加えられ る。また、オーガロッドの上端はアースオーガの出力軸に取り付けられているた め、絞込装置の下降に伴って、アースオーガとオーガロッドは共に下降する。
【0011】 ここで、埋設する杭の形状に応じてアースオーガを取り替えるときは、絞込装 置はアースオーガには取り付けられておらずオーガロッドに取り付けられている ため、アースオーガの出力軸とオーガロッドの上端とを外し、新たなアースオー ガの出力軸とオーガロッドの上端とを取り付ければ良い。従って、本考案の杭打 装置においては、絞込装置はアースオーガの形状に拘わらず同じものを使用でき 、汎用性のある絞込装置となる。
【0012】
以下、本考案の実施例を示す添付図面を参照しながら、本考案をより詳しく説 明する。 図1は本考案の一実施例に係る杭打装置の説明図、図2は図1の杭打装置のア ースオーガと絞込装置付近を示す一部切欠側面図、図3は図2の正面図、図4は 絞込装置付近の一部切欠拡大側面図である。
【0013】 杭打装置40は、杭打装置本体42に支持されて地面に対してほぼ垂直に設け られたリーダ44を備えている。リーダ44には、杭打装置本体42に取り付け られたシーブ46a、リーダ44上部に取り付けられたシーブ46b,46cと 、アースオーガ50の上面に取り付けられシーブ46dとに掛けられたワイヤ4 8によって、アースオーガ50が吊り下げられている。アースオーガ50には、 リーダ44の長手方向に沿って設けられたリーダガイド52を挟持するアーム5 4a、54b、54cが取り付けられており、このアースオーガ50はリーダガ イド52とアーム54a〜54cとを介して、リーダ44に沿って上下方向に案 内される。上方向への移動は、杭打装置本体42に備えられたウインチ(図示せ ず)がワイヤ48を巻き上げることにより行われる。
【0014】 アースオーガ50の下面部には、アースオーガ50の出力軸の一部56が突き 出ており、オーガロッド58の上端が取り外し自在にボルト(図示せず)によっ て取り付けられている。 オーガロッド58の長手方向上部には、オーガロッド58を回転自在に保持す る絞込装置60が取り付けられている。絞込装置60は、スライド部材62を介 してリーダガイド52に上下方向に案内される。
【0015】 図1では、絞込装置60をオーガロッド58の長手方向上部に取り付けた状態 を示したが、絞込装置60の取付位置はこれに限定されず、オーガロッド58の 長手方向の任意の位置に取り付けることができる。尚、オーガロッド58の絞込 装置60への取り付け機構については後述する。 絞込装置60の下面部には、4つのシーブ64a、64b、64c、64dが 取り付けられており、これらのシーブ64a〜64dに掛けられたワイヤ66を 、シーブ64eを介して、本考案にいう牽引装置の一例である、杭打装置本体4 2のウインチ(図示せず)で引っ張ることにより、絞込装置60とアースオーガ 50とが下方に引っ張られる。
【0016】 オーガロッド58の先端部68には、鋼管杭70がオーガロッド58と同軸に 取り付けられる。絞込装置60がウインチにより下方に引っ張られると、この力 がオーガロッド58に伝えられて、この鋼管杭70に下方に荷重が加えられる。 次に、絞込装置60の詳細な構造について、図2と図4とを参照して説明する 。絞込装置60は、オーガロッド58の一部を囲繞するハウジング72と、ハウ ジング72内部に設けられた2つのスラストベアリング74a,74bとを備え て構成されている。ハウジング72とオーガロッド58とは、スラストベアリン グ74a,bを介して連結されており、オーガロッド58にはスラストベアリン グ74a、bを固定するためのフランジ76a、76bが設けられている。この スラストベアリング74a、bは自動調芯機能付であることが好ましい。また、 ハウジング72は、前述したように、スライド部材62を介してリーダガイド5 2に取り付けられている。また、ハウジング72の上面と下面には、夫々フレ止 め78a、78bが形成されている。
【0017】 この絞込装置60はハウジング72内においてオーガロッド58をスラストベ アリング74a、74bを介して保持しているため、オーガロッド58は自在に 回転できる。また、スライド部材62を介して2本のリーダガイド52、52に 取り付けられているため、リーダガイド52の上下方向に案内される。なお、オ ーガロッド58は一般に規格化されているため、アースオーガ50の形状に拘わ らず、オーガロッド58の一端をアースオーガ50の出力軸に取り付けることが できる。
【0018】 次に、杭打装置40を使用して、オーガロッド58の先端68に取り付けられ た鋼管杭70を埋設する作業について説明する。リーダ44に懸架されたアース オーガ50によってオーガロッド58を回転させると、オーガロッド58に取り 付けられている鋼管杭70も回転する。一方、絞込装置60は、オーガロッド5 8をスラストベアリング74a、74bを介して保持すると共にスライド部材6 2を介してリーダガイド52に取り付けられているため、オーガロッド58が回 転しても、回転しない。また、ウインチによってワイヤ66を引っ張ることによ り絞込装置60が下方に牽引され、絞込装置60に保持されたオーガロッド58 が絞込装置60の下方への移動とともに下方へ移動する。従って、これにより鋼 管杭70に貫入方向への荷重が加えられる。
【0019】 次に、埋設する鋼管杭の形状に応じてアースオーガを取り替える場合について 説明する。 従来の杭打装置では、絞込装置はアースオーガに一体的に取り付けられていた ため、アースオーガと共に絞込装置も取り替える必要があったが、本実施例の杭 打装置40では、絞込装置60はオーガロッド58に取り付けられているため、 アースオーガ50を取り替える際には、アースオーガ50の出力軸56からオー ガロッド58を取り外し、他のアースオーガ50をセットしてもとのオーガロッ ド58を取り付ければよく、したがって絞込装置60を取り替える必要はない。
【0020】
以上に説明したように、本考案によれば、絞込装置はオーガロッドに取り付け られており、アースオーガには取り付けられていないため、アースオーガと共に 取り替えることは必要なく、汎用性のある絞込装置を備えた杭打装置となる。こ の結果、設備費を減ずることができ、施工コストの低減となる。また、絞込装置 の製作期間によって、工事の作業効率が低下することも防止できる。
【図1】本考案の一実施例に係る杭打装置の説明図であ
る。
る。
【図2】図1の杭打装置のアースオーガと絞込装置付近
を示す一部切欠側面図である。
を示す一部切欠側面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】絞込装置付近を示す一部切欠拡大側面図であ
る。
る。
【図5】従来の杭打装置を示す説明図である。
【図6】図5のI −I 線に沿った部分拡大断面図であ
る。
る。
【図7】図5のA方向から見た部分拡大側面図である。
40: 杭打装置 42: 杭打装置本体 44: リーダ 50: アースオーガ 56: アースオーガ出力軸 58: オーガロッド 60: 絞込装置 64a: シーブ 70: 鋼管杭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋本 正治 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)考案者 西沢 信二 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)考案者 日笠 義雄 千葉県千葉市赤井町740
Claims (1)
- 【請求項1】 杭打装置本体に支持され地面に対して立
設されたリーダと、 該リーダに懸架され該リーダに上下動自在に案内され
る、回転力を生成するアースオーガと、 上端が該アースオーガの出力軸と同軸に該出力軸に取り
外し自在に取り付けられ、下端に取り付けられる杭に該
アースオーガの回転力を伝えるオーガロッドと、 該オーガロッドを回転自在に保持し前記リーダに上下動
自在に案内される絞込装置と、 該絞込装置を下方に牽引する牽引装置とを備えたことを
特徴とする杭打装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10389091U JPH0554635U (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 杭打装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10389091U JPH0554635U (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 杭打装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0554635U true JPH0554635U (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=14366025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10389091U Withdrawn JPH0554635U (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 杭打装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0554635U (ja) |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP10389091U patent/JPH0554635U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |