JPH0554366B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0554366B2 JPH0554366B2 JP26570184A JP26570184A JPH0554366B2 JP H0554366 B2 JPH0554366 B2 JP H0554366B2 JP 26570184 A JP26570184 A JP 26570184A JP 26570184 A JP26570184 A JP 26570184A JP H0554366 B2 JPH0554366 B2 JP H0554366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permeable membrane
- gas
- cells
- cell
- gas permeable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、気体透過膜セル・ユニツトに関する
ものである。
ものである。
従来の技術
近年、有機物の膜を利用し、特に酸素富化気
体、窒素富化気体、あるいは水素その他の混合気
体中からの選択的分離等に関して種々の試みが、
行われている。特に、酸素富化気体は燃焼用、医
療用、菜園用、養魚用の、省エネルギー手段とし
て、広く利用されるものである。
体、窒素富化気体、あるいは水素その他の混合気
体中からの選択的分離等に関して種々の試みが、
行われている。特に、酸素富化気体は燃焼用、医
療用、菜園用、養魚用の、省エネルギー手段とし
て、広く利用されるものである。
従来、気体透過膜セルが、分離しようとする混
合気体を気体透過膜表面へ導入、通過させるため
の空間を隣接する前記セル間に設け、位置規制す
る手段が、いくつか試みられている。例えば、隣
接する前記セルの間隙に、所要の厚みを有する支
持体をはさみ込む、あるいは、前記セルの枠に、
セル本体より厚い部分を設けるなどして積層し、
前記積層体を金属、樹脂などからなるケースに納
める、または、粘着テープで固定するなどの方法
がとられている。
合気体を気体透過膜表面へ導入、通過させるため
の空間を隣接する前記セル間に設け、位置規制す
る手段が、いくつか試みられている。例えば、隣
接する前記セルの間隙に、所要の厚みを有する支
持体をはさみ込む、あるいは、前記セルの枠に、
セル本体より厚い部分を設けるなどして積層し、
前記積層体を金属、樹脂などからなるケースに納
める、または、粘着テープで固定するなどの方法
がとられている。
以下、図面を参照しながら、上述したような、
従来の気体透過膜セル・ユニツトについて説明す
る。
従来の気体透過膜セル・ユニツトについて説明す
る。
第3図、第4図は、従来の気体透過膜セル・ユ
ニツトを示すものである。第3図において、1
は、混合気体を選択的に分離する透過膜、2はそ
の透過膜1を保持する枠、2−aは隣接するセル
の同部分と相対しセルを支持する支持体部、3は
分離気体を取り出す取り出し口、4は、前記セル
の積層体を保持するケースである。
ニツトを示すものである。第3図において、1
は、混合気体を選択的に分離する透過膜、2はそ
の透過膜1を保持する枠、2−aは隣接するセル
の同部分と相対しセルを支持する支持体部、3は
分離気体を取り出す取り出し口、4は、前記セル
の積層体を保持するケースである。
以上の様な構成要素からなる気体透過膜セル・
ユニツトについて、まず、枠2を透過膜1で気密
に覆うことによつてなる気体透過膜セルを支持体
部2−aが相対する様に積層する。次に前記積層
体をケース4に収納することにより気体透過膜セ
ル・ユニツトが構成される。さらに各々の気体透
過膜セルの取り出し口より、真空ポンプなどの吸
引手段を用いて透過膜の表裏に差圧を設ける。同
時に、送風フアンなどの供給手段を用いて、隣接
する前記セル間の間隙に、分離しようとする混合
気体を供給する。以上の様な操作により、混合気
体中より分離しようとする気体が取り出し口3よ
り得られる。
ユニツトについて、まず、枠2を透過膜1で気密
に覆うことによつてなる気体透過膜セルを支持体
部2−aが相対する様に積層する。次に前記積層
体をケース4に収納することにより気体透過膜セ
ル・ユニツトが構成される。さらに各々の気体透
過膜セルの取り出し口より、真空ポンプなどの吸
引手段を用いて透過膜の表裏に差圧を設ける。同
時に、送風フアンなどの供給手段を用いて、隣接
する前記セル間の間隙に、分離しようとする混合
気体を供給する。以上の様な操作により、混合気
体中より分離しようとする気体が取り出し口3よ
り得られる。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上記の様な構成では、気体透過
膜セルの位置規制が、不充分であるため、前記セ
ルを積層する際に、積み重ねた前記セルがくず
れ、透過膜が接触、破損し、分離能力が著しく損
なわれることがあつた。また、ケース4に収納
し、前記セルを位置規制する方法をとる場合はケ
ース4の部品点数が増加し、重量増加、コスト増
加の要因となるという問題点を有していた。
膜セルの位置規制が、不充分であるため、前記セ
ルを積層する際に、積み重ねた前記セルがくず
れ、透過膜が接触、破損し、分離能力が著しく損
なわれることがあつた。また、ケース4に収納
し、前記セルを位置規制する方法をとる場合はケ
ース4の部品点数が増加し、重量増加、コスト増
加の要因となるという問題点を有していた。
本発明は、上記問題点に鑑み、前記セル・ユニ
ツトの、ずれ、くずれによる透過膜の損傷がな
く、かつ部品点数が減少し、コストの低減および
軽量化に有利な気体透過膜ユニツトを提供するも
のである。
ツトの、ずれ、くずれによる透過膜の損傷がな
く、かつ部品点数が減少し、コストの低減および
軽量化に有利な気体透過膜ユニツトを提供するも
のである。
問題点を解決するための手段
この目的を達成するために本発明の気体透過膜
セル・ユニツトは、混合気体を選択的に分離する
透過膜と、この透過膜を保持する枠と、この枠に
設けられ、位置規制する凹凸部とから構成されて
いる。
セル・ユニツトは、混合気体を選択的に分離する
透過膜と、この透過膜を保持する枠と、この枠に
設けられ、位置規制する凹凸部とから構成されて
いる。
作 用
この構成によつて、隣接する気体透過膜セルの
枠に設けられた凹凸部が嵌合して位置規制される
ことにより、透過膜の損傷を防ぎ、部品点数を減
少させることとなる。
枠に設けられた凹凸部が嵌合して位置規制される
ことにより、透過膜の損傷を防ぎ、部品点数を減
少させることとなる。
実施例
以下本発明の一実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第1図は、本発明の一実施例における気体透過
膜セル・ユニツトの構成を示すものである。図に
おいて、1は混合気体を選択的に分離する透過
膜、2はこの膜を保持する枠、2−bは隣接する
気体透過膜セルの凸部2−cと嵌合し位置規制す
る凹部であつて、この凹部2−bの透過膜1を背
にする面2−b′はテーパー状の傾斜面としてい
る。また、2−cは隣接する前記セルの凹部2−
bと嵌合し、位置規制する凸部であつて、この凸
部2−cの透過膜1側の面2−c′は、上記凹部2
−bの面2−b′とホツク状に嵌合固定されるよう
にテーパー状の傾斜面としている。3は分離気体
をとり出す取り出し口である。
膜セル・ユニツトの構成を示すものである。図に
おいて、1は混合気体を選択的に分離する透過
膜、2はこの膜を保持する枠、2−bは隣接する
気体透過膜セルの凸部2−cと嵌合し位置規制す
る凹部であつて、この凹部2−bの透過膜1を背
にする面2−b′はテーパー状の傾斜面としてい
る。また、2−cは隣接する前記セルの凹部2−
bと嵌合し、位置規制する凸部であつて、この凸
部2−cの透過膜1側の面2−c′は、上記凹部2
−bの面2−b′とホツク状に嵌合固定されるよう
にテーパー状の傾斜面としている。3は分離気体
をとり出す取り出し口である。
以上の様に構成された気体透過膜セルを隣接す
る前記セルの凹部2−bと凸部2−cとを嵌合す
るように順次積層する。第2図は、嵌合部分の断
面図である。
る前記セルの凹部2−bと凸部2−cとを嵌合す
るように順次積層する。第2図は、嵌合部分の断
面図である。
以上のように、本実施例によれば、気体透過膜
セル枠部に、互いに嵌合するような凹凸部を設
け、前記セルを積層する際に、隣接する前記セル
の凹部と凸部をホツク状に嵌合させることによ
り、隣接セルが互いに強固かつ確実に締結され、
前記セル・ユニツトのくずれを防ぎ、気体透過膜
の損傷を防ぐことができる。また前記セル・ユニ
ツトの保持手段としてのケースが不要になり、部
品点数を減少し、コストの低減、軽量化をはかる
ことができる。
セル枠部に、互いに嵌合するような凹凸部を設
け、前記セルを積層する際に、隣接する前記セル
の凹部と凸部をホツク状に嵌合させることによ
り、隣接セルが互いに強固かつ確実に締結され、
前記セル・ユニツトのくずれを防ぎ、気体透過膜
の損傷を防ぐことができる。また前記セル・ユニ
ツトの保持手段としてのケースが不要になり、部
品点数を減少し、コストの低減、軽量化をはかる
ことができる。
発明の効果
以上のように、本発明は、気体透過膜セルに凹
凸部を設け、隣接する前記セルの位置を規制する
ことにより、透過膜の損傷を防ぎ、前記セル・ユ
ニツトを軽量化し、安価に生産することができ、
その実用的効果は、大なるものがある。
凸部を設け、隣接する前記セルの位置を規制する
ことにより、透過膜の損傷を防ぎ、前記セル・ユ
ニツトを軽量化し、安価に生産することができ、
その実用的効果は、大なるものがある。
第1図は本発明の一実施例における気体透過膜
セル・ユニツトを示す斜視図、第2図は同ユニツ
トの嵌合部分の断面図、第3図および第4図は従
来の前記セルの積層状態および前記セル・ユニツ
ト斜視図である。 1……透過膜、2……枠、2−b……凹部、2
−c……凸部。
セル・ユニツトを示す斜視図、第2図は同ユニツ
トの嵌合部分の断面図、第3図および第4図は従
来の前記セルの積層状態および前記セル・ユニツ
ト斜視図である。 1……透過膜、2……枠、2−b……凹部、2
−c……凸部。
Claims (1)
- 1 混合気体を選択的に分離する透過膜と、分離
気体取り出し口を有し、この分離気体取り出し口
の方向から見て両側端部がH型となるように前記
透過膜の厚さよりも肉厚とした枠とを有する気体
透過膜セルにおいて、前記枠の肉厚部に、前記透
過膜に近い面がテーパー状である凹凸部を設け、
この凹凸部を嵌合させることにより位置規制して
前記気体透過膜セルを複数個積層したことを特徴
とする気体透過膜セル・ユニツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26570184A JPS61141913A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 気体透過膜セル・ユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26570184A JPS61141913A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 気体透過膜セル・ユニツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61141913A JPS61141913A (ja) | 1986-06-28 |
JPH0554366B2 true JPH0554366B2 (ja) | 1993-08-12 |
Family
ID=17420805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26570184A Granted JPS61141913A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | 気体透過膜セル・ユニツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61141913A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63258619A (ja) * | 1987-04-16 | 1988-10-26 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 選択性気体透過膜モジユ−ル |
JP3784294B2 (ja) * | 2001-10-12 | 2006-06-07 | 株式会社クボタ | 浸漬型膜分離装置 |
JP6340214B2 (ja) * | 2013-07-09 | 2018-06-06 | 日東電工株式会社 | 通気部材、通気部材の製造方法及び通気性容器 |
-
1984
- 1984-12-17 JP JP26570184A patent/JPS61141913A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61141913A (ja) | 1986-06-28 |
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