JPH055405U - 超仕上鉋盤の刃高調整機構 - Google Patents

超仕上鉋盤の刃高調整機構

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Publication number
JPH055405U
JPH055405U JP5994291U JP5994291U JPH055405U JP H055405 U JPH055405 U JP H055405U JP 5994291 U JP5994291 U JP 5994291U JP 5994291 U JP5994291 U JP 5994291U JP H055405 U JPH055405 U JP H055405U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
plane
adjusting screw
worm
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP5994291U
Other languages
English (en)
Inventor
栄一 本多
Original Assignee
株式会社日立工機原町
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by 株式会社日立工機原町 filed Critical 株式会社日立工機原町
Priority to JP5994291U priority Critical patent/JPH055405U/ja
Publication of JPH055405U publication Critical patent/JPH055405U/ja
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉋刃の高さ(出入り)を調整するための調整
ねじの空転をほとんどなくし、刃高調整を迅速かつ容易
に行うことである。 【構成】 刃物台9の側方に回転支持されたウォーム1
8を回転するとウォームホイール17が回転し、これに
ねじ嵌合した調整ねじ15は刃物台9に面接触しながら
無回転で移動する。調整ねじ15に圧入された丸ピン1
6は表刃11に形成した凹部11aに微少の隙間を有し
て係合することで、調整ねじ15の空転は微少で、ウォ
ーム18を回転すると、ほぼ同時に連動して鉋刃が移動
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、木材の切削厚さを調整するため、鉋刃の刃高を調整する超仕上鉋盤 における刃高調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
超仕上鉋盤は、送材ベルトで送り込まれた木材を刃物台に取付けられた鉋刃で 切削するものである。以下、図4を用いて従来技術を説明する。 刃物台20に回転支持されたウォーム21を回転すると、ウォームホイール 22が回転し、ウォームホイール22にねじ嵌合した調整ねじ23がA方向に無 回転で移動する。調整ねじ23の頭部には凸部23aが形成されており、この凸 部23aと表刃24の凹溝24aが係合し、表刃24と裏刃25がA方向に移動 (微摺動)する格好となる。 表刃24の凹溝24aは2ヵ所設けてあり、これに係合する調整ねじ23も2 個である。1ヵ所の調整ねじ23を回転すると、調整ねじ23の凸部23aと表 刃24の凹溝24aが平行でなくなるため、隙間25を設けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この隙間25により調整ねじ23の回転動作が、すぐには表刃24に作用せず 、調整ねじ23が空転してしまい、調整ねじ23の移動量と表刃24の移動量が 異なってしまう。また、調整ねじ23の空転距離もウォーム21の回転からは判 断しにくく、鉋刃の出入り調整が困難だった。 本考案の目的は、鉋刃を移動するための調整ねじの空転をほとんどなくし、鉋 刃の高さ調整を迅速かつ容易にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ウォームにウォームホイールが噛み合い、ガイド面により回り止め を施した調整ねじがウォームホイールにねじ嵌合している。調整ねじの頭部には 丸ピンが設けられ、刃物台の傾斜面には適正な締付力で結合した表刃と裏刃が取 り付けられている。表刃の後部に凹溝を形成し、その凹溝には前記ピンが微少の 隙間を有して係合している。
【0005】
【作用】
上記のように構成された刃物調整機構は、調整ねじの丸ピンと表刃の凹溝との 係合隙間は微少であるため、ウォームの回転、ウォームホイールの回転、調整ね じの移動、鉋刃の移動はほぼ同時に動作する。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図1〜図3により説明する。 図1は本考案の鉋刃の高さ(出入り)調整機構部の横断面図、図2は本考案の 鉋刃の高さ調整機構部の他の実施例を示す横断面図、図3は超仕上鉋盤本体の正 面図である。 図3において、フレーム1の上部に、中央に円形凹溝2aを有するテーブル2 を設け、円形凹溝2aに回転可能にターンテーブル3を嵌合し、ターンテーブル 3には刃物台4が着脱自在に取付けてある。テーブル2には2本のコラム5を立 設し、コラム5にフィードスクリュー6により昇降自在なヘッド7が係合してい る。ヘッド7には図示しないモータを動力伝達手段により回転する送材ベルト8 が設けられている。 図1に示すように、刃物台9の一方に傾斜面を持つ刃物取付面9aを形成し、 他方に刃口金10が取り付けてある。表刃11及び裏刃12は刃先合わせをして 、ボルト13により適正な締付力で結合し、ボルト14により適正な押圧力で刃 先を上にして、刃物取付面9aに取り付けてある。表刃11の後部(刃先と反対 側)に凹溝11aを形成し、凹溝11aには調整ねじ15の頭部に圧入した丸ピ ン16が微少の隙間を有して係合している。刃物台9のガイド面9bにより回止 めを施された2本の調整ねじ15を2個のウォームホイール17にそれぞれねじ 嵌合している。前記2個のウォームホイール17には2本のウォーム18がそれ ぞれ噛み合っている。 上記構成において、鉋刃の刃高調整を行う場合、刃物台9の側方からウォーム 18を回転する。ウォーム18が回転すると、ウォームホイール17が回転し、 これにねじ嵌合した調整ねじ15がガイド面9bに面接触しながら無回転で移動 する。さらに、調整ねじ15が移動すると、丸ピン16が表刃11と裏刃12を 押し上げる。ウォーム18を逆に回転させれば、調整ねじ15は後退して表刃 11と裏刃12を引き戻すことで鉋刃の出入りを調整する。 なお、丸ピン16と凹溝11aの係合隙間は微少であるため、調整ねじ15の 空転は微少でウォーム18を回転すると、ほぼ同時に連動して鉋刃を移動させる ことができる。 図2の実施例は図1の丸ピン16に代り、調整ねじ15の頭部に球19を圧入 し、表刃11に半球面状の凹部11bを形成し、球19と凹部11bを係合させ ても、上記した同様な効果が得られる。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、調整ねじと表刃の係合隙間を従来と比較してはるかに少なく したことにより、ウォームの回転動作がほぼ同時に鉋刃の移動に連動するので、 鉋刃の高さ調整を迅速かつ容易に行え、刃高調整時の作業性を向上することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鉋刃の高さ調整機構部の横断面図であ
る。
【図2】鉋刃の高さ調整機構部の他の実施例を示す横断
面図である。
【図3】超仕上鉋盤本体の全体正面図である。
【図4】従来の鉋刃の高さ調整機構部の横断面図であ
る。
【符号の説明】
9 刃物台 11 表刃 11a 凹溝 11b 凹部 15 調整ねじ 16 丸ピン 17 ウォームホイール 18 ウォーム 19 球

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃物台に木材を切削する表刃と裏刃からな
    る鉋刃を保持し、前記刃物台に対向して木材を送材する
    送材ベルトを備えた超仕上鉋盤において、前記表刃の後
    部に凹溝を形成し、前記凹溝には複数個の調整ねじの頭
    部にそれぞれ設けた丸ピンが係合し、前記調整ネジを複
    数個のウォームホイールにそれぞれねじ嵌合し、前記ウ
    ォームホイールには複数個のウォームがそれぞれ噛み合
    い、ウォームを前記刃物台の側方から回転自在に支持し
    たことを特徴とする超仕上鉋盤における刃高調整機構。
  2. 【請求項2】前記表刃の後部に前記凹溝に代り半球面状
    の凹部を形成し、前記調整ねじの頭部に前記丸ピンに代
    り球を圧入し、前記球を前記凹部に係合したことを特徴
    とする請求項1記載の超仕上鉋盤における刃高調整機
    構。
JP5994291U 1991-07-03 1991-07-03 超仕上鉋盤の刃高調整機構 Pending JPH055405U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5994291U JPH055405U (ja) 1991-07-03 1991-07-03 超仕上鉋盤の刃高調整機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5994291U JPH055405U (ja) 1991-07-03 1991-07-03 超仕上鉋盤の刃高調整機構

Publications (1)

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JPH055405U true JPH055405U (ja) 1993-01-26

Family

ID=13127708

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5994291U Pending JPH055405U (ja) 1991-07-03 1991-07-03 超仕上鉋盤の刃高調整機構

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JP (1) JPH055405U (ja)

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