JPH055386U - プレス成形品取出装置 - Google Patents

プレス成形品取出装置

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JPH055386U
JPH055386U JP5167891U JP5167891U JPH055386U JP H055386 U JPH055386 U JP H055386U JP 5167891 U JP5167891 U JP 5167891U JP 5167891 U JP5167891 U JP 5167891U JP H055386 U JPH055386 U JP H055386U
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JP
Japan
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molded product
press
out device
take
press machine
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Pending
Application number
JP5167891U
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English (en)
Inventor
衆士 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH055386U publication Critical patent/JPH055386U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス機から取り出した成形品を搬送するた
めのコンベアの配設に制限を与えないようなプレス成形
品取出装置を提供する。 【構成】 紙面と直角な鉛直方向へ伸びるとともに回転
駆動可能かつ昇降駆動可能な昇降軸15を設け、水平方
向へ伸びるアーム16の一端を昇降軸15の外周面に固
着し、アーム16の他端にはプレス機1内の成形品2を
把持する把持手段17を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、成形品の取出しと成形品になる素材の投入の際に用いるプレス成形 品取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
FRPプレス等によるプレス成形品を製造するにはプレス機が用いられる。そ して、プレス成形された成形品をプレス機から取り出したり成形品になる素材を プレス機に投入したりするのに成形品取出装置が用いられる。
【0003】 従来のプレス成形品取出装置の構造を図4に示す。図中、1はプレス機、2は 成形品である。レール3上を走行自在な台車4が設けられ、台車4には昇降可能 に昇降台5が設けられる。また昇降台5にはプレス機1へ向かって進退可能に移 動台6が設けられ、移動台6の先端には成形品2を吸引して吊り上げるためのバ キュームハンド7が設けられる。
【0004】 図4に示すように台車4をプレス機1に接近させ、移動台6の進退と昇降台5 の昇降により、バキュームハンド7で吸引した成形品2をプレス機1から取り出 したりすることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、プレス機1から取り出した成形品2を搬送するためのコンベアを配 設する場合、プレス成形品取出装置8の直下に反プレス機1へ向かってコンベア を配設しようとしてもレール3の存在により不可能であり、図5に示すようにレ ール3と直角にコンベア9を配設せざるを得ない。
【0006】 また、バキュームハンド7の上下方向での寸法hが大きいため、プレス機1の ストロークHを大きくしなければならずプレス機1がコスト高になる。そして、 SMC(Sheet Molding Compound)方式の場合はシート のチャージのためにプレス成形品取出装置の退避のため大きく逃がす必要が発生 し、取出装置による占有スペースが大きくなる。
【0007】 そこで本考案は、斯る課題を解決したプレス成形品取出装置を提供することを 目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯る目的を達成するための本考案の構成は鉛直方向へ設けられるとともに回転 及び昇降の駆動が可能な昇降軸に水平方向へ伸びるアームの一端を固着し、アー ムの他端に成形品を把持する把持手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
把持手段によりプレス機上の成形品を把持したら、昇降軸を上昇させたのちに 回動させ目的の場所まで旋回したら降下させ、把持手段による成形品の把持を開 放する。つまり昇降軸の昇降と把持手段による成形品の把持,開放との組合せに より成形品及び成形品になる素材の移動を行なう。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。本考案によるプ レス成形品取出装置の構成を、図1に示す。図のようにプレス機1の近傍に、プ レス成形された成形品2の穴加工等を行なうためのロボット10が設けられ、ロ ボット10を操作するためのロボットコントローラ11,システムコントローラ 12が設けられる。また、ロボット10に使用される工具を載せておくツールス タンド13も設けられる。
【0011】 プレス機1で成形された成形品2をロボット10で加工し更に次の工程へ搬送 するため、図1中のロボット10の下には左右方向へ伸びるコンベア9が設けら れる。コンベア9は、図1中のロボット10の真下に位置する位置決め装置14 を左右から挟むように配置される。この位置決め装置14はロボット10で加工 される成形品2を位置決めするために設けられる。
【0012】 本考案に係るプレス成形品取出装置は、成形品2をプレス機1から取り出して 図中の左方のコンベア9上へ載せるために用いられる。図のようにプレス機1と ロボット10との間ではなくプレス機1の下方に鉛直方向へ伸びる昇降軸15が 配置される。昇降軸15は図示しない駆動手段によって回動駆動され、かつ昇降 駆動される。昇降軸15には水平方向へ伸びるアーム16の一端が固着され、ア ーム16の他端には成形品2を把持するための把持手段17が設けられる。アー ム16は、成形品2をプレス機1から取り出し90°回転させた状態でコンベア 9に載せることができるように略L字形に形成される。
【0013】 把持手段17としては図2(a)に示すエアチューブ式グリップが用いられる 。図のようにアーム16の先端には相互に平行な一対の棒状のハンド18の一端 が結合され、夫々のハンド18の対向面側にはゴム製のチューブ19が貼着され る。そして、夫々のチューブ19はパイプ20を介して図示しないエアポンプに 接続される。
【0014】 図2(a)のエアチューブ式グリップは幅寸法の小さい成形品を把持する場合 に用いるが、幅寸法が大きい成形品については図3(a)に示す旋回式グリップ が用いられる。旋回式グリップはアーム16に取り付けた回転自在の一対の回動 軸21,22と、各回動軸21,22の半径方向へ突出する一対の腕23を介し て回転自在に設けられたゴムローラ24と、回動軸21,22に固着したスプロ ケット25と、アーム16に固定軸を介して回転自在に設けた一対のスプロケッ ト26と、夫々のスプロケット26と一体に形成され相互に噛み合う一対の歯車 (図示せず)と、スプロケット25,26間に巻き掛けたチェン27とアーム1 6に取り付けたモータ28と、一対のスプロケット29を介してモータ28の出 力軸と回動軸22とを連動連結するチェン30とで構成される。いずれの方式の グリップにおいても把持手段17を棒状の材料で構成したのは、把持手段17の 鉛直方向での寸法をできるだけ小さくするためである。
【0015】 次に、斯かるプレス成形品取出装置の作用を説明する。図1において成形品2 をプレス機1から取り出すには、二点鎖線で示す位置までアーム16を回動させ たのち昇降軸15を降下させ、幅寸法の小さな成形品2にあってはエアチューブ 式グリップにおけるチューブ19へエアを送ることによって図2(b)に示すよ うに成形品2を把持する。一方、幅寸法の大きな成形品2にあっては旋回式グリ ップにおけるモータ28を回転させることによって回動軸21,22を相対的に 反対方向へ回動させて成形品2を把持する。成形品2の幅が上へ向かって小さく なるテーパの場合には図3(b)のようにゴムローラ24が回動軸21,22の 下方に位置する状態で把持し、逆に上へ向かって大きくなるテーパの場合には図 3(c)のようにゴムローラ24が回動軸21,22の上方に位置する状態で把 持する。これは、より強固に成形品2を把持するためである。
【0016】 このあとは、昇降軸15を上昇させてアーム16を図1中の時計方向へ回動さ せ、成形品2がコンベア9の上方に位置する場所まできたら昇降軸15を降下さ せ、その後に図2(a)中のチューブ19内のエアを抜くか又は図3(a)中の モータ28を逆回転させる。
【0017】 本実施例では、図1に示すようにプレス機1から成形品2を取り出してコンベ ア9上に置くと結果として成形品2が90°回転した状態となり、成形品2の全 体がロボット10の作業範囲に含まれる。この点について、従来では図6(a) のようにプレス成形品取出装置8によりプレス機1から取り出した成形品2をタ ーンテーブル18により90°回転させるか、あるいは回転させない場合には1 台のロボット10では成形品2の全体が作業範囲に包含できないことから図6( b)に示すように2台のロボット10を用いて成形品2の加工を行なわねばなら なかったが、本考案のプレス成形品取出装置を用いることで、ターンテーブルを 用いることなく一台のロボット10で加工が可能となった。また、把持手段17 はいずれも棒状の部材で構成したことから、プレス機1のストロークHを最小に することが可能であり、低価格のプレス機1を用いることができる。更に、ゴム 製のチューブ19又はゴムローラ24で成形品2を把持するため着座時の成形品 2の割れを防止できる。このほか、旋回式グリップにおいては把持できる成形品 2の幅寸法の範囲が広く段取替えが不要である。そして、BMC(Block Molding Compound)方式の場合は素材ローディングステーショ ンを設けて、素材を掴み型内へ投入(チャージ)することもできる。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明からわかるように、本考案によるプレス成形品取出装置によれば昇 降軸とアームと把持手段とで構成されるため、プレス成形品取出装置の設置スペ ースの縮小化が図れ、コンベア等の配置に制限を受けない。また、昇降軸のまわ りにアームを旋回させて成形品を取り出すため、取り出しと同時に成形品を回転 させることになり、従ってターンテーブル等を用いることなく成形品の方向を転 換できる。更に、SMC方式の場合等における作業エリアでの作業員の安全が確 保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるプレス成形品取出装置の実施例を
示す構成図。
【図2】本考案のプレス成形品取出装置に用いるエアチ
ューブ式グリップに係り、図2(a)は構成図、図2
(b)は作用説明図。
【図3】本考案のプレス成形品取出装置に用いる旋回式
グリップに係り、図3(a)は構成図、図3(b),
(c)は作用説明図。
【図4】従来のプレス成形品取出装置の構成図。
【図5】従来のプレス成形品取出装置の説明図。
【図6】図6(a),(b)は本考案の効果を示すため
の説明図。
【符号の説明】
15…昇降軸 16…アーム 17…把持手段

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 鉛直方向へ伸びるとともに回動駆動可能
    でかつ昇降駆動可能な昇降軸と、一端が昇降軸に結合さ
    れて他端が水平方向へ伸びるアームと、アームの他端に
    具えられ成形品を把持する把持手段とで構成されること
    を特徴とするプレス成形品取出装置。
JP5167891U 1991-07-04 1991-07-04 プレス成形品取出装置 Pending JPH055386U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5167891U JPH055386U (ja) 1991-07-04 1991-07-04 プレス成形品取出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5167891U JPH055386U (ja) 1991-07-04 1991-07-04 プレス成形品取出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH055386U true JPH055386U (ja) 1993-01-26

Family

ID=12893544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5167891U Pending JPH055386U (ja) 1991-07-04 1991-07-04 プレス成形品取出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH055386U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018069476A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 株式会社栗本鐵工所 裁断分離装置及び繊維強化樹脂成形体の製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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