JPH055381Y2 - - Google Patents

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JPH055381Y2
JPH055381Y2 JP18850386U JP18850386U JPH055381Y2 JP H055381 Y2 JPH055381 Y2 JP H055381Y2 JP 18850386 U JP18850386 U JP 18850386U JP 18850386 U JP18850386 U JP 18850386U JP H055381 Y2 JPH055381 Y2 JP H055381Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は空調ダクトの改良に関し、更に詳し
くは、ダクト部に取り付けが容易で、かつ吹き出
す風向きを正確に調節できるように改良した空調
ダクトに関する。
<従来の技術> 例えば自動車に車室内の空調のための空調ダク
トとして、従来は第6図10に示す構成のものが
使われていた。
この従来形空調ダクト部10は、筒状ダクト1
1の先端開口部に、吹き出し端のグリル12aの
取り付け傾斜角を自由に調節できるようにした筒
状吹き出し口部12を取り付けた構造になつてい
る。空調ダクト10の筒状ダクト部11は一般に
ブロー成形(blow moulding)によつて作製し、
吹き出し口部12はインジエクシヨン成形
(injection moulding)で作製したものを用いて
いるが、これらの組立は、吹き出し口部12の吹
き出し口側のグリル12aは傾斜角度を調節でき
るように筒状体吹き出し口部12の吹き出し口に
取り付け、筒状体吹き出し口部12の反対側端部
は“ねじ止め”等の締結手段で筒状ダクト部11
の開口端に連結していた。
しかし、上述した従来の空調ダクト10は、筒
状ダクトの開口端部に、筒状体吹き出し口部12
を“ねじ止め”等の締結手段で連結すると共に、
吹き出し口から吹き出す風の向きはグリル12a
の傾斜角度で変える構造になつているから、吹き
出し口端に特別にグリル12aと取り付ける等別
部品が必要となり、使用部品の種類および数を多
数必要とされていた。
さらに、構成部品の材質の面で、筒状ダクト部
11は通常ブロー成形された有底筒状体の両端を
切り落したものを使用し、筒状体吹き出し口部1
2はインジエクシヨン成形品を使用し、グリル1
2aは吹き出し口部に傾き角度を変えうるように
取り付け、反対側は筒状ダクト部に締結して連結
する構成になつているため、グリル12aを軸心
に対して回転させる調整はできなかつた。
さらに、上述したブロー成形品である有底筒状
体から筒状ダクト部以外の切り落し部分を再使用
しようとしても、上記構造の空調ダクト10では
困難な点があるため、現状では殆んど無駄になつ
ており、経済的な面でも無駄が多かつた。
そこで、本考案者は、上述した従来の空調ダク
トの不具合な点を除去するためにつて、 ○イ 構成部品および締結部品の種類および数が少
くてすみ、 ○ロ 吹き出しグリルから吹き出す風向きを容易に
変えることができ、 ○ハ さらに筒状ダクトの開口端部に吹き出し口部
を容易に取り付けることができ、 ○ニ 筒状ダクト部および吹き出し口部を同一のブ
ロー成形品で容易に構成できる空調ダクトとし
て、先端に開口部を有する筒状ダクト部と、こ
の筒状ダクト部の開口部に有底筒状体の有底部
を吹き出し口方向に向け、反対側を前記筒状ダ
クト部の開口部に対し回転自在に嵌合せしめる
と共に、当該筒状体の有底部の角部を切断開口
してなる吹き出し口を備えた筒状体の吹き出し
部を設ける構造にすべきことを考えた。
<考案が解決しようとする問題点> ところが、このように改良した空調ダクトにお
いて、筒状体吹き出し部を回動して風向きを変え
ようとしても、一々吹き出し口の向き(回転基準
位置)を確かめて回動しなけらばならなかつた。
この考案はこのような不具合な点を解消するた
めになされたものであつて、筒状ダクト部の開口
部の基準位置に対する筒状体吹き出し口部の回転
中心位置を自動的に確認できる空調ダクトを提供
しようとするものである。
<問題点を解決するための手段> 以上の目的を達成するため、この考案の空調ダ
クトは、 先端に開口部を有する筒状ダクト部と、この筒
状ダクト部の開口部に有底筒状体の底部を吹き出
し口側に向け、反対側を前記筒状ダクト部の開口
部に対し回転自在に嵌合せしめると共に、当該有
底筒状体の底部に吹き出し口を開口させた筒状体
吹き出し口部を有する空調ダクトであつて、この
筒状体吹き出し口部の外周面に互いに中心軸対称
に筒状体の軸方向に並行に回転中立点を表わす二
本の溝又は特記を延設したことを特徴とするもの
である。
<作用> 以上のように、筒状ダクト部の開口部に、有底
筒状体の有底部を吹き出し口方向に向け、反対側
を前記筒状ダクト部の開口部に対し回転自在に嵌
合せしめると共に、当該筒状体の底部に吹き出し
口を有する筒状体吹き出し口部を設けてあるか
ら、筒状ダクト部と筒状体吹き出し口部の連結
は、筒状体吹き出し口部の吹き出し口と反対側の
端部を筒状ダクト部の開口部に嵌合させるだけで
済む。
そして、筒状体吹き出し口部は回動すれば吹き
出し口の開口の傾斜角度が変るから、吹き出す風
の向きを自由に変えることができる。
しかも、筒状体吹き出し口部の外周面に互いに
中心軸対称に二本の溝又は突起が筒状体の軸方向
に並行に延設されているから、吹き出し口の傾斜
角度を正確に確認することができる。
<実施例> 次に、この考案にかかる空調ダクトの一実施例
について説明する。
A 構造 第1図a,bは実施例の空調ダクト18の一部
断面側面図およびA−A矢視断面図、第2図は第
1図に示す空調ダクト18の斜視図である。
本実施例の空調ダクト18は、第1図および第
2図に示すように、先端に開口部を有する筒状ダ
クト13の内周に筒状で吹き出し口側に底部を有
する筒状体吹き出し口部15を回転できるように
嵌め合せたものであつて、筒状体吹き出し口部1
5の有底筒状体の底部の一部は吹き出し口15b
を形成するように切り取られている。
筒状ダクト部13および筒状体吹き出し口部1
5は円筒形の断面を有し、筒状ダクト部13の内
壁面に、筒状体吹き出し口部15が嵌合するよう
に筒状体吹き出し口部 15の外径を筒状ダクト
部13の外径に比べて小さくしてあが、筒状体吹
き出し口部15の外周面には第1図bに示すよう
に中心軸を中心として対称に突起17が軸方向に
延設されている。
また、筒状ダクト部13の先端部近傍および筒
状体吹き出し口部15の基部近傍はそれぞれ円周
方向に沿つて互いに略々相似形状のくびれ部13
a,15aを形成させておき、これらのくびれ部
13a,15aは後述のように筒状体吹き出し口
部15を筒状ダクト部13の内側に嵌め込んだと
きに互いに嵌まり合うことができるようになつて
いる。
さらに、筒状体吹き出し口部15の底部(吹き
出し側頂部)の一部分を切り取つて吹き出し口1
5bを開口しておく。
筒状体吹き出し口部15の外周面に形成された
突起17は空調ダクト18作製時に使用した出発
部材としての成形品16をブロー成形時の金型1
9の型割れ線(突起)20を利用する。
B 製造方法 本実施例の空調ダクト18を作製するには第3
図に示すような断面を有する金型19を使用し
て、空調ダクト成形用材料の鋳物をブロー成形に
より作製する。
得られるブロー成形品16は外形が第4図aに
示す形状を有し型割れ線が外周面を、中心軸対称
に軸方向に走行している。また内部構造は第4図
bに示すごとく円筒状になつており、筒状ダクト
部13とこの筒状ダクト部13と切断部14を介
して連続する有底筒状の筒状体吹き出し口部15
とを一体にブロー成形して成る円筒状の成形品1
6を用いる。
筒状ダクト部13および筒状体吹き出し口部1
5の断面は円筒状であり、筒状ダクト13の内側
に筒状体吹き出し口部(以下「筒状体ダクト部」)
15が嵌合するように筒状体吹き出し口部15の
外径を筒状ダクト部13に比べて小さく形成させ
てある。筒状ダクト部13の先端部近傍及び筒状
体吹き出し口部15の基端部近傍には各々円周方
向に沿つて互いに略々相似形状のくびれ部13
a,15aを形成させ、これらのくび部13a,
15aは後述するように筒状体吹き出し口部15
を筒状ダクト部13に嵌め込んだときに互いに嵌
まり合うことができようになつている。
このような形状のブロー成形品16を、第5図
の左側に示すように、その切断部14から切断し
て筒状ダクト部13と筒状体吹き出し口部15と
に分離し、さらに筒状体吹き出し口部15の有底
部の一箇所を切り取つて筒状体吹き出し口15b
を開ける。
その後、第5図右に示すように、その筒状体吹
き出し口部15を筒状ダクト部13の内側に端部
を塞ぐように嵌め込み、両くびれ部13a,15
aを互いに係合させて、筒状ダクト部13に筒状
体吹き出し口部15を取付ける。而して、第1図
および第2図に示す構成に空調ダクト18を組立
てる。
本実施例の空調ダクト18において、筒状体吹
き出し口部15は筒状ダクト部13に対して回動
可能であつて、筒状体吹き出し口部15を回動さ
せることにより、その吹き出し口15bの位置を
変えると、吹き出す空気の風向きを変更すること
ができる。
なお、本実施例では、筒状体吹き出し口15を
筒状ダクト部13の内周に嵌め込んでいるが、反
対に筒状体吹き出し口部15を筒状ダクト部13
の外側に被せるように嵌め込むようにしてもよ
い。また、本実施例では筒状体吹き出し口部15
の抜けを防止すると共に、筒状体吹き出し口部1
5の筒状ダクト部13に対する回動を許容するく
びれ部13a,15aを設けたが、くびれ部13
a,15aの形状や位置等はこれに限られるもの
ではなく、さらにくびれ部13a,15aの代り
に別の抜け止め手段を設けてもよい。
また、筒状ダクト部13、筒状体吹く出し口部
15は円筒形に限らず角筒形でもよく、角筒形の
場合はその嵌め込み位置を変えることで吹き出し
口15bの位置を変化させることができる。
<考案の効果> 以上の説明から明らかなように、この考案にか
かる空調ダクトは、 吹き出し口部を筒状ダクトの開口部に回転自
在に嵌合させるだけで連結するから、特別の締
結部品を必要としない。
また、筒状ダクトの開口部に回転自在に嵌合
させる吹き出し口部は有底筒状体を用い、吹き
出し側に有底部を向け、その角部に吹き出し口
を開口させてあるから、当該筒状の吹き出し口
部を回動させるだけで、風の向きを自由に変え
ることができる。
さらに本考案の空調ダクトは、従来切除して
いたブロー成形品の端部を空調用ダクトの構成
部品として利用することができ、材料の無駄が
無く、部品種類数を少なくできると共に、割高
なインジエクシヨン成形品を使用しなくて済
み、それにより低製造コストにて空調ダクトを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案にかかる実施例の空調ダク
トの構成を示す一部断面側面図、第1図bは第1
図aのA−A矢視断面図、第2図は第1図aに示
す空調ダクトの斜視図、第3図は実施例の空調ダ
クトの製造材料をブロー成形するときに使用する
金型の構成を示る断面図、第4図aは第3図の金
型によつて作製した空調ダクト用ブロー成形品の
形状を示す斜視図、第4図bは第4図aの空調ダ
クト用ブロー成形品の内部構造を示す一部断面斜
視図、第5図は第4図a,bに示す空調用ダクト
用ブロー成形品を分離した状態を示す一部断面斜
視図、第6図は従来の空調ダクトの構成を示す要
部断面図である。 図面中、10……従来の空調ダクト、11……
従来の空調ダクトの筒状ダクト部、12……従来
の空調ダクトの筒状体吹き出し口部、13……本
考案の空調ダクトの筒状ダクト部、15……本考
案の空調ダクトの筒状体吹き出し口部、15b…
…吹き出し口、17……突起、18……本考案に
かかる空調ダクト、19……空調ダクト用ブロー
成形品作製用金型、20……型割れ線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に開口部を有する筒状ダクト部と、この筒
    状ダクト部の開口部に有底筒状体の底部を吹き出
    し口側に向け、反対側を前記筒状ダクト部の開口
    部に対し回転自在に嵌合せしめると共に、当該有
    底筒状体の底部に吹き出し口を開口させた筒状体
    吹き出し口部を有する空調ダクトであつて、この
    筒状体吹き出し口部の外周面に互いに中心軸対称
    に筒状体の軸方向に並行に回転中立点を表わす二
    本の溝又は突起を延設したことを特徴とする空調
    ダクト。
JP18850386U 1986-12-09 1986-12-09 Expired - Lifetime JPH055381Y2 (ja)

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JP18850386U JPH055381Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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JPS6393207U JPS6393207U (ja) 1988-06-16
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