JPH055380U - 打撃工具における緩衝装置 - Google Patents

打撃工具における緩衝装置

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JPH055380U
JPH055380U JP062055U JP6205591U JPH055380U JP H055380 U JPH055380 U JP H055380U JP 062055 U JP062055 U JP 062055U JP 6205591 U JP6205591 U JP 6205591U JP H055380 U JPH055380 U JP H055380U
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fluid
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cushioning
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fluid chamber
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JP062055U
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JPH0723181Y2 (ja
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郁男 伊藤
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Teisaku Corp
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Teisaku Corp
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/966Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of hammer-type tools

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  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 打撃工具の工具本体に伝達される衝撃や振動
に対する緩衝効果を高める。 【構成】 チゼル5が先端に挿着された工具本体1と、
この工具本体1が装入されたケーシング6の把持プレー
ト25との隙間には流体が密封された流体室30を有
し、中空状で弾性変形可能に形成されて流体室30内の
流体によって厚さ方向へ膨張変形した適数個の緩衝部材
29を挟み込み、工具本体1に伝達される衝撃や振動を
各緩衝部材29自体のクッションン性能と、各緩衝部材
29内の流体のクッション性能とによって吸収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は建築物等の破砕作業に使用される油圧ブレーカ等の打撃工具におけ る緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ブレーカ等の打撃工具の工具本体に伝達される衝撃や振動を緩衝するに際 し、従来では例えば工具本体と、この工具本体を挟んで並設された1対のプレー トとの間に塊状の弾性体を介座させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記緩衝構造では前記両プレート間の間隔のバラツキによって工具本体と前記 弾性体との間に隙間が生じた場合に緩衝効果が著しく低下する問題点がある。 本考案は上記問題点を解消して打撃工具における振動や衝撃を効果的に緩衝す ることを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の打撃工具における緩衝装置は流体が密封された流体室を有し、中空状 で弾性変形可能に形成されて前記流体室内の流体によって厚さ方向へ膨張変形し た緩衝部材を、工具本体とこの工具本体に沿って設置された把持プレートとの隙 間に挟み込んだ構成を有する。
【0005】
【作用】
流体が密封された流体室を有し、中空状で弾性変形可能な緩衝部材を工具本体 と、この工具本体に沿って設置された把持プレートとの隙間に挟み込み、前記流 体室内の流体によって膨張変形した前記緩衝部材を工具本体に押し付ける。
【0006】
【考案の効果】 本考案は前記したように構成してあるので、破砕作業時に工具本体に伝達され る衝撃力や振動を、緩衝部材自体がもつクッション性能と、緩衝部材内の流体が もつクッション性能とを複合した緩衝作用によって的確に吸収して効果的に緩衝 することができる。 また、緩衝部材を必要な厚さに膨張変形させて工具本体と把持プレートとの間 に挟み込むことができるので、工具本体と把持プレートとの間隙の大きさにバラ ツキがあっても、このバラツキを緩衝部材の厚さの調整によって吸収して緩衝部 材を工具本体に的確に圧接させ、工具本体と把持プレートとの間に常に隙間無く 挟み込むことができる。
【0007】
【実施例】
続いて、本考案の1実施例を図面にしたがって説明する。 油圧ショベルのアームの先端に取付けられて破砕作業に使用される打撃工具( 油圧ブレーカ)Dにおいて、ほぼ角柱状の工具本体1には油圧で往復駆動される 図示しないピストンが装入されたシリンダ2と、このシリンダ2の先端に連接さ れたフロントキャップ3と、シリンダ2の基端に連接されたバックキャップ4と が一連状に形成され、工具本体1の先端には前記ピストンによって反復衝打され るチゼル5が挿着されている。
【0008】 工具本体1が内部に装入されたケーシング6は工具本体に沿って設置されて角 筒状に連接された4つの把持プレート25を有し、先端付近の断面積が縮小され た胴壁部6aと、この胴壁部6aの先端に連接されてチゼル5が貫挿された前蓋 部6bとによって中空状に形成され、ケーシング6の基端部は油圧ショベルのア ームの先端に連結される連結ブラケット8のベース板8aに締結されている。
【0009】 ケーシング6内の先端にはフロントキャップ3とケーシング6の前蓋部6bに 開設されたチゼル挿通孔6cとの隙間を密閉する弾性体のシール部材9が嵌め込 まれている。
【0010】 ケーシング6の胴壁部6a内の基端付近にバックキャップ4に対向して設置さ れた箱形状のホルダ11は胴壁部6aに貫挿されたボルト12と、このボルト1 2に螺嵌されたナット13とによって胴壁部6aに締結され、このホルダ11内 にはホルダ11の中央部に形成された隔壁15aの両側に配設されてボルト12 が貫挿された弾性体の制振部材14がバックキャップ4に弾接した状態で装入さ れている。
【0011】 ケーシング6の胴壁部6aには工具本体1のシリンダ2に取付けられた切換弁 16およびアキュムレータ17と、フロントキャップ3の基端部付近と、バック キャップ4とにそれぞれ対向して窓部18〜18が貫設され、この各窓部18は 胴壁部6aに取付けられたカバー19によって密閉状に閉塞されている。
【0012】 カバー19は胴壁部6aの外側面に添接された蓋板19aと、この蓋板19a び両側縁にそれぞれ直交状に連接された1対の側板19bとによって断面がコ形 状に形成され、片側の側板19bの前後端部を貫通して胴壁部6aに貫挿された 1対の連結ピン21と、この両連結ピン21にそれぞれ螺嵌されたボルト22と によって胴壁部6aに締結されている。
【0013】 ケーシング6の各把持プレート25の先端部付近と、フロントキャップ3との 隙間には各把持プレート25の内側面25aにそれぞれ取付けられてフロントキ ャップ3の回りに配列された4個1組の緩衝部材29〜29が挟み込まれている 。
【0014】 ケーシング6の3つの把持プレート25の中央部付近および基端部付近と、シ リンダ3およびバックキャップ4との隙間には把持プレート25の内側面25a にそれぞれ取付けられた3個1組の緩衝部材29がそれぞれ挟み込まれている。
【0015】 各緩衝部材29はそれぞれ弾性材によって中空方形台状で弾性圧縮変形および 厚さ方向への膨張変形可能に形成され、接着剤等でケーシング6の把持プレート 25の内側面25aにそれぞれ固着されている。
【0016】 各緩衝部材29の内部には圧油,エア等の流体が密封されて流体の収容量の増 減によって容積が拡縮する流体室30が形成され、各緩衝部材29は流体が流体 室30内に充満状に封入されて緩衝部材29が厚さ方向へ膨張変形した状態で工 具本体1と把持プレート25とのそれぞれ挟み込まれている。
【0017】 各緩衝部材29には工具本体1をケーシング6内に組み込んだ後で流体を各緩 衝部材29の流体室30内へ送り込むための給送管32がそれぞれ接続され、こ の各給送管32は必要量の流体が各流体室30内に送り込まれた後で、この給送 管32と流体供給源とを接続する接続管から切り離され、接続端が閉塞された状 態でケーシング6内に閉じ込められる。
【0018】 工具本体1は各緩衝部材29が膨張変形していない状態でケーシング6内に組 み込まれ、この状態では各緩衝部材29の内側面29aと工具本体1の外壁面と の間には工具本体1をケーシング6内に組み込み易くするための隙間31がそれ ぞれ形成され、この状態で、給送管32を通じて流体を各流体室30内へ送り込 むと、各緩衝部材29がそれぞれ厚さ方向へ膨張変形して各緩衝部材29の内側 面29aがそれぞれ工具本体1の外壁面に押し付けられ、工具本体1が各組の緩 衝部材29によって弾性的に把持される。
【0019】 続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。 本例では、流体が密封された流体室30を有し、中空状で弾性変形可能に形成 されて流体室30内の流体によって厚さ方向へ膨張変形した複数個の緩衝部材2 9を、工具本体1とこの工具本体1に沿って設置された把持プレート25との隙 間に挟み込んである。
【0020】 このため、打撃作業時に工具本体1に伝達される衝撃力や振動を、緩衝部材2 9自体がもつクッション性能と、緩衝部材29内の流体がもつクッション性能と を複合した作用によって的確に吸収して効果的に緩衝することができる。
【0021】 また、緩衝部材29を必要な厚さに膨張させて工具本体1と把持プレート25 との間に挟み込むことができるので、工具本体1と把持プレート25との間隙の 大きさにバラツキがあっても、このバラツキを緩衝部材29の厚さの調整によっ て吸収して緩衝部材29を工具本体1に的確に圧接させ、工具本体1と把持プレ ート25との間に常に隙間無く挟み込むことができる。
【0022】 また、従来では工具本体と把持プレートとの間隙を摩耗防止,振動防止のため に極力小さくして全体のガタツキを抑えていたので、打撃工具の組立て作業や分 解作業が煩雑で作業能率が低下する不都合があったが、本例では各緩衝部材29 内から流体を排出して、緩衝部材29の厚さを膨張変形前の厚さに複元させると 、工具本体1の外壁面と各緩衝部材29との間に隙間31がそれぞれ形出される ので、打撃工具口の組立て作業や分解作業を簡易化および能率化することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す打撃工具の例断面図で
ある。
【図2】同じく、正面図である。
【図3】図1のX1−X1線拡大断面図である。
【図4】同じく、X2−X2線拡大断面図である。
【図5】同じく、X3−X3線拡大断面図である。
【図6】緩衝部材が膨張変形する前の状態を示すX3−
X3線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 工具本体 25 把持プレート 29 緩衝部材 30 流体室 D 打撃工具

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 流体が密封された流体室を有し、中空状
    で弾性変形可能に形成されて前記流体室内の流体によっ
    て厚さ方向へ膨張変形した緩衝部材を、工具本体とこの
    工具本体に沿って設置された把持プレートとの隙間に挟
    み込んだことを特徴とする打撃工具における緩衝装置。
JP1991062055U 1991-07-10 1991-07-10 打撃工具における緩衝装置 Expired - Lifetime JPH0723181Y2 (ja)

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JPH0723181Y2 JPH0723181Y2 (ja) 1995-05-31

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