JPH0553229U - トランス - Google Patents

トランス

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Publication number
JPH0553229U
JPH0553229U JP10493291U JP10493291U JPH0553229U JP H0553229 U JPH0553229 U JP H0553229U JP 10493291 U JP10493291 U JP 10493291U JP 10493291 U JP10493291 U JP 10493291U JP H0553229 U JPH0553229 U JP H0553229U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
magnetic material
coil
magnetic
shield
Prior art date
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Pending
Application number
JP10493291U
Other languages
English (en)
Inventor
勝美 辻
佐登志 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP10493291U priority Critical patent/JPH0553229U/ja
Publication of JPH0553229U publication Critical patent/JPH0553229U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器に使用されるトランスにおい
て、トランスから発生するリーケージフラックスの防磁
効果において優れ、又、低コストで作業性に優れたトラ
ンスを提供することを目的とする。 【構成】 コイル16を巻回したコイルボビン14に磁
性材18を組み込み、この磁性材18の上面に突出する
コイル部を覆うように中空キャップ状に形成されたラミ
ネートコア材の積層体からなるシールドコア19を被せ
た構成とすることにより、磁性材18の磁路面積が大き
くなり防磁効果が得られることとなり、リーケージフラ
ックスによる機器へノイズ等の影響の問題で解決され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種電子機器に使用されるトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種電子機器の軽薄化が進むなか、低リーケージの要求される映像機器 、音響機器、家電機器、事務機器の中に組み込まれて使用されている。
【0003】 以下、従来のトランスについて図5〜図6を用いて説明する。 図5において両端に鍔部を有し、その鍔に端子3を植設し、又、端子3に隣接 してコイル2の引き出し溝4がそれぞれ数個設けられたコイルボビン1を用い、 上記コイルボビン1にコイル2を巻回し、ケイ素鋼板からなるEI型磁性材5を 組込んでトランスが構成されていた。図6は従来のトランスの斜視図である。
【0004】 又、従来のトランスは、図7,図8に示すように使用されていた。図7に示す ように、トランスのピン端子3をプリント基板8に挿入し半田11により半田付 固定され、さらに略コ字状の電磁シールド板7を取り付けシャーシ10にビス9 により締め付け固定して使用されていた。図8は上記使用例の斜視図を示したも のである。
【0005】 又、図9に示すように、トランスから発生するリーケージフラックスを減少さ せるため、例としてトランス本体にケイ素鋼板からなる箱型のシールド板12a 、あるいはロ字状のシールド板12bなどの電磁シールド板を装着し使用されて いた。図10は、上記電磁シールド板を装着したトランスの斜視図を示したもの である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の構成ではまず、図7に示すように機器にトランスを取付 けた際トランスから発生するリーケージフラックスにより、外部へのノイズ等の 悪影響を及ぼしたり、機器の天井板13が矢印方向に振動し唸り音が発生するの を防ぐための電磁シールド板7の取付けが必要となる問題があった。又、図9に 示すようにトランス本体に電磁シールド板を装着する際、シールド板の固定が難 しいうえ、シールド板の端面は溶接固定が必要となり、さらにシールド板の振動 の問題、取付けの作業面での問題があった。
【0007】 以上のように従来のトランスは、電磁シールドの加工性の問題があり、コスト が高く、機器へのリーケージフラックスによるノイズ等の影響を及ぼすという課 題があった。
【0008】 本考案は上記課題を解決するもので、トランスから発生するリーケージフラッ クスの防磁効果において優れたトランスを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案のトランスは、コイルを巻回したコイルボビ ンに磁性材を組み込み、この磁性材の上面に突出するコイル部を覆うように中空 キャップ状に形成されたラミネートコア材の積層体からなるシールドコアを被せ た構成とするものである。
【0010】
【作用】
上記構成において、磁性材の上面に突出するコイル部を覆うように中空キャッ プ状に形成されたラミネートコア材の積層体からなるシールドコアを被せた構成 により、鉄心の磁路面積が大きくなり防磁効果が得られることとなり、リーケー ジフラックスによる機器へノイズ等の影響の問題が解決される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4を用いて説明する。図1において、両端 に鍔を有するコイルボビン14の鍔に端子15に植設し、又、この端子15に隣 接してコイル16の引き出し溝17がそれぞれ数個設けられたコイルボビン14 を用い、上記コイルボビン14にコイル16を巻回し、ケイ素鋼板からなるEI 型鉄心からなる磁性材18を組込んでトランス本体を構成し、磁性材18の上面 に突出するコイル部を覆うように、中空キャップ状に形成されたラミネートコア 材の積層体からなるシールドコア19を被せてトランスを形成するものである。 ここで図3(a),(b)にシールドコア19の分解斜視図と要部の切欠斜視図 を示す。トランスの磁性材18の大きさに打ち抜き加工をしたラミネートコア2 0aを任意の厚みになるよう重ね合わせ、さらにロの字状に打ち抜き加工をした 中空ラミネートコア20bを任意の厚みになるよう複数枚重ね合わせ、磁性材1 8上に突出するコイル部を覆うよう上記ラミネートコアを組合せ中空キャップ状 に積層体としてシールドコア19を形成する。シールドコア19はラミネートコ ア20a,20bを打ち抜き加工する際に、同時にブロックかしめ部21の加工 を施し、重ね合わせたあと加圧して積層体をかしめブロック状に形成することに より、磁歪振動を低減させることが可能となる。図4に本考案のトランスの断面 図を示す。図4において、磁性材18の上部に突出するコイル16を覆うようシ ールドコア19を被せトランス本体を形成する。磁性材18とシールドコア19 の固定は、E型とI型からなる磁性材18を溶接固定する際に、同時に行うこと も可能であり組み立て性にも優れたものとなる。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案のトランスは、磁性材の上面に突出するコイル部を覆うよ うに中空キャップ状に形成されたラミネートコア材の積層体からなるシールドコ アを被せた構成により、鉄心の磁路面積が大きくとり磁性材の磁束密度が低くす ることにより漏洩磁束を少なくし防磁効果が得られるほか、低損失で、低振動化 が可能となり、さらにコイルから発生するコイルリーケージフラックスをコイル の上部に覆うようにして閉磁路を作ることにより磁気的に遮蔽することで、防磁 効果が得られ機器へのノイズ等の影響の問題が解決され、トランス本体の電磁シ ールド板、あるいは機器側での電磁シールド板が不要となり低コスト化が図れコ スト面、作業面において優れた工業的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すトランスの分解斜視図
【図2】本考案の一実施例を示すトランスの完成品の斜
視図
【図3】(a),(b)本考案の一実施例を示すシール
ドコアの分解斜視図と一部切欠斜視図
【図4】本考案の一実施例を示すトランスの断面図
【図5】従来のトランスの分解斜視図
【図6】従来のトランスの完成品の斜視図
【図7】従来のトランスの使用例を示す断面図
【図8】従来のトランスの使用例を示す斜視図
【図9】従来のトランスの分解斜視図
【図10】従来のトランスの完成品の斜視図
【符号の説明】
14 コイルボビン 15 端子 16 コイル 17 引き出し溝 18 磁性材 19 シールドコア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを巻回したコイルボビンに磁性材を
    組み込み、この磁性材の上面に突出するコイル部を覆う
    ように中空キャップ状に形成されたラミネートコア材の
    積層体からなるシールドコアを被せて構成されるトラン
    ス。
JP10493291U 1991-12-19 1991-12-19 トランス Pending JPH0553229U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10493291U JPH0553229U (ja) 1991-12-19 1991-12-19 トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10493291U JPH0553229U (ja) 1991-12-19 1991-12-19 トランス

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JPH0553229U true JPH0553229U (ja) 1993-07-13

Family

ID=14393874

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JP10493291U Pending JPH0553229U (ja) 1991-12-19 1991-12-19 トランス

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