JPH055245A - ジエツトルームにおける緯糸測長方法 - Google Patents
ジエツトルームにおける緯糸測長方法Info
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- JPH055245A JPH055245A JP15914191A JP15914191A JPH055245A JP H055245 A JPH055245 A JP H055245A JP 15914191 A JP15914191 A JP 15914191A JP 15914191 A JP15914191 A JP 15914191A JP H055245 A JPH055245 A JP H055245A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緯入れ末端側に設置された緯糸到達タイミン
グ検出器からの検出情報のみによって良好な緯糸測長を
行なう。 【構成】 緯糸チーズ１３から供給される緯糸Ｙ1 は緯
糸測長貯留装置１の糸巻付面１ａに巻き付けられ、糸巻
付面１ａ上の巻糸は電磁ソレノイド７によって駆動され
る緯糸係止ピン７ａを糸巻付面１ａから離間させて緯入
れ用メインノズル２から射出緯入れされる。緯入れされ
た緯糸Ｙ1 は緯入れ末端の緯糸到達タイミング検出器６
によって検出される。制御コンピュータＣは緯糸到達タ
イミング検出器６からの情報及びロータリエンコーダ８
からの機台回転角度情報によって緯糸到達タイミングを
把握し、この検出された緯糸到達タイミングを所定個サ
ンプリングすると共に、その平均値を算出する。この平
均値と設定緯糸到達タイミングとの差が所定値以上にな
った場合には制御コンピュータＣは設定緯糸到達タイミ
ング及び設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングを変更す
る。
グ検出器からの検出情報のみによって良好な緯糸測長を
行なう。 【構成】 緯糸チーズ１３から供給される緯糸Ｙ1 は緯
糸測長貯留装置１の糸巻付面１ａに巻き付けられ、糸巻
付面１ａ上の巻糸は電磁ソレノイド７によって駆動され
る緯糸係止ピン７ａを糸巻付面１ａから離間させて緯入
れ用メインノズル２から射出緯入れされる。緯入れされ
た緯糸Ｙ1 は緯入れ末端の緯糸到達タイミング検出器６
によって検出される。制御コンピュータＣは緯糸到達タ
イミング検出器６からの情報及びロータリエンコーダ８
からの機台回転角度情報によって緯糸到達タイミングを
把握し、この検出された緯糸到達タイミングを所定個サ
ンプリングすると共に、その平均値を算出する。この平
均値と設定緯糸到達タイミングとの差が所定値以上にな
った場合には制御コンピュータＣは設定緯糸到達タイミ
ング及び設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングを変更す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は巻付方式の緯糸測長貯留
装置を用いたジェットルームにおける緯糸測長方法に関
するものである。
装置を用いたジェットルームにおける緯糸測長方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の緯糸測長方法が特開昭５７−２
９６４０号公報及び特開昭６２−２９９５４８号公報に
開示されている。これら従来方法では緯糸測長貯留装置
の糸巻付面の近傍に反射式光電センサ型の緯糸検出器が
設置されており、糸巻付面から引き出し解舒される緯糸
が緯糸検出器によって検出される。この検出解舒数が所
定数に達すると電気的に駆動される緯糸係止ピンが糸巻
付面と交差し、緯糸引き出し解舒阻止が行われる。糸巻
付面からの緯糸引き出し解舒状態は緯糸チーズの径の大
小によって変化し、緯糸引き出し解舒タイミングを一律
に設定しておくと測長不良が生じることになるが、特開
昭５７−２９６４０号公報及び特開昭６２−２９９５４
８号公報の緯糸測長方法によれば糸巻付面に巻き付け貯
留されている巻糸のうちの所定巻数分のみが糸巻付面か
ら引き出し解舒され、所望の長さの緯糸量が緯入れされ
る。
９６４０号公報及び特開昭６２−２９９５４８号公報に
開示されている。これら従来方法では緯糸測長貯留装置
の糸巻付面の近傍に反射式光電センサ型の緯糸検出器が
設置されており、糸巻付面から引き出し解舒される緯糸
が緯糸検出器によって検出される。この検出解舒数が所
定数に達すると電気的に駆動される緯糸係止ピンが糸巻
付面と交差し、緯糸引き出し解舒阻止が行われる。糸巻
付面からの緯糸引き出し解舒状態は緯糸チーズの径の大
小によって変化し、緯糸引き出し解舒タイミングを一律
に設定しておくと測長不良が生じることになるが、特開
昭５７−２９６４０号公報及び特開昭６２−２９９５４
８号公報の緯糸測長方法によれば糸巻付面に巻き付け貯
留されている巻糸のうちの所定巻数分のみが糸巻付面か
ら引き出し解舒され、所望の長さの緯糸量が緯入れされ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、緯糸到
達タイミング検出器以外にも緯糸検出器を用いる構成は
コスト的に不利であり、しかも緯糸解舒に伴ってバルー
ニングが発生する近辺では緯糸誤検出をもたらす風綿の
量も多く、ノイズ対策を施す必要がある。
達タイミング検出器以外にも緯糸検出器を用いる構成は
コスト的に不利であり、しかも緯糸解舒に伴ってバルー
ニングが発生する近辺では緯糸誤検出をもたらす風綿の
量も多く、ノイズ対策を施す必要がある。
【０００４】本発明は緯糸チーズの径変化に対応した適
正な緯糸引き出し解舒阻止タイミングを緯糸到達タイミ
ング検出器からの検出情報のみによって決定し得る緯糸
測長方法を提供することを目的とする。
正な緯糸引き出し解舒阻止タイミングを緯糸到達タイミ
ング検出器からの検出情報のみによって決定し得る緯糸
測長方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
緯糸チーズの最大径における第１の緯糸到達タイミング
及び緯糸チーズの最小径における第２の緯糸到達タイミ
ングを予め設定しておくと共に、設定された両緯糸到達
タイミングの間の範囲を複数領域に分割し、緯糸チーズ
の最大径における第１の緯糸引き出し解舒阻止タイミン
グ及び緯糸チーズの最小径における第２の緯糸引き出し
解舒阻止タイミングを予め設定しておくと共に、設定さ
れた両緯糸引き出し解舒阻止タイミングの間の範囲を前
記複数領域に１対１に対応して同数領域に分割し、緯糸
到達タイミング検出器によって検出される緯糸到達タイ
ミングの所属領域が変わった時には設定緯糸引き出し解
舒阻止タイミングの所属領域を変えるようにした。
緯糸チーズの最大径における第１の緯糸到達タイミング
及び緯糸チーズの最小径における第２の緯糸到達タイミ
ングを予め設定しておくと共に、設定された両緯糸到達
タイミングの間の範囲を複数領域に分割し、緯糸チーズ
の最大径における第１の緯糸引き出し解舒阻止タイミン
グ及び緯糸チーズの最小径における第２の緯糸引き出し
解舒阻止タイミングを予め設定しておくと共に、設定さ
れた両緯糸引き出し解舒阻止タイミングの間の範囲を前
記複数領域に１対１に対応して同数領域に分割し、緯糸
到達タイミング検出器によって検出される緯糸到達タイ
ミングの所属領域が変わった時には設定緯糸引き出し解
舒阻止タイミングの所属領域を変えるようにした。
【０００６】
【作用】新しい緯糸チーズが使用開始される場合には緯
糸引き出し解舒阻止は第１の設定緯糸引き出し解舒阻止
タイミングで行われ、緯糸到達タイミング検出器によっ
て検出される緯糸到達タイミングは第１の設定緯糸到達
タイミングと比較される。緯糸チーズの径が変わるにつ
れて緯糸引き出し解舒状態も変わり、緯糸到達タイミン
グ検出器によって検出される緯糸到達タイミングが変わ
ってゆく。検出された緯糸到達タイミングの所属領域が
変わった場合には設定緯糸引き出し解舒阻止タイミング
の所属領域も変わり、緯糸係止体と糸巻付面との交差タ
イミングが緯糸到達タイミング検出器からの検出情報に
よって変えられていく。
糸引き出し解舒阻止は第１の設定緯糸引き出し解舒阻止
タイミングで行われ、緯糸到達タイミング検出器によっ
て検出される緯糸到達タイミングは第１の設定緯糸到達
タイミングと比較される。緯糸チーズの径が変わるにつ
れて緯糸引き出し解舒状態も変わり、緯糸到達タイミン
グ検出器によって検出される緯糸到達タイミングが変わ
ってゆく。検出された緯糸到達タイミングの所属領域が
変わった場合には設定緯糸引き出し解舒阻止タイミング
の所属領域も変わり、緯糸係止体と糸巻付面との交差タ
イミングが緯糸到達タイミング検出器からの検出情報に
よって変えられていく。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図１〜
図４に基づいて説明する。１は巻付け方式の緯糸測長貯
留装置であり、緯糸測長貯留装置１には一対の緯糸チー
ズ１３，１４の緯糸Ｙ1 ，Ｙ2 が供給される。緯糸チー
ズ１３の緯糸Ｙ1 の終端と緯糸チーズ１４の緯糸Ｙ2 の
始端とが結び合わされている。結び目ｔは結び目検出器
１２によって検出されるようになっている。
図４に基づいて説明する。１は巻付け方式の緯糸測長貯
留装置であり、緯糸測長貯留装置１には一対の緯糸チー
ズ１３，１４の緯糸Ｙ1 ，Ｙ2 が供給される。緯糸チー
ズ１３の緯糸Ｙ1 の終端と緯糸チーズ１４の緯糸Ｙ2 の
始端とが結び合わされている。結び目ｔは結び目検出器
１２によって検出されるようになっている。
【０００８】緯糸測長貯留装置１で貯留された緯糸Ｙ1
は緯入れ用メインノズル２から射出緯入れされ、複数の
緯入れ用補助ノズル群３，４，５のリレー噴射へと受け
継がれる。緯入れ末端には反射式光電センサからなる緯
糸到達タイミング検出器６が設置されており、緯糸Ｙ1
の先端到達の有無を判断するための情報が緯糸到達タイ
ミング検出器６によって得られる。
は緯入れ用メインノズル２から射出緯入れされ、複数の
緯入れ用補助ノズル群３，４，５のリレー噴射へと受け
継がれる。緯入れ末端には反射式光電センサからなる緯
糸到達タイミング検出器６が設置されており、緯糸Ｙ1
の先端到達の有無を判断するための情報が緯糸到達タイ
ミング検出器６によって得られる。
【０００９】緯糸測長貯留装置１の糸巻付面１ａからの
緯糸引き出し解舒及び緯糸引き出し解舒阻止は緯糸係止
ピン７ａを駆動する電磁ソレノイド７の励消磁によって
行われる。電磁ソレノイド７の励消磁制御は制御コンピ
ュータＣからの指令により行われ、制御コンピュータＣ
はロータリエンコーダ８から得られる機台回転角度検出
情報に基づいて電磁ソレノイド７の励消磁を制御する。
緯糸引き出し解舒及び緯糸引き出し解舒阻止は緯糸係止
ピン７ａを駆動する電磁ソレノイド７の励消磁によって
行われる。電磁ソレノイド７の励消磁制御は制御コンピ
ュータＣからの指令により行われ、制御コンピュータＣ
はロータリエンコーダ８から得られる機台回転角度検出
情報に基づいて電磁ソレノイド７の励消磁を制御する。
【００１０】緯入れ用メインノズル２の圧力エア噴射は
電磁バルブＶ1 の励消磁によって制御され、緯入れ用補
助ノズル群３〜５における圧力エア噴射は電磁バルブＶ
2 ，Ｖ3 ，Ｖ4 の励消磁により制御される。電磁バルブ
Ｖ1 は圧力エア供給タンク９に接続されており、電磁バ
ルブＶ2 〜Ｖ4 は圧力エア供給タンク１０に接続されて
いる。各電磁バルブＶ1 〜Ｖ4 の励消磁制御は制御コン
ピュータＣからの指令により行われ、制御コンピュータ
Ｃはロータリエンコーダ８から得られる機台回転角度検
出情報に基づいて各電磁バルブＶ1〜Ｖ4 を励消磁制御
する。
電磁バルブＶ1 の励消磁によって制御され、緯入れ用補
助ノズル群３〜５における圧力エア噴射は電磁バルブＶ
2 ，Ｖ3 ，Ｖ4 の励消磁により制御される。電磁バルブ
Ｖ1 は圧力エア供給タンク９に接続されており、電磁バ
ルブＶ2 〜Ｖ4 は圧力エア供給タンク１０に接続されて
いる。各電磁バルブＶ1 〜Ｖ4 の励消磁制御は制御コン
ピュータＣからの指令により行われ、制御コンピュータ
Ｃはロータリエンコーダ８から得られる機台回転角度検
出情報に基づいて各電磁バルブＶ1〜Ｖ4 を励消磁制御
する。
【００１１】緯入れ用メインノズル２の直上には緯糸処
理装置１１が設置されている。緯糸処理装置１１は特開
平２ー６１１３８号公報に開示される緯糸処理装置と同
タイプのものであり、緯入れミスした緯糸に後続する緯
糸の緯入れを阻止するとともに、この後続緯糸を手掛か
りとして織布の織前上のミス糸を自動的に引出し除去す
る。又、緯糸処理装置１１は結び目ｔを除去処理する場
合にも用いられる。緯入れミス処理及び結び目処理は制
御コンピュータＣによって制御される。
理装置１１が設置されている。緯糸処理装置１１は特開
平２ー６１１３８号公報に開示される緯糸処理装置と同
タイプのものであり、緯入れミスした緯糸に後続する緯
糸の緯入れを阻止するとともに、この後続緯糸を手掛か
りとして織布の織前上のミス糸を自動的に引出し除去す
る。又、緯糸処理装置１１は結び目ｔを除去処理する場
合にも用いられる。緯入れミス処理及び結び目処理は制
御コンピュータＣによって制御される。
【００１２】図２のグラフは設定された緯糸到達タイミ
ングと設定された緯糸引き出し解舒阻止タイミングとの
関係を表す。緯糸到達タイミング及び緯糸引き出し解舒
阻止タイミングはいずれも機台回転角度で表されてい
る。
ングと設定された緯糸引き出し解舒阻止タイミングとの
関係を表す。緯糸到達タイミング及び緯糸引き出し解舒
阻止タイミングはいずれも機台回転角度で表されてい
る。
【００１３】緯糸到達タイミングΘ1 は緯糸チーズ１
３，１４の径が最大のときに用いられる設定値であり、
緯糸到達タイミングΘ2 は緯糸チーズ１３，１４の径が
最小のときに用いられる設定値である。緯糸到達タイミ
ングΘ1 ＋Δ1 ，Θ1 ＋２Δ1 ，Θ1 ＋３Δ1 ，Θ1 ＋
４Δ1 ，Θ1 ＋５Δ1 ，Θ1 ＋６Δ1 ，Θ1＋７Δ1 は
設定された緯糸到達タイミングΘ1 ，Θ2 の範囲
［Θ1 ，Θ2 ］内で等間隔Δ1 に設定された値である。
３，１４の径が最大のときに用いられる設定値であり、
緯糸到達タイミングΘ2 は緯糸チーズ１３，１４の径が
最小のときに用いられる設定値である。緯糸到達タイミ
ングΘ1 ＋Δ1 ，Θ1 ＋２Δ1 ，Θ1 ＋３Δ1 ，Θ1 ＋
４Δ1 ，Θ1 ＋５Δ1 ，Θ1 ＋６Δ1 ，Θ1＋７Δ1 は
設定された緯糸到達タイミングΘ1 ，Θ2 の範囲
［Θ1 ，Θ2 ］内で等間隔Δ1 に設定された値である。
【００１４】緯糸引き出し解舒阻止タイミングΘ3 （＜
Θ1 ）は緯糸チーズ１３，１４の最大径に対して設定さ
れた値であり、緯糸引き出し解舒阻止タイミングΘ4 は
緯糸チーズ１３，１４の最小径に対して設定された値で
ある。緯糸引き出し解舒阻止タイミングΘ3 ＋Δ2 ，Θ
3 ＋２Δ2 ，Θ3 ＋３Δ2 ，Θ3 ＋４Δ2 ，Θ3 ＋５Δ
2 ，Θ3 ＋６Δ2 ，Θ3 ＋７Δ2 は設定された緯糸引き
出し解舒阻止タイミングΘ3 ，Θ4 の範囲［Θ3 ，
Θ4 ］内で等間隔Δ2 に設定された値である。
Θ1 ）は緯糸チーズ１３，１４の最大径に対して設定さ
れた値であり、緯糸引き出し解舒阻止タイミングΘ4 は
緯糸チーズ１３，１４の最小径に対して設定された値で
ある。緯糸引き出し解舒阻止タイミングΘ3 ＋Δ2 ，Θ
3 ＋２Δ2 ，Θ3 ＋３Δ2 ，Θ3 ＋４Δ2 ，Θ3 ＋５Δ
2 ，Θ3 ＋６Δ2 ，Θ3 ＋７Δ2 は設定された緯糸引き
出し解舒阻止タイミングΘ3 ，Θ4 の範囲［Θ3 ，
Θ4 ］内で等間隔Δ2 に設定された値である。
【００１５】直線Ｌ上の点Ｐ0 ，Ｐ1 ，Ｐ2 ，Ｐ3 ，Ｐ
4 ，Ｐ5 ，Ｐ6 ，Ｐ7，Ｐ8 は、設定緯糸到達タイミン
グΘ1 ，Θ1 ＋Δ1 ，Θ1 ＋２Δ1 ，Θ1 ＋３Δ1 ，Θ
1 ＋４Δ1 ，Θ1 ＋５Δ1 ，Θ1 ＋６Δ1 ，Θ1 ＋７Δ
1 ，Θ1 ＋８Δ1 （＝Θ2 ）と設定緯糸引き出し解舒阻
止タイミングΘ3 ，Θ3 ＋Δ2 ，Θ3 ＋２Δ2 ，Θ3 ＋
３Δ2 ，Θ3 ＋４Δ2 ，Θ3 ＋５Δ2 ，Θ3 ＋６Δ2 ，
Θ3 ＋７Δ2 ，Θ3 ＋８Δ2 （＝Θ4 ）とを対応付け、
点Ｐi （ｉ＝０〜８）で分割される領域ｒi ＝［Ｐi ，
Ｐi+1 〕（Ｐi+1 はｒi に含まれない）は緯糸到達タイ
ミングの領域［Θ1 ＋ｉΔ1 ，Θ1 ＋（ｉ＋１）Δ1 〕
（Θ1 ＋（ｉ＋１）Δ1 は含まれない）と緯糸引き出し
解舒阻止タイミングの領域［Θ3 ＋ｉΔ2 ，Θ3 ＋（ｉ
＋１）Δ 2 〕（Θ3 ＋（ｉ＋１）Δ2 は含まれない）と
を対応付ける。これら各設定値Θ 1 ，Θ2 ，Θ3 ，
Θ4 ，Δ1 ，Δ2 は入力設定装置１５によって制御コン
ピュータＣに入力設定される。
4 ，Ｐ5 ，Ｐ6 ，Ｐ7，Ｐ8 は、設定緯糸到達タイミン
グΘ1 ，Θ1 ＋Δ1 ，Θ1 ＋２Δ1 ，Θ1 ＋３Δ1 ，Θ
1 ＋４Δ1 ，Θ1 ＋５Δ1 ，Θ1 ＋６Δ1 ，Θ1 ＋７Δ
1 ，Θ1 ＋８Δ1 （＝Θ2 ）と設定緯糸引き出し解舒阻
止タイミングΘ3 ，Θ3 ＋Δ2 ，Θ3 ＋２Δ2 ，Θ3 ＋
３Δ2 ，Θ3 ＋４Δ2 ，Θ3 ＋５Δ2 ，Θ3 ＋６Δ2 ，
Θ3 ＋７Δ2 ，Θ3 ＋８Δ2 （＝Θ4 ）とを対応付け、
点Ｐi （ｉ＝０〜８）で分割される領域ｒi ＝［Ｐi ，
Ｐi+1 〕（Ｐi+1 はｒi に含まれない）は緯糸到達タイ
ミングの領域［Θ1 ＋ｉΔ1 ，Θ1 ＋（ｉ＋１）Δ1 〕
（Θ1 ＋（ｉ＋１）Δ1 は含まれない）と緯糸引き出し
解舒阻止タイミングの領域［Θ3 ＋ｉΔ2 ，Θ3 ＋（ｉ
＋１）Δ 2 〕（Θ3 ＋（ｉ＋１）Δ2 は含まれない）と
を対応付ける。これら各設定値Θ 1 ，Θ2 ，Θ3 ，
Θ4 ，Δ1 ，Δ2 は入力設定装置１５によって制御コン
ピュータＣに入力設定される。
【００１６】図３及び図４のフローチャートは緯糸測長
制御プログラムを表し、制御コンピュータＣはこの緯糸
測長制御プログラムに基づいて緯糸引き出し解舒阻止タ
イミングを制御する。
制御プログラムを表し、制御コンピュータＣはこの緯糸
測長制御プログラムに基づいて緯糸引き出し解舒阻止タ
イミングを制御する。
【００１７】緯糸チーズ１３が使用開始された場合には
設定緯糸到達タイミングＴＷ0 としてΘ1 が選択される
と共に、設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢＷと
してΘ3 が選択される。緯入れ開始時期、即ち緯糸係止
ピン７ａが糸巻付面１ａから離間する時期は一定であ
る。緯入れ用メインノズル２から射出される緯糸Ｙ1 が
緯糸到達タイミング検出器６の検出領域に到達した時期
ＴＷn はＮ個単位でサンプリングされ、サンプリング数
がＮに達するとその平均値〈ＴＷn 〉0 が算出される。
平均値〈ＴＷn 〉0 と設定緯糸到達タイミングΘ1との
差（〈ＴＷn 〉0 −Θ1 ）がΔ1 に達しない場合には設
定緯糸到達タイミングΘ1 及び緯糸引き出し解舒阻止タ
イミングΘ3 が引き続いて選択される。
設定緯糸到達タイミングＴＷ0 としてΘ1 が選択される
と共に、設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢＷと
してΘ3 が選択される。緯入れ開始時期、即ち緯糸係止
ピン７ａが糸巻付面１ａから離間する時期は一定であ
る。緯入れ用メインノズル２から射出される緯糸Ｙ1 が
緯糸到達タイミング検出器６の検出領域に到達した時期
ＴＷn はＮ個単位でサンプリングされ、サンプリング数
がＮに達するとその平均値〈ＴＷn 〉0 が算出される。
平均値〈ＴＷn 〉0 と設定緯糸到達タイミングΘ1との
差（〈ＴＷn 〉0 −Θ1 ）がΔ1 に達しない場合には設
定緯糸到達タイミングΘ1 及び緯糸引き出し解舒阻止タ
イミングΘ3 が引き続いて選択される。
【００１８】緯糸チーズ１３の減径に伴って緯糸測長貯
留装置１における緯糸引き出し解舒状態が変わってゆ
き、緯糸Ｙ1 の緯糸到達タイミングが変わってゆく。差
（〈ＴＷn 〉0 −Θ1 ）がΔ1 に達すると設定緯糸到達
タイミングＴＷ0 として（Θ1 ＋Δ1 ）が選択されると
共に、設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢＷとし
て（Θ3 ＋Δ2 ）が選択される。検出緯糸到達タイミン
グＴＷn のサンプリング数がＮに達するとその平均値
〈ＴＷn 〉1 が算出される。平均値〈ＴＷn 〉1 と設定
緯糸到達タイミングΘ1 との差〔〈ＴＷn 〉1 −（Θ1
＋Δ1 ）〕がΔ1 に達しない場合には設定緯糸到達タイ
ミング（Θ1 ＋Δ1 ）及び緯糸引き出し解舒阻止タイミ
ング（Θ3 ＋Δ2 ）が引き続いて選択される。差〔〈Ｔ
Ｗn 〉1 −（Θ1 ＋Δ1 ）〕がΔ1 に達すると設定緯糸
到達タイミングＴＷ0 として（Θ1 ＋２Δ1 ）が選択さ
れると共に、設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢ
Ｗとして（Θ3 ＋２Δ2 ）が選択される。
留装置１における緯糸引き出し解舒状態が変わってゆ
き、緯糸Ｙ1 の緯糸到達タイミングが変わってゆく。差
（〈ＴＷn 〉0 −Θ1 ）がΔ1 に達すると設定緯糸到達
タイミングＴＷ0 として（Θ1 ＋Δ1 ）が選択されると
共に、設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢＷとし
て（Θ3 ＋Δ2 ）が選択される。検出緯糸到達タイミン
グＴＷn のサンプリング数がＮに達するとその平均値
〈ＴＷn 〉1 が算出される。平均値〈ＴＷn 〉1 と設定
緯糸到達タイミングΘ1 との差〔〈ＴＷn 〉1 −（Θ1
＋Δ1 ）〕がΔ1 に達しない場合には設定緯糸到達タイ
ミング（Θ1 ＋Δ1 ）及び緯糸引き出し解舒阻止タイミ
ング（Θ3 ＋Δ2 ）が引き続いて選択される。差〔〈Ｔ
Ｗn 〉1 −（Θ1 ＋Δ1 ）〕がΔ1 に達すると設定緯糸
到達タイミングＴＷ0 として（Θ1 ＋２Δ1 ）が選択さ
れると共に、設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢ
Ｗとして（Θ3 ＋２Δ2 ）が選択される。
【００１９】以後、同様に差〔〈ＴＷn 〉i −（Θ1 ＋
i Δ1 ）〕がΔ1 に達すると設定緯糸到達タイミングＴ
Ｗ0 として〔Θ1 ＋（ｉ＋１）Δ1 〕が選択されると共
に、設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢＷとして
〔Θ3 ＋（ｉ＋１）Δ2 〕が選択される。フローチャー
トのＴＷ0 （ｒi ）は（Θ1 ＋i Δ1 ）を表し、ＴＢＷ
（ｒi ）は（Θ3 ＋i Δ2 ）を表す。
i Δ1 ）〕がΔ1 に達すると設定緯糸到達タイミングＴ
Ｗ0 として〔Θ1 ＋（ｉ＋１）Δ1 〕が選択されると共
に、設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢＷとして
〔Θ3 ＋（ｉ＋１）Δ2 〕が選択される。フローチャー
トのＴＷ0 （ｒi ）は（Θ1 ＋i Δ1 ）を表し、ＴＢＷ
（ｒi ）は（Θ3 ＋i Δ2 ）を表す。
【００２０】即ち、検出緯糸到達タイミングの平均値
〈ＴＷn 〉i が領域ｒi に所属している間は設定緯糸到
達タイミングＴＷ0 として領域ｒi に所属する設定値
（Θ1 ＋ｉΔ1 ）が継続選択されると共に、設定緯糸引
き出し解舒阻止タイミングＴＢＷとして領域ｒi に所属
する設定値（Θ3 ＋ｉΔ2）が継続選択される。緯糸チ
ーズの径変化に伴って検出緯糸到達タイミングの平均値
〈ＴＷn 〉i の所属領域がｒi からｒi+1 に変わると設
定緯糸到達タイミングＴＷ0 及び設定緯糸引き出し解舒
阻止タイミングＴＢＷの所属領域がｒi からｒi+1 に変
更される。
〈ＴＷn 〉i が領域ｒi に所属している間は設定緯糸到
達タイミングＴＷ0 として領域ｒi に所属する設定値
（Θ1 ＋ｉΔ1 ）が継続選択されると共に、設定緯糸引
き出し解舒阻止タイミングＴＢＷとして領域ｒi に所属
する設定値（Θ3 ＋ｉΔ2）が継続選択される。緯糸チ
ーズの径変化に伴って検出緯糸到達タイミングの平均値
〈ＴＷn 〉i の所属領域がｒi からｒi+1 に変わると設
定緯糸到達タイミングＴＷ0 及び設定緯糸引き出し解舒
阻止タイミングＴＢＷの所属領域がｒi からｒi+1 に変
更される。
【００２１】このような設定緯糸引き出し解舒阻止タイ
ミングＴＢＷの変更制御によって緯糸チーズ１３の径変
化に伴う緯糸引き出し解舒状態の変化に対応した緯糸測
長制御が緯糸到達タイミング検出器６からの検出情報の
みによって達成でき、糸巻付面１ａの近傍に緯糸検出器
を設置するという検出器の個数増に頼ることなく良好な
緯糸測長を行なうことができる。
ミングＴＢＷの変更制御によって緯糸チーズ１３の径変
化に伴う緯糸引き出し解舒状態の変化に対応した緯糸測
長制御が緯糸到達タイミング検出器６からの検出情報の
みによって達成でき、糸巻付面１ａの近傍に緯糸検出器
を設置するという検出器の個数増に頼ることなく良好な
緯糸測長を行なうことができる。
【００２２】緯糸チーズ１３が消費されると新たな緯糸
チーズ１４が使用に供されるが、このチーズ交換の際に
は結び目検出器１２が結び目ｔの変位を検出する。この
検出情報に基づいて制御コンピュータＣは緯糸処理装置
１１を作動して結び目ｔを緯入れすることなく除去処理
した後、設定緯糸到達タイミングＴＷ0 としてＴＷ
0 （ｒ0 ）（＝Θ1 ）を選択すると共に、設定緯糸引き
出し解舒阻止タイミングＴＢＷとしてＴＢＷ（ｒ0 ）
（＝Θ3 ）を選択する。
チーズ１４が使用に供されるが、このチーズ交換の際に
は結び目検出器１２が結び目ｔの変位を検出する。この
検出情報に基づいて制御コンピュータＣは緯糸処理装置
１１を作動して結び目ｔを緯入れすることなく除去処理
した後、設定緯糸到達タイミングＴＷ0 としてＴＷ
0 （ｒ0 ）（＝Θ1 ）を選択すると共に、設定緯糸引き
出し解舒阻止タイミングＴＢＷとしてＴＢＷ（ｒ0 ）
（＝Θ3 ）を選択する。
【００２３】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば間隔Δ1 としてロータリエンコー
ダ８の最小検出角を用い、制御コンピュータＣが設定緯
糸到達タイミングΘ1 ，Θ2 、設定緯糸引き出し解舒阻
止タイミングΘ3 ，Θ4 及び最小検出角Δ1 に基づいて
間隔Δ2 を算出するようにしてもよい。この場合、ロー
タリエンコーダ８から最小検出角の間隔で検出信号が入
力する毎にする毎に設定緯糸到達タイミングＴＷ0 及び
設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢＷの所属領域
が変更される。
ものではなく、例えば間隔Δ1 としてロータリエンコー
ダ８の最小検出角を用い、制御コンピュータＣが設定緯
糸到達タイミングΘ1 ，Θ2 、設定緯糸引き出し解舒阻
止タイミングΘ3 ，Θ4 及び最小検出角Δ1 に基づいて
間隔Δ2 を算出するようにしてもよい。この場合、ロー
タリエンコーダ８から最小検出角の間隔で検出信号が入
力する毎にする毎に設定緯糸到達タイミングＴＷ0 及び
設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングＴＢＷの所属領域
が変更される。
【００２４】又、設定緯糸到達タイミングΘ1 ，Θ2 、
設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングΘ3 ，Θ4 の最適
値が不明の場合、実際の製織において緯糸チーズの最大
径時の緯糸到達タイミングをサンプリングすると共に、
その平均値を設定緯糸到達タイミングΘ1 とし、緯糸チ
ーズの最小径時の緯糸到達タイミングをサンプリングす
ると共に、その平均値を設定緯糸到達タイミングΘ2 と
するようにしてもよい。この場合、緯糸引き出し解舒阻
止タイミングΘ3 ，Θ4 は予め入力設定しておく必要が
ある。
設定緯糸引き出し解舒阻止タイミングΘ3 ，Θ4 の最適
値が不明の場合、実際の製織において緯糸チーズの最大
径時の緯糸到達タイミングをサンプリングすると共に、
その平均値を設定緯糸到達タイミングΘ1 とし、緯糸チ
ーズの最小径時の緯糸到達タイミングをサンプリングす
ると共に、その平均値を設定緯糸到達タイミングΘ2 と
するようにしてもよい。この場合、緯糸引き出し解舒阻
止タイミングΘ3 ，Θ4 は予め入力設定しておく必要が
ある。
【００２５】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、緯糸到達
タイミング検出器によって検出される緯糸到達タイミン
グの所属領域が変わった時には設定緯糸引き出し解舒阻
止タイミングの所属領域を変えるようにしたので、緯糸
チーズの径変化に起因する緯糸引き出し解舒状態に対応
した緯糸引き出し解舒阻止タイミングを緯糸到達タイミ
ング検出器からの検出情報のみによって適正に設定でき
るという優れた効果を奏する。
タイミング検出器によって検出される緯糸到達タイミン
グの所属領域が変わった時には設定緯糸引き出し解舒阻
止タイミングの所属領域を変えるようにしたので、緯糸
チーズの径変化に起因する緯糸引き出し解舒状態に対応
した緯糸引き出し解舒阻止タイミングを緯糸到達タイミ
ング検出器からの検出情報のみによって適正に設定でき
るという優れた効果を奏する。
【図１】緯糸測長を制御するための回路を組み込んだ略
体正面図である。
体正面図である。
【図２】設定緯糸到達タイミングと設定緯糸引き出し解
舒阻止タイミングとの対応関係を表すグラフである。
舒阻止タイミングとの対応関係を表すグラフである。
【図３】緯糸測長制御プログラムを表すフローチャート
である。
である。
【図４】緯糸測長制御プログラムを表すフローチャート
である。
である。
１…緯糸測長貯留装置、６…緯糸到達タイミング検出
器、７…電磁ソレノイド、７ａ…緯糸係止ピン、Ｃ…制
御コンピュータ。
器、７…電磁ソレノイド、７ａ…緯糸係止ピン、Ｃ…制
御コンピュータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】緯入れ用メインノズルの噴射作用によって
巻付方式の緯糸測長貯留装置から緯糸を引き出し解舒す
ると共に、電気的に駆動制御される緯糸係止体によって
緯糸の引き出し解舒を阻止するジェットルームにおける
緯糸測長方法において、緯入れ末端側に緯糸到達タイミ
ング検出器を設置しておき、緯糸チーズの最大径におけ
る第１の緯糸到達タイミング及び緯糸チーズの最小径に
おける第２の緯糸到達タイミングを予め設定しておくと
共に、設定された両緯糸到達タイミングの間の範囲を複
数領域に分割し、緯糸チーズの最大径における第１の緯
糸引き出し解舒阻止タイミング及び緯糸チーズの最小径
における第２の緯糸引き出し解舒阻止タイミングを予め
設定しておくと共に、設定された両緯糸引き出し解舒阻
止タイミングの間の範囲を前記複数領域に１対１に対応
して同数領域に分割し、緯糸到達タイミング検出器によ
って検出される緯糸到達タイミングの所属領域が変わっ
た時には緯糸引き出し解舒阻止タイミングの所属領域を
変えるジェットルームにおける緯糸測長方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15914191A JP2929775B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ジェットルームにおける緯糸測長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15914191A JP2929775B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ジェットルームにおける緯糸測長方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055245A true JPH055245A (ja) | 1993-01-14 |
| JP2929775B2 JP2929775B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=15687150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15914191A Expired - Fee Related JP2929775B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ジェットルームにおける緯糸測長方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2929775B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102383245A (zh) * | 2011-11-25 | 2012-03-21 | 江苏万工科技集团有限公司 | 一种纬纱伸长动态测量系统 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15914191A patent/JP2929775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102383245A (zh) * | 2011-11-25 | 2012-03-21 | 江苏万工科技集团有限公司 | 一种纬纱伸长动态测量系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2929775B2 (ja) | 1999-08-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |