JPH0552456U - バルブ用アクチュエータ - Google Patents

バルブ用アクチュエータ

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JPH0552456U
JPH0552456U JP4734391U JP4734391U JPH0552456U JP H0552456 U JPH0552456 U JP H0552456U JP 4734391 U JP4734391 U JP 4734391U JP 4734391 U JP4734391 U JP 4734391U JP H0552456 U JPH0552456 U JP H0552456U
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JP
Japan
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gear
valve
motor
output shaft
valve body
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Pending
Application number
JP4734391U
Other languages
English (en)
Inventor
陸夫 深町
Original Assignee
株式会社カワデン
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社カワデン filed Critical 株式会社カワデン
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Publication of JPH0552456U publication Critical patent/JPH0552456U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バルブの弁体を回転させる動作とバネを巻く動
作を一つのモータによって独立して行い、バネによる閉
鎖時にあっても弁体を緩やかに回転させるようにしたバ
ルブ用アクチュエータを提供すること 【構成】インターナルギヤと平歯車の組み合わせによる
遊星歯車装置を利用してモータによるゼンマイバネを巻
く動作とバルブの弁体を回転させる動作をそれぞれ独立
して行なうようにし、多数の歯車の組み合わせによって
減速機構を構成したこと 【効果】低トルクのモータを使用することができ、弁体
の損傷を防止することができる

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、バルブの弁体を回転させ、バルブの開、閉を行なうと共に、 地震、火災等の災害の発生に伴う停電乃至主電源をOFFしたときにバル ブの弁体を速やかに閉路して供給される流体のオーバーフローを防止する ようにしたバルブ用アクチュエータに関するものである。
【従来技術及びその問題点】
従来から、停電等により通電制御が不可能となったときに自動的にバル ブの弁体を閉鎖方向に回転させ、オーバーフロー等の危険性を回避するフ エールセーフなバルブ用アクチュエータとして特公昭53−34005号 に記載されるような「電気的に操作される弁操作装置」なるものがあるが 、この装置はモータの駆動によりバルブの弁体を開放方向に回転させる際 に同時にバネを巻いて蓄圧状態に保持しておき、停電等の際にその保持を 解除してバネの復元力により逆方向に回転させるようにしたもので、モー タには弁体を回転させる負荷とバネを巻く負荷が同時にかかるため、大き なトルクを有する大型のモータを必要として高価となるだけでなく、バル ブを閉鎖するためには必ずハネの復元力を利用しなければならないので、 バルブの間閉作動の都度バネが巻かれ、巻き戻されるという動作が反復さ れ、バネの寿命か短くなるという欠点があり、かつ、バネの復元力で直接 バルブを閉鎖するものであるから、閉鎖時に大きな衝撃力がバルブ弁体に かかり弁体が損傷するおそれがあるという欠点があった。
【考案の目的】
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するために、バルブの弁体を回 転させる動作とバネを巻く動作を一つのモータによって独立して行なうよ うにし、かつ、バネによる閉鎖時にあっても緩やかに弁体を回転させるよ うにしたバルブ用アクチュエータを提供することを目的とするものである 。
【考案の開示】
本考案に係るバルブ用アクチュエータは、バルブの弁体の回転軸に連結 される出力軸2を可逆回転モータ3の駆動により正、逆90度回転させて バルブAを開、閉するようにしたバルブ用アクチュエータ1において、モ ータ3の駆動により回転するインターナルギヤ4を出力軸2に枢支し、同 インターナルギヤの内周歯41…41と、出力軸2に枢支された歯車5の 歯51…51とに共通して噛合する歯車6を軸61にて枢支したプレート 7を同出力軸に枢支し、該歯車6の回転により巻かれるゼンマイバネ8を 設け、通電時には該ゼンマイバネの巻き戻しを阻止し、通電遮断時にはゼ ンマイバネの巻き戻し阻止作用を解除する電磁石91及び回転する吸着板 92から成る電磁ブレーキ9を設けると共に、前記プレートと一体に回転 する歯車10を設け、同歯車に噛合する同歯車より大径の歯車101と歯 車101と一体で小径の歯車12を回転可能に枢支し、前記出力軸2には 歯車102に噛合する大径の歯車103を固着したことを特徴とするもの である。 転力を伝達するから、出力軸2は開放方向に回転し、弁体が90度回転し て全開放したところでストッパー(図示せず)の作用で停止すると同時に リミットスイッチ(図示せず)の接点がOFFし、モータ3への通電が断 たれてモータ3の回転が停止する。 而して、バルブAを閉鎖したい場合、モータ3を前記と逆方向に回転さ せると、インターナルギヤ4並びに歯車6が逆回転し、歯車6は前述の方 向とは逆方向に遊星運動してプレート7を逆方向に旋回させるので、出力 軸2は90度逆回転してバルブAの弁体を閉鎖させる。弁体の閉鎖と同時 にリミットスイッチの接点がOFFし、モータ3への通電が断たれてモー タ3の回転が停止する。 爾後、モータ3による駆動によって前述の作動を反復してバルブAの開 閉制御するものである。 バルブAの開放状態において、モータ3への通電制御ができない停電等 の事故が生じた場合、当然電磁ブレーキ9の電磁石91への通電も断たれ ることになるので、同電磁石に磁着されていた吸着板92が離れ、フリー の状態となるため、ゼンマイバネ8の回転軸82もフリーとなり、前述の 操作により巻かれたゼンマイバネ8の復元力即ち巻き戻し力により巻かれ る方向とは逆方向に回転軸82が回転し、歯車81に噛合する歯車52即 ち歯車5が回転する。このとき、モータ3の回転軸は通電遮断と同時にモ ータ内部のブレーキ機構の作用により固定状態となっており、インターナ ルギヤ4も固定状態となっているので、歯車6は内周歯41…41に噛合 しながら転動することになり、プレート7が旋回し、出力軸がバルブAの 閉鎖方向に回転し、弁体が閉鎖される。 通電再開後は、前述の操作によりゼンマイバネ8が巻かれ、次回の停電 等の事故に備える。
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案に係るバルブ用アクチュエータによれば、イン ターナルギヤと平歯車の組み合わせによる遊星歯車装置を利用してモータ によるゼンマイバネを巻く動作とバルブの弁体を回転させる動作をそれぞ 尚、センマイバネ8は、歯車5と一体の歯車52に噛合する歯車81と 一体の回転軸82に穿たれたスリット中に内端片が嵌合され、外端片がこ の装置をカバーするケーシングBの一部に固着されており、歯車5の回転 により巻かれるものである。また、電磁ブレーキ9は、電磁石91とこの 電磁石の励磁により吸着される吸着板92とから成っており、吸着板92 は前記ゼンマイバネ8の回転軸82の上端に固着されている。
【考案の作用】
本考案の上記構成に従い、図示する実施例について本案アクチュエータ の作用を説明する。 即ち、バルブAが閉鎖している状態において、モータ3をバルブAが閉 鎖する方向に回転させると、モータ3の回転軸に一体固着の歯車31を介 してインターナルギヤ4が閉鎖方向には回転不能となっている出力軸2と は無関係に回転し始め、この内周歯41…41に噛合する歯車6も回転す るが、この歯車6が枢支されているプレート7は出力軸2とは一体の関係 にあるから、歯車6はこの位置を保持したまま回転する。この歯車6の回 転によりこれに噛合する歯車5及びこの歯車51に噛合する歯車81が回 転し、ゼンマイバネ8が巻かれ始める。ゼンマイバネ8が充分巻かれたと き、歯車81に噛合する歯車(図示せず)を介して回転するカム板(図示 せず)によりリミットスイッチ(図示せず)の接点を蹴り、モータ3への 通電を断つと同時に電磁ブレーキ9の電磁石91へ通電してゼンマイバネ 8の回転軸82の回転を阻止する。つまり、ゼマイバネ8は巻かれた状態 即ち蓄圧状態のままで固定されることになる。この状態でバルブAが開放 する方向にモータ3が回転するように通電すると、インターナルギヤ4は 前記と逆方向に回転し、この内周歯41…41に噛合する歯車6も回転す るが、この歯車6に噛合する歯車5は前述の如く固定状態となっているの で、歯車6は歯車5の周りを自転しながら公転する所謂遊星運動をするこ とになるので、歯車6の枢軸61に押されてプレート7が旋回し、これと 一体の歯車10が回転する。この歯車10に噛合する歯車101及び歯車 102が回転し、歯車102に噛合する出力軸2と一体の歯車103に回 れ独立して行なうようにしたものであるから、モータはゼンマイバネを巻 くのに充分なトルクを有しておればよく、従来技術のようにバネを巻くた めのトルク以外に弁体を回転させるためのトルクを必要とする大型のモー タを必要としないだけでなく、モータの回転による弁体の開、閉制御の際 及びゼンマイバネの巻き戻しによる弁体の閉鎖の際に多数の歯車の組み合 わせによる減速機構を介して回転力を伝達するようにしてあるので、弁体 は緩やかに回転し、従来装置のように弁体が急速に回転して弁体を損傷さ せるようなことが全くないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案アクチュエータを具備したバルブの正面図
【図2】本案アクチュエータの縦断側面図
【符号の説明】
1…アクチュエータ、2…出力軸、3…モータ、4…イ
ンターナルギヤ、5、6…歯車、7…プレート、8…ゼ
ンマイバネ、9…電磁ブレーキ、10、101、10
2、103…歯車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブAの弁体の回転軸に連結される出力
    軸2を可逆回転モータ3の駆動により正、逆90度回転
    させてバルブAを開、閉するようにしたバルブ用アクチ
    ュエータ1において、モータ3の駆動により回転するイ
    ンターナルギヤ4を出力軸2に枢支し、同インターナル
    ギヤの内周歯41…41と出力軸2に枢支された歯車5
    の歯51…51とに共通して噛合する歯車6を軸61に
    て枢支したプレート7を同出力軸に枢支し、該歯車6の
    回転により巻かれるゼンマイバネ8を設け、通電時には
    該ゼンマイバネの巻き戻しを阻止し、通電遮断時にはゼ
    ンマイバネの巻き戻し阻止作用を解除する電磁石91及
    び回転する吸着板92から成る電磁ブレーキ9を設ける
    と共に、前記プレート7と一体に回転する歯車10を設
    け、同歯車に噛合する同歯車より大径の歯車101と歯
    車11と一体で小径の歯車102を回転可能に枢支し、
    前記出力軸2には歯車12に噛合する大径の歯車103
    を固着したことを特徴とするバルブ用アクチュエータ。
JP4734391U 1991-04-03 1991-04-03 バルブ用アクチュエータ Pending JPH0552456U (ja)

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JP4734391U JPH0552456U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 バルブ用アクチュエータ

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JP4734391U JPH0552456U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 バルブ用アクチュエータ

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JPH0552456U true JPH0552456U (ja) 1993-07-13

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ID=12772524

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JP4734391U Pending JPH0552456U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 バルブ用アクチュエータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102187918B1 (ko) * 2019-06-20 2020-12-08 주식회사 인팩 기어열 배치구조를 최적화한 차량용 액츄에이터

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0334530U (ja) * 1989-08-16 1991-04-04

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JPH0334530U (ja) * 1989-08-16 1991-04-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102187918B1 (ko) * 2019-06-20 2020-12-08 주식회사 인팩 기어열 배치구조를 최적화한 차량용 액츄에이터

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