JPH0552376U - 逆転防止装置 - Google Patents

逆転防止装置

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JPH0552376U
JPH0552376U JP110552U JP11055291U JPH0552376U JP H0552376 U JPH0552376 U JP H0552376U JP 110552 U JP110552 U JP 110552U JP 11055291 U JP11055291 U JP 11055291U JP H0552376 U JPH0552376 U JP H0552376U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルスプリングが不適正に変形するのを防
止する。 【構成】 コイルスプリング30の外周面と近接する固
定リング26と、駆動回転される入力カップリング22
と、出力軸24が固定された出力カップリング27と、
コイルスプリング30の軸方向両端にそれぞれ冠着され
ている入力側補強リング40および出力側補強リング5
0とを備えており、コイルスプリング30の両端に係止
爪31、32が軸方向に突出するように屈曲され、両補
強リング40、50には係止爪31、32を係止する係
止凹部43、53と、係合爪44、54が形成されてい
る。入力カップリング22の係合部45が入力側補強リ
ング40の係合爪44と係合してコイルスプリング30
が縮径され、出力軸24が回転する。出力カップリング
27の係合部55が出力側補強リング50の係合爪54
に係合してコイルスプリング30が拡径されて出力軸2
4の逆回転が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、逆転防止装置に関し、特に、被駆動側からの力が駆動源側へ伝わる のを防止する技術に係り、例えば、モータによって車両のウィンドを開閉するパ ワーウィンド装置に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
パワーウィンド装置においてウィンドガラス側からの開放を防止するための逆 転防止装置としては、特開昭60−245841号公報および米国特許第375 7472号に記載されているものが知られている。
【0003】 この逆転防止装置によれば、モータからの駆動力が入力側回転体に作用したと きには、この回転体に設けられた係合部をコイルスプリングの係合爪に係合させ てコイルスプリングを縮径させることにより、コイルスプリングとリング部材と の接触状態を解除し、モータからの駆動力を入力側回転体を介して出力側回転体 に伝達し、ウィンド開閉機構を駆動するようになっている。
【0004】 逆に、ウィンド開閉機構から不正な力が出力側回転体に作用したときには、出 力側回転体の係合部がコイルスプリングの係止爪に係合してコイルスプリングを 拡径させてコイルスプリングをリング部材に圧接させることにより、パワーウィ ンド駆動機構からの不正な力によってモータ回転軸が回転するのを防止するよう になっている。
【0005】 さらに、この逆転防止装置においては、コイルスプリングの係止爪に大きな力 が加わったときに、係止爪が変形するのを防止するために、コイルスプリングの 軸方向両端側に補強リングがそれぞれ冠着されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、前記のような逆転防止装置においては、コイルスプリングの係止爪は コイルスプリングの中心に向かって径方向に突出するように屈曲されて形成され ているため、コイルスプリングの係止爪についての屈曲精度が低いと、コイルス プリングの縮径作動および拡径作動が不適正になる場合がある。
【0007】 本考案の目的は、コイルスプリングが不適正に変形するのを確実に防止するこ とができる逆転防止装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る逆転防止装置は、巻き始め端と巻き終わり端とに各係止爪がそれ ぞれ形成されているコイルスプリングと、コイルスプリングの外側にその外周面 に接近して同心的に配設されている固定リングと、コイルスプリングに同心的に 配されており、駆動源からの駆動力により回転される入力カップリングと、コイ ルスプリングに同心的に配されて回転自在に支持されており、出力軸が固定され ている出力カップリングとを備えており、 前記入力カップリングには入力側補強リングが一体回転するように冠着されて おり、この補強リングには駆動源からの駆動力をコイルスプリングの係止爪に縮 径方向の力として作用させる係合爪が形成されており、 前記出力カップリングには出力側補強リングリングが一体回転するように冠着 されており、この補強リングには出力軸側からの回転力をコイルスプリングの係 止爪に拡径方向の力として作用させる係合部が形成されている逆転防止装置にお いて、 前記コイルスプリングの両係止爪はコイルスプリングの軸方向にそれぞれ屈曲 されて形成されており、 前記両補強リングにはコイルスプリングの両係止爪と係止する各係止凹部がそ れぞれ開設されており、 前記入力側補強リングには入力カップリングの係合部と係合する係合爪が膨出 形成され、 前記出力側補強リングには出力カップリングの係合部と係合する係合爪が膨出 形成されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
前記した手段によれば、コイルスプリングの係止爪は軸方向に屈曲され形成さ れており、また、コイルスプリングの軸方向端面が補強リングによって覆われて いるため、入力カップリング側または出力カップリング側からの力が各補強リン グを介してコイルスプリングの係止爪にそれぞれ作用するに際して、係止爪に力 が直角に作用することなり、その結果、コイルスプリングが不適正に変形するの を確実に防止することができる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例である逆転防止装置に使用されているコイルスプリン グおよび補強リングを示す分解斜視図、図2は逆転防止装置を示す正面断面図、 図3は図2のIII −III 線に沿う拡大部分断面図、図4は補強リングを示す図で あり、(a)はコイルスプリングとの関係を示す展開断面図、(b)は拡大部分 斜視図、(c)は補強リングの他の実施例を示す拡大部分斜視図、図5(a)、 (b)、(c)、(d)はコイルスプリングの作用を説明するための各説明図で ある。図6は逆転防止装置を使用したパワーウィンド装置の一部省略断面図であ る。
【0011】 本実施例において、本考案に係る逆転防止装置2は、車両等の窓をモータの回 転力によって開閉するパワーウィンド装置1に用いられている。このパワーウィ ンド装置1はモータ10を備えており、このモータ10のハウジング11に逆転 防止装置2のハウジング20が一体的に連設されている。モータハウジング11 内には固定子としてのマグネット12、回転子であるアーマチュア13、コミテ ータ14およびブラシ装置15が収納されており、モータ10の出力軸16には ウォーム17が一体的に連設されている。
【0012】 一方、本考案に係る逆転防止装置2はハウジング20を備えており、ハウジン グ20内にはウォームホイール18が回転自在に支承されている。そして、前記 ウォーム17はこのハウジング20内に挿入されて、このウォームホイール18 に噛合されており、ウォームホイール18はダンパ19を介して入力カップリン グ22に連結されている。
【0013】 すなわち、ハウジング20には軸受部21が略中央部に配されて一体的に突設 されており、この軸受部21の外周にはウォームホイール18が回転自在に支承 されている。ウォームホイール18は二重円筒形状に一体成形されており、ウォ ームホイール18の内側円筒形状部の外周には入力カップリング22が同心的に 配されて回転自在に嵌合されている。また、ウォームホイール18の外側円筒形 状部と入力カップリング22との間にはダンパ19が介設されており、このダン パ19はウォームホイール18と入力カップリング22との間で動力を緩衝しつ つ伝達するように構成されている。
【0014】 また、軸受部21の内周側には出力軸24が挿通されてベアリング23により 回転自在に支承されており、この出力軸24の一端部はハウジング20の外部に 突出されている。出力軸24の突出端部にはピニオン25が一体的に形成されて おり、このピニオン25はウィンド開閉機構(図示せず)に連結されるように構 成されている。
【0015】 入力カップリング22はその軸方向一端部がウォームホイール18の内部から 突出されており、その突出端部外周には後記するコイルスプリング30が同心的 に配設されている。コイルスプリング30の外周には固定リング26が同心的に 、かつ、両者の内外周面がきわめて近接するように配されて装着されている。固 定リング26は二重円筒形状に一体成形されており、固定リング26の内側円筒 形状部にコイルスプリング30が嵌挿され、その外側円筒形状部の外周がハウジ ング20の内周面に固定されている。
【0016】 他方、前記出力軸24のピニオン25と反対側の端部には、出力カップリング 27が同心的に配されて嵌合されており、この出力カップリング27は二面幅部 28により出力軸24に一体回転するように連結されている。他方において、出 力カップリング27はコイルスプリング30および後記する補強リングを介して 入力カップリング22と適時連結するようになっている。
【0017】 コイルスプリング30は鋼等が用いられて細幅の板形状に形成されたスプリン グ材が、板の表裏が軸方向になるように巻かれて形成されている。コイルスプリ ング30の巻き始め端と巻き終わり端とには、入力側係止爪31および出力側係 止爪32がそれぞれ屈曲されて突設されている。両係止爪31、32はコイルス プリング30の軸方向側、すなわち、板の表裏方向にそれぞれ突出するように屈 曲されて形成されている。
【0018】 そして、コイルスプリング30の軸方向(以下、上下方向とする。)の両端面 33および34側には、入力側の補強リング40および出力側の補強リング50 がそれぞれ冠着されている。両補強リング40、50はいずれも焼結加工法や鍛 造加工法等の適当な加工法が用いられて一体成形されている。入力側補強リング 40は円筒部41と円形のリング部42とを備えており、円筒部41の一端部外 周に円形のリング部42が直角にかつ一体的に突設されている。同様に、出力側 補強リング50は円筒部51と円形のリング部52とを備えており、円筒部51 の一端部外周に円形のリング部42が直角かつ一体的に突設されている。
【0019】 入力側補強リング40のリング部42の外周部における一箇所には、前記コイ ルスプリング30の入力側係止爪31を嵌入するための係止凹部43が径方向内 向きに切設されており、この係止凹部43の内側には、前記入力カップリング2 2の係合部45と係合する係合爪44が径方向内向きに突設されている。そして 、入力側補強リング40の円筒部41の外径は、コイルスプリング30の内径と 略等しく形成されており、この円筒部41はコイルスプリング30の内周上側半 分に嵌入されるようになっている。
【0020】 他方、出力側補強リング50のリング部52の外周部における一箇所には、前 記コイルスプリング30の出力側係止爪32を嵌入するための係止凹部53が径 方向内向きに切設されており、この係止凹部53の内側には、前記出力カップリ ング27の係合部55と係合する係合爪54が径方向内向きに突設されている。 そして、出力側補強リング50の円筒部51の外径は、コイルスプリング30の 内径と略等しく形成されており、この円筒部51はコイルスプリング30の内周 上側半分に嵌入されるようになっている。
【0021】 さらに、図4に示されているように、入力側補強リング40のリング部42の 軸方向内側端面(下面)には、半凸球面形状の突起46が複数個、周方向に等間 隔に配されて軸方向内向き(下向き)に突出するように膨出形成されている。各 突起46は高さTが周方向に漸次低くなって行くように形成されており、その高 さTの変化による傾斜面がコイルスプリング30における対向面、すなわち、上 面33の傾斜面に対応することにより、コイルスプリング30における対向面の 傾斜を吸収するようになっている。
【0022】 詳しくは図示しないが、同様に、出力側補強リング50のリング部52の軸方 向内側端面(上面)には突起56が複数個、コイルスプリング30の下面34に おける傾斜を吸収するようにそれぞれ膨出形成されている。
【0023】 次に作用を説明する。 車両のウィンドを開閉するための指令によってモータ10が運転されると、モ ータ10の回転力が出力軸16を介してウォーム17に伝達され、ウォームホイ ール18が回転される。そして、ウォームホイール18の回転力がダンパ19を 介して入力カップリング22に伝達される。
【0024】 入力カップリング22が回転すると、図3の左側領域に示されているように、 その係合部45が入力側補強リング40の係合爪44と係合するため、入力カッ プリング22からの回転力が、係止凹部43を介してコイルスプリング30の入 力側係止爪31に作用する。この力はコイルスプリング30に対してその径を縮 める方向、すなわち、縮径方向の力として作用するため、コイルスプリング30 の外周側が固定リング26から離れて入力カップリング22が回転する。
【0025】 そして、入力カップリング22の回転に伴って、その回転力がコイルスプリン グ30を介して出力カップリング27に伝達されるため、出力カップリング27 が回転し、出力カップリング27の回転によって出力軸24が回転する。出力軸 24の回転力はピニオン25を介してウィンド開閉機構に伝達され、ウィンドの 開閉が行われる。
【0026】 次に、ウィンドが閉じた状態にあるときに、例えば、ウィンドを無理に開けよ うとする外力が加えられることにより、ウィンドを開く方向の力が出力軸24に 作用すると、図3の右側領域に示されているように、出力軸24は出力カップリ ング27の係合部55が出力側補強リング50の係合爪54と当接するまで回転 し、出力カップリング27が回転されようとする状態になる。
【0027】 このようにして、出力軸24側からの回転力は出力側補強リング50を介して コイルスプリング30の出力側係止爪32に作用することになる。そして、この 力はコイルスプリング30に対して径を広げる方向の力、すなわち、拡径方向の 力として作用するため、コイルスプリング30の外周側が固定リング26の内周 側に圧接される。
【0028】 このため、出力カップリング27および入力カップリング22の回転が阻止さ れ、被駆動源側からの回転力によって出力軸24が逆回転するのを防止すること ができる。
【0029】 ところで、図5(a)に示されているように、コイルスプリング30Aに入力 側係止爪31Aが径方向内向きに屈曲されて突設されている従来例の場合、入力 側係止爪31Aの屈曲精度が低くなり易い。そして、入力側係止爪31Aの屈曲 状態が悪いと、駆動力Fが偏って作用することがある。このように駆動力Fが偏 って作用すると、例えば、図5(b)に示されているように、コイルスプリング 30Aがよじられるように変形される事態が発生するため、前述したコイルスプ リング30Aの縮径または拡径作動が不適正になる。
【0030】 しかし、本実施例においては、図5(c)に示されているように、コイルスプ リング30には入力側係止爪31(32についても同じ。)が軸方向すなわち、 板の厚さ方向に屈曲されているため、高い屈曲精度を得ることができる。このた め、入力側係止爪31には駆動力Fが接線方向に適正かつ常に作用することにな り、コイルスプリング30がよじれられるように変形される事態が発生すること はない。その結果、前述したコイルスプリング30の縮径または拡径作動は、常 に安定して適正に行われることになる。したがって、コイルスプリング30によ る前述した駆動力伝達作用および逆転防止作用は常に安定して実行されることに なる。
【0031】 しかも、本実施例においては、入力側および出力側補強リング40、50の接 触面側には複数の突起46、56が膨出形成されて傾斜面を形成することにより 、コイルスプリング30の両端面33、34における傾斜面をそれぞれ吸収して いるため、両補強リング40、50からコイルスプリング30に駆動力がそれぞ れ作用するに際して、両補強リング40、50がコイルスプリング30に密着す る状態になる。その結果、前述した駆動力Fがコイルスプリング30の各入力側 係止爪31、32に接線方向にかつ水平に適正かつ常に作用するため、各補強リ ング40、50によりコイルスプリング30を適正に押力させることができる。 したがって、コイルスプリング30による前述した駆動力伝達作用および逆転防 止作用はより一層安定して実行されることになる。
【0032】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない 範囲において、種々変更可能であることはいうまでもない。
【0033】 前記実施例においては、入力側補強リング40および出力側補強リング50に 突起46、56を半凸球面形状に膨出形成する場合について述べたが、図4(c )に示されているように、各補強リングには四半楕円球面形状の突起46Aを形 成することも可能である。
【0034】 また、補強リングの傾斜面は、補強リングが焼結加工法や鋳造加工法等によっ て製造される場合においては、一連に連続した平坦面から成る傾斜面を補強リン グと一体成形してもよい。
【0035】 さらに、補強リングの傾斜面は省略することも可能である。
【0036】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、コイルスプリングの巻き始め端と巻き 終わり端とに各係止爪がそれぞれ軸方向に突出するように屈曲形成されており、 コイルスプリングの軸方向両端側に入力側補強リングおよび出力側補強リングが それぞれ冠着され、両補強リングの係止凹部がコイルスプリングの両係止爪にそ れぞれ係止されているとともに、両補強リングの内周側に入力カップリングおよ び出力カップリングの係合部とそれぞれ係合可能な係合爪が形成されているため 、コイルスプリングが不適正に縮径または拡径作動するのを確実に防止すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である逆転防止装置に使用さ
れているコイルスプリングおよび補強リングを示す分解
斜視図である。
【図2】逆転防止装置を示す正面断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う拡大部分断面図であ
る。
【図4】補強リングを示す図であり、(a)はコイルス
プリングとの関係を示す展開断面図、(b)は拡大部分
斜視図、(c)は補強リングの他の実施例を示す拡大部
分斜視図である。
【図5】コイルスプリングの作用を説明するための各説
明図である。
【図6】逆転防止装置を使用したパワーウィンド装置の
一部省略断面図である。
【符号の説明】
1…パワーウィンド装置、2…逆転防止装置、10…モ
ータ、11…モータハウジング、12…マグネット、1
3…アーマチュア、14…コミテータ、15…ブラシ装
置、16…出力軸、17…ウォーム、18…ウォームホ
イール、19…ダンパ、20…ギヤハウジング、21…
軸受部、22…入力カップリング、23…ベアリング、
24…出力軸、25…ピニオン、26…固定リング、2
7…出力カップリング、28…二面幅部、30…コイル
スプリング、31…入力側係止爪、32…出力側係止
爪、40…入力側補強リング、41…円筒部、42…円
形リング部、43…係止凹部、44…係合爪、45…係
合部、46…突起、50…出力側補強リング、51…円
筒部、52…円形リング部、53…係止凹部、54…係
合爪、55…係合部、56…突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 35/00 C 9242−3J

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き始め端と巻き終わり端とに各係止爪
    がそれぞれ形成されているコイルスプリングと、コイル
    スプリングの外側にその外周面に接近して同心的に配設
    されている固定リングと、コイルスプリングに同心的に
    配されており、駆動源からの駆動力により回転される入
    力カップリングと、コイルスプリングに同心的に配され
    て回転自在に支持されており、出力軸が固定されている
    出力カップリングとを備えており、 前記入力カップリングには入力側補強リングが一体回転
    するように冠着されており、この補強リングには駆動源
    からの駆動力をコイルスプリングの係止爪に縮径方向の
    力として作用させる係合爪が形成されており、 前記出力カップリングには出力側補強リングリングが一
    体回転するように冠着されており、この補強リングには
    出力軸側からの回転力をコイルスプリングの係止爪に拡
    径方向の力として作用させる係合部が形成されている逆
    転防止装置において、 前記コイルスプリングの両係止爪はコイルスプリングの
    軸方向にそれぞれ屈曲されて形成されており、 前記両補強リングにはコイルスプリングの両係止爪と係
    止する各係止凹部がそれぞれ開設されており、 前記入力側補強リングには入力カップリングの係合部と
    係合する係合爪が膨出形成され、 前記出力側補強リングには出力カップリングの係合部と
    係合する係合爪が膨出形成されていることを特徴とする
    逆転防止装置。
  2. 【請求項2】 各補強リングのコイルスプリングとの対
    向面側は、コイルスプリングの軸端面に対応する傾斜面
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載の逆転
    防止装置。
  3. 【請求項3】 各補強リングの傾斜面は高さの異なる複
    数の突起から形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の逆転防止装置。
JP1991110552U 1991-12-17 1991-12-17 逆転防止装置 Expired - Lifetime JP2547620Y2 (ja)

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US07/988,753 US5328007A (en) 1991-12-17 1992-12-10 Reverse rotation preventing device

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