JPH0552270A - ホツトタツプ用フイツテイングを用いるバルブ - Google Patents

ホツトタツプ用フイツテイングを用いるバルブ

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Publication number
JPH0552270A
JPH0552270A JP20833591A JP20833591A JPH0552270A JP H0552270 A JPH0552270 A JP H0552270A JP 20833591 A JP20833591 A JP 20833591A JP 20833591 A JP20833591 A JP 20833591A JP H0552270 A JPH0552270 A JP H0552270A
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JP
Japan
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fitting
valve
pipe
plug
closing plate
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Pending
Application number
JP20833591A
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English (en)
Inventor
Minoru Nemoto
実 根本
Toshiaki Kawai
利昭 河合
Yasuo Unemoto
康生 畝本
Tomiyuki Kito
富之 鬼頭
Yoji Takanashi
洋治 高梨
Kazutaka Akao
一孝 赤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Koji KK
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kokan Koji KK, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Koji KK
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Publication of JPH0552270A publication Critical patent/JPH0552270A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事期間が短く、かつ、施工時刻に制限され
ないで、管路に挿入することのできるホットタップ用フ
ィッティングを用いるバルブとする。 【構成】 フィッティング1内の管5に切断部55を形
成し、フィッティング1の開口にシール用栓74を嵌入
して止めねじ68で固定し、シール用栓74の下面に設
けた閉鎖板82でフィッティング1を遮断し、閉鎖板8
2の流通口84を閉鎖できる弁87を閉鎖板82に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットタップ工法によ
り管路に挿入するバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】既存の配管ラインにバルブを挿入するに
は、その配管ラインの流れを止めてバルブを挿入する方
法が最も容易であるが、需要家への連絡、使用状況調査
等に手間がかかるため、最近は管内圧力を降下させず、
かつ、流体の流れを止めずに、配管ラインにバルブを挿
入するホットタップ工法が行なわれており、その一例と
して、特公昭48−27244号公報に記載された工法
がある。
【0003】前記ホットタップ工法の概略を、図15な
いし図31により説明する。このホットタップ工法は、
図15に示すように、管5のバルブ挿入場所6の両側の
地面を開削し、管5のバルブ挿入場所6の上流側と下流
側に、フィッティング1・1を装着するが、このフィッ
ティング1は、図16に示すように、上部フィッティン
グ2と下部フィッティング3に分かれており、上部フィ
ッティング2には、さらに、ネック部フィッティング1
7が溶接23で取り付けてある。
【0004】このネック部フィッティング17には、フ
ランジ2a が設けてあり、このフランジ2a には、数個
所にねじ孔22が設けてあり、また、内縁に雌ねじ18
が設けてあり、この雌ねじ18には、シール栓4の雄ね
じ19が螺合するように形成されている。
【0005】前記上部フィッティング2と下部フィッテ
ィング3は、図17に示すように、管5の外周に、隅肉
溶接20で溶着すると共に、上部フィッティング2と下
部フィッティング3を突合わせ溶接21で接着する。
【0006】次に、図18に示すように、フランジ2a
の上にゲートバルブ7・穿孔機8を順次取り付け、ゲー
トバルブ7を開き、図示してない駆動源で、管5よりも
大径に形成された円筒状のカッター9を回転させ、流体
の流れている管5を切断する。そして、管5の切断した
部分は、カッター9内の保持具9a で保持して、カッタ
ー9と共に引き上げ、穿孔機8内に収容する。
【0007】次に、ゲートバルブ7を閉じ、穿孔機8を
ゲートバルブ7から取り外し、図19に示すように、ゲ
ートバルブ7に、ストッパー11を備えたストッピング
マシン10を取り付けて密閉し、再びゲートバルブ7を
開いて、前記ストッパー11を管5の切断部に挿入す
る。そして、この挿入するストッパー11は、図22に
示すように、スリット12の向きを流体の流れている側
に向ける。
【0008】以上の切断とストッパー11の挿入を、そ
れぞれのフィッティング1毎に行ない、図20に示すよ
うに、両方のストッピングマシン10・10に設けてあ
るバイパス取出口15・15を連結してバイパス回路1
6を設ける。
【0009】そして、ストッパー11は図21に示すよ
うに、外表面にゴム14を貼り、スリット12を有する
円筒13から構成され、前記ゴム14の外径は、前記カ
ッター9の外径よりも小さい状態で管5の切断部に挿入
し、その後でストッピングマシン10を操作し、図示し
ていない機構で前記ストッパー11を半径方向に拡張し
て、ストッパー11のゴム14を切断部に密着させる。
【0010】そして、ストッパー11の具体的構造は前
記特公昭48−27244号公報に記載されている。そ
うすると、流体は上流側のストッパー11のスリット1
2から、そのストッパー11内に入り、上流側のストッ
ピングマシン10を通り、バイパス回路16から、下流
側のストッピングマシン10に入り、下流側のストッパ
ー11のスリット12から、下流側の管5に流れ、前記
フィッティング1・1間にある管5のバルブ挿入場所6
の流れは止まる。 そこで、管5のバルブ挿入場所6を
切断して、図23に示すように、バルブ35を管5に介
挿する。
【0011】管5にバルブ35の介挿が終わったら、先
の工程と逆の作業を行なう。すなわち、ストッピングマ
シン10を操作して、ストッパー11を縮小させ、スト
ッパー11をストッピングマシン10内に回収し、ゲー
トバルブ7を閉ざし、バイパス回路16と、上流側及び
下流側のストッピングマシン10・10を取り外す。
【0012】次に、図24に示すプラグ締め機38を、
前記ゲートバルブ7の上に装着するのであるが、このプ
ラグ締め機38には、軸39を回動自在に設け、この軸
39の先端部には、雄ねじ40が設けてあり、そして、
軸39の前記雄ねじ40の設けられた部分の上部は、図
27に示すように小径に形成され、さらに、前記小径に
形成された部分の上部には、大径の止め42が設けてあ
り、また、この軸39の両側部には、小径の部分から下
端部まで、平滑面45が形成されている。
【0013】そして、図27に示すように、前記軸39
に嵌合されるねじ締めフォーク37は、中央部に前記軸
39の雄ねじ40が螺合できる雌ねじ44が設けてあ
り、前記軸39に外嵌したねじ締めフォーク37は回転
して雌ねじ44が雄ねじ40から螺脱しなければ、軸3
9からねじ締めフォーク37が脱落しないように形成さ
れている。
【0014】また、ねじ締めフォーク37の側部には、
貫通する螺孔49が設けてあり、この螺孔49には小ね
じ46が螺合されており、この小ねじ46によって軸3
9の回転がねじ締めフォーク37に伝達される。
【0015】ねじ締めフォーク37の下面には、図26
に示すように、一対の締結爪47が設けてあり、この締
結爪47は、後記するシール栓4をねじ込む向きにねじ
締めフォーク37を回動させたとき、図28に示すよう
に、締結爪47の先端側がシール栓4の凹部48に係合
できるよう下方に長く突出し、ねじ締めフォーク37を
逆転させたとき、図30に示すように、前記凹部48か
ら締結爪47の後端側が抜け出せるように、後端側を短
く突出するように形成して、締結爪47の下面が傾斜面
50となっている。
【0016】前記フィッティング1の上部を密閉するシ
ール栓4は、図24・図25に示すように、上面に2個
の凹部48が設けてあり、上端周縁に設けたフランジ状
部の下側には、Oリング25が外嵌され、その下方に雄
ねじ19が設けてある。
【0017】そして、前記軸39の雄ねじ40を設けた
部分の上部の小径に形成された部分に、図27に示すよ
うに、前記ねじ締めフォーク37を外嵌し、軸39とね
じ締めフォーク37が相互に回動しないように、小ねじ
46を、その先端部が前記平滑面45に軽く当接するよ
うにねじ込み、さらに、前記ねじ締めフォーク37と、
軸39の止め42の間に、図24に示すようにばね43
を介挿して、前記ねじ締めフォーク37を、下方に向け
て付勢してある。
【0018】そして、図24に示すように、軸39の雄
ねじ40を、シール栓4の雌ねじ41に螺合し、ねじ締
めフォーク37の締結爪47を、シール栓4の凹部48
に係合して、前記プラグ締め機38の軸39に、前記シ
ール栓4を装着する。
【0019】前記のようにして、シール栓4を装着した
プラグ締め機38を、先に述べたように、ゲートバルブ
7に装着し、次に、ゲートバルブ7を開いて、プラグ締
め機38の軸39を前進させ、軸39を右回転させる
と、図28に示すように、ねじ締めフォーク37の締結
爪47の先端側が、シール栓4の凹部48に係合して、
シール栓4が回動され、図29に示すように、シール栓
4の雄ねじ19が、フィッティング1の雌ねじ18に螺
合して、シール栓4がフィッティング1に装着され、フ
ィッティング1の上部の開口を密閉する。
【0020】次に、軸39を逆向きに回転させると、図
30に示すように、締結爪47は下面の傾斜面50によ
り、シール栓4の凹部48から抜け出し、軸39の雄ね
じ40もシール栓4の雌ねじ41から螺脱するので、プ
ラグ締め機38の軸39は、ねじ締めフォーク37を装
着したまま、シール栓4から外れる。
【0021】そして、図31に示すように、プラグ締め
機38とゲートバルブ7を、フィッティング1から外し
て、管5内の流体の流れを止めずに行なったバルブ35
の装着が終わる。さらに、バルブ35の周囲にコンクリ
ートピット36を設けて、フィッティング1を設けた部
分の上面を、他の道路面等と同一平面に形成して工事を
終わる。そうすると、道路面に突出物はなく、道路とし
て使用できるようになる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の工法は、都
心部に埋設されている管5の工事では、道路交通の都合
上、夜間しか行えず、従って長い日数に渡って工事を行
うこととなり、周囲の居住者の生活の平静さを保つ点か
ら好ましいことではない。したがって、なるべく短い工
事期間が求められていた。
【0023】そして、バルブの挿入作業中は、その両側
をストッパー11にて管5内をシールし、流体をバイパ
ス回路16で流している。ところが、流体はストッパー
11のスリット12で断面積が減少し絞られて圧損が生
じ、また、バイパス回路16は管5よりも断面積が小さ
い。したがって、供給流量が低下するが、この流量低下
の時間が、バルブの管への溶接の間中続くこととなり、
施工時間に制限があった。
【0024】例えば、流体が都市ガスの場合には、都市
ガス消費量の少ない時を選択して夜間に行うか、又は冬
よりも夏に施工するというように施工時刻、時期に制約
されつつ作業するという問題があった。
【0025】本発明は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、工事期間が短く、かつ、施工時刻に制限されない
で、管路に挿入することのできるホットタップ用フィッ
ティングを用いるバルブとすることを技術的課題とす
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、管5の外
周にフィッティング1を装着し、このフィッティング1
は、上部の内径の幅よりも下部の内径の幅を狭く成形
し、フィッティング1内の管5に切断部55を形成し、
フィッティング1の開口に設けた段部60上に、軸挿通
孔79と、上面にねじ孔78を設けたシール用栓74を
嵌入し、このシール用栓74は、フィッティング1の外
周から螺嵌した複数個の止めねじ68によって固定し
て、開口を密閉し、このシール用栓74の下面には、フ
ィッティング1内を上流側と下流側に分離する閉鎖板8
2を設け、この閉鎖板82には、フィッティング1の内
周面に密接するシールパッキン83を設け、そして、閉
鎖板82には、流通口84と、流通口84を閉鎖できる
弁87を設け、この弁87の開閉操作をする操作軸90
を、前記軸挿通孔79に密嵌して挿通したホットタップ
用フィッティングを用いるバルブとした。
【0027】第2の発明は、第1の発明のフィッティン
グ1の管5を囲む部分を、管5の一側部を覆う一側部フ
ィッティング93と、管5の他側部を覆う他側部フィッ
ティング94で形成し、一側部フィッティング93と他
側部フィッティング94の突合わせ部を突合わせ溶接2
1してホットタップ用フィッティングを用いるバルブと
した。
【0028】
【作用】本発明のホットタツプ用フィッティングを用い
るバルブは、次に記載するようにして、管5に装着す
る。
【0029】すなわち、従来例等と同様にして、管5内
の流れを止めずに、図16、図17に示すようにして、
管5にフィッテイング1を装着し、このフィッティング
1のフランジ2aの上に、図18に示す従来公知のゲー
トバルブ7を取付け、ゲートバルブ7に、従来公知の穿
孔機8を取付け、ゲートバルブ7を開き、円筒状のカッ
ター9で管5に切断部55を形成する。
【0030】次に、カッター9と切断した部分を、穿孔
機8に引き上げて、ゲートバルブ7を閉じ、穿孔機8を
ゲートバルブ7から取り外す。
【0031】次に、従来公知のプラグ締め機38の軸3
9に、シール用栓74のねじ孔78に螺嵌し、軸39に
閉鎖板82と弁87を設けたシール用栓74を装着す
る。そして、前記弁87は開いておく。
【0032】次に、図10に示す前記プラグ締め機38
を、前記ゲートバルブ7に取付け、ゲートバルブ7を開
いて軸39を下降させ、シール用栓74をフィッティン
グ1の開口の段部60に載せると共に、シール用栓74
の下面に設けた閉鎖板82のシールパッキン83を、フ
ィッティング1の内周面に圧接させて密接させる。(図
11)
【0033】そして、フィッティング1の外周から螺嵌
された止めねじ68によって、前記閉鎖板82をフィッ
ティング1の内周面に密接する位置に固定すると共に、
前記シール用栓74を、フィッティング1の開口を密閉
する位置に固定する。
【0034】次に、プラグ締め機38の軸39を逆回転
させて、軸39をシール用栓74から外し、プラグ締め
機38とゲートバルブ7を取り外してバルブの組立を終
わる。
【0035】そして、管5の流れは、シール用栓74の
外部より、操作軸90を操作して弁87の開閉を行って
遮断し、また、流通させる。そして、従来公知のフィッ
ティング1においては、図2に示すように、上部フィッ
ティング2と下部フィッティング3を接続する突合わせ
溶接21と、閉鎖板82のシールパッキン83の接する
箇所は2箇所である。
【0036】これに対し、第2の発明のフィッティング
1は、図12ないし図13に示すように、一側部フィッ
ティング93と他側部フィッティング94を接続する突
合わせ溶接21と、閉鎖板82のシールパッキン83の
接する箇所は1箇所である。
【0037】そして、図13に示すように、一側部フィ
ッティング93と他側部フィッティング94の突合わせ
溶接21が、閉鎖板82のシールパッキン83と接する
部分は、フィッティング1の底部であるので、シールパ
ッキン83は、図14に示すように、前記盛り上がり面
3aに垂直に降下して、盛り上がり面3aとシールパッ
キン83の間に、隙間ができない。
【0038】
【実施例】以下図1ないし図11を用いて、第1の発明
の一実施例のホットタップ用フィッティングを用いるバ
ルブの説明を行うが、その施行方法等については、前記
した従来例と同様のところは、一部省略し、或は、前記
従来例の図を用いて説明する。
【0039】この実施例のホットタップ用フィッティン
グを用いるバルブは、既設の管5内の流れを止めずに、
管5にフィッティング1を装着し、このフィッティング
1内の管5に、切断部55を形成してバルブを装着する
ようにしたものである。
【0040】前記フィッティング1は、図1に断面図と
して示し、図2に図1のA−A線の断面図として示し、
図16、図17で示すように、図上部フィッティング2
と下部フィッティング3を、管5の外周に隅肉溶接20
により溶接して装着すると共に、突合わせ溶接21で溶
接して接続し、上部フィッティング2の上部には、ネッ
ク部フィッティング17が溶接23で接続してある。
【0041】そして、前記フィッティング1は、2に示
すように、下部フィッティング3の下部の幅が狭く形成
され、上部フィッティング2の上部の幅が広く形成され
ている。そして、ネック部フィッティング17のフラン
ジ2aには、ねじ孔22が設けてある。
【0042】また、前記フィッティング1のネック部フ
ィッティング17の開口には、環状の段部60が設けて
あり、この環状の段部60の上面には、環状凹溝61が
形成してあり、この環状凹溝61には、Oリング25が
嵌入されている。
【0043】そして、前記Oリング25には、図2ない
し図4に示すように、上面に一対の溝59が形成されて
おり、この溝59は、後記する閉鎖板82のシールパッ
キン83が嵌入するように形成されている。
【0044】前記ネック部フィッティング17には、図
4に示すように、その外周から、前記環状の段部60の
上側に穿孔された4個の止めねじ挿通孔64が等間隔に
設けてあり、この止めねじ挿通孔64には凹溝が形成し
てあり、この凹溝に小Oリング65が嵌入してあり、前
記止めねじ挿通孔64には、円錐状先端部69を備えた
止めねじ68が螺嵌されている。
【0045】そして、前記管5に切断部55を形成する
には、ネック部フィッティング17のフランジ2aの上
に、図18に示すような従来公知のゲートバルブ7を取
付け、このゲートバルブ7に従来公知の穿孔機8を取付
ける。
【0046】そして、ゲートバルブ7を開き、管5より
も大径に形成された円筒状のカッター9を下降させて回
転させ、管5を切断する。管5の切断した部分は、カッ
ター9と共に引き上げ、フィッティング1の底に溜った
切粉を磁石で除去し、ゲートバルブ7を閉じ、穿孔機8
をゲートバルブ7から取り外し、管5の切断部55の形
成を終わる。
【0047】そして、この実施例のホットタップ用フィ
ッティングを用いるバルブは、図1、図2及び図4に示
すように、フィッティング1の開口に設けた環状の段部
60上に嵌入されるシール用栓74を備えており、この
シール用栓74は、上面の中央部に底の閉鎖されたねじ
孔78が設けてあり、このねじ孔78は、プラグ締め機
38の軸39が螺嵌されるように形成してある。 ま
た、前記シール用栓74には、図1に示すように、軸挿
通孔79が貫通して設けてあり、この軸挿通孔79に
は、凹溝が形成してあり、この凹溝には、小さなOリン
グが嵌入してある。
【0048】そして、前記シール用栓74の外周部に
は、図1、図4及び図6に示すように、前記止めねじ6
8の円錐状先端部69が嵌入する円錐状凹部75が、4
個等間隔に設けてあり、前記ネック部フィッティング1
7に螺嵌された止めねじ68を、ねじ込んで円錐状先端
部69を、円錐状凹部75に嵌入することにより、シー
ル用栓74をOリング25に圧接する位置に固定する。
【0049】前記シール用栓74の下面には、図1、図
2に示すように閉鎖板82が溶接して接続してあり、こ
の閉鎖板82は、前記フィッティング1に合致するよう
に、下部の幅が狭い舌状に形成されており、この閉鎖板
82の外周部には、ゴム製のシールパッキン83が貼着
されている。
【0050】そして、前記止めねじ68の円錐状先端部
69が、前記シール用栓74の円錐状凹部75に嵌入す
ることにより、下方に押圧された閉鎖板82のシールパ
ッキン83を、フィッティング1の内周面に密接させる
位置に固定するものであり、これにより閉鎖板82は、
フィッティング1内を、上流側と下流側に分離するもの
である。
【0051】また、前記閉鎖板82には図1、図2に示
すように、流通口84と、流通口84を閉鎖できる弁8
7が設けてある。前記弁87は、弁座88に当接して流
通口84を閉鎖する弁体89を備え、この弁体89に
は、操作軸90が接続してある。
【0052】そして、前記操作軸90は、弁本体の挿通
孔に挿通されると共に、シール用栓74の軸挿通孔79
に挿通されて、シール用栓74の外部からの弁を操作で
きるように形成されている。
【0053】さらに、前記操作軸90は、図1に示すよ
うに、前記弁本体の挿通孔に嵌入された密閉用の小さな
Oリングと、シール用栓74の軸挿通孔79に嵌入され
た密閉用の小さなOリングにより挟圧され、弁体89を
弁開放位置に保持できるように形成してある。また、前
記操作軸90は、シール用栓74上に形成したストッパ
ーで固定できるようにすることも可能である。
【0054】前記閉鎖板82を設けたシール用栓74を
フィッティング1に装着するには、従来公知のプラグ締
め機38の軸39を、シール用栓74のねじ孔78に螺
嵌して、シール用栓74をプラグ締め機38に装着す
る。(図10)
【0055】そして、前記プラグ締め機38を、前記ゲ
ートバルブ7に取付け、弁87を開くと共に、ゲートバ
ルブ7を開いて軸39を下降させ、シール用栓74をフ
ィッティング1の開口の段部60に載せ、シール用栓7
4をOリング25に圧接させると共に、シール用栓74
の下面に設けた閉鎖板82のシールパッキン83をフィ
ッティング1の内周面に圧接させる。(図11)
【0056】そして、図11に示すように、フィッティ
ング1の外周から螺嵌した止めねじ68をねじ込んで、
止めねじ68の円錐状先端部69を、シール用栓74の
円錐状凹部75に嵌入して、シール用栓74を前記フィ
ッティング1の開口を密閉した状態に固定すると共に、
前記閉鎖板82のシールパッキン83を前記フィッティ
ング1の内周面に密接した状態に保持する。
【0057】そこで、前記軸39を逆回転させて、シー
ル用栓74のねじ孔78から軸39を螺脱させ、プラグ
締め機38をゲートバルブ7から取り外し、ゲートバル
ブ7をネック部フィッティング17のフランジ2aから
取り外して、管5内の流れを止めずに、ホットタップ用
フィッティングを用いるバルブの組立を終わる。(図
1)
【0058】そして、前記実施例で、フィッティング1
と閉鎖板82の下部の幅を狭く、上部の幅を広く形成し
たのは次の理由による。
【0059】すなわち、上部フィッティング2と下部フ
ィッティング3の突合わせ溶接21を行うと、突合わせ
溶接21した部分は、冷却後に図7ないし図9に示すよ
うに収縮し、突合わせ溶接21した部分が溶接前の点線
で画いた状態から、実線で画いた状態まで内側に盛り上
がる。
【0060】そして、図7に示すように、前記突合わせ
溶接21した部分の下側の盛り上がった面3aを、上方
に延長した延長線3bが、垂直線97よりもフィッティ
ング1の外側に傾斜していると(下側の盛り上がった面
3aの下方は、内側に傾斜している)、シールパッキン
83は、下側の盛り上がった面3aに十分接触し、ま
た、シールパッキン83はフィッティング1の内周面に
密接する。
【0061】また、図8に示すように、延長線3bが、
垂直線97よりもフィッティング1の内側に傾斜してい
ると、シールパッキン83をフィッティング1内を垂直
に降下させたとき、盛り上がった面3aとの間に、隙間
98が生じ、漏洩の原因となる。
【0062】さらに、図9に示すように、上部フィッテ
ィング2と下部フィッティング3が同じ幅であると、シ
ールパッキン83が垂直に降下したとき、隙間98が生
じ、漏洩の原因となる。
【0063】したがって、前記実施例は、図2、図5に
示すように、フィッティング1の下部の幅を狭く形成し
て、上部フィッティング2と下部フィッティング3の突
合わせ溶接21した部分を、図7に示すように、傾斜さ
せて漏洩の原因の一つを除くようにした。
【0064】図12ないし図14は、第2の発明の一実
施例のフィッティング1の説明用の図である。この実施
例は、管5を囲むフィッティング1を、管5の一側部を
覆う一側部フィッティング93と、管5の他側部を覆う
他側部フィッティング94で形成し、一側部フィッティ
ング93と他側部フィッティング94の突合わせ部を突
合わせ溶接21したものである。
【0065】そして、この実施例は、一側部フィッティ
ング93と他側部フィッティング94の突合わせ溶接2
1が、シールパッキン83と接する部分は、図14に示
すように、フィッティング1の底部に1箇所形成される
だけである。
【0066】
【発明の効果】本発明のホットタップ用フィッティング
を用いるバルブは、管5の流れを開閉できる弁87を設
けた閉鎖板82を備えている。
【0067】したがって、管5にバイパス回路等を設け
ずに、管5の流れを開閉できるバルブを、直接ホットタ
ップ工法で管5の流れを止めずに、管5にバルブを挿入
できるものである。
【0068】よって、管5にバルブを挿入するための工
事量が少なくなり、工事期間を短くできる。また、バイ
パス回路等の流量を大きく制限する装置を用いないの
で、工事中に流量低下が発生せず、管5内を流れる流体
の消費量の大きい時刻にも工事が可能であり、施工時刻
も制限されずに、管5に挿入できるバルブとなった。
【0069】そして、管5の流れを開閉する弁87の開
閉機構は、工場において形成できるものであるので、開
閉を繰り返しても密閉降下の低下しないものである。ま
た、フィッティング1は、上部の内径の幅よりも、下部
の内径の幅を狭く形成してあるので、閉鎖板82を下方
に押圧することにより、シールパッキング83を前記フ
ィッティング1に強く圧接させることができる。
【0070】さらに、一側部フィッティング93と他側
部フィッティング94を突合わせて形成した第2の発明
のフィッティング1は、上部フィッティング2と下部フ
ィッティング3を突合わせて形成したフィッティング1
よりも、閉鎖板82のシールパッキン83に接する突合
わせ溶接21の部分が少なくなり、かつ、シールパッキ
ン83に接する突合わせ溶接21の部分がフィッティン
グ1の底部であり、シールパッキン83が垂直に降下し
て接するものであるので、フィッティング1と閉鎖板8
2間がよくシールされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例の断面図
【図2】図1のA−A線の断面図
【図3】本発明の一実施例のOリングとシールパッキン
の部分図
【図4】本発明の一実施例の要部の断面図
【図5】第1の発明の一実施例のフィッティングを断面
して示す斜視図
【図6】本発明の一実施例のシール用栓を断面して示す
斜視図
【図7】第1の発明の一実施例の突合わせ溶接とシール
パッキンの関係の説明用の図
【図8】第1の発明の一実施例の突合わせ溶接とシール
パッキンの関係の説明用の図
【図9】第1の発明の一実施例の突合わせ溶接とシール
パッキンの関係の説明用の図
【図10】本発明の一実施例の組立状況を示す図
【図11】本発明の一実施例の組立状況を示す図
【図12】第2の発明の一実施例のフィッティングの分
解斜視図
【図13】第2の発明の一実施例のフィッティングの正
面図
【図14】第2の発明の一実施例の突合わせ溶接とシー
ルパッキンの関係の説明用の図
【図15】従来例のフィッティングを2箇所に装着した
状態を示す図
【図16】従来例のフィッティングの分解斜視図
【図17】従来例のフィッティングを管に装着した状態
を示す図
【図18】従来例の管を切断しようとする状態を示す図
【図19】従来例のストッパーの装着状況を示す図
【図20】従来例の管にバイパス回路を設けた状態を示
す図
【図21】従来例のストッパーの要部の斜視図
【図22】従来例の管にストッパーを装着した状態を示
す図
【図23】従来例の管にバルブを挿入した状態を示す図
【図24】従来例のプラグ締め機とシール栓を示す図
【図25】従来例のシール栓の斜視図
【図26】従来例のねじ締めフォークの裏面と表面を示
す斜視図
【図27】従来例のプラグ締め機の軸の要部とその軸と
ねじ締めフォークの要部を示す図
【図28】従来例のねじ締めフォークの係合状態を示す
【図29】従来例のフィッティングをシール栓で閉鎖し
た状態の要部を示す図
【図30】従来例のねじ締めフォークの離脱状態を示す
【図31】従来例の管にバルブの挿入が完了した状態を
示す図
【符号の説明】
1 フィッティング 5 管 21 突合わせ溶接 55 切断部 60 段部 68 止めねじ 74 シール用栓 78 ねじ孔 79 軸挿通孔 82 閉鎖板 83 シールパッキン 84 流通口 87 弁 90 操作軸 93 一側部フィッティング 94 他側部フィッティング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 富之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号日本 鋼管株式会社内 (72)発明者 高梨 洋治 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号日本 鋼管株式会社内 (72)発明者 赤尾 一孝 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号日本 鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管5の外周にフィッティング1を装着
    し、このフィッティング1は、上部の内径の幅よりも下
    部の内径の幅を狭く成形し、フィッティング1内の管5
    に切断部55を形成し、フィッティング1の開口に設け
    た段部60上に、軸挿通孔79と、上面にねじ孔78を
    設けたシール用栓74を嵌入し、このシール用栓74
    は、フィッティング1の外周から螺嵌した複数個の止ね
    じ68によって固定して、開口を密閉し、このシール用
    栓74の下面には、フィッティング1内を上流側と下流
    側に分離する閉鎖板82を設け、この閉鎖板82には、
    フィッティング1の内周面に密接するシールパッキン8
    3を設け、そして、閉鎖板82には、流通口84と、流
    通口84を閉鎖できる弁87を設け、この弁87の開閉
    操作をする操作軸90を、前記軸挿通孔79に密嵌して
    挿通したホットタップ用フィッティングを用いるバル
    ブ。
  2. 【請求項2】 フィッティング1の管5を囲む部分を、
    管5の一側部を覆う一側部フィッティング93と、管5
    の他側部を覆う他側部フィッティング94で形成し、一
    側部フィッティング93と他側部フィッティング94の
    突合わせ部を突合わせ溶接21した請求項1記載のホッ
    トタップ用フィッティングを用いるバルブ。
JP20833591A 1991-08-20 1991-08-20 ホツトタツプ用フイツテイングを用いるバルブ Pending JPH0552270A (ja)

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