JPH0544860A - ホツトタツプ用フイツテイングを用いるバルブ - Google Patents

ホツトタツプ用フイツテイングを用いるバルブ

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JPH0544860A
JPH0544860A JP19812591A JP19812591A JPH0544860A JP H0544860 A JPH0544860 A JP H0544860A JP 19812591 A JP19812591 A JP 19812591A JP 19812591 A JP19812591 A JP 19812591A JP H0544860 A JPH0544860 A JP H0544860A
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JP
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valve
fitting
cylindrical member
pipe
opening
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Application number
JP19812591A
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English (en)
Inventor
Minoru Nemoto
実 根本
Toshiaki Kawai
利昭 河合
Yasuo Unemoto
康生 畝本
Tomiyuki Kito
富之 鬼頭
Yoji Takanashi
洋治 高梨
Kazutaka Akao
一孝 赤尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Koji KK
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事期間が短く、かつ、施工時刻に制限され
ないで、管路に挿入することのできるバルブとする。 【構成】 管5にフィッティング1が装着されて、開口
部55が形成された部分に挿入するバルブであり、開口
部55の端部56に、ストッピングマシン10で装着し
て固定できるシール用の円筒状部材61を備え、このシ
ール用の円筒状部材61内にプラグ締め機38で挿入で
きる円形棒状弁80を備えたホットタップ用フィッティ
ングを用いるバルブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットタップ工法によ
り管路に挿入するバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】既存の配管ラインにバルブを挿入するに
は、その配管ラインの流れを止めてバルブを挿入する方
法が最も容易であるが、需要家への連絡、使用状況調査
等に手間がかかるため、最近は管内圧力を降下させず、
かつ、流体の流れを止めずに、配管ラインにバルブを挿
入するホットタップ工法が行なわれており、その一例と
して、特公昭48−27244号公報に記載された工法
がある。
【0003】前記ホットタップ工法の概略を、図9ない
し図25により説明する。このホットタップ工法は、図
9に示すように、管5のバルブ挿入場所6の両側の地面
を開削し、管5のバルブ挿入場所6の上流側と下流側
に、フィッティング1・1を装着するが、このフィッテ
ィング1は、図10に示すように、上部フィッティング
2と下部フィッティング3に分かれており、上部フィッ
ティング2には、さらに、ネック部フィッティング17
が溶接23で取り付けてあり、このネック部フィッティ
ング17には、フランジ2a が設けてあり、このフラン
ジ2aには、数個所にねじ孔22が設けてあり、また、
内縁に雌ねじ18が設けてあり、この雌ねじ18には、
シール栓4の雄ねじ19が螺合するように形成されてい
る。
【0004】前記上部フィッティング2と下部フィッテ
ィング3は、図11に示すように、管5の外周に、隅肉
溶接20で溶着すると共に、上部フィッティング2と下
部フィッティング3を突合わせ溶接21で接着する。
【0005】次に、図12に示すように、フランジ2a
の上にゲートバルブ7・穿孔機8を順次取り付け、ゲー
トバルブ7を開き、図示してない駆動源で、管5よりも
大径に形成された円筒状のカッター9を回転させ、管5
を切断する。そして、管5の切断した部分は、カッター
9内の保持具9a で保持して、カッター9と共に引き上
げ、穿孔機8内に収容する。
【0006】次に、ゲートバルブ7を閉じ、穿孔機8を
ゲートバルブ7から取り外し、図13に示すように、ゲ
ートバルブ7に、ストッパー11を備えたストッピング
マシン10を取り付けて密閉し、再びゲートバルブ7を
開いて、前記ストッパー11を管5の切断部に挿入す
る。
【0007】以上の切断とストッパー11の挿入を、そ
れぞれのフィッティング1毎に行ない、図14に示すよ
うに、両方のストッピングマシン10・10に設けてあ
るバイパス取出口15・15を連結してバイパス回路1
6を設ける。
【0008】そして、ストッパー11は図15に示すよ
うに、外表面にゴム14を貼り、スリット12を有する
円筒13から構成され、前記ゴム14の外径は、前記カ
ッター9の外径よりも小さい状態で管5の切断部に挿入
し、その後でストッピングマシン10を操作し、図示し
ていない機構で前記ストッパー11を半径方向に拡張し
て、ストッパー11のゴム14を切断部に密着させる。
【0009】そして、ストッパー11の具体的構造は前
記特公昭48−27244号公報に記載されている。さ
らに、前記ストッパー11は、図16に示すように、ス
リット12の向きを、流体の流れている向きに向ける。
【0010】そうすると、流体は上流側のストッパー1
1のスリット12から、そのストッパー11内に入り、
上流側のストッピングマシン10を通り、バイパス回路
16から、下流側のストッピングマシン10に入り、下
流側のストッパー11のスリット12から、下流側の管
5に流れ、管5のバルブ挿入場所6の流れは止まる。
【0011】そこで、管5のバルブ挿入場所6を切断し
て、17図に示すように、バルブ35を管5に介挿す
る。管5にバルブ35の介挿が終わったら、先の工程と
逆の作業を行なう。すなわち、ストッピングマシン10
を操作して、ストッパー11を縮小させ、ストッパー1
1をストッピングマシン10内に回収し、ゲートバルブ
7を閉ざし、バイパス回路16と、上流側及び下流側の
ストッピングマシン10・10を取り外す。
【0012】次に、図18に示すプラグ締め機38を、
前記ゲートバルブ7の上に装着するのであるが、このプ
ラグ締め機38には、軸39を回動自在に設け、この軸
39の先端部には、雄ねじ40が設けてあり、そして、
軸39の前記雄ねじ40の設けられた部分の上部は、図
21(a) に示すように小径に形成され、さらに、前記小
径に形成された部分の上部には、大径の止め42が設け
てあり、また、この軸39の両側部には、小径の部分か
ら下端部まで、平滑面45が形成されている。
【0013】そして、図21(b) に示すように、前記軸
39に嵌合されるねじ締めフォーク37は、中央部に前
記軸39の雄ねじ40が螺合できる雌ねじ44が設けて
あり、その側部には、貫通する螺孔49が設けてあり、
この螺孔49には小ねじ46が螺合されており、この小
ねじ46によって軸39の回転がねじ締めフォーク37
に伝達される。
【0014】ねじ締めフォーク37の下面には、図20
に示すように、一対の締結爪47が設けてあり、この締
結爪47は、後記するシール栓4をねじ込む向きにねじ
締めフォーク37を回動させたとき、図22に示すよう
に、締結爪47の先端側がシール栓4の凹部48に係合
できるよう下方に長く突出し、ねじ締めフォーク37を
逆転させたとき、図24に示すように、前記凹部48か
ら締結爪47の後端側が抜け出せるように、後端側を短
く突出するように形成して、締結爪47の下面が傾斜面
50となっている。
【0015】前記フィッティング1の上部を密閉するシ
ール栓4は、図18・図19に示すように、上面に2個
の凹部48が設けてあり、上端周縁に設けたフランジ状
部の下側には、Oリング25が外嵌され、その下方に雄
ねじ19が設けてある。
【0016】そして、前記軸39の雄ねじ40を設けた
部分の上部の小径に形成された部分に、図21(b) に
示すように、前記ねじ締めフォーク37を外嵌し、軸3
9とねじ締めフォーク37が相互に回動しないように、
小ねじ46を、その先端部が前記平滑面45に軽く当接
するようにねじ込み、さらに、前記ねじ締めフォーク3
7と、軸39の止め42の間に、図18に示すようにば
ね43を介挿して、前記ねじ締めフォーク37を、下方
に向けて付勢する。
【0017】そして、図18に示すように、軸39の雄
ねじ40を、シール栓4の雌ねじ41に螺合し、ねじ締
めフォーク37の締結爪47を、シール栓4の凹部48
に係合して、前記プラグ締め機38のねじ締めフォーク
37を装着した軸39に、前記シール栓4を装着する。
【0018】前記のようにして、シール栓4を装着した
プラグ締め機38を、先に述べたように、ゲートバルブ
7に装着し、次に、ゲートバルブ7を開いて、プラグ締
め機38の軸39を前進させ、軸39を右回転させる
と、図22に示すように、ねじ締めフォーク37の締結
爪47の先端側が、シール栓4の凹部48に係合して、
シール栓4が回動され、図23に示すように、シール栓
4の雄ねじ19が、フィッティング1の雌ねじ18に螺
合して、シール栓4がフィッティング1に装着され、フ
ィッティング1の上部を密閉する。
【0019】次に、軸39を逆向きに回転させると、図
24に示すように、締結爪47は下面の傾斜面50によ
り、シール栓4の凹部48から抜け出し、軸39の雄ね
じ40もシール栓4の雌ねじ41から螺脱するので、プ
ラグ締め機38の軸39は、ねじ締めフォーク37を装
着したまま、シール栓4から外れる。
【0020】そして、図25に示すように、プラグ締め
機38とゲートバルブ7を、フィッティング1から外
し、バルブ35の周囲にコンクリートピット36を設け
て、フィッティング1を設けた部分の上面を、他の道路
面等と同一平面に形成して工事を終わる。そうすると、
道路面に突出物はなく、道路として使用できるようにな
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の工法は、都
心部に埋設されている管の工事では、道路交通の都合
上、この様な工事は夜間しか行えず、従って長い日数に
渡って工事を行うのは、周囲の居住者の生活の平静さを
保つ点から好ましいことではなく、なるべく短い工事期
間が求められていた。
【0022】そして、バルブの挿入作業中は、その両側
をストッパー11にて管内をシールし、流体をバイパス
回路16で流している。ところが、流体はストッパー1
1のスリット12で断面積が減少し絞られて圧損が生
じ、また、バイパス回路16は管5よりも断面積が小さ
い。そして供給流量が低下するが、この流量低下の時間
が、バルブの管への溶接の間中続くこととなり、施工時
間に制限があった。
【0023】例えば、流体が都市ガスの場合には、都市
ガス消費量の少ない時を選択して夜間に行うか、又は冬
よりも夏に施工するというように施工時刻、時期に制約
されつつ作業するという問題があった。
【0024】本発明は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、工事期間が短く、かつ、施工時刻に制限されない
で、管路に挿入することのできるホットタップ用フィッ
ティングを用いるバルブとすることを技術的課題とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、管5の外周に
フィッティング1が装着され、フィッティング1内の管
5に、開口部55が形成されたバルブ装着部に、装着さ
れるバルブにおいて、開口部55に挿入される弾力性を
有するシール用の円筒状部材61を備え、この円筒状部
材61は、開口部55に形成された管5の端部56に合
致する貫通口62を設けると共に、縦方向のスリット1
2を設け、このスリット12の設けられた両側縁部に、
係止孔66を有する弾性板64と、係止孔66に嵌入し
て係止する突部67を設け、前記円筒状部材61は、押
し広げられた状態で、前記開口部55の端部56に、貫
通口62の周縁が密接すると共に、前記突部67が係止
孔66に嵌入する円筒状部材61に形成し、そして、前
記フィッティング1の開口に螺嵌できるシール用栓73
を設け、このシール用栓73の軸挿通孔74に、円形棒
状弁80の上部軸81を回動可能に密嵌し、この円形棒
状弁80は、円筒状部材61の貫通口62に合致できる
連通口84を設けたホットタップ用フィッティングを用
いるバルブとした。
【0026】
【作用】本発明のバルブを装着する部分は、従来例等と
同様にして管5に、従来公知のフィッティング1を装着
し、このフィッティング1のフランジ2aの上に従来公
知のゲートバルブ7,穿孔機8を順次取り付け、次に、
ゲートバルブ7を開き、円筒状のカッター9を回転させ
て、管5に開口部55を形成する。
【0027】次に、カッター9を穿孔機8内に引き上げ
ると共に、管5の切断した部分も穿孔機8内に引き上げ
る。次に、ゲートバルブ7を閉じ、ゲートバルブ7から
穿孔機8を取り外し、ストッパー11の外側にシール用
の円筒状部材61を装着した従来公知のストッピングマ
シン10を、ゲートバルブ7に装着する。
【0028】そして、前記ストッパー11の外径は、前
記円筒状部材61の内径より若干大径に形成したストッ
パー11を用い、円筒状部材61を押し開いて、ストッ
パー11に外嵌する。そうすると、円筒状部材61は、
円筒状部材61の縮む力でストッパー11に保持され
る。
【0029】次に、ゲートバルブ7を開き、ストッパー
11を下降させて、管5の開口部55内に挿入して、ス
トッパー11を半径方向に拡張させる。そうすると、円
筒状部材61の貫通口62の周縁が、管5の開口部55
の端部56に圧接されて密接すると共に、突部67が弾
性板64の係止孔66に嵌入して、円筒状部材61は、
開口部55の端部56に、圧接された状態で保持され
る。そこで、ストッパー11を縮小して上昇させ、ゲー
トバルブ7を閉じ、ストッピングマシン10を取り外
す。
【0030】次に、従来公知のプラグ締め機38の軸3
9とねじ締めフォーク37に、図8に示すようにして、
円形棒状弁80を装着したプラグ締め機38を、ゲート
バルブ7に装着して、ゲートバルブ7を開き、軸39を
下降させ、シール用栓73をフィッティング1の開口に
螺嵌する。
【0031】そうすると、円形棒状弁80は、管5の端
部56に保持されたシール用の円筒状部材61内に、回
動可能に密嵌される。そこで、プラグ締め機38,ゲー
トバルブ7を取り外し、上部軸81にハンドルを装着
し、管5にバルブの装着ができる。
【0032】
【実施例】以下図1ないし図8を用いて本発明の一実施
例のホットタップ用フィッティングを用いるバルブの説
明を行うが、施工方法等については、前記従来例と同様
のところは、一部省略し、或は前記従来例の図を用いて
説明する。
【0033】この実施例のホットタップ用フィッティン
グを用いるバルブは、既設の管5にフィッティング1を
装着し、このフィッティング1内の管5に、開口部55
が形成されたバルブ装着部に装着されるバルブである。
【0034】図1は本発明の一実施例の断面図で、図2
はその縦断面図である。前記フィッティング1は、図1
0に示すように上部フィッティング2と下部フィッティ
ング3を、管5の外周に隅肉溶接20等により溶接して
装着し、フィッティング1の開口には、雌ねじ18とね
じ孔22を備えたフランジ2aが設けてある。
【0035】前記フィッティング1内の管5に、開口部
55を形成するのは、従来例と同様であり、フィッティ
ング1の上に、ゲートバルブ7,穿孔機8を順次取り付
け、ゲートバルブ7を開き、管5よりも大径に形成され
た円筒状のカッター9を下降させて回転させ、管5を切
断し、管5の端部56が対向して形成された開口部55
を形成する。
【0036】そして、管5の切断した部分は、カッター
9と共に引き上げて、ゲートバルブ7を閉じ、ゲートバ
ルブ7から穿孔機8を取り外して、開口部55の形成を
終わる。
【0037】この実施例のバルブは、図3に示すように
前記開口部55に挿入されるシール用の弾力性を有する
円筒状部材61を備えており、この円筒状部材61は、
金属製であり、装着されるべき管5の端部56に合致す
るよう、管5の内径より小径に形成された貫通孔62
が、円筒状部材61を横方向に貫通して設けてある。
【0038】また、前記円筒状部材61には、縦方向の
スリット12が設けてあり、このスリット12の設けら
れた一側縁部の上下の位置には、金属製の弾性板64が
溶接して取り付けられており、中央部の外側に突出する
湾曲部65が形成され、先端部に係止孔66が設けてあ
る。
【0039】そして、前記円筒状部材61の他側縁部に
は、図4に示すように前記弾性板64の係止孔66に嵌
入して係止するピンとして形成した突部67が設けてあ
る。さらに、前記円筒状部材61の貫通口62の外周面
には、ゴム製等のシール材68が接着剤等で接着して固
着してある。
【0040】そして、前記円筒状部材61のシール材6
8の外径は、前記円筒状部材61に外力が加えられない
状態で、管5の開口部55の端部56間の間隔より小さ
く、かつ、内径がストッピングマシン10のストッパー
11の外径よりも小さく形成してあり、この円筒状部材
61を押し開いて、前記ストッパー11に外嵌すると、
円筒状部材61の収縮力で、ストッパー11に保持され
る円筒状部材61に形成してある。
【0041】また、前記円筒状部材61は、押し広げら
れた状態で、前記管5の開口部55の端部56に、貫通
口62の周縁のシール材68が圧接して密接すると共
に、円筒状部材61の拡大時に、前記突部67の先端
に、内面が当接していた弾性板64が、前記突部67上
を摺動して移動し、係止孔66に突部67が嵌入して、
円筒状部材61を拡大した状態に維持できるように形成
してある。
【0042】そして、前記シール用の円筒状部材61の
装着は、ストッピングマシン10のストッパー11に、
円筒状部材61を外嵌して、円筒状部材61の収縮力で
ストッパー11に保持させ、このストッピングマシン1
0をゲートバルブに装着する。
【0043】次に、図7に示すようにゲートバルブ7を
開き、ストッパー11を下降させて、ストッパー11を
管5の開口部55内に挿入して、ストッパー11を半径
方向に拡張させ、円筒状部材61の貫通口62の周縁
を、管5の開口部55に圧接させ、突子67を弾性板6
4の係止孔66に嵌入させて、円筒状部材61を管5の
開口部55の端部56に保持させる。
【0044】次に、ストッパー11を縮小させて上昇さ
せ、ゲートバルブ7を閉じ、ストッピングマシン10を
取り外して、円筒状部材61の装着を終わる。そして、
この実施例は、図8に示すように前記フィッティング1
の開口の雌ねじ18に螺嵌できる雄ねじ19を備えたシ
ール用栓73を設けてあり、このシール用栓73は、上
面に一対の凹所48が設けてあり、外周部にOリング2
5を設け、中心に軸挿通孔74が設けてあり、この軸挿
通孔74には、小Oリング75が嵌入してある。
【0045】前記シール用栓73には、円形棒状弁80
の上部軸81を回動可能に密嵌してあり、前記上部軸8
1の先端部は、小径に形成された雄ねじ82が設けてあ
り、この円形棒状弁80は、前記円筒状部材61の貫通
口62に合致できる連通口84が、横方向に貫通させて
設けてある。
【0046】そして、図5に示すように前記円形棒状弁
80の外周面で、前記連通口84の上下の位置には、環
状シール溝85が設けてあり、前記連通口84の両側の
位置には、前記環状シール溝85に接続する縦シール溝
86が4箇所に設けてあり、さらに、円形棒状弁80の
下面には、先の鋭くなっている中心軸83が設けてあ
る。
【0047】さらに、図6に示すように前記環状シール
溝85と縦シール溝86には、ゴム等で形成されたシー
ル部材91が嵌入されており、このシール部材91は、
上下2本のO状シールリング92と、このO状シールリ
ング92を縦方向の4本のシール紐93で一体に接続し
て形成してある。 そして、前記円形棒状弁80を、バ
ルブ装着部に装着するには、図8に示すように従来例で
使用されているようなプラグ締め機38の軸39の先端
部に設けた雌ねじを、円形棒状弁80の上部軸81の雄
ねじ82に螺嵌すると共に、ねじ締めフォーク37をシ
ール用栓73の凹部48に係合する。
【0048】そして、このプラグ締め機38をゲートバ
ルブ7に装着して、ゲートバルブ7を開き、軸39を下
降させて回転させ、シール用栓73を、フィッティング
1の口部に螺着する。 そうすると、円形棒状弁80
は、前記シール用の円筒状部材61内に密嵌され、円形
棒状弁80の中心軸83の鋭い先端が、フィッティング
1の底部に当接して、円形棒状弁80を所定の位置に回
動可能に保持する。
【0049】次に、軸39を逆方向に回転させて引き上
げ、プラグ締め機38,ゲートバルブ7を取り外し、前
記上部軸81にハンドル等を装着する。そして、前記ハ
ンドル等を回転することにより、管5の流れは前記円形
棒状弁80で停止、或は通過することになる。
【0050】そして、前記シール用の円筒状部材61
は、形状記憶合金製で形成してもよい。この円筒状部材
61を形状記憶合金製とする場合は、形状記憶合金面に
ヒーターを取り付け、外部より加熱すれば、その復元力
で円筒状部材61は、管5の開口部55の端部56にし
っかりと圧接する。
【0051】
【発明の効果】本発明のホットタップ用フィッティング
を用いるバルブは、ホットタップ工法により、管5の開
口部55の端部56に装着することのできるシール用の
円筒状部材61を備えている。
【0052】したがって、管5にバイパス回路等を設け
ずに、管5を開閉できる円形棒状弁80を備えたバルブ
を、直接ホットタップ工法で管5に挿入できるものであ
る。よって、管5にバルブを挿入するための工事量がき
わめて少なくなり、工事期間も短くできた。
【0053】また、バイパス回路等の流量を大きく制限
する装置を用いないので、工事中に流量低下が発生せ
ず、管5内を流れる流体の消費量の大きい時刻にも工事
が可能であり、施工時刻も制限されずに、管5に挿入で
きるバルブとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図
【図2】本発明の一実施例の図1のA−A線の断面図
【図3】本発明の一実施例のシール用の円筒状部材の斜
視図
【図4】本発明の一実施例のシール用の円筒状部材の要
部の斜視図
【図5】本発明の一実施例の円形棒状弁の斜視図
【図6】本発明の一実施例のシール部材の斜視図
【図7】本発明の一実施例のシール用の円筒状部材の装
着状況を示す図
【図8】本発明の一実施例の円形棒状弁の装着状況を示
す図
【図9】従来例のフィッティングを2箇所に装着した状
態を示す図
【図10】従来例のフィッティングの分解斜視図
【図11】従来例のフィッティングを管に装着した状態
を示す図
【図12】従来例の管を切断しようとする状態を示す図
【図13】従来例のストッパーの装着状況を示す図
【図14】従来例の管にバイパス回路を設けた状態を示
す図
【図15】従来例のストッパーの要部の斜視図
【図16】従来例の管にストッパーを装着した状態を示
す図
【図17】従来例の管にバルブを挿入した状態を示す図
【図18】従来例のプラグ締め機とシール栓を示す図
【図19】従来例のシール栓の斜視図
【図20】従来例のねじ締めフォークの裏面と表面を示
す斜視図
【図21】従来例のプラグ締め機の軸の要部とその軸と
ねじ締めフォークの要部を示す図
【図22】従来例のねじ締めフォークの係合状態を示す
【図23】従来例のフィッティングをシール栓で閉鎖し
た状態の要部を示す図
【図24】従来例のねじ締めフォークの離脱状態を示す
【図25】従来例の管にバルブの挿入が完了した状態を
示す図
【符号の説明】
1 フィッチング 5 管 12 スリット 55 開口部 56 端部 61 円筒状部材 62 貫通口 64 弾性板 66 係止孔 67 突部 73 シール用栓 74 軸挿通孔 80 円形棒状弁 81 上部軸 84 連通口
フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 富之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号日本 鋼管株式会社内 (72)発明者 高梨 洋治 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号日本 鋼管株式会社内 (72)発明者 赤尾 一孝 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号日本 鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管5の外周にフィッティング1が装着さ
    れ、フィッティング1内の管5に、開口部55が形成さ
    れたバルブ装着部に、装着されるバルブにおいて、開口
    部55に挿入される弾力性を有するシール用の円筒状部
    材61を備え、この円筒状部材61は、開口部55に形
    成された管5の端部56に合致する貫通口62を設ける
    と共に、縦方向のスリット12を設け、このスリット1
    2の設けられた両側縁部に、係止孔66を有する弾性板
    64と、係止孔66に嵌入して係止する突部67を設
    け、前記円筒状部材61は、押し広げられた状態で、前
    記開口部55の端部56に、貫通口62の周縁が密接す
    ると共に、前記突部67が係止孔66に嵌入する円筒状
    部材61に形成し、そして、前記フィッティング1の開
    口に螺嵌できるシール用栓73を設け、このシール用栓
    73の軸挿通孔74に、円形棒状弁80の上部軸81を
    回動可能に密嵌し、この円形棒状弁80は、円筒状部材
    61の貫通口62に合致できる連通口84を設けたホッ
    トタップ用フィッティングを用いるバルブ。
JP19812591A 1991-08-07 1991-08-07 ホツトタツプ用フイツテイングを用いるバルブ Pending JPH0544860A (ja)

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