JPH0552209U - エンジンオイル飛散防止装置 - Google Patents
エンジンオイル飛散防止装置Info
- Publication number
- JPH0552209U JPH0552209U JP10348491U JP10348491U JPH0552209U JP H0552209 U JPH0552209 U JP H0552209U JP 10348491 U JP10348491 U JP 10348491U JP 10348491 U JP10348491 U JP 10348491U JP H0552209 U JPH0552209 U JP H0552209U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- port
- lid
- engine
- refueling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クランクケース内のエンジンオイルの補給を
シリンダヘッドカバー1に取付けた給油口2より行った
際に、補給後給油口2のフィラーキャップの取付けを忘
れたままであってもクランクケース内のオイルが給油口
を通して外気に開放されないようにして、エンジンオイ
ルの外部への飛散を防止することを目的とする。 【構成】 給油口2のフィラーキャップ取付用カラー3
の下端部裏面3b に、前記給油口2を下側より弾性力に
より閉鎖する蓋5,10を取付け、前記蓋は、給油時に
給油上部入口2a より押圧すれば開放されるが、エンジ
ン運転中のクランクケース内負圧に基く下方への吸引力
pによっては開放されないように設定された弾性力を保
持するように構成する。
シリンダヘッドカバー1に取付けた給油口2より行った
際に、補給後給油口2のフィラーキャップの取付けを忘
れたままであってもクランクケース内のオイルが給油口
を通して外気に開放されないようにして、エンジンオイ
ルの外部への飛散を防止することを目的とする。 【構成】 給油口2のフィラーキャップ取付用カラー3
の下端部裏面3b に、前記給油口2を下側より弾性力に
より閉鎖する蓋5,10を取付け、前記蓋は、給油時に
給油上部入口2a より押圧すれば開放されるが、エンジ
ン運転中のクランクケース内負圧に基く下方への吸引力
pによっては開放されないように設定された弾性力を保
持するように構成する。
Description
【0001】
本考案はエンジンオイル飛散防止装置に係り、詳しくは、オイル給油口のフィ ラーキャップを締め忘れた際にオイルが外部に飛散することを防止する装置に関 する。
【0002】
エンジンオイルを補充、交換する際のオイル給油口は、そのフィラーキャップ を開けると、オイル溜めとなっているクランクケースが外気に開放される。この ためにエンジンオイルを補給した際にフィラーキャップを締付け忘れたままでエ ンジンを始動させると、振動、圧力変動等のためにオイルが外部に飛散し、オイ ルの吹き出しにより、エンジンの焼付きを起こしたり、エンジンルーム内や路上 を汚し、スリップや火災を発生する等の悪影響のおそれがある。また、外部より 給油口を通りごみやほこりがオイル溜め内に侵入しオイルを劣化させるという問 題もある。
【0003】 エンジンのクランクケース内のオイルの補給、排出等に関連した改善について は従来も種々の試みがあり、例えば実開昭61−155614号公報においては オイルパン中のオイルのドレン装置を改善してオイルの排出作業を良好に行う工 夫が開示され、実開昭61−113911号公報においてはオイルパン内へのオ イルの補給時に注油口より規定量以上のオイルが入らないような装置が提案され ている。
【0004】 しかしながら、前記のフィラーキャップを付け忘れて注油口が外気に開放され た状態の時の危害予防や安全に関する対策については従来実施された公知例は無 い。 上記の問題点に鑑み本考案においてはエンジンオイル補給後にフィラーキャッ プを付け忘れたままであってもクランクケースのオイル溜め(オイルパン)が給 油口を通して外気に開放されることの無い構造である注油口を提供することを目 的とする。
【0005】
上記の目的を達成するために本考案においては、シリンダヘッドカバーに設け たエンジンオイル給油口のカラーの下端部裏面に、前記給油口を下側より弾性力 により閉鎖する蓋を取り付け、前記蓋は、給油時に給油口の上部入口より押圧す れば開放されるがエンジンの運転中にクランクケース内に発生する負圧に基く下 方への吸引力によっては開放されることが無いように設定された弾性力を保持す るように構成されたことを特徴とするエンジンオイル飛散防止装置を提供する。
【0006】
エンジンオイルの給油口を下側より弾性力により閉鎖している蓋は給油時には 給油口にオイルジョッキの先を押し込むことにより開放され、給油が行われる。 給油後はフィラーキャップを取付けなくとも、前記蓋が弾性力により復元して給 油口を下側より閉鎖する。また、運転中クランクケース内が負圧となり前記蓋に 、これを開く方向に吸引力が掛かっても蓋の弾性力の方が強く、このために蓋が 下方に吸引されて開くことは無い。以上によりエンジンの運転中に給油口は常に 前記蓋により閉鎖されオイルが給油口より外部へ吹き出し飛散することは無い。
【0007】
本考案の実施例を図面に基いて説明する。図1に第1実施例を示す。図に示す ようにシリンダヘッドカバー1にエンジンオイル給油口2が配設され、該給油口 2のカラー3の内壁にはフィラーキャップ用ねじ部4が設けられている。図1〔 A〕は給油口2の上面視図、〔B〕はその側面視図、〔C〕はその裏面視図を示 す。
【0008】 本実施例においては、この給油口2の裏側のカラー3の下端部裏面3b に、耐 熱性ゴムの蓋5が2本の圧入ピン6により図示の通りに止めてある。このゴムの 蓋5は上から若干の力を加えれば下方に開く程度の硬い硬度を持つ弾性体で、上 からの力が加わらなければ、常時はゴムの弾性力によりゴムの上側面5a がカラ ー3の下端面3b に圧着し、給油口2は閉ざされている。また、図2に示すよう に下からのクランクケース内圧(負圧)による吸引力pよりもこのゴムの弾性力 が強いためにこのゴムの蓋5は開くことなく、給油口は閉ざされている。
【0009】 給油時には、図3に示すように、オイルジョッキ7の先を給油口上部入口2a より給油口2に押し込むことにより給油することができる。この時、給油後、フ ィラーキャップの取付けを忘れて、そのままでエンジンを回転させても、給油口 2の裏側のゴムの蓋5は図2に示すように閉じたままであるので、エンジン内の オイルが給油口2より外へ吹き出すことは無い。
【0010】 図4に本考案の第2実施例を示す。図において〔A〕は給油口2の側面視図、 〔B〕はその裏面視図を示す。本実施例においては前記のゴムの蓋5の替わりに 図示の通り、金属板の蓋10を用い、この蓋10は可動部8と支持部9より成る 金属板を蝶番11で繋ぎ、コイルばね12の付勢力により可動部8の上面8a が カラー3の下端面3b に圧着して常時は給油口2を閉ざしている。この場合の金 属板の蓋10の作用は前記ゴムの蓋5の作用と同一で、給油時には給油口2が開 き、その他の時はコイルばね12の弾性力により閉ざされている。この場合の蓋 は金属板であるので前側のゴムの蓋5よりは耐久性があるが前例よりも高価とな る。
【0011】 なお、前記蓋5又は10とカラー3の下端部裏面3bとの両者の接触面にオイ ルが付着しているときには、オイルの表面張力や粘性により両者が密着し、前記 蓋の弾性力に更にこの粘着力が加わり、蓋の閉鎖が更に確実に強固に行われる。 以上の実施例によれば、オイル補給後フィラーキャップを締め忘れてもエンジ ン回転時にエンジンオイルが外に吹き出すことは無く、また、逆に、オイル溜め 内にごみやほこりが侵入することも無い。
【0012】
本考案を実施することにより、次の効果を奏する。 (1)フィラーキャップを締め付け忘れたままでエンジンを始動させても、オ イルが給油口を通って外部に飛散することが無く、オイルの吹き出しにより発生 するエンジンの焼き付きや、エンジンルーム内や路上をオイルで汚し、スリップ や火災が発生する等の悪影響が防止される。
【0013】 (2)フィラーキャップを締め付け忘れても、給油口が閉じているために、外 部より給油口を通り、ごみやほこりがオイル溜めに侵入しオイルを劣化させるこ とが防止される。 (3)簡単な装置で上記の諸点が改善され、コスト的にも有利である。
【図1】本考案の第1実施例による装置を示し、〔A〕
はその上面視図、〔B〕はその側面視図、〔C〕はその
裏面視図を示す。
はその上面視図、〔B〕はその側面視図、〔C〕はその
裏面視図を示す。
【図2】第1実施例において、フィラーキャップを取付
け忘れたままエンジンを始動した場合のゴムの蓋の状態
を示す図である。
け忘れたままエンジンを始動した場合のゴムの蓋の状態
を示す図である。
【図3】第1実施例において、給油時におけるゴムの蓋
の状態を示す図である。
の状態を示す図である。
【図4】本考案の第2実施例による装置を示し、〔A〕
はその側面視図、〔B〕はその裏面視図を示す。
はその側面視図、〔B〕はその裏面視図を示す。
1…シリンダヘッドカバー 2…給油口 3…給油口カラー 4…フィラーキャップ用ねじ部 5…ゴムの蓋 6…圧入ピン 8…可動部 9…支持部 10…金属板の蓋 11…蝶番 12…コイルばね
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダヘッドカバー(1)に設けたエ
ンジンオイル給油口(2)のカラー(3)の下端部裏面
(3b )に、前記給油口(2)を下側より弾性力により
閉鎖する蓋(5,10)を取り付け、前記蓋(5,1
0)は、給油時に給油口(2)の上部入口(2a )より
押圧すれば開放されるがエンジンの運転中にクランクケ
ース内に発生する負圧に基く下方への吸引力(p)によ
っては開放されることが無いように設定された弾性力を
保持するように構成されたことを特徴とするエンジンオ
イル飛散防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10348491U JP2539904Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | エンジンオイル飛散防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10348491U JP2539904Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | エンジンオイル飛散防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552209U true JPH0552209U (ja) | 1993-07-13 |
JP2539904Y2 JP2539904Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=14355286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10348491U Expired - Lifetime JP2539904Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | エンジンオイル飛散防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539904Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006297990A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Toyota Motor Corp | エンジンフード構造 |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP10348491U patent/JP2539904Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006297990A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Toyota Motor Corp | エンジンフード構造 |
JP4492420B2 (ja) * | 2005-04-15 | 2010-06-30 | トヨタ自動車株式会社 | エンジンフード構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2539904Y2 (ja) | 1997-07-02 |
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