JPH0552094U - クランプ - Google Patents

クランプ

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JPH0552094U
JPH0552094U JP11059291U JP11059291U JPH0552094U JP H0552094 U JPH0552094 U JP H0552094U JP 11059291 U JP11059291 U JP 11059291U JP 11059291 U JP11059291 U JP 11059291U JP H0552094 U JPH0552094 U JP H0552094U
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JP
Japan
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clamp
connecting shaft
main body
engaging portion
fixed
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Pending
Application number
JP11059291U
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English (en)
Inventor
昭雄 竹谷
Original Assignee
昭雄 竹谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一の部品で複数の異なるタイプを兼用でき、
製造コストを低減できるとともに、部品管理を簡略化で
き、さらには作業性を改善できるクランプを提供する。 【構成】 第1クランプ2の本体部4に連結軸10を固
定するとともに、該連結軸10に第2クランプ3の本体
部4を回転自在に連結してクランプ1を構成する。そし
て連結軸10に係合部11を形成し、上記第2クランプ
3に、上記係合部10に着脱可能に嵌合し、該第2クラ
ンプ3を所定の回転角度に固定する嵌合部材12を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば建設工事における作業用足場や安全柵を架設する際に採用さ れるクランプに関し、特に製造コストを低減できるとともに、部品管理を簡略化 でき、さらには取付け時の作業性を改善できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、土木、建築工事現場においては、作業用足場や安全柵を施して作業性 を向上するとともに、安全性を確保するようにしている。このような作業用足場 を架設する場合、図5に示すように、多数の縦パイプ31を立設し、この縦パイ プ31にこれと直交する横パイプ32を取付けるとともに、補強用パイプ33を 傾斜させて取付け、上記横パイプ32上に図示していない作業台を配設するよう にしている。このような各パイプ31〜33同士を固定する場合、従来、強度、 耐久性を有する鋼板製のクランプ34が用いられている。このクランプ34は、 略L字状の本体部35aに湾曲状の挟持部35bを開閉自在に軸支するとともに 、締め付けボルト35cを取付けてなる一対のクランプ本体35を連結して構成 されており、上記本体部34aと挟持部34bとを各パイプ31〜33に嵌装し 、締め付けボルト35cのナット34dを締め付け、これによりパイプ31〜3 3同士を固定している。
【0003】 ところで、上記直交するパイプ31、32同士を固定する場合、従来、横パイ プ32が揺れたり、動いたりしないようにするために両クランプ本体35をリベ ット等で固定してなる固定タイプAのクランプ34が使用されている。また、補 強用パイプ33を固定する場合は、交差角度の差異を吸収するために両クランプ 本体35を回転自在に枢支してなる首振りタイプBのクランプ34が使用されて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記従来のクランプでは、固定タイプと首振りタイプとの2種 類を準備することとなるから、それだけ製造コストが上昇するとともに、各タイ プごとに在庫を管理する必要があり、部品管理が煩雑になるという問題点がある 。また、各クランプの取付け作業を行う場合、タイプ別に選択しなければならな いことから、作業性が悪いという問題もある。
【0005】 本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたもので、1つの部品で複 数の異なるタイプを兼用でき、ひいては製造コストを低減できるとともに、部品 管理を簡略化でき、さらには作業性を改善できるクランプを提供することを目的 としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、第1クランプの本体部に連結軸を固定するとともに、該連結 軸に第2クランプの本体部を回転自在に連結し、上記連結軸に係合部を形成し、 上記第2クランプに、上記係合部に着脱可能に嵌合し、該第2クランプを所定の 回転角度に固定する嵌合部材を設けたことを特徴とするクランプである。
【0007】
【作用】
本考案のクランプを、例えば建築工事において傾斜した補強用パイプと交差す る縦又は横パイプとを固定する場合は、第2クランプが回転自在の状態で取付け る。また直交するパイプ同士を固定する場合は、第2クランプの嵌合部材を連結 軸の係合部に嵌合させて両クランプをこれの各軸芯が直交するよう固定し、この 状態で取付けることとなる。
【0008】 本考案に係るクランプによれば、第1クランプに固着された連結軸に第2クラ ンプを回転自在に連結するとともに、該連結軸に係合部を形成し、第2クランプ に上記連結軸の係合部に着脱可能に嵌合する嵌合部材を設けたので、上述のよう に1つの部品で固定タイプと首振りタイプとの両方を兼用できることとなり、そ れだけ製造コストを低減でき、またタイプごとの在庫管理も不要にできることか ら、部品管理を簡略化できる。さらに、上記係合部に嵌合部材を装着したり、外 したりするだけで何れの箇所にも使用できることから、従来のタイプ別に選択す る場合に比べて作業性を改善できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図について説明する。 図1ないし図3は本考案の一実施例によるクランプを説明するための図であり 、本実施例では、建築工事の作業用足場を架設する際に使用されるクランプを例 にとって説明する。
【0010】 図において、1は本実施例構造が適用されたクランプであり、これは第1クラ ンプ2と第2クランプ3とを相対的に回転自在に連結して構成されている。この 各クランプ2、3はプレス加工により鋼板を打ち抜いて形成されたもので、これ は略L字状に屈曲形成された本体部4と、略湾曲状に屈曲形成された挟持部5と から構成されている。
【0011】 上記本体部4の側縁にはフレーム部4aが一体に折り曲げ形成されており、こ の本体部4の一端部のフレーム部4a間には上記挟持部5の一端部に形成された 筒部5aがリベット6を介して開閉自在に軸支されている。また、上記本体部4 の他端部のフレーム部4a間には締め付けボルト8の頭部8aがリベット6を介 して回動自在に軸支されており、このボルト8にはナット7が螺着されている。 さらに、上記挟持部5の他端部にはつめ部5bが突出形成されており、このつめ 部5bには上記ボルト8が嵌装されるU字状の溝部5cが形成されている。
【0012】 また、図2に示すように、上記第1、第2クランプ2、3の本体部4にはそれ ぞれ軸孔9、9が形成されており、この両本体部4の軸孔9内には連結軸10が 挿入されている。この連結軸10は上記各軸孔9内を挿通する軸部10bにこれ より大径のフランジ部10aを一体形成してなるもので、このフランジ部10a は上記第2クランプ3の本体部4の内面に当接している。また上記軸部10bの 前端面は上記第1クランプ2の本体部4に溶接により固着されており、これによ り上記第1、第2クランプ2、3は回転自在に連結されている。
【0013】 そして、上記連結軸10のフランジ部10aには長方形状の係合部11が一体 に突出形成されており、この係合部11の長手方向左、右側面11aは上記第1 クランプ2の軸芯と同一方向となっている。
【0014】 また、上記第2クランプ3の本体部4には嵌合部材12が配設されている。こ の嵌合部材12は本体部4のフレーム部4a間にシャフト13を配設し、該シャ フト13をこれの両端にビス14を螺着してフレーム部4aに回転自在に軸支す るとともに、このシャフト13に上記係合部11の左、右側面11aに当接する 切り欠き部15aが形成された嵌合板15を溶接して構成されている。これによ り、上記嵌合部材12を回動させて係合部11に嵌合させることによって、第2 クランプ3は回転不能に固定されることとなり、かつ第1、第2クランプ2、3 の軸芯は直角に交差することとなる。
【0015】 次に本実施例の作用効果について説明する。 図3に示すように、本実施例のクランプ1を使用して縦パイプ16とこれに直 交する横パイプ17とを固定する場合は、上述のように嵌合部材12を係止部1 1に嵌合させて第2クランプ3を固定する。この状態で第1、第2クランプ2、 3の各本体部4と挟持部5とで各パイプ16、17を挟持するとともに、各締め 付けボルト8をつめ部5bの溝部5c内に挿入し、この後ナット7を締め付ける 。また、図示していないが、上記各パイプ16、17に傾斜して配設された補強 用パイプを固定する場合は、上記嵌合部材12を外して第2クランプ3を回転自 在の状態とし、これを上記と同様に取付ける。
【0016】 このように本実施例によれば、第1クランプ2の本体部4に固着された連結軸 10に第2クランプ3の本体部4を回転自在に連結し、この連結軸10のフラン ジ部10aに係合部11を形成し、上記第2クランプ3に係合部11に着脱自在 に嵌合する嵌合部材12を配設したので、この1つのクランプ1で固定タイプと 首振りタイプとの両方を兼用できる。その結果、1種類だけを製造すればよいこ とから、製造コストを低減できるとともに、在庫管理も簡略化できる。しかも上 記嵌合部材12を装着したり、外したりするだけでよいことから、従来の用途別 に選択する必要はなく、この点からも作業性を向上できる。
【0017】 なお、上記実施例では、首振りタイプと直交タイプとの2種類とした場合を例 にとって説明したが、本考案はこれに限られるものではない。例えば、図4に示 す構造のものは、連結軸10のフランジ部10aの外周縁に45度間隔ごとに係 合孔20を形成し、第2クランプ3の本体部4に嵌合突起22が形成された嵌合 部材21を設けてクランプ1を構成した例である。このように構成した場合は、 第2クランプ3を45度ごとに固定することができ、用途をさらに拡大できる。 また、図示していないが、上記連結軸に歯車状の係止部を形成してもよく、この 場合は回転角度をさらに小さく設定できる。
【0018】 また、上記実施例では、2連式のクランプを例にとったが、3連式のクランプ にも適用できるとともに、形状の異なるクランプ、例えばフック型、万力型のク ランプにも適用できる。さらに、上記実施例では、建築工事における作業用足場 に採用されるクランプを例にとったが、本考案は、勿論他の用途にも適用できる 。
【0019】
【考案の効果】
本考案に係るクランプによれば、第1クランプの本体部に連結軸を固定すると ともに、該連結軸に第2クランプの本体部を回転自在に連結し、上記連結軸に係 合部を形成するとともに、上記第2クランプに上記係合部に着脱可能に嵌合する 嵌合部材を設けたので、1つの部品で複数のタイプを兼用でき、製造コストを低 減できるとともに、部品管理を簡略化でき、さらには組み付け時の作業性を改善 できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるクランプを説明するた
めの斜視図である。
【図2】上記実施例のクランプの係合部及び嵌合部材を
示す分解斜視図である。
【図3】上記実施例のクランプを足場用パイプに取付け
た状態を示す斜視図である。
【図4】上記実施例のクランプの他の例を示す斜視図で
ある。
【図5】従来の作業用足場に採用されるクランプを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 クランプ 2 第1クランプ 3 第2クランプ 4 本体部 10 連結軸 11 係合部 12 嵌合部材 20 係合孔(係合部) 21 嵌合部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1クランプの本体部に連結軸を固定す
    るとともに、該連結軸に第2クランプの本体部を回転自
    在に連結し、上記連結軸に係合部を形成し、上記第2ク
    ランプに、上記係合部に着脱可能に嵌合し、該第2クラ
    ンプを所定の回転角度に固定する嵌合部材を設けたこと
    を特徴とするクランプ。
JP11059291U 1991-12-16 1991-12-16 クランプ Pending JPH0552094U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11059291U JPH0552094U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 クランプ

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JP11059291U JPH0552094U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 クランプ

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JP11059291U Pending JPH0552094U (ja) 1991-12-16 1991-12-16 クランプ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101022435B1 (ko) * 2010-01-27 2011-03-15 김성식 건축현장용 다기능 클램프
KR200474144Y1 (ko) * 2014-03-06 2014-08-27 노윤병 건축용 시스템 동바리
KR200487855Y1 (ko) * 2017-05-16 2018-11-13 (주)대한철강 압착고정식 클램프 및 그것이 적용된 구조물

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0455567A (ja) * 1990-06-26 1992-02-24 Suzuki Kiyo 鋼管製足場材の緊結金具

Patent Citations (1)

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