JPH0727761U - シノ付早廻しラチェットレンチ - Google Patents

シノ付早廻しラチェットレンチ

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JPH0727761U
JPH0727761U JP5621793U JP5621793U JPH0727761U JP H0727761 U JPH0727761 U JP H0727761U JP 5621793 U JP5621793 U JP 5621793U JP 5621793 U JP5621793 U JP 5621793U JP H0727761 U JPH0727761 U JP H0727761U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性の向上と、工具の落下防止を好適に図
る。 【構成】 把持部14のハンドル部材32の後端部にシ
ノ部材16を嵌入し、ハンドル部材32とシノ部材16
とに亘って、ハンドル部材32の軸方向と直交する方向
に円筒状のスプリングピン42を嵌入することにより、
シノ部材16をハンドル部材32の後端部に結合し、ス
プリングピン42に落下防止用ロープ44を挿通するよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラチェット回動機構により回動されるソケット部材を具備したラチ ェットレンチにおいて、建築現場等での足場の組立て時に適したシノ付早廻しラ チェットレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築現場等においては、鉄筋等の主柱の設置が完了した後、その周囲に 作業のための足場を設置することが行われている。
【0003】 上記の足場は、一般に、複数のパイプ部材と作業踏面用のプレート部材とから なり、その設置に際しては、先ず、パイプ部材を主柱の周囲に組み上げ、その後 、作業に適した箇所にプレート部材を取付けることが行われる。このとき作業者 は、パイプ部材同士を連結金具,ボルト及びナットにより締結しながらパイプ部 材を組み上げるようにしている。このようなボルトやナットの締結作業に際して は、従来からラチェットレンチが使用されているが、特に最近では、相対回転可 能なハンドル部分が外嵌された主軸部材がレンチ本体部分に対して折り曲げ可能 とされた、いわゆる早廻し機能を備えたラチェットレンチが頻繁に使用されてい る。このラチェットレンチによれば、ハンドル部分を把持してレンチ本体部分を 連続回転させることが可能なので、これにより締結作業の迅速化を図ることがで きるようになっている。
【0004】 そして、上記のようにパイプ部材の組み上げが完了すると、その後、プレート 部材をパイプ部材間に載架し、プレート部材とパイプ部材とに亘って針金を巻き 付けることによりプレート部材をパイプ部材に固定する。このとき、針金の巻き 付け先端部と後端部とは、シノと称する金属棒状の工具により一体に締め付けら れ、これによってプレート部材とパイプ部材とが強固に固定されるようになって いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、足場の設置作業においては、上述の通り、工具を必要とすべき作業 が2種類あるので、通常、作業者はいずれの工具をもただちに使用できるように 、上記2種類の工具、すなわちレンチとシノを常時携帯するようにしている。
【0006】 ところが、このように2種類の工具を常時携帯するのでは、工具の保管面での 煩雑さがあるのでこれを解消する必要があり、また、足場の設置は高所での作業 が強いられるものであるから、作業者の負担とならないように携帯工具重量の軽 減を図り、さらに工具交換作業を容易に行える方が好ましい。
【0007】 また、作業者は、工具の落下防止を図るべく、工具をロープ等により作業者自 身に拘束することが義務付けられているので、複数の工具を携帯すると、落下防 止用のロープ同士が絡み合う等して作業に支障を生じることも考えられ、また、 上記のように早廻し機能を有するラチェットレンチでは連続回転が可能であるか ら、ロープがねじれたり、あるいは作業の邪魔になることがないように落下防止 用のロープをレンチに取り付ける必要もある。
【0008】 本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、作業性の向上と 、工具の落下防止を好適に図ることができるシノ付早廻しラチェットレンチを提 供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ラチェット回動機構により回動されるソケット部材を具備してなる レンチ本体と、この本体に折曲自在に連結される主軸部材と、この主軸部材に相 対回動自在に外嵌されるハンドル部材とを備えたラチェットレンチにおいて、上 記ハンドル部材の後端に筒部を設けるとともに、この筒部にシノ部材を嵌入し、 上記ハンドル部材とシノ部材とに亘って、上記ハンドル部材の軸方向と直交する 方向に筒状のピン部材を嵌入することにより、上記ハンドル部材の後端にシノ部 材を結合し、上記ピン部材に落下防止用ロープの挿通孔を設けたものである。
【0010】
【作用】
本考案によれば、ナット等の締結に使用されるレンチ本体と、針金の締め付け 等に使用されるシノ部材とを主軸部材及びハンドル部材を介して連結することに よりレンチ及びシノという2種類の工具を一体化したので、工具の保管や携帯に 極めて有利であるとともに、落下防止用ロープも一本ですむという利点がある。
【0011】 また、ハンドル部材の後端に設けられた筒部にシノ部材が嵌入され、筒状のピ ン部材がハンドル部材及びシノ部材に亘って嵌入されることによりシノ部材がハ ンドル部材に接合されているので、上記ロープの取付けに際しては、この筒状の ピン部材に上記ロープを挿通して作業者自身に拘束することができ、これにより 工具の落下を確実に防止することができる。しかも、ボルト等の締結作業時に主 軸部材及びハンドル部材をレンチ本体に対して折曲し、作業者がハンドル部材を 把持してレンチ本体を連続して早廻しする場合でも、主軸部材に対して相対回動 可能なハンドル部材にロープが取付けられているので、落下防止用ロープがねじ れたり、作業の邪魔になる等の煩雑さがない。
【0012】
【実施例】
本考案に係るシノ付早廻しラチェットレンチについて図1乃至図3を用いて説 明する。図1は、本考案に係るシノ付早廻しラチェットレンチを示す斜視図であ る。同図に示すように、シノ付早廻しラチェットレンチ10は、把持部14と、 この把持部14の先端側に連結されるレンチ本体12とから構成されている。
【0013】 上記レンチ本体12は、胴体13と、ボルトやナットへの係合部となる筒状の ソケット18と、このソケット18に対するラチェット回動機構とから構成され ている。上記ソケット18は、上記胴体13の先端部に回転自在に装着されてお り、異なる2種類のサイズのボルト及びナットの締結を可能とするべく、小径ソ ケット18aと大径ソケット18bとをその軸方向上下に具備している。また、 その外周面には、図2に示すように、後述のラチェット回動機構の構成部分とな るギア部18cが一体に形成されている。
【0014】 上記ラチェット回動機構は、ソケット18の上記ギア部18cと、上記胴体1 3の内部に揺動可能に軸支され、上記ギア部18cと係合可能な方向切換突片2 0とからから構成されている。上記方向切換突片20には、図2に示すように、 上記ソケット18に対向する側(図2では左側)に左右一対(図2では上下一対 )の係合部20a,20bが形成され、方向切換突片20が揺動されることによ りいずれか一方の係合部20a,20bが上記ソケット18のギア部18cと係 合するようにされている。このとき、図2の実線に示すように、係合部20aが ギア部18cと係合される場合には、上記ソケット18の反時計回り(図2で反 時計回り:図2の実線矢印)の回転のみが許容され、時計回りの回転が阻止され るようになってる。一方、図2の破線に示すように係合部20bがギア部18c と係合される場合には、上記ソケット18の時計回り(図2で時計回り:図2の 破線矢印)の回転のみが許容され、反時計回りの回転が阻止されるようになって いる。
【0015】 また、方向切換突片20において係合部20a,20bが形成された側と反対 の側(図2では右側)には、突起部20cが形成され、この突起部20cの部分 が、上記胴体13に埋設されたバネ部材24により付勢されるボール22により 押圧されるようになっている。すなわち、上述のように、いずれか一方の係合部 20a,20bが上記ギア部18cに係合された状態では、このボール22が突 起部20cの側部を押圧し、これにより上記方向切換突片20においては、上記 係合部20a,20bがギア部18cに係合した状態が保持されるようになって いる。
【0016】 さらに、上記方向切換突片20においてはその左右両端部が、上記胴体13の 左右(図2では上下)に形成された開口部21から外部に突出するようにされて おり、作業者による揺動切換操作が可能とされている。すなわち、作業者が、上 記方向切換突片20を揺動操作することより、適宜上記ソケット18の回転阻止 方向を変更できるようになっている。
【0017】 上記把持部14は、上記レンチ本体12に連結される略円柱状の主軸部材26 と、この主軸部材26に外嵌される円筒状のハンドル部材32と、このハンドル 部材32の後端部(図2では右側端部)に結合されるシノ部材16とから構成さ れている。
【0018】 上記主軸部材26は、図2に示すように、細軸部分26aと太軸部分26bと を有し、この細軸部分26aの先端部に形成された連結突起26cがピン27に よって上記胴体13の後端部に折曲自在に連結されている。
【0019】 上記細軸部分26aには、カラー28及びバネ30が挿通されており、このバ ネ30の付勢力によりカラー28が上記胴体13に押圧されるようになっている 。このとき、上記バネ30は、ハンドル部材32から外部に露出することがない ようにされている。その一方で、上記太軸部分26bの後側の部分には、C型止 め輪等の抜止めリング34及びカラー36が挿通され、これらの部材が、ボルト 40により主軸部材26の後端部に取付けられた座金38及びスプリングワッシ ャ38により主軸部材26に固定されている。
【0020】 上記主軸部材26に外嵌されるハンドル部材32には、同図に示すように、そ の内周面に上記抜止めリング34に対応する溝部32aが形成されており、上記 抜止めリング34がこの溝部32aに突入している。すなわち、上記主軸部材2 6とハンドル部材32との関係では、主軸部材26に対するハンドル部材32の 相対回転のみが許容されるようになっている。
【0021】 上記シノ部材16は、例えば、先端部が先細りに形成された鉄棒で、図1に示 すようにその中間部位から先端部位に亘ってわずかに折曲されており、また、そ の基端部位には、その軸方向と直交する方向に貫通孔16aが形成されている。
【0022】 上記シノ部材16の上記ハンドル部材32への結合は、図3に示すように、シ ノ部材16をその基端部側から上記ハンドル部材32の後端部に挿通した後、貫 通孔16aを、これに対応してハンドル部材32後端部位に形成された一対の穿 孔部32bに一致させ、この穿孔部32bと貫通孔16aとに亘ってスプリング ピン42を圧入することにより行われている。なお、ハンドル部材32において は、図2に示すように、穿孔部32bが形成される部分の肉厚が多少厚く設けら れており、上記シノ部材16への衝撃等による穿孔部32b周辺の変形や破損を 防止するようにされている。
【0023】 そして、同図に示すように、上記スプリングピン42には、作業時の工具落下 を防止するための落下防止用ロープ44が挿通されており、作業時には、ラチェ ットレンチ10がこの落下防止用ロープ44により作業者に拘束されるようにな っている。
【0024】 次に、以上のように構成された上記ラチェットレンチ10の作用について説明 する。
【0025】 上記ラチェットレンチ10を用いてナットの締結作業を行う際には、先ず、ナ ットのサイズに対応する小径ソケット18a、あるいは大径ソケット18bを選 択し、これに応じて、図1に示すように把持部14を胴体13に対して矢印X1 あるいはX2の方向に折曲する。このとき、例えば、大径ソケット18bを選択 した場合には、把持部14を矢印X1方向に折曲するようにする。
【0026】 そして、ナットの締め付け方向に応じて方向切換突片20を揺動操作して、ソ ケット18の回転阻止方向を決定する。一般に、ナットの締め付け方向は時計回 りであるから、上記のように大径ソケット18bを使用する場合には、方向切換 突片20を図2の破線に示すように切換えて、ソケット18の時計回りの回転を 阻止するようにする。
【0027】 その後、大径ソケット18をナットに係合させ、作業者が把持部14を把持し てレンチ本体12を回転させることによりナットの締結が行われる。このとき、 ハンドル部材32が主軸部材26に対して相対回動可能とされているので、作業 者は持ち変え等を行うことなく、レンチ本体12を連続して早廻しすることがで き、これによりレンチ本体12に係合されているナットを一気にボルト部材に捩 じ込むことができる。従って、ボルト等の軸長が比較的長い場合のナットの締め 付けには都合がよい。
【0028】 そして、ナットがボルト部材に対して適度に螺着されると、上記のように折曲 された状態にある把持部14をもとの状態、すなわち胴体13と把持部14とを 真直な状態(図1の実線に示す状態)にもどし、さらにナットを締め付けること により、ボルト部材に対してナットが強固に螺着されることになる。
【0029】 一方、ラチェットレンチ10を用いて針金の締め付けを行う場合、例えば足場 の設置作業において、プレート部材をパイプ部材に固定する場合には、図1の実 線に示すように胴体13と把持部14とを直線状態として、プレート部材とパイ プ部材とに亘り複数回巻き付けられた針金の先端部と終端部とを、シノ部材16 を用いて一体にねじることにより針金を締め付け、これによりプレート部材をパ イプ部材に固定するようにする。このとき、作業者は把持部14の部分を把持す るようにするが、より強固な力が必要な場合には、レンチ本体12を把持して、 作用点となるシノ部材16との距離を長めに確保するようにしても構わない。
【0030】 以上説明したように、上記ラチェットレンチ10によれば、ナット等の締結に 使用されるレンチ本体12と、針金の締め付け等に使用されるシノ部材16とを 把持部14を介して連結し、これによりレンチ及びシノという2種類の工具を一 体化したので、工具の保管や携帯に有利であるとともに、落下防止用ロープ44 を一本でまかなうことができ、従来のようにレンチ及びシノの双方の落下防止用 ロープ同士が絡み合い、これにより作業に支障を生ずるような不都合がない。
【0031】 また、ラチェットレンチ10では落下防止用ロープ44がハンドル部材32と シノ部材16とを結合するスプリングピン42に挿通されるようになっているの で、落下防止用ロープを確実にラチェットレンチ10に取り付けることができ、 これにより落下防止用ロープ44からラチェットレンチ10が離脱することがな く、従って工具の落下を確実に防止することができる。しかも、ナット等の締結 作業時に、把持部14をレンチ本体12に対して折曲し、ハンドル部材32を把 持して連続早廻しする場合でも、主軸部材26に対して相対回動可能なハンドル 部材32に落下防止用ロープ44が取付けられているので、ハンドル部材32自 体が回転されることがなく、これにより回転落下防止用ロープ44がねじれたり 、作業の邪魔になる等の煩雑さがない。
【0032】 さらに、シノ部材16を用いて針金の締め付けを行う場合には、レンチ本体1 2と把持部14を直線状態とすることで、把持部14やレンチ本体12の部分を 作業時の把持部として利用することができるので、シノ部材16自体の寸法を比 較的短くすることが可能となる。すなわち、ラチェットレンチ10の重量が、従 来のように2つの工具を携帯した場合と比較して軽減されることになるので、作 業者の負担が軽減されて高所での作業等には極めて都合がよい。
【0033】 また、上記実施例では、主軸部材26に取付けられたバネ30の付勢力により カラー28をレンチ本体12に押圧することで、把持部14とレンチ本体12と の一体性を確保するようにしてあるが、このときバネ30が図2に示すようにハ ンドル部材32内に埋設されて外部に露出しないようにされているので、これに より作業中及び折曲時等に作業者の衣服がバネ30に挾まれる等の煩雑さがない という利点もある。
【0034】 なお、上記実施例のラチェットレンチ10は、本考案の一実施例であり、その 構成は本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記ラチ ェットレンチ10における把持部14の構造を、図4及び図5に示す把持部14 a、14bのような構造としても構わない。以下にその構成を簡単に説明する。
【0035】 図4に示す把持部14aでは、細軸部分50aと太軸部分50bとを有し、太 軸部分50bの外径がハンドル部材53の内径よりも充分に小さく形成された主 軸部材50が適用され、その細軸部分50aにカラー28,51及びバネ30が 、バネ30を各カラー28,51により軸方向に挾んだ状態で挿通されている。 その一方で、太軸部分50bにカラー54が挿通され、ハンドル部材53に装着 された抜止めリング34に当接された状態で、太軸部分50bの溝部50cに装 着されたC型止め輪等の固定リング52により固定されている。なお、主軸部材 50の後端部とシノ部材16の基端部との間には、図4に示すように適度の隙間 Rが確保されるようになっている。
【0036】 このように構成された把持部14aを具備するラチェットレンチでは、上記実 施例のラチェットレンチ10のように構造上ビス(上記実施例のビス40)を用 いていないので、ラチェットレンチの使用中にビスが緩む等の心配がない点で有 利である。また、この把持部14aの構造では、シノ部材16に衝撃が加えられ た場合、例えば図4において左側方向への衝撃が加えられた場合に、シノ部材1 6、ハンドル部材53、抜止めリング34及びカラー51が、隙間Rの範囲で一 体的に左側方向に移動され、これによりシノ部材16への衝撃がバネ30により 弾性的に受けられることになる。従って、上記実施例のように、衝撃をハンドル 部材32の穿孔部32bの部分で受けることがなので、把持部14aのハンドル 部材53においては、シノ部材16の取付け部分の厚みを必ずしも厚く設けるこ となく衝撃による変形や破損を防止できるので、ハンドル部材の製造、あるいは ラチェットレンチの組立面で極めて都合がよい。
【0037】 一方、図5に示す把持部14bは、上記把持部14aの構造をより簡素化した もので、細軸部分55aと太軸部分55bとを有し、太軸部分55bの外径がハ ンドル部材53の内径とほぼ同等に形成された主軸部材55が適用され、上記カ ラー28,51、バネ30及び抜止めリング34が全て細軸部分55aに挿通さ れ、抜止めリング34が細軸部分55aの最奥部で太軸部分55bに押圧された 状態でハンドル部材53の溝部32aに突入されている。
【0038】 このように構成された把持部14bを具備するラチェットレンチにおいても、 上記把持部14aを具備したものと同様に、シノ部材16への衝撃をバネ30に より弾性的に受けることができる。また、上記把持部14aよりも部品点数が少 なくその構造が簡素化されているので、上記把持部14aと比較すると、コスト や製造の面においてより有利なものとなっている。
【0039】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ラチェット回動機構により回動されるソケット 部材を具備してなるレンチ本体と、この本体に折曲自在に連結される主軸部材と 、この主軸部材に相対回動自在に外嵌されるハンドル部材とを備えたラチェット レンチにおいて、上記ハンドル部材の後端に筒部を設けるとともに、この筒部に シノ部材を嵌入し、上記ハンドル部材とシノ部材とに亘って、上記ハンドル部材 の軸方向と直交する方向に筒状のピン部材を嵌入することにより、上記ハンドル 部材の後端にシノ部材を結合し、上記ピン部材に落下防止用ロープの挿通孔を設 けたので、作業性の向上と工具の落下防止を好適に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシノ付早廻しラチェットレンチの
一例を示す斜視図である。
【図2】本考案に係るシノ付早廻しラチェットレンチの
一例を示す断面図である。
【図3】シノ部材の結合手段を示す斜視図である。
【図4】把持部の別の一例を示す断面図である。
【図5】把持部の別の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 シノ付早廻しラチェットレンチ 12 レンチ本体 14 把持部 16 シノ部材 18 ソケット 26 主軸部材 32 ハンドル部材 42 スプリングピン 44 落下防止用ロープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラチェット回動機構により回動されるソ
    ケット部材を具備してなるレンチ本体と、この本体に折
    曲自在に連結される主軸部材と、この主軸部材に相対回
    動自在に外嵌されるハンドル部材とを備えたラチェット
    レンチにおいて、上記ハンドル部材の後端に筒部を設け
    るとともに、この筒部にシノ部材を嵌入し、上記ハンド
    ル部材とシノ部材とに亘って、上記ハンドル部材の軸方
    向と直交する方向に筒状のピン部材を嵌入することによ
    り、上記ハンドル部材の後端にシノ部材を結合し、上記
    ピン部材に落下防止用ロープの挿通孔を設けたことを特
    徴とするシノ付早廻しラチェットレンチ。
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JP2019000967A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 株式会社 アイダ 締緩用工具
JP2019119993A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 中国電力株式会社 鋼材用孔あけテンプレート

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