JPH0551644U - 刷版の加工装置 - Google Patents
刷版の加工装置Info
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- JPH0551644U JPH0551644U JP10391991U JP10391991U JPH0551644U JP H0551644 U JPH0551644 U JP H0551644U JP 10391991 U JP10391991 U JP 10391991U JP 10391991 U JP10391991 U JP 10391991U JP H0551644 U JPH0551644 U JP H0551644U
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- printing plate
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 刷版を所定の位置に保持した状態で切断加工
及び曲げ加工を連続して行うことで加工精度を向上させ
ると共に、見当合せを容易で、且つ、短時間に行うこと
がで生産性を向上させる。 【構成】 刷版の加工装置において、刷版11の下面を
支持する版曲げ型としてのアンビル61,67と、その
版曲げ型61,67上に載置された刷版11を上面より
押える版押え部材62,68と、退避位置から版曲げ型
61,67より外方に突出した刷版11端部の上方及び
下方に移動自在で、且つ、一方が刷版11に接近した状
態で他方が一方に係合して刷版11の端部を切り落とす
上刃56及び下刃51と、版曲げ型61,67より外方
に突出した刷版11端部を折り曲げる版曲げ部材64,
70とを具え、刷版11の端部を切り落として取付基準
面12,13を形成すると共にその端部に沿って折り曲
げて曲げ部15,16を形成する。
及び曲げ加工を連続して行うことで加工精度を向上させ
ると共に、見当合せを容易で、且つ、短時間に行うこと
がで生産性を向上させる。 【構成】 刷版の加工装置において、刷版11の下面を
支持する版曲げ型としてのアンビル61,67と、その
版曲げ型61,67上に載置された刷版11を上面より
押える版押え部材62,68と、退避位置から版曲げ型
61,67より外方に突出した刷版11端部の上方及び
下方に移動自在で、且つ、一方が刷版11に接近した状
態で他方が一方に係合して刷版11の端部を切り落とす
上刃56及び下刃51と、版曲げ型61,67より外方
に突出した刷版11端部を折り曲げる版曲げ部材64,
70とを具え、刷版11の端部を切り落として取付基準
面12,13を形成すると共にその端部に沿って折り曲
げて曲げ部15,16を形成する。
Description
【0001】
本考案は刷版の端部を切り落として取付基準面を形成すると共にその端部を折 り曲げて曲げ部を形成する刷版の加工装置に関する。
【0002】
図11に版胴に装着される刷版を示す。オフセット輪転印刷機による印刷作業 において、品質の優れた印刷物を得るためには刷版を印刷ユニットの版胴に正確 に位置決めする必要がある。そこで、図11に示すように、予め、刷版11に取 付基準面12,13や位置決め基準孔としての焼付用孔14を形成すると共に、 この刷版11のくわえ側と尻側に版胴装着用の曲げ部15,16を形成しておく 。そして、この刷版11を図示しない版胴に装着するには、刷版11のくわえ側 を版胴のギャップに差し込んでこの刷版11を版胴の周面に巻き付け、取付基準 面12,13を版胴の基準ブロックに適合させることで左右の見当合わせを行う 。そして、刷版11の尻側を版胴のギャップに差し込んで締めることでこの刷版 11が版胴に固定される。
【0003】 上述したように刷版11を版胴に装着するには、予め、刷版11に取付基準面 12,13や焼付用孔14、刷版11のくわえ側曲げ部16及び尻側曲げ部15 を形成しておかなければならない。従来、例えば、刷版11に取付基準面12, 13を形成するには、まず、刷版11を焼付用孔14を基準としてカット装置に セットして刷版の端部を切断し、次に、同様に刷版11を焼付用孔14を基準と して版曲げ機にセットしてくわえ側及び尻側の端部を折り曲げていた。
【0004】 ところが、このような刷版の加工方法では、刷版11の端部の切断と折り曲げ をそれぞれ別の装置によって加工して取付基準面12,13及び各曲げ部15, 16を形成しているので、各装置への刷版11の取付、取外を何度も行わなけれ ばならず、作業が面倒となってしまう。また、カット装置及び版曲げ機への刷版 11のセットは焼付用孔14を基準として行ってはいるものの、必ずしも同一の 取付状態とはならず、高い加工精度を得ることは困難であった。そして、低い加 工精度の刷版を版胴に装着するには各色の見当合せに時間がかかり、多量な損紙 を発生させてしまう。
【0005】 このような問題点を解決するものとして、実開平1−89132号公報に開示 されたものがある。図12に従来の刷版の加工装置の要部断面を示す。図12に 示すように、刷版11は版曲げ型板101上に載置され、版押え梁102によっ て上面から押さえられる。この状態で、まず、曲げ具押え板103を回動して刷 版11の側端部を折り曲げ、次に、流体圧シリンダ104によってカッタ105 を押し下げて端部を切り落としている。なお、詳細は公報を参照願いたい。
【0006】
ところが、上述した従来の刷版の加工装置にあっては、カッタ105が版曲げ 型板101と共に曲げ具押え板103のサポートを兼ねているが、このカッタ1 05は下方に移動できるようになっている。そのため、曲げ具押え板103によ る刷版11の折り曲げ時に刷版11の支持が不十分となってこの刷版11にゆが みが生じて正確な曲げ加工を行うことができないという問題がある。
【0007】 また、この刷版の加工装置にあっては、曲げ具押え板103にカッタ105と の干渉を避けるための切欠が形成されており、そのため、刷版11の折り曲げ時 に刷版11の端部を曲げ具押え板103によって押えることができず、この部分 での刷版11のゆがみや変形が生じてしまうという問題がある。
【0008】 本考案はこのような問題を解決するものであって、刷版の切断及び曲げ加工精 度の向上を図った刷版の加工装置を提供することを目的とする。
【0009】
上述の目的を達成するための本考案の刷版の加工装置は、刷版の端部を切り落 として取付基準面を形成すると共にその端部に沿って折り曲げて曲げ部を形成す る刷版の加工装置において、刷版の下面を支持する版曲げ型と、該版曲げ型上に 載置された刷版を上面より押える版押え部材と、退避位置から前記版曲げ型より 外方に突出した刷版端部の上方及び下方に移動自在で、且つ、一方が該刷版に接 近した状態で他方が一方に係合して該刷版の端部を切り落とす上刃及び下刃と、 前記版曲げ型より外方に突出した刷版端部を折り曲げる版曲げ部材とを具えたこ とを特徴とするものである。
【0010】
刷版が版曲げ型上の所定の加工位置に位置決めされて版押え部材によって上面 より押えられた状態で、上刃及び下刃が退避位置から版曲げ型から外方に突出し た刷版端部の上方と下方にそれぞれ移動し、まず、上刃及び下刃の一方が刷版に 接近し、他方が一方に係合することで刷版の端部を切り落として取付基準面を形 成する。そして、上刃及び下刃が退避した後に版曲げ部材が刷版端部を折り曲げ て曲げ部を形成する。
【0011】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0012】 図1に本考案の一実施例に係る刷版の加工装置の平面、図2にオートローディ ング機構を表す平面、図3に刷版のカット装置の平面、図4に刷版のカット装置 の正面、図5に刷版のカット装置の側面、図6乃至図8に刷版のカット装置の作 用説明、図9に刷版の曲げ装置を表す図1のA−A断面、図10に刷版の曲げ装 置を表す図1のB−B断面を示す。なお、従来と同様の機能を有する部材には同 一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0013】 本実施例の刷版の加工装置は、図1に示すように、加工装置本体21に刷版の 仮位置決め装置22と刷版のオートローディング機構23と刷版の位置決め装置 24と刷版のカット装置25と刷版の曲げ装置26,27とが具えられて構成さ れている。
【0014】 図1に示すように、刷版11の加工装置本体21は移動自在で、且つ、所定の 位置に停止保持することでできるようになっており、この加工装置本体21の上 部には水平をなす基盤31が取付けられ、基盤31上には刷版11の支持板32 及び仮位置決め装置22、オートローディング機構23、位置決め装置24、カ ット装置25が所定の位置に装着されている。
【0015】 刷版の仮位置決め装置22はオペレータが加工装置本体21に刷版11を載置 したときに刷版11をその位置に仮位置決め保持するものであって、刷版11の 縦方向と横方向のそれぞれ一方の移動を規制している。即ち、図1に示すように 、基盤31上には一対の仮位置決めピン33が図1において上下に並設されると 共に図1において上部に仮位置決めガイド34が位置し、それぞれ図示しないエ アシリンダによって垂直移動自在に支持されている。
【0016】 従って、オペレータは刷版11を支持板32上に載置し、この刷版11の2方 向端部を2つの仮位置決めピン33及び仮位置決めガイド34に当接することで 図1に示す刷版仮位置決め位置11aに位置決め保持されることとなる。
【0017】 刷版のオートローディング機構23は、図2に示すように、加工装置本体21 の刷版仮位置決め位置11aにある刷版11を刷版加工位置11bまで移動させ ると共に、刷版11の加工後に刷版加工位置11bから刷版排出位置11cに移 動させるものである。
【0018】 基盤31上には3本の平行をなすレール35が敷設されており、このレール3 5には移動体36が移動自在に支持され、エアの給排によって往復移動及び停止 することができるようになっている。移動体36の上部には上向きコ字状をなす ブラケット37が固定されており、このブラケット37の両側部には版クランプ 38がそれぞれ取付けられている。版クランプ38は上下に一対の爪39を有し ており、この一対の爪39はエアの給排によって開閉することで刷版11を保持 、解放することができる。
【0019】 刷版の位置決め装置24は刷版11の加工前にこの刷版11を所定の位置に正 しく位置決めするものであり、刷版加工位置11bに移動した刷版11に対して 2つの焼付用孔14に後述する基準ピンを嵌入することで位置決めを行う。
【0020】 即ち、図1に示すように、加工装置本体21には刷版11の2つの焼付用孔1 4(図11参照)の位置に対応してそれぞれ先端部がテーパ形状をなす基準ピン 40が配設され、各基準ピン40は図示しないエアシリンダによって垂直移動自 在に支持されている。また、刷版11の上側に沿って回動軸41が回動自在に支 持され、この回動軸41の一端部にはロータリアクチュエータ42が連結されて いる。そして、回動軸41には基準ピン40に対応した位置に版押えレバー43 の基端部が固結される一方、この版押えレバー43の先端部には基準ピン40の 先端部が遊嵌するU字形状の切欠44が形成されている。
【0021】 従って、刷版11がオートローディング機構23によって刷版加工位置11b に移動したときに、エアシリンダによって基準ピン40を上昇させて刷版11の 焼付用孔14に嵌合させると共に、ロータリアクチュエータ42によって回動軸 41を回動させて版押えレバー43の先端部によって刷版11の上面を押えるこ とで、刷版11を刷版加工位置11bに位置決め保持することができる。
【0022】 カット装置25は刷版11の取付基準面12,13(図11参照)を形成する ものであって、図1に示すように、加工装置本体21の基盤31上における左方 の上部(くわえ側)及び下部(尻側)に配設されている。なお、このカット装置 25はくわえ側及び尻側で対称で配設され、両者ともほぼ同様の構造をなしてい るため、ここではくわえ側のカット装置25についてのみ説明する。
【0023】 図3乃至図5に示すように、基盤31上には2つの平行なレール45を有する レールユニット46が固定され、この平行なレール45には移動板47が移動自 在に支持され、エアシリンダ48によって作動することができるようになってい る。移動板47上には複数のガイドロッド49が立設されて上部が上板50に取 付けられている。そして、上板50に取付けられたエアシリンダ53のピストン ロッドには下刃51が固定された下刃ホルダ52が移動板47上に立設されたガ イドロッド49に垂直移動自在に取付けられ、エアシリンダ53によって作動す ることができるようになっている。また、移動板47上にはこの下刃51に隣接 して複数のガイドロッド54が立設されており、このガイドロッド54には上刃 56が固定された上刃ホルダ57が垂直移動自在に取付けられ、移動板47に取 付けられたエアシリンダ58によって作動することができるようになっている。
【0024】 従って、刷版加工位置11bに保持された刷版11に対してエアシリンダ48 によって移動板47を移動することで、上刃56及び下刃51を退避位置から加 工位置に移動することができる。この状態からエアシリンダ58によって上刃ホ ルダ57と共に上刃56を下降して上刃56の下面を刷版11の上面に接近させ る一方、エアシリンダ53によって下刃ホルダ52と共に下刃51を上昇させて 上刃56と係合させることで、上刃56と下刃51とよって刷版11の角部を切 り落として取付基準面12を形成することができるようになっている。
【0025】 刷版の曲げ装置26は刷版の尻側を折り曲げて曲げ部16を形成し、一方、曲 げ装置27は刷版のくわえ側を折り曲げて曲げ部15を形成するものであって、 図1に示すように、加工装置本体21の尻側及びくわえ側(図1の上部及び下部 )に配設されている。
【0026】 尻側の刷版の曲げ装置26において、図1及び図9に示すように、基盤31上 には図1において下部左右方向に沿ってアンビル61が位置し、シリンダ62に よって図1において上下方向に移動自在に支持されている。このアンビル61の 上方には断面下向きコ字形状の版押え部材62が位置し、各端部が移動板63に 固定されている。また、この版押え部材62に隣接して互いに平行をなす版曲げ 部材64が位置し、各端部が移動板63に枢支されている。そして、版曲げ部材 64の一端部にはピニオン65が連結されており、このピニオン65には移動板 63に装着された図示しないエアシリンダによって移動可能なラック66が噛み 合っている。
【0027】 一方、くわえ側の刷版の曲げ装置27において、図1及び図10に示すように 、基盤31上には図1において上部左右方向に沿ってアンビル67が固定されて いる。このアンビル67の上方には断面下向きコ字形状の版押え部材68が位置 し、各端部が移動板69に固定されている。また、この版押え部材68に隣接し て互いに平行をなす版曲げ部材70が位置し、各端部が移動板69に枢支されて いる。そして、版曲げ部材70の一端部にはピニオン71が連結されており、こ のピニオン71には移動板69に装着された図示しないエアシリンダによって移 動可能なラック72が噛み合っている。
【0028】 従って、刷版加工位置11bに位置し、各エアシリンダによって移動板63, 69を下降させることで版押え部材62,68によって刷版11が押え付けられ る。そして、刷版加工位置11bに保持された刷版11に対してエアシリンダに よってラック66,72を移動して各ピニオン65,71を回動させると、版曲 げ部材64,70は図9及び図10においてそれぞれ矢印方向に移動し、刷版1 1の尻側とくわえ側を折り曲げて曲げ部15,16を形成することができるよう になっている。
【0029】 以下、上述した刷版の加工装置の作用について各図面に基づいて説明する。な お、本実施例の刷版の加工装置において、刷版11の加工作業手順は図示しない 制御装置によって自動的にプログラムされているものである。
【0030】 図1に示すように、オペレータは刷版の加工装置の主電源をONとし、加工す る刷版11を加工装置本体21の支持板32上に載置し、この刷版11を2つの 仮位置決めピン33及び仮位置決めガイド34によって刷版仮位置決め位置11 aに仮位置決めする。
【0031】 ここでオペレータは加工装置のスタートスイッチをONとすることで刷版11 の加工が自動的に行われる。即ち、まず、図2において実線位置にある2つの版 クランプ38にエアを供給することにより一対の爪39が閉じ、刷版11を保持 する。そして、2つの仮位置決めピン33及び仮位置決めガイド34を下降させ て刷版11の仮位置決め保持を解除する。次に、図オートローディング機構23 によって移動体36をレール35に沿って移動させることで、版クランプ38が 保持した刷版11を刷版仮位置決め位置11aから同図左方に移動して二点鎖線 で示す刷版加工位置11bに移動させる。そして、各版クランプ38の一対の爪 39を開けて刷版11の保持を解除する。
【0032】 ここで、刷版加工位置11bに位置した刷版11の加工位置の位置決めを行う 。まず、図1に示すように、位置決めピン40を上昇させて先端部を刷版11の 焼付用孔14に嵌合させる。次に、ロータリアクチュエータ42によって回動軸 41を回動して版押えレバー48の先端部によって刷版11の上面を押える。従 って、刷版11が刷版加工位置11bに正確に位置決め保持されると共に浮き上 がりが防止される。
【0033】 このように刷版11が刷版加工位置11bに位置決め保持された状態で、本実 施例では刷版11の取付基準面12,13の切断加工及びくわえ側曲げ部16及 び尻側曲げ部15の曲げ加工が行われる。ここで、図1及び図9に示すように、 エアシリンダ62を作動して退避していた一方のアンビル61を前進させると共 にエアによって刷版11を吸引してこの刷版11を確実に支持し、まず、刷版1 1の取付基準面12,13の切断加工を行う。
【0034】 即ち、図3及び図4に示す退避している各カット装置25をエアシリンダ48 を作動することによってレール45に沿って移動させ、図6及び図7に示すよう に、刷版11の切断位置に位置させる。この状態からエアシリンダ58によって 上刃56を下降してこの上刃56の下面を刷版11の上面に接近させる。そして 、エアシリンダ53によって下刃51を上昇させて上刃56と係合させることで 、上刃56と下刃51とで刷版11の角部を切り落して取付基準面12を形成す る。このとき、刷版11は位置決めピン40及び版押えレバー43によって位置 決めされ、且つ、切断箇所の上面が上刃56によって保持された状態で下刃51 によって切断されるので、取付基準面12,13が高精度に加工される。なお、 切断加工終了後には上刃56と下刃51を元の位置に戻し、再び、エアシリンダ 48を作動して各カット装置25を退避させる。
【0035】 次に、このように刷版11の取付基準面12,13の切断加工を行ったくわえ 側曲げ部16及び尻側曲げ部15の曲げ加工を行う。まず、ロータリアクチュエ ータ42によって版押えレバー48による刷版11の保持を解除する。そして、 曲げ装置26,27において移動板63,69を介して版押え部材62,68を 下降することでこの版押え部材62,68により刷版11を押え付けると共に基 準ピン40を下降して刷版11の焼付用孔14から抜き取る。この状態で刷版1 1のくわえ側と尻側の曲げ加工を行う。
【0036】 即ち、図1及び図9、図10に示すように、刷版加工位置11bに保持された 刷版11に対してエアシリンダを作動してラック66,72を移動すると、この ラック66,72と噛み合う各ピニオン65,71が回動する。すると、版曲げ 部材64,70が、図9及び図10にそれぞれ矢印にて示すように、移動し、刷 版11の尻側とくわえ側を折り曲げて曲げ部15,16を形成する。なお、曲げ 加工終了後には版曲げ部材62,68を元の位置に戻し、版押え部材64,70 を上昇して刷版11の押えを解除する。
【0037】 その後、エアの吸引による刷版11の保持を解除すると共にエアシリンダ62 を作動して前進していたアンビル61を、再び、退避させる。そして、図2に示 すように、オートローディング機構23によって移動体36を前述と逆方向に移 動させることで、版クランプ38により刷版11を刷版加工位置11bから同図 右方に押して移動して刷版排出位置11cに移動させる。そして、クランプ38 が刷版仮位置決め位置11aに戻ると、仮位置決め装置22の仮位置決めピン3 3及び仮位置決めガイド40が復帰する。
【0038】 以上により刷版11の刷版11の取付基準面12,13の切断加工及びくわえ 側曲げ部16及び尻側曲げ部15の曲げ加工が終了する。従って、オペレータは 加工装置本体21から刷版11を取り出して刷版の加工装置の主電源をOFFと して作業が終了する。
【0039】 このように刷版加工作業の自動化を図ることでオペレータは作業割合が減少し 、刷版の加工作業においてオペレータに係る負担が軽減された。また、刷版11 の加工工程を刷版11の端部を切り落として取付基準面12,13を形成した後 にその端部に沿って折り曲げて曲げ部15,16を形成するようにし、このとき 、刷版11を位置決めピン40及び版押えレバー43によって位置決めし、且つ 、切断箇所の上面を上刃56によって保持した状態で下刃51によって切断した ので、刷版11の取付基準面12,13の切断加工及びくわえ側曲げ部16及び 尻側曲げ部15の曲げ加工を高精度に加工できる。
【0040】 なお、上述の実施例におけるカット装置25にあっては、刷版11に対して上 刃56を下降して刷版11の上面に接近させた後に下刃51を上昇させ、この上 刃56と下刃51とで刷版11の取付基準面12を形成するようにしたが、逆に 、刷版11に対して下刃51を上昇して刷版11の下面に接近させた後に上刃5 6を加工させて刷版11の取付基準面12を形成してもよいものである。
【0041】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の刷版の加工装置によれば 、刷版の下面を支持する版曲げ型と刷版を上面より押える版押え部材と退避位置 から版曲げ型より外方に突出した刷版端部の上方及び下方に移動自在で一方が刷 版に接近した状態で他方が一方に係合して刷版の端部を切り落とす上刃及び下刃 と版曲げ型より外方に突出した刷版端部を折り曲げる版曲げ部材とを設け、刷版 の端部を切り落として取付基準面を形成すると共にその端部に沿って折り曲げて 曲げ部を形成するようにしたので、刷版を所定の位置に保持した状態で切断加工 及び曲げ加工を行うことで位置ずれがなくなり、これによって高い加工精度が得 られ、見当合せが容易で、且つ、短時間に行うことができ、生産性を向上させる ことができると共に損紙の量が減少してコストダウンを図ることができる。また 、加工箇所を保持した状態で上刃あるいは下刃によって切断加工及び版曲げ部材 によって曲げ加工を行うこととなり、加工精度を向上させることができる。
【図1】本考案の一実施例に係る刷版の加工装置の平面
図である。
図である。
【図2】オートローディング機構を表す平面図である。
【図3】刷版のカット装置の平面図である。
【図4】刷版のカット装置の正面図である。
【図5】刷版のカット装置の側面図である。
【図6】刷版のカット装置の作用説明図である。
【図7】刷版のカット装置の作用説明図である。
【図8】刷版のカット装置の作用説明図である。
【図9】刷版の曲げ装置を表す図1のA−A断面図であ
る。
る。
【図10】刷版の曲げ装置を表す図1のB−B断面図で
ある。
ある。
【図11】版胴に装着される刷版の斜視図である。
【図12】従来の刷版の加工装置の要部断面図である。
11 刷版 12,13 取付基準面 14 焼付用孔 15,16 曲げ部 21 加工装置本体 22 刷版の仮位置決め装置 23 刷版のオートローディング機構 24 刷版の位置決め装置 25 刷版のカット装置 26,27 刷版の曲げ装置 51 下刃 56 上刃 61,67 アンビル(版曲げ型) 62,68 版押え部材 64,70 版曲げ部材
Claims (1)
- 【請求項1】 刷版の端部を切り落として取付基準面を
形成すると共にその端部に沿って折り曲げて曲げ部を形
成する刷版の加工装置において、刷版の下面を支持する
版曲げ型と、該版曲げ型上に載置された刷版を上面より
押える版押え部材と、退避位置から前記版曲げ型より外
方に突出した刷版端部の上方及び下方に移動自在で、且
つ、一方が該刷版に接近した状態で他方が一方に係合し
て該刷版の端部を切り落とす上刃及び下刃と、前記版曲
げ型より外方に突出した刷版端部を折り曲げる版曲げ部
材とを具えたことを特徴とする刷版の加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991103919U JP2563827Y2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 刷版の加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991103919U JP2563827Y2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 刷版の加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551644U true JPH0551644U (ja) | 1993-07-09 |
JP2563827Y2 JP2563827Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=14366837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991103919U Expired - Fee Related JP2563827Y2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 刷版の加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563827Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0189132U (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-13 |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP1991103919U patent/JP2563827Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0189132U (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2563827Y2 (ja) | 1998-02-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971104 |
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