JPH0551435B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0551435B2
JPH0551435B2 JP59050788A JP5078884A JPH0551435B2 JP H0551435 B2 JPH0551435 B2 JP H0551435B2 JP 59050788 A JP59050788 A JP 59050788A JP 5078884 A JP5078884 A JP 5078884A JP H0551435 B2 JPH0551435 B2 JP H0551435B2
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JP
Japan
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flywheel
ram
fastener
driving machine
solenoid
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JP59050788A
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JPS6016372A (ja
Inventor
Ii Kaarigan Jeimuzu
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Duo Fast Corp
Original Assignee
Duo Fast Corp
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Publication date
Application filed by Duo Fast Corp filed Critical Duo Fast Corp
Publication of JPS6016372A publication Critical patent/JPS6016372A/ja
Publication of JPH0551435B2 publication Critical patent/JPH0551435B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/06Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by electric power

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、一般にはフアスナ打込み機、より詳
細にはラムを駆動して釘やステープル等のフアス
ナに当てフアスナを被加工品に打ち込むために、
選択的にラムと接触するエネルギー貯蔵フライホ
イールを用いるフアスナ打込み機に関する。
従来技術 フアスナを被加工品に打ち込むためのエネルギ
ーを蓄える目的でエネルギー貯蔵フライホイール
を用いる形式のフアスナ打込み機はいくつか知ら
れている。典型的な従来の打込み機の例が、米国
特許第4042036号、第4121745号、第4129240号、
第4189080号、第4298072号、第4290493号、およ
び第4323127号に開示されている。上記特許文献
に開示されている打込み機は、釘やステーブルな
どのフアスナを被加工品に打ち込むことができる
が、重過ぎること、バランスが悪いことなどを含
めていくつかの欠点を有する。これらの欠点は、
複数のフライホイールを用いる打込み機に、特に
2個のフライホイールの各々を別個のモータを使
つて駆動する打込み機の場合には独特の問題が生
じる。そのほかに、従来の打込み機は、ラムの表
面やフライホイールの外周にブレーキ・ライニン
グや類似の材料などの高摩擦材料を使つている。
都合の悪いことは、そのような材料は、フライホ
イールの外周表面とラムの表面が接触するときに
生じる大きな相対速度のために摩耗する。さら
に、ブレーキ材料に作用する高い圧力で材料が早
期にぼろぼろになる。この結果、ラムまたはフラ
イホイールをひんぱんに取り換えなければならな
い。また従来の打込み機の場合は、ラムまたはフ
ライホイールに接近するのが容易でなく、したが
つて、それらの部品の交換に時間がかかり、また
費用も高くなりがちである。最後に、従来の打込
み機はラムを静止位置へ戻すために弾性部材を用
いているが、弾性部材は疲労に弱く、ある程度の
本数のフアスナを打ち込むと破損してしまうこと
が多い。
発明の概要 以上により、本発明の目的は、従来のフアスナ
打込み機の多くの欠点を克服したフアスナ打込み
機を提供することである。
他の目的は、フライホイールとラムの間でエネ
ルギーの転移を行なうためにラムの表面またはフ
ライホイールに高摩擦材料を張り付ける必要のな
いフアスナ打込み機を提供することである。
他の目的は、フライホイールとラムの間でエネ
ルギーの転移を行なうためにフライホイールとラ
ムの間に金属間接触を用いたフアスナ打込み機を
提供することである。
他の目的は、部品の摩耗と製造公差を補償する
ために、フライホイールとラム間の接触圧力を容
易に調整することができるフアスナ打込み機を提
供することである。
かかる目的を達成するため、本発明によれは、
ハウジングとこのハウジングに取り付けられた電
動機とを有するフアスナ打込み機であつて、ハウ
ジング内で上方位置と下方位置の間を往復動でき
るように取り付けられた鋼表面付きのラムと、ハ
ウジングに取り付けられ、電動機で駆動される鋼
製外周表面を有するフライホイールと、ラムの鋼
表面とフライホイールの鋼外周表面とを係合さ
せ、ラムを駆動してフアスナに係合させるための
手段とを備えていることを特徴とするフアスナ打
込み機が提供される。
好ましい実施例の説明 次に、図面、特に本発明のフアスナ打込み機1
0が図示されている第1図について説明する。第
1図に示したフアスナ打込み機10のハウジング
12は、垂直部分14と水平部分16を有する。
ハンドル18は打ち込まれるフアスナが入つてい
るマガジン20と同様に、ハウジング12に固定
されている。図示実施例の場合、マガジン20は
U形のステープルを保持するように設計されてい
るが、フアスナ打込み機を適宜修正して、他の適
当なマガジン、たとえば釘、その他のフアスナを
保持するように設計されたマガジンを使用するこ
とができる。
フアスナ打込み機は、さらに、前金具22、
AC主電源またはバツテリ電源のいずれからも電
力を供給することができる電動機24、エネルギ
ー貯蓄フライホイール26(第3図に最も詳細に
図示されている)、およびアイドラー・ホイール
28を有している。あとでその機能を説明する
が、安全ヨーク23は前金具22内に、隣接して
配置されている。駆動ベルト30は、電動機24
の軸34に固定されたプーリ32と、フライホイ
ール26の軸38に固定された第2のプーリ36
とを連結し、電動機24が励起されると、フライ
ホイール26を回転させる役目をする。
フライホイール26の軸38は、1対の軸受4
0,42でハウジング12内に支持されており
(第9図)、軸受は玉軸受、ニードル軸受その他適
当な軸受でもよい。フアスナ打込み部材、すなわ
ちラム44は、上記ハウジング14内に配置され
た部分組立体46(第3図、第4図、および第1
0図)によつて、ハウジング12内に支持されて
いる。部分組立体46は、ラム44上方および下
方行程を制限する役目をする上部行程制限バンパ
ー48と下部行程制限バンパー50を有してい
る。ゴム部材は、バンギーひもと呼ばれることも
ある緩衝ゴムひもが好ましく、複数のゴム糸を束
ねて作られており、ラム44をその最高位置に偏
倚させる役目をする。
アイドラー・ホイール28は、軸58によりハ
ウジング12の2つのスロツト54,56(第3
図と第9図)の間に支持されている。軸受60
は、アイドラー・ホイール28が軸58のまわり
に自由に回転できるようにする役目をし、ニード
ル軸受または青銅その他適当な材料から作られた
スリーブ軸受でもよい。アイドラー・ホイールの
軸58は、軸受58を支えている1対の腕64,
66と軸38の軸線まわりに旋回できるように取
り付けられた1対のより短かい腕68,70を有
するトツグル機構62(第1図、第3図、第8図
および第9図)によつてスロツト54,56内で
横に動かされる。腕64,68は、一端において
ねじ72で一緒に連結され、腕66,70は同様
なねじ74で一緒に連結されている。スペーサ7
6はねじ72,74を受け入れ、腕64,66,
68,70をフライホイール26の周囲に間隔を
おいた平行な関係に維持する役目をし、さらに、
あとで説明するように、フライホイール26とラ
ム44間の接触圧力を調節する役目もする。
1対のてこ腕78,80とU形部材81を用い
たリンク機構(第1図および第3図)は、スペー
サ76の反対端において、安全ヨーク23をトツ
グル機構62へ連結しており、前金具22と安全
ヨーク23が被加工品に接触したとき、トツグル
機構62を第1図および第3図に示した位置から
第6図に示した位置までトツグルさせる。打込み
機が被加工品から離れると、弾性部材、たとえば
ばね82がトツグル機構62を第1図および第3
図に示した位置へ戻す。
ハウジングの垂直部分14内に取り付けられた
ソレノイド84は、ソレノイドの電機子88を介
しててこ86を動かす。てこ86の縮小した幅の
端90は、ハウジング12の垂直部分14のスロ
ツト89内に保持されている。てこ86の他端に
あるU形切欠き91はソレノイドの電機子88の
みぞ92にはまつている。てこ86をラム44へ
機械的に連結するために、てこ86とラム44の
上部との間にキヤツプ94が挿置されており、ソ
レノイド84が励磁されると電機子88がソレノ
イド84内に引つ込められるので、ラム44はキ
ヤツプ94で押し下げられる。
ソレノイドの動作は、1対のスイツチ96,9
8で制御される。スイツチ96は、手動操作の引
き金、すなわち押しボタン100で制御され、こ
れに対し、スイツチ98はてこ78と80、U形
部材81、および針金リンク102を介して安全
ヨーク23で制御される。針金リンク102の一
端はスペーサに連結され、他端はスイツチ98に
隣接している。安全ヨーク23が被加工品に接触
したときスイツチ98のボタン99を押す役目を
する。押しボタン100が押され、かつ安全ヨー
ク23が被加工品で押された場合にのみソレノイ
ド84を励磁することができるように、両スイツ
チは配線されている。
動作について説明すると、フライホイール26
は、ラム44がフライホイール26に接触したと
きラム44を押し下げる方向に電動機24で回転
される。電動機は、押しボタン100を押すか、
あるいはハンドル18またはハウジング12の都
合のよい位置に設置することができる独立した
「オンオフ」・スイツチを「ON」すれば、励起さ
せることができる。好ましい実施例の場合には、
フライホイール26、アイドラー・ホイール2
8、およびラム44は、それらの間で、鋼対鋼接
触させるために、鋼で作られている。フライホイ
ール26に特に適した鋼は、高炭素クロム鋼、た
とえばタイプD−2または52100工具鋼である。
本実施例における鋼対鋼接触の場合には、ホイ
ール26の最適回転速度は、ホイール26の外周
において約120フイート/秒の接線速度が生じる
ような回転速度であることがわかつた。フライホ
イール26に貯蔵することができるネルギーの量
とフライホイール26およびラム44の耐久性と
の適当な妥協点として、120フイート/秒の接線
速度を選んだ。フライホイール26に貯蔵するこ
とができるエネルギーの量は、その質量とその回
転速度の2乗の関数であるから、あるサイズのフ
アスナを打ち込むのに一様なフライホイールの大
きさと重量を最小限にするためには、回転速度を
できるだけ高くすることが望ましい。しかしなが
ら、120フイート/秒以上の接線速度では、フラ
イホイール26の表面はラム44と接触したとき
スリツプする傾向があり、この結果、接触点、特
にラムの表面で摩擦加熱による酸化が生じる。そ
の酸化でラム44の寿命が短かくなり、結局フラ
イホイール26の外周表面が損傷する。
したがつて、本フアスナ打込み機においては、
フライホイール26の外周の接線速度を約120フ
イート/秒に制限している。本実施例の場合は、
フライホイール26の直径は、約2.7インチで、
フライホイール26の外周で120フイート/秒の
速度にするために、フライホイール26は約
10500rpmで回転する。
安全ヨーク23が被加工品に接触していないと
き、トツグル機構は、第3図に示すように、フラ
イホイール26とアイドラー・ホイール28を離
して保持するように置かれ、フライホイール26
とアイドラー・ホイール28の間隔はラム44の
厚さよりも大きい。この結果、この状態では、ラ
ム44へエネルギーは伝達されず、フライホイー
ル26が回転しているだけである。前金具22が
被加工品に当てられると、安全ヨーク23が上昇
し、部材81が第3図に示した位置から第6図に
示した位置へ下降し、腕68,70を軸38のま
わりに時計方向に旋回させる。これにより、腕6
4,66が下向きに右へ第6図に示した位置へ動
かされるので、アイドラー・ホイール28はフラ
イホイール26より近づけられるが、ラム44の
下部は厚さが薄くなつているので、ラム44がそ
の最高位置にある限り、フライホイール26はラ
ム44に接触しない。
ソレノイド84が励磁され、ラム44が十分に
押し下げられ、ラム44の厚い部分がフライホイ
ール26とアイドラー・ホイール28の間に置か
れると、初めて接触が起る。このソレノイド84
の励磁は、押しボタン100がスイツチ96を閉
じ、かつ第6図に示すように、安全ヨーク23が
被加工品に当てられてスイツチ98がラツド10
2で閉じられた場合にのみ生じる。上記のことが
起ると、ラム44が下向きに駆動されてマガジン
20内のフアスナ104に当り、フアスナを被加
工品に打ち込む。フアスナ104を打ち込むと
き、ラム44はその最低位置に達するまで下向き
に駆動され、最低位置では、ラム44の縮小厚さ
の部分106がフライホイール26とアイドラ
ー・ホイール28の間にはさまれる(第6図)。
これにより、ラム44とフライホイール26は一
時的に切り離されるので、ラム44が最低位置に
あるとき、前金具22と安全ヨーク23が被加工
品から離される前に、フライホイール26の表面
またはラム44が摩擦で損傷することはない。実
際には、第6図に示した位置はほんの瞬間的な位
置であり、その理由はフアスナ104が被加工品
に打ち込まれたときに生じる反動によつてフアス
ナ打込み機がはね上るからである。このはね上り
が起ると、前金具22と安全ヨーク23が被加工
品から離れ、トツグル機構62が第3図に示した
位置に戻るので、フライホイール26とアイドラ
ー・ホイール28の間隔は再び、ラム44の厚さ
よりも大きな値に広がる。
製造公差を補償し、かつ過大な滑りが生じない
ようにフライホイール26と接触するときラム4
4に最適な接触圧力が確実に加わるようにし、か
つラム44とフライホイール26の麻耗を補償す
るために、トツグル機構はフライホイール26と
アイドラー・ホイール28の間隔を容易に調節す
る機構を備えている。この調節機構は、製造過程
において生じる差異を補償するために、工場で、
さらに摩耗を補償するために、現場で調節するこ
とが可能であつて、スペーサ76の両端に設けら
れた1対の偏心端部103,105(第9図)を
有している。代りに、端部103,105をスペ
ーサ76の軸線と同心にして、腕64,66がは
まつているスペーサ76の部分103a,105
aを偏心させることができる。上記の装置は、本
発明による打込み機のもう1つの実施例について
記述した後半で説明する。偏心端部103,10
5は、それぞれに短かい腕68,70がはまつて
おり、スペーサ76がその軸線のまわりに回わさ
れると、短かい腕68,70に対し長い腕64,
66を動かす、したがつてフライホイール26に
対しアイドラー・ホイール28を動かす作用をす
る。レンチその他の類似の工具でスペーサ76を
回わすことができるように、スペーサ76の中央
部に一連の平らな部分107が形成されている。
フライホイール26とアイドラー・ホイール28
の間隔を調節するには、ハウジングから延びてい
る電機子88の部分を手で押して、ラム44の厚
い部分をフライホイール26とアイドラー・ホイ
ール28の間に移動させ、フライホイール26と
アイドラー・ホイール28の間にラム44がしつ
かりはされるまでスペーサ76を回わせばよい。
フライホイール26とアイドラー・ホイール28
の間に所定の間隔が得られたあとスペーサ76が
回わるのを防止するために、1対の固定ねじ10
8,109が準備されている。
ラム44は、緩衝ゴムひも52で上部バンパー
48と下部バンパー50の間に支持され、緩衝ゴ
ムひも52は、4個のプーリ110,112,1
14,116の上を通り、ラム44を通り、そし
て中空ひも穴117でラム44の上部に固定され
た横部材、すはわち行程制御停止部材118を通
つている。トツグル機構が第3図に示した離間し
た位置にトツグルされると、緩衝ゴムひも52は
ラム44を第6図に示した位置から第3図に示し
た位置へ復帰させる。
ラム44は、フライホイール26に接触する
と、迅速に加速される。第3図に示した位置から
第6図に示した位置への移動はほとんど瞬間的
で、たとえば約0.005−0.01秒程度である。その
ように迅速な加速は、ラムを上方位置に戻すため
に用いたどんな弾性部材にも苛酷なひずみを生じ
させる。この理由のために、緩衝ゴムひも52の
任意の一定区間に沿つて生じる伸びの量を最小限
にするため、緩衝ゴムひも52は比較的長く作ら
れている。
緩衝ゴムひも52を4個のプーリ110,11
2,114,116に掛け渡すことによつて、非
伸長状態での緩衝ゴムひもの長さはラム44の行
程長さのほヾ4倍になつている。その結果、ラム
44がその最高位置からその最低位置へ動かされ
たとき、緩衝ゴムひもは元の長さの約50%引き伸
ばされるだけである。このために、弾性部材を
100%またはそれ以上引き伸す必要のある従来の
方法に比べて緩衝ゴムひもの寿命は相当延びてい
る。さらに、軽量の全金属性ラム44を使用して
いるので、ラム44を迅速に加速しかつ行程限界
においてバンパー48,50で容易に停止させる
ことが可能である。
ラム44とその支持構造46は、上部および下
部バンパー48,50、緩衝ゴムひも52、およ
びプーリ110,112,114,116を含め
て、単一ユツトとして作られているので都合が良
い。支持構造46は、上部の3つの壁、ソレノイ
ド84、および壁119によつて、ハウジング1
2の垂直部分14内に配置され、ハウジング12
の垂直部分14から容易に取り外すことができ
る。第10図および第11図に最もわかり易く示
されているように、上部および下部バンパー4
8,50は、それぞれ対の半分48a,48b、
および50a,50bとして作られている。バン
パー48と50は、1対のU形の垂直支持部材1
20,122で分離されている。垂直支持部材1
20,122には、部材120,122からそれ
ぞれ突き出ている4個の軸124,126,12
8,130で支持された4個のプーリ110,1
12,114,116が入つている。軸124,
126,128,130の突出している部分は、
軸124,126,128,130が入る孔を有
する上部および下部バンパーの半分48a,48
bおよび50a,50bの支持部の役目をするの
で都合がよい。軸124,126,128,13
0は、バンパーの半分48a,48b,50a,
50bの孔に圧入されている。緩衝ゴムひも52
の端は、たとえば垂直支持部材120,122の
上端に設けられた1対の二又の支持部132,1
34で支持されている。
第10図および第11図からわかるように、ラ
ム44、バンパー48,50、および緩衝ゴムひ
も52は、プーリ110,112,114,11
6および垂直支持部材120,122と共に、ハ
ウジング12に容易に挿入し、取り外すことがで
きる完備した組立体を形成している。これはラム
44、バンパー48,50および緩衝ゴムひも5
2がフライホイール形フアスナ打込み機の中で最
も摩耗し易い部品だからである。したがつて、組
立体46の取り外しが可能のために、フアスナ打
込み機を分解する必要もなく、現場で最も摩耗し
やすい部品を容易に交換することができる。さら
に、組立体46は、4個のバンパー部分、4個の
同一プーリ、4個の同一の軸、および2個の同一
の垂直支持部材を用いた簡単な構造であるから、
ラム44、緩衝ゴムひも52、その他の摩耗した
部品を容易に交換することができ、また異なる交
換部数を多数保管しておく必要がない。それゆ
え、現場または修理工場のいずれにおいても最小
の努力で組立体46を修理または作り直すことが
できる。
以上のほかに、図示した構造は、緩衝ゴムひも
52の張力を調節する手段を備えているので便利
である。上蓋136を取り外すと緩衝ゴムひもの
端138,140が現われ、同時に上蓋136の
突起137で切欠き81内に保持されているてこ
86の縮小幅の端90が解放される。単に、緩衝
ゴムひもの端の一方を引き伸ばして、端にある結
び目の1つ、たとえば結び目142の位置を変え
ることによつて、緩衝ゴムひも52の張力を調節
して、摩耗に対し補償すること、あるいは異なる
利用に対しその張力を調整することができる。も
う1つの実施例の場合には、緩衝ゴムひも52を
ハウジングの垂直部分14の壁に通し、結び目1
42をハウジングの外側に置いて上蓋136を取
り外さなくても緩衝ゴムひも52の張力を調整で
きるようにしてもよい。結び目142は容易にほ
どくことができ、あるいは代りに、ひも52をハ
ウジングの垂直部分にあるスロツト内に支持して
上蓋136でしつかり保持することができるか
ら、結び目142をハウジング14の外側に置く
ことは、単体として組立体46を取り外すことが
できることに影響を及ぼすとは限らない。上記の
場合には、上蓋136を取り外せば、スロツトの
上面が現われるから、ゴムひも52をハウジング
12の壁から容易に外すことができよう。
フアスナを被加工品に打ち込むために必要なエ
ネルギーはフライホイール26に貯蔵されるか
ら、電動機24の大きさおよびピーク電力容量は
それほど重要ではない。エネルギーはフライホイ
ール26に貯蔵されるから、小型電動機を使用し
ても被加工品に打ち込むことが可能なフアスナの
サイズに影響しないが、フアスナを打ち込むこと
ができる速度には多少影響しよう。これは、小形
電動機を使用すると、フアスナを十分に打ち込め
る速度でフライホイール26を駆動するのに多少
時間がかかるためであり、いつたん、その速度に
達すれば、フライホイール26に蓄えられるエネ
ルギーは大形電動機を使つた場合と変らない。
ピーク電力要求が大きくないので、電動機24
としてバツテリで駆動される電動機を使うことも
可能である。たとえば、携帯バツテリ、たとえば
バツテリ144(第13図)をハンドル18内に
装着して使用すれば、完全に持ち運び可能な打込
み機が得られることがわかつた。
打込み機の後部の近くに電動機24(および使
用する場合にはバツテリ)を取り付ければ、前部
の近くに取り付けられたフライホイール26の重
量と釣合いがとれるので、バランスの良い打込み
機が得られる。それに加えて、比較的長いベルト
30を使用しているので、電動機24とフライホ
イール26間の動力結合にある程度の弾力性が付
与され、したがつて、ラム44がフライホイール
26に接触したとき電動機24に加わる衝撃が軽
減される。そのような弾性伝達のために、ラム4
4がフライホイール26に接触したとき電動機2
4の軸の速度低下は少くない。
次に、本発明によるフアスナ打込み機のもう1
つの実施例が図示されている第14図について説
明する。第14図の実施例の特徴は第1図の実施
例のそれに類似しているので、第14図の実施例
の各種構成部材は、第1図の実施例の対応する構
成部品より200大きい参照番号を付してある。
第14図のフアスナ打込み機のハウジング21
2は、ハンドル218、ハンドル218の延長軸
線の一端に配置された前部垂直部分214、およ
びハンドル218の延長軸線の他端に配置された
後部垂直部分219を有している。この実施例の
場合には、ハウジング212は、2個の半分21
2a,212bで作ることができるので都合がよ
い(第15図)。前部垂直部分214の半分およ
び後部垂直部分219の半分は、ハウジング21
2の各半分212a,212bと一体で作られて
いる。ハウジング212は軽量で、強度の高い、
適当な材料から作ることができ、この目的には、
衝撃に強いプラスチツクが適当であることがわか
つた。マガジン20と同様なマガジン220は、
ハウジング212に固定されており、前金具22
2を備えている。電動機24と同様な電動機22
4はハンドル218の延長軸線の下、ハウジング
212の後部垂直部分219に取り付けられてい
る。衝撃部材すなわちラム244と共同して衝撃
手段となるエネルギー貯蔵フライホイール226
(第16図参照)とアイドラー・ホイール228
は、電動機224と同様に、ハンドル218の延
長軸線の同じ側に、ハウジング212の前部垂直
部分214の中に取り付けられている。上記のよ
うに、電動機224とフライホイール226がハ
ンドル218の延長軸線の両端に、延長軸線の下
に取り付けられているので、打込み機のバランス
は良い。安全ヨーク223は、前金具222内に
隣接して配置されている。プーリ232は電動機
224の軸234に固定され、第2のプーリ23
6はフライホイール236の軸238に固定され
ている。駆動ベルト230はプーリ232と23
6を連結し、電動機224が励起されたときに
は、フライホイール226を回転させる役目をす
る。
回転するフライホイール226によつて生じた
摂動力を少なくとも幾分か減少させるために逆回
転するロータ手段が設置されている。図示実施例
の場合には、電動機224の電機子と軸がフライ
ホイールの回転方向とは反対の方向に回転し、逆
回転するロータ手段の役目をしている。したがつ
て、電動機224の電機子の逆回転質量は回転す
るフライホイール226によつて生じた摂動力を
相殺するように働く。
いろいろな駆動機構、たとえば歯車や摩擦連結
の駆動輪は逆回転を作るのに適しているけれも、
第14図に示すように、プーリ232と236の
間でベルト230を単に数字の8の図形に連結す
ることによつて、逆回転を簡単に、かつ有効に作
り得ることがわかつた。ベルトの行き違いの部分
が相互にこすれるのを防止するために、電動機2
24の軸はフライホイール226の軸に対して傾
斜しており(第15図および第23図参照)、ベ
ルト230の行き違いの部分は相手側から離れた
状態に維持される。
軸238フライホイール226は、1対の軸受
240,242(第20図)でハウジング212
内に支持されている。軸受240,242は軸受
40,42(第9図)と同じものでもよい。フア
スナ打込み部材、すなわちラム44は、部分組立
体46に類似した部分組立体246(第16図お
よび第25図)によつてハウジング212内に支
持されている。部分組立体246は、上部および
下部バンパー248,250と、ラム44をその
最高位置へ偏倚させるため使われる中実ゴムひも
252とから成つている。
前に説明した実施例の場合と同様に、アイドラ
ー・ホイール228は軸258でハウジング21
2の2つのスロツト254,256(第15図、
第16図および第17図)内に支持されている。
軸受60と同様な軸受260により、アイドラ
ー・ホイール228は軸258のまわりに回転す
ることができる。アイドラー・ホイールの軸25
8は、トツグル機構62と同様なトツグル機構2
62(第14図、第16図、第20図、及び第2
1図)によつてスロツトル254,256の中で
横に動かされる。トツグル機構262は、軸25
8を支持する1対の腕264,266と、軸23
8の軸線のまわりに旋回できるように取り付けら
れた1対のより短かい腕268を有している。腕
264,268は一端がねじ272で一緒に連結
され、腕266,270はねじ274で一緒に連
結されている。スペーサ276は、スペーサ76
の場合と同様にねじ272,274がねじ込ま
れ、フライホイール226とラム244間の接触
圧力を調節する役目をする。調節を行なうスペー
サ276の構造と作用は、スペーサ76のそれと
はいくらか異なつており、後で詳細に説明する。
1対のてこ腕278,280とU形部材281
(第14図おおび第16図)を用いるリンク機構
は、安全ヨーク223をトツグル機構262へ連
結しており、前金具222と安全ヨーク223が
被加工品に当てられると、トツグル機構262
を、ラム244に接触することができない開位置
から閉位置、すなわちラムに接触する位置ヘトツ
グルさせる。打込み機が被加工品から離される
と、ばね282がトツグル機構262を開位置へ
戻す。したがつて、トツグル機構262はトツグ
ル機構62(第3図および第6図)と同じように
動作する。
ソレノイド284は、垂直ハウジング214内
に取り付けられ、ソレノイドの電機子288を介
しててこ286を動かすようになつており、ソレ
ノイド284が前に説明した実施例のソレノイド
84の動作と同じように励磁されたとき、ラム2
44を押し下げる。てこ286は、ハウジングの
垂直部分214のスロツト289に保持される縮
小幅の端290と、ソレノイドの電機子288の
みぞ292にはまるU形切欠き291を有してい
る。キヤツプ294は機械的にてこ286とラム
244を連結している。上蓋336はソレノイド
組立体をおおい、そして、てこ286の縮小幅部
分290を突起337で切欠き289の中に保持
している。
1対のスイツチ296,298はソレノイド2
84の動作を制御し、スイツチ296は手動押し
ボタン300で制御され、スイツチ298はてこ
278,280,281および針金リンク302
を介して安全ヨーク223で制御される。このよ
うに、スイツチ286,298の動作は、前に説
明したスイツチ96,98の動作に類似してい
る。
第14図−第27図に示した実施例の動作は、
第1図−第13図に示した実施例と類似している
が、注意すべき相違点がいくつかある。それらの
相違点は、トツグル機構の調節機構の相違、フラ
イホイールの構造の相違、および前に触れたよう
に、摂動力を減少させるための電動機とフライホ
イールの逆回転である。
トツグル機構の相違に関しては、トツグル機構
262はトツグル機構62よりいくらか簡単であ
る。トツグル機構262(第19図および第20
図参照)の場合には、フライホイール226とア
イドラー・ホイール228の間隔の調節は、同様
にスペーサ276を回わすことによつて行なわれ
る。しかし、スペーサ276(第22図)の構造
は、スペーサ76の構造とはいくらか異なる。第
1は、スペーサを回わすための一連の平らな面が
付いておらず、スペーサ276には、その縦軸に
直角に、その胴部を貫通する孔307があけられ
ている。孔307に適当な工具、たとえばアイス
ピツク、けがき針、釘、その他適当な細長い物を
差し込んでスペーサ276を回わすことができる
ので都合がよい。さらに、スペーサ276には、
一連の目盛400が付いており、目盛400の個
個の線は腕260に付けられた指標402に合わ
され、フライホイール226とアイドラー・ホイ
ール228の間隔の調節を指示する。さらに、+
記号404と−記号406はフライホイール22
6とアイドラー・ホイール228の間隔を増した
り、減らしたりするのに必要な方向を示す。
スペーサ276とスペーサ76のもう1つの相
違は偏心部分の相対的位置である。スペーサ27
6の場合は、縮小端部のスペーサの軸線およびね
じ272,274を受け入れるねじ孔と同心であ
るが、1対の偏心部分303a,305aが設け
られている。偏心部分303a,305aは互い
に同心であるが、それらの軸線はスペーサ276
の軸線からホフセツトしているので、それらは対
応する部分303,305に対し偏心している。
したがつて、スペーサ276を回わすと、部分3
03a,305aはスペーサ276の軸線のまわ
りに偏心的に動いてフライホイール226とアイ
ドラー・ホイール228の間隔が調節される。こ
れは、スペーサ76の胴部と部分103a,10
5aに対し端部103,105が偏心しているス
ペーサ76の作用とは異なる。しかし、2つの縮
小直径端部が互いに偏心している限り、縮小直径
端部のどちらかスペーサの軸線からオフセツトし
ているかは重要なことではない。
間隔の調節をしたあとスペーサをその位置に保
持するために、1対の固定ねじ、たとえばねじ1
08,109(第8図および第9図について前に
説明した)の代りに、ねじ272,274(第1
9図および第20図)を使つて、この機能をさせ
ている。この機能は、縮小直径部分303,30
5の長さを、それぞれの腕268,270の厚さ
より短かく作ることによつて得られる。縮小直径
部分303,305はそれぞれの腕268,27
0の厚さより短かいから、ねじ272,274を
締めたとき、偏心部分303a,305aとねじ
272,274の頭部(または座金408,41
0)との間に腕268,270をしつかり割り込
ませることができる。したがつて、アイドラー・
ホイール228とフライホイール226の間隔を
調節したあと、単にねじ272,274を締め付
けるだけで、スペーサ276の設定は保持され
る。したがつて、固定ねじ、たとえば固定ねじ1
08,109(第8図および第9図)は不要であ
る。
フライホイール226(第27図)は1つの材
料から単一構造で作る必要はなく、1つ以上の材
料から作ることができる。たとえば、第26図に
示すように、フライホイール226は、最適に設
計されたフライホイールが得られるように一の材
料から作られたリム部分420と、他の材料から
作られたハブ部分422とで構成することができ
る。たとえば、リム420は比較的重い、耐久性
のある材料から作ることができ、これに対してハ
ブ422はより軽量の、多少弾力性のある材料、
たとえばナイロンなどのプラスチツクから作るこ
とができる。リム420に、より重い材料を集中
させることにより、より軽量のフライ・ホイール
が得られる。また、フライホイールに蓄えること
ができるエネルギーの量の大部分に貢献するの
は、フライホイールのリムに近い材料の質量であ
るから、フライホイールのエネルギー貯蔵能力を
犠牲にせずに重量の軽減化が達成される。また、
この複合フライホイールは、必要な工具鋼および
機械加工が少なくてするから、全てが鋼のフライ
ホイールよりも低コストにすることができる。
フライホイールの重量とコストが低減されるこ
とに加えて、1つ以上の材料の使用は、フライホ
イールのリム420およびハブ422に最適の材
料を選択することを可能にしている。たとえば、
リム420用の材料は最適の耐久性を有するもの
を選ぶことができ、これに対しハブ422用の材
料は他の性質、たとえば重量、圧縮およびせん断
強さ、および弾力性を有するものを選ぶことがで
きる。時に、もしハブ422を、堅いけれどもリ
ブ420を作るために使つた工具鋼より圧縮性の
ある弾性材料から作れば、フライホイール226
とアイドラー・ホイール228の間隔の調節は、
重要でなくなる。この結果、リム420やラム2
44が摩耗しても、トツグル機構をひんぱんに調
節する必要はなくなる。ハブ422に適した材料
としては、ポリエステルと約15%のガラス繊維、
硬質ウレタン、およびその他のプラスチツクを組
合せたロジツト(rosite)がある。
ハブ422に圧縮性があるので、フライホイー
ル226とアイドラー・ホイール228の間隔の
最初の調整を行なうとき、全金属のフライホイー
ルを用いる打込み機で許されるよりも、間隔をい
くらか狭くすることが可能である。これは、リム
420とラム244が共に摩耗して薄くなつた場
合でも、ハブ422が弾力性のある偏倚手段とし
て働き、リム244とラム244の接触を維持す
るからである。終りに、フライホイール226
は、図示のように、軸238から伸びている1対
の6角形の部分424,426にハブ422を金
型成形して取り付けられるが、ハブ422は軸2
38にねじ取り付けしてもよいし、あるいは他の
方法で取り付けることができることを理解された
い。
第25図に示した実施例において、ラム244
には、同様に、横部材、すなわち行程制限停止部
材318が付いている。しかしながら、停止部材
318とラム244をより強固に結合して、ラム
244の上方または下方限界においてラム244
が停止部材からはずれる可能性をなくすために、
1対の横に延びた部材428,430がラム24
4に付いている。停止部材318は横に延びた部
材428,430上に金型成形され、停止部材3
18が上部バンパー248または下部バンパー2
50に当つたとき、ラム244が停止部材318
から抜けるのを部材428,430が防止する。
前に述べたように、本発明にフアスナ打込み機
は、押しボタン100(または300)を押し、
かつ安全ヨーク23(または223)が被加工品
に当てられない限り、フアスナを打ち込むことが
できないように設計されている。上記2つの条件
のいずれか1つが欠ければ、フアスナは打ち込ま
れない。従来技術、たとえば米国特許第4298072
号においては、押しボタンで操作されるスイツチ
と安全ヨークで操作されるスイツチの双方が閉じ
ない限り、ソレノイドが励磁されないように、単
に押しボタンで操作されるスイツチと安全ヨーク
で操作されるスイツチをソレノイドと電源ライン
に直列に接続するだけで、この機能を得ていた。
しかしながら、ソレノイドを励磁するとき、比
較的短かい、できれば一定持続時間の大きな電流
でソレノイドを励磁することが望ましい。その理
由は、ラムが確実に正しく接触するようにラムを
アイドラー・ホイールとフライホイールの間に迅
速に押し入れ、そのあとラムがソレノイドの電機
子による干渉なしにその最高位置に戻すことがで
きるようにソレノイドの電機子を迅速に引つ込め
ることが望ましいからである。
したがつて、所定のパルスを発生させる調時手
段が設けられている。たとえば、ソレノイドを迅
速に励磁する上記のような電流パルスは、ソレノ
イドを通してコンデンサを放電させることによつ
て得られることがわかつた。コンデンサは、放電
したあと、ソレノイドの励磁を自動的に止める調
時回路すなわち調時手段の一部をなしている。
コンデンサをソレノイドに放電させるのに適し
た、しかし押しボタン安全ヨークの両方が押され
ない限りソレノイドの励磁を防止するための回路
のいくつかを第28図−第31図に示す。第28
図−第31図に示した回路は、押しボタン操作ス
イツチ96と安全ヨーク操作スイツチ98を通じ
て電動機24とソレノイド84の動作を制御する
ように図示されているが、上記回路を使つて、ス
イツチ296,298により電動機224とソレ
ノイド284を制御することができることを理解
されたい。
第28図に示した回路500の場合は、電動機
24は押しボタン操作スイツチ96の接点96a
とフユーズ502を介して電源に接続されてい
る。過負荷保護装置、たとえばフユーズ502を
使うことが望ましいが、フユーズ502は回路5
00の正しい動作には必らずしも必要でない。電
荷貯蔵コンデンサ508は、安全ヨーク操作スイ
ツチ98、電流制限抵抗504、および整流器ダ
イオード506を介して電源に接続されている。
コンデンサ508は、安全ヨーク操作スイツチ9
8と押しボタン操作スイツチ96の第2の接点9
6bを介してソレノイド84に選択的に接続され
る。ソレノイド84のインダクタンスで生じるス
イツチング時の過渡電圧を低減するためにソレノ
イド84の端子をまたいで過渡電圧抑止ダイオー
ド512が接続されている。打込み機を使用して
ないときコンデンサを放電させるために、コンデ
ンサ505をまたいでブリーダ抵抗510が接続
されている。
動作について説明すると、押しボタン100が
押されておらず、かつ安全ヨークが被加工品に当
てられていないときには、押しボタン操作スイツ
チの接点96a,96bは開いており、安全ヨー
ク操作スイツチ98は第28図に示した位置にあ
る。したがつて、打込み機のプラグを電源に差し
込むと、フユーズ502、電流制限抵抗504、
ダイオード整流器506、およびスイツチ98を
介してコンデンサ508が充電される。この状態
では、押しボタン操作スイツチの接点96aが開
いているから、電動機24に電流は流れない。
フアスナを被加工品に打ち込みたいときには、
押しボタン100を押すと、スイツチの接点96
a,96bが閉じる。スイツチの接点96aが閉
じると、電動機24に電流が流れ、フライホイー
ル126の速度が上がる。しかしながら、安全ヨ
ーク23が被加工品に当てられるまでソレノイド
84は励磁されない。当てられた時点で、コンデ
ンサ508とスイツチ接点96b間の直列回路が
スイツチ98を介して閉じられるので、コンデン
サ508が放電し、ソレノイド84に電流が流れ
る。この結果、ソレノイド84が励磁されてラム
44をフライホイール26とアイドラー・ホイー
ル28の間に押し入れるので、ラム44が駆動さ
れてフアスナに当る。ソレノイド84が励磁され
た状態にある時間の長さは、コンデンサ508の
静電容量とソレノイド84のコイルのインピーダ
ンスで決まる。したがつて、コンデンサ508
と、ソレノイドのコイルは、ソレノイドが励磁さ
れる時間の長さを決める調時回路の役目をする。
フアスナが打ち込まれたあと、通常はラム44
で生じた衝撃の反動として安全ヨーク23が被加
工品から持ち上り、そしてスイツチ498の積極
子が第28図に示した位置へ戻される。これによ
り、安全ヨーク23が再び被加工品に当てられた
とき次のフアスナを打ち込むことができるよう
に、コンデンサ508を迅速に再充電することが
可能になる。
以後フアスナを打ち込まない場合には押しボタ
ン100が解除され、その結果スイツチ接点96
a,96bが開く。スイツチ接点96aが開く
と、電源と電動機24の間の回路が開き、スイツ
チ接点96bが開くと、コンデンサ508とソレ
ノイドの間の回路が開く。スイツチ接点96bが
開くとは、フライホイール26が完全に停止する
前にフアスナ打込機がその安全ヨーク23の上に
降された場合でも不意にフアスナが放出しないよ
うにする安全手段の役目をする。
電流制限抵抗504、電荷貯蔵コンデンサ50
8およびブリーダ抵抗510としていろいろなサ
イズの部品を使うことができるけれども、ソレノ
イド84を励磁する適当な電流パルスは、100μF
のコンデンサで得られること、および電流制限抵
抗504として8Ωの抵抗を使用すれば、電源か
ら過大な電流を引き出すことなくフアスナの打込
みサイクルの間にコンデンサ508を完全に再充
電することができることがわかつた。ブリーダ抵
抗510には、470000Ωの抵抗が適当であること
もわかつた、それはフアスナ打込みサイクルの間
はコンデンサ508をブリードしないが、押しボ
タン100が解除されると、すなわち打込み機が
電源から切り離されると、妥当な時間内にコンデ
ンサ508を放電させるからである。
制御回路500のもう1つの実施例500′を第2
9図に示す。制御回路500′において、対応す
る構成部品には、第28図の対応部品と同じ参照
番号が付してある。回路500′の構成部品およ
び動作は、スイツチ接点96bがスイツチ98と
ソレノイド84の間ではなく、スイツチ98とコ
ンデンサ508の間に直列に接続されていること
のみを除いて、回路500と実質上同じである。
したがつて、スイツチ接点96bは、第28図の
回路500で行つたとように、押しボタン100
が押されてないときにコンデンサ508からソレ
ノイド508に放電されるのを防止するよつて同
じ安全機能を果す。しかるに、スイツチ接点96
bがスイツチ98とコンデンサ508の間に挿置
されているので、押しボタン100が押されたと
きにのみコンデンサ508を充電することができ
る。この結果、第28図に示した回路のように打
込み機のプラグを電源に差し込んでも、コンデン
サ508は充電状態に保れることはない。
第30図は、第28図および第29図にそれぞ
れ示した回路500および500′のもう1つの
変更態様を示す。第30図の回路500″は第2
9図の回路500′の簡易型であり、2つの回路
の対応する構成部品は、同じ参照番号を使つて識
別してある。第30図の回路500″では、押し
ボタン操作スイツチ96は2極スイツチではな
く、単極である。単極スイツチ96は、電動機2
4の動作とコンデンサ508の充電の両方を制御
するために使われている。これは、スイツチ96
を他の回路を介し電動機24とコンデンサ508
に直列に接続することで達成されている。スイツ
チ96は、押しボタン100が押されていないと
きは電動機を励起せず、かつコンデンサ508に
充電電圧が加わらないように、通常は開いてい
る。押しボタン100が押されると、スイツチ9
6が閉じるので、電動機24が励起され、そして
スイツチ96、電流制限抵抗504、整流器ダイ
オード506、および安全ヨーク操作スイツチ9
8を介してコンデンサ508が再充電される。安
全ヨーク23が被加工品に当てられると、それに
よりスイツチ98がコンデンサ508とソレノイ
ド84間の回路を閉じるので、コンデンサ508
がソレノイド84に放電して、フアスナの打込み
が行なわれる。
第31図に示した回路500は、第30図に
示した回路500″の別の変更態様である。回路
500は、第2のスイツチ接点96b′を使つて
コンデンサ508の両端に放電抵抗514が接続
されていることを除いて、回路500″と同じで
ある。スイツチ接点96b′は、押しボタン100
を押していないとき通常閉じていることを除い
て、前に検討したスイツチ96bと同じである。
したがつて、押しボタン100を押していないと
きには、わずかなオーム値を有する放電抵抗21
4はコンデンサ508の両端に接続されたまま
で、コンデンサ508を実質上放電した状態に維
持する。これにより、安全ヨーク23を不注意で
何かに接触させたとしても、コンデンサ508が
ソレノイド84に突然に方前することが防止され
る。押しボタン100を押すと、スイツチ接点9
6b′が開き、フユーズ502、電流制限抵抗50
4、および整流器ダイオード506を介してコン
デンサ508が充電されるので、フアスナ打込み
機は通常動作を行なうことができる。プリーダ抵
抗510は、放電抵抗514が使われる場合に
は、必らずしも必要でないが、スイツチ接点96
b′または抵抗514に不具合が生じたときコンデ
ンサ508を放電する安全手段として働く。
第28図の回路500は、最初に前金具22を
被加工品に当て、続いて押しボタン操作スイツチ
96を作動させることによつて、打込み機10を
動作させることができる制御回路に修正するとこ
とが可能である。詳述すると、打込み機を操作
し、最後に押しボタンを操作する場合には、接点
96aと機能上同一の接点を閉じるように操作さ
れる選択スイツチ、たとてばスライドスイツチに
よつて、押しボタン操作スイツチ96の接点96
aが分路される、すなわち並列にされる。これに
より、電動機24は、打込み機の使用時間を通じ
て継続して励磁された状態に維持される。その状
態で、前述のように、安全ヨーク23が被加工品
に当てられてスイツチ98が動作する。そのあ
と、押しボタン100が押されて接点96bが閉
じると、ソレノイド84が瞬時的に動作して、打
込み機10が前述のように動作する。
発明の効果 本発明のフアスナ打込み機によれば、ハウジン
グ内で上方位置と下方位置の間を往復動するラム
の表面が鋼で形成され、ハウジングの取り付けら
れて電動機で駆動されるフライホイールの外周表
面が構成で成り、ラムを駆動してフアスナを打込
むために、ラムの鋼表面とフライホイールの鋼製
外周表面とが接触させられるので、従来必要とさ
れたフライホイールとラムとの間の摩擦材料の摩
耗や損傷とか、その頻繁な交換の必要とかの問題
が一切なくなり、更に、フライホイールの接線速
度の選択により、前記の鋼対鋼接触にはスリツプ
がなく、フライホイールからラムへの駆動エネル
ギーの伝達にロスがないだけでなく、スリツプす
なわち摩擦加熱による酸化の問題も一切なくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるフアスナ打込み機の左
側面図、第2図は、同正面図、第3図は、第2図
の線3−3に沿つた断面図、第4図は、第1図の
線4−4に沿つた断面図、第5図は、フライホイ
ール駆動電動機の取付けを示す、第1図の線5−
5に沿つた断面図、第6図は、最低位置にある打
込み用ラムを示す、第3図と同様な断面図、第7
図は、ラム支持構造の上部を示す、第3図の線7
−7に沿つた断面図、第8図は、ラム支持構造の
構成を示す、第3図の線8−8に沿つた断面図、
第9図は、フライホイールとアイドラー・ホイー
ル機構を示す、第6図の線9−9に沿つた断面
図、第10図は、ラム支持組立体を示す分解斜視
図、第11図は、ラム支持組立体の細部を示す分
解斜視図、第12図は、フアスナ打込み機のハウ
ジング内のゴム部材の別の取付け方法を示す部分
断面図、第13図は、バツテリ電源を使用するフ
アスナ打込み機のハンドルの部分断面図、第14
図は、本発明によるフアスナ打込み機のもう1つ
の実施例の左側面図、第15図は、同正面図、第
16図は、第15図の線16−16に沿つた断面
図、第17図は、第14図の線17−17に沿つ
た断面図、第18図は、ラム支持構造の上部を示
す、第16図の線18−18に沿つた断面図、第
19図は、第16図の線19−19に沿つた断面
図、第20図は、第16図の線20−20に沿つ
た断面図、第21図は、トツグル機構の細部を示
す、第16図の線21−21に沿つた断面図、第
22図は、トツグル機構の偏心スペーサの斜視
図、第23図は、傾斜させた電動機組立体を示
す、第14図の線23−23に沿つた断面図、第
24図は、第16図の線24−24に沿つた断面
図、第25図は、ラムのハウジングの上部を示す
分解斜視図、第26図は、ラム組立体の上部の詳
細図、第27図は、フライホイールの弾性ハブを
示す、フライホイール組立体の部分断面斜視図、
第28図〜第31図は、ソレノイドおよびフライ
ホイール駆動電動機の動作を制御するのに適した
各種電気回路の略図である。 10……フアスナ打込み機、12……ハウジン
グ、14……垂直部分、16……水平部分、18
……ハンドル、20……マガジン、22……前金
具、23……安全ヨーク、24……電動機、26
……フライホイール、28……アイドラー・ホイ
ール、30……駆動ベルト、32……プーリ、3
4……軸、36……プーリ、38……軸、40,
42……軸受、44……ラム(フアスナ打込み部
材)、46……部分組立体、48……上部バンパ
ー、50……下部バンパー、52……緩衝ゴムひ
も、54,56……スロツト、58……軸、60
……軸受、62……トツグル機構、64,66…
…腕、68,70……短かい腕、72,74……
ねじ、76……スペーサ、78,80……てこ
腕、81……U形部材、82……ばね、84……
ソレノイド、86……てこ、88……ソレノイド
の電機子、90……縮小幅の端部、91……U形
切欠き、92……溝、94……キヤツプ、96
a,96b……スイツチ接点、96,98……ス
イツチ、99……ボタン、100……押しボタ
ン、101……他の端部、102……針金リンク
(ロツド)、103,105……スペーサの偏心端
部、103a,105a……スペーサの部分、1
04……フアスナ、106……ラムの縮小厚さ部
分、107……平らな面、108,109……固
定ねじ、110,112,114,116……プ
ーリ、117……中空ひも穴、118……横部材
(行程制限停止部材)、119……壁、120,1
22……U形垂直支持部材、124,126,1
28,130……軸、132,134……二又支
持部、136……上蓋、137……突起、13
8,140……緩衝ゴムひもの端、142……結
び目、144……バツテリ、210……フアスナ
打込み機のもう1つの実施例、212……ハウジ
ング、212a,212b……ハウジングの片
方、214……前部垂直部分、218……ハンド
ル、219……後部垂直部分、220……マガジ
ン、222……前金具、224……電動機、22
6……フライホイール、228……アイドラー・
ホイール、230……駆動ベルト、232……プ
ーリ、234……軸、236……プーリ、238
……軸、240,242……軸受、244……ラ
ム(フアスナ打込み部材)、246……部分組立
体、248,250……バンパー、252……緩
衝ゴムひも、254,256……スロツト、25
8……軸、260……軸受、262……トツグル
機構、264,266……腕、268,270…
…短かい腕、、272,274……ねじ、276
……スペーサ、278,280……てこ腕、28
1……U形部材、282……ばね、284……ソ
レノイド、286……てこ、288……ソレノイ
ドの電機子、289……スロツト、290……縮
小幅の端部、291……U形切欠き、292……
溝、294……キヤツプ、296,298……ス
イツチ、300……押しボタン、302……針金
リンク、303,305……スペーサの縮小直径
部分、303a,305a……偏心部分、307
……孔、318……横部材(行程制御停止部材)、
400……目盛、402……指標、404……+
記号、406……−記号、408,410……座
金、420……リム、422……ハブ、424,
426……6角形の部分、428,430……横
に延びた部材、500,500′,500″,50
0……制御回路、502……フユーズ、504
……電流制御抵抗、506……整流器ダイオー
ド、508……電荷貯蔵コンデンサ、510……
プリーダ抵抗、512……過渡電圧抑制ダイオー
ド、514……放電抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングとこのハウジングに取り付けられ
    た電動機とを有するフアスナ打込み機において、 前記ハウジング内で上方位置と下方位置の間を
    往復動できるように取り付けられた鋼表面付きの
    ラム、 前記ハウジングに取り付けられ、前記電動機で
    駆動される鋼製の外周表面付きフライホイール、
    および 前記ラムの鋼表面と前記フライホイールの鋼外
    周表面とを係合させ、前記ラムを駆動してフアス
    ナに係合させるための手段、 を備えていることを特徴とするフアスナ打込み
    機。 2 前記鋼は、高炭素クロム鋼であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のフアスナ打込
    み機。 3 前記接触を行なわせる手段は、前記フライホ
    イールの外周に近接して配置されたアイドラー・
    ホイールと、前記ラムがフライホイールの外周か
    ら間隔をおいて保持される開放位置とラムがフラ
    イホイールの外周により近づけられて接触する位
    置との間で前記フライホイールと前記アイドラ
    ー・ホイールとを相対的に動かす手段とから成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフ
    アスナ打込み機。 4 前記電動機は、前記フライホイールに機械的
    に連結され、フライホイールの鋼外周表面を約36
    m(120フイート)/秒の速度で駆動することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフアスナ
    打込み機。 5 前記電動機は、前記フライホイールに連結さ
    れ、フライホイールを約10500rpmの速度で駆動
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のフアスナ打込み機。
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