JPH055122U - 車椅子のフツトレスト - Google Patents
車椅子のフツトレストInfo
- Publication number
- JPH055122U JPH055122U JP4952391U JP4952391U JPH055122U JP H055122 U JPH055122 U JP H055122U JP 4952391 U JP4952391 U JP 4952391U JP 4952391 U JP4952391 U JP 4952391U JP H055122 U JPH055122 U JP H055122U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- footrest
- wheelchair
- shaft
- bracket
- footrest member
- Prior art date
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- Granted
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- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一回の回動操作で使用状態と非使用状態間を
容易に変更することができ、簡単な構造のフットレスト
を提供する。 【構成】 足載せ部材2aの端部に軸支部2bが傾斜し
て設けられ、取付軸3の側部にブラケット4がその軸に
対し傾斜して固定される。足載せ部材2aの軸支部2b
がブラケット4に回動可能に軸支され、取付軸3が車椅
子の前部の両側下部に、ブラケット4を少し内側に位置
させて固定される。足載せ部材2aを内側に立てるよう
に回動させれば、足載せ部材2aが車椅子前部のフレー
ムの内側に縦に沿って接近した状態となり、車椅子の前
部が開放され、足載せ部材2aを内側に開くように回動
させれば、足載せ部材2aが水平に開き、使用状態とな
る。
容易に変更することができ、簡単な構造のフットレスト
を提供する。 【構成】 足載せ部材2aの端部に軸支部2bが傾斜し
て設けられ、取付軸3の側部にブラケット4がその軸に
対し傾斜して固定される。足載せ部材2aの軸支部2b
がブラケット4に回動可能に軸支され、取付軸3が車椅
子の前部の両側下部に、ブラケット4を少し内側に位置
させて固定される。足載せ部材2aを内側に立てるよう
に回動させれば、足載せ部材2aが車椅子前部のフレー
ムの内側に縦に沿って接近した状態となり、車椅子の前
部が開放され、足載せ部材2aを内側に開くように回動
させれば、足載せ部材2aが水平に開き、使用状態とな
る。
Description
【0001】
本考案は、車椅子のフットレストに関し、特に、一回の回動操作で簡単に出し
入れできるフットレストに関する。
【0002】
従来の車椅子のフットレストは、一般に、車椅子の本体フレームの前部にフッ
トレストパイプを回動可能に取付け、そのフットレストパイプの下端に合成樹脂
製の足載せ板を回動可能に取付けて構成されている(例えば、実開昭60−32
920号公報参照)。そして、使用者が車椅子に乗り降りする際には、足載せ板
を上側へ立てるように回動させ、さらに、フットレストパイプを本体フレームの
外側に開くように回動させる。また、使用者が椅子に座り足を載せる際には、フ
ットレストパイプを内側に回動させ、さらに、足載せ板を水平に回動して使用し
ている。
【0003】
このため、フットレストが構造的に大形化すると共に、使用者が車椅子に乗り
降りする際、フットレストパイプと足載せ板の両部材を二回の回動操作で動かす
必要があった。
【0004】
本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、一回の回動操作で使
用状態と非使用状態間を容易に変更することができ、簡単な構造のフットレスト
を提供することを目的とする。
【0005】
このために、本考案の車椅子のフットレストは、足載せ部材の端部に軸支部が
傾斜して設けられ、取付軸の側部にブラケットがその軸に対し傾斜して固定され
、足載せ部材の軸支部がブラケットに回動可能に軸支され、取付軸が車椅子の前
部の両側下部に、ブラケットを少し内側に位置させて固定されて構成される。
【0006】
【作用】このような構造のフットレストは、使用者が車椅子に乗り降りする
際、両足載せ部材を内側に立てるように回動させれば、足載せ部材が車椅子前部
のフレームの内側に縦に沿って接近した状態となり、車椅子の前部が開放される
。一方、使用者が足載せに使用する場合、足載せ部材を内側に開くように回動さ
せれば、足載せ部材が水平に開き、簡単に使用状態となる。
【0007】
このフットレストは、足載せ部材をブラケットを介して取付軸に取付けるだけ
の簡単な構造のため、小形で軽量に構成でき、少ない部品点数で簡単に製造する
ことができる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は車椅子の概略左側面図を示し、2は車椅子の本体フレーム1の前端部に
取付けられたフットレストである。このフットレスト2は、本体フレーム前端部
の両側の縦パイプ1a、1bに、パイプフレーム構造の足載せ部材2a,12a
を、取付軸とブラケットを介して回動可能に取付けて構成される。
【0010】
すなわち、フットレスト2の足載せ部材2aは、図2、3に示すように、パイ
プを略円形に曲げ、その端部に孔付きの軸支部2bを固定して構成され、その軸
支部2bは、足載せ部材2aの水平面に対し所定の角度α(例えば39度)だけ
傾斜して固定される。
【0011】
ブラケット4は、図4に示すように、取付軸3の側部に、その軸に対し一定の
角度β(例えば25度)だけ傾斜して固定される。そして、上記足載せ部材2a
の軸支部2bがそのブラケット4の内側に挿入され、取付ねじ5がブラケット4
の孔と軸支部2bの孔に嵌挿され、反対側からナット6により締付けて、足載せ
部材2aが組み付けられる。この状態で、足載せ部材2aはブラケット4に対し
約90度の範囲で回動可能となる。
【0012】
図2〜図4は車椅子に向かって左側の足載せ部材2aを示し、右側の足載せ部
材12aは、上記の足載せ部材2aとは対称形に形成され、その端部に軸支部1
2bが設けられる。また、右側の取付軸13、ブラケット14も左側と対称形に
構成され、足載せ部材12aは軸支部12bを介してブラケット14に回動可能
に取付けれる。
【0013】
そして、左側の取付軸3が、車椅子の前部におけて、向かって左側の本体フレ
ーム1の縦パイプ1aの下端部に、圧入するように嵌合固定され、右側の取付軸
13が、向かって右側の本体フレーム1の縦パイプ1bの下端部に嵌合固定され
る。
【0014】
このとき、両側の取付軸3、13は、フットレストの平面を示す図5に示すよ
うに、ブラケット4、14が正面側から内側へ所定の角度γ(例えば約45度)
回動した位置に固定される。
【0015】
このような構造のフットレストは、使用者が車椅子に乗り降りする際、足載せ
部材2a、12aをその軸支部を支点に上側へ回動させれば、図6、図7に示す
ように、足載せ部材2a、12aが縦パイプ1aの内側に沿って接近した縦状態
となり、車椅子の前部が開放される。また、この状態で、足載せ部材2a,12
aは、図6の如く本体フレームの内側に入り、前部に突出することはない。
【0016】
一方、フットレストを使用する場合は、足載せ部材2a、12aをその軸支部
を支点に下側へ約90度回動させれば、図1、図5に示すように、足載せ部材2
a、12aが内側に開くと共に略水平状態となり、使用者が足を置くことができ
る状態となる。
【0017】
このように、足載せ部材2a,12aを一度、回動操作するだけで、使用状態
から非使用状態又はその逆に変更することができ、非常に簡単な構造で、小形、
軽量化が可能となる。
【0018】
なお、足載せ部材は、図8の足載せ部材22aの如く、別のパイプを外側パイ
プに固定する構造とすることもでき、また、滑り止め用にパイプの外周部に高分
子弾性体の被膜を形成するようにしてもよい。
【0019】
以上説明したように、本考案の車椅子のフットレストによれば、足載せ部材の
端部に軸支部が傾斜して設けられ、取付軸の側部にブラケットがその軸に対し傾
斜して固定され、足載せ部材の軸支部がブラケットに回動可能に軸支され、取付
軸が車椅子の前部の両側下部に、ブラケットを少し内側に位置させて固定される
ように構成したから、足載せ部材を内側に立てるように回動させれば、足載せ部
材が車椅子前部のフレームの内側に縦に沿って接近した状態となり、車椅子の前
部が開放され、足載せ部材を内側に開くように回動させれば、足載せ部材が水平
に開くため、一度の回動操作のみで、使用状態から非使用状態又はその逆に変更
することができる。
【0020】
また、足載せ部材をブラケットを介して取付軸に取付けるだけの簡単な構造の
ため、小形で軽量に構成でき、少ない部品点数で簡単に製造することができる。
さらに、足載せ部材をパイプフレームとすれば、さらに軽量化を図ることができ
る。
【図1】車椅子の概略左側面図である。
【図2】足載せ部材の平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】足載せ部材の組み付けを示す正面図である。
【図5】足載せ部材を水平に開いた状態の平面図であ
る。
る。
【図6】足載せ部材を内側に立てた状態の左側面図であ
る。
る。
【図7】同状態の正面図である。
【図8】他の実施例の足載せ部材の平面図である。
1−本体フレーム、1a,1b−縦パイプ、2a,12
a−足載せ部材、2b,12b−軸支部、3,13−取
付軸、4,14−ブラケット。
a−足載せ部材、2b,12b−軸支部、3,13−取
付軸、4,14−ブラケット。
Claims (2)
- 【請求項1】 足載せ部材の端部に軸支部が傾斜して設
けられ、取付軸の側部にブラケットがその軸に対し傾斜
して固定され、該足載せ部材の軸支部が該ブラケットに
回動可能に軸支され、該取付軸が車椅子の前部の両側下
部に、該ブラケットを少し内側に位置させて固定された
ことを特徴とする車椅子のフットレスト。 - 【請求項2】 前記足載せ部材がパイプフレームで構成
された請求項1記載の車椅子のフットレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4952391U JP2525877Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車椅子のフットレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4952391U JP2525877Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車椅子のフットレスト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055122U true JPH055122U (ja) | 1993-01-26 |
JP2525877Y2 JP2525877Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=12833501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4952391U Expired - Lifetime JP2525877Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 車椅子のフットレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525877Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP4952391U patent/JP2525877Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2525877Y2 (ja) | 1997-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960723 |