JPH05509433A - 電気絶縁性複合材料 - Google Patents

電気絶縁性複合材料

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JPH05509433A JP50849591A JP50849591A JPH05509433A JP H05509433 A JPH05509433 A JP H05509433A JP 50849591 A JP50849591 A JP 50849591A JP 50849591 A JP50849591 A JP 50849591A JP H05509433 A JPH05509433 A JP H05509433A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電気絶縁材料 ・ 技術分野 本発明は、とりわけ排他的ではないが線材を絶縁するための電気絶縁複合材料に 関する0本発明はまた、絶縁材料の形成方法、及び絶縁された導体をも含む。
従来技術の説明 線材を絶縁するために、テトラフルオロエチレン(TFE)及びペルフルオロ( プロピルビニルエーテル) (PPVE)から製造したコポリマーまたはポリテ トラフルオロエチレン(PTFE)を使用することはよく知られている。これら のポリマーは、良好な耐熱性や、溶剤の攻撃に対する高い抵抗性、良好な誘電特 性を示す、これらの特性は、例えば宇宙空間の用途において高い信鱈性が要求さ れる場合に望ましいものである。
このような用途に対して望まれる他の特性には、耐摩耗性や、鋭利な刃物による 絶縁材の切断抵抗性のような機械的特性が含まれる。
しかしながら、上述の材料の特性はこれらの観点からは不十分なものである。
ガラス球、シリカフレーク、等の添加材を含めることによってTFE系ポリマー の機械特性を改善しようとする試みが従来より行われているやしかしながら、こ のような組成物を用いて実現された改善は一般に躍られたものであり、しかもし ばしば他の望ましい特徴を犠牲にし、例えば電気的特性や柔軟性のような機械的 特性の劣化を招いている。
PTFE及び液状PTFE分散体、で製造することができる。凝固分#kPTF Eは微粉末PTFEとも呼ばれる。本発明では、PTFE樹脂を粉末状で使用て フルオロポリマーの機械的特性を改善する試みも従来より行われている。しかし ながら、これらの他のポリマーは一般にフルオロポリマーとは不相溶性であるの で、均質なブレンドを製造するには困難がある。
することができ、あるいはその代わりに、PTFE樹脂をペルフルオロアルコキ シTFE/PVE共重合体粉末または分散体の存在下で水性分散液から凝固させ ることができる。該共重合体分散体の存在下でのPTFEの凝固は、PTFEと 共重合体との共凝固をもたらす0次いで、そを含んで成る、電気導体を絶縁する 方法も提供される。
ペースト押出工程は、従来のPTFE押出技法を用いて(例えば、炭化水素のよ うな液体キャリヤーとの混合物において)行うことができる。押出組成物は、効 率的な液体キャリヤーの除去及び固体材料の形成を可能にするために一般に薄肉 のものであり、通常はシート状、テープ状またはフィラメント状である。必要で あれば、該固体材料を機械加工、例えば圧延によって、その形状または厚みを変 えてから支持体に通用することができる。
線材の場合には、通常は、テープ状の固体材料を線材の周囲に重ね合わせ回転( overlapping turn)で巻付ける。次いで、該材料の重ね合わせ 領域を、例えば温度350〜450°Cで(0,5〜20分間)−緒に融着させ る。その時間は採用する温度に対応する。320°C程度の低温を長い焼結時間 で使用することができる。より低い温度は材料の分解を最小限に抑える傾向があ る。この時間及び温度条件は、絶縁された導体の構成、例えば絶縁材の厚みや線 材中の心材の数、にも依存する。
上記の組成物より製造した、巻き付けてあり且つ焼結せしめたテープより作られ る電線電気絶縁体は、微細末粉PTFE単独より作られた同等の電線電気絶縁体 よりも予測し得ないほど優れた切断抵抗及び耐摩耗性を有することが見い出され た。
本発明の第二の特定の側面によれば、 a)5〜911%のテトラフルオロエチレン及びペルフルオロ(プロピルビニル エーテル)の熱可塑性共重合体、並びに補助的にそれと混ぜ合わせた、 b)90〜5重量%の多孔質延伸構造のポリテトラフルオロエチレン、 の複合材である多孔質材料を提供する。
あるB様において、該熱可塑性共重合体はこの複合材料の約5〜50重量%を構 成しうる。この態様において、この複合材料は電線又はケーブル上の絶縁体とし て、特に電気絶縁体として有用である。
他の態様において、この熱可塑性共重合体はこの複合材料の約50〜95重量% を構成しうる。この1!様において、この複合材料は強化熱可塑性共重合体フィ ルムとして有用である。
本発明のこの側面は、この複合材料を製造するための方法であって、樹脂ブレン ドを得るためにこの熱可塑性共重合体と、凝固せる微粉末ポリテトラフルオロエ チレン樹脂の分散体又はこの微粉末の分散体と混合し、次いでこの固形分を凝固 せしめ、この樹脂ブレンドのベレットを作り、このベレットのテープを形成し、 そしてここで得られる複合材料において所望される程度の多孔性が得られるまで このテープを延伸することを含んで成る方法も提供する。
好ましい1!様において、粒状形状におけるTFE/PPVE共重合体とPTF Hの凝集化混合物を、ペースト押出しにおける利用に関して知られる通常の潤滑 剤によってペースト押出しのために潤滑化させ、次いでペレット化させる。
このベレットを好ましくは40〜60°Cで熟成させ、次いで所望の形態、通常 はフィルムへとペースト押出しする0次にこの押出し形態物を、所望の程度の多 孔性が得られるまで35〜360″Cの間で熱しながら、好ましくは少なくとも 二段階の一連の延伸工程において延伸せしめる。この多孔性は、米国特許第3, 953,566号においてより完全に詳細されている通り、この延伸せしめたP TFEフィルムの構造における連続する節と繊維の網目構造の形成を介して生ず る。この多孔性材料の密度は通常2.0g/cc以下であろう。
採用する延伸温度にて該TFE/PPVE共重合体は溶融し、そして存在してい る量に依存して、形成される孔もしくは節の中に捕捉されるか、この節もしくは 繊維を被覆するか、又は形成される膜の外面上に存在することがある。この共重 合体及びPTFBが独立した成分として残るかどうかに依存して、各B祿の組合 せが最も生じ易い。
多孔性複合材料は電線及びケーブルを被覆する絶縁体として、特に電気的用途に おいて有用である。テープ形状においては、この複合材料を単に重なった回転に おいて電線又はケーブルに巻き付けることができる。 TFE/PPVE共重合 体の存在は、テープの層がお互いに巻き付いて接着するのに役立つ、この多孔性 複合材料は、このテープの本質的な粘着性及び強度を改善することを所望する場 合、巻き付ける前又は後のいづれかにて焼結させることができる。この多孔性複 合材料が製造でき、この複合材料の密度を高めることを所望するならば、これを 圧縮してよい。このような圧縮は、延伸せしめた多孔性PTFHに関連する上昇 したマトリックス強度に有意な影響を及ぼすことはない。圧縮は、例えば絶縁強 度及び切断抵抗のような特性を向上させる。
本発明の非孔質又は多孔性複合材料より作られる電線及びケーブル絶縁体は、T FE/PPVE共重合体単独より作った又は延長せしめていないPTFEより作 った絶縁体よりも、予測し得ない優れた切断抵抗、強度及び耐摩耗性を有するこ とが見い出せた。
本発明の第三の特定の側面は、複合材料の二枚の隣接層がまわりに巻き付いてい る電線を含んで成る絶縁導線を提供し、ここでその第一の層は非孔質複合材料よ り成り、そして第二の層は多孔性複合材料より成る。
−iに、これらの層は電線のまわりにテープを一部が重なるように巻いて〔好ま しくは対向巻き付け(counter−wrapped))適用される。これら の層は縦方向に重なった継目を伴って縦方向に適用することもできる。好ましく は、焼結は二枚のテープを適用した後に行う、これによってこれらの層は一体構 造へと融合される。焼結は先に記載した条件によってもたらされうる。
一般に非孔質の延伸せしめていない材料は優れた電気的(特に絶縁)特性を有し 、多孔性の延伸せしめた材料(延長の後に圧搾せしめたか否かに関係なく)は優 れた機械的特性(特に切断抵抗)を有することが見い出されている。驚くべきこ とに、これらの特性は焼結させているにもかかわらず、二層の絶縁導線において 保持されており、従って優れた機械的及び電気的特性の両方を有する絶縁層が得 られた。
この多孔性又は非孔質層のいづれも電線に隣接させることができる。電線に隣接 してこの非孔質層を配置することは、接続を行ったときにこの電線のストリッピ ングを促進せしめる。まっ先に非孔質層を置くことは、優れた重ね塗り(例えば 色分けのため)を可能にする。
もし二層以上の材料を利用することが要望されるとき、例えば非孔質/多孔性/ 非孔譬は優れたストリンピング及びプリンティング特性を提供する。
更に、本発明の材料の−又は数枚の多孔性もしくは非孔質層を、焼結前に常用の 1又は数枚の延伸せしめたもしくは延伸せしめていないPTFEテープと一緒に 巻き付けてもよい、特に、非孔質複合材料と常用の延伸せしめたPTFEの層の 組合わせ;及び多孔性複合材料と延伸せしめていないPTFEの層の組合せが利 用できる。
例 本発明の態様と例示のためにのみここで詳細する。図1は電線構造を示す。
LL(非孔質テープ) 1〜150ミクロン範囲における粒径へと篩った、広い粒径分布のTFE/PP VE共重合体粉末181g(9重量%)を1.81kg (91重量%)のホス タフロン(Hostaflon) (登録商標)2023 PTFE樹脂粉末に 加え、そしてパスカル混転ミキサーの中で40回転/分にて60分間混転させた 。
62m1のシェルソール(Shellsol) (登録商標)TD液状炭化水素 を次にこの粉末混合物に加え、そして更に30分間混転させてペーストを作った 。
次にこのペーストを一夜放置し、そして200psiで圧搾して径4インチのペ レットにした。ペレットを35〜39°Cの温度で24時間そのままにしておい てから、標準的なPTFEラム押出機により室温で押出成形した。
次に、厚さ0.035インチ(890ミクロン)の押出成形品を、約50°Cに 加熱したローラーを使ってカレンダーにより3段階で圧延し、0.004インチ (101ミクロン)にした。この0.004インチテープを細長く切り、それで もって22AWG (アメリカ式針金ゲージ)の19ストランドの銀めっき電線 導体をくるみ、絶縁壁の厚みをo、oosインチ(200ミクロン)にして、空 気中にて400°Cで0.5分間焼結した。
比較のために、PTFE樹脂だけを用いて同様の線材試料を作った。
BS G 230 (英国標準規格、グループ230)に規定された試験方法に 従って、両方の線材試料を動的切断抵抗とこすり摩耗抵抗(scrapeabr asion resistance)について試験した。結果を表1に示す。こ れらの結果は、PTFHの電線絶縁材がTFE/PPVE共重合体とブレンドさ れると、基材のPTFE樹脂より更に機械的性能が向上することを証明している 。
表1 A 63 2.000サイクル B(比較) 28 200サイクル 試料A : 22AWG 、19ストランドの銀めっき銅線であって、PTFE とTFE/PPVEとをブレンドした絶縁材料のo、oosインチの壁を有する 。(例1による。) 試料B:22^−G119ストランドの銀めっき銅線であって、PTFE絶縁材 のo、oosインチの壁を有する。
、[(非孔質テープ) 粒子寸法のTFE/PPVE共重合体粉末1.2kgを3.75kgの5hel lsol(商標) TD液体炭化水素に分散した。
これは、懸濁液をコロイドミルで破砕処理して約0.002インチ(50ミクロ ン+12ミクロン)にすることにより行った。得られたスラリーを13.61k gのHo5taflon(商り2023 PTFE樹脂に加え、7分間タンプリ ングした。
次に、この粉末/滑剤混合物を圧縮して4インチのペレットにした。得られたペ レットから、例1で説明したのと同様の方法で厚さ0.003’ (75ミクロ ン)のテープを作った。
■主(延伸テープ) 1.5リツトルのメタノールに302 g (16,7重量%)のテトラフルオ ロエチレン/ペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)共重合体粉末(PFA粉 末)を加え、20.1リツトルの脱イオン水で希釈して分散液を作った。これを 、邪魔板付きの5ガロン(gallow)容器で30秒間混合した。
次に、分散系を生じているポリテトラフルオロエチレンを1600 g(12, 8重量%)含んでいる6500 gの水性分散液を上記のPFA粉末分散液と混 合した。その後、6.4gのポリエチレンイミンを加えて、混合物から固形分を 凝結させた。撹拌を約20秒行ってから、相を分離した。透明な液体をデカント し、残りの固形分を160°Cで24時間乾燥させた。
この粒状形態の固形分にミネラルスピリッ) (19重量%)を滑剤として加え 、減圧下でペレット化した。これらのペレットを49°Cで約24時間熟成し、 次いで押出し成形してテープにした。このテープをカレンダーで圧延して16. 5ミルの厚さにし、それから乾燥させて滑剤を除去した。
乾燥したテープを三段階で延伸した。第一の延伸工程では、テープを270°C において105フイート/分の延伸速度で長手方向に93%(1,93対1)延 伸した。二番目の工程では、テープを290’Cで3.8フィート/分の延伸速 度で長手方向に2:1の割合で延伸した。三番目の工程では、テープを325° Cで75フィート/分の延伸速度で2:lの割合に長手方向に延伸した。
得られた多孔質テープを、次いで約6秒間330°Cに加熱した。
その後、それを圧縮してほとんど完全密度にした。かさ密度は2・Q g /  ccであった。
■土(延伸テープ) 例3の手順に従ったが、第一の延伸工程では延伸を1.93対1に代えて1.9 対1とし、第二の延伸工程では温度を300°Cとし、第三の延伸工程では温度 を360℃とした。
このテープは圧縮しなかった。結果として得られた密度は0.7g/ ccであ った。
孤立(機械的性質) 例3に示した方法で製造した、はとんど完全密度まで圧縮して厚□□□l すH)、0007’ (18ミクロン)にした延伸テープを細長く切り、それで もって20AWGの19ストランドの銀めっきt&Iを、焼結後の絶縁材壁の完 成厚さが0.003″ (75ミクロン)となるように包んだ。
次に、この絶縁した電線を空気中にて350°Cで15分間熱処理し、絶縁材を 融着させた。
その結果得られた電線を、BS G 230に規定された試験方法に従って動的 切断抵抗について試験した。
BS G 230 (英国標準規格、グループ230)は、航空機用電気ケーブ ルについての一般的必要条件の試験規格である0表2に試験結果を示す。
20AWG 、19ストランド 91 銀めっきした銅 92 0.003’を備えた電線 65 1(機械的特性) 例3に示した方法により製造された延伸されたテープを細断し、厚さ0.15m mの層(0,1mm後焼結)を20AWG (アメリカンワイヤーゲージ(Am erican Wire Gauge)) 19ストランドニツケルめっき銅導 体(C)上に巻き付けた(層A)。
例2に示した方法により製造された延伸されたテープを細断し、次いで厚さ0. 20mの層(0,1m後焼結)を上記絶縁されたワイヤー上に逆に巻き付けた( 層B)(図1参照)。逆に巻き付けるとは、テープを反対の方向のらせんとして 巻き付けることを意味する。
次いで得られる複合体ワイヤーを空気中、400°Cで1.5分間焼結した。こ の絶縁材は0.25mの最終後焼結厚さを有していた。例3又は4で製造された テープのみで同様の絶縁されたワイヤーを製造した。
比較のため、導体の別のサンプルを標準PTFEにより又はTFE/PPVEジ ャケットにより絶縁した(各々、サンプル1及び2)。
すべてのサンプルの全体の直径を1.5m+に保ち、その結果、同じ壁厚となり 、サンプルを互いに比較できるようになった。
絶縁されたワイヤーサンプルの切断抵抗及び耐磨耗性に関する機械的特性を、B S G 230に示されたテスト法により測定した。この結果を表3に示し、個 々の均一な絶縁性材料と比較して、複合体絶縁材料の機械的特性の全体の改良を 示している。
1(比較> 35 12 310 2(比較) 45 46 610 3 56 54 1.900 ド、ニッケルめっき銅導体 サンプJl/ 2 TFE / PPVE絶縁材(7)0.25aa++壁を有 する206WG 、 19ストランド、ニッケルめっき銅導体 サンプル3 PTFE及びTFE/PPVE混合絶縁材(例2)の0.25m+ ++壁を有する20AWG 、19ストランド、ニッケルめっき銅導体 サンプル4 (延伸及び圧縮した) PTFE及びTFE/PPVE混合絶縁材 (例3)の0.25鵬壁を有する20AWG 、19ストランド、ニッケルめっ き銅導体 サンプル5 互いに縮合した0、1閣のPTFE及び丁FE/PPVE混合材料 (例3)並びニ0.15M(7)PTFE及びTFE/PPVE混合材料(例2 )からなる、0.25mの複合絶縁材を有する201VG 、19ストランド、 ニッケルめっき銅導体1(電気性能) 例5に示した方法により製造したサンプル4及び5に、BS G 230、テス ト法16aに示された高電圧含浸テストを行うと、以下のテスト結果が得られる 。
サンプル4 : 3.5KV サンプル5:5KV このテスト結果より、例2及び3に示した方法により製造されたテープを二重に 逆に巻き付けたサンプル5が、サンプル4よりも電圧抵抗性に関し改良された電 気特性を有することが明らかである。
このように、機械及び電気特性について、二重に逆に巻き付けた絶縁材は好まし い構成である。
1(延伸/非孔質二重巻付け) 例3に示した方法により製造された延伸されたテープを細断し、厚さ50ミクロ ン(後焼結厚さ)の層(A)を20AWG (Aa+erican WireG auge) 19ストランドニツケルめっき銅導体(C)上に巻き付けた。
例2に示した方法により製造された延伸されたテープを細断し、次いで厚さ15 0ミクロン(後焼結厚さ)の層(B)を上記絶縁されたワイヤー上に逆に巻き付 けた。
次いで得られる複合体ワイヤーを空気中、350″Cで20分間熱処理により融 合させた。
絶縁されたワイヤーサンプルの耐磨耗性及び切断抵抗について、BS G 23 0に示されたテスト法30及び26により、室温においてそれぞれ測定し、破壊 まで113〜151サイクル(8ニユートン負荷)及び110〜130ニユート ンが得られた。
1(非孔質/延伸二重巻付け) 例2に示した方法により製造されたテープを細断し、厚さ150ミクロン(後焼 結厚さ)の層(A)を20AWG (American Wire Gauge )19ストランドニッケルめっき銅導体(C)上に巻き付けた。
例3に示した方法により製造された延伸されたテープを細断し、厚さ50ミクロ ン(後焼結厚さ)の層(B)を上記絶縁されたワイヤー上に逆に巻き付けた。
次いで得られる複合体ワイヤーを空気中、400℃で1.5分間、続いて350 °Cで20分間熱処理により融合させた。
BS G 230のテスト法16a、26及び30によりテストし、表4の結果 が得られた。
高電圧 BS G 230 5 KV 含浸テスト テスト16a 動的切断 BS G 230 139 Nテスト26(室温) 耐磨耗性 85 G 230 95サイクル(8N負荷、室温) FIGUFeE 1 浄書(内容に変更なし) 要約書 (a)テトラフルオロエチレンとペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)の熱 可塑性共重合体5〜90重量%、及び(b)凝固分散体型ポリテトラフルオロエ チレン(PTFE)又は多孔質延伸PTFE 90〜5重量%の均質な混合物か らなる電気絶縁性複合材料。この複合材料から作成したテープは多孔質延伸テー プ又は非孔質テープであることができる。このテープは導体(C)の周りに巻い て320°C〜450°Cで焼結する。多孔質延伸テープと非孔質テープの両方 の2層(A、B)を有する2重巻構造は特に良好な動的切断及び掻取抵抗特性を 示す。
浄書(内容に変更なし) 補正請求の範囲

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.a)テトラフルオロエチレンとベルフルオロ(プロピルビニルエーテル)の 熱可塑性共重合体5〜90重量%、及びb)凝固分散体型ポリテトラフルオロエ チレン(PTFE)と多孔質延伸PTFEからなる群から選択されたポリテトラ フルオロエチレン90〜5重量% の均質な混合物からなる電気絶縁性複合材料。
  2. 2.非多孔質であり、かつ共重合体5〜40重量%と凝固分散体型PTFE60 〜95重量%からなる請求の範囲第1項記載の材料。
  3. 3.共重合体8〜20重量%と凝固分散体型PTFE80〜92重量%からなる 請求の範囲第2項記載の材料。
  4. 4.共重合体が粒状である請求の範囲第2項記載の材料。
  5. 5.共重合体の粒径が1〜180ミクロンの範囲内である請求の範囲第4項記載 の材料。
  6. 6.2.0〜2.2g/ccの密度である請求の範囲第2項記載の材料。
  7. 7.PTFEが延伸多孔質PTFEである請求の範囲第1項記載の材料。
  8. 8.5〜50重量%の共重合体を含む請求の範囲第7項記載の材料。
  9. 9.50〜95重量%の共重合体を含む請求の範囲第7項記載の材料。
  10. 10.2.0g/ccより小さい密度を有する請求の範囲第7項記載の材料。
  11. 11.多孔質構造を圧縮して密度が増加させている請求の範囲第7項記載の材料 。
  12. 12.焼結されている請求の範囲第1項記載の材料。
  13. 13.線材(C)と、その線材(C)の周りの請求の範囲第1項記載の材料製テ ープで形成された電気絶縁層(A,B)を含む、絶縁された電気導体。
  14. 14.請求の範囲第1項記載の材料からなる少なくとも2層の隣接する層で周囲 を巻いた線材(C)を含み、その1層は非孔質複合材料からなり、もう1層は多 孔質複合材料からなる、絶縁された電気導体。
  15. 15.非孔質層が線材に隣接し、多孔質層が非孔質層上に存在する請求の範囲第 14項記載の材料。
  16. 16.多孔質層が線材に隣接し、非孔質層が多孔質層上に存在する請求の範囲第 15項記載の材料。
  17. 17.焼結して複数の複合材料層を融着させた請求の範囲第14項記載の材料る
  18. 18.熱可塑性共重合体とPTFEの混合物を作成し、その混合物をペレット化 及びペースト押出しし、そして押出した生成物を焼結することを含む、請求の範 囲第1項記載の複合材料の製造方法。
  19. 19.テトラフルオロエチレンとペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)の粒 状熱可塑性共重合体5〜40重量%及び凝固分散体型ポリテトラフルオロエチレ ン(PTFE)60〜95重量%の均質な混合物からなる電気絶縁性複合材料を ペースト押出しし、得られた材料を電気導体基材に適用すること、かつ基材への 前記適用の前または後に前記材料を焼結することを含む、電気導体の絶縁方法。
  20. 20.前記材料を350〜450℃で0.5〜20分間焼結する請求の範囲第1 9項記載の方法。
  21. 21.テトラフルオロエチレンとペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)の熱 可塑性共重合体5〜90重量%と、90〜5重量%のポリテトラフルオロエチレ ンを含む凝固分散体型ポリテトラフルオロエチレン樹脂の分散体を混合し、固体 を凝固させて樹脂ブレンドとし、樹脂ブレンドからペレットを作成し、ペレット からテープを形成し、そしてテープを延伸して得られる多孔質複合材に所望の多 孔度を実現することからなる、複合材料の製造方法。
  22. 22.多孔質複合材料を更に圧縮する請求の範囲第21項記載の方法。
  23. 23.請求の範囲第1項記載の複合材料製テープの隣接した2層を線材の周りに 巻き、その1層は非孔質複合材料からなり、もう1層は多孔質複合材料からなり 、そして前記複合材料を焼結して前記2層を一体構造に融着することからなる、 電気導体の絶縁方法。
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