JPH0550917U - 地下ケーブル繰出装置 - Google Patents
地下ケーブル繰出装置Info
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- JPH0550917U JPH0550917U JP10837691U JP10837691U JPH0550917U JP H0550917 U JPH0550917 U JP H0550917U JP 10837691 U JP10837691 U JP 10837691U JP 10837691 U JP10837691 U JP 10837691U JP H0550917 U JPH0550917 U JP H0550917U
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- Japan
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- Pending
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- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地下深層部に埋設されるケーブルが、自動的
にウインチによる牽引速度に応じた速度でケーブルドラ
ムから繰り出されるようにした地下ケーブル繰出装置を
提供する。 【構成】 地下ケーブル繰出装置1は、ケーブルドラム
DからケーブルCを繰り出す繰出駆動手段30を備えて
構成される。そして、地下におけるケーブルCの先端側
の移動速度(ウインチ70による牽引速度)を検出する
地下移動速度検出器60を地下に配置し、その地下移動
速度検出器60により検出されたケーブルCの移動速度
に応じて、繰出速度制御手段80により繰出駆動手段3
0におけるケーブルCの繰出速度を制御する。
にウインチによる牽引速度に応じた速度でケーブルドラ
ムから繰り出されるようにした地下ケーブル繰出装置を
提供する。 【構成】 地下ケーブル繰出装置1は、ケーブルドラム
DからケーブルCを繰り出す繰出駆動手段30を備えて
構成される。そして、地下におけるケーブルCの先端側
の移動速度(ウインチ70による牽引速度)を検出する
地下移動速度検出器60を地下に配置し、その地下移動
速度検出器60により検出されたケーブルCの移動速度
に応じて、繰出速度制御手段80により繰出駆動手段3
0におけるケーブルCの繰出速度を制御する。
Description
【0001】
本考案は、地下ケーブルの埋設作業に使用される地下ケーブル繰出装置に関す る。
【0002】
ケーブルドラムに巻取られたケーブル(電力ケーブルや通信ケーブル等)を地 下深層部に埋設するときには、まず、ケーブル埋設区間における始点の地上にケ ーブルドラムを回転自在に支持する。 一方、埋設区間の終点における地下ないし地上にウインチを配置する。そして 、そのウインチによってケーブルの先端に取り付けれられたワイヤロープを牽引 することにより、回転するケーブルドラムからケーブルを引き出して埋設区間全 体に布設することができる。
【0003】 ただし、ケーブルがウインチによる牽引速度を超えて地下深層部に急激に落下 しないようにケーブルドラムの回転に抵抗を与えておく必要がある。従来は、て こ等を利用した人力ブレーキによりケーブルドラムの回転に抵抗を与えることが 多かった。
【0004】
しかしながら、地下深層部に埋設されるケーブルは通常太くて長く、その重量 が大きい。このため回転するケーブルドラムに生ずる慣性力も大きく、上記のよ うな人力ブレーキでは、ケーブルドラムの回転に十分な抵抗を付加することが困 難であるという問題がある。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ケーブルが、自動的 にウインチによる牽引速度に応じた速度でケーブルドラムから繰り出されるよう にした地下ケーブル繰出装置を提供することを目的としている。
【0006】
上記の目的を達成するために、本考案の地下ケーブル繰出装置は、ケーブルド ラムからケーブルを繰り出す繰出駆動手段を備えて構成される。そして、地下に おけるケーブルの移動速度を検出する地下移動速度検出器を地下に配置し、その 地下移動速度検出器により検出されたケーブルの移動速度に応じて、繰出速度制 御手段により繰出駆動手段におけるケーブルの繰出速度を制御するようにしてい る。
【0007】
このような制御装置では、ウインチによるケーブルの牽引速度(移動速度)が 地下移動速度検出器により検出される。その検出移動速度は繰出速度制御手段に 送られ、繰出速度制御手段は繰出駆動手段における繰出速度を牽引速度に近付け るように設定する。
【0008】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 図1に示すように、本考案に係る地下ケーブル繰出装置1は、繰出駆動装置3 0と、地下移動速度検出器60と、繰出速度制御手段80を備えて構成されてい る。 まず、繰出駆動装置30およびこれが備えられている地下ケーブル繰出作業車 10について図3および図4を用いて説明する。
【0009】 地下ケーブル繰出作業車10は、トラックの車体11をベースとして構成され ている。車体11上の後部には、水平旋回が自在な旋回テーブル12が取り付け られている。この旋回テーブル12の後部両側面には、それぞれスイングアーム 13,13の基端部が枢着されている。これら一対のスイングアーム13,13 は、その枢着部を中心として、車体11の上方に倒伏して格納された状態(各図 におけるAの状態)から車体11の後方(旋回テーブル12の旋回位置によって は車体11の側方)の地面の上方に倒伏した状態(各図におけるBの状態:以下 、ドラム保持状態という)までの間で起伏揺動が自在である。なお、旋回テーブ ル12およびスイングアーム13,13の作動駆動は油圧を利用して行われる。
【0010】 ドラム保持状態となった各スイングアーム13の先端部には、上方に開口する シャフト受け用凹部13aが形成されている。両シャフト受け用凹部13a,1 3aにはドラム支持シャフト(回転軸)14の端部が回転自在に保持されている 。さらに、ドラム保持状態となった各スイングアーム13の先端部上面には、シ ャフト受け用凹部13aの開口部を開閉できるシャフトロック装置15が取り付 けられている。このシャフトロック装置15の開閉作動により、スイングアーム 13に対するドラム支持シャフト14の着脱を行うことができる。
【0011】 ドラム保持状態となった各スイングアーム13の先端部下面には、アーム用ジ ャッキ18がスイングアーム13に対して吊下げ・引上げ自在にそのシリンダチ ューブの上端部において枢着されている。吊下げ状態となったアーム用ジャッキ 18はその下端部を接地させることにより、ドラム保持状態のスイングアーム1 3の先端側を地面に対して支持する。また、アーム用ジャッキ18のシリンダチ ューブの下端部とスイングアーム13の中間部下面間には、アーム用ジャッキ1 8を吊下げ状態に保持するための固定ステイ19が取り付けられている。 このようにしてアーム用ジャッキ18により支持されたスイングアーム13に は、ケーブルドラムDを取り付けたドラム支持シャフト14が装着される。
【0012】 また、一方(図では車体11の左側)のスイングアーム13の先端付近には、 ブレーキ装置20が取り付けられている。このブレーキ装置20は、スイングア ーム13に回転自在に支持されたブレーキディスク21と、油圧により作動して 、ブレーキディスク21を強い力で挟持しまたは解放する停止用キャリパ22と 、ブレーキディスク21を常時弱い力で挟持する自走防止用キャリパ23とから 構成されている。 ブレーキディスク21には、ドラム支持シャフト14の回転(即ち、ケーブル ドラムDの回転)が、そのシャフト14に取り付けられた駆動ギヤ14aおよび ブレーキディスク21と一体となって回転する被動ギヤ21aを介して伝達され る。このため、停止用キャリパ22を挟持作動させてブレーキディスク21の回 転を停止させることにより、ケーブルドラムDの回転を停止させることができる 。また、自走防止用キャリパ23を挟持作動させることにより、ケーブルドラム Dの回転に、その回転速度が慣性力によって上昇しないように(即ち、自走しな いように)抵抗を与えることができる。
【0013】 さらに、旋回テーブル13の後部正面には、上記繰出駆動装置30が取り付け られている。この繰出駆動装置30は、図4に詳しく示されているように、左右 に並んで配置された2つのベルト走行機31,31からなる。各ベルト走行機3 1は、互いに他方のベルト走行機31と向き合う側(内側)にベルトローラ32 を備えている。 このように構成された繰出駆動装置30の両ベルトローラ32,32間には、 スイングアーム13によって支持されたケーブルドラムDに巻取られているケー ブルCが挟まれる。そして、それらベルトローラ32,32を、それぞれの内側 に面した部分が上方から下方に向かって移動するように走行させることにより、 ケーブルCをケーブルドラムDから引き出して、さらに地下に向かって送り出す (繰り出す)ことができる。なお、各ベルトローラ32の駆動は、ベルト走行機 31の上部に取り付けられた油圧繰出用モータ33により行われる。また、各ベ ルトローラ32を逆方向に走行させることにより、ケーブルCをケーブルドラム Dに巻戻すこともできる。
【0014】 また、旋回テーブル12の後部上面には、ケーブルガイド装置40が取り付け られている。このケーブルガイド装置40は、旋回テーブル12に対して水平旋 回が自在な脚部41と、この脚部41上に互いに平行に立設された一対の支持フ レーム42,42とを備えてなる。各支持フレーム42は、基端部がななめ上方 に傾いて延び、先端部に向かってその傾き方向を水平に近付け、最先端部は逆に 若干下方に向かって延びるように形成されている。これら支持フレーム42,4 2の最先端部から基端部にかけての内側面間には、複数のガイドローラ43,4 3,…,43が回転自在に取り付けられている。なお、各ガイドローラ43の転 動面は鼓状に形成されている。 このように構成されたケーブルガイド装置40の各ガイドローラ43上には、 繰出駆動装置30により引っ張られるケーブルCが無理に曲げ変形されることな く載置される。そのケーブルCは各ガイドローラ43の転動面の中央に位置決め された状態のまま引っ張られていく。さらに、ケーブルDの繰り出しが進むにし たがってケーブルドラムD上におけるケーブルCの引き出し位置が回転軸方向に 平行移動するが、このケーブルガイド装置40の先端部は、脚部41の旋回によ り引き出し位置に追従して移動する。こうしてケーブルCは、スムーズにケーブ ルドラムDの上側から繰出駆動装置30内に案内される。
【0015】 なお、車体11の前部には、旋回テーブル12、スイングアーム13,13、 アーム用ジャッキ18、ブレーキ装置20、繰出装置30(油圧モータ33)に 対して供給される油圧を発生する油圧パワーユニット50が搭載されている。
【0016】 以上のように構成された地下ケーブル繰出作業車10は、図1に示すように、 ケーブルCの埋設区間の始点に設置された始点側マンホールH1付近に配置され る。この始点側マンホールH1の底部とケーブルCの埋設区間の終点に設置され た終点側マンホールH2の底部とはパイプPにより接続されている。そして、終 点側マンホールH2の入口(地上)には、ウインチ70が配置されている。なお 、このウインチ70により巻取られるワイヤロープ71は、当初、終点側マンホ ールH2、パイプPおよび始点側マンホールH1内を経て繰出駆動装置30付近 まで延び、その先端には、ケーブルCの先端が取り付けられる。 このため、ウインチ70が作動してケーブルCの先端を牽引するとともに、繰 出駆動装置30が作動してケーブルCを繰り出すことにより、ケーブルCは始点 側マンホールH1を経てパイプP内に引き込まれる。
【0017】 ここで、始点側マンホールH1におけるパイプPの入口には、上記地下移動速 度検出器60が取り付けられている。この検出器60は、その内部を通過するケ ーブルCの移動速度、つまりはウインチ70による牽引速度を検出し、検出信号 を地下ケーブル繰出作業車10に始点側マンホールH1に沿って上方に延びる検 出信号ライン61を介して送出する。
【0018】 図1に示すように、地下ケーブル繰出作業車10における旋回テーブル12に は、上記繰出速度制御手段80が内蔵されている。この繰出速度制御手段80は 、図2に示すように、コントローラ81と、電磁比例流量制御弁(以下、単に比 例制御弁という)82とから構成されている。 コントローラ81には、地下移動速度検出器60からの検出信号が入力される 。コントローラ81は、その検出信号が示すケーブルCの牽引速度に応じた大き さの開弁信号を出力する。 比例制御弁82は、そのソレノイドに上記開弁信号が入力されることにより、 その開弁信号の大きさに比例した開度での開弁作動を行う。 これにより、油圧パワーユニット50からは、ケーブルCの牽引速度に応じた 流量の作動油が繰出用モータ33に供給されることになる。このため、繰出駆動 装置30におけるケーブルCの繰出速度は、ウンンチ70によるケーブルCの牽 引速度に応じて(牽引速度にほぼ一致するように)設定される。したがって、 ケーブルCは、過大な張力を受けたり、不必要にたるんだりすることなくスムー ズに繰り出される。
【0019】
以上のように本考案のケーブル繰出装置では、地下におけるケーブルの移動速 度が地下移動速度検出器により検出され、繰出速度制御手段は繰出駆動手段にお ける繰出速度をその検出移動速度に応じて適宜設定する。このため、ケーブルは 過大な張力を受けたり、不必要にたるんだりすることなくスムーズに繰り出され る。したがって、従来のようなケーブルドラムの人力ブレーキを不要とすること ができ、繰出作業の省力化・高効率化を図ることができる。
【図1】本考案に係るケーブル繰出装置の側面図であ
る。
る。
【図2】上記ケーブル繰出装置のブロック図である。
【図3】上記ケーブル繰出装置を備えた地下ケーブル繰
出作業車の側面図である。
出作業車の側面図である。
【図4】上記地下ケーブル繰出作業車の背面図である。
1 ケーブル繰出装置 10 地下ケーブル繰出作業車 12 旋回テーブル 13 スイングアーム 18 アーム用ジャッキ 20 ブレーキ装置 30 繰出駆動装置 33 油圧繰出用モータ 40 ケーブルガイド装置 60 地下移動速度検出器 70 ウインチ 80 繰出速度制御手段 D ケーブルドラム C ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉沢 祐一 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 愛知車輌株式会社上尾工場内 (72)考案者 徳元 茂昭 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 愛知車輌株式会社上尾工場内 (72)考案者 佐藤 明夫 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 愛知車輌株式会社上尾工場内 (72)考案者 溝添 剛 東京都港区芝浦4丁目3番88号 株式会社 関電工内
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーブルドラムに巻取られたケーブルを
地下に向かって繰りり出す繰出駆動手段と、前記地下に
配置され、その地下における前記ケーブルの先端側の移
動速度を検出する地下移動速度検出器と、その地下移動
速度検出器により検出された前記ケーブルの移動速度に
応じて前記繰出駆動手段における前記ケーブルの繰出速
度を制御する繰出速度制御手段とから構成されることを
特徴とする地下ケーブル繰出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10837691U JPH0550917U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 地下ケーブル繰出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10837691U JPH0550917U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 地下ケーブル繰出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550917U true JPH0550917U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14483204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10837691U Pending JPH0550917U (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 地下ケーブル繰出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550917U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4722479U (ja) * | 1971-03-23 | 1972-11-13 | ||
JPH0213214A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電力ケーブルの洞道内布設管理システム |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP10837691U patent/JPH0550917U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4722479U (ja) * | 1971-03-23 | 1972-11-13 | ||
JPH0213214A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電力ケーブルの洞道内布設管理システム |
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