JPH05509111A - ポンプ輸送可能な流動性液体の界面活性剤高濃度製剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポンプ輸送可能な流動性液体の界面活性剤高濃度製剤本発明は、ポンプ輸送可能 な安定な流動性液体の形態の、アルキルグリコシド、アルキルスルフェートおよ びアルカンスルホネートの高濃度界面活性剤混合物、並びに液体洗剤の製造のた めの配合物［Ｖｏｒｇｅｍｉｓｃｈｅ　（Ｃｏｍｐｏｕｎｄｓ）　］としてのそ の用途に関する。

長鎖アルキル基を有するアルキルグリコシドがノニオン性界面活性剤であること は、長年知られている。界面活性剤混合物は通例相乗効果を示し、その洗剤性能 はしばしば、個々の成分の性能を合わせたよりも良好であるということも、当業 者に知られている［例えば、エイ・エム・シュワーツ（Ａ、　Ｍ、Ｓｃｈｗａｒ ｔｚ）、ジェイ・ダブリュ・べり−（Ｊ、　Ｗ、　Ｐｅｒｒｙ）、サーフイス・ アクティブ・エージエンツ（Ｓｕｒｆａｃｅ　Ａｃｔｉｖｅ　Ａｇｅｎｔｓ）、 第１巻、インターサイエンス・パブリシャーズ（Ｉ　ｎｔｅｒｓｃｉｅｎｃｅ　 Ｐ　ｕｂｌｉｓｈｅｒｓ）、１９４９．３７２頁参照コ。

アルキルグリコノドを、少なくとも１種の通常のアニオン性界面活性剤と組み合 わせて含有する洗剤が、欧州特許出願第０７００７４号に記載されている。アル キルグリコンドおよびアニオン性界面活性剤を含有する洗剤が、欧州特許出願第 ０９２８７７号により既知である。更に、アルキルグリコシド、ある種の他のノ ニオン性界面活性剤およびアニオン性界面活性剤を含有する液体洗剤が、欧州特 許出願第１０５５５６号により知られている。アルキルグリコンドおよび通常の アニオン性界面活性剤を含有する液体洗剤が、国際特許出願公開８６１０２９４ ３号により知られている。

液体洗剤の製造において、個々の成分を通例、流動性溶液の形態で使用し、その ような溶液は、各々１種の物質を含有するか、またはいわゆる配合物として、洗 剤中に通常存在する複数の物質から成る。混合して最終的な洗剤を得るための成 分は、可能な限り高い活性物質含量を有するべきであるのと同時に、取扱いが容 易でなければならない（すなわち、流動性でポンプ輸送が容易であるべきであり 、貯蔵安定性が高くなければならない）。アルキルグリコシドは通例、高粘性ペ ーストの形態で得られる。

本発明の課題は、アルキルグリコシドペーストから、貯蔵可能な液体界面活性剤 混合物を開発することであった。

この課題は、ある量のアルキルグリコシド、アルキルスルフェートおよび２級ア ルカンスルホネートの水性混合物によって解決された。

本発明の配合物は、アルキルグリコンド並びに２種の異なる合成アニオン性界面 活性剤、すなわちアルキルスルフェートおよびアルカンスルホネートから実質的 に成る水性混合物であって、アルキルグリコシドは、式ＩＲ’−０（Ｇ）、　（ Ｉ） ｃ式中、Ｒ１はＣ５−Ｚ□アルキル基、Ｇはグリコース単位、ｎは１〜１０の数 である。コ で示され、アルキルスルフェートは、式■Ｒ２−０５ＯｓＸ　（ＩＩ） ［式中、Ｒ２はＣ８−２□アルキル基、Ｘは水素、アルカリおよびアンモニウム のイオンから成る群から選択するカチオンである。コで示され、アルカンスルホ ネートは、式■［式中、Ｒ’およびＲ４はそれぞれＣｌ−ｌ１１アルキル基であ り、アルカンスルホネート中の炭素原子数合計は１０〜２０であり、Ｙは水素、 アルカリおよびアンモニウムのイオンから成る群から選択するカチオンである。

］で示され、水を３５〜５５重量％、アルキルグリコシドを１０〜３０重量％、 好ましくは１７〜２５重量％、アルキルスルフェートを１０〜２０重量％、好ま しくは１２〜１８重量％、アルカンスルホネートを１〜１５重量％、好ましくは ３〜１０重量％含有する配合物である。

本発明の界面活性剤混合物に適当なアルキルグリコシドおよびその製法は、例え ば欧州特許出願第９２３５５号、第３０１２９８号、第３５７９６９号および第 ３６２６７１号または米国特許第３５４７８２８号に記載されている。そのよう なアルキルグリコンドのグリコンド成分（式１中の（Ｇ）。）は、とりわけグル コース、マンノース、フルクトース、ガラクトース、グロース、グロース、アル ドロース、アロース、イドース、リポース、アラビノース、キシロースおよびリ キソースおよびそれらの混合物を包含する天然のアルドースまたはケトースモノ マーのオリゴマーまたはポリマーである。そのようなグリコシド結合したモノマ ーから成るオリゴマーは、その中に存在する糖の種類だけでなく、その数、いわ ゆるオリゴマー化度によっても特徴付けられる。分析学的に測定する量として、 オリゴマー化度（式１中のｎ）は、通例分数である１〜１０の範囲内の数であり 、好ましいアルキルグリ：シトの場合は１．５未満、とりわけ１．２〜１．４の 範囲内である。入手が容易である故に、グルコースが七ツマ一単位として好まし い。

本発明の界面活性剤混合物中に存在するアルキルグリコシドのアルキル部分（式 Ｉ中のＲ＋　）も、入手の容易な再生し得る原料の誘導体に由来するものである ことが好ましい。そのような誘導体は、とりわけ脂肪アルコールであるが、その 分枝異性体、特にいわゆるオキソアルコールを使用して、適当なアルキルグリコ ンドを製造してもよい。従って、直鎖状のオクチル、デシル、ドデシル、テトラ デシル、ヘキサデノルまたはオクタデシル基を有する１級アルコールおよびそれ らの混合物が特に有用である。特に適当なアルキルグリコノドは、ヤン油脂肪ア ルキル基（すなわち実質的にＲｌ　＝ドデシルおよびＲｌ　＝テトラデシルの混 合物）を有する。

アルキルグリコンドは、その製造に由来して、少量、例えば１〜２％の未反応長 鎖アルコールを含有し得るが、これは、それを用いて製造する界面活性剤混合物 の性質に悪影響を及ぼさない。

本発明の界面活性剤混合物中に使用するのに適当なアルキルスルフェートは、剪 記アルコールの中和した硫酸化生成物である。この場合も、Ｃ８−２□脂肪アル コール、とりわけＣ１□−１６脂肪アルコールの誘導体が特に適当である。アル キルスルフェートは、対応するアルコール成分と通常の硫酸化剤、とりわけ三酸 化イオウまたはクロロスルホン酸とを反応させ、次いで中和、好ましくはアルカ リ塩基、アンモニウム塩基またはアルキルもしくはヒドコキシアルキル！換アン モニウム塩基で中和することによって、既知の方法で製造し得る。

本発明に従って使用する２級アルカンスルホネートは、炭素原子数が好ましくは １０〜２０の炭化水素をスルホキシド化することによって得る中和した物質であ る。スルホン酸置換基が統計学的に分布した生成物が通例生成し、これを既知の 方法で分離し得る。ＣＩ　２−１７アルカンスルホネートが、本発明の混合物に 特に適当であることがわかった。特に適当なカチオンは、アルカリイオン、アン モニウムイオン並びにアルキルおよびヒドロキシアルキル置換アンモニウムイオ ンがら成る群から選択するカチオンである。

本発明の界面活性剤混合物の製造は、困難ではない。そのまま、または好ましく は水溶液中に存在し得る３種の個々の成分を単に混合することによって、容易に 製造し得る。

本発明の混合物は、粘度が低く、流動性およびポンプ輸送可能であり、貯蔵安定 性が高いことによって特徴付けられる。本発明の配合物の粘度は通例、２０００ ０〜５００００ｍＰａ５の範囲内である。本発明の配合物は、約１〜４５℃の温 度での貯蔵において、少なくとも３０日間の長期間安定である。

本発明の配合物は、そのまま、または水で希釈後に、工業的な用途に、例えば浮 選剤または穿孔液（Ｂ　ｏｈｒｓｐｕｌｕｎｇｅｎ）として使用し得る。しかし 好ましくは、軽質洗剤、ウール用洗剤および食器洗い用洗剤並びにシャンプーを とりわけ包含する液体洗剤の製造用の配合物として使用する。そのような洗剤は 、配合物を水で希釈して所望の活性物質濃度とすることによって、容易に製造し 得る。そのような種類の洗剤中に通例存在する他の成分を加えることができ、そ のような成分は、とりわけ、ビルグー、例えばゼオライトおよび層状シリケート 、腐食防止剤、漂白剤、漂白活性剤、蛍光増白剤、酵素、再汚染防止剤、抗菌剤 、水混和性溶媒、研磨剤、泡安定剤、防腐剤、ｐＨ調整剤、色素および香料並び に他の界面活性剤を包含する。

実施例１ 下記第１表中の組成によって特定する本発明の界面活性剤混合物Ｍ１〜Ｍ３、お よび比較界面活性剤混合物ｖ１〜Ｖ５を、水溶液の形態で存在する成分を単に混 合することによって調製した。

第１表二 界面活性剤混合物の組成［重量％］ ＭＩ　Ｍ２　Ｍ３　ＶＩ　Ｖ２　Ｖ３　Ｖ４　Ｖ５Ａ　２１．８　２４．０　２ ３．０　５０．０　２４．０　２１．８　１６．３　３０．５Ｂ　１４，５　１ ６．１　１５．４　−　１６．１　１４，５　１０．８　−Ｃ９，０３，６６， ０−−−−１９，８エーテルスルフエート”　−−−−−９，１−−アリールス ル本ネート”　−−−−−−１８，０−水　・・・・・・・・・全量１００とす る・・・・・・・・・ａ）、テキサポン（Ｔｅｘａｐｏｎ、商標）Ｎ７０［ヘン ケル社（Ｈｅｎｋｅｌ　ＫＧａＡ）の製品） ｂ）　アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム［マラニル（Ｍａｒａｎｉｌ、商 標）Ａｓ２、ヘンケル社の製品コ Ａ：　ＣＩ２／＋４アルキルグルコシド（オリゴマー化度１．４）Ｂ・　ヤシ油 脂肪アルコールスルフェートナトリウム（テキサポンＬＳ３５、ヘンケル社の製 品） Ｃ：　ＣＩ４／Ｉ６アルカンスルホン酸ナトリウム［ホスタプル（Ｈｏｓｔａｐ ｕｒ、商標）ＳＡＳ６０Ｓ１ヘキスト社（Ｈｏｅｃｈｓｔ　ＡＧ）の製品コ本発 明の界面活性剤混合物Ｍ１〜Ｍ３のｐＨ値は、９６であった（１０重量％水溶液 の形態）。

第２表： 粘度（２０℃、ヘプラー落球粘度計） ＭＩ　Ｍ２　Ｍ３　ＶＩ　Ｖ２ 粘度（２０℃）［ｄａｓ］　２５０００　４００００　２５０００　２８８５０ 　５５５４０混合物Ｖ３は、室温でも４℃でも固形で粘性のゲルであり、粘度を 測定することはできなかった。混合物ｖ４およびｖ５は、前記温度ではまだ辛う じて流動し得る不均質なペーストであった。

本発明の混合物Ｍ１、Ｍ２およびＭ３の試料を、４℃、１０℃または４０℃で６ ０日間貯蔵したところ、粘度の明らかな変化は起こらなかった。それらの配合物 を１℃で３０日間冷却しても、室温に加熱後、調製したばかりの混合物と比較し て明らかな粘度の変化は無かった。

実施例２：洗剤性能 混合物Ｍ１〜Ｍ３およびｖ１〜Ｖ５を水で希釈することにより、溶液ＩＩ！当た り活性物質０．１５ｇを含有する溶液を調製した。洗剤性能は、エイチ・ジェイ ・レーマン（Ｈ，−Ｊ、Ｌｅｈ■ａｎｎ）、ｒフェッチ、ザイフエン、アンシュ トリッヒミツテル（Ｆｅｔｔｅ、５ｅｉｆｅｎ、　Ａｎｓｔｒｉｃｈｍｉｔｔｅ ｌ）　Ｊ、ヱ４　（１９７２）　、１６３に記載のソーサー試験によって示した 。ソーサーを、牛脂（２ｇ／ソーサー）で汚した。使用した水は、硬度が３’Ｇ ｈ　（３０ｍｇＣａ○／ｊ’）および１６°Ｇｈ　（１６０ＩＩＩｇＣａ○／７ ）で、温度は５０℃であった。室温で２４時間貯蔵後、汚したソーサーを食器洗 い用回転プランで洗った。いずれの場合も、本発明の配合物の洗剤性能は、少な くとも比較混合物の性能と同等であった。

要約書 本発明の配合物は、 水３５〜５５重量％、 式　Ｒ１−０（Ｇ）。［式中、Ｒ１はＣＢ−２２アルキル基、Ｇはグリコース単 位、ｎは１〜１０の数である。］で示されるアルキルグリコンド１０〜３０重量 ％、式：　Ｒ２−０ＳＯ３Ｘ　［式中、Ｒ２はＣ６−２□アルキル基、Ｘはアル カリまたはアンモニウムのイオンである。］で示されるアルキルスルフェート１ ０〜３０重量％、および 式・ Ｒ３−ＣＨ−３ｏ３Ｙ　（Ｉ［［） ［式中、Ｒ３およびＲ４はそれぞれＣ＋−＋ａアルキル基であり、アルカンスル ホネート中の炭素原子数の合計は１０〜２０であり、Ｙはアルカリまたはアンモ ニウムのイオンである。］で示されるアルカンスルホネート１〜１５重量％から 実質的に成る。本発明の配合物は、貯蔵し得るポンプ輸送可能な流動性の配合物 として、好ましくは洗剤の製造のために使用する。

１“１１１　Ａ″”−−’　ＰＣＴ／ＥＰ　９１１００９７３国際調査報告 ＥＰ　９１００９７３ ＳＡ　４７５７１ 国際調査報告 ＥＰ　９１００９７３ ＳＡ　４７５７］

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．アルキルグリコシドおよび２種の異なる合成イオン性界面活性剤を含有する ポンプ輸送可能な流動性の水性界面活性剤混合物であって、水３５〜５５重量％ 、 式Ｉ Ｒ１−Ｏ（Ｇ）ｎ（Ｉ） ［式中、Ｒ１はＣ８−２２アルキル基、Ｇはグリコース単位、ｎは１〜１０の数 である。］ で示されるアルキルグリコシド１０〜３０重量％、式ＩＩ Ｒ２−Ｏ−ＳＯ３Ｘ（ＩＩ） ［式中、Ｒ２はＣ８−２２アルキル基、Ｘはアルカリまたはアンモニウムのイオ ンである。］ で示されるアルキルスルフェート１０〜２０重量％、および式ＩＩＩ ▲数式、化学式、表等があります▼（ＩＩＩ）［式中、Ｒ３およびＲ４はそれぞ れＣ１−１８アルキル基であり、アルカンスルホネート中の炭素原子数の合計は １０〜２０であり、Ｙはアルカリまたはアンモニウムのイオンである。］ で示されるアルカンスルホネート１〜１５重量％から実質的に成ることを特徴と する界面活性剤混合物。
2. ２．アルキルグリコシド１７〜２５重量％、アルキルスルフェート１２〜１８重 量％およびアルカンスルホネート３〜１０重量％を含有することを特徴とする請 求項１記載の界面活性剤混合物。
3. ３．式（Ｉ）で示されるアルキルグリコシドのオリゴマー化度ｎが１．５未満好 ましくは１．２〜１．４であることを特徴とする請求項１または２記載の界面活 性剤混合物。
4. ４．式（Ｉ）のアルキルグリコシドは、アルキルグルコシドであることを特徴と する請求項１〜３のいずれかに記載の界面活性剤混合物。
5. ５．式（ＩＩ）のアルキルスルフェートは、炭素原子数１２〜１６のアルキル基 Ｒ２を有することを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の界面活性剤混合 物。
6. ６．式（ＩＩＩ）のアルカンスルホネートは、全部で１２〜１７個の炭素原子を 有することを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の界面活性剤混合物。
7. ７．請求項１〜６のいずれかに記載の界面活性剤混合物の、洗剤製造用の貯蔵し 得るポンプ輸送可能な流動性配合物としての用途。