JPH0676595B2 - 洗剤におけるモノグリコシド粘度調整剤 - Google Patents

洗剤におけるモノグリコシド粘度調整剤

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JPH0676595B2
JPH0676595B2 JP60504622A JP50462285A JPH0676595B2 JP H0676595 B2 JPH0676595 B2 JP H0676595B2 JP 60504622 A JP60504622 A JP 60504622A JP 50462285 A JP50462285 A JP 50462285A JP H0676595 B2 JPH0676595 B2 JP H0676595B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、液体洗剤製品に関する。
2.先行技術の記載 最近、洗剤の製造業者は、共通して、粉末または粒状の
洗剤の製造から液体洗剤の製造へ移行している。液体洗
剤は通常、製品中に多量の水を含んでいる。液体洗剤製
品は、粒状洗剤製品に比べて、製造がかなり容易であ
る。粒状の洗剤は、噴霧乾燥塔に多額の資本投資を必要
とする。更に、液体洗剤製品は一層濃縮した形態とする
ことができるので、消費者の好みは、液体洗剤に向けら
れている。殆どの液体洗剤製品は、噴霧乾燥した粒状洗
剤にさらさらした固まらない構造を提供するのに必要な
不活性の無機物質を含まない。従つて、液体洗剤製品
は、使用量が著しく少量ではあるが、それでも洗浄水の
中にほぼ同じレベルの活性成分を提供することができ
る。
消費者の第2の好みは、所望の粘度を有する製品に向け
られる。水のように稀薄な(water-thin)製品は望まし
くない。著しく水つぽい製品は、液体洗剤が通常詰めら
れている約4リツトルの瓶を消費者が取扱おうとすると
きに、特にこぼし易いということがある。液体洗剤製品
の別の利点は、衣類の、特に汚れた部分に直接適用する
ことができるということにある。このような場合に、通
常の稀薄な液体洗剤製品の粘度を高めれば、洗剤を、汚
れた部分に、一層長い時間留めておくことができる。市
場には、更に、シヤンプー、液体ハンドソープ、ボデイ
ーソープ、食器洗い用液体洗剤、化粧品及び粘度が比較
的高いパーソナルケア(per-sonal care)製品が出回つ
ている。
液体洗剤製品の粘度を高める種々の方法が、本技術分野
において知られている。これらの方法は、カルボキシル
メチルセルロースのようなセルロース系ポリマ、グアー
ガム、キサンタン(xanthan)、コロイド状珪酸塩また
はクレイ(clay)を使用するものである。1984年5月22
日にキニー(Kinney)に付与された米国特許第4,450,09
0号明細書に記載されているようなグルコシドエステル
−エーテル付加物が、オレフインスルホネートの増粘剤
として提案されている。
水性液体洗剤組成物の粘度を低下させるのに短鎖のアル
キルポリグリコシドを使用することが、1983年9月6日
に出願され、特許査定がなされたアーフアー(Urfer)
等の米国特許出願第06/529,435号明細書に記載されてい
る。この出願明細書に記載の特定のグリコシドは、アル
キル部に2乃至6個の炭素原子を有し、かつ、1乃至10
の糖類単位(saccharide unit)を有するグリコシド物
質である。1965年11月23日にベトナー(Boettner)に付
与された米国特許第3,219,656号明細書には、オキソウ
ンデシルアルコールから得られるグリコシドをはじめと
するアルキルポリグリコシドの製造と、化合物として、
2,6,8−トリメチル−4−ノナノールグリコシドが記載
されている。
1973年3月20日にレノウト(Renauto)に付与された米
国特許第3,721,633号明細書には、無機洗剤ビルダーと
組合せたアルキルポリグリコシド及びアニオン系界面活
性剤を含む水性のビルダー入り液体洗剤組成物が記載さ
れている。ランドン(Langdon)等に1973年3月7日に
付与された米国特許第4,077,894号明細書には発泡を抑
制するために、グリコシドを包含させた、グリコールを
ベースとする不凍性の製品が記載されている。
1983年8月2日にペイン(Payne)等に付与された米国
特許第4,396,520号明細書には、粒状の洗剤組成物にお
けるポリグリコシド及びカルシウム感受性アニオン系界
面活性剤の組合せが記載されている。1984年5月1日に
レスリー(Leslie)に付与された米国特許第4,446,042
号には、重質液体洗剤組成物の中に非イオン性界面活性
剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系増白剤及びグリ
コシドを含む洗剤製品の製造が記載されている。
1984年8月14日にラウ(Rau)に付与された米国特許第
4,465,828号明細書には、ヒドロキシポリカルボン酸の
混入により、良好な色彩を呈するとされるアルキルサツ
カリド(グリコシド)が記載されている。この特許明細
書にはまた、グリコシドは、サツカリド(sa-ccharid
e)と、1乃至20個の炭素原子を含み第1または第2で
あつてもよく、あるいは直鎖または枝分れ鎖を有する脂
肪酸アルコールとから形成することができると記載され
ている。
クツ(Cook)等の出願に係り、1983年1月19日に公開さ
れたヨーロッパ特許出願第0070075号公報には、アニオ
ン系共界面活性剤(cosurfactant)として、アルキルベ
ンゼンスルホネート、アルキルグリセロールエーテルス
ルホネート、アルフアオレフインスルホネート、アルキ
ルポリエトキシカルボキシレートまたはこれらの混合物
を含むアルキルポリグリコシド洗剤組成物が記載されて
いる。アーナデユース(Arnaduis)の出願が係り、1983
年4月20日に公開のヨーロッパ特許出願第0077167号公
報には、還元酸(reducing acid)の存在下において界
面活性のあるグリコシドを製造する方法が記載されてい
る。この公報には、グリコシドは疎水部分に枝分れを含
んでいてもよいこと、及びアルコールは第1でも第2で
もよいことが記載されている。
マオ(Mao)の出願に係り、1983年11月2日に公開され
たヨーロッパ特許出願第0092875号公報には、ワイプフ
イルム(wipe-film)蒸発器に関するアルキルグリコシ
ドの製造方法が記載されている。この公報には、更に、
グリコシドの脂肪部分は、飽和あるいは不飽和のいずれ
でもよい直鎖または枝分れ鎖を有する第1または第2ア
ルコールとすることができ、かつ、エーテル結合を含ん
でいてもよいことが記載されている。ヨーロッパ出願第
0092875号公報の記載とほぼ同様な記載が、同じ発明者
に付与された米国特許第4,393,203号明細書にも見受け
られる。
(1983年12月12日に公開された)フアリス(Farris)の
出願に係るヨーロッパ特許出願第0096917号公報には、
グリコシドのアルコール残分の中に8乃至25個の炭素原
子を含むグリコシドの製造が記載されている。アルコー
ル残分は、第1でも第2でもよく、直鎖でも枝分れ鎖で
もよく、飽和または不飽和物質から得ることができる。
ジヨーンズ(Joues)等の出願に係り、1984年4月18日
に公開されたヨーロッパ特許出願第0105556号公報に
は、グリコシドと、非イオン性物質と、アニオン系物質
とを含む洗剤製品が記載されている。1973年1月23日に
カルバー(Culver)等に付与されたカナダ国特許第919,
424号明細書には、燐酸エステル及びグリコシドまたは
アニオン系界面活性剤を含むアルカリ性排水清浄化組成
物が記載されている。
上記した文献は本発明に適用できる限りにおいて、参考
文献として組込まれるものである。本明細書及び請求の
範囲を通じて、特に指定しないかぎり、パーセント及び
比率は重量について行うものであり、温度は摂氏であ
り、圧力は大気圧(atmospneres over ambi−ent)であ
る。
本発明の概要 本発明は、(a)重量で約3%乃至約45%のアニオン系
界面活性剤と、(b)疎水部分中に8乃至30個の炭素を
含む、重量で約0.3%乃至約20%のモノグリコシドと、
(c)重量で約30%乃至約95%の水とからなる構成の液
体洗剤に係るものである。
更に、本発明は、有効量(即ち、水性液体洗剤組成物を
増粘させるに充分な量)のアルキルモノグリコシドを含
ませることにより、水性液体洗剤組成物を増粘させる構
成を備えた、アニオン系界面活性剤を含む水性液体洗剤
組成物の粘度を増加させる方法に係る。
発明の詳細な説明 アニオン系界面活性剤を含む水性洗剤製品の粘度を増加
させるのに有用であることがわかつたグリコシド(glyc
oside)は、モノグリコシドである。
本明細書及び請求の範囲において使用されているモノグ
リコシド(monoglycoside)なる言葉は、フルクトシド
(fructoside)、グルコシド(glucoside)、マンノシ
ド(mannoside)、ガラクトシド(galactoside)、タロ
シド(taloside)、アロシド(alloside)、アルトロシ
ド(altroside)、イドシド(idoside)、アラビノシド
(arabinoside)、キシロシド(xyloside)、リクソシ
ド(lyxoside)、リボシド(riboside)及びこれらの混
合物のような置換モノサツカリド(substituted monosa
c−charide)を含むものである。
好都合なことに、洗剤組成物の粘度を高めるのに有用な
モノグリコシドは ROG として表され、上記式において、Rは分子の疎水部分
(hydrophobic moiety)(脂肪有機部分)であり、O
は酸素で、好ましくはサツカリドの1の位置にあり、G
はサツカリドを表わす。1つ以上のR基が、(エーテル
結合として取付けられている)各サツカリド分子にあつ
てもよいが、これは困難を伴なうとともにコストがかか
るので、最初の疎水部分以上のものを導入する利点が失
われる。
本発明の重要な利点は、先づ、グリコシドがモノグリコ
シドであること、第2に、グリコシドが、分子の疎水部
分中に、約8乃至約30個、好ましくは10乃至24個、最も
好ましくは12乃至18個の炭素原子を含むことである。好
ましくは、第3の条件は、モノグリコシドの疎水部分が
第2アルコールを使用することにより、あるいは疎水部
分内において枝分かれさせることにより、枝分かれが生
じることである。本発明における別の可変因子は、枝分
かれが望ましくは複数に亘ること、例えば、幾つかのグ
ループに分かれることである。多数のメチル枝分かれを
有するオキソアルコール(即ち、α−オレフィンとCOと
水素との触媒の存在下での化学反応による第1アルコー
ルの生成を含むオキソプロセスによって製造されたオキ
ソアルコール)が特に望ましい。
次に、本発明において利用されるモノグリコシドを得る
方法について簡単に説明する。モノグリコシドは好まし
くはグルコシドであり、1965年11月23日にベトナー(Bo
ettner)に付与された米国特許第3,219,656号明細書に
記載のようにして、あるいは「JAOCS」第61巻、第10
号、第1651頁(1984年)に掲載されているケルツオウ
(Koeltzow)及びアーフアー(Urfer)著の「純アルキ
ルグルコシド、マルトシド及びマルトトリオシドの製造
及び特性」(“Preparation and Properties of Pure A
lkyl Glucosides,Maltosides,and Malto-triosides")
と題する論文の記載に従つて得ることができる。これら
の文献を参考までにここに挙げる。得られるモノグリコ
シドの量は、過剰のアルコールを使用して重合反応にお
けるアセタールの形成を促進させることにより、最大に
することができる。
本発明において使用することができる特定のアルコール
は、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシ
ル、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタ
デシル、n−デシル、テトラメチル−1−ノナノール、
及びトリメチルノナノールである。モノグリコシドを得
るのに使用することができる第2アルコールは、2−デ
カノール、2−ウンデカノール、2−ドデカノール及び
2−ドデカノールである。
モノグリコシドを形成するのに使用することができる別
のアルコールとして、1984年1月10日にリンドナー(Li
ndner)に付与された米国特許第4,425,458号明細書に記
載されているようなガーベツト(guerbet)アルコール
がある。
本発明において有用なアニオン系界面活性剤としては、
アルキルエーテルスルフエート、アルキルベンゼンスル
ホネート、アルキルスルフエート、オレフインスルホネ
ート、パラフインスルホネート及び石鹸(カルボキシレ
ート)がある。特に価値のあるものは、分子の疎水部分
に10乃至20個の炭素原子を含むアニオン系界面活性剤で
ある。好ましい界面活性剤のグループは、アルフアーオ
レフインスルホネートである。第2の好ましい界面活性
剤は、分子中に平均1乃至3個のエトキシ基を含むアル
キルエーテルスルフエネートである。アニオン系界面活
性剤の好ましいカチオンは、ナトリウムもしくはカリウ
ムまたはこれらの混合物である。使用することができる
別のアニオン系界面活性剤には、1984年10月9日にオー
レニツク(O'Lenick)に付与された米国特許第4,476,04
5号明細書に記載されているものがある。
アルコキシル化非イオン性界面活性剤は、本発明の組成
物における成分としては、最少にされるべきである。エ
トキシル化アルコールのような非イオン性のものは、粘
度を下げるので、本明細書に記載されているモノグリコ
シドの利点を損なうことがわかつた。一般にアルコキシ
ル化非イオン性界面活性剤は約10%よりも多い量は存在
すべきでなく、好ましくは約5重量%よりも少なく存在
すべきである。より高級なグリコシド(DP2及びそれ以
上のもの)は、DPが増加するにつれて、かつ、疎水部分
が減少するにつれて、粘度を低下させることもわかつ
た。従つて、より高級(DP2及びそれ以上の)クリコシ
ドは、平均のDPが1.4未満、好ましくは1.3未満とまるよ
うに、最少にされるのが好ましい。
ここで、DP(重合度)とは、グリコシド一分子中のサッ
カリドの数である。
生成物中のモノグリコシドとしてのグリコシドの量は、
好ましくは重量で約0.5%乃至約10%、最も好ましくは
約1%乃至約5%である。組成物におけるアニオン系界
面活性剤の量は、好ましくは、重量で約5%乃至約30
%、最も好ましくは約8%乃至約25%である。生成物に
おける水の量は、重量で約35%乃至約92%、好ましくは
約40%乃至約90%に設定するのが好都合である。更にま
た、本発明において使用されるモノグリコシドの量は、
アニオン系界面活性剤に対する重量比で、約4:1乃至約
1:60、好ましくは約2:1乃至約1:10である。
本発明の成分は、任意の好都合な態様で組合せることが
できる。成分の好ましい添加の順序は、モノグリコシド
を固体状態で得るとともに、これに、アニオン系界面活
性剤と水との混合物を添加するようにすることである。
アニオン系界面活性剤は、通常、著しく濃縮された物質
であるので、最終混合物に更に水を加えて、所望の製品
を得ることがしばしば必要となる。粘度は、モノグリコ
シドを添加するにつれて、実質上増加するので、製品を
効率よく移送するには、充分な混合と圧送を行なうこと
ができるものを利用すべきである。
本発明の製品は、コーン角度(cone angle)が1.57゜の
ブルツクフイールドコーンプレート粘度計(Brook−fie
ld cone-plate viscometer)により25℃において測定し
た粘度が、約50乃至100,000cps、好ましくは約150乃至1
0,000cpsであるのが望ましい。
本発明の組成物はまた、相溶性ヒドロトロープ、蛍光増
白剤及び染料、香料、酵素などをはじめとする、水性液
体洗剤製品において通常見受けられるあらゆる態様の物
質を含むことができる。本発明の組成物に含ませること
ができる別の成分として、トリポリホスフエート、ニト
リロトリアセテート、ピロホスフエートのようなビルダ
及び1984年1月31日に出願されたバレンテイ(Valent
y)の米国特許出願第06/575,421号に記載されているよ
うな有機ビルダのいずれかがある。
本発明の製品は、洗濯洗剤製品として利用する場合に
は、通常、洗浄水における活性成分の量が、重量で約0.
05%乃至約1%となるように使用される。洗濯は、約37
℃乃至60℃で行うことが薦められる。
本発明の製品は、同様な態様で、液体の食器洗い製品あ
るいは硬質表面洗浄製品として組成することができる。
食器洗い製品は一般に、洗濯洗剤製品に所望される粘度
よりも低い粘度であるので、少量のモノグリコシドを使
用することができる。本明細書に記載されている製品は
また、化粧品、ハンドクリーナ(hand cleaner)、ボデ
イーソープ、シヤワーゲル(shower gel)、髭そりク
リームまたはゲル及びヘアーシヤンプーに有用である。
上記した「発明の概要」に記載されている製品のpHは、
別のpH影響成分が存在しない場合には、0.1重量%の乾
燥固形分基準で希釈すると、約5乃至約8になるように
すべきである。製品のpHは、約2.5乃至7.8、好ましくは
3乃至7.5、最も好ましくは3乃至7.2に調整して、増粘
を最大にするのが好都合である。くえん酸及びその塩の
ような任意の緩衝物質またはpH調整物質を本発明におい
て使用することができる。
以下、本発明の実施例を記載する。
実施例I 幾つかグリコシドをつくつた。これらのグリコシドは、
上記したケルツオウ(Koeltzow)及びアーフアー(Urfe
r)の文献の記載に従つて、ほぼ純粋な化合物から得
た。これらの化合物はRxDPyの形式で表現され、Rはグ
リコシドをつくるのに使用される出発物質のアルコール
を示し、xはアルコールの鎖の長さを示し、DPは物質が
yにより示されるような重合度を有するサツカリドであ
ることを示し、例えば、DP1はグルコースである。
下記のグルコースが得られた。
(a) C10DP1 (b) C12DP1 (c) C13DP1 (d) C13DP1 (e) C15DP1 (f) C10DP2 (g) C12DP2 (h) C12DP3 *主成分としてC13を有し、C11乃至C14の範囲の炭素数
を主として含む枝分かれした第1脂肪族アルコールの異
性混合物として表わされる枝分かれした鎖のアルコール
として得た。C12の含有量は、約20%であつた。これ
は、約250℃乃至265℃(482゜F乃至509゜F)の範囲に
おいて煮沸した。アルコールは一般に、C11含有量が著
しく低く(2%よりも低い)、C14は4%と推定され
た。
実施例II 下記の成分を含むアニオン系界面活性剤の基本配合物を
つくつた。
ナトリウムアルフアオレフイン スルホネート 8%乾燥固形分基準(dsb) (Sodium alpha-olefin sulfonate) ナトリウムラウロイルサルコン シネート 3%乾燥固形分基準 (Sodium lauroyl sarconsinate) 塩化アンモニウム 2%乾燥固形分基準 添加剤−下記 3%乾燥固形分基準 水で100%(Water q.s.to 100%) 基本配合物のpHは、くえん酸で、5乃至5.5に調節し維
持した。
実施例Iからの添加剤を基本配合物に含ませることによ
り、一連の比較例を実施した。結果は第I表に示す通り
であつた。
第I表 添 加 剤 粘 度 cps なし 4 3%ココアミドモノエタノールアミン 1903 3%APG C10DP1 162 3%APG C12DP1 703 3%APG C13DP1 926 3%APG C13DP1 1655 3%APG C15DP1 724 3%APG C10DP2 4 3%APG C12DP2 8 3%APG C12DP3 4 上記試験は、基準として、液体洗剤製品の、広く受入れ
られている粘度制御剤であるココアミドモノエタノール
アミン(cocoamide monoethanolamine)を使用した。全
てのアミンと同様に、ココアミドモノエタノールアミン
には、わずかながら不快臭があつた。本発明の製品に
は、不快臭はなかつた。
*実施例I参照 実施例III 添加剤を4%まで増加させ、かつ配合物中の水を対応す
る量だけ減らした点を除き、基本配合物を実施例IIに示
すようにしてつくつた。オキソアルコール生成物によ
り、3049の粘度測定値が得られた。対照サンプルは、12
0モルの酸化エチレンを含むメチルグリコシドジオレア
ート(methyl glucoside dioleate)であるグルカメイ
トデイーオウイー120(Glucamate DOE−120)を等量使
用した。対照サンプルは、粘度が835であつた。
*実施例I参照 実施例IV 同様な量のC14トリエトキシスルフエートナトリウム塩
を使用した場合においても、ほぼ同様な結果が得られ
た。更に、オレフインスルホネートをC12直鎖アルキル
ベンゼンスルホネートカリウム塩で置換したところ、ほ
ぼ同様な結果が得られた。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体洗剤組成物であって、 (a)重量%で3%乃至45%のアニオン系界面活性剤
    と、 (b)疎水部分に8乃至30個の炭素を含む重量で0.3%
    乃至20%のモノグリコシドと、 (c)重量で30%乃至95%の水とからなり、而かも、該
    組成物中、2またはそれ以上の重合度(DP)のあるグリ
    コシド組成物があるならば、その量は、全グリコシド組
    成物の平均のDPが1.4未満である液体組成物。
  2. 【請求項2】アニオン系界面活性剤はアルキルスルフェ
    ート、オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネー
    ト、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルエーテル
    スルフェート、アルキルカルボキシレート及びこれらの
    混合物よりなる群から選ばれることを特徴とする請求の
    範囲第1項に記載の組成物。
  3. 【請求項3】モノグリコシドはモノグルコシドであるこ
    とを特徴とする請求の範囲第1項に記載の組成物。
  4. 【請求項4】モノグリコシドは重量で0.5%乃至10%存
    在するものであることを特徴とする請求の範囲第1項に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】アニオン系界面活性剤は重量で5%乃至30
    %存在するものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】洗剤ビルダを更に含むことを特徴とする請
    求の範囲第1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】洗剤ビルダはニトリロトリアセテートまた
    は燐酸塩であることを特徴とする請求の範囲第6項に記
    載の組成物。
  8. 【請求項8】疎水部分は第2アルコールから誘導される
    ものであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の
    組成物。
  9. 【請求項9】疎水部分は枝分かれしたアルコールから誘
    導されるものであることを特徴とする請求の範囲第1項
    に記載の組成物。
  10. 【請求項10】疎水部分は10乃至24個の炭素原子を含む
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】重量で10%以下のアルコキシル化非イオ
    ン性界面活性剤を更に含むことを特徴とする請求の範囲
    第1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】非イオン性界面活性剤はエトキシル化ア
    ルコールであることを特徴とする請求の範囲第11項に記
    載の組成物。
  13. 【請求項13】水に乾燥固形分基準で0.1重量%まで稀
    釈したときに5乃至約8のpHを有することを特徴とする
    請求の範囲第1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】液体洗剤組成物は2.5乃至7.8のpHを有す
    るように配合されるものであることを特徴とする請求の
    範囲第1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】重量で3%乃至45%のアニオン系界面活
    性剤と重量で30%乃至95%の水からなる水性液体洗剤組
    成物に、疎水部分に重量で8乃至30の炭素を含むアルキ
    ルモノグリコシドを含有させて水性液体洗剤組成物を増
    粘させ、該組成物中、2またはそれ以上の重合度(DP)
    のあるグリコシド組成物があるならば、その量は、全グ
    リコシド組成物の平均のDPが1.4未満であることを確保
    することを特徴とする水性液体洗剤組成物の製造方法。
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