JPH05509006A - 股関節部人工器官 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 喝　Ｓ）ロ　嬬 この発明は、外科用人工器官、特に、早期埋没症に引続く初期治療或いは股関節 機能の校正による股関節の置換えに利用される大腿部構造に関する。

股関節の置換えは、整形外科に共通の手法であって、股関節の変形疾患、股関節 の損傷、及び、股関節の損傷のあとの股関節形成による疾患などに必要とされる 。

外科処置における股関節の置換えは、寛骨臼のリーマによる削り、大腿骨の近位 骨髄腔のリーマによる削り、及び、生来の大腿骨頚部を置換えるための近位骨髄 腔への人工器官の挿入を必要とする。

人工器官の頭部（一般に、着脱可能なセラミックボールによって形成されている ）は、生来の股関節における大腿骨頭部が寛骨臼を伴っていると同様の方法で、 寛骨臼を用達れている。

関節の病理学の指示に従えば、寛骨臼のり−マ削りは、股関節の置換えに必ずし も必要とは限らない。例えば、大腿骨頚部の損傷などの場合に、大腿骨頭部の置 換えが必要になる。

この発明は、関節機能の回復のための関節形成及び股関節形成の大腿部構造に利 用できる。

大腿部頭部を置換えるために利用される多くの股関節部人工器官が存在する。公 知の大腿部頭部人工器官は、付随する不利益を被ることによる様々な成功の程度 を伴いつつ、広くゆきわたっている。

公知の広く利用されている人工器官は、通常、全長に亘って緩やかなテーパが与 えられ、弓形の弓に沿って湾曲した軸部及びモールステーバを経由して人工器官 の頭部に引連れられている頚部の近位端部からなる。軸部は、大腿骨の骨髄腔に 挿入される。

人工器官は、人工器官が打ち込みによって位置されるために、骨と人工器官との 間に、ぴったりとした隙間のない接合を導く範囲に、外科医によってリーマ削り された骨髄腔に、挿入される。実際には、人工器官の着脱を繰返すサイジングに ょろり−マ削り、即ち、人工器官が打ち込みによって位置される位置に最終的な 打ち込みによって骨と人工器官との間に隙間のない接合を提供するために、大腿 骨頚部の近傍に、人工器官が挿入される際に（人工器官の）軸部が僅かに移動で きる間隔に、リーマ削りされる。この処置の最終段階として、外科医によって人 工器官が深く打ち込まれる場合、骨の弾性係数を越えるフープストレスが生じる ことで大腿骨が破損しないよう細心の注意が払われる。骨の弾性係数の許容値は 、外科医の経験と感覚に頼られている。

大Ｈｆ’ｔの破損は、公知の人工器官が利用された場合には、挿入或いは取外し の際に頻繁に起きるが、挿入時の破損は、貧弱な外科技術によるものである。

過去に、セメントによって固定された人工器官がある、がしかし、セメントが利 用されることによって露呈する問題がある。股関節人工器官の破損は、セメント と骨との界面或いは骨と人工器官との界面が緩むことで生じる。人工器官の転回 損傷は、患者が、座っている状態から立ち上がることによって発生する。

また、人工股関節は、使用者の運動によって軸部が繰返し移動されることで緩ん だり弱くなる。このことは、人工器官の損傷及び不必要な軸方向の移動、例えば 、人工器官の埋没を誘発する。

骨の成長を促進するために、軸部に、直列の刻みが形成された人工器官がある。

骨の成長は、人工器官を予め用意された位置に保持するとともに、締込み（ｋｅ ｙｉｎｇ）及び固定効果により、転回損傷及びまたは不必要な軸方向の移動を取 除くことを可能にする。

この種の公知の人工器官は、特に、損傷した人工器官の骨髄腔からの取外しのた めの軸部の設計を複雑にする問題を露呈する。損傷した人工器官を置換える処置 は、股関節の置換えとして知られ、骨髄腔から損傷した人工器官の全てを取外す 。人工器官が軸部の前記刻み内に成長した骨によって保持されている場合、人工 器官の取外しは、しばしば、困難を極めるとともに、不幸にも、大腿骨を、大腿 骨の全長に亘って、長手方向に、少なくとも２つに分割する。このように、分割 された大腿骨では、一方の骨に人工器官が強固に固着されていることが多く、人 工器官を取外すために、大腿骨は、さらに分割される。分割された大腿骨は、損 傷した人工器官が大腿骨の分割によって取外されたのち、結束或いはねじ止めさ れる。新たな人工器官は、結束に先立って、または、結束のあとに、挿入される 。

この方法の問題点は、治療期間の増大、特に、分割された骨の治癒に必要な期間 が患者の回復期間を増大させることである。

この種の人工器官を利用することは、かなり確立されているが、装置による不利 益に対して改良が必要とされている。

他の人工器官として、軸部にねじが利用されたものがあるが、副次的に生じる、 完全にねじ込んだ状態での方向の補正及び正確な寛骨臼と人工器官頭部のアライ メントまたは屈曲の確保という点で、手術が非常に難しいという大きな不利益を 被る。この方法では、正確なアライメント及び隙間なくねじ込むことに許される マージンが僅かであって、複雑な技巧が要求される。この理由から、この種のね じ式の人工器官は、はとんど利用されていない。また、別の問題点として、ねじ 式の人工器官は、旋回力に対する抗力に乏しく、骨髄腔からの不必要な逆回転に よる引戻しが生じることが知られている。

この回転は、股関節機能の回復に必要とされる大腿骨頭部と寛骨臼との間の重要 な屈曲を変化させてしまう。この人工器官のねじの戻りによる引戻しは、股関節 機能の回復したときの人工器官の取外しには好都合であるが、１組のねじを有す るねじ式人工器官における不必要な逆回転による問題は、非常に問題である。１ 組のねじを有する公知の人工器官は、使用に際して好ましくない制約を与える。

この発明は、埋込み式人工器官によって、現在利用されている公知の股関節人工 器官に付随する不利益を取除き、或いは、改良するものである。

加えて、この発明は、従来見られた多くの問題、即ち、ねし式人工器官の不必要 な引戻し、ねじ式人工器官が完全に締込まれた状態でねじ式人工器官と寛骨臼と の間の屈曲の補正、及び、股関節を回復させる間の人工器官に関わる問題などに 対して有益である。

この発明は、公知の人工器官の利点を組合わせることで、さらなる利点を提供す るとともに、従来の不具合を除去するものである。

この発明の最も拡大された形態は、軸部及び頚部及び頭部からなり、生来の大腿 骨頭部を置換え可能に組立てられて、大腿骨の骨髄腔に挿入される大腿骨人工器 官であって、一端に凹みを有し、第一のねじ部及び第二のねじ部が形成された前 記軸部、及び、一端が上記凹みに結合可能で、残りの端部には、人工頭部が結合 される着脱可能な部材を含み、上記軸部は、大腿骨の骨髄腔に挿入されて固定さ れ、上記着脱可能な部材と上記軸部との間の相対的な回転移動によって、上記頭 部と患者の寛骨臼との間の屈曲を補正可能であることを特徴とする大腿骨人工器 官である。

この発明の別の形態は、大腿骨頭部を置換え可能に組立てられて、大腿骨の骨髄 腔に挿入される大腿骨人工器官であって、少なくとも１つのねじ部と一端部の凹 みを有する軸部、及び、自身の一端を経て上記凹みに内装され、他の一端を経て 人工頭部を受入れる部材を含み、上記軸部、上記部材及び上記人工頭部は、互い に結合されて、人工股関節を形成することを特徴とする大腿骨人工器官である。

この発明の別の形態は、大腿前頭部即ち股関節を置換えるための大腿骨の骨髄腔 に挿入される大腿骨人工器官であって、人工股関節のための頭部が形成された封 部を受入れる形状を端部に有し、異なるピッチに形成された少なくとも２つのね じ部を有する軸部をからなる大腿骨人工器官である。

この発明の形態は、ねじ切りされた軸部、及び、２つのモールステーバを有し、 着脱可能な封部、及び、頭部からなる大腿骨人工器官である。

この発明の形態の１つは、軸部、この軸部から着脱可能な頚部、及び、この頚部 から着脱可能な頭部からなる大腿骨の骨髄腔に挿入される大腿骨人工器官であっ て、上記頚部は、前記頭部を含む前記封部に対し、オス・メス或いはメス・オス 接続を可能であって、また、寛骨臼に関連した前記頭部の屈曲を提供するために 、前記封部を前記軸部に対して相対的に回転可能であることを特徴とする大腿骨 人工器官である。

この発明の別の形態は、軸部及び頚部及び頭部からなる大腿骨の骨髄腔に挿入さ れる大腿骨人工器官であって、上記軸部は、上記頚部を受入れるテーバが施され た領域、及び、距離をおいて配置されたねじ部を存することを特徴とする大腿付 人工器官である。

この発明のさらに別の形態は、上記封部のテーバ領域を受入れるための凹みが端 部に形成され、及び、距離をおいて配置されたねし部を有する大腿骨人工器官に 利用される軸部である。

この発明のさらなる形態は、互いに鈍角に配置され、それぞれ、外側に向かって テーバ領域が与えられている２つの脚部を含む大腿骨人工器官に利用される封部 である。

この発明の一実施例は、互いに異なるピッチであって、それぞれにテーバが与え られ、それぞれが離れて形成されている２つのねじ部を有する軸部であって、一 端に、自身の第二のオス状部に頭部のメス状部が挿入されている結合部材の対応 する第一のオス状部を隙間なく受入れるメス状の凹みからなる軸部である。

好ましくは、対応するメス状部と隙間なく結合される第−及び第二のオス状部は 、それぞれ、結合部材のいづれかの端部のモールステーバてあって、これによっ て、２つのモールステーバが形成され、軸部と結合部材、及び、結合部材と寛骨 臼カップを、結合する。

人工器官は、軸部と、２つのモールステーバを含み、装置を載置するとともに、 上記軸部に着脱可能に接続される封部と、によって構成され、２つのねじ部を有 する上記軸部の終端部に上記頭部を結合する上記１つのモールステーバが接続さ れて、一体構造に組立てられる。

この発明をより詳細に説明するための実施例を図面とともに示す。

図１は、この発明の実施例である人工器官が大腿骨に挿入された状態を長手方向 に切断した断面図、図２は、この発明の別の実施例である人工器官が大腿骨に挿 入された状態を長手方向に切断した断面図、図３乃至図５は、この発明の人工器 官の様々な実施例を示す断面図、 図６は、実施例の人工器官の分解図、 図７は、図６の軸部の平面図、 図８は、実施例の人工器官の分解図、 図９は、図８の軸部の平面図、 図１Ｏは、人工器官を受け入れる骨髄腔を用意するために利用される工具を示す 正面図、である。

図１には、大腿骨長手断面２の近傍に位置された人工器官１が示されている。

図１の人工器官は、自身の長軸方向端部に距離をおいて配置された２つのヘリカ ルねじ部４及び５が形成されている軸部３からなる。軸部３は、高速ねじれを有 するねじ部４及び異なるピッチによる低速ねじれを有するねじ部５を伴う、減衰 テーバを有している。

軸部３の上端部には、テーバを有する凹み６が形成されている。凹み６は、凹み ６との間に、隙間のないオス／メス結合のために形成され、凹み６と反対のテー バが与えられているオス状部８を有する頚部即ち封部７を受け入れる。

封部７はまた、頭部１１のメス状凹み１０を結合されるためのオス状部９からな り、公知の第二モールステーバを形成する。

人工器官を挿入するために、青と人工器官とが互いに両立できるよう、大腿骨の 骨髄腔がリーマ削りされる。リーマ削りは、ねし部の深さ及び軸部の幅とテーバ に、概ね等しい位置を提供する。猾の断面は、概ね等しい幅で、ねじ部の長さ即 ちねじ部の深さよりも長く削られる。リーマ削りは、高速ねじ部４よりもかなり 低速な低速ねじ部５によって削られる。

このねじ切りは、好ましくは、図１０に示されているような斜切類錐状のねじ切 り装置によって施される。軸部３は、骨髄腔にねじ込まれ、必要に応じて、強固 な人工器官と骨との接着を与える（補強）植肉される。この方法によれば、接着 剤による固定或いは人工器官への前処理等の付随事項が不必要になる。これとは 別に、人工器官は、骨の成長を活性化するための水酸化リン灰石によって前処理 される。

軸部３は、図１Ｏに示されている斜切類錐状のねじ切り装置またはトルクレンチ とともに利用されるアレンキーによってリーマ削りされた位置にねじ込まれる。

凹み６に挿入されている封部７は、軸部が所定位置に位置される以前に、医師に よる回転によって、図示しない寛骨臼とのアライメントが補正される。この位置 が規定されたのち、封部は、打ち込みによって軸部に隙間なく接合される。モー ルステーバは、アライメント及び回転が規定されたあとの、封部の、好ましくな い回転及び軸方向の移動を阻止する。頭部１１（一般には、セラミック、クロム −コバルト、プラスティック或いはチタンなどによるカップ状）は、人工器官の 終端である封部７のオス状部９に打ち込まれる。２つのモールステーバを有する 封部が利用されることで、軸部３がねじ込まれたあとの寛骨臼即ち寛骨臼カップ と頭部１１との回転アライメントを可能にすることから、人工器官の最終的な微 調整が容易になる。軸部３の２つのねじ部は、従来のねじ込み人工器官に見られ た軸方向の引き戻しによる不必要な逆回転の問題を除去することのできる応力を 軸部に提供する。２つのモールスチーＩくが利用されることで、適格な大腿骨頭 部と頚部との屈曲が提供される。

図２は、図１に示されている人工器官とは別の実施例を示し、第一の大径ねじ部 １２と小径ねじ部１３が与えられている。

第一ねじ部１２とねじ部１３は、協働して、骨髄腔に固定された軸部１４に応力 を提供する。この人工器官は、図１０に示されている工具によって提供されるね じ通路が骨髄腔に用意されたのち埋め込まれる。

図３．４及び５は、この発明のさらに別の実施例を示している。ねじ部は、シン チレーション法（ｓｃｌｎｔｅｄ）、ビード法及び前装法（ｐｒｅｃｏａｔｅｄ ）によって形成される。

図６には、この発明の実施例である大腿骨人工器官２０の分解図が示されている 。人工器官２０は、軸部２１、及び、材部２２と頭部２３からなる着脱可能な頚 部から構成されている。軸部２１は、また、終端部２６に沿ってまたは近傍に位 置されて０るねじ部２４、及び、端部から離れた位置２７に位置されているねし 部２５から構成されている。軸部が既に説明した位置にねじ込まれたとき、ねし 部２４及び２５のそれぞれヘリカルねじ（よ、責の骨髄腔の壁面に対して応力を 及ぼす。従って、軸方向の引き戻しによる不必要な回転に対し、高い抗力及び回 転安定性を有する堅牢な埋込みが達成される。図７によれば、軸部２１は、！！ 端部２６に、材部２２のオス状部２９が結合されるためのメス状凹み２８を有し ている。軸部２１には、また、人工器官を非ねし込み状態で取り外すためのアレ ンキーが装着される６角状部３０が付加されている。材部２２は、互いに、人工 器官の頚部を形成するテーバ２９及び３１から構成されている。テーバ２９は、 テーバ３１よりも深く挿入されることから、好ましくは、テーバ２９は、テーバ ３１よりも長く形成される。材部２２は、軸部２１が固定されたのち、軸部２１ に関連した材部２２の回転のための損失に必要な角度で、軸部２１の凹み２８に 緩やかに挿入される。屈曲が補正される際には、材部２２が回転されることで、 隙間なく接続されている凹み２８の壁面３２とテーバ２９との間が調整される。

テーバ３１は、大腿骨人工器官を完成させるための頭部２３の凹み３３に結合さ れる。

材部２２には、また、材部を患者の大腿骨人工器官から取外すための力点を提供 するカラーまたはフランジ３４が付加されている。軸部２１の頂部３５にテコが 位置されるとき、カラーまたはフランジ３４に、結合を開放するための抗力が提 供される。

図示されているカラー３４は、軸部２１と材部２２との分離を容易にするための 一例である。従って、軸部から材部２２を容易に分離できるものであれば、別の 機構が付加されてもよい。

図８には、より幾何学的に設計された軸部３７及び頚部即ち材部３８を存する股 関節人工器官３６が分解された状態で示されている。図９は、軸部３７の平面図 である。軸部３７の端部３９は、予め決められている幅の領域４１に亘るねじ部 ４０が形成されている。軸部コア４２の直径は、概ね９−■ないし１３■■の範 囲内に規定される。軸部コア４２は、ねじ部４０と非ねじ領域４３からなる。ね じ部４０は、低速ねじに形成される。ねじ部４０と非ねし領域４３の長さは、好 ましくは、それぞれ、３５ＩＩ１１及び２２■に規定される。

軸部３７の終端部４４には、長さが概ね４０ｍｍであって、テーバ及びねじが与 えられているねじ部４５、及び、長さが概ね３３ｍｍであって、テーバのみが与 えられている非ねじ領域４６が形成されている。ねし部４５は、ねじ部４０のね じに比較して高速なヘリカルねしである。終端部４４は、大腿骨の骨髄腔の端部 における医学的特性に沿って、概ね１０″のテーバに形成される。コアの直径は 、２０珊国ないし２６＋ｕの範囲内に規定され、最外部にｌｌ１１１ないし２， ５■のねじが付加されている。

軸部３７の終端部４４には、モールステーパ４７が形成されている。

テーバは、モールスレンジ３／４ないし１．５が好ましいが、このパラメータに 制限されることはない。軸部３７に対し、挿入及び軸方向の引戻しを可能にする ６角状の凹み４８におけるモールステーバ４７は、股関節機能を補正する。

軸部は、好ましくは、自身の周囲に骨即ち骨形成を活性化するために、ねじ部に 水酸化リン灰石がコートされたチタンまたはクロム−コバルト合金によって形成 される。尚、ビード法によるクロム−コバルトが利用される場合、骨形成が促進 される。

従来の人工器官軸部は、骨の成長に依存する、或いは依存しない、固定のために 提供され、円周上に規定される固定のための位置を有している。このように形成 された軸部には、固定のための位置の信頼性を劣化させるフープストレスを引き 起こすことかある。公知の多くの人工器官には、人工器官と骨との間の接触に制 限を与え、局部的な力の分散を生じさせる、方形成いは矩形の中間室が形成され ている。

この発明の軸部３７は、結果として十分な接触力を提供できる人工器官と骨との 間の接触領域を増大させる。人工器官３６は、また、材部即ち頚部３８は、９０ °ないし１８０＠の間の鈍角に形成される。材部３８は、第一のモールステーパ ４９及び第二の大きなモールステーパ５０から構成されている。２つのテーバの 相違は、軸部３７への挿入の間違いを阻止するためにある。テーバ４９は、好ま しくは、モールスレンジ１、また、テーバ５０は、好ましくは、モールスレンジ １．５に形成される。

材部３８には、また、それぞれのモールステーパの開放を容易にするカラー５１ 及び５２が配置されている。

モールスレンジ１のテーバ４９は、軸部３７のテーバ４７に結合される。テーバ ５０は、凹み５４を経て頭部５３に結合される。頭部５３は、１．５のモールス テーパを内装し、２８．３２または３８ｍ５の直径に形成される。挿入された軸 部における材部は、医師によって、患者の大腿骨の正中線と、寛骨臼または股関 節全体における寛骨臼の凹み内に位置されている頭部５３の補正位置までの距離 に正確に一致される。材部に配置されている２つのモールステーパは、大腿骨頭 部における生来の中心を容易に提供できる。

最適な屈曲は、軸部のテーバ４７に押し込まれる以前のテーバ４９と材部３８に よって達成される。

材部が除去される場合には、カラー５１に対する、テコによる加圧（レバーリン グ−１ｅｖｅｒｉｎｇ）或いは押込みによる加圧（ウェツジング−ｖｅｄｇｌｎ ｇ）によって、モールステーパは容易に開放される。同様に、頭部５３が取外さ れる場合には、カラー５２に対するレバーリング及びウェツジングによって容易 である。

人工器官が固定されるために、骨髄腔は、大腿骨の長手方向断面で示される場合 に、表皮に直交する面に沿ってリーマ削りされる。このことは、軸部を、前方及 び後方に対して、９０＠に固定できる。

この発明によれば、フープストレスが生じることのない固定が可能になる。

軸部３７は、例えば、これまでに利用されていた人工器官によって固定位置が損 傷を受けている場合には、損傷を受けていない骨との接触を確保するために、延 ばすことができる。

また、材部は、延長部材が利用されることで、頭部が位置されるべき位置も正確 に規定される。

この発明の人工器官は、人工器官における軸方向移動に対する抗力を、骨と人工 器官との接触によって生じる摩擦力と高速及び低速ねしによる応力によって提供 する。

人工器官の逆回転による不要な挙動を防止するために骨髄腔の壁面に沿って形成 された長袖方向のチャネルによって、骨に、人工器官を、容易に締付けることが できる。この締付けには、人工器官の軸内に対応するスロットを必要とする。

上述したこの発明の装置は単なる例に過ぎず、上記説明を基にしてこの発明をい かようにも変形できることはいうまでもない。

Ｆ／θ、５ 亜　ぬ　−Ｅ Ｒθ、ｎ 蜀　プ勲Ｊ　≧Ｙ ＵＳ　４６９３７２４　ＦＲ２５７６７７７ＪＰ　６１１７６３４２　ＵＳ　４ ６９３７２４

Claims (35)

【特許請求の範囲】
1. １．着脱可能な頭部を有する頸部が着脱可能に形成された湾曲した軸部からなり 、上記頸部は、上記軸部に対し、オス・メス或いはメス・オス接続可能であって 、その一方で、上記頭部と結合可能な肘部を有し、この肘部は、既に固定されて いる上記軸部に上記頭部を接続するとともに、上記軸部に相対して回転可能であ ることを特徴する大腿骨の骨髄腔に挿入される大腿骨人工器官。
2. ２．上記肘部は、前記軸部のメス状部及び上記頭部のメス状部のそれぞれと接続 されるテーパが与えられたオス状部を含む請求項１記載の大腿骨人工器官。
3. ３．上記肘部の相対的な回転は、前記軸部が固定された場合に、寛骨臼に関連す る上記頭部の方向（屈曲）を補正することができる請求項１或いは２のいづれか に記載の大腿骨人工器官。
4. ４．前記軸部のメス状部は、上記肘部の一方のオス状部を軸方向に受入れるため のテーパが与えられた凹みを含む請求項３記載の大腿骨人工器官。
5. ５．上記肘部は、９０°ないし１８０°の角度で連装配置された２つの脚部によ って形成される請求項４記載の大腿骨人工器官。
6. ６．上記肘部は、少なくとも一方或いは双方の脚部に、前記軸部及びまたは上記 頭部を肘部から離脱させるためのカラーまたはフランジを含む請求項５記載の大 腿骨人工器官。
7. ７．テーパが与えられている前記軸部に内装される第一のオス状部は、テーパが 与えられている上記頭部に内装される第二のオス状部よりも長く形成される請求 項６記載の大腿骨人工器官。
8. ８．前記軸部は、自身の幅の広い側の端部或いはその近傍に位置され、幅広テー パが与えられた第一のヘリカルねじ部と上記端部よりも低い位置または自身の幅 の狭い側に位置され、幅の狭いテーパが与えられた第二のヘリカルねじ部とを含 む請求項７記載の大腿骨人工器官。
9. ９．上記第一及び第二のねじ部は、等しい長さまたは異なる長さに形成される請 求項８記載の大腿骨人工器官。
10. １０．上記第一のねじ部は、上記第二のねじ部と同じ方向に進行する請求項９記 載の大腿骨人工器官。
11. １１．上記第一のねじ部は、上記第二のねじ部に比較して等しいピッチまたは異 なるピッチのねじを有する請求項１０記載の大腿骨人工器官。
12. １２．前記軸部は、大腿骨の骨髄腔内に挿入され、上記第一及び第二のねじ部の 協働によって発生される応力を大腿骨に提供する請求項１１記載の大腿骨人工器 官。
13. １３．上記頭部は、カップからなる請求項１２記載の大腿骨人工器官。
14. １４．前記軸部及び上記肘部は、鉄またはチタンから製造される請求項１３記載 の大腿骨人工器官。
15. １５．上記カップは、セラミックまたはプラスティックから製造される請求項１ ４記載の大腿骨人工器官。
16. １６．互いに鈍角に配置され、それぞれ、外側に向かってテーパ領域が与えられ ている２つの脚部を含む、これまでに説明したいづれかの請求項に開示されてい る大腿骨人工器官に利用される肘部。
17. １７．一方のテーパ領域は、残りのテーパ領域よりも長く形成され、長い方のテ ーパ領域が前記軸部に挿入される請求項１６記載の肘部。
18. １８．上記肘部のテーパ領域を受入れるための凹みが端部に形成されている、こ れまでに説明したいづれかの請求項に開示されている大腿骨人工器官に利用され る軸部。
19. １９．距離をおいて配置された第一及び第二のねじ部は、互いに同一方向に進行 する請求項１８記載の軸部。
20. ２０．上記テーパ領域は、モールステーパからなる上述したいづれかの請求項に 記載の人工器官。
21. ２１．軸部と頸部と頭部からなり、前記軸部は、距離をおいて配置された第一及 び第二のねじ部を有することを特徴とする大腿骨の骨髄腔に挿入される大腿骨人 工器官。
22. ２２．上記軸部は、自身の幅の広い側の端部或いはその近傍に位置され、幅広テ ーパが与えられた第一のヘリカルねじ部と自身の幅の狭い側に向かって或いは狭 い側の端部に位置され、幅の狭いテーパが与えられた第二のヘリカルねじ部とを 含む請求項２１記載の大腿骨人工器官。
23. ２３．上記ねじ部は、等しい長さまたは異なる長さに形成される請求項２２記載 の大腿骨人工器官。
24. ２４．上記第一のねじ部は、上記第二のねじ部と同じ方向に、第二のねじ部より も高速で進行する請求項２３記載の大腿骨人工器官。
25. ２５．前記軸部は、大腿骨の骨髄腔内に挿入され、上記第一及び第二のねじ部の 協働によって発生される応力を大腿骨に提供する請求項２４記載の大腿骨人工器 官。
26. ２６．上記第一のねじ部は、上記第二のねじ部に比較して等しいピッチまたは異 なるピッチのねじを有する請求項２５記載の大腿骨人工器官。
27. ２７．前記軸部、頸部、及び、頭部は、相互に、着脱可能である請求項２６記載 の大腿骨人工器官。
28. ２８．前記軸部は、前記頭部を含む前記肘部に対し、オス・メス或いはメス・オ ス接続を可能にする機構を含む請求項２７記載の大腿骨人工器官。
29. ２９．前記軸部には、前記肘部のオス状部を受入れるための凹みが付加されてい る請求項２８記載の大腿骨人工器官。
30. ３０．上記機構は、前記肘部の一端のテーパを受入れるための凹みからなる請求 項２９記載の大腿骨人工器官。
31. ３１．前記肘部は、自身の他の一端に、前記頭部と結合するために付加された第 二のテーパを有する請求項３０記載の大腿骨人工器官。
32. ３２．前記軸部の上記凹みは、軸部を引抜くために利用されるアレンキーを受入 れる機構を含む請求項３１記載の大腿骨人工器官。
33. ３３．前記肘部と前記軸部との間及び前記肘部と前記頭部との間のそれぞれの結 合は、寛骨臼に関連した前記頭部の屈曲を提供するために、前記肘部を前記軸部 に対して相対的に回転可能にする請求項３２記載の大腿骨人工器官。
34. ３４．前記頭部は、セラミックカップからなり、前記肘部の一方のモールステー パを経て肘部に接続される請求項３３記載の大腿骨人工器官。
35. ３５．上記第一のねじ部は、上記第二のねじ部に比較して、高速ねじを有する上 述したいづれかの請求項に記載の大腿骨人工器官。