JPH05508153A - 5―リポキシゲナーゼ経路およびシクロオキシゲナーゼ経路で媒介される疾患の阻害 - Google Patents

5―リポキシゲナーゼ経路およびシクロオキシゲナーゼ経路で媒介される疾患の阻害

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JPH05508153A
JPH05508153A JP91512077A JP51207791A JPH05508153A JP H05508153 A JPH05508153 A JP H05508153A JP 91512077 A JP91512077 A JP 91512077A JP 51207791 A JP51207791 A JP 51207791A JP H05508153 A JPH05508153 A JP H05508153A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 5−リポキシゲナーゼ経路およびシクロオキシゲナーゼ経路で媒介される疾患の 阻害 発明の分野 本発明は5−リポキシゲナーゼ経路およびシクロオキシゲナーゼ経路で媒介され る疾患を治療する方法に関する。
発明の背景 アラキドン酸の代謝は多くの経路によって起こる。ある代謝経路はPGE2を生 産するシクロオキシゲナーゼ(Co)媒介経路による。PGH!はプロスタノイ ド(PGE2、TxA2およびプロスタサイクリン)に代謝される。これらの産 物は、多形核球、マスト細胞および単球を含む様々な細胞によって生産される。
別の経路は、アラキドン酸を初めに5−ヒドロペルオキシ−エイコサテトラエノ ール酸(5−HPETE)に酸化するりポキシゲナーゼ媒介経路による。5−H PETEは、さらに、LTA4、ペプチドロイコトリエンの前駆体(LTC4、 LTD4およびLTE、)ならびにLTB、に代謝される。さらに、5−HPE TEは5−ヒドロキシエイコサテトラエ、ノール酸(5−HETE)に変換され る。
リポキシゲナーゼは酸化されるアラキドン酸の位!に従って分類される。血小板 はアラキドン酸を12−HETHに代謝するのに対し、多形核球(PMN)は5 および15リポキシゲナーゼを含んでいる。12−HETEおよび5.12−ジ HETEがヒトの好中球および好酸球に対する走化性を有し、炎症過程を増加さ せうろことは公知である。5−HETEはペプチジルロイコトリエンの前駆体で あることは公知であり、形式的にはアナフィラキシ−の遅反応物質(SR3−A )およびLTB4とし7て知られている。SR3系列の分子、例えばロイコトリ エンC4およびD4は、効力のある気管支収縮剤であることが示されている。L  T B 4はPMHに対して効力のある走化剤であることが示されている。5 −リポキシゲナーゼ経路の産物は、喘息、アレルギー、関節炎、乾癖、および炎 症性腸疾患の炎症応答を開始および維持するのに重要な役割を果たしていると考 えられる。この酵素を妨害すると、これら疾患状態に関与する様々な経路が遮断 されるので、このような阻害剤は上記の様々な炎症性疾患を治療するのに有用な はずであると考えられる。シクロオキシゲナーゼとは対照的に、インビボで活性 で選択的なりポキシゲナーゼ阻害剤が存在しないことから、炎症におけるロイコ トリエンの役割については、その適切な研究が妨げられてきた。
上記のようなアラキドン酸の酸化生成物は様々な炎症状態の媒介物質として同定 されている。これらの媒介物質によって引き起こされる様々な炎症疾患状態や、 ここで考察する多くの他の症状は、すべて、酸化された多不飽和脂肪酸代謝物阻 害剤、例えば5−リポキシゲナーゼ(5−LO)阻害剤を必要とする症状である 。
上記のようなアラキドン酸の酸化生成物は、様々な炎症症状の媒介物質として同 定されている。このような炎症症状は、慢性関節リウマチ、気管支の炎症、炎症 性腸疾患、喘息、心臓血管障害、緑内障、気腫、急性呼吸困難症候群、狼癒、痛 風、悪癖、発熱、痛み、ならびに、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーおよびじ んま疹などの他のアレルギー性疾患である。これらの疾患状態や、血小板凝集な どの付加的な症状、ならびに、全体的または部分的な血栓症を含む血栓症、冠状 動脈血栓症、静脈炎および静脈血栓症(やはり、炎症に関与する)から生じる症 状は、すべて、COおよび5−LOの二重阻害剤を必要とする症状である。
この分野では、多不飽和脂肪酸、例えばアラキドン酸の酸化によって形成される 産物の効果的な阻害剤である化合物が治療に必要とされている。酸化された多不 飽和脂肪酸(以下、0PUFA)の阻害によって、例えば5−リポキシゲナーゼ (5−LO)酵素およびシクロオキシゲナーゼ(CO)酵素を阻害することによ って、様々なロイコトリエンおよびプロスタグランジンの形成が予防される。
発明の概要 本発明は0PUFA媒介疾患の治療を必要とする被験体の該疾患を治療する方法 に関する。この方法は、このような被験体に、式。
[式中、Wは、−CR5=CR,−1−N=CR,−1−8−または−o−:R 2、R1、R6、およびR7は、独fLT、−HまたはCl−ff1アルキル; R1およびRoの一方は4−ピリジルまたはcl□アルキル−4−ピリジル(た だし、R1が01−4アルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリジ ン環の2位に位置する)であり、R1およびRoの他方は、(a)フェニルまた は一置換フェニルにこで、該置換基は、c、−4アルキル、ハロ、ヒドロキシ、 C3−4アルコキシ、C1−、アルキルチオ、CI−Sアルキルスルフィニル、 Cz−sl−アルケニル−1−チオ、Cz−sl−アルケニル−1−スルフィニ ル、cl−3アルキルスルホニル、Cz−sl−アルケニル−1−スルホニル、 C3−52−アルケニル−1−スルホニル、Cs−52−アルケニル−1−スル ホニル、CI−I+アシルルアミノ、cI−3ジアルキルアミノ、CF s、N −CC+−37hhン−7’、ド)、N−(CI−3アル+ル)−N−(C,、 アルカンアミド)、N−ビロリジ/、N−ピペリジノ、プロパー2−エン−1− オキシ、2.2.2−トリハロエトキン、チオール、アシルチオ、ジチオアシル 、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カル ボアルコキシアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキシチオノチオ 、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、アルコキンアルキルチオ、アルコキン アルキルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、またはアシルオキシア ルキルチオ。
(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、Cl−3アルキルチオ、 CI −3アルコキシ、ハロ、C1−イアルキル、cI−jアルキルアミ人N− (CI−xアルキル)−N−(CI−sアルカンアミド、C1−、ンアルキルア ミノ、アミン、N−ピロリツノまたはN−ピペリジノ: (C)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、Cr −sアルコキシ、ハ ロ、CI −4アルキルまたはCF、であり、他方の置換基は、チオール、アル キルスルフィニル、アシルチオ、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバ ミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、アル コキシカルボニルチオ、アルコキシチオノチオ、フェニルチオ、フェニルスルフ ィニル、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアルキルスルフィニル、アルキル チオアルキルチオ、Z%またはアシルオキシアルキルチオ);あるいは(d)二 置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、アミノ、Cl−11アルキルアミノ またはC1−3ジアルキルアミノであり、他方の置換基は、Cl −3アルキル スルフイニル、Cz−s−1−アルケニル−1−チオ、CI、1−アルケニル− 1−スルフィニル、Cトラ2−アルケニル−1−チオ、Cs、s2−アルケニル −1−スルフィニル、チオール、アシルチオ、ジチオアシル、チオカルバミル、 ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキシアルキ ルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキシチオノチオ、フェニルチオ、フ ェニルスルフィニル、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアルキルスルフィニ ル、アルキルチオアルキルチオ、Zlまたはアシルオキシアルキルチオ);ある いは(e)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、ハロ、C1−3ア ルコキシ、Cl−3アルキルアミノ、C1−5ジアルキルアミノ、N−ピロリジ ノ、N−ピペリジノ、2.2.2−トリハロエトキシ、プロパー2−エン−1− オキシ、ヒドロキシ、Cl−3アルキルチオ、C,−3アルキルスルフイニル、 Cl−3アルキル−スルホニル、Cz−sl−アルケニル−1−チオ、C2−5 −1−アルケニル−1−スルフィニル、Cs−52−アルケニル−1−チオ、C s−52−アルケニル−1−スルフィニル、チオール、アシルチオ、ジチオアシ ル、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カ ルボアルコキシ−アルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキシチオノ チオ、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、アルコキシアルキルチオ、アルコ キシアルキルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Zlまたはアシルオキ シアルキルチオから選択されるか、あるいは該置換基は共にメチレンジオキシ基 を形成している)。
(f)以下の式・ [式中、tl′!Oまたは1: R4およびR6は、独立して、水素、C1−9アルキル、アリールまたはへテロ アリールから選択され。
Zは−3(CR<Ra)、−3−Z+ :ZlはC,−、アルキル、アリールま たはへテロアリールである〕の一方で示される部分である]で示される化合物ま たはその薬学的に許容される塩の有効な0PUFA阻害量を投与することからな る。
本発明の別の態様は、シクロオキシゲナーゼ経路媒介疾患の治療を必・要とする 被験体の該疾患を治療する方法に関する。この方法は、このような被験体に、式 (I)の化合物の非毒性で有効なシクロオキシゲナーゼ経路阻害量を投与するこ とからなる。
本発明の別の態様は、式(II)の新規化合物、ならびに、薬学的に許容される 担体または希釈剤と、式(n)の化合物の有効量とを含有する薬剤組成物に関す る。
本発明の別の態様は、0PUFA媒介疾患の治療を必要とする被験体の該疾患を 治療する方法に関する。この方法は、このような被験体に、式(U)の化合物の 有効な0PtJFA阻害量を投与することからなる。式(II)の化合物は有効 なシクロオキ/ゲナーゼ阻害剤でもあり、それゆえ、CO媒介疾患状態の治療に も同様に有用である。
本発明の別の態様は、0PUFA媒介疾患の治療を必要とする被験体の該疾患を 治療する方法に関する。この方法は、このような被験体に、式(m)の化合物の 有効な0PUFA阻害量を投与することからなる。式(■)の化合物は有効なシ クロオキシゲナーゼ阻害剤でもあり、それゆえ、CO媒介疾患状態の治療にも同 様に有用である。
発明の詳細な説明 本発明は上記のような式(I)の化合物を0PUFA媒介疾患に使用する方法に 関し、この方法は式(I)の化合物の有効量を、それを必要とするヒトを含む哺 乳類に投与することからなる。好ましくは、5−リポキシゲナーゼ酵素が阻害さ れる。さらに、本発明はシクロオキシゲナーゼ経路媒介疾患を治療する方法に関 し、この方法は式(1)の化合物の有効量を、それを必要とするヒトを含む哺乳 類に投与することからなる。
また、本発明は下記のような式(II)の新規な化合物、ならびに、式(II) の化合物と、薬学的に許容される担体または希釈剤とを含有する薬剤組成物にも 関する。
また、本発明は式(n)の化合物を、好ましくは、それを必要とするヒトを含む 哺乳類における5−リポキシゲナーゼ酵素を阻害することによって、0PUFA 媒介疾患の治療に使用する方法にも関する。また、本発明はシクロオキシゲナー ゼ経路媒介疾患を治療する方法にも関し、この方法は式(II)の化合物の有効 なシクロオキシゲナーゼ経路阻害量を、このような阻害を必要とするヒトを含む 哺乳類に投与することからなる。
式(II)の化合物は式(1)の化合物類に包含され、構造式。
[式中、wは、−CR5=CRT−1−N=CR,−1−8−または−〇−:R 2、R3、R6、およびR7は、独立シテ、−HまたはC,−27/L4ル。
ならびに、T、およびT、の一方は4−ピリジルまたはcl−4アルキル−4− ピリジル(ただし、T、がC1−4アルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置 換基はピリジン環の2位に位置する)であり、T1およびToの他方は、(a) −置換フェニル(ここで、該置換基は、ヒドロキシ、C1−3アルキルスルホニ ル、C2−51−アルケニル−1−スルホニル、Cs−52−アルケニル−1− スルホニル、CI、2−アルケニル−1−スルホニル、C13アルキルアミノ、 C13ジアルキルアミ/、CF3、N−C,、−フルカン7ミド、N−(CI− 4フルキル)−N−(CI−3フルカンアミド)、N−ピロリジノ、N−ピペリ ジ六プロパー2−エンー1−オキシ、2.2゜2−トリハロエトキシ、チオール 、アシルチオ、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカ ルボニルアルキルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、アルコキンカルボニル チオ、アルコキシチオノチオ、フェニルチオ、アルコキンアルキルチオ、アルコ キシアルキルスフイニル、アルキルチオアルキルチオ、またはz)、あるいは (b)二置換フェニル(ここで、該1換基の一方は、アミノ、NJ:1−s−ア ルカンアミド、N−(CI−、アルキル)−N−(CI−sアルカンアミド)、 cl−3アルキルアミ人C1−3ンアルキルアミノ、N−ピロリジノ、またはN −ピペリジノであり、他方の置換基は、C1−3アルキルスルフイニル、C2− 5−1−アルケニル−1−チオ、Cz−sl−アルケニル−1−スルフィニル、 C3,□s2−アルケニルー1−チオ、C5−52−アルケニル−]−スルフィ ニル、チオール、アシルチオ、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバミ ル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボキンアルキルチオ、アルコキシカ ルボニルチオ、アルコキンチオノチオ、フェニルチオ、アルコキンアルキルチオ 、アルコキンアルキルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Zlまたはア シルオキシアルキルチオ)、あるいは(C)二置換フェニル(ここで、該置換基 は同一であり、ハロ、cl−3アルコキン、C1−3アルキルアミノ、CI−S ジアルキルアミノ、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、2、2.2−1−リハロ エトキン、プロパー2−エン−1−オキシ、ヒドロキシ、チオール、アシルチオ 、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアル キルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコ キシチオノチオ、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアルキル スルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、またはZから選択される):あるい は (d)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、Cl−3アルキルアミノ 、CI −3ジアルキルアミノ、アミノ、N−(CI−sアルキル)−N−(C I−sアルカンアミド、N−ピロリジノまたはN−ピペリジノ):あるいは(e )以下の式。
[式中、tはOまたは1: R4およびR6は、独立して、水素、Cl−9アルキル、アリールまたはへテロ アリールから選択され: Zは−3−(CR4Ra ) 、−S −Z l:ZIは、CI−Sアルキル、 アリールまたはへテロアリールであるコの一方で示される部分であるコで示され る化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することからなる。
本発明のある態様は、式(DI)の化合物の医薬品への使用である。この化合物 は、また、式(I)の化合物類に包含される。式(II[)の化合物は、0PU FA阻害剤として、およびco媒介疾患の治療に有用であるが、好ましくは、そ れぞれ3−LO酵素およびCO酵素の阻害による。式(III)の化合物は、構 造式:[式中、Wは、−CR,=CRT−1−N=CR,−1−8−または−〇 −:R2、R8、R5、オヨびRtは、独立シテ、−H*たはC,−、フルー1 −ル;ならびに、Slの一方は4−ピリジルまたはC1−4アルキル−4−ピリ ジル(ただし、SlまたはSoがC8□アルキル−4−ピリジルの場合、アルキ ル置換基はピリジン環の2位に位!する)であり、SlおよびS。の他方は、( a)−置換フェニル(ここで、該置換基は、−H,C,、アルキル、ハロ、CI  −2アルコキノ、Cl−3アルキルチオ、Cl−3アルキルスルフイニル、C 2−51−アルケニル−1−チオ、C2−51−アルケニル−1−スルフィニル 、C3−s2〜アルケニル−1−チオ、Cs−s 2−アルケニル−1−スルフ ィニル、またはアシルオキシアルキルチオ);あるいは (b)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、C1−3アルキルチす、 C1−3アルコキシ、ハロ、またはC0−4アルキル)、あるいは(C)二置換 フェニル(ここで、該置換基の一方は、C+ −sアルコキシ、ハロ、C1−4 アルキルであり、他方は、Cl−5アルキルスルフイニル、C2−5−1−アル ケニル−1−チオ、CF51−アルケニル−1−スルフィニル、Cs−52−ア ルケニル−1−チオ、CF52−アルケニル−1−スルフィニル、またはアシル オキシアルキルチオ)、あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、C1−、アルキルスル フィニル、CF51−アルケニル−1−チオ、C2−5−1−アルケニル−1− スルフィニル、CI、2−アルケニル−1−チオ、C342−アルケニル−1− スルフィニル、またはアシルオキシアルキルチオであるか、あるいは該置換基は 共にメチレンジオキシを形成しているコおよびその薬学的に許容される塩によっ て表される。
本発明の別の態様は、薬学的に許容される担体または希釈剤と、式(m)の化合 物とを含有する0PUFA経路またはCO経路媒介疾患状態の治療に使用する薬 剤組成物である。
本発明の別の態様は、 2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−7−オキソ−5,6− シヒドロー[7H]−ピロロ−[1,2−a]−イミダゾール:5.6−シヒド ロー2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7Hコーピロロ −[1,2−a]−イミダゾール−7−オール;または5.6−シヒドロー7. 7−ジフルオロ−2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7 H]−ピロロ−[1,2−a]−イミダゾールから選択される化合物またはその 薬学的に許容される塩の有効量を投与することによって、○PUFA媒介疾患状 態の治療を必要とするヒトを含む哺乳類の該疾患状態を治療する方法である。
好ましくは、5−リポキシゲナーゼ酵素が阻害される。
本発明の別の態様は、CO経路媒介疾患状態の治療を必要とするヒトを含む哺乳 類の該疾患状態を治療する方法であり、この方法は、2−(4−メトキシフェニ ル)−3−(4−ピリジル)−7−オキソ−5,6−シヒドロー[7H]−ピロ ロ−[1,2−a]−イミダゾール:5.6−シヒドロー2−(4−メトキシフ ェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ピロロ−[1,2−a]−イミダ ゾール−7−オール:または5.6−シヒドロー7.7−ジフルオロ−2−(4 −メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ピロロ−[1,2− a]−イミダゾールから選択される化合物またはその薬学的に許容される塩の有 効量を投与することからなる。
本発明のさらに別の態様は、薬学的に許容される担体または希釈剤と、2(4− メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−7−オキソ−5,6−シヒドロー [7H]〜ピロロ−[1,2−al−イミダゾール;5.6−シヒドロー2−( 4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ビoロー[1,2 −aコーイミダゾールー7−オール;または5゜6−ジヒドロ〜7.7−ジフル オロ−2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)=[7H]−ピロ ロ−[1,2−al−イミダゾールから選択される化合物またはその薬学的に許 容される塩とを含有するCo経路または0PUFA経路媒介疾患の治療に使用す る薬剤組成物である。
本発明の方法で阻害される好ましい○PUFA媒介疾患状態としては、関節炎、 慢性関節リウマチ、変形性関節症、アレルギー性鼻炎、乾癖、皮膚炎、虚血性の 誘発された心筋損傷、再潅流損傷、痛風、喘11、成人の呼吸困難症候群、アテ ローム性動脈硬化症、炎症性腸疾患、卒中、を髄損傷および外傷性脳損傷が挙げ られるが、これらに限定されない。
本発明の方法で阻害される好ましいシクロオキシゲナーゼ媒介疾患状態としては 、発熱、痛み、変形性関節症、慢性関節リウマチ、血栓症、炎症、じんま疹また は浮腫が挙げられるが、これらには限定されない。
式(m)の化合物は、ベンダー(Bender)らの米国特許出願第07/36 5.349号(1989年6月13日付で出願)およびベンダー(Bender )らのPCT出願第US90103367号(本願と同時に出願)に記載されて いるが、これらの全開示内容はすべて、ここに参照して援用する。式(III) の化合物が5−リポキンゲナーゼ酵素およびンクロオキシゲナーゼ酵素の両方を 阻害する能力を有することが見い出され、それにより、それらは、5−Co経路 またはCo経路のいずれかで媒介される疾患状態の治療を必要とする哺乳類の該 疾患状態を治療するのに有用となる。
式(1)の化合物に対する本発明のある好ましい実施態様において、Wは−CR 6=CR,−または−N=CR,である。
式(I)の好ましい化合物としては、 Wが、−CR5=CR,−1−N=CR,−1−8−または−〇−1R2および R3が水素、 R1およびRoの一方が4−ピリジルまたはCl−2アルキル−4−ピリジル( ただし、R1がc+−iアルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリ ジン環の2位に位置する)であり、R1およびRoの他方が、(a)−置換フェ ニル(ここで、該置換基は、ハロ、Cl−3アルキルアミノ、Cl −3ジアル キルアミノ、チオール、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、C1−、アルキルチ オ、Cトコアルキルスルフィニル、アシルオキシアルキルチオ、またはアシルチ オ); (b)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、Cト3アルキルチオ、C I −3アルコキシ、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキルアミノ、N −ピロリジノ、またはN−ピペリジノ): (C)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルキルスルホニ ル、アシルチオ、1−アシルオキシ−1−アルキルチオであり、他方はC1−、 アルコキシまたはハロ);あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルキルアミノ、 CI −3ジアルキルアミノであり、他方は、アシルチオ、アルキルスルフィニ ル、フェニルスルフィニルまたはアシルオキシアルキルチオから選択される): あるいは(e)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、C8−3アル コキシ、CI −2アルキルスルフイニル、C2−5l−アルケニル−1−チオ 、2−プロペニル−1−チオまたは1−アンルオキシー1−アルキルチオである か、あるいは該置換基は共にメチレンジオキシ基を形成している)であるような ものが挙げられる。
より好ましいのは、式(I)[式中、Wが、−CR5=CR,−1−N=CR7 −1−S−または−0−1 R2およびR8が水素、 R1およびRoの一方が4−ピリジルまたはC1−2アルキル−4−ピリジル( ただし、R,がC1−2アル干ルー4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリ ジン環の2位に位置する)であり、R1およびRoの他方は、(a)−置換フェ ニル(ここで、該置換基は、Cl−3アルキルチオ、Cl−3フルキルスルフイ ニル、アシルオキシアルキルチオ、またはアシルチオ)。
(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、C7−3アルキルチオ、 Cl−3アルコキシ、C1−3アルキルアミノ、またはC1−3ジアルキルアミ ノ)、あるいは(C)二置換フェニル(ここで、該1換基の一方は、Cl−11 アルキルスルフイニル、アシルチオ、1−アシルオキシ−1−アルキルチオであ り、他方はC1−3アルコキンまたはハロ)、あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルキルアミノ、 CI −3ジアルキルアミノであり、他方は、アンルチオ、アルキルスルフィニ ル、フェニルスルフィニルまたはアシルオキシアルキルチオから選択される); あるいは(e)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、01−3アル コキシ、CI −2フルキルスルフイニル、C2−31−アルケニル−1−チオ 、2−プロペニル−1−千でまたは1−アシルオキソ−1−アルキルチオである か、あるいは該置換基は共にメチレンジオキシ基を形成している)である]で示 される化合物である。
式(I)の最も好ましい化合物は、2−(4−メトキンフェニル)−3−(4− ピリジル)−イミダゾ[1,2−al−ピリジンである。
他の好ましい化合物は、 2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−(2−メチル)ピリジル)イミダゾ [1,2−a]コピリジン 2−(4−フルオロフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1,2−a: lピリジン:2−(4−メチルチオフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ [1,2−a]コピリジン2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−3−(4 −ピリジル)イミダゾ[1,2−a)ピリジン: 2−(4−ジメチル−アルキルアミノフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダ ゾ[1,2−a]コピリジン 2−(4−メチル−アミノフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1,2 −a]コピリジン 2−(4−N−ピペリジノフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1,2 −a]コピリジン 2−(4−アセトキンメチルチオフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾl :1.2−alピリジン; 2−(4−(2−アセチルチオ)フェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[ 1,2−a]コピリジン 2−(4−(2−アセチルチオ)フェニル)−3−(4−(2−メチル)ピリジ ル)イミダゾ[1,2−aコピリジン。
2−(4−ピリジル)−3−(4−メチルスルフィニル)フェニル)イミダゾ[ 1,2−a]コピリジン 2−(4−ピリジル)−3−(4−メチルチオフェニル)イミダゾ[1,2−a ]コピリジン2−(4−ピリジル)−3(4−メチルスルフィニル)フェニル) イミダゾ[1,2−alピリジン: 6−(4−メトキシチオフェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾ[2,1− b]オキザゾール。
6−(4−アセチルチオフェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾ[2,1− b]オキサゾール。
6−(4−メチルスルフィニルフェニル)−5〜(4−ピリジル)イミダゾ[2 ,1−b]オキサゾール: 7−(4−フルオロフェニル)−6−(4−ピリジル)イミダゾ[]、、2−a ]ピリミジン:7−(4−メチルチオフェニル)〜6−(4−ピリジル)イミダ ゾ[1,2−a]ピリミジン。
7−(4−メチルスルフィニルフェニル)−6−(4−ピリジル)イミダゾ[1 ,2−a]ピリミジン; 6−(4−メチルチオフェニル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾ12.1− b]チアゾール。
6−(4−メチルスルフィニルフェニル)−5〜(4−[2−メチル]−ピリジ ル)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール: 6−(4−フルオロフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[2,1−b コチアゾール: 6−(4−N−ピロリツノフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[2, 1−b]チアゾール: 6−(4−メトキシフェニル)−5−(4−(2−メチル)ピリジル)−イミダ ゾ[2,1−b]チアゾール: 6−(4−アセチルチオフェニル)−5−(4−(2−メチル)ピリジル)−イ ミダゾ[2゜1−bコチアゾール。
5−(4−アセチルチオフェニル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾ[2,1 −b]チアゾール: 5−(4−メチルスルフィニルフェニル)−6−(4−(2−メチル)ピリジル )−イミダゾ[2,1−bコチアゾール;または 6−(4−ジメチルアルキルアミノフェニル)−5−(4−(2−メチル)ピリ ジル)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール;または上記化合物のいずれか1つ の薬学的に許容される塩である。
式(n)の化合物に対する本発明のある好ましい実施態様において、Wは−CR 。
=CR,−または−N=CR7である。
本発明のある好ましい実施態様は、式(n)[式中、Wは、−CR5=CRT− 1−N=CR,−1−8−または−〇−1 R2およびR3は水素、 R1およびR8の一方は4−ピリジルまたはCl−2アルキル−4−ピリジル( ただし、R8がC1−2アルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリ シン環の2位に位置する)であり、R1およびROの他方は、(a)−置換フェ ニル(ここで、該置換基は、Cl−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキルアミ ノ、チオール、ヒドロキシ、またはアシルチオ):(b)二置換フェニル(ここ で、該置換基は独立して、CI −3アルキルアミ八C1−3ジアルキルアミノ 、N−ピロリツノ、またはN−ピペリジノ)、あるいは(C)二置換フェニル( ここで、該置換基の一方は01−3アシルチオであり、他方はC1−3アルコキ シまたはハロ)、あるいは(d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、 C1−3アルキルアミノ、CI −3ジアルキルアミノであり、他方は、アシル チオ、アルキルスルフィニル、フェニルスルフィニルまたはアシルオキシアルキ ルチオから選択される)である]で示される化合物である。
式(I[)のより好ましい化合物は、 Wが、−CR5=CRT−1−N=CR,−であり:R1およびR8の一方が、 (a)−置換フェニル(ここで、該置換基は、C3−3ジアルキルアミノまたは アシルチオ): (b)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、C1−3アルキルアミ八 またはC1−3ジアルキルアミ/、N−ピロリジノ、またはN−ピペリジノ): あるいは(C)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方はアシルチオであり、 他方はC13アルコキシまたはハロ)、あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、Cl−3アルキルアミノ、 Cl−3ンアルキルアミノであり、他方は、アシルチオ、アルキルスルフィニル 、フェニルスルフィニルまたはアシルオキシアルキルチオから選択される)であ るようなものである。
式(I)、(II)または(■)[式中、R3またはR6は、C1−3アルキル スルフイニル、C2−51−アルケニル−1−スルフィニル、C2−5−2−ア ルケニル−1−スルフィニル、アルコキシアルキルスルフィニル、およびフェニ ルスルフィニル部分でありうる]で示される化合物が、インビボで、対応するア ルキルチオ型またはアルケニルチオ型に還元的に変換されるプロドラッグである ことに留意すべきである。
ここで使用されている「ハロ」という用語が意味するのは、すべてのハロゲン、 すなわちクロロ、フルオロ、ブロモおよびヨードであり、好ましくはフッ素であ る。
ここで使用されている「アリール」という用語が意味するのは、フェニル、また はナフチルであり、両方とも所望により、/\ロゲン、Cl−3アルコキン、C 1−3アルキルチオまたはC2−4アルキルで置換されている。
ここで使用されている「ヘテロアリール」という用語が意味するのは、5〜10 員環の芳香環系であり、1またはそれ以上の環は、N、OまたはSからなる群か ら選択される1またはそれ以上のへテロ原子を含む:例えば、キノリン、イソキ ノリン、ピリジン、ピリミジン、オキサゾール、チアゾール、チアジアゾール、 トリアゾール、イミダゾールであるが、これらに限定されない;これらはすべて 所望により、1またはそれ以上のハロゲン、C1−、アルコキシ、Cl−3アル キルチオまたはC2−4アルキル部分によって置換されている。
rOPUFA媒介疾患または疾患状態」という用語が意味するのは、多不飽和脂 肪酸の酸化、特にアラキドン酸代謝経路によって媒介(または変調)される疾患 状態である。リポキンゲナーゼ酵素やシクロオキシゲナーゼ酵素のような酵素に よるアラキドン酸の酸化は、特に、本発明が標的とするものである。このような 酵素としては、5−LO112−Lo、15−LOおよびCoが挙げられるが、 これらに限定されない;これらは、PGE2、LTB、、LTC,、L T D  4、プロスタグラン・ジン、トロンボキサン、およびプロストサイクリンを含 む(しかし、これらに限定されない)以下の媒介物質を生産する。
rOPUFA阻害量」という用語が意味するのは、インビボレベルのアラキドン 酸の酸化代謝物を還元する式(I)の化合物の有効量である。
ここで使用されている「スルフィニル」が意味するのは、対応するスルフィドの 酸化物である。ここで使用さねている「チオ」が意味するのは、スルフィドであ る。更に分類するために、式(1)の化合物のR1およびR0置換基の原子の構 造的結合を以下の表にまとめて示す。
R1またはRo 構造的結合 本発明の別の態様は、了り−ルスルフィド、特にアルキルチオアリール官能基、 例えばメチルチオツボニル基の対応するスルホキシドへの新規な酸化である。こ こで、アリールスルフィドは、ヘテロ芳香族窒素を含む環系、例えばイミダゾー ル、トリアゾール、ピリミジン、ピリジン、6.7−シヒドロー[5H]−ピロ ロ[2゜1−a]イミダゾール、2.3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]−チ アゾール、イミダゾ[2,1−b]チアゾール、イミダゾ[2,1−b]オキサ ゾール、イミダゾ[1,2−a]ピリジン、5.6.7.8−テトラヒドロイミ ダゾ[1,2−a]ピリジンまたはイミダゾ[1,2−a]ピリミジン理系の上 で置換されている。この方法は高収率で行われ、スルホン副生成物の形成は最小 限である。この方法によれば、上記のスルフィドはm−クロロ過安思香酸などの 代替法より高収率で酸化される。また、この方法は、安価で容易に入手可能な試 薬である過硫酸カリウムまたはナトリウムを利用する。また、この方法は、毒性 の金属を利用しないので、反応生成物の精製および廃棄物の処分において利点を 与える。
過硫酸ナトリウムおよびカリウムはペルオキシ硫酸の塩である。より通常に使用 される他の過酸、例えばm−クロロ過安息香酸は、アミンやピリジンをN−オキ シドに酸化することがよく知られている。過硫酸またはその塩が類似の反応性を 示し、それゆえ、ここに開示したような化合物は幾つかの窒素原子を含有してい るので、それらはこのような化合物の酸化に有用ではないと考えられる。さらに 、過硫酸ナトリウムおよびカリウムは、しばしばアニリン誘導体をアニリン−〇 −ス(1953年)、およびベールマン(Berhman)ら、ジャーナル・オ ブ・オーガニック・ケミストリー(J、 Org、 Chew、 )、43巻、 4551頁(1978年)に開示)、広範囲のアルキルアミンをアルデヒドまた はケトンに酸化する際の共酸化剤として作用する(ベーコン(Bacon)ら、 ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエテイ−(J、 Chem、 Soc、  ) (C)、1384頁(1966年)を参照)ことが知られている。スリニバ サン(Srinivasan)らは、本発明の化合物のように、メトキン、ニト ロ、アセチルおよびクロロなどの他の官能基を有するが、アミン窒素を含有しな い数多くのスルフィド化合物の酸化に式(I)、(Il)および(m)の化合物 に作用するだけでなく、それらの中間体や、ヘテロ環窒素原子を含有する他の環 系、例えばピリジン、イミダゾール、あるいは他の第3アミン部分にも作用する ことが見い出された。
好ましいアリールスルフィドは、フェニルスルフィド誘導体である。さらに好ま しいのは、アルキル置換されたアルキルスルフィド誘導体、例えばメチルまたは エチルチオである。アリールスルフィド部分が見い出されるヘテロ芳香族および 非芳香族の含窒素理系としては、ビロール、ピラゾール、イミダゾール、イミダ ゾリジン、ピラゾリノン、ピラゾリン、モルホリン、ピリジン、ピリジン、イン ドリジン、インドリン、プリン、キノリン、イソキノリン、ナフチリジン、トリ アゾール、ピリミジン、ピペリジン、イソインドール、3H−インドール、ジノ リン、カルバゾール、フエナントラジン、フェナジン、イソチアゾール、イミダ ゾ[1,2−bコ[1,2,4] トリアジン、トリアジン、ピリダジン、6. 7−ジヒド0−[5H]−ピ00−[2,1−ミコイミダゾール、2,3−ジヒ ドロイミダゾ[2,1−bコーチアゾール−1−オキシドまたは1,1−ジオキ シド、イミダゾ−[2,1−b]チアゾール;2.3.4.5テトラヒドロ−イ ミダゾ[2,1−blチアゾール−1−オキシドまたは1,1−ジオキシド、イ ミダゾ[2,1−b]オキサゾール、イミダゾ[1,2−a]ピリダジン5.6 .7.8−テトラヒドロイミダゾ−[1,2−a]ピリダジンまたはイミダゾ[ 1,2−b]ピリミジン理系が挙げられるが、これらに限定されない。多環系の 場合のアリールスルフィド基は、飽和または不飽和のいずれの環に結合していて もよい。
好ましくは、窒素へテロ環系は、イミダゾール、ピロール、2.3−ジヒドロイ ミダゾ[2,1−b]−チアゾール、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−1− オキシドまたは1.1−ジオキシド、イミダゾ[1,2−a〕ピリダジン6.7 −シヒドロー[5H’l−ピロロ[2,1−ミコイミダゾールまたはイミダゾー ルである。酸化の詳細は、さらに本明細書の合成化学の項で説明されている。
より好ましいのは、2−(4−メチルチオフェニル)−3−(4−ピリジル)− 6,7−ジヒドロ[5H]ピロロ[1,2−ミコイミダゾールの対応するメチル スルホニル誘導体への酸化である。最も好ましいのは、過硫酸ナトリウム酸化剤 の使用である。
2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリノル)−7−オキソ−5,6− シヒドロー[7H]−ピロロ[1,2−ミコイミダゾール、5.6−シヒドロー 2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ビO口[1 ,2−aコイミダゾール−7−オール、および5.6−ジヒドロ−7,7−ンフ ルオロー2−(4−メトキンフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ピ ロロ[1,2−ミコイミダゾールは、ギャラガー(Gallagher)ら、テ トラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters)、30巻 、48号、6599−6602頁(1989年)に開示されている。その全開示 内容は、ここで参照して援用する。これら3つの化合物の薬学的に許容される塩 の調製は、ベンダー(Bender)らの方法(米国特許第4.175.127 号(1979年11月20日付で発行)、その開示内容は、ここで参照して援用 する)などの公知の技術によって行うことができる。
式(m)のすべての化合物およびその薬学的に許容される塩は、WがCR5=C R7−1−N=CR7−1−8−または−O:ならびに、R2、R8、R3およ びR7が、独立して、HまたはC1−2アルキルの場合、ここに記載の式(I) に白まれるが、その調製はベンダー(Bender)らの米国特許出願第07/ 365.349号(1989年6月13日付で出願)およびベンダー(Bend er)らのPCT出願第LIS/90103367号(1990年6月12日付 で出願)に記載のように行うことができる。これらの全開示内容は、ここで参照 して援用する。
式(n)のすべての化合物およびその薬学的に許容される塩の調製は、ベンダー (Bender)らの米国特許出願第07/365.349号(1989年6月 13日付で出願)およびベンダー(Bender)らのPCT出願第PCT L IS/90103367号(1990年6月12日何で出願)に記載の容易に利 用できて理系に適用可能な類似の方法を用いて当業者が行いうる。
式(II)の特定の置換基を合成する該類似の方法は、ベンダー(Bender )らの米国特許第4.175.127号(1979年11月20日付で発行)、 ベンダー(Be+xler)らの米国特許出願第07/106.199号(19 87年7月10日付で出願)またはベンダー(Bender)らの米国特許第4 .803.279号(1989年2月9日付で発行)、およびアダムズ(Ada ms)らの米国特許第4.719.218号(1988年12月1日付で発行) に開示されている。これらの全開示内容は、ここで参照して援用する。
式(n)の残りすべての化合物の調製は、下記の実施例で概説した手順に従って 当業者が行うことができる。
式(C)、式(D)、式(E)、式(F)、式(G)および式(H)のすべての 化合物は、式(n)の化合物の調製における中間体として有用である。式(C) 、式(D)、式(E)、式(F)、式(G)および式(H)のすべての化合物の 調製は、下記の実施例で概説した手順に従って当業者が行うことができる。
薬学的に許容される塩およびその調製は、製剤学分野の当業者によく知られてい る。式(I)または式(n)の化合物の本発明に有用な薬学的に許容される塩と しては、マレイン酸塩、フマール酸塩、乳酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸 塩、エタン−スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸、酒石酸塩、クエン酸塩、塩酸 塩、臭化水素酸塩、硫酸塩およびリン酸塩が挙げられるが、これらに限定されな い。
式(1)または式(II)の化合物の好ましい薬学的に許でさイする塩としては 、塩酸塩および臭化水素塩が挙げられるが、このような塩はベンダー(Bend er)らの米国特許第4.175.127号(1979年11月20日付で発行 )の方法などの公知の技術によって調製することができる。
本発明の化名物は1またはそれ以上の不斉炭素原子を含有し、ラセミ体および光 学活性体の形で存在しうる。これら化合物のすべては、本発明の範囲内に包含さ れる。
中間体の式(C)で示される化合物は、構造式:によって表されるか、あるいは その薬学的に許容される塩である。式中、Wは、−CR,=CR,−1−N=C R,−1−8−または−〇−1R2、R3、R5およびR7は、独立して、−H またはCl−2アルキル:Xは、a)4−ピリジルまたはモノーCI−4アルキ ル置換ピリジル:あるいはb)−置換フェニル(ここで、該置換基は、ハロ、C l−3アルコキシ、ヒドロキシ、C1−、アルキルチオ、C1−4アルキル、ア ルケニルチオ、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルキルチオアルキル チオ、C1−3アルキルアミノ、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアル コキシアルキルチオ、Cl−3ジアルキルアミノ、CF、、N−CCl−5アル キル)−N−(CI−3アルカンアミド)、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、 プロパー2−エン−1−オキシまたは2.2.2−トリハロエトキシから選択さ れる)。
(C)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、ハロ、Cl−3アルコ キン、C1−3アルキルチオ、CI−3アルキルアミノ、C13ジアルキルアミ ノ、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、2.2.2−トリハロニドキノ、プロパ ー2−エン−1−オキシ、またはヒドロキシから選択される)。
(d)二置換フェニル(ここで、該買換基は同一ではなく、独立して、ハロ、C l−3アルキルアミ六ニトロ、N(CI−sアルキル)−N−(C,−3アルカ ンアミド)、C1−3ジアルキルアミノ、N−ピロリジノ、またはN−ピペリジ ノから選択される)、あるいは (e)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、Cl−3アルコキン、ヒド ロキシ、C1,3アルキルチオ、2.2.2−)リハロエトキンまたはプロパー 2−エン−1−オキシでなければならず、他方の置換基は独立して、ハロ、c、 −3アルキルアミノ、二ho、N−(CI−37/l/キル)−N−CC+−s フルカンアミド)、CI−sシフルキルアミノ、N−ピロリジノ、またはN−ピ ペリジノから選択される)。
式(D)の中間体化合物は、構造式 によって表されるか、あるいはその薬学的に許容される塩である。式中、Wは、 −CR5=CR7−1−N=CRフー、−8−または−〇−1R2、R3、R5 およびR7は、独立して、−HまたはC1,アルキル。
Ylは、N−(CI−sアルカノイル)、N−(C,−、アルコキノカルボニル )、N−ベンゾイル、N−フェノキノカルボニル、N−フェニルアセチル、また はN−ベンゾイルオキ7カルボニルで置換された4−(1,4−ジヒドロ)ピリ ジル:Y、は、(a)−置換フェニル(ここで、該置換基は、C1−3アルキル チオ、C3−3アルコキシ、ハロ、Cl−4アルキル、ヒドロキシ、アルケニル チオ、フェニルチオ、アルコキンアルキルチオ、アルキルチオアルキルチオ、ア ルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、cl−3ジア ルキルアミ人CF3、N−(C,−3アルキル)−N−(CI−sアルカンアミ ド)、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、プロパー2−エン−1−オキ入または 2.2.2−トリハロエトキシ):(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は 同一であり、ハロ、Cl−3アルコキシ、Cl−3アルキルチオ、アルケニルチ オ、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルキルチオアルキルチオ、Cl −3ジアルキルアミノ、N−ピロリジへN−ピペリジノ、2.2.2−トリハロ エトキシ、プロパー2−エン−1−オキシ、またはシトロキンから選択されるか 、あるいは該置換基は共にメチレンジオキシ基を形成している):あるいは (C)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、自−3アルキルチオ、c l−3アルコキシ、ハ咀C1−4アルキル、N −(C1−3アルキル)−N− (CI−3アルカンアミド)、C3−、ジアルキルアミノ、N−ピロリジノ、ま たはN−ピペリジノ)、あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、CI4アルコキン、ヒドロ キシ、Cl−3アルキルチオ、2.2.2−トリハロエトキシまたはプロパー2 −エン−1−オキシでなければならず、他方の置換基は独立して、ハロ、N(C I−sアルキル)−N−(CI−3アルカンアミド)、Cl−3ジアルキルアミ ノ、N−ピロリジノまたはN−ピペリジノから選択される)、あるいは(e)二 ftmフェニル(ここで、該置換基の一方は、CI −3アルコキシ、ハロ、C I −3ノアルキルアミノでなければならず、他方は、アルケニルチオ、フェニ ルチオ、アルコキシアルキルチオ、またはアルキルチオアルキルチオから選択さ れる)。
式(E)の中間体化合物は、構造式 [式中、Wは、−CR5=CR7−1−N= CR7−1−8−または−〇−9 R2、R8、R3およびR7は、独立して、−HまたはC3−2アルキル:Zl およびZoの一方は、N(CI−gアルカノイル)、N−(CI−sアルコキン カルボニル)、N−・ベンゾイル、N−フェノキシカルボニル、N−フェニルア セチル、またはN−ペンンルオキシカルボニルで置換された4−(1,2−ジヒ ドロ−2−アルキル)ピリジルてあり、ZlおよびZoの他方は、<a)−置換 フェニル(ここで、該置換基は、Cl−3アルコキン、ハロ、Cl−4アルキル 、C1−3アルキルチオ、アルケニルチオ、フェニルチオ、アルコキンアルキル チオ、アルキルチオアルキルチオ、N−(C,、アルキル)−N−(CI−3ア ルカン了ミド)、C1−3ジアルキルアミノ、CF3、N−ピロリジノ、N−ピ ペリジノ、プロパー2−エン−1−オキシまたは2.2.2−トリハロエトキシ から選択される)。
(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、C13アルキルチオ%C 1−3アルコキ/、ハロ、C1−4アルキル、N−(C,、アルキル)−N−( CI−3アルカンアミド)、C1−3ジアルキルアミノ、N−ピロリジノ、また はN−ピペリジノから選択される)。
(c)、Tl1t換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、ハロ、C1−3 アルコキソ、C1−3ンアルキルアミノ、C1−3アルキルチオ2、 2. 2 −トリハロエトキノ、またはプロパー2−エン−1ーオキシ、アルケニルチオ、 フェニルチオ、アルコキンアルキルチオ、またはアルキルチオアルキルチオ選択 されるか、あるいは該置換基は共にメチレンジオキシ基を形成している)。
(d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C,−、アルコキン、CI −3アルキルチす、2. 2. 2−トリハロエトキ/またはプロパー2−エン −1−オキシでなければならず、他方の置換基は独立して、ハロ、N(CI−s アルキル)−N−(CI−aアルカンアミド)、CI−3ジアルキルアミノ、N −ピロリジノ、またはN−ピペリジノから選択される): (e)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、cl−3アルコキシ、ハロ 、またはCI−3ジアルキルアミノでなければならず、他方の置換基は、アルケ ニルチオ、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、またはアルキルチオアルキ ルチオから選択される)]で表されるか、あるいはその薬学的に許容される塩で ある。
式(F)の中間体化合物は、構造式。
[式中、Wは、−CR5=CR7−、=N=CRフー、−S−または−〇−。
R2、R3、R,およびR7は、独立して、−HまたはC,−2アルキル。
R1。はC,−4アルキル、および X2は4−ピリジルまたはモノ−01−4アルキル置換ピリジル,あるいは(a )−置換フェニル(ここで、該置換基は、フルオロ、クロロ、CI−3アルコキ シ、CI−4アルキル、C1−3アルキルチオ、アルケニルチオ、フェニルチオ 、アルコキノアルキルチオ、アルキルチオアルキルチオ、C1−、ジアルキルア ミノ、CF3、cI−3アルキルアミノ、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、プ ロパー2−エン−1−オキシまたは2. 2. 2−トリハロエトキシから選択 される)。
(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、フルオロ、クロロ、C  I − 3アルコキノ、C1−3ジアルキルアミノ、N−ピロリジノ、N−ピ ペリジノ、2.2。
2−トリハロエトキン、プロパー2−エン−1−オキシ、アルケニルチオ、フェ ニルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルキルチオアルキルチオから選択される ):(C)二置換フェニル(ここで、該1換基は独立して、フルオロ、クロロ、 cI−4アルキルアミノ、Cl−3ジアルキルアミノ、N−ピロリジノ、または N−ピペリジノから選択される):あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、Cl−3アルコキシ、2. 2.2−トリハロエトキシまたはプロパー2−エン−1−オキシでなければなら ず、他方の置換基は独立して、フルオロ、クロロ、C1−、アルキルアミノ、C l−3ンアルキルアミノ、N−ピロリジノまたはN−ピペリジノから選択される ):あるいは(e)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、Cl−3アル コキシ、フルオロ、クロロ、Cl−3アルキルアミノ、またはC1−3ジアルキ ルアミノでなければならず、他方は、アルケニルチオ、フェニルチオ、アルコキ ノアルキルチオ、またはアルキルチオアルキルチオから選択される)]で表され る。
式(G)の中間体化合物は、構造式 によって表されるか、あるいはその薬学的に許容される塩である。式中、Wは、 −CR5=CR,−1−N=CRT−1−8−または−〇−1R2、R3、R5 およびR7は、独立して、−HまたはC1−2アルキル、およびVlまたは■。
の一方は4−ピリジルまたはC1−4アルキル−4−ピリジル(ただし、〜r1 が01−4アルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリジン環の2位 に位置する)であり、■1および■。の他方は、(a)−置換フェニル(ここで 、該置換基はメルカプト)、あるいは(b)二置換フェニル(ここで、該置換基 の一方はメルカプトでなければならず、他方は、メルカプト、Cl−3アルコキ ノ、ハロ、ニトロ、Cl−1アルキル、2,2゜2−トリハロエトキン、プロパ ー2−エン−1−オキシ、Cl−3アルカノアミド、N−01−3アルキル−C 1−3アルカンアミド、Cl−3ンアルキルアミノ、N−ピロリジノまたはN− ピペリジノから選択される)から選択される。
式(H)の中間体化合物は、構造式 [式中、Wは、−CR5=CR7−1−N=CRT−1−8−または−0−1R 2、R3、R5およびR7は、独立して、−HまたはC1−2アルキル:および Xlは、 (a)−置換フェニル(ここで、該置換基は、フルオロ、クロロ、Cl−3アル コキシ、C3−4アルキル、C1−3ジアルキルアミノ、CF3、C1−3アル キルアミノ、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、プロパー2−エン−1−オキシ 、2.2.2−トリフ10エトキン、Cl−3アルキルチオ、アルケニルチオ、 フェニルチオ、アルコキンアルキルチオ、またはアルキルチオアルキルチオから 選択される)。
(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、フルオロ、クロロ、C 13アルコキノ、Cl−3ジアルキルアミ人N−ビロリン/、N−ピペリジノ、 2.2゜2−トリハロエトキノ、プロパー2−エン−1−オキ7、C1−3アル キルチオ、アルケニルチオ、フェニルチオ、アルコキノアルキルチオ、またはア ルイルチオアルキルチオから選択される)。
(C)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、フルオロ、クロロ、CI  −3アルキルチオ、C1−3アルキルアミバC3−3ジアルキルアミノ、N− ピロリン八またはN−ピペリジノから選択される)、あるいは(d)二置換フェ ニル(ここで、該置換基の一方は、Cl−3アルコキン、2.2.2−トリハロ エトキンまたはプロパー2−エン−1−オキシでなければならず、他方の置換基 は独立して、フルオロ、クロロ、C1−3アルキルアミノ、C13ジアルキルア ミ/、N−ピロリン八またはN−ピペリツノから選択される)。
(e)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、Cl−3アルコキノ、フル オロ、クロロまたはCl−3アルキルアミノでなければならず、他方の置換基は 独立して、アルケニルチオ、C1−3アルキルチオ、フェニルチオ、アルコキン アルキルチオ、またはアルキルチオアルキルチオから選択される)から選択され る]で表されるか、あるいはその塩である。
本発明の方法において、式(II)の化合物を製造するのに有用な付加的な中間 体化合物は、下記の式(na)および(II b)の化合物である。また、ここ でさらに詳細に説明するように、式(n)の化合物のすべてが本発明の方法に有 用であるのに対し、式(11)で示される化合物の幾つかは式(II)で示され る他の化合物の調製における中間体としても有用である。
合成実施例て使用されているように、「式(A)」という用語は、式[式中、X は、式(C)と同定義の一置換または二置換フェニル、4−ピリジルおよびモノ −01−4アルキル置換−4−ピリジルからなる群から選択される。およびXl はCIまたはBrなどのハロゲンであるコで示される化合物を意味する。
合成実施例で使用されているように、「式(B)」という用語は、式。
[式中、Wは、−CRa=CR,−1−N=CR7−1−8−または−〇−9お よびR2、R3、R5およびR7は、独立して、−HまたはC1−、アルキルで あるコで示される化合物を意味する。
式(Ila)の化合物は、構造式: [式中、W3は、−CR5=CR7−1−N = CRT−1−8−または−〇 −:R2、R3、R5およびR7は、独立して、−HまたはC1−2アルキル、 およびR1およびR6の一方は4−ピリジルまたはC1−4アルキル−4−ピリ ジルであり、R1およびR8の他方は、 (a)−fif換フェニル(ここで、該置換基はCi3アルキルスルフィニル) 。
(b)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方はC1−3アルキルスルフイニ ルであり、他方は、CI −3アルキルスルフイニル、CI−、アルキル、ニト ロ、N−Cl−3−アルカンアミド、N−(C,−、アルキル)−N−(CI− 3アルカンアミド)、C1−3ンアルキルアミ八N−ピロリジノ、N−ピペリジ ノ、ハロ、Cl−3アルコキン、2,2゜2−トリハロエトキン、またはプロパ ー2−エン−1−オキシから選択される)であるコで表される。
合成実施例で使用されているように、[式(nb)Jという用語は、式・[式中 、W2は、−CRs= CRT−2−N=CRT−1−8−または−〇−:R3 、R5、R7およびRoは、独立して、−HまたはC0−2アルキル。
R1またはRoの一方は4−ピリジルであり、他方は、(a)フェニルまたは一 置換フェニル(ここで、該置換基は、C1−3アルキルチオ、Cr−Sアルコキ シ、ハロ、cl−4アルキル、アルケニルチオ、フェニルチオ、アルコキシアル キルチオ、アルキルアルキルチオ、N(Cr−sアルキル)−N−(Cr−sア ルカンアミド)、Cr−sジアルキルアミノ、CF3、N−ピロリジノ、N−ピ ペリジノ、プロパー2−エン−1−オキシ、2,2.2−トリハロエトキシ、ア ルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、フェニルチオ 、アルコキシアルキルチオ、またはアルキルチオアルキルチオから選択される) ;あるいは(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は独立して、N(Cr−x アルキル)−N−(Cr−3アルカンアミド)、C13ジアルキルアミノ、N− ピロリジノ、またはN−ピペリジノから選択される): (C)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、ハロ、C3−、アルコ キシ、C1−3ジアルキルアミノ、C3−、アルキルチオ、N−ピロリジノ、N −ピペリジノ、2、2.2−トリハロエトキシ、プロパー2−ニレ−1−オキシ 、ヒドロキシ、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキシアルキルチ オ、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、またはアルキルチオアルキルチオ から選択される)。
(d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、Cl−3アルキルチオ、N −(Cr−3アルキル)−N−(Cr−sアルカンアミド)、C1−3ジアルキ ルアミノ、N−ピロリジノ、またはN−ピペリジノであり、他方の置換基は、C 2−5−1−アルケニル−1−チオ、C5−5〜2−アルケニル−1−チオ、フ ェニルチオ、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキンチオ、アルコ キンアルキルチオ、またはアルキルチオアルキルチオ)から選択される]で示さ れる化合物またはその塩を意味する。
式(汀)の化合物は以下のスキーム1に従って調製することができる:スキーム 1 式(C) □ 式(H) □式(II)すべての必要な〕−アリール−2−ハロ ーエタノン式(A)化合物[式中、XlはCIまたはBrなどのハロゲンであり 、Xは、−置換または二置換フェニル、4−ピリジル、およびアルキル置換4− ピリジルからなる群から選択されるコは、当該分野で公知であるか、あるいは対 応する置換1−フェニルエタノンまたは1−(4−ピリジル)エタノン(市販さ れているか、あるいは当該分野で公知)を、酢酸、48%臭化水素酸、またはク ロロホルムなどのハロゲン化炭素溶媒中で、1当量のハロゲン、好ましくは臭素 で処理することによって調製される。例えば、ラングレイ(Langley)、 オーガニック・シンセンス・カレンダ(Org、 Syn、 Ca11. )、 1巻、127(1944年)およびタウリンスら、ジャーナル・オブ・ヘテロサ イクリック・ケミストリー(J、 Heterocyclic Chew、’) 、7巻、1137頁(1970年)を参照。あるいは、−置換および二置換]、 −フェニル−2−クロロ−エタノン式(A)化合物は、対応する一置換または二 置換ベンゼンを、ヨシ(Joshi)ら[ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリッ ク・ケミストリー(J、 Heterocyclic Chem、 )、16巻 、1141頁(1979年)]の方法により、2−クロロアセチルクロリドおよ び塩化アルミニウムでフリーデル・クラフッ(Friedel Crafts) アンル化することによって調製することができる。これらの方法により、式(A )[式中、Xは4−ピリジル、モノ−01−4アルキル置換ピリジル、−置換フ ェニル(式(C)と同定義)、または二1換フェニル(式(C)と同定義)コの 化合物が調製される。
上で定義した式(C)の化合物は、以下の部類の式(B)化合物[式中、R2、 Rs、R6、またはR1は水素であるか、あるいは1またはそれ以上の01−2 アルキル基である]から調製される;すなわち、 1.2−アミノ−(1,3)−オキサゾール(W=O):2.2−アミノ−(1 ,3)−チアゾール(W=S);3.2−アミノピリジン(W=−(C−Rs) =(C−R))−):および4、2−アミノピリミジン(W=−(N=CRt) −)必要な式(B)化合物は市販されているか、あるいは当該分野で公知であり 、当業者が容易に調製することができる。
式(B)化合物は、1−了り−ルー2−ハローニタ2ン式(A)化合物と反応さ せると、アルキル化、次いで脱水環化によって式(C)化合物を与える。このよ うにして、以下の部類の式(C)化合物が調製される:1 イミダゾ[2,1− bコオキ+ゾール(W=O);2 イミダゾ[2,1−b]チアゾール(W=S )。
3、 イミダゾ[1,2−a]ピリジ:/(W=−(C−R5)=(C−R?) −);4 イミダゾ[1,2−a]ピリミジン(W=−(N = CRT)−) 式(C)化合物を形成する反応は、クロロホルムやトルエンなどの非極性溶媒中 で、またはジメチルホルムアミドやアセトニトリルなどの極性の非プロトン溶媒 中で行う。アルキル化は、1〜4当量の塩基、例えば炭酸ナトリウム粉末または トリエチルアミンの存在によって容易になり、脱水環化は(室温から還流の間で )加熱するか、あるいは溶媒を除去し、残渣を水または希酸水溶液中で還流する ことによって容易になる。
式(C)で示される化合物は、アルキルリチウム化合物で処理すると、金属化に よって対応するリチウム試薬になる。次いで、リチウム中間体は、過剰のハロゲ ン化マグネシウムまたはハロゲン化亜鉛エーテル溶媒和物で処理すると、金属交 換反応によって対応する有機金属試薬になる。この有機金属試薬に、4−ブロモ 、4−ヨードピリジン、または4−ヒドロキシピリジンのトリフレート(tri flate)エステル(4−トリフルオロメチルスルホニルオキシピリジン)を 、ヘキサメチル−ホスホロアミドと共に、パラジウム(0)触媒、例えばテトラ キス(トリフェニル−ホスフィン)−パラジウムの存在下で、あるいは所望によ り、塩化リチウムおよび塩基、例えばトリエチルアミンの存在下で、パラジウム (II)触媒、例えばPdCl2(1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)−ブ タン)触媒を用いて、添加すると、対応する式(II)化合物を与える。[クマ ダ(Kumada)ら、テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron  Letters)、22巻、5319頁(1981年)を参照]。
上で定義した式(F)の化合物は、対応する式(I[)化合物の中間体であり、 適当な式(C)化合物[式中、Xは4−ピリジルまたはモノアルキル置換4−ピ リジルである〕を、エーテル性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中、リチウ ム化試薬(例えば、S−ブチルリチウムまたはn−ブチルリチウム)で金属化し 、次いでトリアルキルスズハライドで処理することによって調製される。これら の式CF)化合物は、式(n)化合物[式中、R,は4−ピリジルまたはモノア ルキル置換4−ピリジルであるコを調製するために用いられる;すなわち、アダ ムズ(Adams)らの米国特許第4.719.218号(1988年12月1 日付で発行)およびアダムズ(Adams)らの米国特許出願第07/255. 816号(1988年10月11日付で出願):現在は米国特許第5.002. 942号(1991年3月26巳付で発行)に記載の方法によって、あるいは塩 化リチウムおよび添加されたトリエチルアミンなどの塩基の存在下でパラジウム (II)触媒を用いることによって、1モル当量の式(F)化合物を、好ましく は10%へキサメチル−ホスホロアミド(HMPA)および1〜10モル%のパ ラジウム(0)触媒(例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジ ウム)を含む不活性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中、−置換または二置 換フェニルプロミド、トリフレート(tiflate)、または好ましくはヨー シトの過剰溶液に添加する。トリフレート前駆体は、ピリノンまたはトリエチル アミンなどの塩基の存在下、無水トリフルオロスルホン酸で処理することによっ て、対応する置換フェノールから調製される。
式(■)[式中、RおよびR8のいずれかは4−アルキル置換ピリジルである] の化合物もまた、この経路で調製される。あるいは、式(n)の化合物は、アリ ールまたはへテロアリールトリアルキルスズ化合物を、同様の条件下で、式(H )化合物およびテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−パラジウムの混合物 と同様に反応させることによって調製してもよい。式(F)、および(H)化合 物に対する反応条件では、例えば、置換アミンおよび硫黄置換化合物が酸化され ずに保護されることが必要である。すなわち、N−(CI−3アルキル)−N− (CI−aアルカンアミノ)など、それゆえ、これらの反応の最終生成物が、す べて所望により、付加的な酸化/アシル化などの操作に付される。ここで使用す る際、式(C)の化合物が(−置換または二置換)フェニルであるXを有する場 合、このフェニルは、ヒドロキシ、臭素、またはヨウ素以外で置換され、式(H )の化合物を与えなければならない。
また、式(C)の化合物は、過剰の臭素で処理すると、ブロモ誘導体(式(H) の化合物)を与え(ここで、式(C)化合物のフェニル上の置換基は、ヨウ素、 臭素、水素、ヒドロキシまたはニトロ置換基以外のもので置換されている)、約 3当量の重炭酸ナトリウムの存在下にて、Pd(PhzP(CHz)*−PPh 2)CLまたはPd(PPhx)nなどのパラジウム触媒を含むピリジンホウ酸 CB(○H)2−4−ピリジル]に、比率3:1のDME(ジメチルエタン)/ H2と共に還流条件下で約12時間にわたって添加する。ピリジン−4−ホウ酸 は、ホウ酸トリエチルでアニオンを捕捉しながら、n−ブチルリチウムと反応さ せ、ホウ酸エステルを酸加水分解することによって、4−ブロモピリジンから調 製される。この方法は、フィッンヤ−(Fischer)およびハビニガ(Ha viniga)の方法[レフイニル・デ・トラバウクス・キミクXスーデス・ベ イズ−バス(Rec、 Trav、 Chim、 pays Ba5)、84巻 、439頁(1965年)コに類似している。ブロモピリジンのホウ酸によるカ ップリングに関する付11巻、4755頁(1985年)である。
また、ブロム化された式(C)化合物(式(H)化合物)は、n−BuLiを用 いたハロゲン−金属交換反応およびMgBr2を用いた金属交換反応に続いて、 二配位パラジウム(I[)触媒またはN i (II)C] z(1,2−ビー ジフェニル−ホスフィノ)エタン)触媒の存在下にて、置換ハロベンゼン、好ま しくはヨウ化物にカップリングさせると、式(It)の化合物の所望の位置異性 体が得られる。[ブリッジエン(Pridgen)、ジャーナル・オブ・オーガ ニック・ケミストリー(J、 Org、 Chem、 )、47巻、4319頁 (1982年)を参照]。
しかし、Xが4−モノC1−4アルキルピリジルまたは4−ピリジル以外の場合 に誘導された式(C)化合物のマグネ/ラムまたは亜鉛誘導体は、上記のパラジ ウム(IT)またはN1(11)触媒の存在下にて、置換4−ハロピリノンにカ ップリングさせて、式(II)の最終的な所望の化合物を得てもよい。
Rがフェニルまたは置換フェニルであり、R1が4−ピリジルである式(n)の 化合物は、好ましくは、ラントス(Lantos)ら[欧州特許出願第203. 787号(1986年3月12巳付で公開):その開示内容は、ここで参照して 援用する]の方法の変法によって、2段階で調製される。
上で定義された式(D)の化合物はN−(置換カルボニル)−1,4−ジヒドロ ピリノンである。式(D)化合物は、ベンダー(Bender)ら[米国特許第 4.803.279号(1989年2月9日付で発行)コ 、アダムズ(Ada ms)ら[米国特許第4.719.218号(1988年12月1日付で発行) コおよびアダムズ(Adams)ら[米国特許第5.002.942号(199 1年3月26巳付で発行)]の方法によって、上記の部類1.2.3、および4 の対応する式(C)化合物を置換カルボニルピリジニウム塩で処理することによ って調製される。
このピリジニウムは、置換カルボニルハライド(例えば、ア/ルハライド、アロ イルハライド、アリールアルキルハロホルメートエステル、または好ましくは、 アルキルハロホルメートエステル、例えばアセチルプロミド、ベンゾイルクロリ ド、ベンジルクロロホルメート、あるいは好ましくはエチルクロロホルメート) を、ピリジン中、またはピリジンを加えた塩化メチレンなどの不活性溶媒中にお ける式(C)化合物の溶液に添加することによって、予め形成するか、あるいは 好ましくは、その場で調製すればよい。
上で定義した式(E)の化合物は、生成物である式(II)化合物におけるR8 またはR8の一方がモノ−アルキル置換ピリノルである式(n)化合物の調製に おける中間体として役立つ。式(E)の化合物はN−(置換カルボニル)−4− (1,2−ジヒドロ−2−アルキル)ピリジンであり、コミンズ((amins )ら[ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J、 Org、 Ch em、 )、47巻、4315頁(1982年)]の方法、すなわち、テトラヒ ドロフランなどの乾燥エタノール性溶媒中における適当な式(■b)化合物を、 (0℃以下の)低温にて、置換カルボニルハライド(例えば、アノルハライド、 アロイルハライド、アリールアルキルハロホルメートエステル、または好ましく はアルキルハロホルメートエステル)で処理し、続いてアルキルグリニヤ試薬で 処理することによって調製される。
式(D)および式(E)の化合物は、式(II)の化合物の調製における中間体 として役立ち、ベンダー(Bender)ら[米国特許第4.803.279号 ]:アダムズ(Adams)ら[米国特許第4.719.218号(1988年 12月1日付で発行)]およびアダムズ(Adams)ら[米国特許第5.00 2.942号(1991年3月26巳付で発行)]に記載の方法によって、脱ア シル化および穏やかな酸化剤を用いた酸化により、式(I[)の化合物に変換さ れる。
典型的な酸化系は、還流する不活性溶媒または混合溶媒(例えば、デカリン、デ カリンおよびジグリム、p−クメン、キシレン、メシチレン)中の硫黄であり、 あるいは好ましくは、o2ガスを供給した還流状態の第3ブタノール中における カリウム第3ブトキシドを15分間用いると、対応する式(II)の化合物が得 られる。
式(]IIの化合物は、必要に応じて、還元し、加水分解し、酸化し、脱メチル 化し、あるいはアシル化して、この合成経路で製造される他の所望の式(II) 化合物を製造してもよい。
R,が置換フェニルまたは4−ピリジルであり、Roは4−ピリジルである式( II)化合物の位置異性体は、Xが4−ピリジルである式(C)の化合物から得 られる。
Xが4−ピリジルまたは2−アルキル−4−ピリジルである式(C)の化合物は 、上記の式(C)で示される他の化合物を調製するのに用いる手順により、式( A)[式中、Rは4−ピリジルまたは2−アルキル−4−ピリジルコのアルキル 置換または非置換の4−ブロモアセチルピリジン臭化水素酸塩[タウリンス(T aurins)ら、ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリンク・ケミストリー(J 、 Het Chem、 )、7巻、1137頁(1970年)の記載どおりに 調製コを、2〜3当量の2−アミノビロールまたは2−アミノピリジンで処理す ることによって調製される。上記のカッ−(Kano)の手順によって、ブロム 化すると、すでに説明した対応する式(H)化合物が得られる。式(C)化合物 をn−BuLiで金属化するか、あるいは式(H)化合物をn−BuLiでハロ ゲン−金属交換し、続いてMgBr2で金属交換し、上記の二記位ホスフィンー パラジウム錯体またはニッケル錯体の存在下にて、置換ハロベンゼン、好ましく はヨードベンゼン、または4−ハロピリジン(ここで、好ましくは、ハロはヨー ド)にカップリングさせることによって、式(I[)の所望の位置異性体が得ら れる。あるいは、上記の触媒を用いて、金属化ピリジンまたは置換ベンゼンを式 (H)化合物にカップリングさせてもよい。
R1またはRoの一方が4−ハロゲン置換基(好ましくは、フルオリド)を有す る一置換または二置換のフェニルである式(II)の化合物は、70〜150℃ に加熱した極性の非プロトン溶媒(例えば、ジメチル−ホルムアミド)中にて、 ハロゲン化物イオンを、約12当量の金属アルキル−メルカプチド塩のナトリウ ム塩(例えば、ナトリウムチオエトキシド)またはアリールメルカプタンで置換 することによって、4−アルキルチオ式(If)化合物に変換することができる 。
1またはそれ以上のメルカプト官能基を有する式(G)の化合物は、式(IIa )の対応するアルキルスルフィニル置換化合物へのプンメラ−(Pu闘erer )転位によって調製される。式(Ila)の対応する化合物のブンメラー転位は 、アダムズ(Adams)らの米国特許第5.002.942号(1991年3 月26日付で発行)に記載の方法により、無水アルカン酸と共に還流することに よって達成される。また、式(C)の化合物を用いて、■1位に水素を有する式 (G)の類似化合物を製造してもよい。このように式(C)化合物を用いて、ア ルキルチオ基をアルキルスルフィニル官能基に酸化し、次いで上記の式(IIa )化合物と同様に反応させると、対応するメルカプト置換の式(C)化合物を得 る。次いで、これを用いて、アルコキノアルキルチオ、アルケニルチオ、アルキ ルチオアルキルチオ、アルキルカルボニルアルキルチオ、またはカルボキノアル キルチオ官能基などを有する様々な他の式(C)化合物を調製してもよい。
■1またはV。の一方が少な(とも1つのメルカプト置換基を有する一置換また は二置換フェニルである式(G)化合物は、式(II)アルキルアルキルチオ生 成物の加水分解によって、または好ましくは、アール・エヌ・ヤング(R,N) ’oung)ら[テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Let ters)、25巻、1753頁(1984任)]の方法と同様に、式(IIa )化合物を無水トリフルオロ酢酸で処理し、続いて、メタノール中のナトリウム メトキッドなどの塩基を用いた塩基加溶媒分解によって得られる。
式(G)化合物は、式(II)化合物のR1またはR8の一方が少なくとも1つ の2−アルケニル−]−チオ官能基を有する一置換または二置換フェニルである 式(I[)化合物の合成用中間体として役立つ。ジメチルホルムアミドなどの極 性溶媒中における式(G)中間体の溶液を、塩基、好ましくは水素化ナトリウム などの金属水素化物で処理し、形成したナトリウムメルカプチド塩を、アリルブ ロマイドなどの1−ハロー2−アルケンで処理し、25〜80℃に加熱すると、 R3またはRQの一方が少なくとも1つの2−アルケニル−1−チオ置換基を有 する二置換フェニルである式(n)化合物が得られる。
また、上記の式(G)化合物は、R1またはR8の一方が少なくとも1つの1− アルケニル−1−チオ官能基を有する二置換フェニルである式(II)化合物の 合成用中間体として役立つ。テトラヒドロフランなどの非プロトン溶媒中で式( G)化合物を、(−78〜−20°Cの)低温にて、リチウムジエチルアミドな どの強塩基で処理すると、リチウムメルカプチド塩が生成する。この塩を、0℃ にて、トリメチルノリル−メチル化剤(例えば、トリメチルノリルメチルハライ ド、トリフレート、またはアセテート)でアルキル化すると、トリメチルシリル メチルチオ置換基が形成する。もう1モル当量のリチウムジエチルアミドを添加 して後者を脱プロトン化し、アルデヒドまたはケトンで処理すると、■。または ■1が少なくとも1つの1−アルケニル−1−チオ置換基を有する二置換フェニ ルである式(I[)化合物が得られる。
R1またはR8の一方が4−ハロゲン置換基(好ましくは、フルオリド)を有す る一置換または二置換フェニルである式(n)の化合物は、70〜150℃に加 熱した極性の非プロトン溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)中にて、ハロケ ン化物イオンを金属アルキル−メルカプチド塩(例えば、ナトリウムチオエトキ シド)で置換するこよによって、4−アルキルチオ式(II)化合物に変換する ことができる。
式(G)化合物は、フェニル環上に少なくとも1つのハロ置換基を有するハロフ ェニル誘導体、好ましくはフロロフェニルまたはブロモフェニルを有する式(I T)または式(I[[)化合物を、ツメチルスルホキノド(DMSO)l:pに て、Na5H(二硫化ナトリウム)で処理することによって得てもよい。置換基 の1つがメルカプト官能基である置換フェニルを含む式(C)化合物、または式 (G)化合物が得られる別の反応は、式(II)、または式(C)のハロフェニ ル誘導体を、溶媒、例えばDMSO中における触媒量のバランラム(0)化合物 、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)−バランラムを含むアルキルメ ルカプタンのナトリウム塩て処理することである。
RまたはR1が少なくとも1つのCl−3アルキルスルフイニル、Cl−3アル キルスルホニル、またはC1−3アルケニルスルフイニルを有する一置換または 二置換フェニルである式(I)または(II)の化合物、あるいはRまたはR1 が少なくとも1つのC1−3アルキルスルフイニル、Cl−3アルキルスルホニ ル、またはC1−3アルケニルスルフイニルを有する二置換フェニル:あるいは 、RまたはR1が少なくとも1つのアルコキンアルキルスルフィニルまたはフェ ニルスルフィニル置換基を有する一置換または二置換フェニルである式(II) の化合物は、1当量またはそれ以上の対応する式(I)、(n)または(■)し 式中、RまたはR1は、C3−3アルキルチオフエニル、C1−3アルキルスル フイニルフエニル、アシルオキ/アルキルチオフェニル、アルコキンアルキルチ オ、フェニルチオ、またはアルケニルチオフェニルである]の化合物を、不活性 溶媒中にて、メルカプト官能基1つ当たり、1当量またはそれ以上の酸化剤(例 えば、不活性溶媒中の3−クロロ過安息香酸、または酢酸などの有機酸水溶液中 の過硫酸カリウム、または塩酸などの鉱酸を含むメタノール水溶液などの極性溶 媒中の過酸化物である過ヨウ素酸ナトリウム)、酢酸水溶液で処理することによ って調製される。RまたはR1がC1−3アルキル−スルホニル、アルケニル− スルホニルまたはアルケニル−スルフィニル置換フェニルである式(n)の化合 物は、チャタ−ウェイ(Chattervay)ら[ジャーナル・オブ・ケミカ ル・ソサイエティ−(J、 Chem、 Soc、 )、1352頁(1930 年)]の方法によって、1当量の対応するC1−3スルフィニル式(m)化合物 を、酸水溶液中にて、スルフィニル官能基1つ当たり、273当量のKMnSO ,で、あるいは1当量の過酸で処理することによって調製される。
アルキルスルフィニル、1−アルケニル−1−スルフィニル、または2−アルケ ニル−1−スルフィニル−置換または二置換フェニル環を有する式(n)の化合 物、あるいは、分子中のスルフィド1つ当たり1当量の酸化剤を用いて、対応す る式(■a)の化合物を酸化することによって調製される式(II)の化合物( それぞれ、アルキルチオ、1−アルケニル−1−チオまたは2−アルケニル−1 −チオ−置換または二置換フェニル環を有する)は、酸化剤を用いることによっ て同様に製造することができる。酸化剤は、水浴温度にて、ハロゲン化炭素(例 えば、塩化メチレン)中における式(I[[)化合物の溶液に滴下される有機過 酸(例えば、3−クロロペルオキシ安息香酸)、あるいは、2当量の無機酸(例 えば、塩酸)を含む水中における式(n)化合物の溶液に滴下される酢酸水溶液 中または酢酸中の無機剤(例えば、過ヨウ素酸ナトリウム、過硫酸ナトリウム、 過硫酸カリウム、または過酸化水素)でよい。
出願人は、本発明のある態様として、窒素含有へテロ理系のアリールスルフィド からアリールスルホキッドを製造するために、酸化剤である過硫酸ナトリウムお よび過硫酸カリウムを使用することを見い出した。これは、該アリールスルフィ ドを酢酸水溶液中の過硫酸ナトリウムまたはカリウムで処理して、対応するアリ ールスルホキッドを得ることからなる方法である。すでに述べたように、スリ二 ロロ基などの他の官能基を有するが、本発明の化合物のようなアミン窒素を有し ない数多くのスルフィド化合物の酸化について記載している。実際、それは、こ のようなヘテロ窒素環系に結合している部分の酸化であり、窒素自身が酸化され ると考えられるので普通ではない。出願人は、ここで、アリールスルフィド、特 にアルキルチオフェニル部分を、ヘテロ窒素含有理系の存在下で、対応するスル ホンへ安全に酸化することができることを示す。
反応温度は非常に様々であって、約00C〜約100℃の範囲内である。好まし くは、温度範囲は約り℃〜約60℃である。反応時間は分単位から日単位であり 、付加的な共溶媒を用いてもよい。このような共溶媒としては、THF(テトラ ヒドロフラン)およびアセトンが挙げられるが、これらに限定されない。撹拌方 法は、他の酸化剤については、上記のような滴下である必要はない。
好ましいアリールスルフィドはフェニルスルフィド誘導体である。さらに好まし いのは、アルキル置換アルキルスルフィド誘導体、例えばメチルまたはエチルチ オである。アリールスルフィド部分が見い出されるヘテロ−芳香族および非芳香 族窒素含有理系としては、イミダゾール、トリアゾール、ビロール、ピリミジン 、ピリジン、6.7−シヒドD−[5H]−ピロール[2,1−a]イミダゾー ル、ピロロ[2,1−a]イミダゾール:2.3−ジヒドロイミダゾ[2,1− bコーチアゾール、イミダゾ[2,1−b]チアゾールーオオキドまたは1.1 −ジオキシド; 2.3.4゜5、テトラヒドロ−イミダゾ[2,1−b]チア ゾール〜1−オキシドまたは1.1−7オキシド、イミダゾ[2,1〜b]オキ サゾール、イミダゾ[l、2−a]ピリジン、5゜6、7.8−テトラヒドロイ ミダゾ−[1,2−a]ピリジン;1,4〜ンヒドロビリシニル:1.2.5. 6−チトラヒドロピリジニル、またはイミダゾ−[1,2−a]ピリミンノン系 が挙げられるが、これらに限定されない。多環系の場合のアリールスルフィドは 、いずれの環に結合していてもよい。
好ましくは、窒素へテロ理系は、2.3−ジヒドロイミダゾ12.1−b]−チ アゾール、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−1−オキシドまたは1.1−ン オキシド、イミダゾ[1,2−alピロリジノ6.7−ジヒド0−C3H]−ピ O口[2,1−a]イミダゾールまたはイミダゾールである。
少なくとも1つのN−(CI−3アルカンアミド)またはN−(CI−3アルキ ル)−N−(CI−aアルカンアミド)を有する一置換または二置換フェニルで 置換されたアセトフェノン、ある場合には式(C)、および式(II)化合物は 、対応するアミンおよびN(CI−aアルキルアミノ)化合物を、ピリジン中に て、アルカン酸の年水物または塩化物でアノル化することによって調製される。
l’1−(C1−3アルキル)−N−(CI−3フルカンアミド)フェニルで置 換された式(C)および式(+1)化合物の別の代替調製法は、対応するN−( CI−3アルカンアミド)置換化合物を、/メチルホルムアミド中にて、水素化 ナトリウムおよびC1−3アルキルプロミドまたはヨーシトでアルキル化するこ とである。
少なくとも1つのアミノ置換基を有する一置換または二置換フェニルを有する式 (C)および式(n)化合物は、還流する6N鉱酸中で対応するN−(C,−、 アルカンアミド)化合物を加水分解するか、あるいは対応するニトロ化合物を接 触還元することによって調製される。
少なくとも1つのN−(CI−3アルキルアミノ)置換基を有する一置換または 二置換フェニルを有する式(C)および式(II)化合物は、好ましくは、それ ぞれアミノフェニル置換化合物について上で説明したように調製された対応する 式(C)および式(n)のN−(C1−sアルキル)−N−(CI−sアルカン アミド)化合物を、酸触媒を用いて加水分解するか、あるいはa)対応するN− (CI−3アルカンアミド)化合物を、ブラウン(Browrl)ら[「オーガ ニック・シンセシス・ビア・ポランズ(OrganicSynthesis v ia Boranes ;ボランによる有機合成)」、ジョン・ワイリー・アン ド・サンズ(John Wiley and 5ons)、(1975年)]の 方法によって、THF中のボランまたはボランジメチルスルホキシド錯体で還元 するか、またはb)対応のN、 N−(ンC1,3アルキルアミノ)フェニルで 置換された式(C)および式(I[)化合物を、フォノ・ブラウン反応[ハーゲ マン(Eageman)、オーガニック・リアクションズ(Org。
Reactions)、7巻、198頁(1953年)を参照〕により、臭化シ アンで分解するかのいずれかによって調製される。
あるいは、少なくとも1つのN、 N−(ジC1,□3アルキルアミノ)置換基 を有する一置換または二置換フェニルを有する式(C)および式(U)化合物は 、N−(C,−3アルキルアミノ)1換化合物について上で説明したように、対 応する式(C)および式(n)のN−(CI−3アルキル)−N−(CI−3ア ルカンアミド)化合物をボランで還元するか、あるいは非活性溶媒中にて、N、 N−ジアルキルアミンおよび炭酸カリウムと共に140℃で加熱し、対応する4 −ブロモ−3−ニトロフェニル式(C)および式(II)化合物中のN、N−ジ アルキルアミンで臭化物を置換することによって調製される。
あるいは、少なくとも1つのN−ピロリジノおよびN−ピペリジノ置換基を有す る一置換または二置換フェニルを有する式(C)および式(I[)化合物は、対 応するアミノフェニル化合物を、ジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒にて、 ジブロモブタンまたはノブロモベンタンと無水炭酸カリウムとでンクロシアルキ ル化することによって調製される。
Xが少なくとも1つの2.2.2−トリハロエトキンまたはプロパー2−エン− 1−オキシ置換基を有する一置換または二置換フェニルである式(C)の化合物 は、適当な式(C)のフェノールを、ベンダー(Bender)ら[ジャーナル ・オブ・メディカル・ケミストリー(J、 Med、 Chem、 )、28巻 、1169頁(1985年)〕がそこに記載されている化合物N023および3 3の調製について述べているように、それぞれトリフルオロメチルスルホン酸2 .2.2−トリフルオロエチルエステルまたはアリルプロミドでアルキル化する ことによって調製される。ある置換基が式(C)および式(n)のヒドロキシで ある適当に置換されたモノおよびジヒドロキシフェニル化合物または二置換フェ ニル化合物は、それぞれ対応して置換されたメトキシ誘導体を、酢酸中にてHB rで処理するか、あるいは好ましくは、ベンダー(Bender)ら[ジャーナ ル・オブ・メディカル・ケミストリー(J、 Med、 Chem、 )、28 巻、1169頁(1985年)コがそこに記載された化合物No、 14の調製 について述べている方法によって、CH,CI。中にてBBr3で処理すること によって得られる。
RがCl−3アルコキン−置換または二1換フェニルである式(II)または式 (C)の化合物は、適当な置換ヒドロキシフェニル化合物を、ジメチルホルムア ミドなどの非プロトン有機溶媒中、水素化ナトリウムなどの強塩基の存在下にて 、対応するC1−3アルキルハライドでアルキル化することによって調製される 。
RまたはR1がアノルオキシアルキルチオ基(ここで、アルキルは、所望により 、C1−4アルキルで置換されている)で二置換されているフェニルである式( n)の化合物は、R1が少なくとも1つのアルキルスルフィニル基で置換された フェニルである式(IIa)の化合物を、無水アルカン酸で処理することによっ て調製される。
得られたアシルオキシアルキルチオ化合物を加水分解すると、R1または只の一 方がスルフヒドリル官能基で置換されたフェニルである式(G)の化合物が得ら れる。スルフヒドリル置換化合物は、ピリジン中の無水アルカン酸またはアルキ ルチオノ酸クロリドで、あるいは重体障害のあるアミン、例えば適当な条件下の ジ(CI−sアルキル)アミンで処理することによって、R1またはRの一方が 1またはそれ以上のアンルチオまたはジチオアシル基で置換されたフェニルであ る式(G)の化合物を調製することができる。
R1またはRの一方が少なくとも1つのチオカルバミル基またはジチオカルバミ ル基で置換されたフェニルである式(I[)の化合物は、上記のように調製した スルフヒドリル含有式(G)化合物を、ピリジンなどの塩基の存在下にて、カル バミルハライドまたはチオカルバミルハライドで処理して、所望の化合物を得る ことによって調製される。カルバミルハライドまたはチオカルバミルハライド誘 導体における各々の窒素原子上の2つの水素原子は、独立して、アルキル、アル ケニル、アルキル、アリールまたはヘテロアリール誘導体で置換してもよい。次 いで、これは所望により置換してもよい。
R1またはRがアルケニルチオ基(ここで、1つの飽和炭素原子が、二重結合を 有する炭素から硫黄を分離している)で置換されたフェニルである式(n)の化 合物は、式(G)(あるいは、R1またはRoの一方が少なくとも1つのスルフ ヒドリル基で置換されている式(C))の化合物を、適当に置換されたアルケニ ルハライド、例えばアリルプロミドでアルキル化することによって調製すること ができる。
R1またはRがアルキルカルボニルアルキルチオ基またはカルボアルコキ/アル キルチτ基で置換されたフェニルである式(n)または式(C)の化合物は、対 応するスルフヒドリル置換化合物を、アルキルカルボニルアルキルハライド、例 えばブロモアセトンで、あるいはカルボアルコキンアルキルハライド、例えばエ チルブロモアセテートで処理することによって調製される。
R,またはR1がアルケニルチオ基(ここで、硫黄は二重結合を有する炭素に結 合している)で置換されたフェニルである式(n)の化合物は、上で定義した対 応する式(G)または(C)(ここで、フェニルはメルカプト基で置換されてい る)の化合物から調製される。メルカプト置換化合物は、金属の水素化物、金属 アルコキシドまたはリチウムジエチルアミドなどの強塩基を含む極性溶媒中で金 属塩に変換される。金属メルカプチド塩は、テトラヒドロフランなどの非プロト ン溶媒中のトリアルキルシリルメチルクロリドで処理され、低温でリチウムジエ チルアミドなどのリチウム化試薬で処理され、続いて適当な脂肪酸アルデヒドま たはケトンで処理され、R,R,またはXが1またはそれ以上のアルケニルチオ 基で置換されたフェニルである式(n)および式(C)の化合物が調製される。
RまたはR1がアルコキシカルボニルチオで置換されたフェニルである式(II )の化合物は、上記のように調製された金属メルカプチド塩を、適当なアルキル またはアリールクロロホルメートと反応させることによって調製される。金属メ ルカプチド塩は、RまたはR1の一方がスルフヒドリル官能基で置換されたフェ ニルである既に述べたように調製した式(G)の化合物から形成される。Rまた はR1が1またはそれ以上のアルコキシチオノチオ基で置換されたフェニルであ る式(n)の化合物は、金属メルカプチドを適当なアルキルまたはアリールハロ チオノホルメートと反応させることによって調製される。
RまたはR1がアルコキンアルキルチオである式(I[)の化合物は、上記のよ うに調製した式(G)または式(C)の金属メルカプチド塩を適当なハロメチル エーテルと反応させることによって調製される。得られたアルコキシアルキルチ オ化合物を、クロロ過安慝香酸などの適当な酸化剤と反応させることによって酸 化すると、RまたはR1がアルコキンアルキルスルフィニルで置換されたフェニ ルである式(n)の化合物が得られる。
RまたはR1が置換ジスルフィド基で置換されたフェニルである式(II)の化 合物は、RまたはR1がスルフヒドリル基で置換されたフェニルである上記のよ うに調製された式(II)の化合物を穏やかに空気酸化することによって調製さ れる。
Zが−5−S−Z、であり、ZlがフェニルまたはC1−、アルキルである非対 称のジスルフィド(Z)は、スルフヒドリル化合物をエーテル性溶媒中にて、適 当なスルフェニルハライドと反応させて、RまたはR1の一方が1またはそれ以 上のアルキル−ジチオ基またはアリール−ジチオ基で置換されたフェニルである 式(n)の化合物を得ることによって調製してもよい。ムカイヤマ(Mukai yama)ら[テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Lett ers)、56巻、5907−08頁(1968年)]の方法では、溶媒中、室 温にて1:1当量のジエチルアゾジカルボキシレートで処理した所望のアリール −3Hまたはアルキル−3H試薬を用いて付加物を得、次いで、これを比率1: 1の式(G)の所望のメルカプタンで処理する。この方法は式(n)の化合物の ジスルフィドニ量体も与える。好ましくは、ジスルフィド結合は式(I)および (II)の化合物の20位にある。
R,R,またはXがアルキルチオアルキルチオ基で置換されたフェニルである式 (n)および式(C)の化合物は、鉱酸またはルイス酸の触媒反応条件を用いて 、上記のように調製した類似のスルフヒドリル化合物を、適当なカルボニル成分 、例えばホルムアルデヒド、アセトン、またはアセトアルデヒドと反応させて対 称なジチオケタールを得ることによって調製される二中間体ヒドロキシアルキル チオ誘導体は、酸触媒反応条件下で別のスルフヒドリル含有化合物と反応して、 アルキル鎖の挿入部だけが異なる本質的に「ビス」型の化合物、すなわち[式( Il)−S−CRR”S一式(n)]を与える。アルキル、R%またはR1の置 換は、反応性カルボニル官能基によって決定される(ここで、RまたはR1は、 C3−9アルキル、アリールまたはへテロアリールでよい:すべで所望により置 換されていてもよい)。
非対称なチオケタールは、上記のように調製した金属メルカプタン塩を、ハロメ チルチオエーテルと反応させて、RまたはR1の一方が1またはそれ以上のアル キルチオアルキルチオ基で置換されたフェニルである式(n)の化合物を得るこ とによって調製することができる。この金属塩は、別々の様々なアルキル鎖長の ハロメチル−[CRR’]−チオアルキル[アリール/ヘテロアリール]化合物 と反応して、「非−ビス」型化合物[式(I)−S−CRRI−3−R2] ( 式中、RおよびR1は「ビス」化合物と同定義であり、R2は、所望により置換 されていてもよいC1−9アルキル、アリールまたはへテロアリール基である) を与える。RoおよびR1結合の組合せは、本発明の一部であると考えられるが 、この結合が式(I)または(I[)の化合物の両方の20位にあることが好ま しい。
非対称のジスルフィド化合物の別の調製法(ここで、唯一の成分は式(n)の化 合物であり、ジスルフィド結合の他方の半分は、アルキル、アリールまたはへテ ロアリール誘導体である)では、エーテル性溶媒中にて、式(II)のスルフヒ ドリル化合物を適当なスルフェニルハライドと反応させて、RまたはR1の一方 が1またはそれ以上の[アルキル]−ジチオ基で置換されたフェニルである式( n)の化合物、すなわち[式(II)−8−8−R2] (ここで、R−R7は 上の段落と同定義である)を得ることによって調製しつる。アルキル、アリール 、またはへテロアリール基の考えられるスルフェニルハライド誘導体は所望によ り1換されていてもよい。 ジスルフィド化合物は、無水カルボン酸、例えば無 水トリフルオロ酢酸または無水酢酸を添加した溶媒中、好ましくは、クロロエチ レン、塩化メチレンまたはクロロホルムなどの塩素化された溶媒中で、メチルス ルフィニル、プロピルスルフィニル、イソ−プロピルスルフィニルなどの対応す るアルキルスルホキシド化合物(ここで、アルキルは炭素数1〜9の直鎖または 分岐誘導体であり得る)から調製してもよい。ブンメラー(Pummerer) 転位反応は、アルカリ金属の水酸化物、例えば水酸化ナトリウムを添加する前に 、ある程度加熱する必要がある。無水酢酸を用いる場合には、固体ヨウ素(I2 )の添加前、水酸化物処理の間に、やはり加熱が必要である。こうして、上記の 対称なジスルフィド化合物が得られる。
スルホキシド化合物の混合物を溶液中に存在させて、本発明のジ−ヘテロアリー ル−イミダゾール理系上に様々な置換基を有する「対称な」化合物を得てもよい 。
また、本発明は、ここに開示した方法における、式(A)の化合物の有効な非毒 性量と薬学的に許容される担体または希釈剤とを含有する薬剤組成物の使用に関 する。
薬学的に許容される塩およびその調製は製薬学分野の当業者に公知である。本発 明に有用な式(1)の化合物の薬学的に許容される塩としては、マレイン酸塩、 フマール酸塩、乳酸塩、蓚酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベ ンゼンスルホン酸塩、酒石酸、クエン酸、塩酸、臭化水素酸塩、硫酸およびリン 酸塩が挙げられるが、これらに限定されない。式(I)の化合物の薬学的に許容 される好ましい塩としては、塩酸塩および臭化水素酸塩が挙げられるが、このよ うな塩は、ベンダー(Bender)ら[米国特許第4.175.127号:そ の開示内容は、ここで参照して援用する]の方法などの公知の技術によって調製 することができる。
治療の方法 ここで、式(I)の化合物が、アラキドン酸代謝の5−リポキシゲナーゼ経路に よって媒介される痩化状態の治療を必要とする哺乳類を昌む動物の該疾患状態を 治療するのに有用であることが発見された。式(1)の化合物が5−リポキシゲ ナーゼ経路の阻害剤であるという発見は、式(I)の化合物が血液中における5 −リポキシゲナーゼ産物の半ビボ生産と5−リポキシゲナーゼのインビボ分析と に及ぼす効果に基づいている。以下、この点について、ある程度の説明を行う。
式(I)の化合物の5−リポキシケナーゼ経路阻害作用は、RBL−1細胞上清 によるロイコトリエンB4生産などの5−リポキシゲナーゼ産物の生産を減少さ せることを示すことによって確認された。
アラキドン酸代謝の病態生理半的な役割は最近の精力的な研究の的になっている 。プロスタグランジンの充分に解明された炎症活性(すなわち、一般的な炎症活 性)に加えて、エイコサノイドの類似の活性に関するご(最近の説明は、これら 産物の炎症媒介物質としての興味を拡大させている[オー・フラハーティー(0 °Flaherty)、ラボラトリ−・インベスティゲーション(Lab、 I nvest、 )、47巻、314−329頁(1982年)を参照コ。LTB 、の有効な走化活性および疼痛活性の報告された頁(1984年)を参照]は、 公知のLTC,およびLTD、に媒介された毛細血管透過ブリティッシュ・ジャ ーナル・オブ・ファーマコロジー(Br、 J、 Pharmaeol、 )、 80巻、497−502頁(1983年)を参照コと共に、炎症疾患の体液相お よび細胞相の両方における薬理学的介入の標的として考察されるようになった。
いくつかの炎症モデル系の薬理学によって、細胞の浸潤を減少させるコルチコス テロイドの有効性が証明された。これらの結果と、コルチコステロイドがシクロ オキシゲナーゼおよびリポキシゲナーゼの両産物の生成を阻害するという観察結 果は、選択的なシクロオキシゲナーゼ阻害剤が炎症部位への細胞流入を確実には 阻害しないので、このような二重阻害剤が炎症応答の体液相および細胞相の両方 を有効に減少させうろことを示唆している[ケイネガー(Vinegar)ら、 フニデ83年)、およびヒッグス(Higgs)ら、プロスタグランジンズ・ロ イコトリエンズ・アンド・メデイスン(Prostaglandins、 Le ukotriens and Medicine)、13巻、89−92頁(1 984年)を参照]。至適な条件下では、優先的なりポキシゲナーゼ阻害活性を 有する薬剤は、シクロオキシゲナーゼ阻害剤の潰瘍発生の責任またはコルチコス テロイドの毒性を分けもっていないようである。このことは、本発明の化合物が 、潰瘍発生活性や変形性関節症などのステロイド副作用を制限することが有益で ある疾患を治療するのに有用であることを示唆している。[パルモスキー(Pa lmoski)ら、[ベノキサプロフェン・スティミュレイツ・プロテオグリカ ン・ノンセノス・イン・ノーマル・ケイナイン・ニー・カートリッジ・インビト ロ(Benoxaprofen21巻、316−319頁(1987年)を参照 ]。
臨床データは、顆粒球および/または単球の&潤が支配的である様々な炎症疾患 における5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤に対する期待を支持している。また 、慢性関節リウマチの滑液中におけるLTB、の上昇レベルの報告された証拠[ デヴイドソン(Davidson)ら、アニュアルズ・オブ・ルーマチック・デ ィジージズ(Ann、 Rheum、 Dis、 )、42巻、677−679 頁(1983年)を参照コは、慢性関節リウマチのアラキドン酸代謝に寄与する 役割を示唆している。潰瘍性大腸炎の治療に用いられるスルファサラジンは、L TB4および5−HETEの生産をインビボで阻害することが報告されている[ ステンソン(Stenson)ら、ジャーナル・オブ・クリニカル・インベステ ィゲーション(J、 C11n、 Invest、 )、69巻、494−49 7頁(1982年)を参照]。ごく最近報告された鎮静を含む効能に関する主な 観察結果は、慢性関節リウマチ患者のスルファサラジン治療と共に報告されたが [ノイマン(Neumann)ら、プリティー/シュ・メディカル・ジャーナル (Brit、 Med、 J、 )、287巻、1099−1102頁(198 3年)を参照]、5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤の慢性関節リウマチにおけ る有用性を示している。
さらに、炎症性腸疾患の患者由来の炎症を起こした胃腸粘膜がLTB、の増大し た生産を示すことが報告されている[シャロン(Sharon)ら、ガストロエ ンテロロン−(Gastroenterol)、84巻、1306頁(1983 年)を参照]が、これは、スルファサラジンが走化性エイコサノイド(例えば、 LTB4として知られる5−リポキシゲナーゼ経路の産物)の生産を阻害するこ とによって有効であり得ることを示唆している。これらの観察結果は、5−リポ キシゲナーゼ経路の阻害剤の炎症性腸疾患における有用性を強調するのに役立つ 25−リポキンゲナーゼ経路の阻害剤が有用である別の領域は転置の治療である 。
関与する転宿症の皮膚がLTB、のレベルを増大させることが示されている[プ レイン(Brain)ら、ランセット(Lancet)、19巻(1983年2 月19日)を参照]。転置に対するベノキサブロフェン、すなわちインビトロで のりポキシゲナーゼ阻害活性を有する化合物の有望な効果[アーレン(Alle n)ら、プリティラス・ジャーナル・オブ・デルマドロン−(Brit、 J、  Dermatol、 )、109巻、126−129頁(1983年)を参照 ]は、5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤が堅!の治療に有用であり得るという 考えの支持を与える。
リポキシゲナーゼ産物は痛風患者由来の滲出液中に確認されている。この障害は 、この疾患の急性炎症期の間における肥大した好中球の浸潤によって特徴付けら れる。主要な訃リポキシゲナーゼ産物であるLTB、は、好中球によって生産さ れるので、L T B 4の合成の阻害は鮭における増幅機構を遮断することに なる。
5−リポキシゲナーゼ産物の阻害剤が有用性を有し得る別の分野は心筋梗塞であ る。二重阻害剤BW755−Cを用いたイヌでの研究によって、冠状動脈の閉塞 を伴う梗塞の領域が減少し、このような減少は虚血性組織への白血球の浸潤の阻 害によるものであることが示された[ニーラン(Mullane)ら、ジャーナ ル・オブ・ファーマコロンー・アンド・イクスペリメンタル・テラビューティク ス(J。
Pharmacol、 Exp、 Therap、 )、228巻、510−5 22頁(1984年)を参照]。
5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤が有用であるさらに別の分野は臓器移植にお ける拒絶反応の予防の分野である。[例えば、フエ−(Foegh)ら、アドノ くンスド・プロスタグランジン・トロンボキサン・アンド・ロイコトリエン・リ サーチ(^dv、 Prostaglandin、 Thromboxane、  and Leukotriene Re5earch)、13巻A209−2 17頁 (1983年)を参照コ。
5−リポキンゲナーゼ経路の阻害剤のさらに別の有用性は組織外傷の治療である 。[例えば、デンリンジ+−(Denzlinger)ら、サイエンス(Sci ence)、230巻(4723)、330−332頁(1985年)を参照] 。
さらに、5−リポキンゲナーゼ経路の阻害剤が有用な別の領域は多発性硬化症を 含む中枢神経系における炎症反応の治療である。[例えば、マ・ソケイ(Mac kay)ら、クリニカル・アンド・イクスペリメンタル・イムノロジー(C1i n、 Exp、 Immun。
民罫)、15巻、471−482頁(1973年)を参照]。
5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤が有用である別の分野は喘息の治療である。
し例えば、フォードーハッチンソン(Ford−Flutchinson)、ジ ャーナル・オブ・アレルギー・アンド・クリニカル・イムノロジー(J、 Al lergy C11n、 I munol、 )、74巻、437−440頁( 1984年)を参照]。5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤のさらに別の有用性 は成人の呼吸困難症候群の治療である。[例えば、パシッテイ(Pacitti )ら、サーク・ショック(Circ、 5hock)、21巻、155−168 頁(1987年)を参照]。5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤のさらに別の有 用性はアレルギー性鼻炎の治療である。
5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤が有用である別の領域は、血管炎、糸球体腎 炎、および免疫複合体疾患の治療である。[ケイジソン(Iadison)ら、 「ノクスキュリティス:メカニズム・オブ・ベッセル・ダメージ(血管炎:血管 損傷の機構)」、インフラメーション、ベーシック・プリンシプルズ・アンド・ クリニカル・コリレイツ(Inflammation : Ba5ic Pr1 nciples and C11nical Correlates)中、7O 3−718 頁、ゴーリン(Gallin)ら編、ラバン・プレス(Raven Press )、N、 Y、 、 N、 Y、 (1988年)コ 。
5−リポキシゲナーゼ経路の阻害剤が有用である別の分野は皮膚炎の治療である 。[パイ(Pye)ら、「システミック・テラビー(Systemic The rapy)J、テキストブック・オブ・デルマドロン−(Textbook o f Dermatol、ogy)中、第m巻、2501−2528頁、ルック( Rook)ら編、ブラックウェル・サイエンティフィック・パブリケーションズ (Blackwell 5cientific Publications)、 オックスフォード、英国(1986年)を参照]。
5−リポキンゲナーゼ経路の阻害剤が有用である別の領域はアテローム性動脈硬 化症の治療である。最近の研究によると、低密度リポ蛋白質の酸化修飾の阻害が アテローム性動脈硬化の進行を遅らせること、および、リポキシゲナーゼの阻害 剤が細胞誘発性の酸化修飾を効果的に阻害することが示されている。[ケイリコ (Car6w)ら、プロン−ディンゲス・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ ・サイエンンーズ・イン−! −・、lnス・エイ(Proc、 Natl^c d、 Sei、 USA)、84巻、7725−7729頁(1987年11月 )、およびステインバーグ、デ、(−(Steinberg、 D)、コレステ ロール・アンド・カージオバスキ、ラー・デイシージズ(Cholestero l and Cardiovascular Disease)、76巻、3号 、50g−514頁(1987年)を参照]。
5−リポキンゲナーゼ経路の阻害剤が有用である付加的な分野は、視覚領域、特 に、外科手術後の炎症、ブドウ膜炎、およびアレルギー性結膜炎などの疾患また は手術による角膜の前方部分および後方部分の全体的な炎症である。[ラオ・エ ヌ(Rao、 N)ら、アーカイブス・オフ・オフタルモロジー(Arch、  Ophathmal、 )、IQ5巻(3)413−419頁(1987年); チャウ、エル(Chiou、 L、 )およびチャウ、ジー(Chiou、 G )、ジャーナル・オフ・オキューラー・ファーマコロジー(J、 0cular  Pharmacol、 )、1巻、383−390頁(1985年):ベイザ ン、エイチ(Bazan、 H)、ジャーナル・オフ・オ媒介される0PUFA に関与する脂質の過酸化反応の阻害剤が有用性を有し得るさらに別の領域は、パ ーキンソン病などの一般的に変性神経疾患と呼ばれるものである。別の領域は、 外傷性または虚血性の損傷、例えば卒中、脳やを髄の損傷、および脳やを柱の炎 症性疾患である。特により好ましい疾患状態は、心筋に誘発される虚血性損傷お よび/または再潅流損傷である。[ブラウラ−(Braughler)ら、ジャ ーナル・オフ・バイオロジカル・ケミストリー(Jour、 Biol、 Ch em、 )、262巻、22号、10438−40頁(1987年)を参照、ス ー(Xu)ら、ジャーナル・オフ・ニューら、ニュー・イングランド・ジャーナ ル・オフ・メディスン(NE、 J、 Med、 )、322巻:1405−1 411頁(1990年)も参照]。
式(I)の化合物が、アラキドン酸のシクロオキシゲナーゼ産物によって媒介さ れる疾患状態の治療を必要とする哺乳類を含む動物の該治療を行うのに有用であ ることも発見された。式(I)の化合物がシクロオキシゲナーゼ産物の阻害剤で あるという発見は、式(1)の化合物がPGE2産物の生産に対して及ぼす効果 と、そのヒト単球に関するデータ(その分析は、ここで説明されている)とに基 づいている。
薬剤組成物の処方 また、本発明は、式(I)、式(n)または(I[[)化合物またはその塩の有 効な非毒性量と薬学的に許容される担体または希釈剤とを含有する、ここに記載 した方法に使用するための薬剤組成物にも関する。式(I)、式(II)または (III)の化合物は、0PUFA阻害活性、5−LO阻害活性またはCO阻害 活性をもたらすのに充分な量の式(I)、式(II)または(m)の化合物を、 標準的な薬学的担体と、従来の手法で組合せることによって調製された従来の投 与形態で投与される。式(I)、式(II)または式(I[I)の化合物は、公 知の第2の治療活性化合物、例えば抗ヒスタミン剤、抗菌剤または抗真菌剤と組 合せて、従来の用量で投与してもよい。これらの手法は、所望の製剤に適切な成 分を撹拌、造粒および圧縮または溶解することを伴う。
本発明は、2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−7−オキソ −5,6−ジヒドo−[7H]−ビo口[1,2−a]イミダゾール:5,6− ジヒド0−2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジニル)−[7Hコ ーピoo[l、2−a]イミダゾール−7−オール;または5.6−シヒドロー 7.7−ジフルオロ−2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)− [7H]−ピロロ[1,2−a]−イミダゾールの化合物またはその薬学的に許 容される塩の有効量と、薬学的に許容される担体または希釈剤とを含有する○P UFA、特に5−LO,またはCO経路で媒介される疾患状態を治療するための 薬剤組成物に関する。これらの化合物は、0PtJFA、5−LO阻害活性また はC○阻害活性をもたらすのに充分な量のそれらを、標準的な薬学的担体と、従 来の手法によって組合せることによって調製された従来の投与形態で投与される 。
使用される薬学的な担体は、例えば、固体または液体のいずれでもよい。典型的 な固体担体は、ラクトース、白土、スクロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペク チン、アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸などである。
典型的な液体担体は、シロップ、落花生油、オリーブ油、水などである。同様に 、担体または希釈剤は、当該分野で公知の遅延物質、例えばモノステアリン酸グ リセリンまたはジステアリン酸グリセリンを、それ自体またはワックスと組合せ て含んでいてもよい。
多種多様の薬剤形態を採用することができる。従って、固体担体を用いる場合、 製剤は、錠剤にするか、硬質ゼラチンのカプセルに入れるか、粉剤またはペレッ ト剤の形態、あるいはトローチ剤(trocheまたはlozenge)の形態 にすることができる。固体担体の量は様々に異なるが、好ましくは約25mg〜 約1gである。
液体担体を用いる場合、製剤はシロップ、懸濁液、軟質ゼラチンカプセル、アン プルや非水溶液懸濁液などの無菌注射液の形態である。
不溶性の式(I)または式(n)化合物の安定な水溶性投与形態を得るためには 、式(1)または式(IT)化合物の薬学的に許容される塩を、有機酸または無 機酸の水溶液、例えばコハク酸または好ましくはクエン酸の0.3M溶液に溶解 する。
好ましくは、各非経口投与単位は活性成分[すなわち、式(I)または(II) の化合物]を約5Qmg〜約500mgの量で含有する。好ましくは、各経口投 与量は活性成分を約100mg〜約1000mgの量で含有する。
また、式(I)または(n)の化合物は局所的に投与してもよい。従って、式( I)または(II)の化合物はヒトおよび他の哺乳類を含む動物の炎症を治療ま たは予防するために局所的に投与してもよく、慢性関節リウマチ、リウマチ様を 椎炎、変形性関節症、痛風性関節炎および他の関節炎状態、炎症を起こした関節 、湿疹、乾廚または日焼けなどの他の炎症性皮膚状態:結膜炎を含む炎症性の眼 の状態:発熱、痛みおよび炎症に関連する他の状態などの5−リポキシゲナーゼ 経路によって媒介される疾患のレリーフまたは予防に使用してもよい。
局所的投与に関する治療効果に必要な式(I)または式(Iりの化合物の量は、 もちろん、選択した化合物、炎症状態の性質および重篤度、および動物が受ける 治療によって異なるが、最終的には医師の判断による。活性成分の適当な抗炎症 量は、局所的投与の場合には1.5mg〜500mgであり、最も好ましい投与 量は1mg〜1000mgであり、例えば5−250mgを一日に2または3回 投与する。
局所的投与が意味するのは、非全身的な投与であり、式(I)または(n)の化 合物を外部から表皮や頬面窩洞に塗布することや、このような化合物を耳、眼お よび鼻に滴下することなどが含まれるが、この化合物は血流中に著しく入ること はない。全身的投与が意味するのは、経口、静脈内、腹腔内および筋肉内投与で ある。
活性成分は、それ自体を未加工の化学薬品として投与することができるが、薬剤 処方物として提供することが好ましい。活性成分は、処方物の10%w / W  pi度、好ましくは5%W/Wを越えず、より好ましくは01%〜1%W/W からなるが、局所的投与の場合、処方物の0001%〜10%w/w、例えば1 〜2重量%からなる。
本発明の局所処方物は、獣医学および人体医学の両方について、1種またはそれ 以上の許容される担体と、所望により他のいかなる治療成分と共に、活性成分を 含有する。担体は、処方物の他の成分と適合するという意味で「許容され」わば ならず、それを投与される者に有害であってはならない。
局所投与に適する処方物としては、皮膚を通して炎症の部位に浸透するのに遇す るリニメント剤、ローション剤、クリーム剤、軟責剤またはペースト剤などの液 体または半液体の製剤、および眼、耳または鼻に投与するのに適する滴剤が嵩げ られる。
本発明による滴剤は無菌の水性または油性の溶液または懸濁液からなり、活部成 分を、殺菌剤および/または殺真菌剤および/または他の適当な防腐剤の適当な 水溶液であって、好ましくは表面活性剤を含む水溶液に溶解することによって調 製すればよい。次いで、得られた溶液は、濾過によって清澄化し、適当な容器に 移し換える。次いで、この容器を密封し、オートクレーブにかけるか、あるい: ;98〜100Cで半時間保持することによって滅菌する。あるいは、この溶液 を濾過によって滅菌し、無菌技術によって容器に移し換えてもよい。滴剤に含有 5せるのに適当な殺菌剤および殺真菌剤の例としては、硝酸または酢酸フェニル 第2水銀(0,OO2%)、塩化ベンザルコニウム(0,01%)および酢酸ク ロルヘキシジン(0,01%)が挙げられる。油性溶液の調製に適当な溶媒とし ては、グリセリン、希釈アルコールおよびプロピレングリコールが挙げられる。
本発明によるローション剤には、皮膚や眼に適用するのに適当なものが含まれる 。眼科用ローション剤は、所望により殺菌剤を含む無菌水溶液からなり、滴液の 調製法に類似した方法によって調製すればよい。また、皮膚に塗布するローショ ン剤またはりニメント剤は、皮膚を急速に乾燥・冷却する薬剤、例えばアルコー ルやアセトン、および/または、グリセリンなどの保湿剤、ヒマシ油や落花生油 などの油を含有していてもよい。
本発明によるクリーム剤、軟膏剤またはペースト剤は、外用の活性成分の半固体 処方物である。それらは、微粉砕または粉末形態の活性成分を、それ自体、ある いは水性または非水性の液体中における溶液や懸濁液として、適当な機械を用い て、油脂性または非油脂性の基剤と混合することによって製造すればよい。基剤 は、硬質、軟質または液体のパラフィンなどの炭化水素、グリセリン、蜜ロウ、 金属石鹸:粘滑剤:アーモンド油、コーン油、落花生油、ヒマノ油またはオリー ブ油などの天然起源の油:羊毛脂またはその誘導体、あるいは、プロピレングリ コールまたはマクロゴールなどのアルコールと共にステアリン酸またはオレイン 酸などの脂肪酸からなる。この処方物には、陰イオン系、陽イオン系または非イ オン系の表面活性剤、例えばソルビタンエステルまたはそのポリオキ/エチレン 誘導体などの適当な表面活性剤を含有させてもよい。天然ゴム、セルロース誘導 体、または、石英質を含む畦土などの無機材料のような懸濁剤、およびラノリン などの他の成分を含有させてもよい。
また、式(I)または(II)の化合物は吸入によって投与してもよい。「吸入 」が意味するのは、鼻腔内への投与および経口的な吸入による投与である。この ような投与に適当な投与形態、例えばエアゾール処方物または計量型吸入器は、 従来の技術によって調製すればよい。吸入によって投与される式(I)または( II)の化合物の1日投与量は、1日当たり約1mg〜約100mg/kg、好 ましくは約1mg〜約10mg/kgである。
式(I)または(II)の化合物またはその薬学的に許容される塩は、公知の技 術、例えば上記のものや、アダムズ(Adams)らの米国特許第5.002. 942号(1991年3月26日付で発行)に記載されたものなどに従って、式 (1)または(If)の化合物またはその薬学的に許容される塩を、従来の薬学 的に許容される担体または希釈剤と組合せることによって調製された従来の投与 形態で、ヒトに投与することができる。
薬学的に許容される担体または希釈剤の形態および性質が、それと組合されるべ き活性成分の量、投与の経路および他の公知の可変要因によって定まることは、 当業者によって理解されるところである。
投与の経路は、経口、肺、非経口、頬、関節内、鼻または局所的でありうる。
ここで使用される非経口という用語には、静脈内、筋肉内、皮下、鼻腔内、直腸 内、膣内または腹腔内の投与が含まれる。皮下および筋肉内による形態の非経口 投与が一般的に好ましい。経口投与による1日処方量は、全体重1キログラム当 たり約5〜約100mgである。非経口投与による1日処方量は、好ましくは、 全体重1キログラム(k g)当たり約2〜約80mgであり、さらに好ましく は約3〜約60mg/kgである。局所的投与による1日処方量は、投与の部位 1箇所当たり好ましくは約2mg〜約10mgである。式(1)または(I[) の化合物またはその薬学的に許容される塩の用量決定における至適な量および間 隔が治療されるべき症状の性質および程度、投与の形態、経路および部位、およ び治療されるべき特定の患者によって決定されること、および、このような至適 条件が従来の技術によって決定できることは、当業者によって理解されるところ である。
また、式(I)または(It)の化合物の用量決定における至適な量および間隔 が治療されるべき症状の性質および程度、投与の形態、経路および部位、および 治療されるべき特定の動物によって決定されること、および、このような至適条 件が従来の技術によって決定できることは、当業者によって認識されるところで ある。
さらに、当業者が、治療の至適な過程、すなわち所定の日数にわたって、1日当 たりに与えられる式(I)または(I[)の化合物またはその薬学的に許容され る塩の用量数を、従来の治療決定試験の過程を用いて確認できることは、当業者 によって認識されているところである。
2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−7−オキソ−5,6− シヒドロー[7H1−ピロロ[1,2−a]イミダゾール、5.6−シヒドロー 2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7Hコ一ビo口り、 2−a]イミダゾール−7−オール:または5.6−シヒドロー7.7−ジフル オロ−2−(4−メトキシフェニル’)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ピ ロロ[1,2−a]−イミダゾールの化合物およびそれらの薬学的に許容される 塩の投与経路は、ここで定義したような、経口的、肺、非経口的、頬、関節内、 鼻または局所的な手段でよい。皮下および筋肉内による形態の非経口投与が一般 的に好ましい。経口投与による1日処方量は、投与の経路に依存して、好ましく は全体重1キログラム当たり約1〜約100mg、さらに好ましくは1日当たり 約2mg〜約80mg/kgである。これら3種の化合物の1つまたはその薬学 的に許容される塩の各々の用量決定における至適な量および間隔が治療されるべ き症状の性質および程度、投与の形態、経路および部位、および治療されるべき 特定の患者によって決定されること、および、このような至適条件が従来の技術 によって決定できることは、当業者によって理解されるところである。
!!例 当業者は、さらに苦心することなく、上記の説明を用いて、本発明を最大限に利 用することができるものと考えられる。従って、以下の実施例は、単なる例示で あって、本発明の範囲をいかようにも限定するものではないと解釈すべきである 。
本発明のカプセル形態をした薬剤組成物は、標準的な硬質ゼラチンカプセル2個 に、粉末形態の式(Dの化合物50mg、ラクトース110mg、タルク32m gおよびステアリン酸マグネシウム8mgを充填することによって調製する。
実施例B−注射可能な非経口組成物 注射による投与に適した形態の本発明の薬剤組成物は、10容量%のプロピレン グリコール中における式(I)の化合物1.5重量%と水とを撹拌することによ って調製する。この溶液は濾過によって滅菌する。
実施例C−軟膏組成物 式(I)の化合物1.0g 白色軟質パラフィン100.0g 式(I)の化合物を少量のビヒクルに分散させ、この分散液を徐々にバルクに混 入して、滑らかで均質な製品を得る。これは折畳み可能な金属チューブに充填す る。
実施例り一局所用クリーム組成物 式(1)の化合物1.0g カルボワックス200 20.0g 無水ラノリン2.0g 白色蜜ロウ2.5g ヒドロキシ安息香酸メチル領1g 蒸留水100.0g カルボワックス、蜜ロウおよびラノリンを共に60℃で加熱し、ヒドロキシ安息 香酸メチルの溶液に添加する。高速で撹拌して均質化し、温度を50℃に下げる 。式(I)の化合物を添加し、充分に分散させ、この組成物を低速で撹拌しなが ら冷却する。
実施例E−局所用ローション組成物 式(I)の化合物1.0g ソルビタンモノラウリン酸エステル0.6gポリソルベート20 0.6g モトステアリルアルコール1.2g グリセリン6.0g ヒドロキシ安息香酸メチル0.2g 精製水B、P、100.00m1まで ヒドロキシ安息香酸メチルおよびグリセリンを、75℃の水70m1に溶解する 。ソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリソルベート20およびセトステアリ ルアルコールを共に75℃で溶融し、この水溶液に添加する。得られたニマルジ 1ンを均質化し、連続的に撹拌しながら冷却し、式(I)の化合物を残存する水 中における懸濁液として添加する。懸濁液全体を均質になるまで撹拌する。
実施例F一点眼組成物 式(I)の化合物0.5g ヒドロキシ安息香酸メチル0.01 gヒドロキシ安息香酸プロピル0.04  g精製水B、P、100.00m1まで ヒドロキシ安息香酸メチルおよびヒドロキシ安息香酸プロピルを、75℃の精製 水7Qmlに溶解し、得られた溶液を冷却する。次いで、式(I)の化合物を添 加し、この溶液を精製水で100m1にする。この溶液をメンブレンフィルター (孔径0.22mm)で濾過して滅菌し、適当な無菌容器に無菌的に詰める。
実施例G−吸入投与用の組成物 容量15〜20m1のエアゾール容器に対して、式(1)の化合物10mgを、 0.1〜02%の滑剤、例えばスパン(Span) 85またはオレイン酸と撹 拌し、この混合物を、噴射剤(C,a、 )、例えばフレオン、好ましくはフレ オン114およびフレオン12の混合物中に分散させ、鼻腔内または経口的な吸 入投与向きの適当なエアゾール容器に入れる。
実施例H−吸入投与用の組成物 容量15〜20m1のエアゾール容器に対して、式(1)の化合物10mgをエ タノール(6〜8m1)に溶解し、0.1−0.2%の滑剤、例えばスパン(S pan) 85またはオレイン酸を添加し、これを、噴射剤(C,a、 )、例 えばフレオン、好ましくはフレオン114およびフレオン12の混合物中に分散 させ、鼻腔内または経口的な吸入投与向きの適当なエアゾール容器に入れる。
5−リポキンゲナーゼ経路の阻害剤としての活性を決定するのに採用した試験に は、雄B alb/cマウス(20〜28g)を用いた。すべてのマウスはチャ ールズ・リバー・ブリーディング・ラボラトリーズ(Charles Rive r Breeding Laboratories)、キックストン(King ston)、N、 Y、から得た。単一の実験内では、マウスは年齢を合わせた 。
試薬は以下のとおり採用した: 式(I)の化合物は遊離塩基として用いた。これらの化合物は酸性食塩水に溶解 した。最終容量10m1/kgの示された用量で潅流法によって、化合物を投与 した。
インビトロの実験では、化合物を適当な濃度でエタノールに溶解した(最終濃度 1.0%)後、明細書に記載した緩衝液を用いて最終濃度まで希釈した。
アラキドン酸に誘発されたマウス耳の炎症アセトン中のアラキドン酸(2mg/ 20m l)を左耳の内面に塗布した。処理の1時間後、両方の耳の厚さをダイ ヤルゲージで測定し、そのデータを、処理した耳と未処理の耳との厚さの変化( 10”cm)として表した。
試験化合物は、酸7食塩水中の形態で、アラキドン酸の局所塗布の前に、明細書 に記載した回数で経口的に与えた。
5−リポキンゲナーゼ活性の分析 5−リポキンゲナーゼ(5−LO)をRBL−1細胞の抽出物から単離した。こ れらの細胞はアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(America n Type Cu1ture Co11ectionX#C1?L 1378 )から得て、37°、5%CO2で、10%の加熱不活性化ウシ胎児血清を補足 したイーグルの必須培地(MEM)を用いた撹拌培養によって増殖させた。2. 000xgで20分間、遠心分離にかけることによって培養物から細胞を集めた 後、1mMEDTAおよび0.1%ゼラチンを含む50mMリン酸ナトリウム( pH7,0)で2回洗浄した。この洗浄後、細胞を新鮮なリン酸緩衝液に再懸濁 し、5X1.07細胞/mlの濃度とした。この懸濁液を、パール・ポンプ(P arr bomb)を用いた窒素空洞現象(nitrogen cavitat ion)ニよって\750psiで10分間破砕した。次いで、破砕した細胞を 10.000Xgで20分間、遠心分離にかけた。上清を集め、100.000 xgで60分間、遠心分離にかけた。この上清を集め、分析するまで一70℃で 保存した。
5−リポキシゲナーゼ活性の阻害を、2つの分析法の一方によって、すなわち2 0℃で90秒後に測定するか、またはジー・ケイ・ホガブーム(G、 K、 H ogaboo口)ら[モレキュラー・)7−vコoジー(Molecular  Pharmacol、 )、30巻、510−519頁(1986年)]の方法 に従って測定する放射性トレーサー分布分析(radiotracerexte nt assay)によって、あるいは連続的02消責量分析によって測定した 。いずれの分析から得られた結果も、同一ではなくても類似している。すべての 化合物はエタノールに溶解したが、エタノールの最終濃度は分析中1%であった 。
放射性トレーサー分布分析によって、20℃で90秒間インキュベーションした 後に生産された5−リポキンゲナーゼ産物[トランスLTB、CDI−HETE )、5HETEおよび5HPETE]にケイて調べた。上清のアリコート(40 mL)を、やはり1mM EDTA、1mM ATP、50mM NaCI、5 %エチレングリコールおよび100mg/mlの音波処理したホスファチジルコ リンを含む25mMビストリス(BisTris)緩衝液(pH7,0)中で、 阻害剤またはビヒクルと共に10分間ブレインキュベートした(全容量0.23 8m1)。5−リポキンゲナーゼ反応は、Ca C] 2(2mM)および1− C,4−アラキドン酸(25mM+100.000dpm)の添加によって開始 させた(最終容量0.25m1)。90秒後、2容jL(0,,5m1)の水冷 アセトンの添加によって反応を停止させた。この試料を、1.OOOXgで10 分間遠心分離にかける前に、氷上で10分間、除蛋白した。除蛋白した上清をア ルゴン下で乾燥させた後、200mLのエタノールに再溶解した。次いで、これ らの試料を、ジー・ケイ・ホガブーム(G、 K、 Hogaboom)ら〔モ レキュラー・ファーマコロジー(Molecular Pharmacol、  )、30巻、510−519頁(1986年):ここで参照して援用する]が述 べているように、逆相HPLCによって分析した。化合物に媒介される5−リポ キシゲナーゼ活性の阻害は、産物合成の50%阻害を起こす化合物濃度として記 載されている。
5−リポキシゲナーゼ活性の阻害を分析する第2の分析は、反応の進行に伴う0 2の酒質量をモニターする連続的分析法である。5−リポキシゲナーゼ酵素(2 00mL)を、1mM EDTA、1mM ATP、5mM NaC1およ5% エチレングリコールを含む25mMビストリス(BisTris)緩衝液(pH 7,0)中で、阻害剤またはそのビヒクルと共に、20℃で2分間、ブレインキ ュベートした(全容量2.99m1)。アラキドン酸(10mM)およびCa  Cl 2(2mM)を添加して反応を開始させ、クラーク(C1ark)型電極 およびイエロー・スプリング(YellowSpring)の02モニター(5 3型)[イエロー・スプリングス(Yellow Springs)、オハイオ 州コを用いて、02濃度の減少を時間と共に追跡した。至適速度は経過曲線から 算出した。化合物に媒介される5−リポキシゲナーゼ活性の阻害は、ビヒクル処 理した試料における至適速度の50%阻害を起こす化合物濃度として記載a)細 胞の調製 ヒト単球は、米国光十字(American Red Cross  ;フィラデルフィア、ペンシルベニア州)により供給されるロイコソースパック (leukosource pack)から調製した。このロイコソースバック は、エフ・コラツタ(F、 Co1atta)ら[ジャーナル・オブ・イムノロ ジー(J、 Immunol、 )、132巻、936頁(1984年):ここ で参照して援用するコによって報告された、フィコール(Ficoll)上への 連続沈降の後、パーコール(Percoll)上への沈降を用いる2段階法によ って分画した。この技術によって得られる単球画分は85%以上の単球から構成 されていた(残りは好中球およびリンパ球である)。単球(1,5X10”)を ポリプロピレンチューブに入れ、懸濁培養物として用いた。分析用緩衝液は、R PM11640緩衝液[ムーア、ジー・イー(Moore、 G、 E、 )ら 、JAMA、199巻、519頁(1967年):ここで参照して援用するコ、 1%ヒトAB血清、2mMグルタミン、100 U/m ]ペニンジン/ストレ プトマイシン、25mM HEPES [4−(2−ヒドロキシエチル)−1− ピペラジン−エタンスルホン酸コ、および1mMcacl□から構成される装置 b)LTC4/PGE2生産 単球(0,9ml/チューブ)を12X75mm のポリプロピレンチューブに(懸濁培養物として)分注した。分析用溶媒に溶解 した化合物(関心のある化合物の10倍貯蔵品を100μl)を、チューブごと に加えた(二重反復で実施した)。細胞を、加湿インキュベーター中にて、一定 速度で撹拌しながら、約7℃で約45分間インキュベートした。細胞を刺激する のに用いるA23187カルシウムイオノフアー(最終濃度2μM)を添加し、 単球をさらに15分間インキュベートした。次いで、各チューブから上清を集め 、遠心分離によって清澄化し、2つのアリコートに分割し、分析するまで一70 ℃で保存した。
C)放射免疫分析、上清を、放射免疫分析法によって、LTC4生産およびPG E2について分析した。この分析は、二ニー・イングランド・ニュークリア・ロ イコトリエン(New England Nuclear Leukotrie n)[’H]−L T C、および[1251コーPGE2RIAキツトを用い 、製造業者[ニュー・イングランド・ニュークリア(NevEngland N uclear)、ボストン、マサチューセッツ州]の説明書に従って行った。化 合物に媒介されるLTC,の阻害は、LTC,生産の50%阻害を起こす化合物 濃度として記載されている。
表1 式(I)の抗炎症活性 アラキドン酸に誘発されるマウス耳の膨化の%阻害’(50mg/kg、経口) 化合物番号!・・・・・・1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・65.0″マウス耳の浮腫を、グリスウ′オルト(Griswo M)らの[インフラメーション(Inflammation)、11(2)巻、 189−199頁(1987年)(その開示内容は、ここで参照して援用する) に記載されているように測定した。
5化合物番号1は2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミ ダゾ−[1゜2−al−ピリジンである。
表ll−5−LOデータ: 化合物番号艷・・・・・・1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・16.0化合物番号!・・・・・・2・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・36.0化合物番号区・・・・・・3・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100以上化合物番号 °・・・・・・4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 00以上゛化合物番号2は5.6−シヒドロー7.7−ジフルオロ−2−(4− メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ピロo[l、2−al −イミダゾールである。
6化合物番号3は2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−7− オキソ−5゜6−シヒドロー[7H]−ピロロ[1,2−a]イミダゾールであ る。
゛化合物番号4は5.6−シヒドロー2−(4−メトキシフェニル)−3−(4 −ピリジル)−[7H]−ピoo[l、2−a]イミダゾール−7−オールであ る。
表III−LTC4データ・ 化合物番号!・・・・・・1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・12.0化合物番号話・・・・2・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・15.0化合物番号並・・・・・・3・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33,0化合物番号 °・・・・・・4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・18.0表TV−PGE、データ 化合物番号!・・・・・・1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・0.4懸 ここに示したデータに基づけば、式(1)の化合物は5−LO活性およびC○活 性の両方の阻害を示しており、ピロロ[2,1−a]イミダゾールの7−置換ジ フルオロ、7−オキソおよび7−ヒドロキシ誘導体は、それゆえ、特に5−LO およびCO媒介酵素の阻害によって媒介される0PUFAの治療に有用であると 期待される。
2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1,2−a ]ピリジン月13日付で出願)コの実施例15に記載されているように調製した 2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1 ,2−al−ピリジンを処理することによって調製する。
塩化メチレン中における2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−3−(4− ピリジル)イミダゾ[1,2−al−ピリジン5.17g(15,5ミリモル) の溶液を0℃に冷却し、塩化メチレン中の無水トリフルオロ酢酸9.7 g(4 6,4ミリモル、6.5m1)で処理する。この混合物を1時間加熱還流し、真 空中でストリッピングする。残渣を水で処理し、塩化メチレンで抽出する。有機 相を重炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸す1−IJウムで 乾燥させ、真空中でストリッピングする。この残渣の無水メタノール溶液を、ナ トリウムメトキシドの25%メタノール溶液5m1(23ミリモル)で中和し、 室温で3時間撹拌する。次いで、この溶液を氷−水中に注ぎ込み、重炭酸ナトリ ウムの3N溶液で処理し、真空中で濃縮して大部分のメタノールを除去する。次 いで、この混合物を塩化メチレンで抽出し、有機相を水、飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中でストリッピングする。残渣をシリカ上 のクロマトグラフィーに付して、表題化合物を得る。
実施例2 2−(4−エトキシカルボニルチオフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダ ゾ[1,2−a]ピリジン 塩化メチレン10m1中に、上記実施例1のように調製した2−(4−メルカプ トフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン1.0 3 g(3,4ミリモル)とトリエチルアミン0.5m1(3,6ミリモル)と を含む、水浴で冷却した溶液に、エチルクロロホルメート0.33m1(3,5 ミリモル)を添加する。この反応物を室温まで加温し、数時間撹拌する。次いで 、この混合物を塩化メチレンで希釈し、3N NaHCOs、飽和NaClで洗 浄し、Na、SC2で処理し、ストリッピングし、次いでMeOHを含む塩化メ チレンを用いたシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーに付して、所望の表題 化合物を得る。
ジグリム10m1中に、上記実施例1のように調製した2−(4−メルカプトフ ェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[1,2−a:]ピリジン1.03  g(3,4ミリモル)とトリエチルアミン0.5m l (3,6ミリモル) とを含む、水浴で冷却した溶液に、フェニルクロロチオノホルメート0.48m 1(3,5ミリモル)を添加する。この反応物を室温まで加温し、40℃〜12 0℃で数時間加熱する。実施例2で概説したように、操作およびクロマトグラフ ィーを行えば、所望の表題化合物が得られる。
塩化メチレン10m1中に、上記実施例〕のように調製した2−(4−メルカプ トフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダバ1.2−aコピリジン1.03  g(3,4ミリモル)とトリエチルアミン0.5m l (3,6ミリモル) とを含む、水浴で冷却した溶液に、1−ブロモ−2−ブタノン0.36m1(3 ,5ミリモル)を添加する。
この反応物を室温まで加温し、室温で数時間撹拌する。実施例2で概説したよう に、操作およびクロマトグラフィーを行えば、所望の表題化合物が得られる。
実施例5 2−(4−メトキシメチルチオフェニル]−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[ 1,2−ミコピリジン 塩化メチレン10m1中に、上記実施例1のように調製した2−(4−メルカプ トフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[1,2−ミコピリジン1.0 3 g(3,4ミリモル)とトリエチルアミン0.5m l (3,6ミリモル )とを含む、水浴で冷却した溶液に、ブロモメチルメチルエーテル0.27m1 (3,5ミリモル)を添加する。この反応物を室温まで加温し、室温で数時間撹 拌する。実施例2で概説したように、操作およびクロマトグラフィーを行えば、 所望の表題化合物が得られる。
実施例6 2.2−プロパン−ジイル−ビス[2−(4−チオフェニル)−3−(4−ピリ ジル)−イミダゾ[1,2−ミコピリジン 塩化メチレン5m ′I中に、上記実施例1のように調製した2−(4−メルカ プトフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[1,2−aコピリジン1. 03 g(3,4ミリモル)とアセトン領12m1(1,7ミリモル)とを含む 、水浴で冷却した溶液に、三フッ化ホウ素エーテル溶媒和物0.10m1を添加 する。0℃で4時間後、この反応物を塩化メチレンで希釈し、実施例2で概説し たように操作する。シリカ上のクロマトグラフィーによって精製を行えば、所望 のジチオケタールが得られる。
実施例7 2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾール[1, 2−alピリジンジスルフノド 上記実施例1のように調製した2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピ リジル)−イミダゾ[1,2−ミコピリジン2.06 g(6,8ミリモル)を 、エタノール4部および濃アンモニア水1部を含む溶液に溶解し、開口したフラ スコ中にて、20〜40℃で、1〜4日間、空気酸化する。溶媒を真空中でスト リッピングし、生成物をシリカ上のクロマトグラフィーによって精製して、所望 のスルフィドを得る。
上記のものとは別の手順で、クロロエチレン7ml中に2−(4−メチルスルフ ィニルフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[1,2−ミコピリジン1 .03gを含む撹拌水冷溶液に、無水トリフルオロ酢酸1.27m1を添加する ことによって、2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミ ダゾ[1,2−ミコピリジンを、その場で調製する。この溶液を加温し、室温で 約2時間撹拌し、その時点で、エタノール10m1および水酸化ナトリウムの1 0%溶液3mlを添加する。15分後、Iz(800mg)を添加する。さらに 約1時間撹拌した後、この反応混合物を塩化メチレンで希釈し、水酸化ナトリウ ムの10%溶液で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥させる。シリカ上のフラッシュク ロマトグラフィーによって、所望の表題化合物が得られる。
実施例8 2−(4−エチルジチオフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾール[1 ,2−ミコピリジン エクンスルフェニルクロリド(0,33g)を、上記実施例1のように調製した 2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[1,2− ミコピリジン1゜03 g(3,4ミリモル)をテトラヒドロフラン中に含む、 水浴で冷却した溶液に滴下する。この混合物を室温に加温する。操作によって粗 製のジスルフィドが得られ、これを7リカ上のクロマトグラフィーで精製する。
フェニルイソシアネート(0,38m1.345ミリモル)を、上記実施例1の ように71製した2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリジル)−イ ミダ・バエ。2−a]ピリジン1.03 g(3,4ミリモル)をテトラヒドロ フラン中に含む、水浴で冷却した撹拌溶液に滴下する。この混合物を室温に加温 する。操作によって粗製の表題化合物が得られ、これをシリカ上のクロマトグラ フィーで精製する。
実施例10 2−(4−N−フェニルジチオカルバモイルフェニル)−3−(4−ピリジル) −イミダゾ[1,2−ミコピリジン フェニルイソチオンアネート(0,42m1,3.5ミリモル)を、上記実施例 1のように調製した2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリジル)− イミダゾ[1゜2−ミコピリジン1.03 g(3,4ミリモル)をテトラヒド ロフラン中に含む、水浴で冷却した撹拌溶液に滴下する。この混合物を室温に加 温し、数時間撹拌する。
操作によって粗製の表題化合物が得られ、これをシリカ上のクロマトグラフィー で精製する。
実施例11 2−(4−ジチオカルバモイルフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[ 1,2−ミコピリジン チオカルバモイルクロリド(336mg、3,5ミリモル)を、上記実施例1の ように調製した2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミ ダゾ[1,2−ミコピリジン1.03 g(3,4ミリモル)をテトラヒドロフ ラン中に含む、水浴で冷却した撹拌溶液に滴下する。この混合物を室温に加温し 、数時間撹拌する。操作によって粗製の表題化合物が得られ、これをシリカ上の クロマトグラフィーで精製する。
実施例12 2−(4−N、N−ジメチルアミノカルボニルチオフェニル)−3−(4−ピリ ジル)−イミダゾ[1,2−ミコピリジン N、N−ジメチルカルバモイルクロリド(375mg、3.5ミリモル)を、上 記実施例1のように調製した2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリ ジル)−イミダゾ[1,2−ミコピリジン1.03 g(3,4ミリモル)をテ トラヒドロフラン中に含む、−20℃の撹拌溶液に滴下する。この混合物を室温 に加温する。操作によって粗製のチオカルバメートが得られ、これをシリカ上の クロマトグラフィーで精2−(4−ジチオベンゾイルフェニル)−3−(4−ピ リジル)−イミダゾ[1,2−ミコピリジン チオベンジルクロリド(546mg、3.5ミリモル)を、上記実施例1のよう に調製した2−(4−メルカプトフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ [1,2−ミコピリジン1.03 g(3,4ミリモル)をテトラヒドロフラン 中に含む、水浴で冷却した撹拌溶液に滴下する。この混合物を室温に加温し、数 時間撹拌する。操作によって粗製の表題化合物が得られ、これをシリカ上のクロ マトグラフィーで精製する。
表題化合物は、ベンダー(Bender)ら[米国特許出願第07/365.3 49号(1989年6月13日付で出願)]の実施例20に記載されているよう に、6−(4−メチルチオフェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾ[2,1 −b]チアゾールを処理することによって調製する。
表題化合物は、ベンダー(Bender)ら[米国特許出願第07/365.3 49号(1989年6月13日付で出願)〕の実施例23に記載されているよう に、6−(4−メチルチオフェニル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾ[2, 1−b]オキサゾールを処理することによって調製する。
実施例16 2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1 ,2−a]ピ表題化合物は、ベンダー(Bender)ら[米国特許出願第07 /365.349号(1989年6月13日付で出願)]の実施例26に記載さ れているように、2−(4−メチルチオフェニル)−3−(4−ピリジル)−イ ミダバ1.2−a]−ピリミジンを処理することによって調製する。
実施例17 2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1,2−a] ピリジン1−(4−メトキンフェニル)−2−プロモーエタン−1−オン7、3  g(32ミリモル)および2−アミノピリジン3.0 g(32ミリモル)の クロロホルム溶液を5時間撹拌し、冷却によって沈殿物を得た。この沈殿物を冷 い四塩化炭素で洗浄し、酢酸エチルから再結晶して、表題化合物を得た。融点( mp)135〜137℃。計算値、CI 4 Hl 2 N 20として:Cニ ア4.98:H:5.39.N:12.49、実測値、Cニア4.64.H:5 .35.N: 12.63゜ベンダー(Bender)ら[米国特許出願第07 /365.349号(1989年6月13日付で出願)。
その開示内容は、ここで参照して援用する]の実施例10aに記載されているよ うに調製した2−(4−メトキンフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン1 .5 g(669ミリモル)の溶液を、ピリジン5.29g(66,9ミリモル )を含む乾燥塩化メチレン20m1に溶解し、エチルクロロホルメート3.63 g(33,4ミリモル)で1時間にわたって処理した。72時間後、この混合物 を、0℃の0.3NHCIに注ぎ込み、塩化メチレンで抽出した。有機相を13 NHC1、水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を真空中で ストリッピングさせて、表題化合物を黄褐色の粉末として得た;’H−NMR( 250MHz、CDCl5)o8.17(d、IH)、7.60(d、LH)、 7.50(d、2H)、7.12(d−d、IH)、7.0(br s、2H) 、6.92(d、2H)、6.76(t、IH)、5.02(p、LH)、4. 79(br s、2H)、4.32(q、2H)、3.76(s、3H)。
1、30(t、 3H)。
C) 2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1,2 −aコピリジンデカリン10m1中における、ベンダー(Bender)ら[米 国特許出願第07/365.349号(1989年6月13日付で出願)]の実 施例10bに記載されているように調製した2−(4−メトキシ−フェニル)− 3−(1−エトキシカルボニル−1,4−ジヒドロピリジル)−イミダゾ[1, 2−a]ピリジン1.2 g(3,20ミリモル)の混合物を、アルゴン雰囲気 下にて、昇華硫黄0.154g(4,8ミリモル)と共に、185〜190℃で 15時間加熱した。冷却した反応混合物を3NHC+で抽出し、水層を塩化メチ レンで洗浄し、5%炭酸ナトリウム溶液でアルカリ性にし、塩化メチレンで抽出 した。塩基性の有機相を無水炭酸カリウムで乾燥させ、真空中でストリッピング した。残渣をシリカ上のクロマトグラフィーに付し、クロロホルム/酢酸エチル (1: 1)中の1%〜8%メタノールで抽出した。酢酸エチル/エーテルから 2回、酢酸エチル/ヘキサンから1回再結晶し、表題化合物を得た。融点127 5〜1285℃。計算値、C+ t H+ s N s○として;Cニア5.7 3.H:5゜02、N:13.94;実測値Cニア5.96.H:5.05.N ・14.00゜実施例18 ベンダー(Bender)ら[米国特許出願第07/365.349号(198 9年6月13日付で出願)]の実施例12に記載されているように調製した2− (4−メチルチオフェニル)−3−(4−ピリジル)イミダゾ[1,2−alピ リジン5.0 g(16,3ミリモル)をクロロホルム75m1に溶解し、水浴 中で冷却した撹拌溶液に、3−クロロ過安息香酸3.30g(16,3ミリモル )の85%クロロホルム溶液を滴下する。25℃で一晩撹拌した後、この反応混 合物を5%炭酸ナトリウムで洗浄し、無水炭酸カリウムで乾燥させ、真空中でス トリッピングする。残渣をシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーに付し、塩 化メチレン:2−プロパツール(9: 1)中のメタノールで抽出する。溶媒を 真空中で除去し、残渣を酢酸エチルで再結晶し、所望の表題化合物を得る。
上記とは別の手順で、2−(4−プロピルスルフィニルフェニル)−3−(4− ピリジル)イミダゾ[1,2−a]ピリンノン調製する。上記と類似の方法で、 スルフィド生成物(1,4g)2−(4−プロピルチオフェニル)−3−(4− ピリジル)イミダゾ[1゜2−a]ピリジンを調製し、酢酸25m1に溶解し、 水30m1中に過硫酸カリウム(K2SzOs)1.3bgを含む溶液に添加す る。この反応物を室温で一晩撹拌し、塩化メチレンで抽出し、炭酸カリウムで中 和することによって操作する。残渣をシリカゲルのカラムにかけ、生成物を得る 。
実施例19 2−(4−メチルスルホキシフェニル)−3−ブロモ−6,7−ジヒドロ[5H ]ピロロ[1゜2−a]コイミダゾー ル式1. R+=メチルチオ、R2=ブロモ] 2−(4−メチルチオフェニル )−3−ブロモ−6,7−ジヒド0 [5H]ピロロ[1,2−a]コイミダゾ ール375mg(1,21ミリモル)部分を氷酢酸4mLに溶解した。過硫酸ナ トリウム347mg(1,45ミリモル)部分を水2mLに溶解した。2つの溶 液を合せて、得られた混合物を室温で20時間撹拌した。飽和N a HCOs 水溶液、続いて充分な固体NaHCO3を添加して、混合物を塩基性にした。次 いで、この混合物をEtOAcで3回抽出した。合せた抽出物をMgSO3で乾 燥させ、濾過し、濾液を真空中で蒸発させ、白色結晶性固体372mgを得た。
この物質をEtOAcから再結晶し、2−(4−メチルスルフィニルフェニル) −3−ブロモ−6,7−ジヒドロ[5H]ピロロ[1,2−a]コイミダゾール 式1(R+=メチルスルホキシ、R2=ブロモ)コ265mg(67%収率)を 白色葉状物として得た。融点181〜2℃。FT−IR(KBr、cm−リ:3 100−2800(C−H)、1630(C=N+C=C)。
1085+1049(S=O)、846(C−H)。’HNMR(CDCIg) : 8.13(2H,d、 J=8.43)、7.67(2H,dd、 J=6 .82.1.4)、 4. ON2H,tJ=7.12)、3.02(2H,t j=7.6)、2.75(3H,S)、2.66(2H,5重線、J=7.35 )。”CNMR(CDCI s) :154.32.14363.140.50 .136.61.126.79.123.65.95.37.44.76.43 .95.2525.24.300CI−MS(NHs): 328(15)。
327(89)、326(19)、325.((M+H)”、100)、311 (40)、309(41)、247(34)、231(20)。元素分析二計算 値、C,3H,3BrN02Sとして、C48,01,H4,03,N、8.6 1 ;実測値、C48,16,H。
4.03.H8,77゜ 2−(4−メチルスルホキシフェニル)−6,7−ジヒドロ[5H]ピロロ[1 ,2−aコイミダゾール 2−(4−メチルチオフェニル)−6,7−ジヒドロ[5Hコピロロ[1,2− a]コイミダゾール式1、R,=メチルチオ、Rz=H)32mg(0,139 ミリモル)部分を、氷酢酸0.5mLに溶解し、水0.3mL中の過硫酸ナトリ ウム40mg(0,1ロアミリモル)の溶液と合せた。得られた混合物を室温で 3時間撹拌し、次いで実施例1のように操作し、生成物39mgを褐色の油状物 として得た。これを分取TLCプレート上で分離させ、1 : 9(v/v)エ タノール、塩化メチレンで2回展開し、1(R,=メチルスルフィニル、Rz= H)12.5mg(36%収率)を透明なガラス状物として得た。FT−IR( フィルム): 3100−2800(C−H)。
1598+1545(C=C)、1385(C−NまたはC−H)、1088+ 1043(S=○)953(=C−H)、840(C−H)、752(C−S) 。IHNMR(CDCIs)+ 7.89(2H,d、J=8.5)、7.63 (2H,d、J=8.5)、7.27(IH,S)、4.04(2H,t、J= 7.1)、2.95(2H,t、7.5)、2.74(3H。
s)、2.64(2H,5重線、J=7.3)。”CNMR(CDC1s):1 55.41.144.97.142.92.137.86.125.27.12 3.98.111゜52.44.93.43.91.26.09.21.14゜ DCI−MS(CH4): 249(12)、248(15)、247((M+ H)’″、100)、231 (4)、230(4)、184(2)。C+ s  Hl 4 N ! OSとして要求されるHRMS(CI−CH4):(M+ H)に対して、249.0913;実測値、247.0909゜実施例21 2−(4−メチルスルフィニルフェニル)−3−(4−ピリジル)−6,7−ジ ヒドロ[5H]ピロロ[1,2−alイミダゾール 氷酢酸2mL中の2−(4−メチルチオフェニル)−3−(4−ピリジル)−6 ,7−ジヒドO[5H]ピロ0[1,2−aコイミダゾール154mg(0,5 ミリモル)の溶液に、室温で、過硫酸カリウム(135mg、3.5mL中の0 5ミリモル)の水溶液を滴下した。反応混合物を22時間撹拌すると、透明な黄 色溶液が生成した。固体炭酸カリウムの添加によって、溶液のpHを8〜9に調 節し、次いで塩化メチレン20mLで4回抽出した。合せた抽出物を、水25m L、飽和塩化ナトリウム水溶液25mLで連続的に洗浄し、次いで硫酸マグネン ムで乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、濾液を真空中で蒸発させた。得 られた油状物は室温で放置すると固化したが、次いで酢酸エチルでスラリー状に し、溶媒を濾別し、2−(4−メチルスルホキンフェニル)−3−(、4−ピリ ジル)−6,7−ジヒドロ[5H]ピロロ[1,2−aコイミダゾール108m g(67%収率)を得た。TLC分析(アナルテク(^naltech)S i  02.955塩化メチレン メタノール)によると、スルホン誘導体は存在せ ず、メチルスルホキン誘導体と共に移動する単一のスポットが存在した。
実施例22 2−(4−メチルスルホキシフェニル”)−3−(4−ピリジル)−6,7−ジ ヒドロC5H]ピロロ[1,2−alイミダゾール 氷酢酸2mL中の2−(4−メチルチオフェニル)−3−(4−ピリジル)−6 ,7−ジヒドo[5H]ピoo[1,2−a’lイミダゾール154mg(0, 5ミリモル)の溶液に、室温で、過硫酸ナトリウム(143mg、1mL中の0 .6ミリモル)の水溶液を滴下した。この反応混合物を28時間撹拌した。水の 50mL部分を添加し、固体炭酸カリウムの添加によって、pHを8〜9に調節 し、次いで、この混合物を塩化メチレン20mLで3回抽出した。合せた抽出物 を、水25mL、飽和塩化ナトリウム水溶液25mLで連続的に洗浄し、次いで 硫酸マグネシウムで乾燥させた。乾燥剤を濾過によって除去し、濾液を真空中で 蒸発させた。56℃735mmHgで18時間乾燥させた後、固体の重量は15 3.6mgであり、化学的収率は95%であった。化学的純度をHPLCによっ て測定したところ、92%であった。HPLCでは、スルホン誘導体は全(検出 されなかった。
スルフィド(1,4g)2−(4−プロピルチオフェニル)−3−(4−ピリジ ル)−6,7−シヒドロー[5H〕−ピロロ[1,2−aコイミダゾールを、ア ダムズ(Adams)らの米国特許第4.719.218号(1988年12月 1日付で出願)の実施例3(同様に、この出願の実施例18を参照)に記載され ているように調製し、酢酸25m1に溶解し、水30m1中に過硫酸カリウム( K2S 20m) 1.35 gを含む溶液に添加した。この反応物を室温で一 晩撹拌し、塩化メチレンで希釈し、炭酸カリウムで中和することによって操作し た。残渣をンリカゲルのカラムにかけて生成物を得、次いでエーテル/塩化メチ レンからの再結晶によって、さらに精製した 融点114〜116℃、質量スペ クトル(DCI/NH3)352(M’−1)、336.分析値、C2oH2□ N、SOとして:C,68,35:H,6,02;N、11.96;S、9.1 2゜実測値・C,68,17;H,6,14;N、11.97 ;S、9.05 ゜上記の説明は、本発明を、その好ましい実施態様を含めて充分に開示している 。
ここに特に開示されている実施態様の変形および改良は以下の請求の範囲内にあ る。当業者は、さらに苦心することなく、上記の説明を用いて、本発明を最大限 まで利用できると考えられる。従って、ここでの実施例は、単なる例示であり、 本発明の範囲をいかようにも限定するものではないと解釈すべきである。排他的 な所有権や使用権を請求する本発明の実施態様は以下に定義されている。
要約書 5−リポキシゲナーゼ経路媒介疾患およびシクロオキシゲナーゼ経路媒介疾患の 二重阻害を必要とする被験体の該疾患を二重阻害する方法であり、このような被 験体に、橋頭窒素原子を含有する第2の不飽和5員または6員へテロ環(ここで 、該第2の5員環は、さらに硫黄または酸素原子を含んでおり、該6員環は、さ らに付加的な窒素原子を含んでいてもよい)17融合したジアリール置換イミダ ゾールの非毒性で有効な5−リポキシゲナーゼ経路阻害量または非毒性で有効な シクロオキシゲナーゼ阻害量を投与することからなる方法。
国際調査報告 一一嘲拳−^帥に―−11e、K了へ芯91/国のn

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.OPUFA媒介疾患の治療を必要とする被験体に、式:▲数式、化学式、表 等があります▼式(I)[式中、 Wは−CR5=CR7−、−N=CR7−、S−または−Or;R2、R3、R 5、およびR7は、独立して、−HまたはC1−2アルキル;R1およびRoの −方は4−ピリジルまたはC1−4アルキル−4−ピリジル(ただし、R1がC 1−4アルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリジン環の2位に位 置する)であり、R1およびRoの他方は、(a)フェニルまたは一置換フェニ ル(ここで、該置換基は、C1−4アルキル、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アル コキシ、C1−3アルキルチオ、C1−3アルキルスルフィニル、C2−51− アルケニル−1−チオ、C2−51−アルケニル−1−スルフィニル、C3−5 2−アルケニル−1−チオ、C3−52−アルケニル−1−スルフィニル、C1 −3アルキルスルホニル、C2−51−アルケニル−1−スルホニル、C3−5 2−アルケニル−1−スルホニル、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキ ルアミノ、CF3、N−(C1−3アルカンアミド)、N−(C1−3アルキル )−N−(C1−3アルカンアミド)、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、プロ パ−2−エン−1−オキシ、2,2,2−トリハロエトキシ、チオール、アシル チオ、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニル アルキルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、ア ルコキシチオノチオ、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、アルコキシアルキ ルチオ、アルコキシアルキルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、ま たはアシルオキシアルキルチオ;(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は、 独立して、C1−3アルキルチオ、C1−3アルコシ、ハロ、C1−4アルキル 、C1−3アルキルアミノ、N−(C1−3アルキル)−N−(C1−3アルカ ンアミド、C1−3ジアルキルアミノ、アミノ、N−ピロリジノまたはN−ピペ リジノ); (c)二置換フェニル(ここで、該置換基の−方は、C1−3アルコキシ、ハロ 、CF3、C1−4アルキルであり、他方の置換基は、チオール、アシルチオ、 ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアルキ ルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキ シチオノチオ、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアルキルス ルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、またはアシルオキシアルキルチオ );あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、アミノ、C1−3アルキル アミノまたはC1−3ジアルキルアミノであり、他方の置換基は、C1−3アル キルスルフィニル、C2−5−1−アルケニル−1−チオ、C2−51−アルケ ニル−1−スルフィニル、C3−52−アルケニル−1−チオ、C3−52−ア ルケニル−1−スルフィニル、チオール、アシルチオ、ジチオアシル、チオカル バミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキ シアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキシチオノチオ、フェニル チオ、フェニルスルフィニル、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアルキルス ルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、またはアシルオキシアルキルチオ );あるいは(e)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、ハロ、C 1−3アルコキシ、C1−3ヨアルキルアミノ、C1−3ジアルキルアミノ、N −ピロリジノ、N−ピペリジノ、2,2,2−トリハロエトキシ、プロパ−2− エン−1−オキシ、またはヒドロキシ、C1−3アルキルチオ、C1−3アルキ ルスルフィニル、C1−3アルキル−スルホユル、C2−51−アルケニル−1 −チオ、C2−5−1−アルケエル−1−スルフィニル、C3−52−アルケニ ル−1−チオ、C3−52−アルケニル−1−スルフィニル、チオール、アシル チオ、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニル アルキルチオ、カルボアルコキシ−アルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、 アルコキシチオノチオ、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、アルコキシアル キルチオ、アルコキシアルキルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、 またはアシルオキシアルキルチオから選択されるか、あるいは該置換基は共にメ チレンジオキシ基を形成している); (f)以下の式: ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼ [式気中、tは0または1; R4およびR6は、独立して、水素、C1−9アルキル、アリールまたはヘテロ アリールから選択され; Zは−S−(CR4R6)t−S−Z1:Z1はC1−9アルキル、アリールま たはヘテロアリールである]の−方で示される部分である]で示される化合物ま たはその薬学的に許容される塩の有効なOPUFA阻害量を投与することからな る、それを必要とする被験体のOPUFA媒介疾患を治療する方法。
  2. 2.Wが、−CR5=CR7−、−N=CR7−、−S−または−O−;R2お よびR3が水素、 R1およびR0の一方が4−ピリジルまたはC1−2アルキル−4−ピリジル( ただし、R1かC1−2アルキル−4ビリジルの場合、アルキル置換基はビリジ ン環の2位に位置する)であり、R1およびR0の他方が、(a)一置換フェニ ル(ここで、該置換基は、ハロ、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキル アミノ、チオール、ヒドロキシ、CI,,アルコキシ、C1−3アルキルチオ、 C1−3アルキルスルフィニル、アシルオキシアルキルチオ、またはアシルチオ ): (b)二置換フェニル(ここで、該置換基は、独立して、C1−3アルキルチオ 、C1−3アルコキシ、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキルアミノ、 N−ピロリジノ、またはN−ピペリジノ);あるいは (c)二置換フェニル(ここで、該置換基の−方は、C1−3アルキルスルフィ ニル、アシルチオ、1−アシルオキシ−1−アルキルチオであり、他方はC1− 3アルコキシまたはハロ):あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の−方は、C1−3アルキルアミノ、 C1−3ジアルキルアミノであり、他方は、アシルチオ、アルキルスルフィニル 、フェニルスルフィニルまたはアシルオキシアルキルチオから選択される);あ るいは(e)二置換フェニル(ここで、置換基は同一であり、C1−3アルコキ シ、C1−2アルキルスルフィニル、C2−31−アルケニル−1−チオ、2− プロペニル−1−チオまたは1−アシルオキシ−1−アルキルチオであるか、あ るいは該置換基は共にメチレンジオキシ基を形成している)である請求項1記載 の方法。
  3. 3.Wが、−CR5=CR7−、−N=C7−、−S−または−P−;R2およ びR3が水素、 R1およびR0の−方が4−ピリジルまたはC1−2アルキル−4−ピリジル( ただし、R1がC1−2アルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリ ジン環の2位に位置する)であり、R1およびR0の他方が、(a)一置換フェ ニル(ここで、該置換基は、C1−3アルコキシ、C1−3アルキルチオ、アル キルスルフィニル、アシルオキシアルキルチオ、またはアシルチオ);(b)二 置換フェニル(ここで、該置換基は、独立して、C1−3アルキルチオ、C1− 3アルコキシ、C1−3アルキルアミノ、またはC1−3ジアルキルアミノ); あるいは(c)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルキル スルフィニル、アシルチオ、1−アシルオキシ−1−アルキルチオであり、他方 はC1−3アルコキシまたはハロ);あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルキルアミノ、 C1−9ジアルキルアミノであり、他方は、アシルチオ、アルキルスルフィニル 、フェニルスルフィニルまたはアシルオキシアルキルチオから選択される);あ るいは(e)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、C1−3アルコ キシ、C1−2アルキルスルフィニル、C2−31−アルケニル−1−チオ、2 −プロペニル−1−チオまたは1−アシルオキシ−1−アルキルチオであるか、 あるいは該置換基は共にメチレンジオキシ基を形成している)である請求項2記 載の方法。
  4. 4.2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ[1,2 −a]−ピリジンである請求項2記載の方法。
  5. 5.5−リポキシゲナーゼ酵素が阻害される請求項1〜4記載の方法。
  6. 6.OPUFA媒介疾患が、関節炎、慢性関節リウマチ、変形性関節症、アレル ギー性関節炎、乾癬、皮膚炎、虚血性の誘発された心筋損傷、再灌流損傷、痛風 、喘息、成人の呼吸困難症候群、アテローム性動脈硬化症、炎症性腸疾患、卒中 、脊髄損傷または外傷性脳損傷から選択される請求項5記載の治療方法。
  7. 7.シクロオキシゲナーゼ経路媒介疾患の治療を必要とする被験体に、式:▲数 式、化学式、表等があります▼(I)[式中、Wは、−CR5=CR7−、−N =CR7−、−S−または−O−;R2、R3、R5、およびR7は、独立して 、−HまたはC1−2アルキル;R1およびR0の一方は4−ピリジルまたはC 1−4アルキル−4−ピリジル(ただし、R1がC1−4アルキル−4−ピリジ ルの場合、アルキル置換基はピリジン環の2位に位置する)であり、R1および R0の他方は、(a)フェニルまたは一置換フェニル(ここで、該置換基は、C 1−4アルキル、ハロ、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、C1−3アルキルチ オ、C1−3アルキルスルフィニル、C2−51−アルケニル−1−チオ、C2 −51−アルケニル−1−スルフィニル、C3−52−アルケニル−1−チオ、 C3−52−アルケニル−1−スルフィニル、C1−3アルキルスルホニル、C 2−51−アルケニル−1−スルホニル、C3−52−アルケニル−1−スルホ ニル、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキルアミノ、CF3、NK(C 1−8アルカンアミド)、N−(C1−3アルキル)−N−(C1−3アルカン アミド)、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、プロパ−2−エン−1−オキシま たは2,2,2−トリハロエトキシ、チオール、アシルチオ、ジチオアシル、チ オカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボア ルコキシアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキシチオノチオ、フ ェニルチオ、フェニルスルフィニル、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアル キルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、またはアシルオキシアルキ ルチオ);(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は、独立して、C1−3ア ルキルチオ、C1−3アルコキシ、ハロ、C1−4アルキル、C1−3アルキル アミノ、N−(C1−3アルキル)−N−(C1−3アルカンアミド、C1−3 ジアルキルアミノ、アミノ、N−ピロリジノまたはN−ピペリジノ); (c)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルコキシ、ハロ 、CF3、C1−4アルキルであり、他方の置換基は、チオール、アシルチオ、 ジアシルチオ、チオカルバミル、ジチオカルばミル、アルキルカルボニルアルキ ルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキ シチオノチオ、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアルキルス ルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、またはアシルオキシアルキルチオ );あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、アミノ、C1−3アルキル アミノまたはC1−3ジアルキルアミノであり、他方の置換基は、C1−3アル キルスルフィニル、C2−5−1−アルケニル−1−チオ、C2−51−アルケ ニル−1−スルフィニル、C3−52−アルケニル−1−チオ、C3−52−ア ルケニル−1−スルフィニル、チオール、アシルチオ、ジチオアシル、チオカル バミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキ シ−アルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキシチオノチオ、フェニ ルチオ、フェニルスルフィニル、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアルキル スルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、またはアシルオキシアルキルチ オ);あるいは(e)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、ハロ、 C1−3アルコキシ、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキルアミノ、N −ピロリジノ、N−ピペリジノ、2,2,2−トリハロエトキシ、プロパ−2− エン−1−オキシ、またはヒドロキシ、C1−3アルキルチオ、C1−3アルキ ルスルフィニル、C1−3アルキル−スルホニル、C2−51−アルケニル−1 −チオ、C2−51−アルケニル−1−スルフィニル、C3−52−アルケニル −1−チオ、C3−52−アルケニル−1−スルフィニル、チオール、アシルチ オ、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルア ルキルチオ、カルボアルコキシ−アルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、ア ルコキシチオノチオ、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、アルコキシアルキ ルチオ、アルコキシアルキルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、ま たはアシルオキシアルキルチオから選択されるか、あるいは該置換基は共にメチ レンジオキシ基を形成している); (f)以下の式: ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、tは0または1; R4およびR6は、独立して、水素、C1−9アルキル、アリールまたはヘテロ アリールから選択され; Zは−S−(CR4R6)t−S−Z1;Z1はC1−9アルキル、アリールま たはヘテロアリールである]の一方で示される部分である]で示される化合物ま たはその薬学的に許容される塩の非毒性で有効なシクロオキシゲナ−ゼ経路阻害 量を投与することからなる、それを必要とする被験体のシクロオキシゲナーゼ経 路媒介疾患を治療する方法。
  8. 8.R1およびR0の他方が、 Wが、−CR5=CR7−、−N=CR7−、−S−または−O−;R2および R3か水素、 R1およびR0の一方が4−ピリジルまたはC1−2アルキル−4−ピリジル( ただし、R1はC1−2アルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリ ジン環の2位に位置する)であり、R1およびR0の他方が、(a)一置換フェ ニル(ここで、該置換基は、ハロ、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキ ルアミノ、チオール、ヒドロキシ、CI−3アルコキシ、C1−3アルキルチオ 、C1−3アルキルスルフィニル、アシルオキシアルキルチオ、またはアシルチ オ);(b)二置換フェニル(ここで、該置換基は、独立して、C1−3アルキ ルチオ、C1−3アルコキシ、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキルア ミノ、N−ピロリジノ、またはN−ピペリジノ);あるいは (c)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルキルスルフィ ニル、アシルチオ、1−アシルオキシ−1−アルキルチオであり、他方はC1− 3アルコキシまたはハロ);あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルキルアミノ、 C1−3ジアルキルアミノであり、他方は、アシルチオ、アルキルスルフィニル 、フェニルスルフィニルまたはアシルオキシアルキルチオから選択される);あ るいは(e)二置換フェニル(ここで、置換基は同一であり、C1−3アルコキ シ、C1−2アルキルスルフィニル、C2−j1−アルケニル−1−チオ、2− プロペニル−1−チオまたは1−アシルオキシ−1−アルキルチオであるか、あ るいは該置換基は共にメチレンジオキシ基を形成している)である請求項7記載 の方法。
  9. 9.Wが、−CR5=CR7−、−N=CR7−;R2およびR3が水素、 R1およびR0の一方が4−ビリジルまたはC1−2アルキル−4−ピリジル( ただし、R1がC1−2アルキル−4−ピリジルの場合、アルキル置換基はピリ ジン環の2位に位置する)であり、R1およびR0の他方が、(a)一置換フェ ニル(ここで、該置換基は、C1−3アルコキシ、C1−3アルキルチオ、C1 −3アルキルスルフィニル、アシルオキシアルキルチオ、またはアシルチオ); (b)二置換フェニル(ここで、該置換基は、独立して、C1−3アルキルチオ 、C1−3アルコキシ、C1−3アルキルアミノ、またはC1−3ジアルキルア ミノ);あるいは(c)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3 アルキルスルフィニル、アシルチオ、1−アシルオキシ−1−アルキルチオであ り、他方はC1−3アルコキシまたはハロ);あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルキルアミノ、 C1−3ジアルキルアミノであり、他方は、アシルチオ、アルキルスルフィニル 、フェニルスルフィニルまたはアシルオキシアルキルチオから選択される);あ るいは(e)二置換フェニル(ここで、置換基は同一であり、C1−3アルコキ シ、C1−2アルキルスルフィニル、C2−31−アルケニル−1−チオ、2− プロペニル−1−チオまたは1−アシルオキシ−1−アルキルチオであるか、あ るいは該置換基は共にメチレンジオキシ基を形成している)である請求項8記載 の方法。
  10. 10.2−(4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−イミダゾ−[1 ,2−a]−ピリジンである請求項9記載の方法。
  11. 11.シクロオキシゲナーゼ疾患状態が、発熱、痛み、変形性関節症、慢性関節 リウマチ、血栓症、炎症、じんま疹または浮腫である請求項7記載の方法。
  12. 12.OPUFA媒介疾患の治療を必要とする被験体に、2−(4−メトキシフ ェニル)−3−(4−ピリジル)−7−オキソ−5,6−ジヒドロ−[7H]− ピロロ−[1,2−a]ーイミダゾール;5,6−ジヒドロ−2−(4−メトキ シフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ピロロ−[1,2−a]−イ ミダゾール−7−オール;または5,6−ジヒドロ−7,7−ジフルオロ−2− (4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ピロロ−[1, 2−a]−イミダゾールまたはその薬学的に許容される塩の有効なOPUFA阻 害量を投与することからなる、それを必要とする被験体のOPUFA媒介疾患を 治療する方法。
  13. 13.OPUFA媒介疾患が、関節炎、慢性関節リウマチ、変形性関節症、アレ ルギー性関節炎、乾癬、皮膚炎、虚血性の誘発された心筋損傷、再灌流損傷、痛 風、喘息、成人の呼吸困難症候群、アテローム性動脈硬化症、炎症性腸疾患、卒 中、脊髄損傷または外傷性脳損傷から選択される請求項12記載の方法。
  14. 14.5−リポキシゲナーゼ酵素が阻害される請求項13記載の方法。
  15. 15.シクロオキシゲナ−ゼ経路媒介疾患の治療を必要とする被験体に、2−( 4−メトキシフェニル)3−(4−ピリジル)−7−オキソ−5,6−ジヒドロ −[7H]−ピロロ−[1,2−a}イミダゾール;5,6−ジヒドロ−2−( 4−メトキシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7Hトピロロ−[1,2− a]−イミダゾール−7−オール;または5.6−ジヒドロ−7.7−ジフルオ ロ−2−(4−メトキシフェニル)−3(4−ピリジル)−[7H]−ピロロ[ 1,2−a]−イミダゾール;またはその薬学的に許容される塩の有効なシクロ オキシゲナーゼ阻害量を投与することからなる、それを必要とする被験体のシク ロオキシゲナーゼ経路媒介疾患を治療する方法。
  16. 16.式 ▲数式、化学式、表等があります▼式(II)[式中、Wは、−CR5=CR7 −、−N=CR7−、−S−または−O−;R2、R3、R5、およびR7は、 独立して、−HまたはC1−2アルキル;ならびに、T1およびT0の一方は4 −ピリジルまたはC1−4アルキル−4−ピリジル(ただし、T1がC1−4ア ルキル−4−ピリジルの場合、アルキ置換基はピリジン環の2位に位置する)で あり、T1およびT0の他方は、(a)一置換フェニル(ここで、該置換基は、 ヒドロキシ、C1−3アルキルスルホニル、C2−51−アルケニル−1−スル ホニル、C3−52−アルケニル−1−スルホニル、C3−52−アルケニル− 1−スルホニル、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキルアミノ、CF3 、N−C1−3−アルカンアミド、N−(C1−3アルキル)−N−(C1−3 アルカンアミド)、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、ブロバ−2−エン−1− オキシ、2,2,2−トリハロエトキシ、チオール、アシルチオ、ジチオアシル 、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カル ボアルコキシアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、アルコキシチオノチオ 、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルコキシアルキルスフィニル、ア ルキルチオアルキルチオ、またはZ);あるいは (b)二置換フェニル(ここで、該置換基の一方は、アミノ、N−C1−3−ゴ アルカンアミド、N−(C1−3アルキル)−N−(C1−3アルカンアミド) 、C1−3アルキルアミノ、C1−3ジアルキルアミノ、N−ピロリジノ、また はN−ピペリジノであり、他方の置換基は、C1−3アルキルスルフィニル、C 2−5−1−アルケニル−1−チオ、C2−51−アルケニル−1−スルフィニ ル、C3−52−アルケニル−1−チオ、C3−52−アルケニル−1−スルフ ィニル、チオール、アシルチオ、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバ ミル、アルキルカルボニルアルキルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、アル コキシカルボニルチオ、アルコキシチオノチオ、フェニルチオ、アルコキシアル キルチオ、アルコキシアルキルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、Z、 またはアシルオキシアルキルチオ);あるいは(c)二置換フェニル(ここで、 該置換基は同一であり、ハロ、C1−3アルコキシ、C1−3アルキルアミノ、 C1−3ジアルキルアミノ、N−ピロリジノ、N−ピペリジノ、2,2,2−ト リハロエトキシ、プロパ−2−エン−1−オキシ、ヒドロキシ、チオ−ル、アシ ルチオ、ジチオアシル、チオカルバミル、ジチオカルバミル、アルキルカルボニ ルアルキルチオ、カルボアルコキシアルキルチオ、アルコキシカルボニルチオ、 アルコキシチオノチオ、フェニルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルコキシア ルキルスルフィニル、アルキルチオアルキルチオ、またはZから選択される); あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基は、独立して、C1−3アルキルアミ ノ、C1−3ジアルキルアミノ、アミノ、N−(C1−3アルキル)−N−(C 1−3アルカンアミド、N−ピロリジノまたはN−ピペリジノ):あるいは(e )以下の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、tは0または1; R4およびR6は、独立して、水素、C1−9アルキル、アリールまたはヘテロ アリールから選択され; Zは−S−(CR4R6)t−S−Z1;Z1はC1−9アルキル、アリールま たはヘテロアリールである]の一方で示される部分である]で示される化合物。
  17. 17.請求項16の化合物と、薬学的に許容される担体または希釈剤とを含有す る薬剤組成物。
  18. 18.OPUFA媒介疾患の治療を必要とする哺乳類に、請求項16記載の化合 物の有効なOPUFA阻害量を投与することからなる、それを必要とする哺乳類 のOPUFA媒介疾患を治療する方法。
  19. 19.5−リポキシゲナ−ゼ酵素が阻害される請求項18記載の方法。
  20. 20.薬学的に許容される担体または希釈剤と、式(III):▲数式、化学式 、表等があります▼(III)[式中、Wは−CR5=CR7−、−N=CR7 −、−S−または−O−;R2、R3、R5、およびR7は、独立して、−Hま たはC1−2アルキル;ならびに、S1およびS0の一方は4−ピリジルまたは C1−4アルキル−4−ピリジル(ただし、S1がC1−4アルキル−4−ピリ ジルの場合、アルキル置換基はピリジン環の2位に位置する)であり、S1およ びS0の他方は、(a)一置換フェニル(ここで、該置換基は、−H、C1−4 アルキル、ハロ、C1−2アルコキシ、C1−3アルキルチオ、C1−3アルキ ルスルフィニル、C2−51−アルケニル−1−チオ、C2−51−アルケニル −1−スルフィニル、C3−52−アルケニル−1−チオ、C3−52−アルケ ニル−1−スルフィニル、またはアシルオキシアルキルチオ);あるいは (b)二置換フェニル(ここで、該置換基は、独立して、C1−3アルキルチオ 、C1−3アルコキシ、ハロ、またはC1−4アルキル);あるいは(c)二置 換フェニル(ここで、該置換基の一方は、C1−3アルコキシ、ハロ、C1−4 アルキルであり、他方は、C1−3アルキルスルフィニル、C2−5−1−アル ケニル−1−チオ、C2−51−アルケニル−1−スルフィニル、C3−52− アルケニル−1−チオ、C3−52−アルケニル−1−スルフィニル、またはア シルオキシアルキルチオ);あるいは (d)二置換フェニル(ここで、該置換基は同一であり、C1−3アルキルスル フィニル、C2−51−アルケニル−1−チオ、C2−5−1−アルケニル−1 −スルフィニル、C3−52−アルケニル−1−チオ、C3−52−アルケニル −1−スルフィニル、またはアシルオキシアルキルチオであるか、該置換基は共 にメチレンジオキシを形成している]で示される化合物およびその薬学的に許容 される塩とを含有する、OPUFA媒介またはシクロオキシゲナーゼ媒介疾患状 態の治療用医薬品に使用する薬剤組成物。
  21. 21.薬学的に許容される担体または希釈剤と、2−(4−メトキシフェニル) −3−(4−ピリジル)−7−オキソ−5,6−ジヒドロ−[7H]−ピロロ− [1,2−aトイミダゾール;5,6−ジヒドロ−2−(4−メトキシフェニル )−3−(4−ピリジル)−[7H〕−ピロロ−[1,2−a]−イミダゾール −7−オール;または5,6−ジヒドロ−7,7−ジフルオロ−2−(4−メト キシフェニル)−3−(4−ピリジル)−[7H]−ピロロ−[1,2−a]− イミダゾールから選択される化合物またはその薬学的に許容される塩とを含有す るOPUFA媒介疾患を治療するのに使用する薬剤組成物。
  22. 22.アリールスルフィドがヘテロ芳香族窒素含有環系上の置換基であるアリー ルスルフィドをアリールスルホキシドに酸化する方法であって、該アリールスル フィドを、酢酸水溶液中の過硫酸ナトリウムまたはカリウムで処理して、対応す るアリールスルホキシド誘導体を得る(ただし、酸化剤が過硫酸カリウムの場合 、ヘテロ芳香環は2−(C1−3アルキルスルフィドフェニル)−3−(4−ピ リジル)−6,7−ジヒドロ−[5H]−ピロロ−[2,1−a]イミダゾール 環系以外である)ことからなる酸化方法。
  23. 23.アリールスルフィドがフェニルスルフィド部分である請求項22記載の方 法。
  24. 24.アリールスルフィドがアルキルまたはアリール置換スルフィドである請求 項23記載の方法。
  25. 25.アルキル置換スルフィドがメチルチオまたはエチルチオである請求項24 記載の方法。
  26. 26.酸化剤が過硫酸カリウムである請求項25記載の方法。
  27. 27.酸化剤が過硫酸ナトリウムである請求項26記載の方法。
  28. 28.反応温度が約0℃〜約60℃である請求項26または27に記載の方法。
  29. 29.アセトンまたはTHFなどの付加的な共溶媒を用いる請求項22記載の方 法。
  30. 30.ヘテロ芳香族窒素を含有する環系が、ピロール、ピラゾール、イミダゾー ル、イミダゾリジジン、ピラゾリジン、ピラゾリン、モルホリン、ピリジン、ピ ラジン、インドリジン、インドリン、プリン、キノリン、イソキノリン、ナフチ リジン、トリアゾール、ピリミジン、ピペリジン、イソインドール、3H−イン ドール、シンノリン、カルバゾール、フェナントラジン、フェナジン、イソチア ゾール、イミダゾ[1,2−b]−[1,2,4]トリアジン、トリアジン、ピ リダジン、6,7−ジヒドロ−[5H]−ピロロ[2,1−a]イミダゾール、 2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]−チアゾール、イミダゾ[2,1−b ]チアゾール、2,3,4,5テトラヒドロ−イミダゾ[2,1−b]チアゾー ル、イミダゾ[2,1−b]オキサゾール、イミダゾ[1,2−a]ピリジン; 5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ−[1,2−a]ピリジン、またはイミ ダゾ[1,2−a]ピリミジン環系から選択される請求項22記載の方法。
  31. 31.酸化剤が過硫酸ナトリウム、ヘテロ芳香族窒素含有環が3−(4−ピリジ ル)−6,7−ジヒドロ−[5H]−ピロロ−[2,1−a]イミダゾール環、 およびアリールスルフィドが2−メチルチオフェニルまたは2−プロピルチオフ ェニルである請求項22記載の方法。
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